JPH01318049A - ポリオレフィン微孔性フイルム - Google Patents

ポリオレフィン微孔性フイルム

Info

Publication number
JPH01318049A
JPH01318049A JP63148617A JP14861788A JPH01318049A JP H01318049 A JPH01318049 A JP H01318049A JP 63148617 A JP63148617 A JP 63148617A JP 14861788 A JP14861788 A JP 14861788A JP H01318049 A JPH01318049 A JP H01318049A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
breaking strength
preferable
surface roughness
pore diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63148617A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2513786B2 (ja
Inventor
Tatsuya Ito
達也 伊藤
Shigeru Tanaka
茂 田中
Taeko Nagata
永田 妙子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP63148617A priority Critical patent/JP2513786B2/ja
Publication of JPH01318049A publication Critical patent/JPH01318049A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2513786B2 publication Critical patent/JP2513786B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G9/00Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
    • H01G9/004Details
    • H01G9/02Diaphragms; Separators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/40Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
    • H01M50/489Separators, membranes, diaphragms or spacing elements inside the cells, characterised by their physical properties, e.g. swelling degree, hydrophilicity or shut down properties
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/40Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
    • H01M50/409Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
    • H01M50/411Organic material
    • H01M50/414Synthetic resins, e.g. thermoplastics or thermosetting resins
    • H01M50/417Polyolefins
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/40Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
    • H01M50/489Separators, membranes, diaphragms or spacing elements inside the cells, characterised by their physical properties, e.g. swelling degree, hydrophilicity or shut down properties
    • H01M50/491Porosity
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電池、電解コンデンサ、電気2重層コンデン
サ等のセパレータ、あるいはミクロフィルターとして用
いられるポリオレフィン微孔性フィルムに関するもので
ある。
[従来の技術] 電池、電解コンデンサ、電気2重層コンデンサ等では、
空孔サイズが微細でかつ孔の均一性に澄れるポリオレフ
ィン微孔性フィルムの使用か進められている。(特開昭
61−13614号、特開昭61−290648号、特
開昭62−222562等)[発明が解決しようとする
課題] こうした微孔性フィルムをセパレータとして用いる際に
電極との界面におけるイオンの授受は極めて重要な要素
である。すなわち、電解液が電極とセパレータとの間に
均一に存在しないと内部抵抗の増大を招くばかりか、デ
ンドライト状析出物が発生し易く、長期寿命特性の劣化
等が生じる。
特開昭62−222562では、界面活性剤による濡れ
性の向上をはかる技術が開示されているが、界面活性剤
処理はセパレータへの電解液含浸性向上効果は期待でき
るが、上述のデンドライト状物の抑制、長期寿命特性の
改良に関する効果は期待できない。
本発明は、上記問題点を鑑み電極〜セパレータ間での十
分均一な接触を付与し得る表面形態を有するポリオレフ
ィン微孔性フィルムを供することを課題とする。
[課題を解決するための手段1 本発明は、表面空孔径0.05〜1μm、空孔率30〜
90%であるポリオレフィン微孔性フィルムにおいて、
最大の破断強度(Sm)と該最大破断強度方向に直角な
方向の破断強度(St)との比(Sm/S t )が1
.5〜6であり、少なくとも片面の平均表面粗さ(Ra
)が0.2μm以下であることを特徴とするポリオレフ
ィン微孔性フィルムに関するものである。
本発明において、ポリオレフィンとはポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ4メチルペンテン1、ポリブテン等
のαオレフィンのホモポリマー、コポリマー、あるいは
これらのブレンド物でおり、この中でも耐溶剤性・機械
特性に優れる高密度ポリエチレン、ポリプロピレンが好
ましい。
特に、ポリプロピレンである場合この中でも極限粘度(
[η])が1.8〜4.5d l/g、好ましくは2.
1〜4.0d l/C1,ざらに好ましくは2.7〜3
.7dl/q、アイソタクチックインデックス(I I
)が93%以上、さらに好ましくは96%以上のものが
機械特性、耐溶剤性に優れるので好ましい。
次に本発明において、表面空孔径は0.05〜1μmで
必ることが必要であり好ましくは0. 1〜0.8μm
である。空孔径が0.05μm未満で必ると、セパレー
タとして使用した際に、抵抗値(内部抵抗おるいは等価
直列抵抗等で表現されるセパレータに起因する抵抗〉の
温度依存性が増大する可能性が高くなり問題を生じる。
−力学孔径が1μmを越えると導電粒子等の通過を遮断
できずセパレータとしての機能が低下する。
本発明においては、微孔性フィルム両表面(表、裏)で
表面空孔径が同一である必要はないか、上述の理由で、
それぞれの面の表面空孔径が0.05〜1μmの範囲で
おることが好ましい。
また本邦明徴孔性フィルムの空孔率は30〜90%であ
ることが必要であり、好ましくは50〜75%である。
空孔率が30%よりも小さいと電解液保持量が低下し、
ドライアップ等の問題を生じる。−力学孔率が90%よ
りも大きいと機械強度が不足し、ショート等の問題を生
じる。
最大の破断強度(Sm)と該最大破断強度方向に直角な
方向の破断強度(St)との強度比(Sm/S t )
が1.5〜6であること必要であり、好ましくは、2〜
5の範囲である。強度比が1゜5未満であるとスリット
性に劣り、6を越えるものでは裂けを生じ易くショート
の原因となる。
ざらに本邦明徴孔性フィルムの少なくとも片面の平均表
面粗さ(Ra)が0.2μm以下であることが必要であ
り、好ましくは、0.1μm以下である。
通常の非多孔性ポリオレフィンフィルム必るいは、その
他一般のフィルムの場合、表面粗さは該フィルム表面の
凹凸を直接に表現するパラメータでおるといえる。しか
しながら、連続貫通した孔が無数に形成された本邦明徴
孔性フィルムのような場合、本質的な凹凸という意味で
の表面粗さは存在しないはずであるが、いわゆる表面粗
さ計で観測される表面粗さは存在する。
ここで観測される表面粗さとは、明確にその意味を定義
できるものではないが、表面粗さが小さくなることは少
なくとも該フィルム表面に不均一な構造が少なく、緻密
な表面を有していることに対応していると推定される。
これを反映してか、表面粗さの小さい表面を有する微孔
性フィルムのほど、同一のポリマー構成、同一表面空孔
径でおっても表面濡れ張力が上昇し、電解液の濡れ性で
も優れていることを本発明者らは見出した。こうした電
解液との濡れ性の向上は、セパレータとして使用した際
の素子の長期寿命特性の改良につながり好ましい。
なお、Raの下限に関しては、とくに限定するものでは
ないが、本発明者らの実験では0.02μmが下限であ
った。
また、最大表面粗さ(Rt)は、少なくとも片面が2μ
m以下、好ましくは1.5μm以下であることが上記観
点から好ましい。
ざらに、電極との均一な密着性を良好とし、電池等の素
子形成時の取り扱い性を良好とする観点から、本発明フ
ィルムの最大強度方向のヤング率は、15〜90kg/
mm2で必ることか好ましく、ざらに好ましくは、20
〜80kg/mm2であることが好ましい。
また、本発明フィルムの微孔形状としては、最大強度方
向に沿って切り出された断面構造において、見かけ上清
円形状をした空孔がランダムに分布している構造が好ま
しく、特に後述する断面孔形状比(Ca/Cb)が1.
5〜7であることが好ましい。こうした断面形状である
と特に2次電池用のセパレータとして使用した際に、デ
ンドライトの成長を防止できる可能性が高く、充放電サ
イクル数を増大できる。
また本発明フィルムの120’C熱風中での熱収縮率は
6%以下であることが好ましく、さらに好ましくは、4
%以下としておくと、素子を形成した際の経時変化が小
ざくなり好ましい。
特に、最大強度方向と直角な方向での熱収縮率は、3%
以下、好ましくは一10〜2%でおると、長期信頼性が
良好となり好ましい。
また、本発明フィルムの透水量は5〜100g/(mm
Hg・Tn2・分)、好ましくは10〜60Ω/ (m
mHc]−m2・分)の範囲であると温度変化による抵
抗特性の変化が小さく好ましい。
本発明フィルムの厚みは、特にセパレータとして使用す
る際には、50μm未満、特に10〜45μmの範囲の
ものが、電気特性、機械特性共に良好になるので好まし
い。
本発明フィルムには、親水性あるいは電解液との親和性
を増す目的で界面活性剤を塗布しておくことが許される
特に、界面活性剤の中での、非イオン系界面活性剤は電
極反応を阻害することが少なく好ましい。
具体的には、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシアルキレンノニルフェニルエーテル、脂肪酸ア
ルキロールアミド等が挙げられる。
なお、該非イオン界面活性剤に対して40%未満のカチ
オン系界面活性剤を添加しても良い。こうすると帯電防
止性が良好となり、素子巻時のトラブルを低減できる。
なあ、本発明フィルムをスリットあるいは素子巻きする
際には、最大強度方向が長手方向としてくことが好まし
く、更にリチウム電池用セパレータとして組込む時は、
Raが小さい面を負極側としておくことが好ましい。
次に本発明微孔性フィルムの製造方法について述べる。
ポリオレフィン樹脂と後述するポリオレフィンに溶融゛
時相溶性でめり、冷却時相分離し抽出可能な常温有機固
体および第3成分としてフタル酸誘導体とを溶融ブレン
ドし、丁ダイ、円形ダイ等よりシートあるいはチューブ
状に成形し冷却固化する。
ここで述べる有機固体とは、ポリオレフィンとのブレン
ド性、抽出性の点で、融点が35〜100′C1分子的
200〜1000であることが好ましく、ざらに該有機
固体の分子構造中には分極性及び極性基を含有している
ことが好ましい。ここで、分極性の基とは芳香族環を指
し、極性基とは、理科学辞典(合波書店)に示されてい
るような有極性分子を含む基で必って、例えばカルボニ
ル基、アミノ基、水酸基等を指す。以上のような特性を
有する有機固体の中でも、塩化ビニル等の可塑剤として
使用されているフタル酸エステル、リン酸エステル等が
優れてあり、特にジシクロへキシルフタレート(DCH
P)、  トリフェニルフォスフエイト(TPP)から
選ばれた少なくとも1種であることが好ましい。
該有機固体の添加量は、ポリオレフィン樹脂100重量
部に対し、80〜250重量部、好ましくは90〜20
0重φ部であると製膜性が良好となり、均一性、連続性
に優れた微細孔が形成されるので好ましい。
ポリオレフィンと該有機固体とは例えば2軸押用機を用
いて溶融ブレンドしてペレット化する。
この際にポリオレフィンの酸化防止あるいは熱分解を防
止するために、公知の安定剤を添加しておくことが好ま
しい。
こうして得られたペレットを押出機を用いTダイおるい
は円形ダイを用いてシート状あるいはチューブ状に成形
する。ここでTダイ法と円形ダイ法とでは、製造される
フィルムの厚みむら及び平面性の点でTダイ法が優れて
おり好ましい。この際のドラフト比を極力大きくするこ
とが均一な微細孔を形成する上で好ましく、ドラフト比
は6以上好ましくは10以上であると良い。
溶融シートは厚み方向に均一に冷却することが、形成さ
れる微細孔の均一性、電気特性の面で好ましいが、Tダ
イ法による場合、キャスト方法としては、水槽に導く方
法、冷却ドラム上で静電印加法にて該シートをドラム面
に押圧しながら固化させる方法が好ましい。
本発明において、表面粗さを0.2μm以下の範囲とす
るためにはポリオレフィンの極限粘度を1.8dl/g
以上好ましくは2.1以上、ざらに好ましくは2.7以
上としておくと共に、無機フィラーを添加しないことが
必要でおる。無機フィラーを添加すると冷却時の相分離
が不均一に進行し、表面粗さが増大する。この観点から
押出時にはフィルターをいれ不溶物が押し出しシートに
混入しないようにすることが重要である。
さらに、フタル酸誘導体、特に好ましくは無水フタル酸
をPP100重量部に対して0.01〜10重量部添加
しておくことが好ましく、さらに好ましくは0.05〜
3重量部である。こうしたフタル酸誘導体の添加により
冷却時の相分離が一層均一となり、表面粗さを小ざくす
ることができる。
以上のようにして得られた有機固体を含有するポリオレ
フィンシートを該有機固体の添加量の少なくとも95%
以上を抽出することにより19られる。
ここで、さらに少なくとも一軸に10倍未満、好ましく
は1.5倍以上4倍未満延伸すると微孔性フィルムの均
一性に優れるので好ましく、トータル延伸倍率は1.5
〜15倍であると好ましい。
なあ、二軸に延伸する際には、長手方向の延伸倍率(λ
1〉と幅方向の延伸倍率(λ2)との比(λ1/λ2)
は、1.5〜4の範囲としておくと、最適化された機械
特性が得られるので好ましい。ざらに、該延伸温度は、
未延伸シートの融点(Tm)−60’C−Tm−10’
Cの範囲であると好ましい。
以上のようにして得られたフィルムは、通常、最大強度
方向は長手方向となる。
[発明の効果] 本発明の効果を以下に述べる。
(1)電極との均一な接触性に優れているために、素子
とした際に長期使用において経時変化が少なく信頼性が
高い、おるいは、2次電池用セパレークとして使用した
際に、表面の均一性に優れるために、度量なる充放電に
おいてもプントライ1へ状の析出物を生じにくく、充放
電サイクル数を増大できる。
(2)最適化された強度を有しているために、スリット
性に優れこの結果、製造できる素子の品質安定性に優れ
、さらに、ヤング率を15〜90kCI/mm2の範囲
としておくと、最適な電極との密着力が得られ電気特性
が良好となる。
[特性の評価方法及び効果の評価方法1次にこの発明に
関する特性の測定方法及び効果の評価方法をまとめて示
す。
(1)表面粗さ(Ra、Rt) J lS−B−0601に準じた。
Ra(平均粗さ):J lS−8−0601に記載の中
心線平均粗さをもってRaとした。
Ri(最大粗さ):粗さ曲線の測定長さ内における最大
の山と最深の谷の距離をもって、Rtとした。
なあ、測定装置・条件は以下のとおりでめる。
A、測定装置二号能表面形状測定器5E−3E(株式会
社小坂研究所製) B、測定条件: ■ 触針先Oa半径:2μm ■ 触針荷m   :0.07g ■ 粗さ曲線  : Cut Off値0.25mm■
 測定長ざ :4mm ■ 測定速度  : 0.1 mm/sec■ 測定方
向  :最大強度方向 ■ ナンプルn数:5 (2)極限粘度([η]) ASTM−D−1601に準じ、試料0.1C]を13
5°Cのテトラリン1oomlに完全溶解させ、この溶
液を粘度側で135°Cの恒温槽中で測定して、比粘度
Sより次式に従がって求める。
[η]=S/(0,1x (1+0.22xS))(3
)アイソタクチックインデックス(I I)試お1を1
30’Cで2時間真空乾燥する。これからtli瓜W 
(m(] )の試料を取り、ソックスレー抽出器に入れ
、沸lThn−ヘプタンで12時間抽出する。
次に、この試わ1を取出し、アセトンで十分洗浄した後
、130’0605間真空乾燥し、その後用足W’  
(m(])を測定し、次式で求める。
II(%)= (W’ /W)xioo(4)表面空孔
径(a) サンプル両表面(表裏)について以下に述べる手法にて
、それぞれの面の平均空孔径を求め、表裏での平均をも
って、表面空孔径とする。
サンプル表面の走査型電子顕微鏡(SEX)観察を行な
い、観測視野に200±50の微細孔が入るように調整
し、はぼ表面に存在すると認識される微細孔を楕円とし
て近似して、孔径の長袖(aX)及び短軸(ay>を測
定し、あのおのの平均をもとめ、次式で示す相乗平均を
表面空孔径とする。なお、空孔の内部にフィブリル状物
(単数あるいは複数)がおる場合、このフィブリル状物
は測定より除外し、また、0.01μm以下の構造(フ
ィブリル等)についても同様に除外した。
a=、/7丁で717丁 (5)断面孔形状比(Ca /Cb )サンプルを液体
窒素で凍結し、最大強度方向にそってミクロトームで断
面を切り出し、走査型電子顕微鏡(SEM)観察を行な
い、表面空孔径の測定法に準じて、楕円形に近似し、断
面の切り出し方向く一最大強度方向)の軸長の平均値(
Ca)、厚み方向の軸長の平均値(Cb)を測定しその
比(Ca /Cb )を求めた。
(6〉空孔率(P) 試料(1Qx10cm>流動パラフィンに24時間浸漬
し、表層の流動パラフィンを十分に拭き取った後のMm
 (W2 )を測定し、該試料の浸漬前の小ff1(W
l)及び流動パラフィンの密度(ρ)より次式で求める
P= (W2−Wl)/ (VXρ) ここで、■は試料の見かけ体積(厚み、寸法より計算さ
れる(直)である。
(7〉機械特性 強 度 :JISK6782に準じた。
(単位はkcl/mm2) ヤング率:ASTM  D882−64Tに準じた(単
位はkc]/mm2 )。
なあ、厚みはダイアルゲージタイプ厚み計(JIs−8
−7509、測定子5mmφ平型)ヲ用イて測定した。
(8)濡れ張力 JIS  K6782に準じた。
(単位はdine/Cm> (9)透水量 サンプルの空孔部を全て水で置換した後、測定セル(5
artor ius社製、フィルターホルダー5M16
5 08  Bタイプ、有効透過面積が1゜3X10−
3m2)に装着し、125mmHQの静水圧にて水を供
給して、50Qの水が透過するまでの時間下(分)を測
定し、下式で透水量を求めた。
(温度25°C) 透水量[Ω/m2・mmHg・分] =50/ (1,3x10−3x125xT)(10)
実用評価 A、スリット性:幅25mmのスリットテストを行ない
、以下の判断基準で分類した。
○:問題なくスリットできたちの △ニスリットはできたもののエツジ成形がシセープにで
きなかったちの ×ニスリット中に縦裂け、フィルム切れを生じたもの B、電池テスト 以下の構成の電池を構成して、ザイクル寿命テストを行
なった。この結果、放電電圧が初期値の75%未満にな
るまでのサイクル数を評価した。
(なお、測定値は後述の比較例1のサイクル数を100
%とした値で比較評価した) 負極:Li金属 正極:2酸化マンガン レバレータ:微孔性フィルム2枚手ね。なおフィルム表
面粗さか表裏て差の必る揚台、Raの小さい面を負極側
とした。
電解液:1Mの1−i BF4プロピレンカーボネート
溶液とジメトキシエタンとを10.8容量比で混合した
もの 電池形状:ボタン型 [実施例1 次にこの発明の実施例及び比較例を示し、この発明の効
果をより具体的に説明する。
実施例1 ポリオレフィン樹脂として、ポリプロピレンパウダー(
三井東圧ノーブレンEBタイプ:[η]−2,95d 
17g)を用意し、以下の添加剤とを2軸押用機を用い
て溶融ブレンドしペレット化した。
pp              ioo重足部DCI
IP(ジシクロへキシルフタレート)  150  I
I無水フタル酸     0.71ノ BHT         O,9/。
IrganOXlolo             0
.3   II引き続き該ペレットを40mmφ押出は
を用いてTダイより溶融押出し、静電印加しつつ、75
°Cの冷却ロール上に押圧し十分な冷却速度を保ちつつ
冷却固化した。こうして得られたシートは60μmであ
り、引き続き50℃の1−1−1 トリクロルエタン抽
出槽に導いて該シートに含まれるDCHPの99%を抽
出した。
該シートをオーブン乾燥により溶媒を屹燥後120’C
に加熱して、延伸速度3000%/分にて3倍に延伸し
、145°Cにて5%の長手方向のリラックスを許しな
がら熱処理してまきとった。
こうして得られた微孔性フィルムは、フィルム[η]が
2.79dl/Ω、フィルム厚み30μm、表面空孔径
0.3μm、空孔率66%、平均表面粗さ(Ra)は、
冷却ロール面か0.08μm、反対面が0.10μmで
あった。また、表面濡れ張力は両面共に34dyne/
cmと太きかつ lこ。
なあ、最大破断強度(長手方向)は6.2k(]/11
1m2、幅方向の強度は1.6kg/ll1f112で
あり、その比は3.9であった。
この結果、実用試験結果もスリット性に優れ、リーイク
ル寿命も200%と優れていることが判る。
比較例1 実施例1と同じPP原料を用いて、今度は、ジオクヂル
フタレート(DOP>および、無機微粒子として、アエ
ロジル200およびPPの安定剤とを以下の組成で溶融
ブレンドした。
PP          100重量部DOP    
     130重量部アエロジル200    50
重量部 8l−IT         0.9重量部Ir(]a
nOX1010      0.3重量部引き続き該ペ
レットを40mmφ押出はを用いてTダイより溶融押出
し、静電印加しつつ、75°Cの冷却ロール上に押圧し
十分な冷却速度を保ちつつ冷却固化した。こうして得ら
れたシートは2ooμmであり、引き続き50°Cの1
−1−1 トリクロルエタン抽出槽に導いて該シー1〜
に含まれるDCHPを抽出した。
ざらに、60’Cl2O%苛性ソーダ水溶液に浸漬して
アエロジルを抽出した。
こうして得られたシー1〜を125°Cにて長手方向に
3倍延伸の後ステンタに導いて135°Cにて幅方向に
3倍延伸の後145°Cにて幅方向に5%のリラックス
を許しなからな熱固定してまきとつlこ 。
こうして得られたフィルムの特性は表1に示すとおりで
おり、機械特性のバランスが悪いためにスリッ1〜性に
劣り、また、平均表面粗さ(Ra)か大きく、サイクル
寿命特性も実施例1に比較し劣っている。
実施例2 ポリオレフィン樹脂として、ポリプロピレンパウダー(
三井東圧ノーブレンEPタイプ:[η]−3,3d l
/C1)を用いた以外は、実施例1と同様な添加剤組成
として、2軸押用機を用いて溶融ブレンドしペレット化
した。
引き続き該ペレッ1〜を4Qmmφ押出はを用いてTダ
イより溶融押出し、静電印加しつつ、75°Cの冷却ロ
ール上に押圧し十分な冷却速度を保ちつつ冷却固化した
。こうして得られたシー1〜は80μmであり、引き続
き50’Cの1−1−1 l〜リクロルTタン仙出出槽
導いて該シー1〜に含まれるDCl−I Pを抽出した
該シー1〜をオーブン乾燥により溶媒を乾燥後、長手方
向に135°Cにて3.5倍に延伸の後、引き続きステ
ンタに導いて幅方向に135°Cにて1゜3倍に延伸し
、145°Cにて5%の幅方向のリラックスを許しなが
ら熱処理してまきとった。
こうして得られた微孔性フィルムは、フィルム[η]が
2.95d l/Cl、フィルム厚み25μm、表面空
孔径0.35μm、空孔率69%、表面粗さ(Ra)は
両面共に0.07μmであった。
また、表面濡れ張力は35dyne/Cmと大きかった
。また、スリッ1〜性に優れ、サイクル寿命も270%
と優れていた。(表1に特性−覧を示す) 比較例2 実施例2において、添7JD剤として無水フタル酸を添
加せずに溶融ブレンドしてペレット化した。
引き続き該ペレットを40mmφ押出はを用いてTダイ
より溶融押出し、静電印加しつつ、105°Cの冷却ロ
ール上に押圧し冷却固化した。こうして得られたシート
は80μmであり、引き続き50’Cの1−1−1 ト
リクロルエタン抽出櫓に導いて該シー1へに含まれるD
CHPを抽出した。
以降実施例2と同様に延伸を行ない、厚み35μ「η、
表面空孔径0.5μm、空孔率77%、表面粗さ(Ra
)は冷却ロール面が0.33μm、反体面が0127μ
mのフィルムを得た。
こうして1qられた、濡れ張力は32dVne/cmと
小さく、また、1ノイクル寿命も80%と短かいことが
判る。
以上、実施例・比較例の対照から明らかなように本発明
フィルムは、特にセパレータとして好適な特性を有して
いることがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 表面空孔径0.05〜1μm空孔率30〜90%である
    ポリオレフィン微孔性フィルムにおいて、最大の破断強
    度(Sm)と該最大破断強度方向に直角な方向の破断強
    度(St)との比(Sm/St)が1.5〜6であり、
    少なくとも片面の平均表面粗さ(Ra)が0.2μm以
    下であることを特徴とするポリオレフィン微孔性フィル
    ム。
JP63148617A 1988-06-16 1988-06-16 ポリオレフィン微孔性フイルム Expired - Fee Related JP2513786B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63148617A JP2513786B2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16 ポリオレフィン微孔性フイルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63148617A JP2513786B2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16 ポリオレフィン微孔性フイルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01318049A true JPH01318049A (ja) 1989-12-22
JP2513786B2 JP2513786B2 (ja) 1996-07-03

Family

ID=15456790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63148617A Expired - Fee Related JP2513786B2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16 ポリオレフィン微孔性フイルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2513786B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04167357A (ja) * 1990-10-30 1992-06-15 Agency Of Ind Science & Technol ニッケル―水素化物電池
JPH06223802A (ja) * 1992-10-28 1994-08-12 Asahi Chem Ind Co Ltd 円筒型電気部品用セパレ−タ−
EP0834936A1 (en) * 1995-03-31 1998-04-08 Mitsubishi Paper Mills, Ltd. Non-woven fabric for separator of non-aqueous electrolyte cell, and non-aqueous electrolyte cell using the same
WO2008018584A1 (en) * 2006-08-10 2008-02-14 Mitsui Chemicals, Inc. Separator for energy device and energy device having the same
JP2008293786A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Gs Yuasa Corporation:Kk 非水電解質二次電池用のセパレータ及び非水電解質二次電池
JP2013105578A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Ube Ind Ltd 電池用セパレータ
WO2013180162A1 (ja) * 2012-05-31 2013-12-05 日東電工株式会社 熱可塑性樹脂発泡体及び発泡シール材
JP2015159126A (ja) * 2015-05-01 2015-09-03 ソニー株式会社 セパレータおよびこれを用いた非水電解質電池
JP2016186942A (ja) * 2016-06-27 2016-10-27 宇部興産株式会社 電池用セパレータ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5751479U (ja) * 1980-09-10 1982-03-24
JPS58128652A (ja) * 1982-01-27 1983-08-01 Furukawa Electric Co Ltd:The アルカリ電池用セパレ−タの製造方法
JPS62500385A (ja) * 1984-10-09 1987-02-19 ミリポア コ−ポレイシヨン 超高分子量ポリエチレンの微孔質膜

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5751479U (ja) * 1980-09-10 1982-03-24
JPS58128652A (ja) * 1982-01-27 1983-08-01 Furukawa Electric Co Ltd:The アルカリ電池用セパレ−タの製造方法
JPS62500385A (ja) * 1984-10-09 1987-02-19 ミリポア コ−ポレイシヨン 超高分子量ポリエチレンの微孔質膜

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04167357A (ja) * 1990-10-30 1992-06-15 Agency Of Ind Science & Technol ニッケル―水素化物電池
JPH06223802A (ja) * 1992-10-28 1994-08-12 Asahi Chem Ind Co Ltd 円筒型電気部品用セパレ−タ−
EP0834936A1 (en) * 1995-03-31 1998-04-08 Mitsubishi Paper Mills, Ltd. Non-woven fabric for separator of non-aqueous electrolyte cell, and non-aqueous electrolyte cell using the same
EP0834936A4 (en) * 1995-03-31 2006-11-29 Mitsubishi Paper Mills Ltd LIES FOR SEPARATOR OF A NON-WATER ELECTROLYTIC CELL AND USE OF THE FILM IN SUCH A CELL
JPWO2008018584A1 (ja) * 2006-08-10 2010-01-07 三井化学株式会社 エネルギーデバイス用セパレータ、およびそれを含むエネルギーデバイス
WO2008018584A1 (en) * 2006-08-10 2008-02-14 Mitsui Chemicals, Inc. Separator for energy device and energy device having the same
KR101044167B1 (ko) * 2006-08-10 2011-06-24 미쓰이 가가쿠 가부시키가이샤 에너지 디바이스용 세퍼레이터, 및 그것을 포함하는 에너지디바이스
JP2008293786A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Gs Yuasa Corporation:Kk 非水電解質二次電池用のセパレータ及び非水電解質二次電池
JP2013105578A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Ube Ind Ltd 電池用セパレータ
WO2013180162A1 (ja) * 2012-05-31 2013-12-05 日東電工株式会社 熱可塑性樹脂発泡体及び発泡シール材
JP2014005452A (ja) * 2012-05-31 2014-01-16 Nitto Denko Corp 熱可塑性樹脂発泡体及び発泡シール材
JP2015159126A (ja) * 2015-05-01 2015-09-03 ソニー株式会社 セパレータおよびこれを用いた非水電解質電池
JP2016186942A (ja) * 2016-06-27 2016-10-27 宇部興産株式会社 電池用セパレータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2513786B2 (ja) 1996-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101227325B1 (ko) 다층 다공막 및 그의 제조 방법
JP5196780B2 (ja) 多層多孔膜およびその製造方法
KR101319912B1 (ko) 폴리에틸렌 미세 다공막 및 그 제조 방법과 전지용세퍼레이터
JP4931083B2 (ja) 多層多孔膜及びその製造方法
JP5876629B1 (ja) 電池用セパレータ及びその製造方法
JP5596768B2 (ja) ポリエチレン微多孔膜及び電池用セパレータ
JP5052135B2 (ja) ポリオレフィン微多孔膜及び蓄電池用セパレータ
JP5448345B2 (ja) 多層多孔膜及びその製造方法
JP2008186721A (ja) 高耐熱性と高透過性を兼ね備えた多孔膜およびその製法
KR20100066517A (ko) 미세다공성 막, 그것의 제조방법 및 그것의 사용방법
JPWO2010008003A1 (ja) 蓄電デバイス用セパレータ
WO2015194504A1 (ja) ポリオレフィン微多孔質膜、電池用セパレータ及び電池
JP5645342B2 (ja) 高耐熱性と高透過性を兼ね備えた多孔膜およびその製法
JP5792914B1 (ja) 積層多孔質膜及びその製造方法
JP2020079426A (ja) ポリオレフィン微多孔膜
JP5235487B2 (ja) 無機粒子含有微多孔膜の製造方法
JPH01318049A (ja) ポリオレフィン微孔性フイルム
JPH01304933A (ja) 電解セパレータ用ポリオレフィン微孔性フィルム
JP2018154834A (ja) ポリオレフィン微多孔膜の製造方法、電池用セパレータ、及び非水電解液二次電池
JP2019102400A (ja) 多層セパレータ、並びにその捲回体及び製造方法
JP2013144442A (ja) 高耐熱性と高透過性を兼ね備えた多孔膜およびその製法
JPS63243146A (ja) 微孔性ポリプロピレンフイルム
JP2014078515A (ja) 高耐熱性と高透過性を兼ね備えた多孔膜およびその製法
JPH0817145B2 (ja) 電解コンデンサ用セパレータ
JP2022051522A (ja) 蓄電デバイス用セパレータ及び蓄電デバイス

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees