JPH0132636Y2 - - Google Patents

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JPH0132636Y2
JPH0132636Y2 JP1983041037U JP4103783U JPH0132636Y2 JP H0132636 Y2 JPH0132636 Y2 JP H0132636Y2 JP 1983041037 U JP1983041037 U JP 1983041037U JP 4103783 U JP4103783 U JP 4103783U JP H0132636 Y2 JPH0132636 Y2 JP H0132636Y2
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JP
Japan
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valve
oil
oil passage
attached
piston
Prior art date
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JP1983041037U
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JPS59146281U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、アンチノーズダイブ機構を備えた
自動二輪車のフロントフオークに関する。
自動二輪車の走行中に制動をかけると、慣性で
搭乗者の体重がハンドルに加えられてフロントフ
オークの内筒が外筒に沈み込むため操縦の安定性
が損われる。このため沈み込み防止機構、つまり
アンチノーズダイブ機構を設けたフロントフオー
クが種々開発されている。
この種のものに実開昭57−127086号公報に開示
のものがある。これは、外筒の側部に付設ケース
を取付け、該ケース内に外筒底部に植設したシー
トパイプの内外の油室を連絡する油路を穿設し、
該油路内に自動二輪車の制動時に閉動作し、かつ
シートパイプ外側油室内の油圧上昇時に開動作す
る開閉弁を設けたものがある。従来、該開閉弁は
弁座との間にリターンスプリングを介在して間隙
を保ち、また弁座はリリーフスプリングにより開
閉弁の方向へ付勢されている。そして、制動時に
はリターンスプリングを圧縮して開閉弁が弁座に
押圧されて上記油路を閉鎖するように、またこの
際シートパイプ外側油室の油圧が上昇すると弁座
がリリーフスプリングを圧縮して高圧油をシート
パイプ内側油室に逃がすように作動する。従つて
この油路内を流れる作動油はリターンスプリング
およびリリーフスプリングによる干渉を受けなが
ら流れることになり緩衝能力の低下を来すことが
あつた。また開閉弁と弁座の作動範囲が直列の位
置関係をなすので前記付設ケースが長手方向に長
くなるとか、弁座の摺動性を向上させるために摺
動方向にある程度の長さを有する胴部を要するの
で弁座形状が大きくなる等の間題もあつた。
この考案は上記間題の解消を目的とする自動二
輪車のフロントフオークを提案するもので、前記
開閉弁下方に対向して設けられる筒状の弁座を油
路内に固定し、下端を付設ケース内底部に当接
し、かつ上記弁座内を通つて同開閉弁を上方に付
勢するリターンスプリングの外径を弁座の内径よ
り小径となし、該リターンスプリングと弁座との
間に管状油路を形成してなることを要旨とする。
以下、この考案の一実施態様を添付図面に基づ
いて説明する。
1は内筒であり、その上端を自動二輪車のハン
ドルに取付けられている。2は内筒1下部を摺動
自在に内嵌した外筒であり、該外筒2の底面より
植設したシートパイプ3の上端を内筒1の内側に
摺動自在に嵌合して、シートパイプ3の上端と内
筒1の上部との間に車体懸架ばね4を張架してい
る。また内部は作動油が充填されている。なお、
5は前輪の軸を嵌合する取付孔、6はオイルシー
ル、7は内筒1の下端に設けられた逆止弁、8は
シートパイプ3の上部に穿設されたオリフイス、
9はシートパイプ3の基端部に外嵌されたオイル
ロツクピース、10は外筒2との嵌合面に装着さ
れたOリング、11はオイルロツクピース9の上
端に皿ばね12で押圧された環状の逆止弁、13
はシートパイプ3の下部に、14はオイルロツク
ピース9に各々穿設された油孔を示す。
一方、外筒2側部にはOリング15,16を介
して付設ケース17が固定され、該ケース17内
に円筒状の油路18を穿設し、その上部を上記シ
ートパイプ3の外側油室に、下部を油孔14,1
3により同パイプ3の内側油室に連絡してある。
また上記ケース17上部に軸受部材19を内嵌
し、該軸受部材19内にピストン20を摺動自在
に嵌通せしめ、その下端部を上記油路18内に臨
ませている。該ピストン20下部には同油路18
内を摺動する開閉弁21が摺動自在に外嵌され、
該開閉弁21はピストン20上部外周に固設した
ばね受22に上端を支持されたリリーフスプリン
グ23を内装して下方に付勢され、かつ、ピスト
ン20下部外周に設けられたストツパーリング2
4により下動規制されている。また同油路18の
開閉弁21の下方に該開閉弁21に対向して筒状
の弁座25が内嵌固設され、該弁座25内を通つ
てピストン20下端と付設ケース17内底部に固
着されたばね受26との間にリターンスプリング
27が介在されている。該リターンスプリング2
7の外径は弁座25の内径より小径となし、該リ
ターンスプリング27と弁座25との間に管状油
路が形成されている。更に、一定距離だけ移動可
能にしたプランジヤー28を有するプランジヤー
ケース29を上記付設ケース17上端に載置し、
キヤツプ30にて外嵌螺着し一体化せしめ、かつ
プランジヤー28の下端をピストン20上端に当
接し、同プランジヤー28の上端をプランジヤー
ケース29内に設けた油室31に臨ませ、該油室
31は自動二輪車の油圧制動機構に連結された油
導管32と連結する。なお33はサークリツプ、
34,35はOリング、36は開閉弁21下部外
周の縮径段部を示す。
上記構成よりなるフロントフオークにおいて、
常時は油導管32における制動用の油圧が低いた
め、リターンスプリング27によりピストン20
は上方に付勢され、該ピストン20に下動規制さ
れて外嵌した開閉弁21は弁座25から離隔され
油路18を開放している。従つて圧縮行程時は逆
止弁7が上昇し、内筒1下部の作動油が弁7の上
面に形成した半径方向の溝を通つてその上部へ移
動すると共に、シートパイプ3外側油室の作動油
が油路18を通つて該パイプ3内側油室へ流入
し、比較的小さい減衰力を発生する。また伸長工
程時は逆止弁7が図示の如く閉じるから、該弁7
上方の油室内の作動油がオリフイス8からシート
パイプ3内へ噴出して大きな減衰力を発生し、か
つ逆止弁11の上昇により油孔13を通つてパイ
プ3外側油室へ流出する。次に図の状態で走行中
に制動をかけると、その制動機構の油圧が上昇
し、該油圧が油導管32を介して油室31に伝達
される。従つて、その油圧でプランジヤー28が
下方へ移動し、ピストン20を下方に押圧してリ
ターンスプリング27を圧縮せしめる。しかるに
ピストン20が下降し、開閉弁21を弁座25に
圧接し油路18を閉鎖する。このため搭乗者の慣
性によつてハンドルに加わる荷重で内筒1が外筒
2内へ侵入すると、該内筒1の下部の油が逆止弁
7の上面の溝を通つてその上部へ移動すると共に
作動油の中へ侵入した内筒1の体積に相当する油
はオリフイス8からシートパイプ3の内部へ噴出
する。即ち極めて大きな減衰力が発生するから内
筒1の侵入が阻止されてハンドルの沈み込みが防
止され、安定な操縦性を維持することができる。
かつ、この状態で路面から衝撃を受けると、内筒
1に更に荷重が加わつてその下部のシートパイプ
3外側油室内の油圧が著しく上昇し、開閉弁21
下部外周の縮径段部36にてその油圧を受け、前
記リターンスプリング27よりばね応力を大きく
設定したリリーフスプリング23を圧縮せしめて
該開閉弁21は上方へ移動し弁座25から離隔さ
れ油路18を開放する。従つてシートパイプ3外
側油室内の高圧油がこの油路および油孔14,1
3を通つてシートパイプ3内側油室内へ移動し、
内筒1が外筒2内に比較的易に侵入してこの衝撃
を吸収する。なお油路18内に流入した作動油は
開閉弁21の縮径段部36外周に沿つてその下方
へ流れ、弁座25とリターンスプリング27との
間に形成された管状油路を通つてシートパイプ3
内側油室内へ流出するためスプリングによる干渉
は極めて少ない。
この考案によれば上記の如く、付設ケースはそ
の内に穿設された油路に弁座を固設し、開閉弁側
のみ作動する構造となし、かつ開閉弁を上方に付
勢するリターンスプリングを弁座内に管状油路を
もつて挿通したため、同ケースが小型化されると
ともに流路がスプリングにより干渉されず、緩衝
性能が向上され非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施態様を示す一部省略
縦断正面図である。 1……内筒、2……外筒、3……シートパイ
プ、9……オイルロツクピース、13,14……
油孔、17……付設ケース、18……油路、20
……ピストン、21……開閉弁、22……ばね
受、23……リリーフスプリング、24……スト
ツパーリング、25……弁座、27……リターン
スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外筒と内筒を摺動自在に嵌合し、該外筒の底部
    より植設したシートパイプ先端を内筒内に摺動自
    在に嵌合するとともに、外筒側部にシートパイプ
    内外の油室を連絡する油路を穿設してなる付設ケ
    ースを取付け、該付設ケースに制動機構と連動し
    て軸方向に摺動自在にピストンを設け、該ピスト
    ンの外周に一端が当接しその外周に縮径段部を有
    する開閉弁と該開閉弁に対向する弁座とを前記油
    路に設け、さらに前記開閉弁に一端を、他端をピ
    ストン外周に当接するリリーフスプリングを介装
    して前記開閉弁を弁座方向に付勢するとともに、
    前記ピストン下部と前記付設ケース底部との間に
    ピストンを介して前記開閉弁を開弁方向に付勢す
    るリターンスプリングを介装し、該リターンスプ
    リング外径と前記油路の内径との間に管状油路を
    形成したことを特徴とする自動二輪車のフロント
    フオーク。
JP4103783U 1983-03-22 1983-03-22 自動二輪車のフロントフオ−ク Granted JPS59146281U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4103783U JPS59146281U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 自動二輪車のフロントフオ−ク

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JP4103783U JPS59146281U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 自動二輪車のフロントフオ−ク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59146281U JPS59146281U (ja) 1984-09-29
JPH0132636Y2 true JPH0132636Y2 (ja) 1989-10-04

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ID=30171638

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4103783U Granted JPS59146281U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 自動二輪車のフロントフオ−ク

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JP (1) JPS59146281U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5795281A (en) * 1980-12-01 1982-06-14 Kayaba Industry Co Ltd Anti-nose dive mechanism

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5795281A (en) * 1980-12-01 1982-06-14 Kayaba Industry Co Ltd Anti-nose dive mechanism

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JPS59146281U (ja) 1984-09-29

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