JPH01320372A - ベローズ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特許請求の範囲の請求項１の前段に記載した
タイプのベローズに関するものである。

〔従来の技術］ 工作機械の部分的保護のために使用されるベローズには
、強度を増し且つ良好な安定性をもたせるため、外側に
向いたプリーツ（ひだ）の中に内側から挿入した支持枠
が設けられている。これらの支持枠の形状は、動作時に
支持枠が寄り掛かるトラックの断面に合致している。１
つのカバー及び２つの側壁より成る下側が開いたアコー
ディオン（手風琴状部分）をもつベローズは、はぼＵ字
形をなす支持枠を有する。ベローズの曲がり角（かど）
の部分では、アコーディオンを折畳むとき、数層のアコ
ーディオン材が重なり合う。このとき、支持枠には材料
の厚みがあるので、ベローズを圧縮しうる最小軸（主要
）方向長（圧縮サイズ）は、ベローズの曲がり角（コー
ナー）部分でアコーディオン材が重なる層数によって制
限される。

〔発明が解決しようとする課題］ 本発明の課題は、上記圧縮サイズを大幅に小さくしうる
請求項１の前段に記載したタイプのへローズを提供する
ことである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記の課題を請求項１の後段に記載した特徴
を有する構成によって解決した。

本発明の有利な具体例は従属型に記載したが、これらも
本発明に含まれるものである。

〔作用〕

ベローズのコーナー部に対応する支持部材（Ｌｌ’）の
切欠部（３，３’）により、アコーディオンのコーナー
部での重なり合いによる厚みの増大による影古が最小と
なる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。

第１及び第２図は本発明に用いるアコーディオンの例を
示すもので、第１図は折畳む前のアコーディオンの一部
を示す平面図、第２図は第１図のアコーディオンを折畳
んでベローズとしたものを支持部材を除いて示す正面図
である。

第１図は、アコーディオンの壁（１０）の部分とカバー
（１１）の一部を平面状に広げた状態を示すものである
。（１２）はベローズの内側に向いたプリーツの線を表
わし、（１３）及び（１４）はこの線に隣接する外側に
向いたプリーツの線を表わす。

（１５）及び（１６）は折畳み線を示し、これらの線に
沿って折畳み壁（ｌＯ）を回動したとき、カバー（１１
）が壁（１０）より側方にやや突出した張出し部（１７
）が形成される。（１８）で示す斜めの折畳み線により
、壁（１０）をカバー（１１）に対して回動した状態で
折畳むことが可能になる。

ベローズのアコーディオンは軸（主要）方向に伸長可能
であり、この伸長方向と直角な線（１２）　。

（１３）及び（１４）の方向に、交互に内側と外側に向
いたプリーツが並んでいる。ベローズの少なくとも外側
に向いたプリーツの幾つかの部分に、支持部材が設けら
れる。

第３図は、第２図のベローズに設ける支持部材の例を示
す図である。同図において、支持部材（１）は実線で示
し、ベローズのアコーディオンは破線で示しである。

第３図に示す支持部材（１）は、１個のＵ字状フレ−ム
（枠）で、ベローズのコーナー部に対応する部分に切欠
部（３）がある。切欠部（３）は、アコーディオンのカ
バー（１１）とこれに接する壁（ｌＯ）が折り畳まれて
重なり合う場所（第２図に（２）で示した３角形の場所
）に位置する。第３図の例では、切欠部（３）は４角形
である。

この切欠部（３）により、アコーディオンのコーナー部
分でカバー（１１）とこれに接する壁（１０）とが不可
避的に重なり合うにも拘わらず、アコーディオンのコー
ナー部における厚さがベローズの他の部分と比べて大き
くならない。従って、ベローズの圧縮サイズ（最小軸方
向長）は、ベローズのコーナー部で増加することがなく
、大幅に小さくなる。

第３図に示すように、支持部材（１）はまた、カバー（
１１）のプリーツの下側及び壁（１０）のプリーツの内
側からそれぞれ突出しており、カバーをかける工作機械
の一部にある案内トラックに沿ってベローズが案内され
るのを助ける滑動部材をも形成している。

ベローズは、少なくとも１つの外側カバー層と１つの内
側補強層より成るのがよく、内側補強層には折畳み線に
沿って小孔（ミシン目）を設けるのがよい。これら２つ
の層は、少なくとも外側に向いたプリーツの端縁のコー
ナー部分において互いに固く連結する。しかし、外側に
向いたプリーツの全端縁部分でも、そうするのが好まし
い。

このベローズの層の折畳み端縁での連結は、溶接による
か又は１個のＵ字形クランプ（留め部材）を用いて行う
ことができる。

第４図は、第３図の支持部材（１）の変形例を示す図で
ある。同図に示すように、切欠部（３）をもつ支持部材
（１）をベローズのコーナー部にのみ設けるコーナー支
持片とすることも可能である。この場合、これらの支持
片に接してカバー（１１）及び壁（１０）のプリーツに
、カバー（１１）の幅全体にわたる補強部４．１’（１
９）及び壁（アーム）　（１０）の高さ全体にわたる補
強部材（２０）が設けられる。

第４図において、（４）及び（５）は外側に向いたプリ
ーツの端縁部における上記へローズの層の連結部分を示
す。支持部材（１）と補強部材（１９）、　（２０）は
、同時にプリーツのこの連結部分に固定する。

第１〜第３図に示したベローズは、やや引込んだ壁（１
０）より突き出たカバー（１１）の張出し部（１７）を
有するが、第４図の例では、カバー（１１）は壁（１０
）と同一の線で止まっている。

第５図は、支持部材の他の例を示す図である。

この例では、支持部材（１′）に、第２図に（２）で示
した場所に正確に一致する３角形の切欠部（３′）が設
けられる。この場所（２）は、上述のようにカバー（１
１）と壁（１０）がコーナー部で重なり合う所である。

第１〜第５図に示すベローズの具体例は、そのアコーデ
ィオンの下側が開放しており、１つのカバーと２つの側
壁を有するものである。しかし、本発明は、多角形の断
面をもつ閉じられたアコーディオンにも適用できる。こ
の場合、支持部材は、少なくとも多角形断面のコーナー
部の幾つかに設けることになる。しかし、全コーナー部
に設ける方がよい。

外側に向いたプリーツの端縁における留め部材又は溶接
による連結部（第４図の（４）及び（５））があると、
ベローズを伸ばしたとき、逆向きの内側に向かう張力を
生じる。これは、ベローズの安定性及び自己支持効果を
改善する。したがって、プリーツの幾つかにのみ支持部
材を設けることが可能になる。

また、本発明の範囲内において、ベローズ伸長時におけ
るプリーツの逆向きで内側に向かう張力を更に増したい
場合は、内側に向いたプリーツの端縁にも留め部材又は
溶接による連結部を設けることができる。

プリーツ端縁におけるアコーディオンの層、外側に向い
たプリーツに配設する支持部材（１）及び付加すること
が考えられる補強部材（１９）、　（２０）を互いに１
個のＵ字形留め部材で連結したい場合、−緒に圧搾する
ことにより、該留め部材をアコーディオンに効果的に固
着することができる。プリーツがもっと大きい場合、こ
のような留め部材を内側に向いたプリーツの端縁に対し
て設けることも可能である。これらの留め部材は、プリ
ーツの全長又は一部（例えば、支持部材（１）とこれに
隣接する２つの補強部材（１９）、　（２０）との間の
連結区域（第４図））にわたって設けることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したとおり、本発明によれば、軸方向に伸長可
能で且つこの伸長方向と直角の方向に交互に並ぶ内側及
び外側に向いたプリーツを持つアコーディオンを有し、
支持部材が少なくとも幾つかの外側に向いたプリーツに
設けられたタイプのベローズにおいて、ベローズの圧縮
ナイズを著しく小さくすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に用いうるアコーディオンの一部を広げ
た状態で示す平面図、第２図は第１図のアコーディオン
を有するベローズを支持部材を除いて示す正面図、第３
図は第２図のベローズに用いる支持部材の例を示す図、
第４図は第３図の支持部材の変形例を示す図、第５図は
支持部材の他の例を示す図である。 なお、図面の符号については、特許請求の範囲において
対応する構成要素に付記して示したので、重複記載を省
略する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、軸方向に伸長可能で、且つこの伸長方向と直角の方
   向に交互に並ぶ内側及び外側に向いたプリーツをもつア
   コーディオンを有し、支持部材が少なくとも幾つかの外
   側に向いたプリーツに設けられたベローズにおいて、 少なくとも上記アコーディオンの一部が折畳まれて重な
   るベローズのコーナー部に対応する部分に切欠部（３、
   ３′）をもつ支持部材（１、１′）が設けられることを
   特徴とするベローズ。 ２、上記支持部材（１、１′）は、コーナー支持片とし
   てベローズのコーナー部にのみ設けられることを特徴と
   する請求項１記載のベローズ。 ３、上記支持部材（１、１′）はまた、滑動部材として
   も造られていることを特徴とする請求項１記載のベロー
   ズ。 ４、下側が開放し、カバー（１１）及び２つの側壁（１
   ０）より成るアコーディオンを有し、上記支持部材（１
   、１′）が上記カバー及び２つの隣接する側壁により形
   成されるコーナー部に設けられることを特徴とする請求
   項１記載のベローズ。 ５、上記支持部材（１）に４角形の切欠部（３）が設け
   られることを特徴とする請求項４記載のベローズ。 ６、上記支持部材（１′）に３角形の切欠部（３′）が
   設けられることを特徴とする請求項４記載のベローズ。 ７、断面が多角形の閉じられたアコーディオンを有し、
   その多角形断面のコーナー部の全部又は一部に支持部材
   が設けられることを特徴とする請求項１記載のベローズ
   。 ８、アコーディオンは少なくとも１つの外側カバー層と
   １つの内側補強層を有し、好ましくは該補強層にプリー
   ツの線に沿う小孔が開けられ、上記２つの層が、少なく
   とも外側に向いたプリーツの端縁のコーナー部において
   互いに固く連結されることを特徴とする請求項１記載の
   ベローズ。 ９、上記アコーディオンの層は、プリーツの端縁におい
   て溶接により連結されることを特徴する請求項８記載の
   ベローズ。 １０、上記アコーディオンの層は、プリーツの端縁にお
   いてＵ字形留め部材により互いに連結されることを特徴
   とする請求項８記載のベローズ。 １１、少なくとも外側に向いたプリーツの幾つかに、コ
   ーナー支持片として造られた切欠部（３、３′）をもつ
   支持部材（１、１′）に隣接して付加的な補強部材（１
   ９、２０）が設けられることを特徴とする請求項１記載
   のベローズ。