JPH01312216A - 頭付きねじの保持構造、および、これに使用する頭付きねじ保持用ばね座金付き止め輪 - Google Patents

頭付きねじの保持構造、および、これに使用する頭付きねじ保持用ばね座金付き止め輪

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JPH01312216A
JPH01312216A JP14392488A JP14392488A JPH01312216A JP H01312216 A JPH01312216 A JP H01312216A JP 14392488 A JP14392488 A JP 14392488A JP 14392488 A JP14392488 A JP 14392488A JP H01312216 A JPH01312216 A JP H01312216A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本願発明は頭付きねじの保持構造、および、これに使用
する頭付きねし保持用ばね座金付き止め輪に関する。
【従来の技術】
一般に、取付は孔を有する板状部材を取付は対象物に頭
付きねじを用いて締結固定する締結構造においては、ボ
ルト等の頭付きねじの頭部座面と板状部材の間に、ある
いは、板状部材と取付は対象物との間に、ねじの弛みを
防止し、また、板状部材および取付は対象物の締結面の
損傷を防止するために座金が介装される。 従来、これらの座金は、頭付きねじを板状部材の取付は
孔および取付は対象物の螺孔に挿入する際に上記位置に
介装され、板状部材とともに頭付きねじの頭部によって
挟圧固定される。
【発明が解決しようと子る課題】
しかしながら、上記の締結構造においては、締結を解く
と、板状部材、頭付きねじおよび座金がばらばらとなり
、散逸してしまう恐れがある。板状部材を締結後に取り
外す必要のない機器については問題が少ないが、着脱の
顔度が高いものにフいては大きな問題である。 また、頭付きねじは締結構造に必要不可欠であり、散逸
してしまうと機器の機能を果たさなくなるため、その部
品管理も慎重になるが、座金については、部材間に介装
しなくても、頭付きねじのみによって締結が可能であり
、座金を紛失してしまうと、座金を介装しないまま部材
を取付は対象物に締結してしまうことが多い。 しかし、座金は頭付きねじの弛みを防止し、また、板状
部材および取付は対象物のねし締結部の端面を保護する
機能を果たしており、座金を介装しないまま締結すると
、板状部材や取付は対象物の表面を傷つけるのみならず
、機器によっては、頭付きねじが弛んで取付は対象物か
ら板状部材が脱落し、人体に危険を及ぼしがねない。 本願発明は上述の事情のもとで考え出されたものであっ
て、上記の問題を解決し、頭付きねしおよび座金を板状
部材にあらかじめ付属させることにより、頭付きねじお
よび座金が着脱時に散逸することのない、頭付きねじの
保持構造、および、これに使用する頭付きねし保持用ば
ね座金付き止め輪を提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本願発明では、次の技術
的手段を講じている。 すなわち、本願の請求項1に記載した発明である頭付き
ねじ保持用ばね座金付き止め輪は、軸保持孔およびこの
軸保持孔を弾性拡径させるための拡径用切欠きを有する
止め輪部と、上記軸保持孔の軸線と同一軸線を6つ軸挿
通孔を有する波板状座金部とを備え、 上記止め軸部と上記波板状座金部とは共通の基端部から
所定間隔をもって略平行に一体延出形成されていること
を特徴としている。 本願の請求項2に記載した発明である頭付きねじの保持
構造は、 取付は孔を有する板状部材に頭付きねじを回転可能かつ
脱落不能に保持する頭付きねじの保持機構であって、 上記頭付きねじの軸部基端の外周に環状係止溝が形成さ
ている一方、上記頭付きねじは、上記請求項1に記載し
た頭付きねし保持用ばね座金付き止め輪をその止め輪部
と波板状座金部が上記板状部材を挟んで反対側に位置す
るように配置するとともに、上記環状係止溝が上記軸保
持孔の内周に係止されるようにして軸部が上記止め輪部
の軸保持孔、上記板状部材の取付は孔および上記波板状
座金部の軸挿通孔に連押通されることにより、上記板状
部材に回転可能かつ脱落不可能に支持されていることを
特徴としている。
【発明の作用および効果】
本願発明は、繰り返し着脱を行う板状部材を取付は対象
物に頭付きねじを用いて締結固定する場合に、頭付きね
じ保持用ばね座金付き止め輪を用いる。 この頭付きねじ保持用ばね座金付き止め輪は、軸保持孔
およびこの軸保持孔を弾性拡径させるための拡径用切欠
きを有する止め輪部と、上記軸保持孔の軸線と同一軸線
をもっ軸挿通孔を有する波板状座金部とを備え、上記止
め輪部と上記波板状座金部とは共通の基端部から所定間
隔をもって略平行に一体延出形成されているものである
。 止め輪部は、その軸保持孔の内周が頭付きねじの軸部基
端に形成された環状係止溝に係入してその軸方向の移動
を阻止するためのものであって、軸保持孔の内径はこれ
に挿入される頭付きねじの軸部基端の外径よりわずかに
小さく設定される。 拡径用切欠きは、軸保持孔の内周の所定位置から外周に
つながっており、頭付きねじを挿通するときに、軸保持
孔を弾性拡径させるために形成されたものである。 一方、波板状ばね座金部は、弾性板を波状に加工したも
ので、中心部に上記軸保持孔の軸線と同一軸線をもつ頭
付きねじの軸径より大きな内径を有する軸挿通孔が形成
されている。この波板状ばね座金部は、板状部材と取付
は対象物との間で押圧変形され、その反作用として頭付
きねじに軸方向の内力を与え、ねじの螺合部および頭付
きねじの頭部座面において、取付は対象物および上記止
め軸部との間の摩擦力を増大させることによって、頭付
きねじの弛みを防止することができる。 上記の止め輪部および波板状ばね座金部は、共通の基端
部から所定間隔をもって略平行に一体延出形成されてお
り、板状部材の厚みによって、この止め輪部と波板状ば
ね座金部の間隔が設定される。 この頭付きねし保持用ばね座金付き止め輪を、その止め
輪部と波板状座金部が上記板状部材を挟んで反対側に位
置するように配置するとともに、軸部基端の外周に環状
係止溝が形成された頭付きねじを、止め輪部の軸保持孔
を弾性拡径させながら、止め輪部の軸保持孔、板状部材
の取付は孔およびばね座金部の軸挿通孔に連通挿させる
と、この頭付きねじ保持用ばね座金付き止め輪が板状部
材に対してその周縁を挟むように取り付けられる。 このとき、止め輪部の軸保持孔の内周は上記頭付きねじ
の軸部基端の外周に形成された環状係止溝に係入し、頭
付きねじの軸方向の移動が制限される。 上記構成によって、取付は孔を有する板状部材に頭付き
ねじを回転可能かつ脱落不能に保持することができ、板
状部材を取付は対象物に着脱する際にも板状部材に一体
的に付属して、従来の締結構造のように各部材が散逸す
ることがない。 上記頭付きねじの保持構造を付設した板状部材を取付は
対象物に締結したとき、波板状ばね座金部が取付は対象
物と板状部材との間で挟圧されて頭付きねじの軸部に軸
方向の内力を発生させることにより、ねじの弛みを防止
することができる。 また、止め輪部は板状部材と頭付きねじの頭部座面との
間に介装されるとともに、その基端部が板状部材の端縁
に当接して頭付きねじと共回りすることがなく、板状部
材が繰り返し着脱されても、ねじ頭部座面あるいは止め
輪部によって板状部材の表面が損傷することも防止する
ことができる。 上述したように、本願発明にかかる頭付きねじの保持構
造およびこれに使用する頭付きねし保持用ばね座金付き
止め輪を、板状部材を取付は対象物に対して着脱する頻
度が高い機器に適用することは極めて有効適切であり、
特に締結作業が容易であるとともに安全確実な締結構造
が要求され、取付けねじを紛失してしまうと重大な影響
のある場合にその効果は掻めて顕著である。 本願発明を、幌付き自動車等の幌骨固定構造に適用する
ことは極めて適切であり、本願発明をロールバーの後方
の荷台を箱形に覆う幌を有する幌付き自動車の幌骨の支
持構造に適用することができる。 この幌骨の支持構造はロールバーの後方の荷台両側枠上
に両脚部が支持された門形の幌骨を、幌使用時にロール
バーの後縁に沿った状態で頭付きねじを使用して固定す
る構造のものである。ロールバー後部には幌骨を取付け
るための螺孔が設けられる一方、幌骨には上記ロールバ
ーに設けられた螺孔に対応する位置に、取付は孔をもつ
板状部材が一体形成されている。幌骨は上記取付は孔に
頭付きねじを挿通してロールバーに設けられた螺孔に螺
合させることにより、ロールバーに対して締結固定され
る。 本願発明を上記幌骨の支持構造に適用するために、上記
頭付きねじの軸部基端の外周に環状係止溝を形成する一
方、上記の頭付きねし保持用ばね座金つき止め輪をその
止め輪部と波板状座金部が上記板状部材を挟んで反対側
に位置するように配置し、頭付きねじの上記環状係止溝
が上記軸保持孔の内周に係止されるようにして軸部が上
記止め輪部の軸保持孔、上記板状部材の取付は孔および
上記波板状座金部の軸挿通孔に連挿通する。 上述のように構成された幌骨の支持構造においては、頭
付きねじおよび座金が幌骨に一体的に付属して、幌骨か
ら脱落することがない。 従来の幌骨の支持構造においては、幌を荷台に格納する
場合に取付けねしおよび座金を幌骨と別個に管理保存し
なければならないため、保管場所を確保する必要がある
とともに、幌の着脱の頻度が高く、取付けねじおよび座
金を紛失してしまう恐れがあった。また、幌を装着して
走行する場合には絶えず振動が作用し幌骨の取付けねじ
が弛みやすく、ばね座金を介装することは不可欠である
とともに、幌の着脱は乗者が行い、幌の着脱作業が容易
であるとともに安全確実な締結構造が要求されていた。 本願発明にかかる頭付きねじの保持構造を上記の幌骨に
形成された取付は孔をもつ板状部材に適用することによ
って、取付けねじおよび座金を紛失する恐れがなくなり
、また、座金を幌の装着の際に介装する手間がなくなっ
て、幌の装着作業を安全確実にしかも容易に行うことの
できる幌骨固定構造を得ることができる。 さらに、幌骨の板状部材に頭付きねしおよび座金が一体
的に付属しているため、幌の格納時の取付けねじおよび
座金の保管場所が不用となる。
【実施例の説明】
以下本願発明の実施例を第1図ないし第4図に基づいて
具体的に説明する。 第1図は本願発明にかかる頭付きねじの保持構造の頭付
きねじlの中心軸に沿う断面図である。 この図に示されているように、本実施例の頭付きねじの
保持構造は、頭付きねじ1と、頭付きねじが保持される
板状部材2と、板状部材2を挟むようにして位置する頭
付きねし保持用ばね座金付き止め輪3とを有する。 第2図に示すように、板状部材2には頭付きねじlの軸
部4を通挿するための取付は孔5が形成されており、従
来は、この取付は孔5に直接上記類突きねじ1が通挿さ
れ、取付は対象物6に取付けられていた。 頭付きねじ保持用ばね座金付き止め輪3は、矩形板ばね
用薄板鋼板をプレス成形したもので、軸保持孔7および
この軸保持孔7を弾性拡径させるための拡径用切欠き8
を有する止め輪部9と、上記軸保持孔7の軸線と同一軸
線をもつ軸挿通孔lOを有する波板状座金部11とを備
え、上記止め軸部9と上記波板状ばね座金部11とは共
通の基端部12から板状部材2の厚みよりやや広い間隔
をもって略平行に一体延出形成されている止め輪部9は
、その軸保持孔7の内周が頭付きねじlの軸部基端に形
成された環状係止溝13に係入してその軸方向の移動を
阻止するためのものであって、軸保持孔7の内周には上
記頭付きねじlの環状係止a13に係入する係入突起1
4が形成さている。本実施例においては、この軸保持孔
7の3個所に係入突起14が形成されていわゆるEリン
グ状の形状を有し、係入突起部14の内径はこれに挿入
される頭付きねじ1の軸部4の外径よりわずかに小さく
設定される。拡径用切欠き8は、軸保持孔7の内周部か
ら基端部12と反対方向に向かって形成され、止め輪部
9の外周につながっている。 一方、波板状ばね座金部11は、凹凸を有する波状にプ
レス加工されており、中心部に上記止め輪部9の軸保持
孔7の軸線と同一軸線をもつ頭付きねじ1の軸径よりや
や大きな内径を有する軸挿通孔lOが形成されている。 この波板状ばね座金部11の凹凸が、板状部材2と取付
は対象物6とのあいだで押圧変形され、その反作用とし
て頭付きねじ1に軸方向の内力を与え、頭付きねじ1の
螺合部15および頭付きねじlの頭部座面16において
、取付吠対象物6および上記止め輪部9との間の摩擦力
を増大させることによって、頭付きねじ1の弛みを防止
することができる。 頭付きねじ1として、本実施例ではボルトlaが採用さ
れており、ポル)laの軸部基端外周には上記頭付きね
し保持用ばね座金付き止め輪3の厚みに対応した環状係
止溝13が形成されている。 第1図に示すように、頭付きねじ保持用ばね座金付き止
め輪3は、その止め輪部9と波板状ばね座金部11が板
状部材2を挟んで反対側に位置するように配置されると
ともに、頭付きねじ■の軸部4が、止め輪部9の軸保持
孔7を弾性拡径させながら、止め輪部9の軸保持孔7、
板状部材2の取付は孔5および波板状ばね座金部11の
軸挿通孔10に連通挿されており、この頭付きねし保持
用ばね座金付き止め輪3が板状部材2に対してその周縁
を挟むように取り付けられている。頭付きねじ保持用ば
ね座金付き止め輸3の止め軸部9の軸保持孔7の内周に
設けられた係入突起14は上記頭付きねじlの軸部基端
の外周に形成された環状係止溝13に係入し、頭付きね
じ1の軸方向の移動が制限されている。 上記構成によって、取付は孔5を有する板状部材2に頭
付きねじ1を回転可能かつ脱落不能に保持することがで
き、板状部材2を取付は対象物6に着脱する際にも板状
部材2に一体的に付属して、従来の締結構造のように各
部材が散逸することがない。 上記頭付きねじの保持構造を付設した板状部材2を取付
は対象物に締結したとき、第1図において想像線で表し
たように、波板状ばね座金部11が取付は対象物6と板
状部材2との間で挟圧されて、波板状の凹凸部が弾性変
形し、頭付きねじlの軸部4に軸方向の引張り内力を発
生させることにより、頭付きねじ1の弛みを防止するこ
とができる。また、止め輪部9が板状部材2と頭付きね
じ1の頭部座面16との間に介装されるとともに、その
基端部12が板状部材2の端縁に当接して、頭付きねし
保持用ばね座金付き止め輪3が頭付きねじ1と共回りす
ることがなく、板状部材2が繰り返し着脱されても、ね
じ頭部座面16あるいは止め輪部9によって板状部材2
の表面を損傷することがない。 次に、上記発明を、幌付き自動車の幌骨固定構造に適用
した実施例について説明する。 第3図は、本願発明を適用した幌骨の支持構造を幌付き
自動車に取り付けた場合の斜視図である。 この図では、本願発明を適用した幌骨の支持構造が良く
判るように幌17は仮想線で表しである。 第3図に示すように、本実施例の幌17の支持構造は、
門形ロールパー18の後方に位置する荷台19の両側枠
20a、20aの上面にねじ止めするなどして取付けら
れた樹脂製リンクブラケット21.21の後部車幅方向
内方に前後方向回動可能かつ前後方向移動可能に支持さ
れる門型の後幌骨22と、上記リンクブラケット21.
21の前部に前後方向回動可能に°支持される前幌骨2
3とを備える。@17は、箱形形状を呈するように、上
記前幌骨23に幌17の前縁が正着されるとともに、後
幌骨22の両脚部間上方を車幅方向にのびる水平軸部2
4に後方隅角部が支持され、さらに、両側方の裾部は荷
台19の両側枠20a、20aに、そして、後方の裾部
は荷台19の後部枠20bにそれぞれホック止めされる
。 本願発明は、記幌付き自動車の幌の支持構造において、
前幌骨23をロールパー18に締結するために設けられ
た締結構造に適用される。 上記前幌骨23は、ロールパー18の後面視形状と対応
した門形形状を有し、両脚部25.25の各上端部の間
を車幅方向に延びる上部車幅方向水平部26には、前幌
骨23をロールパー18に対して固定するための頭付き
取付けねじ1bの取付は孔5bを有する左右一対の取付
は板状部材2bが、前幌骨23の内側に溶接されること
により、下方向に一体延出形成されている。この前幌骨
23は帯状薄板鋼板をプレス成形したものであって、第
4図に示すように、その断面は、ロールパー18の後縁
に対向する周壁部27の前縁部は幌17を前幌骨23に
係止するための幌係止部材28を係止するために折り返
し補強がなされ、周壁部27の後端は補強のため車体内
方へ湾曲させられている。前幌骨23は、その外周に上
記幌係止部材2日を介して幌17が水密性をもって正着
されており、第3図に示すように、ロールパー18の後
縁に密着した状態となる起立姿勢と、図には表れていな
いが、上記荷台19の両側枠20a、2Oa上に沿って
倒れ込む後倒れ姿勢とをとりうるように、両側枠20a
、20a上のリンクブラケット21.21にリンク機構
29を介して回動可能に支持されている。前幌骨23が
リンク機構29を介して支持されることによって、前幌
骨23を締結する際に、前幌骨23がロールパー18に
対して直線的に接近することができ、ロールパー18と
前幌骨23との間のシール部材のいたみを防止すること
ができる。 一方、ロールパー18の後部には、第4図に示すように
、レジントップ仕様車と同様に、天井部30ないし両脚
部25全般にわたって後方に延出するフランジ部31が
形成されており、このフランジ部31の先端部に第一シ
ール部32としてのウェザストリップ32aが装着さて
いる。ロールパー18の第一シール部32の車体内方に
は前幌骨23を締結固定するための膨出部33が後方に
向かって形成されており、前幌骨23の上記左右一対の
取付は板状部材2bの取付は孔5bに対応する位置には
、膨出部33の内部にナツト34が溶接されて取付は螺
孔が形成されている。 幌17の前縁に止着され、かつ、上記前幌骨23の前縁
部35に係止される楔係止部材28は、同一断面を有す
る樹脂成形された長尺部材であり、その断面は、係止溝
36を有する略U字状の係止部37と、この略U字状係
止部の一側壁から延出される幌接合部38を有する。係
止部37を挟んで係止溝36の底部と反対側には、軟質
塩化ビニルで成形されたリップ状の第二シール部材39
aが、その基端を上記略U字状係止部37の外周に接着
等されることにより延出形成されている。この楔係止部
材28は、幌接合部38が幌17の前縁部に縫着接合さ
れる一方、係止部37の係止溝36に前幌骨23の前縁
部35が挿入されて、前幌骨23に幌17が係止される
。 前幌骨23の起立姿勢において、前幌骨23の内側がロ
ールパー18の後方に形成されたフランジ部31に形成
された第一シール部材32aに弾性的に当接することに
より、ロールパー18と前幌骨23との間に第一シール
部32が形成されるとともに、車体外周の一般外面にお
いて、前幌骨23の前縁部35に形成される上記リップ
状の第二シール部材39aがロールパー18の後縁部に
弾性的に当接することにより、ロールパー18と前幌骨
23との間の溝が上記リップ状の第二シール部材39a
によって塞がれ、第二シール部39が形成される。 さて、本願発明は上記幌骨の支持構造において、前幌骨
23をロールパー18へ締結する構造に適用されている
。 前幌骨23は上部車幅方向水平部26に延出形成された
左右一対の取付は板状部材2bの取付は孔5bに、頭付
き取付けねじ1bが挿通され、ロールパー18後部の膨
出部33に形成された取付は螺孔40に螺合されること
によって、ロールパー18に対して締結固定される。 本願発明を上記幌骨の支持構造に適用するための頭付き
ねじtbは、第4図に示すように、締結作業を容易にす
るため大径握り部41を頭部に有するとともに、軸部基
端の外周に環状係止溝13bが形成されている。 上述の頭付きねし保持用ばね座金付き止め輪3bはその
止め輪部9bと波板状ばね座金部11bが上記取付は板
状部材2bを挟んで反対側に位置するように配置され、
頭付きねじ1bの上記環状係止溝13bが軸保持孔7b
の内周に係止されるようにして軸部4bが上記止め輪部
9bの軸保持孔7b、上記取付は板状部材2bの取付は
孔5bおよび上記波板状座金部11bの軸挿通孔lOb
に連挿通されている。 上述のように構成された前幌骨23の支持構造において
は、頭付きねじ1bおよび波板状座金部11bが前幌骨
23に一体的に付属して、前幌骨から脱落することがな
い。 従来の前幌骨23の支持構造においては、幌17を荷台
に格納する場合に頭付き取付けねじ1bおよび座金を前
幌骨23と別個に管理保存しなければならないため、保
管場所を確保する必要があるとともに、幌17の着脱の
頻度が高く、頭付き取付けねじ1bおよび座金を紛失し
てしまう恐れがあった。また、@17を装着して走行す
る場合には絶えず振動が作用し前幌骨23の取付けねし
が弛みやすく、ばね座金を介装することは不可欠である
とともに、幌17の着脱は乗者が行い、幌17の着脱作
業が容易であるとともに安全確実な締結構造が要求され
ていた。 本実施例における幌17を装着するには、前幌骨23を
車体前後方向前方に向かって回動させると、前幌骨23
に止着された幌17は荷台19を覆うようにしながら前
方に引っ張られ、これに伴い、幌17の後部が固定され
た後幌骨22も幌17に引っ張られながら立ち上がり回
動する。そして、前幌骨23の内側が、ロールパー18
の後方のフランジ部31に設けられた第一シール部材3
2aに弾性的に当接して第一シール部32を形成すると
ともに、前幌骨23の前縁部35の幌係止部材28に設
けられた第二シール部材39aが、ロールパー18の後
縁に弾性的に当接して第二シール部39を形成する。 前幌骨23の脚部25が結合されている各リンクアーム
42が、左右のガイド壁43a、43bの間に固定され
た後、本願発明が適用されている前幌骨23の上部車幅
方向水平部26に形成された取付は板状部材2bに一体
的に付属した頭付きねじ1bをロールパー18の後方の
膨出部33に形成された取付は螺孔40に螺合させ、前
幌骨23を車体に固定するとともに、荷台190両側枠
20a、20aおよび後部枠20bの外面に所定間隅で
設けられたホック44に幌17の側方裾部および後方裾
部をホック止めして、幌17を車体に装着する。その後
、後幌骨22を後方にスライド移動させて幌17の天井
高さをロールパー18の高さに持ち上げ、かつ、幌17
に張力を与えて弛みを取り、幌17の装着が完了する。 上述のように、本願発明にかかる頭付きねじの保持構造
を上記の前幌骨23の支持構造に適用することによって
、頭付き取付けねじ1bおよび座金を紛失する恐れがな
くなるとともに、ばね座金が必ずロールパーと前幌骨の
間に介装され車体の振動によっても弛むことのない確実
な締結構造が得られ、幌17の装着作業を安全確実にし
かも容易に行うことのできる幌骨固定構造を得ることが
できる。 さらに、前幌骨23の取付は板状部材2bに頭付きねじ
1bおよび座金が一体的に付属しているため、幌17の
格納時の頭付き取付けねじ1bおよび座金を保管するた
めのスペースが不用となりその分荷台を広く使うことが
できる。 本願発明の範囲は、上述の実施例に限定されない。本実
施例においては、頭付きねじ保持用ばね座金付き止め輪
3の止め輪部9の軸保持孔7は係入突起14を有するE
リング状に形成されているが、係入突起14を有しない
C形の形状であっても同様の効果を得ることができ、ま
た、その他の形状に形成することもできる。波板状ばね
座金部11の波形形状は、要求されるばね強度によって
その凹凸の幅を変更することができ、また、凹凸のない
平板形状とすることもできる。また、本願実施例の頭付
きねじ保持用ばね座金付き止め輪3は板ばね用鋼板から
一体成形されているが、止め輪部9と波板状ばね座金部
11に別の素材を採用し、基端部12において溶接等に
よって接合形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本願発明の頭付きねじの保持構造の実施例の
頭付きねじの中心軸に沿う軸断面図、第、2図は本願発
明の頭付きねじの保持構造およびこれに使用する頭付き
ねし保持用ばね座金付き止め輪の分解斜視図、第3図本
願発明を幌付き自動車の幌骨固定用頭付きねじの保持構
造に適用した幌付き自動車の全体斜視図、第4図は第3
図におけるIV−IV線に沿う拡大断面図である。 1・・・頭付きねじ、2・・・板状部材、3・・・頭付
きねじ保持用ばね座金付き止め輪、4・・・軸部、7・
・・軸保持孔、8・・・拡径用切欠き、9・・・止め軸
部、10・・・軸挿通孔、11・・・波板状ばね座金部
、12・・・基端部、13・・・環状係止溝。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軸保持孔およびこの軸保持孔を弾性拡径させるた
    めの拡径用切欠きを有する止め輪部と、上記軸保持孔の
    軸線と同一軸線をもつ軸挿通孔を有する波板状座金部と
    を備え、 上記止め輪部と上記波板状座金部とは共通の基端部から
    所定間隔をもって略平行に一体延出形成されていること
    を特徴とする、頭付きねじ保持用ばね座金付き止め輪。
  2. (2)取付け孔を有する板状部材に頭付きねじを回転可
    能かつ脱落不能に保持する頭付きねじの保持機構であっ
    て、 上記頭付きねじの軸部基端の外周に環状係止溝が形成さ
    ている一方、上記頭付きねじは、請求項1の頭付きねじ
    保持用ばね座金付き止め輪をその止め輪部と波板状座金
    部が上記板状部材を挟んで反対側に位置するように配置
    するとともに、上記環状係止溝が上記軸保持孔の内周に
    係止されるようにして軸部が上記止め輪部の軸保持孔、
    上記板状部材の取付け孔および上記波板状座金部の軸挿
    通孔に連挿通されることにより、上記板状部材に回転可
    能かつ脱落不可能に支持されていることを特徴とする、
    頭付きねじの保持構造。
JP14392488A 1988-06-10 1988-06-10 頭付きねじの保持構造、および、これに使用する頭付きねじ保持用ばね座金付き止め輪 Granted JPH01312216A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011125131A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Toyo Electric Mfg Co Ltd 鉄道車両用集電装置のカバー取り付けボルト抜け止め構造
JP2011247295A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Mitsumi Electric Co Ltd ネジ仮止め部材
JP2013007413A (ja) * 2011-06-23 2013-01-10 Shindengen Electric Mfg Co Ltd ネジの保持構造

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