JPH01320983A - 柿リキュール並びにその製造法

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、柿を原料とし、その風味を生かした柿リキュ
ールの製造に係わる。

〈従来の技術〉和風リキュールは、いくつか製品化されているが、原料
に柿を使用し、その風味を十分に生かしたリキュールは
、まだ製品化されていない。

〈発明か解決しようとする問題点〉原料に柿を用いた酒類としては神酒、柿ワイン等がある
が、柿は酒類原料としては、香味に乏しく、かつ直接発
酵させると変敗しやすいため、柿の風味を十分に生かし
た酒類な作るのは難しい。

本発明者らは、リキュールの原料に柿を使用した前記酒
類の製造を研究し、本発明を完成した。

〈問題を解決するための手段〉本発明者らは、柿リキュールを製造するのに際し、乾燥
させた柿果肉、果皮を使用することにより、上記目的の
酒類を得ることに成功した。

即ち、柿の果皮および果肉を適当な大きさにカットし、
天日もしくは機械により乾燥させる（好ましくは水分１
５％位）。これを清酒、ウィスキー、ブランデー、エタ
ノール（アルコール分１０％以上）等の酒類中に、約１
０％の濃度に添加し室温にて−週間浸漬後、抽出−過し
て柿リキュールとした。

また、この柿リキュールに糖を加えエキス分の高いリキ
ュールとすることも、あるいは更に酸、香味料等を添加
して香味を調整することも可能である。

なお使用する柿はせカキ種、渋カキ種いずれも使用可能
であるが、特に蜂屋柿、百目柿が好適である。

このようにして得られたリキュールの官能試験により評
価を行ない、良好であるとの結果を得た。

〈実施例〉本発明を実施例により詳細に説明する。

実施例　１百目柿の果肉を、適当な大きさにカットしたものと、百
目柿の果皮を、天日にて水分１５％になるまで乾燥させ
た。

乾燥した果肉１００ｇを、３５％焼酎１１に室温にて一
週間浸漬抽出したものと、乾燥した柿の果皮１００ｇを
、３５％焼酎１ａに同様に一週間浸漬抽出したものをＪ
過し、８６０ｍｌのリキュールを得た。

対照として、同種の適当にカットした柿生果５００ｇを
、３５％焼酎　１２に一週間浸漬抽出し１１９０ｍ１の
リキュールを得た。

成分、叶り酒の結果は以下の通りであった。

官能試験は熟練した剖酒パネル２０名により香り、味を
比較した。

採点法は３点法でおこなった。

１点・・・良　い　２点・・・普通　３点・・・悪　い
例酒結果（平均点）乾燥した柿の皮を使用したものが香味ともすぐれたリキ
ュールであるとの評価が得られた。

実施例　２天日にて乾燥した百目柿の果皮１００ｇを清酒、ウィス
キー、ブランデー、エタノール（アルコール分５９％）
各１２に室温にて一週間浸漬、抽出し一過後　実施例１
と同様に比較を行った。

成分、叶り酒結果　は以下の通りである。

〔以下余白〕

噌酒結果（平均点）エタノール（アルコール分５９％）を使用したもが他に
比較し、良い評価であったが、いずれもリキュールとし
て良好と判断される評価であった。

実施例　３熱風乾燥機にて乾燥した蜂屋柿の果皮１００ｇをアルコ
ール分５９％のエタノールに室温にて一週間浸漬抽出し
、その一部を使用し糖類を加え、リキュールを作った。

配合は以下の通りである。

ｒ４ＩＩ酒の結果は柿の香味があり、まろやかな味であ
るという評価であった。

【特許請求の範囲】