JPH0130522Y2 - - Google Patents

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JPH0130522Y2
JPH0130522Y2 JP1984199495U JP19949584U JPH0130522Y2 JP H0130522 Y2 JPH0130522 Y2 JP H0130522Y2 JP 1984199495 U JP1984199495 U JP 1984199495U JP 19949584 U JP19949584 U JP 19949584U JP H0130522 Y2 JPH0130522 Y2 JP H0130522Y2
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folding door
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engaging
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cam surface
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、家具、建具の折戸に用いられる蝶番
に係り、折戸をその開成位置と閉成位置との各位
置にロツク状態で姿勢保持し得るようにした蝶番
に関するものである。
(従来技術) 従来、実開昭57−150177号公報の如く、折戸の
閉成位置で取付板の端面を衝当してストツパを形
成するようにした蝶番が提供されている。又、実
開昭57−110267号公報の如く、扉の閉成位置でロ
ツクされる係合片と被係合部とを有している蝶番
も開発されている。
(考案が解決しようとする課題) ところが前者は、折戸の閉成位置において取付
板が衝当方向でストツパになるものの、その反対
方向ではフリーとなるためにガタツキが避けられ
ないものであつた。又、後者は、扉の約90度の閉
成位置ではガタツキがないものの、扉の開成位置
で取付板がロツクされずにフリーとなつているた
めに、開成位置でのガタツキが避けられないもの
であつた。いずれも折戸を開成位置と閉成位置と
の各位置にロツク状態で姿勢保持することができ
なかつた。
折戸専用蝶番ではないが、実公昭52−4454号や
同59−2281号公報には、扉の開成位置と閉成位置
との各位置に一つのロツク機構を設けたものが開
示されている。
然しながら、実公昭59−2281号公報では、支軸
の掛合窪み部の中心へ掛合機構のボールがバネで
押圧されているので、回転モーメントが生ぜず、
ロツク力が極めて弱く、実際には扉がふらついて
実用性が無いものであつた。因みに、掛合窪み部
とボールとが斜めになつたときに反対方向への回
転モーメントが働くに過ぎないものである。実公
昭52−4454号公報も同様にロツク力が弱いもので
あつた。いずれにしても、折戸専用の蝶番ではな
いので、折戸の開成位置と閉成位置での確実な姿
勢保持に対する配慮が無いものであつた。
本考案は上記欠点を除去し、折戸を開成位置と
閉成位置との各位置に確実なロツク状態に姿勢保
持し得ることを、その主な目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本考案は、折戸の閉
成位置では略面一となり、開成位置では折畳まれ
る如く軸ピンをスリーブ部材で抱持して回動自在
に連結された対の取付板と該対の取付板が折戸の
開成位置と閉成位置とでロツク状態に姿勢保持さ
れる一つのロツク機構から構成される。このロツ
ク機構は、先端に楔状カム面、上面にロツク溝、
後端に押圧バネを有する係合部材と、折戸の開成
位置、閉成位置において前記係合部材のカム面お
よびロツク溝にそれぞれ係合可能の係合面部を有
する被係合部材とから構成される。
斯るロツク機構の構成の特徴は、上記係合部材
には閉成位置で、被係合部材の閉成用係合面部に
係合してロツク状態に姿勢保持ができる楔状のカ
ム面と、開成位置で、前記被係合部材の開成用係
合面部に係合してロツク状態に姿勢保持できるカ
ム溝が設けられているとともに、前記係合部材を
取付板の開成および閉成位置において被係合部材
にバネ力で加圧保持する押圧バネを備えているこ
とにある。
(考案の作用) 対の取付板を連結すべき各折戸の一側面にネジ
等にて取付ける。
上記装着状態で折戸を閉成状態から開成状態と
なすべく各連結部から折曲すると、軸ピンとスリ
ーブ部材を中心として取付板に回動力が作用し、
係合部材の楔状カム面に当接している被係合部材
の閉成用係合面部の押圧力により、前記係合部材
が押圧バネのバネ力に抗して係合部材を後退せし
める。そして、前記被係合部材の閉成用係合面部
が前記カム面の頂点(デツドポイント)を越える
と、前記係合部材と被係合部材の閉成用係合面部
との係合は外れ、両取付板は相互にフリー回動の
状態となり、折戸の折曲は容易に行われる。また
この時前記係合部材は押圧バネのバネ力により原
位置に復帰している。
さらに、上記折戸の折曲が進んで開成位置に至
ると、前記係合部材の上面に前記被係合部材の開
成用係合面部が当接して前記係合部材を再び押圧
バネ力に抗して後退せしめる。前記被係合部材の
開成用係合面部が前記係合部材上面のロツク溝と
係合すると、前記押圧バネのバネ力が作用して前
記係合部材と被係合部材はロツク状態となつて、
折戸の開成状態が完了するとともにその開成姿勢
が保持されるものである。
また、折戸を開成状態から閉成状態となす場合
は、前記閉成状態にある折戸を閉成状態側に展開
すると、前記折戸の展開力により係合部材上面の
ロツク機構に係合している被係合部材の開成用係
合面部が押圧バネのバネ力に抗して前記係合部材
を少し後退せしめてロツク溝との係合を外し、取
付板を相互にフリー回動状態となすので折戸の展
開は容易となる。
そして折戸の展開が進み閉成位置に近づくと、
前記被係合部材の閉成用係合面部が前記係合部材
のカム面に当接し、前記係合部材を押圧バネのバ
ネ力に抗して後退せしめ、前記閉成用係合面部が
前記カム面の頂点(デツドポイント)を越えると
前記係合部材は前記押圧バネのバネ力により再び
突出し、前記カム面を前記被係合部材の閉成用係
合面部に圧接して前記係合部材と被係合部材はロ
ツク状態となり、折戸の閉成状態は完了するとと
もにその姿勢が保持されるものである。
(考案の実施例) 図面第1図乃至第4図は本考案の折戸用蝶番の
実施例を示し、第1図は縦断正面図、第2図は平
面図、第3図は被係合部材がフリー状態から係合
部材のロツク溝に係合するまでの状態を示す作動
説明用縦断正面図、第4図は使用状態の一例を示
す平面図である。
図中1,1は取付板、2は軸ピン、3,3は軸
ピン2を抱持するボスとしてのスリーブ部材、
4,4は前記取付板1,1のストツパ面、5は取
付孔で、斯る構成は公知である。
しかして、上記取付板1,1には一方にロツク
機構の係合部材6が、他方に被係合部材7が設け
られている。前記係合部材6は全体がブロツク状
に形成されていて先端部側に楔状のカム面6a、
上面に前記軸ピン2と平行するロツク溝6b、後
端部側に押圧バネ8を備えてなり、前記カム面6
aには前記軸ピン2を貫通し得る孔6cが穿設さ
れており、前記係合部材6の前、後動を妨げるこ
となく該貫通孔6cには前記軸ピン2が貫通され
ている。6dは前記係合部材6に設けられた押圧
バネ収容孔、6eは頂点である。9は前記押圧バ
ネ8の当接板であつて、前記取付板1に設けられ
ている。10は前記係合部材6の案内であつて、
前記取付板1に設けられている。7aは前記被係
合部材7に設けられた閉成用係合面部、7bは同
開成用係合面部である。11は前記被係合部材7
側の取付板1に設けられた切欠部であつて、前記
カム面6aの当りを逃げるためのものである。1
2は折戸である。
上記構成によれば折戸12への装着に際して
は、第4図示の如く、対の取付板1,1を連結す
べき各折戸12,12の一側面に取付け、各折戸
12,12を閉成状態から開成状態となすべく各
連結部から折曲すると、軸ピン2を中心として取
付板1,1に回動力が作用し、係合部材6のカム
面6aに当接している被係合部材7の押圧力によ
り、前記係合部材6が押圧バネ8のバネ力に抗し
て係合部材6を後退せしめる。そして、前記被係
合部材7の閉成用係合面部7aが前記カム面6a
の頂点6e(デツドポイント)を越えると、前記
係合部材6と被係合部材7の係合部材は外れる。
両取付板1,1は第3図一点鎖線示の如く相互に
フリー回動の状態となり、各折戸12の折曲は容
易に行われる。またこの時前記係合部材6は押圧
バネ8のバネ力により原位置に復帰している。
さらに、上記各折戸12の折曲が進み、開成位
置に至ると、前記係合部材6のカム面6aの上面
に第3図二点鎖線示の如く前記被係合部材7の開
成用係合面部7bが当接して前記係合部材6を再
び押圧バネ8のバネ力に抗して後退せしめ、前記
被係合部材7の開成用係合面部7bが前記係合部
材6上面のロツク溝6bと係合する(第3図実線
示参照)。然るときは前記押圧バネ8のバネ力に
より前記係合部材6と被係合部材7はロツク状態
となり、折戸の開成状態が完了するとともにその
状態で閉成姿勢が保持されるものである。
また、各折戸12を開成状態から閉成状態とな
す場合は、前記開成状態にある折戸12を閉成状
態側に展開すると、前記折戸12の展開力により
係合部材6上面のロツク溝6bを係合している被
係合部材7の開成用係合面部7bが押圧バネ8の
バネ力に抗して前記係合部材6を少し後退せしめ
てロツク溝6bとの係合を外し、各取付板1,1
を相互にフリー回動状態となすので折戸の折曲は
容易となる。そして各折戸12の折曲が進み、閉
成位置に近づくと、前記被係合部材7の閉成用係
合面部7aが前記係合部材6のカム面6aに当接
し、前記係合部材6を押圧バネ8のバネ力に抗し
て後退せしめ、前記閉成用係合面部7aが前記カ
ム面6aの頂点6e(デツドポイント)を越える
と前記係合部材6は前記押圧バネ8のバネ力によ
り再び突出し、前記カム面6aを前記被係合部材
7の閉成用係合面部7aに圧接して前記係合部材
6と被係合部材7はロツク状態となり、折戸の閉
成状態は完了するとともにその姿勢が保持される
ものである。
(考案の効果) 以上説明した通り本考案によれば、戸扉等の開
成位置と閉成位置との姿勢保持を係合部材と被係
合部材とからなる一つのロツク機構で行なう蝶番
において、係合部材をブロツク状を呈する先端部
側に楔状のカム面を設けて上面側にロツク溝を設
けて後端部側から押圧バネにて先端部側へ押圧し
て構成し、これに対して被係合部材は折戸の閉成
位置でカム面に当接する閉成用係合面部と開成位
置でロツク溝に係合する開成用係合面部とを設け
て構成することによつて、開成と閉成の各位置で
の強力で確実な姿勢保持を行なえ、折戸専用の蝶
番を実用化することができた。
【図面の簡単な説明】
図面第1図乃至第4図は本考案の折戸用蝶番の
実施例を示し、第1図は縦断正面図、第2図は平
面図、第3図は被係合部材がフリー状態から係合
部材のロツク溝に係合するまでの状態を示す作動
説明用縦断正面図、第4図は使用状態の一例を示
す平面図である。 1……取付板、2……軸ピン、6……係合部
材、6a……カム面、6b……ロツク溝、7……
被係合部材、7a……閉成用係合面部、7b……
開成用係合面部、12……折戸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 折戸に取付けられる対の取付板を備え、対の取
    付板が折戸の閉成位置では略面一となり開成位置
    では折畳まれる如く軸ピンを抱持するスリーブ部
    材で回動自在に連結されてなる蝶番であつて、前
    記取付板には係合部材と被係合部材とからなる一
    つのロツク機構が夫々設けられ、前記係合部材は
    ブロツク状を呈する先端部側に楔状のカム面を設
    け上面側にロツク溝を設けて後端部側から押圧バ
    ネにて先端部側へ押圧してなり、前記被係合部材
    は折戸の閉成位置で前記カム面に当接する閉成用
    係合面部と折戸の開成位置で前記ロツク溝に係合
    する開成用係合面部とを設けてなることを特徴と
    する折戸用蝶番。
JP1984199495U 1984-12-29 1984-12-29 Expired JPH0130522Y2 (ja)

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JPS61115474U JPS61115474U (ja) 1986-07-21
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0628621Y2 (ja) * 1988-02-08 1994-08-03 高橋金物株式会社 折戸用蝶番
JPH0544473Y2 (ja) * 1988-09-30 1993-11-11

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS524454U (ja) * 1975-06-24 1977-01-12
JPS592281U (ja) * 1982-06-29 1984-01-09 ナショナル住宅産業株式会社 カ−テン吊具

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JPS61115474U (ja) 1986-07-21

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