JPH0132047B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0132047B2
JPH0132047B2 JP22601383A JP22601383A JPH0132047B2 JP H0132047 B2 JPH0132047 B2 JP H0132047B2 JP 22601383 A JP22601383 A JP 22601383A JP 22601383 A JP22601383 A JP 22601383A JP H0132047 B2 JPH0132047 B2 JP H0132047B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slurry
moisture content
low
inorganic
kneaded material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP22601383A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60116410A (ja
Inventor
Shinichi Tomiuchi
Yoshihiro Nishihama
Masanobu Mitsui
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP22601383A priority Critical patent/JPS60116410A/ja
Publication of JPS60116410A publication Critical patent/JPS60116410A/ja
Publication of JPH0132047B2 publication Critical patent/JPH0132047B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕 本発明は、建築用板材として用いられる無機質
板の製造法に関するものである。 〔背景技術〕 セメント系板など無機質板は、高含水率の低濃
度スラリーを湿式抄造することにより一般に製造
されている。しかしこの場合は使用水量が多量と
なるため排水や再使用のための設備が大がかりな
ものとなり、設備コストのうえで大きな問題とな
つており、しかも抄造した基板のウエツト状態で
の含水率が40〜50%と高くなるため乾燥に長時間
を要して厚物になるほど乾燥効率も悪く生産能率
の点でも大きな問題を有しているものであつた。
一方、低含水率の無機質混練物をプレスなどを用
いて乾式工法により製板する方法が高比重(比重
が1.7〜1.8以上)の瓦や木片セメント板などで実
施されているが、この乾式工法では低比重(比重
が1.0以下)のものを製造することができないも
のである。そしてこのように低含水率の無機質混
練物を乾式工法で製板化する場合には水の使用量
が少ないので水の処理や乾燥時間についての問題
は特にないが、この乾式工法では混練物の含水率
が低いために養生が完了するまで成形物はもろ
く、そこで型枠やあい鉄板などを用い、この上で
成型したり、搬送したり、養生したりすることが
必要であつて、連続な流れとして効率のよい製造
を行なうことが困難で、生産効率が低いという問
題があつた。 〔発明の目的〕 本発明は上記の点に鑑みてなされたものであつ
て、水の使用量を低減して水の処理設備を小規模
なもので済ますことができると共に乾燥時間を短
縮でき、しかも連続方式で製造を行なうことがで
きる無機質板の製造法を提供することを目的とす
るものである。 〔発明の開示〕 しかして本発明に係る無機質板の製造法は、搬
送駆動されるベルト上に含水率が60〜80%の高含
水率のスラリーを供給し、この高含水率スラリー
上に含水率が5〜20%の低含水率の無機質混練物
を供給し、さらにこの低含水率の無機質混練物の
表面を圧縮してならしたあとこの上に含水率が60
〜80%の高含水率のスラリーを供給することを特
徴とするもので、低含水率の無機質混練物でコア
層を高含水率のスラリーで表面層を形成させて三
層構成に製造するようにしたことによつて上記目
的を達成したものであり、以下本発明をさらに詳
細に説明する。 第1図は本発明における製造の一例を示すもの
で、フエルトや金網など透水性を有するエンドレ
スのベルト1が連続して搬送駆動されるように配
設してあり、ベルト1上方にはベルト1の搬送方
向に沿つて第1スラリー供給装置2、低含水材料
供給装置3、第2スラリー供給装置4がこの順に
配置させてある。第1及び第2スラリー供給装置
2,4には高含水率のスラリー5(含水率が60〜
80%)、例えばセメントと軽量骨材と補強繊維を
水に分散させたものが投入されるようにしてあ
り、また低含水材料供給装置3には含水率5〜20
%の無機質混練物6、例えばセメントと軽量骨材
と補強繊維を水で混練したものが投入されるよう
にしてある。高含水率のスラリー5として含水率
が80%を超えるものを用いると乾燥時間が長く必
要となり、含水率が60%未満のものでは流動性が
不十分になるために、本発明では高含水率のスラ
リー5として含水率が60〜80%のものを用いるも
のであり、また低含水率の無機質混練物6として
含水率が20%を超えるものを用いると乾燥時間が
長く必要となり、含水率が5%未満のものでは水
分が少なすぎて混練や成形が困難になるために、
本発明では低含水率の無機質混練物6として含水
率が5〜20%のものを用いるものである。 しかして、ベルト1の搬送に伴なつて先ず第1
スラリー供給装置2から高含水率のスラリー5を
ベルト1上にシート状に均一に供給し、脱水装置
7でスラリー5の水分を脱水除去する。この脱水
条件はスラリー濃度に応じて決定されるもので、
脱水が不要な場合もある。次にこのスラリー5に
よる層の上に低含水材料供給装置3から低含水率
の無機質混練物6をマツト状に均一に供給し、無
機質混練物6の表面を押えロール8その他任意の
手段で圧縮して平滑にならす。さらにこの上に第
2スラリー供給装置4から高含水率のスラリー5
をシート状に均一に供給する。このようにして第
2図のように低含水率の無機質混練物6によるコ
ア層9とスラリー5による表面層10,10とで
三層になつた基板11が得られることになり、こ
の基板11は表裏の表面層10,10がスラリー
5で形成されているために低含水率のコア層9の
もろさが表面層10で補なわれ、これを移載や搬
送する過程でクラツクや欠けが生じるおそれはな
いものであり、またコア層9の低含水率のために
全体としての含水率をこれに伴なつて下げること
になり、水の使用量が少なくて済む。このように
作成した基材11を平板プレスやロールプレスな
どに適して表面層10に凹凸模様を付与するが、
表面層10は含水率の高いスラリー5で形成され
ているために流動性がよく凹凸模様の付与が良好
に行なわれることになる。次でこの基板11を養
生して塗装を施すなどすることにより製品として
仕上げるものであるが、製品は第2図のようにコ
ア層9と表面層10との三層構成であり、強度は
主としてスラリー5による表面層10で出される
ものであつて、密度にばらつきが生じ易い低含水
材料によるコア層9に強度のばらつきがあつて
も、この強度のばらつきはスラリー5により均一
に形成される表面層10で吸収されて高強度の板
を得ることができることになる。尚、表面層10
の比重を1.2〜1.4、コア層9の比重を0.7〜0.9に
それぞれ設定して全体としての比重が0.9〜1.1程
度になるようにするのがよい。 次に本発明を実施例によつて具体的に例証す
る。 実施例 高含水率スラリーと低含水率無機質混練物を第
1表の配合によつて調整し、第1図の装置を用い
てコア層、表裏の表面層からなる基板を作成し、
これを養生して建築用板を得た。
【表】 ガロライト……白石工業株式会社製のフライア
ツシユ系発泡骨材、セロビース……豊田紡繊株式
会社製のガラス系軽量骨材、ビルトン……住友鉱
山株式会社製の火山岩 比較例 第2図の配合による低含水率無機質混練物のみ
を用い、乾式工法で単層の建築用板を得た。
【表】 上記実施例のNo.1〜No.5及び比較例のNo.1、No.
2について比重及び曲げ強度を測定した。結果を
第3表に示す。
〔発明の効果〕
上述のように本発明にあつては、高含水率のス
ラリーと低含水率の無機質混練物とを併用して無
機質板を製造するようにしているので、低含水率
の無機質混練物によつて全体として使用する水分
の量を低減でき、水の処理のための設備として大
がかりなものが不要になると共に、低含水率の無
機質混練物を用いているにもかかわらず、高含水
率のスラリーで形成される表面層によつてクラツ
クや欠けなどが生じることなく製造を行なえるも
のであり、搬送駆動されるベルトによつて連続方
式で製造を行なえるものである。また高含水率の
スラリーによつて強度が発現されて低含水率の無
機質混練物でコア層が形成されるようになるにも
かかわらず高強度の無機質板を得ることができる
ものである。また乾燥にあたつても全体としての
水分量が少ないことに加え、水分分布は表面側程
高くなつているため乾燥の効率が良く、乾燥時間
を短縮できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる装置の一例の一部を示
す概略図、第2図は同上における基板の一部の拡
大断面図である。 1はベルト、5は高含水率のスラリー、6は低
含水率の無機質混練物である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 搬送駆動されるベルト上に含水率が60〜80%
    の高含水率のスラリーを供給し、この高含水率ス
    ラリー上に含水率が5〜20%の低含水率の無機質
    混練物を供給し、さらにこの低含水率の無機質混
    練物の表面を圧縮してならしたあとこの上に含水
    率が60〜80%の高含水率のスラリーを供給するこ
    とを特徴とする無機質板の製造法。
JP22601383A 1983-11-30 1983-11-30 無機質板の製造法 Granted JPS60116410A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22601383A JPS60116410A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 無機質板の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22601383A JPS60116410A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 無機質板の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60116410A JPS60116410A (ja) 1985-06-22
JPH0132047B2 true JPH0132047B2 (ja) 1989-06-29

Family

ID=16838418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22601383A Granted JPS60116410A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 無機質板の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60116410A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04364902A (ja) * 1991-06-11 1992-12-17 Kubota Corp 無機質板材の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60116410A (ja) 1985-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3195730B2 (ja) 無機質板の製造方法
JPH0132047B2 (ja)
JPH1177650A (ja) 繊維補強セメント板の製造方法
JP4275921B2 (ja) 無機質板の製造方法
JP2983052B2 (ja) 建築用不燃ボードの製造法
JPH0218003A (ja) 石膏板の製造方法
JPH06218713A (ja) 繊維補強セメント板の製造方法
JPH06206209A (ja) 繊維補強セメント板の製造方法
JP3090367B2 (ja) 無機質セメント板の製造方法
JP2831233B2 (ja) 建築用無機質複合板材の製造方法
JPH05200714A (ja) 無機質セメント板の製造方法
JP4163424B2 (ja) 無機質板及びその製造方法
JPH05200716A (ja) 無機質セメント板の製造方法
JP3204954B2 (ja) 無機質板の湿式製造方法
JPH1177632A (ja) 繊維補強セメント板の製造方法
JP2003300767A (ja) 無機質板及びその製造方法
JPH03120007A (ja) 無機質板材の製造方法
JPH0911218A (ja) セメント系無機質板の製造方法
JPH068215A (ja) 繊維性複合体特に二床式プレートの製造方法及び該方法により製造されたプレート
JPH11105017A (ja) 繊維補強セメント板の製造方法
JPH06206211A (ja) 繊維補強セメント板の製造方法
JPS61270120A (ja) セメント系無機質板の製造方法
JPH06246864A (ja) 化粧建材とその製造方法
JPS5860654A (ja) 無機質軽量体の製法
JPS59156704A (ja) 軽量厚物硬化体の製法