JPS6317754Y2 - - Google Patents

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JPS6317754Y2
JPS6317754Y2 JP15902982U JP15902982U JPS6317754Y2 JP S6317754 Y2 JPS6317754 Y2 JP S6317754Y2 JP 15902982 U JP15902982 U JP 15902982U JP 15902982 U JP15902982 U JP 15902982U JP S6317754 Y2 JPS6317754 Y2 JP S6317754Y2
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JP
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spring
valve seat
adjustment screw
coil spring
holder
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JP15902982U
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  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、二輪車などのフロントフオークが制
動時に制動力の慣性により沈み込むことを防止す
るフロントフオークのアンチダイブ機構に関す
る。
この種の従来のアンチダイブ機構は、例えば特
願昭54−112989号(特開昭56−39974号公報)に
より提案されている。第1図にそのアンチダイブ
機構を有するオートバイのフロントフオークの下
部を示す。10は孔12により前輪車軸に取りつ
けられる外管10,14は外管10のシリンダ孔
内を摺動可能な内管を示す。内管14の内周面に
は、さらに、外管10内の底部にねじで固定され
たシートパイプ16の頂端部がすべり嵌めされて
いる。シートパイプ16の上端面と内管の上端と
の間に内管14を上方へ戻すためのコイルばね1
7が配置されている。シートパイプ16と内管1
4の下端部の間には、シートパイプ16の上端の
オリフイス19を閉鎖するための環状のチエツク
バルブ18が設けられ、外管10の底部にはオイ
ルロツクピース20がシートパイプ16を包囲す
るように固定されている。オイルロツクピース2
0は油孔22を有し、オイルロツクピース20に
より囲まれたシートパイプ16の部分に油孔2
4,26が設けられ、そのうち上方の油孔24
は、オイルロツクピース20の上端に接してかつ
シートパイプ16に摺動自在に嵌装された環状の
チエツクバルブ28により閉鎖されている。外管
10の側方突出部10aには、前記の油孔26と
共に、シートパイプ16の内部15と、シートパ
イプ16の外部11とを連結するための横油孔3
0,32、縦油孔33,34が設けられ、縦油孔
内にはアンチダイブ機構が配置されている。縦油
孔34内には、開口36を有する上方の可動弁座
38と下方のばね受座40の間にコイルばね42
が配置され、下方のばね受座40には、側方突出
部10aに固定された調整ねじホルダ44に螺着
された調整ねじ46の先端が当接しており、コイ
ルばね42のばね荷重が調節可能である。オート
バイの制動装置と連動させるために、小径の縦油
孔33には、下端に弁48を有するプランジヤ5
0が摺動自在に嵌合しており、このプランジヤ
は、コイルばね52により、側方突出部10a上
端に螺着された可撓索ホルダ54の下端に向つて
付勢されている。可撓索ホルダ54の中央ねじ孔
には、制動機構に連結された可撓索56がねじ込
まれ、プランジヤ50の上端に対し心線58の先
端が若干の間隔を置いて対向している。
このような構成において、内管14が下降した
ときに、チエツクバルブ18が上方の弁座14a
に当接するので油がチエツクバルブの上面の溝1
8aを通つてシートパイプ16と内管14の間の
環状空間に流動すると共に下方へ移動した内管の
容積分だけの油が、連通している油路30,3
3,34,32,22,26を経てシートパイプ
16内へ流入する。このため、内管が比較的小さ
い減衰力により容易に下降する。次に、内管14
が上昇したときには、チエツクバルブ18が第1
図のように閉じてシートパイプ16と内管14の
間の環状空間内の油がオリフイス19よりシート
パイプ16内へ噴出するので、大きな減衰力が発
生すると共に、下方のチエツクバルブ28が上方
へ移動するので、シートパイプ内の油が油孔24
を経てシートパイプ16と外管10の間の環状空
間11内に補給される。さらに、第1図の状態で
オートバイにブレーキをかけると、心線58が下
方へ移動してプランジヤ50を押圧し、それによ
り弁48が弁座38の開口36を閉じ、従つてシ
ートパイプ内部15と外部11とを連通する油路
がしや断される。このため、塔乗者の慣性でオー
トバイのハンドルに加わる荷重により内管14が
下方へ移動すると、内管14の下方の油が上方の
弁座14aに当接したチエツクバルブ18の上面
の溝18aを通つて上方へ移動すると共に、移動
した内管の容積分の油がオリフイス19よりシー
トパイプ16内へ噴出する。これにより大きな減
衰力が発生して内管の下降を阻止するので、ハン
ドルの沈み込みが防止される。さらに、この状態
で路面の凹凸のため車体に加わる衝撃により、内
管14にさらに荷重が加わり、その下方の油圧が
著しく上昇してコイルばね42により設定された
ばね荷重以上の荷重になると、弁座38が下降し
て、油路30,33,34,32,22,26が
連通してシートパイプ16の内部と外部11が連
絡し、その結果内管14が比較的小さい減衰力で
容易に下降する。この場合、コイルばね42のば
ね荷重を調節ねじ46により予め調節することに
より、車体に加わる衝撃の程度を任意に設定する
ことができる。
しかしながら、アンチダイブ機構では、制動時
の内管の沈み込みを防止するという目的から、前
記コイルばね42のばね定数が比較的大きくなる
ことを避けることができず、従つてコイルばね4
2のばね荷重を調節するときに比較的大きな力が
いる上、微調整が行ない難いという欠点があつ
た。
本考案の目的は、上記の欠点を除去して、比較
的小さい力で容易に微調整を行うことができるフ
ロントフオークのアンチダイブ機構を提供するこ
とである。
以下、本考案を実施例について図面により説明
する。第2図には、外管10の側方突出部10a
のアンチダイブ機構のうち本考案と関連する部分
のみを拡大して示す。
本考案により、弁48と対向する開口100を
有する弁座102を付勢するコイルばねを、同心
に配置された外側ばね104と内側ばね106に
より構成し、外側コイルばね104を弁座102
と反対側で調整ねじホルダ108により支持し、
かつ内側コイルばね106を調整ねじホルダ10
8に螺着された調整ねじ110により支持して内
側コイルばね106を調整できるようにする。内
側コイルばね106と外側コイルばね104の上
端を弁座102により受けると共に、内側コイル
ばね106の内側を弁座102の開口100の内
周縁突起により案内しかつ外側コイルばね104
の外側をスリーブ109により案内している。
調整ねじ110は、調整ねじホルダ108に螺
着されるねじ部112と、調整ねじホルダ108
の孔内に嵌合する軸部114とからなる。調整ね
じ110のねじ部112の先端には内側コイルば
ね106のばね受座116が取りつけられ、かつ
反対側の端部の切欠面118を有する軸部にハン
ドル120が取りつけられている。なお、117
はOリング、119は調整ねじホルダ108に着
脱自在に嵌め込んだプラスチツク製のカバーであ
る。
ばね荷重調節の際の節度感を出すために、軸部
114の周面に、第3図のように軸方向に延びる
溝122を周方向に複数個設けると共に、調整ね
じホルダ108に半径方向孔124をあけてその
中に入れたボール126をコイルばね128によ
り溝122に向つて付勢するようにねじ130を
螺着することができる。溝122の代りに、第4
図のように軸部114を軸方向に平らに削つた部
分を形成しても同様の機能を果すことができる。
また、調節ねじの変形例としては、第5図のよ
うに、調整ねじ210を、調整ねじホルダ208
に螺着されかつ先端に内側コイルばね106のば
ね受座116を有するねじ部212と、調整ねじ
ホルダ208の孔に回転可能に嵌合しかつ端部に
ハンドル220を有する軸部214とに分離し、
これらの間を、両者の対向端に設けた突起216
と溝218により連結することができる。このよ
うに構成すれば、ハンドル220がその取りつけ
位置で回転するだけで、第2図の実施例のように
ねじの調整ストロークだけ前進後退することがな
いので、スペースを節約してコンパクトに構成す
ることができる。
以上のように、本願考案では、弁座102を付
勢するコイルばねを、同心に配置された外側コイ
ルばね104と内側コイルばね106により構成
し、弁座102と反対側の内側コイルばね106
の端部のみを調整ねじの先端により支持したの
で、外側コイルばね106を比較的ばね定数の大
きいばねにして制動時の際の円筒14の沈み込み
を防止するのに役立つようにすることができると
共に、内側コイルばね106を比較的ばね定数の
小さいばねにして、制動時の衝撃を吸収するため
に弁座が下降する力を微調整することができる。
さらに、内側コイルばねのばね定数が小さいの
で、ばね荷重の調節に必要な力も小さくてすみ、
操作性が良くなるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のアンチダイブ機構を有するオー
トバイのフロントフオークの一部断面を含む図、
第2図は本考案によるアンチダイブ機構の一部を
含むフロントフオークの部分断面図、第3図は第
2図の線−に沿つて切断した横断面図、第4
図は第3図と同様な図であるがその変更例を示す
横断面図、第5図は調整ねじの変更例を示す部分
断面図である。 10……外管、14……内管、16……シート
パイプ、26,22,32,34,33,30…
…油路、48……弁、102……弁座、104…
…外側コイルばね、106……内側コイルばね、
110……調整ねじ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 相互に摺動可能な内管および外管と、外管内
    の底部に下端で固定されていてかつ上端が内管
    と嵌合しているシートパイプと、外管の側方で
    シートパイプの内部と外部を連結する油路と、
    この油路の一部に摺動自在に配置されかつコイ
    ルばねにより一方に付勢された弁座と、常時前
    記弁座を開放するように油路に摺動自在に嵌装
    されかつ制動時に制動レバーと連動して弁座を
    閉じるようになつている弁と、コイルばねのば
    ね荷重を調節するために弁座と反対側に設けら
    れた調整ねじとからなる、フロントフオークの
    アンチダイブ機構において、前記弁座を付勢す
    るコイルばねを、同心に配置された複数個のコ
    イルばねにより構成し、内側のばねの、弁座と
    反対側端部を調整ねじの先端部により支持して
    内側コイルばねを調整できるようにしたことを
    特徴とするフロントフオークのアンチダイブ機
    構。 (2) 外側のばねが比較的ばね定数の大きいばねで
    あり、かつ内側のばねが比較的ばね定数の小さ
    いばねである、実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の機構。 (3) 外側のばねの、弁座と反対側端部を外管の外
    側突出部に固定された調整ねじホルダにより保
    持し、内側のばねを、調整ねじホルダに螺着さ
    れた調整ねじの先端で支持するようにした、実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の機構。 (4) 調整ねじがねじ部と軸部からなり、軸部周面
    に溝または切欠き面を複数個配置し、調整ねじ
    を保持するホルダに前記溝の一つと係合するよ
    うにばねにより付勢されたボールを配置した、
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の機構。 (5) 調整ねじを、そのホルダに螺着されたねじ部
    と、ホルダの孔に回転可能に嵌合した軸部とに
    分離し、これらの間を両者の対向端に設けた溝
    と突起により連結した、実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の機構。
JP15902982U 1982-10-22 1982-10-22 フロントフオ−クのアンチダイブ機構 Granted JPS5963086U (ja)

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JP15902982U JPS5963086U (ja) 1982-10-22 1982-10-22 フロントフオ−クのアンチダイブ機構

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Publication Number Publication Date
JPS5963086U JPS5963086U (ja) 1984-04-25
JPS6317754Y2 true JPS6317754Y2 (ja) 1988-05-19

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