JPH0628621Y2 - 折戸用蝶番 - Google Patents

折戸用蝶番

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JPH0628621Y2
JPH0628621Y2 JP1988015580U JP1558088U JPH0628621Y2 JP H0628621 Y2 JPH0628621 Y2 JP H0628621Y2 JP 1988015580 U JP1988015580 U JP 1988015580U JP 1558088 U JP1558088 U JP 1558088U JP H0628621 Y2 JPH0628621 Y2 JP H0628621Y2
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JP
Japan
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folding door
opened
engaging
hinge
folding
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JP1988015580U
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JPH01119771U (ja
Inventor
良一 高橋
隆一 磯川
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高橋金物株式会社
磯川産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は折戸用蝶番に係り、特に、折戸開成時における
折戸の姿勢を保持する姿勢保持部を備えた折戸用蝶番に
関するものである。
[従来の技術] 従来、実開昭61−115474号公報に示す如く、折
戸開成時における折戸の姿勢を略面一に保持する姿勢保
持部を備えた折戸用蝶番が知られている。
上記姿勢保持部は蝶番の一方の取付板に突設して設けら
れた被係合部材と、他方の取付板に突設して設けられた
係合部材とから構成され、折戸開成時に係合部材が被係
合部材に係合して折戸を開成状態に姿勢保持するように
なっている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら上記蝶番の取付板は折戸の表面に取付けら
れているために、上記姿勢保持部を構成する係合部材及
び被係合部材が折戸開成時に露呈して目立つという実情
がある。このために、上記姿勢保持部が折戸自体の美感
を損なうだけでなく、例えば折戸が室内に用いられてい
る場合には室内の装飾上違和感を生じさせるという問題
があった。
そこで、本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、折戸開成時に姿勢保持部を隠蔽することによ
り折戸自体の美感を高め、又、装飾上の違和感が生じな
いようにした折戸用蝶番を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するための本考案に係る折戸用蝶番の特
徴は、小口面には回動自在に連結端で連結された対の取
付板が埋込み取付けられて折戸開成時に隠蔽され、上記
取付板には、前記折戸開成時における折戸の姿勢を保持
する姿勢保持部が係合部材と被係合部材とから構成さ
れ、係合部材には一方の取付板の開閉端近傍から立設さ
れて連結端側へ曲折して曲面状の円滑面に形成された係
合部が設けられ、被係合部材には他方の取付板に連結端
側から開閉端側に突出するように附勢されるとともに突
出先端に楔状案内面を有する係合受部が設けられ、折戸
開成位置において係合部と楔状案内面とが開閉端側で係
合する点にある。
[作用] 対の取付板が折戸の小口面に埋込み状態で取付けられ
る。これら取付板は折戸開成時に上記小口面によって隠
蔽され外部には露呈しない。又、折戸開成時における折
戸の姿勢を保持する姿勢保持部は、上記取付板に設けら
れているので、折戸開成時に外部へは露呈しない。
[考案の実施例] 以下に本考案の実施例を第1図乃至第8図に基づき説明
する。
折戸用蝶番1は折戸2に設けられて折戸2を開閉成させ
るものである。上記折戸2は対の戸板3,3により構成
されて開成時に略面一に拡開し、閉成時に折畳まれるも
のである。
上記折戸用蝶番1は回動自在に連結された対の取付板
4,5を有し、これら各取付板4,5は折戸2の折畳み
側の小口面6,7に埋込んで取付けられて折戸開成時に
隠蔽されるものである。
上記取付板4,5には折戸開成時における折戸2の姿勢
を保持する姿勢保持部8が設けられている。
詳述すると、上記各取付板4,5は例えば、平板状に形
成されると共にその各連結端9が軸ピン10により回動
自在に連結され、又、各開閉端11側が開閉可能とする
ことができる。
上記取付板4,5を上記小口面6,7に埋込み取付けす
るに際し、これら小口面6,7には取付板4,5を取付
けるための取付凹部12が例えば第2図に示す如く形成
される。上記取付凹部12が第2図に示す如く裏面3a
から表面3bへ向けて有底状に形成された場合には、上
記取付板4,5は折戸開成時に表面3b側から全く視認
されない。
上記取付板4,5はねじ挿通孔13…に挿通される取付
ねじ14…により上記取付凹部12にそれぞれ取付ける
ことができる。又、この場合、上記各取付板4,5の開
閉端11,11に沿って壁部15を立設すると共に上記
取付凹部12を該壁部15の高さに応じて深くすれば、
壁部15と取付凹部12内面との接触面が拡大するので
上記折戸用蝶番1は位置ずれすることなく確固とした位
置決めがなされる。又、上記取付板4,5の連結端9,
9側から位置決め片16…を突設して戸板3の裏面3
a,3aに当接させるようにすれば、第5図、第6図に
示す如く取付板4,5の位置決めが更に確固として行な
われる。
又、前記姿勢保持部8とは折戸開成時における折戸2の
姿勢を保持するもので、具体的には第6図に示す如く、
該折戸2の姿勢を略面一に保持するものである。
上記姿勢保持部8は例えば第1図、第5図、第6図に示
す如く一方の取付板4の内面17に設けられた係合部材
18と、他方の取付板5の内面19に設けられて該係合
部材18が係脱する被係合部材20とから構成でき、係
合部材18は折戸開成時に被係合部材20に係合するも
のである。
上記係合部材18は例えば、一方の取付板4の上記開閉
端11近傍から立設されると共に先端には上記連結端9
側へ曲折した係合部21を設けた構成とすることがで
き、該係合部21の先端には円滑面22を曲面状に設け
ることができる。
又、上記被係合部材20は、上記他方の取付板5の内面
19にスライド可能に設けられると共に押圧ばね23に
より上記連結端9側から開閉端11側へ向けて突出する
よう付勢された係合受部24と、第4図に示す如く設け
られて該係合受部24のスライドをガイドするガイド部
25と、係合受部24の所定量以上の突出を規制するス
トッパ部26とから構成できる。ここで、上記係合受部
24の突出方向先端には、対のテーパ状案内面27,2
8により先細になった略く字状の係合受突部29が設け
られると共に該係合受突部29の先端29aには円滑面
30を曲面状に設けることができる。上記係合受部24
には上記押圧ばね23を収容するばね収容部31と、該
押圧ばね23の一側が当接するばね座32とが形成さ
れ、該押圧ばね23の他側は上記取付板5の連結端9側
に設けられたばね座33に当接されている。上記係合受
部24は上記ばね収容部31のスペース分だけ軽量化で
きてスライド動作が円滑化する。
又、上記ガイド部25は第3図に示す如く上記係合受部
24の突出方向両側面に設けられた凹溝34,34と、
該係合受部24の両側の支持部35,35に第4図に示
す如く設けられて凹溝34,34にスライド可能に係合
する凸条36,36とから構成され、係合受部24は該
凸条36,36に支持されてスライドできるものであ
る。
又、上記ストッパ部26は、第5図,第6図に示す如
く、上記係合受部24の突出方向と直交する方向に貫通
して設けられると共に該突出方向に沿って偏平な貫通孔
37と、該貫通孔37に挿通されて第1図,第4図に示
す支持部35,35に固定された固定軸38とから構成
される。上記係合受部24は上記貫通孔37の一方の側
面39が上記固定軸38に当接した位置でそれ以上の突
出が規制されるものである。
又、第1図,第7図,第8図中、40は、折戸開成時に
おける折戸2の姿勢を矯正する姿勢矯正部である。上記
姿勢矯正部40は折戸開成時において上記取付板4,5
間の角度(以下開度という)θを調整する調整ねじ41
により構成できる。上記調整ねじ41は一方の取付板4
の内面17に螺合され、他方の取付板5の内面19に当
接するものである。上記調整ねじ41は螺回されること
によりその突出量が調整され、当該突出量により上記開
度θが決定される。又、他方の取付板5には、第1図に
示す如く、上記調整ねじ41の頭部44が取付ねじ14
の頭部に当接する位置にねじ挿通孔13を設けても良
い。
次に、動作について説明する。
折戸2は折戸開成時に第6図中に1点鎖線で示す如く略
面一に拡開し、折戸閉成時に第1図中1点鎖線で示す如
く折畳まれた状態となる。
これに伴ない、折戸用蝶番1は折戸開成時に第6図に示
す如く折畳まれ、折戸閉成時に第1図に示す如く略面一
に拡開する。
而して、上記折戸2の開成に伴ない第5図に示す如く姿
勢保持部8の係合部材18の円滑面22は被係合部材2
0のテーパ状案内面27に当接した状態で係合受部24
を押圧ばね23のばね力に抗して矢示A方向へ後退させ
る。そして、係合部材18が上記被係合部材20の係合
受突部29の先端29aに達すると、係合部材18の円
滑面22は該係合受突部29の円滑面30に当接するの
で、該係合部材18は係合受突部29の先端29aを円
滑に乗り越えることができる。
そして、上記係合部材18は上記係合受突部29の先端
29aを乗り越えた後、第6図に示す如くテーパ状案内
面28に当接するので、取付板5は押圧ばね23から閉
成方向(第6図中矢示B方向)のばね力が付与され、こ
れにより折戸2は閉成状態に姿勢保持される。
然るに、上記取付板4,5が小口面6,7に埋込み取付
けされているので、上記係合部材18及び被係合部材2
0から成る姿勢保持部8は折戸開成時に外部に露呈せず
に隠蔽される。
又、上記取付板4,5は小口面6,7に埋込まれている
ので、折戸開成時に発生する小口面6,7間の隙間は狭
幅である。
次に、上記折戸用蝶番1が上記折戸2の小口面6,7に
好ましい姿勢で取付けられなかったとする。即ち、第7
図に示す如く、取付けねじ14のねじ込み方が悪く、取
付板5が若干浮き上がって取付けられたとする。この場
合、第7図に2点鎖線で示す如く、折戸2は折戸開成時
に若干屈曲した状態となる。又、上記現象は取付凹部1
2の底面が小口面6,7に平行でない場合等にも発生す
る。
これを防止するためには、第8図に示す如く、調整ねじ
41を螺回することにより若干突出させる。これによ
り、折戸開成時における折戸用蝶番1の開度θが調整さ
れ、その結果、同図に示す如く、折戸2は略面一に矯正
される。
又、上述した第8図に示す如く上記調整ねじ41の突出
量を調整して取付板4,5の開度θを調整した場合、第
6図に示す如く係合部材18は当該開度θの調整に応じ
て被係合部材20のテーパ状案内面28の各位置P1,
P2,P3…に順次当接することになる。従って、上記
開度θは上記テーパ状案内面28の範囲lが広く設定さ
れている程、広範囲に調整され得る。
又、このようにテーパ状案内面28の範囲lを広く設定
した場合、上記開度θを大きく変化させても係合部材1
8はテーパ状案内面28に当接できるので、折戸2の開
成状態は確固として保持され得る。
[考案の効果] 以上説明した如く、本考案によれば、一方の取付板表面
の開閉端近傍から先端に連結端側へ曲折した係合部を設
けた係合部材を立設し、他方の取付板表面に連結端側か
ら開閉端側に突出するように付勢された係合受部を設け
た被係合部材を配置し、折戸開成位置で係合受部先端の
他方の取付板表面に面する側の楔状案内面を係合部と係
合させるようにしているため、連結端から離れた位置で
係合が行われて折戸開成時に折戸を閉じる方向に作用す
る外力のモーメントによって係合部材と被係合部材間に
加わる荷重を小さくできるとともに、狭い取付板表面の
スペースに係合部材と被係合部材とを配置でき、コンパ
クトでかつ大きな係合力を備えた蝶番が得られる。
その結果、折戸の小口面に設けた狭い取付凹部の中に、
対の取付板とともに係合部材と被係合部材とを収容する
ことができ、折戸の開成時には折戸の小口面の取付凹部
内に蝶番が隠蔽され外部には露呈することがなく、折戸
自体の美感を高めるとともに装飾上の違和感が生じない
ようにすることができる。
また、曲面状の円滑面に形成された係合部が、係合受突
部の対の楔状案内面上を移動するため、係合離脱時の摩
擦抵抗が小さく、円滑な操作ができるとともに部材間の
損耗が減少し、長期使用に耐えることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は折戸閉成時における折戸用蝶番の斜視図、第2
図は折戸の小口面を示す斜視図、第3図は姿勢保持部の
一部を構成する係合受部の斜視図、第4図は第1図の矢
示X方向正面図、第5図は折戸を開成する中間の状態に
おける折戸用蝶番の断面図、第6図は折戸開成時におけ
る折戸用蝶番の断面図、第7図及び第8図は折戸開成時
における折戸の姿勢を矯正する動作を説明する断面図で
ある。 1……折戸用蝶番、2……折戸、4,5……取付板、
6,7……小口面、8……姿勢保持部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−236986(JP,A) 実開 昭54−91565(JP,U) 実開 昭61−115474(JP,U) 実公 昭55−25091(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】折戸の折畳み側の小口面に取付けられて、
    折戸開成時に折畳まれ折戸閉成時に拡開する蝶番であっ
    て、 前記小口面には回動自在に連結端で連結された対の取付
    板が埋込み取付けられて折戸開成時に隠蔽され、上記取
    付板には、前記折戸開成時における折戸の姿勢を保持す
    る姿勢保持部が係合部材と被係合部材とから構成され、
    係合部材には一方の取付板の開閉端近傍から立設されて
    連結端側へ曲折して曲面状の円滑面に形成された係合部
    が設けられ、被係合部材には他方の取付板に連結端側か
    ら開閉端側に突出するように附勢されるとともに突出先
    端に楔状案内面を有する係合受部が設けられ、折戸開成
    位置において係合部と楔状案内面とが開閉端側で係合す
    ることを特徴とする折戸用蝶番。
JP1988015580U 1988-02-08 1988-02-08 折戸用蝶番 Expired - Lifetime JPH0628621Y2 (ja)

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JPH01119771U JPH01119771U (ja) 1989-08-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2561477Y2 (ja) * 1991-12-16 1998-01-28 榎本金属株式会社 折り戸用隠し蝶番

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5491565U (ja) * 1977-12-10 1979-06-28
JPS5525091U (ja) * 1978-08-08 1980-02-18
JPH0130522Y2 (ja) * 1984-12-29 1989-09-19
JPS62236986A (ja) * 1986-04-07 1987-10-17 日本製紙株式会社 折り戸

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JPH01119771U (ja) 1989-08-14

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