JPS61100182A - 白ブドウ酒の製造方法 - Google Patents

白ブドウ酒の製造方法

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Publication number
JPS61100182A
JPS61100182A JP59221835A JP22183584A JPS61100182A JP S61100182 A JPS61100182 A JP S61100182A JP 59221835 A JP59221835 A JP 59221835A JP 22183584 A JP22183584 A JP 22183584A JP S61100182 A JPS61100182 A JP S61100182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grape
wine
skin
fermentation
mash
Prior art date
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Pending
Application number
JP59221835A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Watanabe
渡辺 唯史
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Breweries Ltd
Original Assignee
Asahi Breweries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Breweries Ltd filed Critical Asahi Breweries Ltd
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Publication of JPS61100182A publication Critical patent/JPS61100182A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は白ブドウ酒に香りを付与する方法に関するもの
である。更に詳しくは、ブドウの果汁のみを発酵させる
白ブドウ酒の製造において発酵末期のもろみに搾汁の際
に分別したブドウ果皮を短時間接触させ九後再分別する
ことを特徴とする香りの高い白ブドウ酒の製造方法に関
する。
果実としてはブドウは生産量が世界的にみて最大の果物
の一つであるが、その大半はブドウ酒の原料とされる。
ブドウは高温多湿の地帯では病虫害に弱い。そして夏季
に比較的雨量の少い石灰地帯にブドウ栽培は適している
。その関係でフランス、イタリー、スペイン等の南欧で
のブドウ酒生産量はブドウ栽培面積と共に他地域よりも
圧倒的に多い。またビールの陰に隠れているがドイツな
どにおいてもブドウ酒の生産は多い。最近品種の改良や
栽培適地の選定によって日本でもかなりの地域でブドウ
酒が生産されるようになった。
ブドウ酒は産地や原料ブドウの種によって無数の名柄が
あるが基本的には何れも白ブドウ酒と赤ブドウ酒に大別
される。白ブドウ酒はブドウの果汁のみを原料として発
酵させたものであり、赤ブドウ酒は果皮と共に果汁を発
酵させ果皮の赤色をブドウ酒に色づけさせたものである
ブドウ酒も他の酒類と同様にその品質の良否は色、香、
味、或は喉ごし感などによって判断される。白ブドウ酒
は果汁を発酵させたものであるから果皮に由来する雑味
はないが、ブドウの香りの成分がかなり果皮中に残存す
ることになる。この香りを白ブドウ酒にも与えようとし
て発酵の初期に果皮を共存させ、しかる後果皮を分離し
て発酵を継続させる「カモシ仕込」という方法が知られ
ているが、この方法では多少香りはよくなるが逆に雑味
が入り、味の点で異常に大きなマイナスとなっており、
その改善手段も余り考えられておらず「カモシ仕込」に
よる醸造は余り盛んにはならない。
本発明は果皮の香りを白ブドウ酒の味を損なうことなく
元号に与える方法を提供することを目的としこれに成功
したものである。白ブドウ酒は古くから次のような工程
で行われその製法は伝統的であって余り変化はない。こ
の工程を順によって示せば次の様になる。白ブドウ果実
(赤ブドウの場合もある)→破さい除梗→搾汁→酵母添
加→発酵→貯酒熟成→びん詰、となる。
本発明者はこの白ブドウ酒を製造工程中、発酵末期のも
ろみに新鮮な白ブドウの果皮を加えて短時間接触させた
後果実を分離したところ、ブドウ果皮の香りかもろみに
移行し、しかも雑味がなく、香味がよくなることを知っ
た。本発明はこの事実に基き完成したものである。
本発明においてなぜ果皮中の香シがもろみ中へ移行する
かの理由は今だ定かではないが、おそらくもろみ中に存
在するアルコールによって香り成分の果汁への溶解性が
増したためではないかと思われる。
もろみに接触させる果皮は出来るだけ新しいもの或は変
質していないものが望ましく、この場合もろみ原料のブ
ドウとは別種の白ブドウ果皮であっても差し支えない。
果汁と果皮が別種の場合には両者の香りがダブリ、より
よい香りとなることが多い。もろみに対する果皮の量は
もろみに対し5%〜10%(重量比)がよく、接触時間
は2時間〜48時間程度である。もろみと果皮との再分
別は適宜の圧搾装置を用いればよい。果皮の接触時の温
度はもろみの温度でよく特に加熱或は冷却を必要としな
い。
このようにして作られた白ブドウ酒は先に述べ、かつ実
施例に示すように極めて優れた香りをもち味も良好であ
る。次に実施例を示す。
実施例1 白ブドウ果汁(22,0’ Br1g、品種リースリン
グ)Llf:21容積の広口試薬シンに入れ、酒母(協
会3号をリースリングブドウ果汁に植菌して15℃5日
間培養したもの) o、 i iを添加し15℃で8日
間発酵させた発酵液に同じブドウの果皮o、 i yg
を添加して2日間浸漬させた後、果皮部を圧搾除去した
。一方比較のためにブドウ果皮部を添加しない通常の発
酵も行った。
得られた2種のワインの官能検査をワイン製造経験6年
以上のものからなる。eネル3名により香りに重点をお
いて評価した。官能検査の結果、本願発明で得られたワ
インは比較例のものより香りが高く優れていると3名に
よって判定された。この際のワインの分析結果を第1表
として次に示す。
第   1   表 実施例2 白ブドウ果汁(22,0OBrlx品種89110)1
/を21広口試薬びんに入れ酒母(前例と同じ)0、t
gを添加して15℃8日間発酵させた発酵液にリースリ
ングブドウ果皮部を0.1 k)添加して2日間浸漬さ
せた後果皮部を除去し次。
なお比較のために果皮を添加しない通常の発酵を行った
。ワインの官能検査は前例と同じパネル3名により香り
に重点をおいて評価した。官能検査の結果、この例のワ
インにはリースリング酒特有の香りが更に加わり比較例
のものよりもかなり香りが高いと判定した。この場合の
ワインの分析結果は下記第2表の通りである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ブドウの果汁のみを発酵させる白ブドウ酒の製造に
    おいて、発酵末期のもろみに搾汁の際に分別したブドウ
    果皮を短時間接触させた後再分別することを特徴とする
    香りの高い白ブドウ酒の製造方法。
JP59221835A 1984-10-22 1984-10-22 白ブドウ酒の製造方法 Pending JPS61100182A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100457707B1 (ko) * 2001-11-21 2004-11-17 유황렬 거봉 포도를 이용한 증류식 포도주의 제조방법
WO2005094614A1 (ja) * 2004-04-01 2005-10-13 Japan Science And Technology Agency 果実の搾汁方法および果実の搾汁装置
JP2011045356A (ja) * 2009-06-05 2011-03-10 Mercian Corp 香味豊かな果実酒及びその製造方法
CN106967550A (zh) * 2017-06-06 2017-07-21 天津市设施农业研究所 一种寒香蜜干白葡萄酒的酿造方法及用途

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