JPH04364902A - 無機質板材の製造方法 - Google Patents

無機質板材の製造方法

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Publication number
JPH04364902A
JPH04364902A JP16757891A JP16757891A JPH04364902A JP H04364902 A JPH04364902 A JP H04364902A JP 16757891 A JP16757891 A JP 16757891A JP 16757891 A JP16757891 A JP 16757891A JP H04364902 A JPH04364902 A JP H04364902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
cement
cement slurry
plate material
laminarily
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16757891A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Nagao
長尾 正三
Takao Hamada
浜田 孝雄
Naotatsu Yano
直達 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH04364902A publication Critical patent/JPH04364902A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は無機質板材の製造方法に関する
【0002】
【従来の技術】従来、建材板として繊維補強セメント板
などの無機質板材が非常に広く使用されている。この種
材質の板材は、木質板に比較して材質が均一化可能で、
また同一材質の板材が大量生産可能であり、セメント等
の無機質配合材料は殆ど無尽蔵で天然資源消費の問題も
無いなど種々の利点を有する。このような無機質板材の
製造手段として、種々の製法が知られているが板状体の
大量製造手段としては、成形ベルト上に乾燥粉状のセメ
ント配合物を層状に供給しロールによりならして一定厚
さとするとともに水を散布供給して硬化させるいわゆる
乾式製法、多量の水の中にセメント配合物を投入してセ
メントミルクを調整し、ここから丸網シリンダなどでセ
メント分を抄き上げ、この抄き上げ膜を成形ロール上に
積層して所定厚さとし、切開後平らに延ばしてプレスし
板材とするいわゆる抄造法などが知られている。
【0003】
【従来の技術の問題点】ところで上記製法において前者
の乾式製法は成形ベルト上に乾燥した粉状原料を散布し
てプレスするものであるから、セメント粒子間の初期結
合は物理的な圧縮のみとなり、散水状態の如何によって
はセメント粒子間の水硬反応が相互の粒子間に有効に働
かずマトリックス強度が十分と成らない場合がある他、
添加された補強繊とセメントマトリックスとの結合性も
十分でなく、添加に見合った強度が得られない場合があ
る問題があった。また後者の抄造法の場合はセメント配
合物を多量の水に一旦投入後これを抄き上げるから比重
差のある配合材料、例えばパルプ繊維などは均一に混合
できないといった問題があり、また抄き上げ時補強繊維
が配向しやすく板材の縦横の曲げ強度に差が生じる問題
や、抄造した膜を積層する前に吸引脱水するのでこの時
に微細な通水路が無数にでき、この組織構造に起因して
製品の吸水性が大きくなり板材の反りを起こさせる原因
となる問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、繊維の配向性を無くすと共に、強度に優れかつ
吸水性の低い無機質板材を容易に大量生産できる製造方
法を得ることを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の無機質
板材の製造方法は、成形ベルト上に補強繊維配合のセメ
ントスラリーを層状に供給し、該セメントスラリー層上
に乾燥粉状のセメント配合物を層状に供給して一定厚さ
に均し、次いでさらに該積層層上に補強繊維配合のセメ
ントスラリーを層状に供給し最終的にこれら三層積層体
を圧縮して一体化し、オートクレーブにより養生硬化す
ることを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。図1は
この発明の方法を実施する装置の側面図である。この発
明の無機質板材の製造方法は、好ましくは通気性を有す
る成形ベルト1上に補強繊維配合のセメントスラリー2
Aを層状に供給し、通気性成形ベルトの場合は裏面に設
けた吸引脱水装置1Aにより余分な水分を吸引除去し、
このセメントスラリー層2の上に、乾燥粉状のセメント
配合物3をホッパ4より層状に散布供給して第1多段プ
レスロール5により一定厚さに均し、次いでこの積層さ
れた層上に補強繊維配合のセメントスラリー2Bを再び
層状6に供給し最終的にこれら三層積層体7を第2多段
プレスロール8、さらに必要に応じてプレス盤9により
圧縮して一体化し、得た成形体をオートクレーブにより
高温高圧養生、あるいは蒸気養生により養生硬化する工
程より構成されている。
【0007】上記実施例において、補強繊維配合のセメ
ントスラリー2A、2Bの配合、及び乾燥粉状のセメン
ト配合物3の配合は従来と同様とされ、具体的配合材料
としてはセメント、石膏、亜硫酸カルシウム、スラグ、
フライアッシュ、珪砂、シリカヒューム、パーライト、
軽量骨材、エマルジョン、顔料等を製品に合わせ適宜選
択した配合とされ、また上記配合に使用される補強繊維
にはカーボン繊維、ガラス繊維、スチールファイバー等
の無機質、金属質繊維、またワラストナイト等の鉱物繊
維、ビニロン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン
繊維などの有機合成繊維、パルプ繊維、麻繊維等の天然
繊維さらにはこれらの混合物等が使用される。
【0008】
【作用】この発明において第1層2及び第3層6を形成
するセメントスラリー2A、2Bは予め、加水により泥
状に混合したものであるから例え添加物に比重差があっ
ても均一に混合分散され、従って成形ベルト1上に供給
した場合繊維の配向は生じない。乾燥粉状原料の散布は
湿潤したセメントスラリー層2上に供給され、またその
上からはさらにセメントスラリー2Bが供給されるので
加水は十分に行われ、最終的にはプレスにより各層は強
固に一体化される。また中間層を形成する乾燥粉状原料
中には軽量骨材等を添加すれば軽量板材の製造も可能と
なる。これら積層板材はオートクレーブにより高温高圧
養生、あるいは蒸気養生されるのでセメント分の水硬性
反応によって各層は強固に一体化される。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の方法は
、得た板材の表裏面層が繊維配向性の無い層とされるの
で、全体として強度に優れた板材とすることができ、ま
た表裏面層は緻密な層となるので吸水性の低い層とする
ことができる。また中間層には、軽量骨材等の軽量配合
物を添加することが可能であるから厚く、かつ軽量な板
材の成形も可能となる。この場合中間層の材質として軽
量骨材を多量に混合した場合、軽量化の他釘打ち加工性
や鋸切断性などの施工性の改良も図ることができる。 さらに、最終的にプレスすることもできるのでこのプレ
ス時に異形断面の成形品とすることもでき各種形状の強
度に優れた板材の成形が容易に行えるなど種々の効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法を実施する装置の側面図である
【符号の説明】
1    成形ベルト 2A    セメントスラリー 2B        〃 2    セメントスラリー層 3    乾燥粉状のセメント配合物 4    ホッパ 5    プレスロール 6    セメントスラリー層 7    三層積層体 8    プレスロール 9    プレス盤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  成形ベルト上に補強繊維配合のセメン
    トスラリーを層状に供給し、該セメントスラリー層上に
    乾燥粉状のセメント配合物を層状に供給して一定厚さに
    均し、次いでさらに該積層層上に補強繊維配合のセメン
    トスラリーを層状に供給し最終的にこれら三層積層体を
    圧縮して一体化し、オートクレーブにより養生硬化する
    ことを特徴とする無機質板材の製造方法。
JP16757891A 1991-06-11 1991-06-11 無機質板材の製造方法 Pending JPH04364902A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60116410A (ja) * 1983-11-30 1985-06-22 松下電工株式会社 無機質板の製造法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60116410A (ja) * 1983-11-30 1985-06-22 松下電工株式会社 無機質板の製造法

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