JPH0134948Y2 - - Google Patents

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JPH0134948Y2
JPH0134948Y2 JP8904286U JP8904286U JPH0134948Y2 JP H0134948 Y2 JPH0134948 Y2 JP H0134948Y2 JP 8904286 U JP8904286 U JP 8904286U JP 8904286 U JP8904286 U JP 8904286U JP H0134948 Y2 JPH0134948 Y2 JP H0134948Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はキヤブオーバー型トラツクのキヤブ
(運転室)とシヤーシ(車台)との係脱に使用す
るキヤブロツクに関する。
従来の技術 キヤブオーバー型トラツクでは、キヤブイの底
部やシヤーシロに取り付けてあるエンジンの整備
や点検のため、シヤーシの前縁側を中心にキヤブ
を斜め上方に廻動させる所謂テイルトが出来るよ
うに構成され、このためキヤブの背側下部にシヤ
ーシと係脱するキヤブロツクが設置してあるが、
従来のキヤブロツクの係脱機構はレバーにより操
作し、更に安全確保のための補助機構は手動によ
り操作する構造であつた。
考案が解決しようとする問題点 従来のキヤブロツクによると、キヤブをテイル
トしたのちに再び廻動して旧位に復させてキヤブ
をシヤーシに連結する際に、キヤブロツクのメイ
ンフツクをレバーの操作によつてシヤーシに起立
させてあるロツクピンに係合させて施錠するが、
この時にメインフツクがロツクピンに係合可能な
位置までキヤブがシヤーシに対し充分降り切つて
いないのにレバーを操作してメインフツクを作動
させてしまつたり、またテイルトのために一旦レ
バーを操作してキヤブロツクを解除した後に誤つ
て再びテイルトしたまゝレバーを操作してメイン
フツクを施錠状態にしてしまうという如く、所謂
キヤブロツクの空振り操作をして誤動作をさせる
場合があつた。
本考案はキヤブロツクの施錠時又は解錠時に、
キヤブロツクの各部材の作動を段階的に節度をも
つて行わせると同時に解錠時にはそれに伴つてメ
インフツクがキヤブロツク自体に於いて係止状態
におかれて、シヤーシの突杆に接触しない限り、
レバーを操作してもメインフツクのみが誤作動す
ることのないキヤブロツクを提供することを目的
としたものである。
問題点を解決するための手段 本考案は基板1に上下方向案内縦孔3を穿設
し、前記案内縦孔3の直下に始端4a附近が位置
するように案内横孔4を横方向に穿設し、更に該
案内横孔4の下方には開口部5aと連通している
案内長孔5を前記案内縦孔3の中心線Y,Y上に
垂直方向に穿設し前記案内縦孔3に昇降自在に貫
通させた昇降軸6には廻動板7の中央部7aを軸
着すると共に主フツク8の上端部8aを廻動自在
に支承し、主ロツク9の一端部9aを軸着し、前
記廻動板7の一端部7bにロツド10の他端10
bを軸支すると共に一端10aをレバー2の上端
部に軸支し、該レバー2の中央部をキヤブイに軸
支し、更に案内横孔4に左右動自在に貫通させた
横動軸12に廻動板7の他端部7cと主ロツク9
の他端部9aを軸着すると共に主ロツク9の他端
部9bに爪部9cを形成し、前記主フツク8の下
部一側には鈎部8bを形成し、他側上部には制止
部8cを突設し、下部外側縁附近には突起8dを
設け、下側縁に弧状の案内縁8eを形成し、更に
基板1には中心線Y,Y上で且つ案内横孔4と案
内長孔5との間に主軸13を廻動自在に挿通し、
該主軸13に副フツク14の途中を廻動自在に支
承させると共に操作杆15を軸着し、該操作杆1
5の先端は基板1に突設した第2ストツパー16
に衝合自在に臨ませると共に主フツク8の制止部
8cと衝合する摘み15aを植設し、操作杆15
と副フツク14とを互いに反対方向に廻動させる
弾力を有する第1バネ18を操作杆15と副フツ
ク14とに介装し、前記副フツク14の上端部に
は昇降軸6に係脱する鍵部14cを形成し、下部
には内方に彎曲した脚部14f,14gを延設す
ると共に一方の脚部14fの下端縁をロツクピン
ハが衝合した際に円滑に摺動する形状に形成し、
基板1には上部には第1ストツパー20を突設し
下部には第2ストツパー16を突設し、前記副ロ
ツク17は「く」の字型に形成し、その下辺には
係鈎部を形成し、また副ロツク17の上辺17b
の途中を主軸13に廻動自在に支承すると共に前
記係鈎部17aがシヤーシニに起立させたロツク
ピンハ側に向つて副ロツク17を廻動する弾力を
保有させた第2バネ21を主軸13と副ロツク1
7に介装し、更に主軸13には調節舌片22を軸
着し、上辺17bの途中には調節舌片22に接離
する第3ストツパー23を設け、上辺17bの先
部には主ロツク9の爪部9cが係脱するピン24
を植設して成るものである。
実施例 本考案の実施例を図面について説明すると、1
はキヤブイの背部ロ外側に平行して下方に垂直方
向に固定した基板で、該基板1の上方には上下方
向に案内縦孔3を穿設すると共に該案内縦孔3の
直下に、始端4a附近が位置するように案内横孔
4を、キヤブイの背部ロ側に平行して横方向に穿
設し、更に基板1の下部には下縁1aの開口部5
aと連通している案内長孔5を、前記案内縦孔3
の中心線Y,Y線上に於いて上下方向に穿設す
る。
前記案内縦孔3に昇降自在に貫通させた昇降軸
6には、基板1の表側に於いて、短冊形の廻動板
7の中央部7aを軸着すると共に主フツク8の上
端部8aを廻動自在に支承させ、また基板1の裏
側に於いて、主ロツク9の一端部9aを軸着す
る。そしてキヤブイの背部ロの側縁には、軸2a
により中央部を廻動自在に軸支したレバー2を設
け、該レバー2の上端部に軸2bによりロツド1
0の一端10aを支承し、他端10bを軸11に
より廻動板7の一端部7bに廻動自在に支承し、
更に案内横孔4に左右動自在に貫通させた横動軸
12の一端には廻動板7の他端部7cを、また他
端(基板1の裏側)には主ロツク9の他端部9b
に、夫々軸着する。前記主フツク8は全形がほゞ
鈎形で、下部の一側には、後述のロツクピンハと
係脱する鈎部8bを形成し、他側の上部には横方
向に制止部8cを突設し、下部外側縁附近には主
フツク8と直交する方向に突起8dを設け、下側
縁には弧状の案内縁8eを形成する。前記廻動板
7と共動する主ロツク9は他端部9bの一側に爪
部9cを形成する。
更に、基板1には案内縦孔3と案内長孔5とを
結ぶ中心線Y,Y上で且つ案内横孔4と案内長孔
5との間の位置に主軸13を廻動自在に挿通さ
せ、該主軸13には基板1の表側に於いて後述の
副フツク14のほゞ中央部を廻動自在に支承させ
ると共にロツク解除用の操作杆15の基部を軸着
し、先端は基板1に設けた第2ストツパー16に
衝合自在に臨ませると共に操作用をかね主フツク
8の制止部8cと衝合する摘み15aを植設しま
た主軸13には基板1の裏側に於いて副ロツク1
7の中間部を軸着する。そして、外方への弾力を
有する第1バネ18の一端18aを操作杆15の
ほゞ中央部に廻動自在に係止し、他端18bを副
フツク14の胴部14bに廻動自在に係止し、第
1バネ18の弾力によつて操作杆15と副フツク
14とが主軸13を中心に常時互いに反対方向に
反発廻動するように第1バネ18を操作杆15と
副フツク14との間に介装する。前記副フツク1
4はほゞ椅子側面形状で、上端部には前記昇降軸
6に係脱する鍵部14cを形成し、また下部には
開口14dと連通した空間部14eを附形するよ
うに内方に彎曲した脚部14f,14gを左右に
延設すると共に一方の脚部14fの下端に彎曲縁
14jを形成し、また右方の脚部14gの外側縁
には主フツク8の突起8dと衝合する鍔縁19を
添設する。そして基板1の表側の一側の上部には
副フツク14が傾倒した際に(第7図)副フツク
14の背部14hが衝合して副フツク14の傾倒
範囲を規制する第1ストツパー20を突設し、ま
た基板1の一側下部には操作杆15の廻動範囲を
規制する第2ストツパー16を突設する。
17は基板1の裏側に設けた副ロツクで、ほゞ
「く」の字型をなし、その下辺の下端部はロツク
ピンハ側に向つて彎曲した係鈎部17aを形成
し、また上辺17bのほゞ中央部を主軸13に廻
動自在に支承すると共に第2バネ21の一端21
aは主軸13に係止し他端21bは副ロツク17
に係止して前記係鈎部17aがロツクピンハ側に
向う方向に副ロツク17を廻動する弾力を保有さ
せ、更に主軸13には調節舌片22を軸着し、ま
た上辺17bの中央部に調節舌片22に接離する
第3ストツパー23を設け、上辺17bの先部に
はピン24を植設して、主ロツク9の爪部9cと
係合して施錠作用を営み、解錠時には爪部9cか
ら外れて、主ロツク9及び副ロツク17の廻動に
伴つて爪部9cの下部の外周縁9dの一部と摺接
するように形成する。
次に作動について説明する。
第4図に示す施錠状態に於いては、操作杆15
と副フツク14とに架設した第1バネ18の弾力
によつて副フツク14が反時計方向に廻動するよ
うに押されているため副フツク14の鍵部14c
が、廻動板7の一端部7bを支承した昇降軸6に
係合して居り、また廻動板7の他端部7cは固定
状態にあり、廻動板7と共動するように基板1の
背側に設けた主ロツク9の爪部9cが副ロツク1
7のピン24に係合しているため、ほゞ直立して
いる廻動板7は動きを抑止され、それに伴つて主
フツク8の鈎部8bは案内長孔5上に重合した位
置関係でシヤーシ側に設けた主ロツクピンハを抱
き込んだ状態を保持し、キヤブとシヤーシとが連
結された状態となつている。そして基板1の他側
に於いて副ロツク17の下端の係鈎部17aが基
板1の案内長孔5と重なつた位置関係で、副ロツ
ク17のピン24が主ロツク9の爪部9cに係止
して副ロツク17は廻動を阻止されていたゝめ、
万一主フツク8の鈎部8bが走行中の振動等で切
損してロツクピンハに対する係合機能が果せなく
なつた場合でも、ロツクピンハは係鈎部17aに
係合されて案内長孔5から外れることのないよう
安全装置の機能を果している。
上記の施錠状態から解錠するには、第2ストツ
パー16に第1バネ18の弾力によつて衝合して
いる操作杆15を、摘み16aによつて第1バネ
18の弾力に抗して主軸13を中心に反時計方向
に次第に廻動させると、第1バネ18の一端18
aは他端18bに近づく。そして一端18a及び
他端18bは操作杆15及び副フツク14に廻動
自在に係止してあるので、一端18aが他端18
bに近づくにつれて第1バネ18は下方に廻動変
位し、操作杆15の廻動に伴つて一端18aが他
端18bの位置を通過した瞬間に、一端18aと
他端18bの位置は当初とは逆の位置関係となる
ため、第1バネ18自体の広がろうとする弾力に
よつて、操作杆15は更に反時計方向に廻動し、
主フツク8の制止部8cに衝合し廻動は阻止され
る(第7図)。
これと同時に副フツク14は第1バネ18の弾
力によつて主軸13を中心に時計方向に急速に廻
動し、また副フツク14の鍵部14cが昇降軸6
より外れ、また脚部14f,14gは主軸13を
中心に時計方向に廻動変位し、やがて副フツク1
4の背部14hが基板1に設けた第1ストツパー
20に当つて副フツク14は停止する。この状態
では、副フツク14の脚部14gにある突設した
鍔縁19は、主フツク8上の突起8dよりも左方
に位置する。
他方、施錠状態時には、基板1の他側に取り付
けてある副ロツク17には第2バネ22の弾力に
よつて主軸13を中心に時計方向に廻動させる力
が働いて居るため、副ロツク17に植設してある
ピン24が、基板1の表に設けた廻動板7と共動
する主ロツク9の爪部9cに係合して主ロツク9
の動きを阻止している。併し、操作杆15を反時
計方向に廻動させる時、操作杆15を軸着してあ
る主軸13に軸着してある調節舌片22も、反時
計方向に廻動し、調節舌片22に第3ストツパー
23が押されることにより、副ロツク17も反時
計方向に廻動するため、ピン24も変位して爪部
9cから外れ、副ロツク17の廻動によつて下方
の係鈎部17aも廻動変位して案内長孔5と重合
した状態は解消される。
基板1の表裏に於いて共動する廻動板7と主ロ
ツク9を支承している昇降軸6から副フツク14
の鍵部14cが外れ、また主ロツク9の爪部9c
から副ロツク17のピン24が外れたことによつ
て、昇降軸6と横動軸11は自由となる。
この状態でレバー2を支点となる軸2aを中心
に時計方向に廻動してロツド10を右方に変位さ
せてロツド10を連結してある廻動板7の上端を
押すと、その押圧力は昇降軸6を中心に廻動板7
並びに主ロツク9を時計方向に廻動させるように
働くため、廻動板7並びに主ロツク9の他端部9
bを支承した横動軸12は案内横孔4に案内され
て左方に移動し、これと同時に横動軸12は第2
バネ21の弾力に抗して、副ロツク17の上辺1
7bに摺接しつつ変位するので、第2バネ22に
よる副ロツク17の廻動は規制され、ピン24も
主ロツク9の爪部9cの反対側に変位することは
なく、主ロツク9を再び起立させた時にはピン2
4が爪部9cに係止するように形成されている。
更にこれと同時に昇降軸6も案内縦孔3に案内さ
れて下降し、廻動板7は次第に傾斜し(第9図)、
横動軸12が案内横孔4の終端4bに当り、昇降
軸6も案内縦孔3の下端3bに衝合し、廻動板7
の廻動傾斜は停止する。
他方、昇降軸6の下降につれて昇降軸6に支承
した主フツク8も下降し始める。この際、前述の
ように、副フツク14の脚部14gにある突設し
た鍔縁19が、主フツク8上の突起8dよりも、
左方に位置するから主フツク8の下降に伴い、案
内長孔5にガイドされて下降するロツクピンハに
よつて、副フツク14の脚部14gは右方に押さ
れると同時に、副フツク14の鍔縁19が主フツ
ク8上の突起8dを押す。これは、主フツク8の
下降とともに大きくなり、やがて、主フツク8の
鈎部8bは、ロツクピンハから外れ、テイルト可
能な状態となる。
この間、主フツク8と共に下降する制止部8c
が操作杆15の摘み15aを押えて操作杆15を
時計方向に廻動させ、操作杆15が第2ストツパ
ー16に接近するまでの間に、第1バネ18の一
端18aは他端18bの位置を越えて下方に来
る。このため、第1バネ18の弾力によつて操作
杆15は更に時計方向に廻動させられて第2スト
ツパー16に当つて止まり、副フツク14は、こ
の状態では突起8dが鍔縁19より下方に位置
し、自由となつているため、再び反時計方向に廻
動させられて首部14aが昇降軸6に係合する。
この際、副フツク14と共にその一方の脚部14
fは廻動して案内長孔5上に位置する。
副フツク14の首部14aが昇降軸6に係合し
た上記の状態では、レバー2によつてロツド10
を引いて廻動板7を引き起こそうとすると、その
力は昇降軸6を上昇させようとする力となつて働
くが、該昇降軸6には副フツク14の首部14a
が係合しているため上昇は阻止され、従つて廻動
板7の廻動、ロツド10の牽引及びレバー2の廻
動も全く阻止される。
次に施錠する場合を説明する。テイルトして傾
斜していたキヤブイを廻動すると、キヤブイと共
に基板1と案内長孔5が下降する。そして案内長
孔5上に位置していた主フツク8の鈎部8bの案
内縁8eが下降変位しているうちにロツクピンハ
に衝突すると主フツク8は反時計方向に廻動させ
られるため、先づ鈎部8bは案内長孔5と重なら
ない位置に来る。更に下降すると、案内長孔5に
ロツクピンハが嵌合し始めて、副フツク14の一
方の脚部14fの下端の彎曲縁14jに当り、全
体の下降につれて次第に脚部14fは押されて時
計方向に廻動するため、副フツク14全体が時計
方向に廻動し始め、やがて首部14aは昇降軸6
より外れ、昇降軸6は上昇自由となり、廻動板7
も起立自在可能となる。同時に、主フツク8の鈎
部8bが案内長孔5に重合する位置に変位する。
従つてこの状態で握つたレバー2を前記とは逆に
反時計方向に廻動してロツド10を左方に変位さ
せると、廻動板7の上端が牽引されるため昇降軸
6を中心に反時計方向に廻動して次第に傾斜角度
を増して起立し始める。この際、昇降軸6は案内
縦孔3に案内されて上昇し上端に当つて止まる。
この間、横動軸12も案内横孔4に案内されて右
方に変位し、始端に当つて止まる。この時、横動
軸12の軸心Oは案内縦孔3の垂直の中心線Y,
Y上の下死点Pを超えた位置関係となる。昇降軸
6の上昇に伴つて主フツク8も上方に変位し、主
フツク8の鈎部8bがロツクピンハに係合し、上
方に引き上げられる。廻動板7の廻動変位に伴つ
て主ロツク9も次第に起立し始め旧位に復して直
立する。
一方、ロツクピンハが上昇することにより副フ
ツク14は反時計方向に廻動し、彎曲部14j
が、案内長孔5に重合する位置に変位し、鍵部1
4cも変位して昇降軸6に係合する。一方、この
状態では、既に操作杆15は、第2ストツパー1
6に当たつて止まる位置にある為、副フツク14
は、主軸13を中心に時計方向に廻動するように
第2バネ21によつて付勢されており、前記施錠
動作の中で、横動軸12が案内横孔4に案内され
て右方に変位するとともに、その上辺17bに当
接摺動し横動軸12が右端近くに達したときに副
フツク14は主軸13を中心に時計方向に廻動
し、ピン24が主ロツク9の爪部9cに係合す
る。
効 果 本考案によれば、キヤブとシヤーシとを連結す
るための施錠は、ロツクピンに対してキヤブロツ
クの主フツクの鈎部が係合し、更に、万一主フツ
クが損傷した場合にそなえて、その下方で副ロツ
クの係鈎部が待機している。そして施錠中、廻動
板の他端部が下死点を越えた位置に於いて、副フ
ツクの鍵部が下方側から昇降軸に係合し、而もレ
バーを操作してロツドを介して廻動板を傾倒させ
るため昇降軸を下降させようとする力は、副フツ
クの鍵部を下方に押圧して副フツクの動きを阻止
し、それに伴つて他方の脚部が案内長孔上に重合
してロツクピンの案内長孔からの脱抜を阻止して
いる状態を確実に保ち、また、基板の裏側に於い
ては廻動板と共動する主ロツクの爪部が副ロツク
のピンに係止して主ロツクと廻動板の両者の動き
を阻止しているため、操作杆を廻動操作しない限
り、レバー及びロツドが動かず解錠することもで
きない。又、万一副フツクの首部、及び副ロツク
の突起部等が損傷してレバーが回転し、主フツク
が下降したとしても副ロツクの鍔縁が主フツクの
突起よりも右方にあるために、ロツクピンは主フ
ツクの係鈎部から脱出することはなく、確実で多
重な施錠となる。更に、レバーを操作してキヤブ
ロツクを解錠しキヤブをテイルトさせた解錠状態
時には、主軸によつて基板に軸支した副フツクの
首部が昇降軸に係合して昇降軸の上昇を阻止して
しまうので、これに伴つて廻動板の廻動並びに廻
動板を起立させるためのロツドの牽引、ロツド牽
引のためのレバーの廻動操作の何れもが全く阻止
され、キヤブの降下に伴つて主フツクの周縁及び
副フツクの一方の脚部の下端の彎曲縁がシヤーシ
上のロツクピンに突き当つて副フツクの首部が昇
降軸から外れロツクピンが主フツクの係鈎部に
かゝる位置に来ない限り、レバーは動かすことは
出来ず、従つてロツクピンに対し主フツクが係合
することがないのに、レバーを動かしてしまつて
施錠と同一の作動が行われてしまうという、所謂
空振り誤作動の発生は防止され、キヤブとシヤー
シとが連結されない未施錠状態のまゝ走行すると
いうおそれはなく、事故発生を未然に防止出来る
ものである。又、このような構造であるから、操
作杆の操作力は軽微であり、リモートコントロー
ル化が容易である。従つて、操作杆の操作を、ワ
イヤーケーブル等によつて車室内からリモートコ
ントロールで操作すれば、例えば駐車中に第三者
によつて操作される危険もなく、安全であるとい
う実用上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図はキ
ヤブロツク解錠後又は施錠前に於けるキヤブオー
バー型トラツクのキヤブとシヤーシとの位置関係
を示した側面図、第2図はキヤブをシヤーシに対
し斜め上方に廻動させた状態の側面図、第3図は
第1図に於ける要部の正面図、第4図はキヤブロ
ツクの施錠状態の拡大表面図、第5図は第4図の
左側面図、第6図は第4図の状態に於ける基板裏
面の主ロツク及び副ロツクの係止状態を基板の表
面から見た拡大図、第7図は操作杆を廻動し解錠
途中の拡大表面図、第8図は解錠後に副フツクの
首部が昇降軸に係合しキヤブをテイルトした状態
の拡大図、第9図はキヤブを次第に降ろして施錠
を開始する状態の拡大表面図、第10図は施錠開
始直後に於ける拡大表面図である。 符号、1……基板、1a……下縁、2……レバ
ー、2a,2b……軸、3……案内縦孔、3a…
…上端、3b……下端、4……案内横孔、4a…
…始端、4b……終端、5……案内長孔、5a…
…開口部、6……昇降軸、7……廻動板、7a…
…中央部、7b……一端部、7c……他端部、8
……主フツク、8a……上端部、8b……鈎部、
8c……制止部、8d……突起、8e……案内
縁、9……主ロツク、9a……一端部、9b……
他端部、9c……爪部、9d……外周縁、10…
…ロツド、10a……一端、10b……他端、1
1……軸、12……横動軸、13……主軸、14
……副フツク、14a……首部、14b……胴
部、14c……鍵部、14d……開口、14e…
…空間部、14f,14g……脚部、14h……
背部、14j……彎曲部、15……操作杆、15
a……摘み、16……第2ストツパー、17……
副ロツク、17a……係鈎部、17b……上辺、
18……第1バネ、18a……一端、18b……
他端、19……鍔縁、20……第1ストツパー、
21……第2バネ、21a……一端、21b……
他端、22……調節舌片、23……第3ストツパ
ー、24……ピン、イ……キヤブ、ロ……背部、
ハ……ロツクピン、ニ……シヤーシ、Y……中心
線、O……軸心、P……下死点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板1に上下方向案内縦孔3を穿設し、前記案
    内縦孔3の直下に始端4a附近が位置するように
    案内横孔4を横方向に穿設し、更に該案内横孔4
    の下方には開口部5aと連通している案内長孔5
    を前記案内縦孔3の中心線Y,Y上に垂直方向に
    穿設し、前記案内縦孔3に昇降自在に貫通させた
    昇降軸6には、廻動板7の中央部7aを軸着する
    と共に主フツク8の上端部8aを廻動自在に支承
    し、主ロツク9の一端部9aを軸着し、前記廻動
    板7の一端部7bにロツド10の他端10bを軸
    支すると共に一端10aをレバー2の上端部に軸
    支し、該レバー2の中央部をキヤブイに軸支し、
    更に案内横孔4に左右動自在に貫通させた横動軸
    12に廻動板7の他端部7cと主ロツク9の他端
    部9bを軸着すると共に主ロツク9の他端部9b
    に爪部9cを形成し、前記主フツク8の下部一側
    には鈎部8bを形成し、他側上部には制止部8c
    を突設し、下部外側縁附近には突起8dを設け、
    下側縁に弧状の案内縁8eを形成し、更に基板1
    には中心線Y,Y上で、且つ案内横孔4と案内長
    孔5との間に主軸13を廻動自在に挿通し、該主
    軸13に副フツク14の途中を廻動自在に支承さ
    せると共に操作杆15を軸着し、該操作杆15の
    先端は基板1に突設した第2ストツパー16に衝
    合自在に臨ませると共に主フツク8の制止部8c
    と衝合する摘み15aを植設し、操作杆15と副
    フツク14とを互いに反対方向に廻動させる弾力
    を有する第1バネ18を操作杆15と副フツク1
    4とに介装し、前記副フツク14の上端部には昇
    降軸6に係脱する鍵部14cを形成し、下部には
    内方に彎曲した脚部14f,14gを延設すると
    共に一方の脚部14fの下端縁をロツクピンハが
    衝合した際に円滑に摺動する形状に形成し、基板
    1には上部には第1ストツパー20を突設し、下
    部には第2ストツパー16を突設し、前記副ロツ
    ク17は「く」の字型に形成し、その下辺には係
    鈎部を形成し、また副ロツク17の上辺17bの
    途中を主軸13に廻動自在に支承すると共に前記
    係鈎部17aがシヤーシニに起立させたロツクピ
    ンハ側に向つて副ロツク17を廻動する弾力を保
    有させた第2バネ21を主軸13と副ロツク17
    に介装し、更に主軸13には調節舌片22を軸着
    し、上辺17bの途中には調節舌片22に接離す
    る第3ストツパー23を設け、上辺17bの先部
    には主ロツク9の爪部9cが係脱するピン24を
    植設したことを特徴とするキヤブロツク。
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