JPH01308001A - 可変抵抗器とその製造方法 - Google Patents
可変抵抗器とその製造方法Info
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- JPH01308001A JPH01308001A JP63139110A JP13911088A JPH01308001A JP H01308001 A JPH01308001 A JP H01308001A JP 63139110 A JP63139110 A JP 63139110A JP 13911088 A JP13911088 A JP 13911088A JP H01308001 A JPH01308001 A JP H01308001A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01C—RESISTORS
- H01C10/00—Adjustable resistors
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01C—RESISTORS
- H01C10/00—Adjustable resistors
- H01C10/30—Adjustable resistors the contact sliding along resistive element
- H01C10/32—Adjustable resistors the contact sliding along resistive element the contact moving in an arcuate path
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01C—RESISTORS
- H01C17/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing resistors
- H01C17/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing resistors adapted for manufacturing resistors with envelope or housing
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、主要部がケース内に収納されたいわゆるケ
ースタイプの可変抵抗器とその製造方法に関する。
ースタイプの可変抵抗器とその製造方法に関する。
〔従来の技術]
この種の可変抵抗器の従来例を第7図に示す。
2は絶縁性の基板であり、表面に円弧状の抵抗体4およ
びその中央部に集電電極6が形成されている。8〜10
は端子であり、端子8は抵抗体4の一端に、端子9は抵
抗体4の他端に、端子10は集電電極6にそれぞれ電気
的に接続されている。
びその中央部に集電電極6が形成されている。8〜10
は端子であり、端子8は抵抗体4の一端に、端子9は抵
抗体4の他端に、端子10は集電電極6にそれぞれ電気
的に接続されている。
12は摺動子であり、抵抗体4および集電電極6上を摺
動する。14はロータであり、底面に形成された凹部に
摺動子12が固定されていると共に、上部に凸部14a
およびドライバー溝14bが形成されている。
動する。14はロータであり、底面に形成された凹部に
摺動子12が固定されていると共に、上部に凸部14a
およびドライバー溝14bが形成されている。
1日はケースであり、パツキン16を介在させて、摺動
子12の固定されたロータ14を基板2上に回動自在に
保持している。ケース18の上面には開口部が形成され
ており、ロータ14の凸部14aを外部に露出させてい
る。パツキン16は、内部を密閉すると共にロータ14
の回動トルクを調整する役割も果たしている。
子12の固定されたロータ14を基板2上に回動自在に
保持している。ケース18の上面には開口部が形成され
ており、ロータ14の凸部14aを外部に露出させてい
る。パツキン16は、内部を密閉すると共にロータ14
の回動トルクを調整する役割も果たしている。
20はロータ14をケース18内に保持すると共に、基
板2をケース18に固定するためのシール樹脂であり、
熱硬化性エポキシ樹脂等をボッティングし、加熱硬化さ
せることによって形成されている。このシール樹脂20
は密閉性を高める機能をも有している。
板2をケース18に固定するためのシール樹脂であり、
熱硬化性エポキシ樹脂等をボッティングし、加熱硬化さ
せることによって形成されている。このシール樹脂20
は密閉性を高める機能をも有している。
二の可変抵抗器は、ロータ14をそのドライバー溝14
bを用いて左右に回動させると、摺動子12が抵抗体4
および集電電極6上を摺動し、それによって端子10と
端子8あるいは9間の抵抗値を変化させることができる
。
bを用いて左右に回動させると、摺動子12が抵抗体4
および集電電極6上を摺動し、それによって端子10と
端子8あるいは9間の抵抗値を変化させることができる
。
ところが上記のような可変抵抗器においては、ケース1
8内にロータ14を保持したり基板2を固定したり内部
を密閉したりするのにシール樹脂20を用いているため
、それに伴って次のような種々の問題が生じていた。
8内にロータ14を保持したり基板2を固定したり内部
を密閉したりするのにシール樹脂20を用いているため
、それに伴って次のような種々の問題が生じていた。
即ち、シール樹脂20の注入量が多過ぎると底面が平坦
にならずプリント基板等への取付けが困難になり、逆に
少な過ぎると密閉等が不完全になるので、シール樹脂2
0を注入する際の注入量の調整が難しく、これが組立の
自動化の障害になっていた。
にならずプリント基板等への取付けが困難になり、逆に
少な過ぎると密閉等が不完全になるので、シール樹脂2
0を注入する際の注入量の調整が難しく、これが組立の
自動化の障害になっていた。
また、シール樹脂20を硬化させるのに時間がかかるた
め生産性が悪く、しかもその硬化の際に加熱が必要であ
るため設備的にも重装備となっていた。
め生産性が悪く、しかもその硬化の際に加熱が必要であ
るため設備的にも重装備となっていた。
加えて、パツキン16を有する密閉タイプのものでは、
シール樹脂20の硬化のための加熱の際にケース18の
内圧が上昇して空気がシール樹脂20を通って外に出る
ことによってシール樹脂20に孔があくトラブルも発生
するため、この点からも組立の自動化の障害になってい
た。
シール樹脂20の硬化のための加熱の際にケース18の
内圧が上昇して空気がシール樹脂20を通って外に出る
ことによってシール樹脂20に孔があくトラブルも発生
するため、この点からも組立の自動化の障害になってい
た。
そこでこの発明は、上記のようなシール樹脂を用いない
ようにした可変抵抗器とその製造方法を提供することを
主たる目的とする。
ようにした可変抵抗器とその製造方法を提供することを
主たる目的とする。
この発明の可変抵抗器は、表面に円弧状の抵抗体および
その中央部に集電電極が形成され、かつそれぞれに電気
的に接続された複数の端子が取り付けられた絶縁性の基
板が、各端子の一部分を外に出して、絶縁性の樹脂から
成りロータ収納用の穴を有するケースの底部に抵抗体側
が上になるようにインサート成形されており、かつ当該
ケースの穴の部分に、絶縁性の樹脂から成り下面に前記
抵抗体と集電電極間をつなぐ摺動子が取り付けられたロ
ータが回動自在に嵌め込まれており、そして前記ケース
の開口部の縁が内側にかしめられてロータが抜け出さな
いようにされて成ることを特徴とする。
その中央部に集電電極が形成され、かつそれぞれに電気
的に接続された複数の端子が取り付けられた絶縁性の基
板が、各端子の一部分を外に出して、絶縁性の樹脂から
成りロータ収納用の穴を有するケースの底部に抵抗体側
が上になるようにインサート成形されており、かつ当該
ケースの穴の部分に、絶縁性の樹脂から成り下面に前記
抵抗体と集電電極間をつなぐ摺動子が取り付けられたロ
ータが回動自在に嵌め込まれており、そして前記ケース
の開口部の縁が内側にかしめられてロータが抜け出さな
いようにされて成ることを特徴とする。
この発明の製造方法は、表面に円弧状の抵抗体およびそ
の中央部に集電電極が形成され、かつそれぞれに電気的
に接続された複数の端子が取り付けられた絶縁性の基板
を用意する工程と、当該基板を各端子の一部分を外に出
して、絶縁性の樹脂から成りロータ収納用の穴を有する
ケースの底部に抵抗体側が上になるようにインサート成
形する工程と、絶縁性の樹脂から成り下面に前記抵抗体
と集電電極間をつなぐ摺動子が取り付けられたロータを
用意する工程と、当該ロータを前記ケースの穴の中に回
動自在に嵌め込む工程と、前記ケースの開口部の縁を内
側に熱によってかしめてロータが抜け出さないようにす
る工程とを備えることを特徴とする。
の中央部に集電電極が形成され、かつそれぞれに電気的
に接続された複数の端子が取り付けられた絶縁性の基板
を用意する工程と、当該基板を各端子の一部分を外に出
して、絶縁性の樹脂から成りロータ収納用の穴を有する
ケースの底部に抵抗体側が上になるようにインサート成
形する工程と、絶縁性の樹脂から成り下面に前記抵抗体
と集電電極間をつなぐ摺動子が取り付けられたロータを
用意する工程と、当該ロータを前記ケースの穴の中に回
動自在に嵌め込む工程と、前記ケースの開口部の縁を内
側に熱によってかしめてロータが抜け出さないようにす
る工程とを備えることを特徴とする。
上記可変抵抗器においては、抵抗体や端子等を取り付け
た基板がインサート成形によってケースの底部に固定さ
れると共に、ロータがケースの開口部の縁のかしめによ
ってケース内に回動自在にかつ抜け出さないように保持
されており、ロータの保持や基板の固定等のために従来
のようなシール樹脂を用いていない。従って、シール樹
脂を用いることに伴う従来の問題点は全て解消される。
た基板がインサート成形によってケースの底部に固定さ
れると共に、ロータがケースの開口部の縁のかしめによ
ってケース内に回動自在にかつ抜け出さないように保持
されており、ロータの保持や基板の固定等のために従来
のようなシール樹脂を用いていない。従って、シール樹
脂を用いることに伴う従来の問題点は全て解消される。
また上記製造方法によれば、シール樹脂のポツティング
作業やその加熱硬化作業が不要であるため、上記のよう
な可変抵抗器を生産性良く製造することができ、また自
動化もし易くなる。
作業やその加熱硬化作業が不要であるため、上記のよう
な可変抵抗器を生産性良く製造することができ、また自
動化もし易くなる。
第1図は、この発明に係る可変抵抗器の一例を示す縦断
面図である。
面図である。
この可変抵抗器の構造の詳細を、その製造工程に概ね従
って説明する。
って説明する。
まず、ケース38側を第2図も参照して説明すると、表
面に円弧状の抵抗体24およびその中央部に集電電極2
6が形成され、かつ3本の端子28〜30が半田付け、
溶接等によって取り付けられた絶縁性の基板22を用意
する。端子28は電極27aを介して抵抗体24の一端
に、端子29は電極27bを介して抵抗体24の他端に
、端子30は集電電極26にそれぞれ電気的に接続され
ている。
面に円弧状の抵抗体24およびその中央部に集電電極2
6が形成され、かつ3本の端子28〜30が半田付け、
溶接等によって取り付けられた絶縁性の基板22を用意
する。端子28は電極27aを介して抵抗体24の一端
に、端子29は電極27bを介して抵抗体24の他端に
、端子30は集電電極26にそれぞれ電気的に接続され
ている。
次いでこの基板22を、各端子28〜3oの一部分を外
に出して、絶縁性の樹脂がら成り後述するロータ34収
納用の円形の穴38aを有するケース38の底部に、抵
抗体24側が上になるようにインサート成形する。
に出して、絶縁性の樹脂がら成り後述するロータ34収
納用の円形の穴38aを有するケース38の底部に、抵
抗体24側が上になるようにインサート成形する。
このケース38の材料としては、熱によってかしめ易く
、かつ後述するロータ34の樹脂(例えばPPS樹脂)
より変形温度が低い熱可塑性の樹脂を用いるのが好まし
い。その理由は後述する。
、かつ後述するロータ34の樹脂(例えばPPS樹脂)
より変形温度が低い熱可塑性の樹脂を用いるのが好まし
い。その理由は後述する。
そのような樹脂の一例にPBT樹脂がある。
また成形の際同時に、ケース38に、必要に応じて他の
加工を施しても良い。例えば、ロータ34側のストッパ
ー34cに当接してその回転を規制するストッパー38
cを設けても良い。また、ケース3日の裏面側に、端子
28〜3oを裏面側に折り曲げる場合にそれらをそれぞ
れ収納するための3条の溝38dを形成しても良い。
加工を施しても良い。例えば、ロータ34側のストッパ
ー34cに当接してその回転を規制するストッパー38
cを設けても良い。また、ケース3日の裏面側に、端子
28〜3oを裏面側に折り曲げる場合にそれらをそれぞ
れ収納するための3条の溝38dを形成しても良い。
また、基板22の表面の抵抗体24の外側には、図示例
のように円弧状の遊び電極27cを設けておくのが好ま
しく、そのようにすれば他の部分と高さが揃うので成形
用の金型との間に隙間が生じなくなり、その部分にイン
サート成形時の樹脂が流れ込むのを防止することができ
る。
のように円弧状の遊び電極27cを設けておくのが好ま
しく、そのようにすれば他の部分と高さが揃うので成形
用の金型との間に隙間が生じなくなり、その部分にイン
サート成形時の樹脂が流れ込むのを防止することができ
る。
尚、上記のようなケース38側は、例えば第3図に示す
ようなフープ材44を用いれば連続成形することができ
る。31は、フープ材44上でのケース38等の保持用
の遊び端子である。
ようなフープ材44を用いれば連続成形することができ
る。31は、フープ材44上でのケース38等の保持用
の遊び端子である。
一方、ロータ34側を第4図も参照して説明すると、上
記ケース38側と例えば並行して、絶縁性の樹脂から成
り、下面に前記抵抗体24と集電電極26間をつなぐ摺
動子32が取り付けられた円形のロータ34を用意する
。具体的にはこの例では、この集電電極32もロータ3
4の下面番こインサート成形する。
記ケース38側と例えば並行して、絶縁性の樹脂から成
り、下面に前記抵抗体24と集電電極26間をつなぐ摺
動子32が取り付けられた円形のロータ34を用意する
。具体的にはこの例では、この集電電極32もロータ3
4の下面番こインサート成形する。
このロータ34の材料としては、例えばPPS樹脂等の
耐熱性樹脂を用いるのが好ましい。この理由も後述する
。
耐熱性樹脂を用いるのが好ましい。この理由も後述する
。
また、成形の際同時に、ロータ34に、必要に応じて他
の加工を施しても良い。例えば前述したストッパー34
cを設けても良い。また凸部34aおよびその中央部に
十字状のドライバー溝34bを設けても良い。
の加工を施しても良い。例えば前述したストッパー34
cを設けても良い。また凸部34aおよびその中央部に
十字状のドライバー溝34bを設けても良い。
摺動子32は、この例では、1枚の金属板を折り返した
ものであり、その下板321は完全な平板状をしており
、上板322には、円弧状をした2条の中央部が浮き上
がった摺動接点32aおよび先端部が浮き上がった摺動
接点32bが形成されている。両摺動接点32aおよび
32bはいずれも弾性を有しており、ケース38内では
摺動接点32aは基板22上の抵抗体24に、摺動接点
32bは集電電極26にそれぞれ接する。32dは、摺
動子32の抜止め防止用の補強片である。
ものであり、その下板321は完全な平板状をしており
、上板322には、円弧状をした2条の中央部が浮き上
がった摺動接点32aおよび先端部が浮き上がった摺動
接点32bが形成されている。両摺動接点32aおよび
32bはいずれも弾性を有しており、ケース38内では
摺動接点32aは基板22上の抵抗体24に、摺動接点
32bは集電電極26にそれぞれ接する。32dは、摺
動子32の抜止め防止用の補強片である。
上記のような摺動子32をロータ34にインサート成形
する状態の一例を第5図に示す。40は上型、42は下
型の一例である。
する状態の一例を第5図に示す。40は上型、42は下
型の一例である。
その場合、摺動子32の下板321は前述したように平
板状をしているので、それが密閉蓋のような作用をし、
成形時の樹脂が上型4oの空洞部40aに流れ込むのが
防止される。従って、このような折返し構造の摺動子3
2を用いれば、インサート成形がし易くなる。
板状をしているので、それが密閉蓋のような作用をし、
成形時の樹脂が上型4oの空洞部40aに流れ込むのが
防止される。従って、このような折返し構造の摺動子3
2を用いれば、インサート成形がし易くなる。
また、上板322における摺動接点32aの外周部にほ
ぼリング状の遊び板32cを設けており、それによれば
この面上での折り返した板厚による段差が生じないので
、上型40側に特別な加工を施さなくても、樹脂の漏れ
が防止される。従って上型40の加工が楽になる。
ぼリング状の遊び板32cを設けており、それによれば
この面上での折り返した板厚による段差が生じないので
、上型40側に特別な加工を施さなくても、樹脂の漏れ
が防止される。従って上型40の加工が楽になる。
尚、上記のようなロータ34側は、例えば第6図に示す
ようなフープ材46を用いれば連続成形することができ
る。33はフープ材46上でのロータ34の保持用の摺
動子継ぎである。
ようなフープ材46を用いれば連続成形することができ
る。33はフープ材46上でのロータ34の保持用の摺
動子継ぎである。
その場合、フープ材46上のロータ36のピッチは、第
3図に示したフープ材44上のケース38側のピッチと
同一に設定しておくのが好ましく、そのようにすれば連
続組立が容易になる。
3図に示したフープ材44上のケース38側のピッチと
同一に設定しておくのが好ましく、そのようにすれば連
続組立が容易になる。
そして、再び第1図を主に参照して、上記のような例え
ばフープ材44に保持されたケース38側とフープ材4
6に保持されたロータ34とをそれぞれ製作した後、ロ
ータ34をケース38の穴38aの中に、摺動子32を
下側にして回動自在に嵌め込む。但しその直前に、ロー
タ34側の摺動子継ぎ33を回動の邪魔にならないよう
に切断除去しておく。
ばフープ材44に保持されたケース38側とフープ材4
6に保持されたロータ34とをそれぞれ製作した後、ロ
ータ34をケース38の穴38aの中に、摺動子32を
下側にして回動自在に嵌め込む。但しその直前に、ロー
タ34側の摺動子継ぎ33を回動の邪魔にならないよう
に切断除去しておく。
また、密閉タイプの可変抵抗器とする場合は、ロータ3
4を嵌め込む前に、ケース38内に図示例のように0リ
ングのようなパツキン36を入れておけば良い。勿論こ
の実施例の構造では、パツキン36を入れずに非密閉タ
イプとすることも他の構造を変えずに可能である。従っ
て、両タイプの生産の切換えも容易である。
4を嵌め込む前に、ケース38内に図示例のように0リ
ングのようなパツキン36を入れておけば良い。勿論こ
の実施例の構造では、パツキン36を入れずに非密閉タ
イプとすることも他の構造を変えずに可能である。従っ
て、両タイプの生産の切換えも容易である。
そして、ケース38の開口部の縁38bを熱で内側へか
しめてロータ34の凸部34aの周囲上に被せ、ロータ
34の回動自在性を確保しつつ、ロータ34が抜け出さ
ないようにする。この場合、前述したようにロータ34
よりもケース3日の樹脂の変形温度を低くしておくのが
好ましく、そのようにすれば上記のような熱かしめによ
ってロータ34が変形等の悪影響を受けるのを防ぐこと
ができる。
しめてロータ34の凸部34aの周囲上に被せ、ロータ
34の回動自在性を確保しつつ、ロータ34が抜け出さ
ないようにする。この場合、前述したようにロータ34
よりもケース3日の樹脂の変形温度を低くしておくのが
好ましく、そのようにすれば上記のような熱かしめによ
ってロータ34が変形等の悪影響を受けるのを防ぐこと
ができる。
次いで、フープ材44につながる端子28〜30を必要
な長さに切断しくこのとき遊び端子31はまだ切断して
いない)、更に必要に応じて各端子28〜30を第1図
に2点鎖線で示すようにケース38の裏面側へ折り曲げ
て必要なピッチで溝38d内で立ち上げさせても良(、
そのようにすれば上面調整タイプの可変抵抗器を得るこ
とができる。その場合、各溝38dの両側を適当個所で
かしめて端子28〜30の上に被せてそれらの浮き上が
り防止を図っても良い、また、シール樹脂で補強しても
良い、もっとも、各端子28〜30を上記のように曲げ
ずに側面調整タイプとして第1図に実線で示すように横
に伸ばしたままでも良(、またそのようにすれば、チッ
プタイプ(面実装タイプ)の可変抵抗器を得ることもで
きる。
な長さに切断しくこのとき遊び端子31はまだ切断して
いない)、更に必要に応じて各端子28〜30を第1図
に2点鎖線で示すようにケース38の裏面側へ折り曲げ
て必要なピッチで溝38d内で立ち上げさせても良(、
そのようにすれば上面調整タイプの可変抵抗器を得るこ
とができる。その場合、各溝38dの両側を適当個所で
かしめて端子28〜30の上に被せてそれらの浮き上が
り防止を図っても良い、また、シール樹脂で補強しても
良い、もっとも、各端子28〜30を上記のように曲げ
ずに側面調整タイプとして第1図に実線で示すように横
に伸ばしたままでも良(、またそのようにすれば、チッ
プタイプ(面実装タイプ)の可変抵抗器を得ることもで
きる。
そして最後に、フープ材44の遊び端子31を切断除去
すれば、第1図に示したような可変抵抗器が得られる。
すれば、第1図に示したような可変抵抗器が得られる。
また上記のような工程を、フープ材44および46上の
各ケース38側および各ロータ34について順次行うこ
とにより、このような可変抵抗器を連続して組立てるこ
ともできる。
各ケース38側および各ロータ34について順次行うこ
とにより、このような可変抵抗器を連続して組立てるこ
ともできる。
第1図の可変抵抗器では、ロータ34をそのドライバー
溝34bを用いて左右に回動させると、摺動子32の摺
動接点32bが基板22上の集電電極26に接した状態
で摺動接点32aが抵抗体24上を摺動し、それによっ
て端子30と端子28あるいは29間の抵抗値を変化さ
せることができる。
溝34bを用いて左右に回動させると、摺動子32の摺
動接点32bが基板22上の集電電極26に接した状態
で摺動接点32aが抵抗体24上を摺動し、それによっ
て端子30と端子28あるいは29間の抵抗値を変化さ
せることができる。
このようにこの実施例の可変抵抗器においては、基板2
2がケース38の底部にインサート成形によって固定さ
れると共に、ロータ34がケース38の縁38bのかし
めによってケース38内に回動自在にかつ抜け出さない
ように保持されており、ロータ34の保持や基板22の
固定等のために従来のようなシール樹脂を用いていない
。従って、シール樹脂を用いることに伴う従来の問題点
は全て解消される。即ち、シール樹脂の注入量の難しい
調整やその硬化の加熱が不要になるため、またシール樹
脂に孔があくトラブルも発生しないため、密閉タイプ、
非密閉タイプを問わず、生産性が良く、設備も簡単にな
り、組立の自動化もし易くなる。
2がケース38の底部にインサート成形によって固定さ
れると共に、ロータ34がケース38の縁38bのかし
めによってケース38内に回動自在にかつ抜け出さない
ように保持されており、ロータ34の保持や基板22の
固定等のために従来のようなシール樹脂を用いていない
。従って、シール樹脂を用いることに伴う従来の問題点
は全て解消される。即ち、シール樹脂の注入量の難しい
調整やその硬化の加熱が不要になるため、またシール樹
脂に孔があくトラブルも発生しないため、密閉タイプ、
非密閉タイプを問わず、生産性が良く、設備も簡単にな
り、組立の自動化もし易くなる。
しかもこの実施例のようにケース38側のみならずロー
タ34側もインサート成形を採用すれば、組立部品がよ
り少なくなるため、生産性がより向上する。
タ34側もインサート成形を採用すれば、組立部品がよ
り少なくなるため、生産性がより向上する。
またこの実施例の製造方法によれば、シール樹脂のボッ
ティング作業やその加熱硬化作業が不要であるため、上
記のような可変抵抗器を生産性良く製造することができ
、また自動化もし易くなる。
ティング作業やその加熱硬化作業が不要であるため、上
記のような可変抵抗器を生産性良く製造することができ
、また自動化もし易くなる。
しかもこの実施例のようにフープ材44および46を用
いてケース38側およびロータ34側を連続的にインサ
ート成形し、それらを用いて可変抵抗器を組立てるよう
にすれば、各部品の位置決めが簡単でその精度も良くな
るため、大量生産が容易で自動化も一層し易くなる。
いてケース38側およびロータ34側を連続的にインサ
ート成形し、それらを用いて可変抵抗器を組立てるよう
にすれば、各部品の位置決めが簡単でその精度も良くな
るため、大量生産が容易で自動化も一層し易くなる。
尚、以上は好ましい実施例としてロータ34側も摺動子
32をインサート成形した例を説明したが、摺動子32
は必ずしもインサート成形によらなくても良く、例えば
嵌め込み等の他の手段でロータ34の下面に固定するよ
うにしても良い。
32をインサート成形した例を説明したが、摺動子32
は必ずしもインサート成形によらなくても良く、例えば
嵌め込み等の他の手段でロータ34の下面に固定するよ
うにしても良い。
以上のようにこの発明の可変抵抗器によれば、ケース内
におけるロータの保持や基板の固定等のために従来のよ
うなシール樹脂を用いていないため、シール樹脂を用い
ることに伴う従来の問題点は全て解消される。即ち、シ
ール樹脂の注入量の難しい調整やその硬化の加熱が不要
になるため、また加熱によってシール樹脂に孔があくよ
うなトラブルも起こらないため、生産性が良く、設備も
簡単になり、かつ組立の自動化もし易くなる。
におけるロータの保持や基板の固定等のために従来のよ
うなシール樹脂を用いていないため、シール樹脂を用い
ることに伴う従来の問題点は全て解消される。即ち、シ
ール樹脂の注入量の難しい調整やその硬化の加熱が不要
になるため、また加熱によってシール樹脂に孔があくよ
うなトラブルも起こらないため、生産性が良く、設備も
簡単になり、かつ組立の自動化もし易くなる。
またこの発明の製造方法によれば、シール樹脂のポツテ
ィング作業やその加熱硬化作業が不要であるため、上記
のような可変抵抗器を生産性良く製造することができ、
また自動化もし易(なる。
ィング作業やその加熱硬化作業が不要であるため、上記
のような可変抵抗器を生産性良く製造することができ、
また自動化もし易(なる。
第1図は、この発明に係る可変抵抗器の一例を示す縦断
面図である。第2図は、第1図の可変抵抗器に用いるケ
ース側を上から見て示す平面図である。第3図は、フー
プ材を用いてケース側を成形した例を部分的に示す平面
図である。第4図は、第1図の可変抵抗器に用いるロー
タ側を下から見て示す平面図である。第5図は、ロータ
に摺動子をインサート成形する状態の一例を示す断面図
である。第6図は、フープ材を用いてロータ側を成形し
た例を部分的に示す平面図である。第7図(A)は従来
の可変抵抗器を示す斜視図であり、同(B)はその縦断
面図である。 22・、・基板、24・・・抵抗体、26・・・集電電
極、28〜30・・・端子、32・・・摺動子、34・
・・ロータ、38・・・ケース、38a・・・穴、38
b・・・縁。
面図である。第2図は、第1図の可変抵抗器に用いるケ
ース側を上から見て示す平面図である。第3図は、フー
プ材を用いてケース側を成形した例を部分的に示す平面
図である。第4図は、第1図の可変抵抗器に用いるロー
タ側を下から見て示す平面図である。第5図は、ロータ
に摺動子をインサート成形する状態の一例を示す断面図
である。第6図は、フープ材を用いてロータ側を成形し
た例を部分的に示す平面図である。第7図(A)は従来
の可変抵抗器を示す斜視図であり、同(B)はその縦断
面図である。 22・、・基板、24・・・抵抗体、26・・・集電電
極、28〜30・・・端子、32・・・摺動子、34・
・・ロータ、38・・・ケース、38a・・・穴、38
b・・・縁。
Claims (2)
- (1)表面に円弧状の抵抗体およびその中央部に集電電
極が形成され、かつそれぞれに電気的に接続された複数
の端子が取り付けられた絶縁性の基板が、各端子の一部
分を外に出して、絶縁性の樹脂から成りロータ収納用の
穴を有するケースの底部に抵抗体側が上になるようにイ
ンサート成形されており、かつ当該ケースの穴の部分に
、絶縁性の樹脂から成り下面に前記抵抗体と集電電極間
をつなぐ摺動子が取り付けられたロータが回動自在に嵌
め込まれており、そして前記ケースの開口部の縁が内側
にかしめられてロータが抜け出さないようにされて成る
ことを特徴とする可変抵抗器。 - (2)表面に円弧状の抵抗体およびその中央部に集電電
極が形成され、かつそれぞれに電気的に接続された複数
の端子が取り付けられた絶縁性の基板を用意する工程と
、当該基板を各端子の一部分を外に出して、絶縁性の樹
脂から成りロータ収納用の穴を有するケースの底部に抵
抗体側が上になるようにインサート成形する工程と、絶
縁性の樹脂から成り下面に前記抵抗体と集電電極間をつ
なぐ摺動子が取り付けられたロータを用意する工程と、
当該ロータを前記ケースの穴の中に回動自在に嵌め込む
工程と、前記ケースの開口部の縁を内側に熱によってか
しめてロータが抜け出さないようにする工程とを備える
ことを特徴とする可変抵抗器の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63139110A JP2603105B2 (ja) | 1988-06-06 | 1988-06-06 | 可変抵抗器とその製造方法 |
DE3917564A DE3917564A1 (de) | 1988-06-06 | 1989-05-30 | Regelwiderstand und fertigungsverfahren fuer denselben |
US07/359,715 US4998088A (en) | 1988-06-06 | 1989-05-31 | Variable resistor and manufacturing method for the same |
KR1019890007737A KR970009768B1 (ko) | 1988-06-06 | 1989-06-05 | 가변저항기와 그 제조방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63139110A JP2603105B2 (ja) | 1988-06-06 | 1988-06-06 | 可変抵抗器とその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01308001A true JPH01308001A (ja) | 1989-12-12 |
JP2603105B2 JP2603105B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=15237718
Family Applications (1)
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JP63139110A Expired - Fee Related JP2603105B2 (ja) | 1988-06-06 | 1988-06-06 | 可変抵抗器とその製造方法 |
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---|---|
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KR (1) | KR970009768B1 (ja) |
DE (1) | DE3917564A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP3055476B2 (ja) * | 1996-11-28 | 2000-06-26 | 株式会社村田製作所 | 可変抵抗器 |
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US6744347B2 (en) | 2001-01-04 | 2004-06-01 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Variable resistor |
CN201688854U (zh) * | 2010-05-31 | 2010-12-29 | 东莞市长泰尔电子有限公司 | 一种无止档编码器 |
KR101864607B1 (ko) | 2017-03-16 | 2018-06-11 | 대한민국 | 피노셈브린을 함유하는 아토피 피부염의 예방 또는 치료용 조성물 |
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US4712084A (en) * | 1985-03-22 | 1987-12-08 | Copal Electronics Co., Ltd. | Potentiometer |
-
1988
- 1988-06-06 JP JP63139110A patent/JP2603105B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-05-30 DE DE3917564A patent/DE3917564A1/de active Granted
- 1989-05-31 US US07/359,715 patent/US4998088A/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-06-05 KR KR1019890007737A patent/KR970009768B1/ko not_active IP Right Cessation
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Publication number | Publication date |
---|---|
DE3917564A1 (de) | 1989-12-07 |
US4998088A (en) | 1991-03-05 |
DE3917564C2 (ja) | 1993-03-11 |
JP2603105B2 (ja) | 1997-04-23 |
KR970009768B1 (ko) | 1997-06-18 |
KR900000936A (ko) | 1990-01-31 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |