JPH01295070A - トロイダル式無段変速機 - Google Patents

トロイダル式無段変速機

Info

Publication number
JPH01295070A
JPH01295070A JP63120342A JP12034288A JPH01295070A JP H01295070 A JPH01295070 A JP H01295070A JP 63120342 A JP63120342 A JP 63120342A JP 12034288 A JP12034288 A JP 12034288A JP H01295070 A JPH01295070 A JP H01295070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
ratio
support member
roller support
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63120342A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2715444B2 (ja
Inventor
Toshifumi Hibi
利文 日比
Masaki Nakano
正樹 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP63120342A priority Critical patent/JP2715444B2/ja
Priority to US07/352,309 priority patent/US4960004A/en
Publication of JPH01295070A publication Critical patent/JPH01295070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2715444B2 publication Critical patent/JP2715444B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H15/00Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
    • F16H15/02Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
    • F16H15/04Gearings providing a continuous range of gear ratios
    • F16H15/06Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B
    • F16H15/32Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line
    • F16H15/36Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface
    • F16H15/38Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/21Elements
    • Y10T74/2101Cams
    • Y10T74/2107Follower

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、トロイダル式無段変速機に関する。
従来の技術 近年、車両用変速機としてトロイダル式無段変速機をも
ちいることが各種提案されている。
このトロイダル式無段変速機は、対向面がそれぞれトロ
イド曲面に形成される1対の人、出力ディスクおよびこ
れら人、出力ディスク間に圧接されて回転される摩擦ロ
ーラを備え、該摩擦ローラが傾斜、つまり首振り運動さ
れることにより、入力ディスクから出力ディスクへ無段
階の回転伝達、即ち無段階のトルク伝達が可能となって
いる。
ところで、トロイダル式無段変速機としては従来、例え
ば、特開昭62−283256号に開示されたようなも
のかあり、該トロイダル式無段変速機にあっては、上記
摩擦ローラがローラ支持部材に、それぞれの枢管部が互
いに偏心される傾転軸を介して回転自在に支持されてお
り、該ローラ支持部材が軸方向移動されることにより自
身の軸廻りの回動を伴って、該摩擦ローラが傾斜される
構成となっている。
ところで、上記ローラ支持部材の軸方向移動はi+&圧
アクチュエータによって行われるようになっており、該
液圧アクチュエータに変速制御弁から制御液圧が供給さ
れることによって、該ローラ支持部材の軸方向の移動量
、つまり、摩擦ローラの傾斜量が制御されるようになっ
ている。
上記変速制御弁は、ステップモータ等の変速指令手段に
より軸方向移動量が制御されるスリーブと、上記ローラ
支持部材の回動量が伝達され該スリーブ内に相対移動可
能に嵌合されるスプールとによって構成され、これらス
リーブとスプールとの間の相対移動量が中立位置(変速
比1:1の状態)から増速比または減速比方向に太き(
なる程上記制御液圧が増速比または減速比方向に上昇し
て、ローラ支持部材の中立位置からの移動量が増大され
る。
一方、スプールにはプリセスカムを介してローラ支持部
材の回動量が上記スリーブの移動に対抗する方向に伝達
され、上昇された上記制御液圧を減少する方向に作動さ
れる。
つまり、上記スプールは上記スリーブの移動に遅れをも
って追従して該スリーブの対抗方向に移動され、結果的
に上記摩擦ローラの傾斜量、つまり変速比は上記変速指
令手段から出力される指令値に応じた値に設定される。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、かかる従来のトロイダル式無段変速機に
あってはプリセスカムのカム面が一定の傾きをもつ直線
状に形成されていたため、ローラ支持部材の回動量つま
り摩擦ローラの傾斜量に対して、変速制御弁のスプール
の移動量が全変速域で一定になってしまう。
従って、上記変速制御弁で調圧された制御液圧の増、減
割合はローラ支持部材の回動量に対して一定となり、第
7図に示すように変速指令手段の変速指令値、つまり、
ステッモータのスッテブ数に対して摩擦ローラの傾斜角
φが一定となり、この時に現れる変速比の変化特性は第
8図に示すように、増速比側では上記ステップ数に対し
て変速比の変化率が小さ(、かつ、減速比側では該変速
比の変化率が大きくなってしまう。 このため、ステッ
プモータを全ステップ範囲において同じ速度で作動させ
ると、発進加速時とかキックダウン時にエンジン回転の
変化と変速比の変化率とが合致せず、運転時のフィーリ
ングが悪化されてしまう。
つまり、発進加速時は変速比か減速状態がら増速状態に
移行する過程で、最初はエンジン回転は変速に伴い大き
く変動するが、途中からその変動率が低下され、出力不
足が感じられてしまう。
また、キックダウン時には変速比が増速状態から減速状
態になる過程で、最初は変速比の下降速度が遅いためエ
ンジン回転の変化は小さいが、途中から急に変速が早く
なってエンジン回転数が大きく変化し、大きな加速ショ
ックが発生されてしまう。
そこで、ステップモータのステップ数を増速比側と減速
比側とで変化させることが考えられるが、この場合は、
ステップモータを駆動する制御回路が複雑になりコスト
アップが余儀な(されてしまうという問題点があった。
そこで、本発明は従来の問題点に鑑みて、簡単な構成を
もって変速指令手段の変速指令値に対する最適な変速比
の変化特性をjすることができるトロイダル式無段変速
機を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するために本発明は、入力ディスクお
よび出力ディスクの対向面間に圧接して1f擦接触され
る摩擦ローラと、 該摩擦ローラを傾転軸を介して回転自在に支持し、自身
の回転軸部の軸方向に移動されることにより、該摩擦ロ
ーラの傾斜を伴って該回動軸部を中心として回動される
ローラ支持部材と、該ローラ支持部材を上記回転軸部の
軸方向に移動させる液圧アクチュエータと、 変速指令手段により軸方向移動される第1部材と、該第
1部材に対して軸方向の相対移動を可能とし、上記ロー
ラ支持部材の回動量がプリセス力11を介して該第1部
材とは逆方向の移動量として伝達される第2部材とから
なり、これら第1.第2部材の相対移動量に応じて上記
液圧アクチュエータに供給される制御液圧が調圧される
変速制御弁と、を備えたトロイダル式無段変速機におい
て、上記プリセスカムのカム面を、減速比位置では」−
2ローラ支持部材の回動量に対する上記変速制御弁の第
2部材の移動量の割合を太き(し、かつ、増速比位置で
は該ローラ支持部材の回動量に対する該第2部材の移動
量の割合を小さくする形状に形成する。
作用 以上の構成により本発明のトロイダル式無段変速機にあ
っては、プリセスカムのカム面形状を単に変化、例えば
該カム面を湾曲させることにより、減速比位置と増速比
位置で第2部材の移動量の割合が変化されるため、その
構成が著しく簡単化される。
そして、上記第2部材の移動量の割合は減速比位置で大
きく、増速比位置で小さく設定されるので、変速指令手
段の指令値に対する変速比の変化率を全変速領域で略一
定とすることができ、この変化率の特性を理想状態によ
り近付けることができる。
実施例 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
即ち、第1図から第3図は本発明のトロイダル式無段変
速機10の一実施例を示し、その全体構造を示す第3図
において、図中右側に配置される図外のエンジンの出力
はトルクコンバータ12を介して入力軸14に伝達され
る。
上記入力軸14には、これを支持軸として入力ディスク
16および出力ディスク18が対向配置され、これら人
、出力ディスク16.18のそれぞれトロイド面に形成
された対向面間には摩擦ローラ20が配置される。尚、
摩擦ローラ20は、入力軸14に対して対称に1対設け
られている。
上記入力ディスク16には後述の皿ばね58による予圧
力および後述のローディングカム70による押圧力が作
用し、かつ、該ローディングカム70を介して入力軸1
4のトルクが入力される一方、該入力ディスク16のト
ルクは、第2図に示した後述の作動機構を介して上記摩
擦ローラ20が傾斜されることにより無段階に変化され
て、上記出力ディスク18に伝達される。
」二記出力ディスク18には歯車22が一体に回転可能
に設けられ、脹歯車22はアイドラ軸24と一体の歯車
26に噛合されている。
」−記アイドラ軸24には常時これと一体に回転する歯
車28および該アイドラ軸24に対して回転可能に支持
される歯車30が設けられ、これらアイドラ軸24と歯
車30との間には後退用クラッチ32か設けられている
上記アイドラ軸24はケーシング34に取り付けられた
ワンウェイクラッチ36によって前進方向のみに回転し
、逆方向の回転は阻止される。
」−記アイドラ軸24と平行に配置されたもう1つのア
イドラ軸38には、歯車40か一体に形成されると共に
、歯車42が回転可能に支持され、該歯車42とアイド
ラ軸38との間には前進用クラッチ44が設けられてい
る。
上記歯車28および42は常時噛合されると共に、上記
歯車30および40はディファレンシャルギヤ46と一
体のファイナルギヤ48に常時噛合される。
従って、上記構成になる回転伝達機構では、前進用クラ
ッチ44を締結させることにより、歯車22の回転は、
歯車26.アイドル軸24.歯車28および42.前進
用クラッチ44.アイドル軸38そして歯車40を介し
て上記ファイナルギヤ48に伝達され、ディフルンシャ
ルギャ46を正転させて図外の駆動輪を前進駆動する。
一方、上記前進用クラッチを解放して後進用クラッチ3
2を締結することにより、歯車22の回転は、歯車26
.後進用クラッチ32および歯車30を介してファイナ
ルギヤ48に伝達され、ディファレンシャルギヤ46逆
転させて図外の駆動輪を後進駆動する。
第1図は上記入力軸14と上記入、出力ディスク16.
18との関係を詳細に示し、同図にも示すように入力軸
14はボールベアリング50およびニードルベアリング
52を介して上記ケーシング3/に回転自在に支持され
ている。
上記入力軸14とボールベアリング50との間にはスペ
ーサ54が設けられると共に、該スペーサ54と入力軸
I4に螺合されるローディングナツト56との間には2
枚の皿ばね58,58aが設けられており、該皿ばね5
8,58aの付勢力が該ローディングナツト56を介し
て入力軸14を図中右方向に押圧する。
」二記ローディングナツト56は、先端が入力軸14の
溝14aに入り込むピン60によって緩み止めされる。
尚、上記ピン60が挿入される穴56aおよび」二記溝
14aはそれぞれ複数段けられ、両者の組み合わせによ
りローディングナツト56の取り付は位置を微調整出来
るようになっており、また、ピン60はビス64によっ
て抜は止めされている。
上記人、出力ディスク16.18はそれぞれ入力軸14
にニードルベアリング66.68を介して回転可能に取
り付けられ、一方の入力ディスク16と入力軸14との
間にはローディングカム70が設けられると共に、他方
の出力ディスク18はボールベアリング72を介してケ
ーシング34に回転自在に支持された」―記出力用の歯
車22に、キー74を介して一体に取り付けられる。尚
、入力ディスク16は若干の軸方向移動が許容される。
上記ローディングカム70は、入力軸14にスプライン
結合されるカムフランジ76と、該カムフランジ76と
入力ディスク16の対向面にそれぞれ形成されるカム面
76a、168間に配置されるカムローラ78とによっ
て構成される。尚、カムフランジ76は入力軸14に形
成された鍔部80によって図中左側への移動が阻止され
ている。
そして、上記入力ディスク16には上記ローディングカ
ム70を介して入力軸14のトルクが伝達されると共に
、該ローディングカム70はカムフランジ76と入力デ
ィスク16が相対回転されることにより、これら両者を
互いに引き離そうとする力、即ち、入力ディスク16を
出力ディスク18方向に押圧しようとする力が作用する
上記摩擦ローラ20は、傾転軸82およびボールベアリ
ング84を介して、ローラ支持部材86に傾転(この傾
転とは、傾斜かつ回転される状態を現すものとする。)
可能に支持されている。
」二記傾転軸82は、第2図にも示すように摩擦ローラ
20の支持部分82aとローラ支持部材86に支持され
る部分82bとが偏心されており、ローラ支持部材86
が第1図中紙面直角方向の移動を伴って傾転軸82が回
転されることにより、摩擦ローラ20は首振り運動、つ
まり傾斜される。
尚、上記傾転軸82は同図に示すように、左右のものが
互いに逆方向に偏心されている。
上記ボールベアリング84は、摩擦ローラ20と上記傾
転軸82に形成された鍔部88との間に配置され、該ボ
ールベアリング84と傾転軸82の嵌合部にも設けられ
たベアリング90を介して該摩擦ローラ20は自由に回
転される。
上記鍔部88とローラ支持部材86との間にはメタルプ
レート92が介在され、該メタルプレート92を介して
摩擦ローラ20の首振り時に傾転軸82とローラ支持部
材86との相対回動が行われ、かつ、摩擦ローラ20に
作用するスラスト方向の荷重は、」二記ボールベアリン
グ84.上記鍔部88および上記メタルプレート92を
介してローラ支持部材86で支持される。
第2図は第1図中のIT−If線断面を示し、同図を用
いて上記ローラ支持部材86の作動機構を以下説明する
上記ローラ支持部材86は、図中上下に設けられる回転
軸部86b、86cにおいて、球面軸受96.98を介
してリンク部材100,102に回転可能かつ」−上移
動可能に支持されており、かつ、該リンク部材100,
102はケーシング34に装着されるリンクポスト10
4および後述する変速制御弁120のバルブボディ11
0に装着されるリンクポスト106によって支持されて
いる。
ローラ支持部材86には回転軸部86Cと同軸上に延長
軸部86dが設けられ、該延長軸部86dにはM1圧式
の液圧アクチュエータ108のピストン108aが取り
付けられている。
上記ピストン108aは上記バルブボディ110に設け
られたシリンダ108b内に嵌合され、該ピストン10
8aの上方および下方には、油室108cおよび108
dが形成されている。
上記ピストン108aの上端はスペーサ112を介して
ローラ支持部材86と接触され、また、該ピストン10
8aの下端はスペーサ114を介して、延長軸部86d
に一体に固定されるプリセスカム116と接触されてい
る。
尚、上記プリセスカム116が取り付けられているのは
、第2図中右側の延長軸部86dであり、左側には設け
られてはいない。尚、これ以外の点については入力軸1
4を境として左右の構造は、基本的には対称となっCい
る。
上記プリセスカム116にはリンク118が連動されて
おり、ローラ支持部材86の回動に伴ってプリセスカド
116が回転されるとリンク118が揺動され、この揺
動量が後述されるスプール128に伝達される。
即ち、上記リンク118は図中逆■、字状に形成され、
その中間部がビン118aを介して回動可能に取り付け
られると共に、その先端部に設けられたローラ118b
は上記プリセスカム116のカム面116aに摺接され
ている。
」二記バルブボディ110には上記液圧アクチュエータ
108に制御油圧を供給するための変速制御弁120が
設けられ、該変速制御弁120は変速指令手段としての
ステップモータ122によって回転駆動される駆動ロッ
ド124と、バルブボディ110に対し軸方向移動は許
容されるが回転方向には阻止される第1部材としてのス
リーブ126と、該スリーブ126内に摺動可能に嵌合
される第2部材としてのスプール128と、該スプール
128を図中右方向に押圧するスプリング130とを有
している。
」二記駆動ロッド124は先端に雄ねじ部+24aが形
成され、該雄ねじ部124aがスリーブ126の雌ねじ
部126aに螺合されており、駆動ロッド124が回転
されることにより該スリーブ126は軸方向に移動され
る。
尚、上記ステップモータ122は増速比方向または減速
比方向により正、逆回転され、これに伴って」二記スリ
ーブ126も図示する中立位置から図中左右方向に位動
可能となっている。
上記スプール+28のスプリング130が配置された側
とは反対側の端部は、」1記リンク118に係合され、
該スプリング130の付勢力はリンク!18が常時プリ
セスカム116のカム面116aと接触されるように作
用する。
上記スプール128はランド部128a、128bを有
しており、これらランド部により油路132.134と
連通される各ポートの開度が調節され、油路136から
供給されるライン圧をこれら71Jl路132.134
に適宜分配する。
尚、上記油路132は図中右側の油室]08dおよび図
中左側の油室108cに連通されると共に、上記油路1
34は図中右側の油室】08cおよび図中左側の油室]
08dに連通され、−上記変速制御弁120から油路1
32,134を介して左右の液圧アクチュエータ108
に制御油圧が供給されると、該左右の液圧アクチュエー
タ+08は左右のローラ支持部材86を、それぞれ上下
逆方向に移動させるように作動される。
従って、変速比を変化させるため上記ステップモータ1
22を駆動してスリーブ126とスプール128間を軸
方向に相対変位させると、この相対変位量に応じた制御
油圧が油路132.13/1に発生され、上記液圧アク
チュエータ108を介して−F記クローラ支持部材86
軸方向移動されることにより、摩擦ローラ20は該ロー
ラ支持部材86の回動を伴いつつ傾斜される。
そして、このようにローラ支持部材86が回転されると
プリセスカム116も回転され、リンク118を介して
」−記スブール128は上記スリーブ126との相対変
位量を無くす方向、つまり、スプール】28の移動方向
に対抗する方向に移動される。
また、ステップモータ122の駆動によるスリーブ12
6の移動と、プリセスカム116を介したスプール12
8の移動との間には、液圧アクチュエータ108の作動
対応が介在されるため、該スプール128の移動はスリ
ーブ126の移動に対して遅れることになる。
従って、上記ステップモータ122の駆動量(変速指令
値)に対応して発生される制御液圧で液圧アクチュエー
タ108が稼働され、これに伴って摩擦ローラ20が傾
斜されると、これに追従してスプール+28は移動され
、該摩擦ローラ20が変速指令値に対応した傾斜角、つ
まり所定の変速比となったときに、該スプール128は
上記スリーブ126に対して相対的に中〜γ位置に設定
される。
尚、上記変速制御弁120.上記液圧アクチュエータ1
08は図示状態ではそれぞれ中立位置となっている。
ここで、本実施例にあっては、上記プリセスカム116
のカム面116aを、減速比位置ではローラ支持部材8
6の回動量に対する上記スプール】28の移動量の割合
を大きくし、かつ、増速比位置ではローラ支持部材86
の回動量に対するスプール128の移動量の割合を小さ
くする形状として形成する。
即ち、上記カム面116aでスプール128のかかる移
動h1の割合を作り出すためには、図示したように該カ
ム面116aを突出方向になだらかに湾曲される曲面と
して形成すれば良く、著しく簡単なカム形状として得ら
れる。
以上の構成により本実施例の作用を以下述べる。
即ち、本実施例のトロイダル式無段変速n10にあって
は、入力軸14にトルクコンバータ12を介して伝達さ
れたエンジントルクは、ローディングカム70を介して
入力ディスク16に伝達され、該入力ディスク16の回
転は摩擦ローラ20を介して出力ディスク18に伝達さ
れる。
そして、上記入、出力ディスク16.18間での回転伝
達時、摩擦ローラ20が連続して傾斜されることにより
、伝達される回転が無段階に変化される。
即ち、上記摩擦ローラ20の傾斜、つまり首振り運動は
、傾転軸82が偏心されていることと、ローラ支持部材
86が回動可能に軸(回転軸861)、86C)方向移
動されることにより行われる。
ところで、L記ローラ支持部材86の回動量は摩擦ロー
ラ20の傾斜角と等しく、この傾斜角は第4図に示すよ
うに、傾転中心Oを通る中心線Cと、該摩擦ローラ20
が入力ディスク16に接触される点と該傾転中心Cとを
結ぶ直線C0となす角度φ。で現される。
尚、この場合の変速比iは、同図に示すように各値(T
 Or  r It  r l+  θ)を設定した場
合次の■式によって表される。
ただし、K−□とする。
r〇 一方、本実施例にあっては、上記プリセスカム]+6の
カム面116aを湾曲させて、減速比(1,、o w指
令)位置ではローラ支持部材86の回動量に対する上記
スプール128の移動量の割合が大きくされ、かつ、増
速比(High指令)位置ではローラ支持部材86の回
動り1に対するスプール128の移動量の割合が小さ(
されるので、この時のステップモータ122のステップ
数に対する摩擦ローラ20の傾斜角φ特性は第5図のよ
うになる。
従って、上記第5図のφ特性を上記■式にあてはめて変
速比iの変化特性を求めると第6図のようになり、ステ
ップモータ122の全ステップ数範囲において変速比の
変化率を一定にすることができる。
このため、発進加速時とかキックダウン時等にあって、
変速比の変化率が減速状態から増速状態または、増速状
態から減速状態に大きく変化される場合にあっても、該
変速比の変化率をエンジン回転の変化に、より最適状態
で対応させる事ができ、出力不足とか加速ショックを大
幅に低減することができる。
また、本実施例にあっては」二記第6図の変化率特性を
得るにあたって、プリセスカム116のカム面116a
形状を単に変化させることにより達成することができる
ので、その構成を著しく簡単化することができる。
尚、本発明で得ようとする変速比の変化率特性は、」;
記第6図のように変化率が一定となるものに限ることな
く、例えば、該第6図中で1一方に湾曲される特性とし
て表される変化率に設定されるように、上記カム面11
6a形状を形成することもできる。
発明の詳細 な説明したように本発明のトロイダル式無段変速機にあ
っては、摩擦ローラの傾斜に伴って回動されるローラ支
持部材の該回動gi(が1.プリセス力l、を介して変
速制御弁に伝達される構成にあって、該プリセスカムの
カム面形状を単に変化させることにより、変速指令手段
の変速指令値に対する変速比の変化率を理想的な状態に
設定させる構成となっている。
従って、上記変速比の変化率とエンジンの回転変化とを
より理想的な状態で合致させることができ、運転時のフ
ィーリングを著しく向上させると共に、かかる理想的な
状態に変速比の変化率を設定するための手段が単なるカ
ム面形状の変化であるため、その構成をも著しく簡単化
することができるという各種母れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す要部拡大断面図、第2
図は第1図の■−■線断面図、第3図は本発明の一実施
例の全体構造を示す断面図、第4図は人、出力ディスク
と摩擦ローラとの関係を示す説明図、第5図は本発明で
達成される変速指令値と摩擦ローラの傾斜角との関係を
示す特性図、第6図は本発明で達成される変速指令値と
変速比との関係を示す特性図、第7図は従来のトロイダ
ル式無段変速機にあって変速指令値と摩擦ローラの傾斜
角との関係を示す特性図、第8図は従来のトロイダル式
無段変速機にあつ°C変速指令値と変速比との関係を示
す特性図である。 10・・・トロイダル式無段変速機、14・・・入力軸
、16・・・入力ディスク、18−−−出力ディスク、
20・・・摩擦ローラ、82・・・傾転軸、86・・・
ローラ支持部材、86b、86C・・・回転軸部、10
8・・・液圧アクチュエータ、116・・・プリセスカ
ム、116a・・・カム面、120・・・変速制御弁、
122・・・ステップモータ(変速指令手段)、126
・・・スリーブ(第1部材)、128・・・スプール(
第2部材)。 外2名 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力ディスクおよび出力ディスクの対向面間に圧
    接して摩擦接触される摩擦ローラと、該摩擦ローラを傾
    転軸を介して回転自在に支持し、自身の回転軸部の軸方
    向に移動されることにより、該摩擦ローラの傾斜を伴っ
    て該回動軸部を中心として回動されるローラ支持部材と
    、 該ローラ支持部材を上記回転軸部の軸方向に移動させる
    液圧アクチュエータと、 変速指令手段により軸方向移動される第1部材と、該第
    1部材に対して軸方向の相対移動を可能とし、上記ロー
    ラ支持部材の回動量がプリセスカムを介して該第1部材
    とは逆方向の移動量として伝達される第2部材とからな
    り、これら第1、第2部材の相対移動量に応じて上記液
    圧アクチュエータに供給される制御液圧が調圧される変
    速制御弁と、を備えたトロイダル式無段変速機において
    、上記プリセスカムのカム面を、減速比位置では上記ロ
    ーラ支持部材の回動量に対する上記変速制御弁の第2部
    材の移動量の割合を大きくし、かつ、増速比位置では該
    ローラ支持部材の回動量に対する該第2部材の移動量の
    割合を小さくする形状にしたことを特徴とするトロイダ
    ル式無段変速機。
JP63120342A 1988-05-17 1988-05-17 トロイダル式無段変速機 Expired - Lifetime JP2715444B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63120342A JP2715444B2 (ja) 1988-05-17 1988-05-17 トロイダル式無段変速機
US07/352,309 US4960004A (en) 1988-05-17 1989-05-16 Continuously variable traction roller transmission

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63120342A JP2715444B2 (ja) 1988-05-17 1988-05-17 トロイダル式無段変速機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01295070A true JPH01295070A (ja) 1989-11-28
JP2715444B2 JP2715444B2 (ja) 1998-02-18

Family

ID=14783872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63120342A Expired - Lifetime JP2715444B2 (ja) 1988-05-17 1988-05-17 トロイダル式無段変速機

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4960004A (ja)
JP (1) JP2715444B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0933559A2 (en) 1998-01-29 1999-08-04 Nissan Motor Company, Limited Friction roller type continuously variable transmission
JP2001116096A (ja) * 1999-10-15 2001-04-27 Isuzu Motors Ltd トロイダル型無段変速機
KR100445360B1 (ko) * 2002-12-02 2004-08-21 현대자동차주식회사 차량용 와이퍼의 암 헤드 캡 결합구조

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2715444B2 (ja) 1988-05-17 1998-02-18 日産自動車株式会社 トロイダル式無段変速機
JP2501911B2 (ja) * 1989-08-15 1996-05-29 日産自動車株式会社 トロイダル型無段変速機
JP2606383B2 (ja) * 1989-08-30 1997-04-30 日産自動車株式会社 トロイダル型無段変速機
JP2663672B2 (ja) * 1990-04-04 1997-10-15 日産自動車株式会社 摩擦車式無段変速機の油圧制御装置
JP2722780B2 (ja) * 1990-05-22 1998-03-09 日産自動車株式会社 摩擦車式無段変速機
JP2699687B2 (ja) * 1991-03-26 1998-01-19 日産自動車株式会社 摩擦車式無段変速機の変速制御装置
JP2666608B2 (ja) * 1991-05-28 1997-10-22 日産自動車株式会社 摩擦車式無段変速機
JP2887968B2 (ja) * 1991-08-01 1999-05-10 日産自動車株式会社 トロイダル型無段変速機の変速制御方法
US5472388A (en) * 1991-12-19 1995-12-05 Lee; Dong H. Rotary to stepless motion converter
US5261863A (en) * 1992-01-08 1993-11-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Toroidal type continuously variable speed transmission mechanism
JP2973747B2 (ja) * 1992-10-19 1999-11-08 日産自動車株式会社 摩擦車式無段変速機
JP3237503B2 (ja) * 1996-02-19 2001-12-10 日産自動車株式会社 摩擦車式無段変速機
DE19754725A1 (de) * 1997-12-10 1999-06-17 Zahnradfabrik Friedrichshafen Stufenloses Reibradgetriebe
JP3870592B2 (ja) * 1999-01-11 2007-01-17 日本精工株式会社 ハーフトロイダル型無段変速機
US8858389B2 (en) * 2012-01-27 2014-10-14 Gm Global Technology Operations, Llc Variator assembly
JP7089354B2 (ja) * 2017-10-27 2022-06-22 川崎重工業株式会社 トロイダル無段変速機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63318356A (ja) * 1987-06-19 1988-12-27 Daihatsu Motor Co Ltd トロイダル形無段変速機

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4086820A (en) * 1976-06-25 1978-05-02 Excelermatic, Inc. Infinitely variable traction roller transmission
US4385536A (en) * 1980-03-28 1983-05-31 Liggett Group Inc. Apparatus for forming an aeration groove in a filter
US4434675A (en) * 1981-09-11 1984-03-06 Excelermatic Inc. Transmission ratio control arrangement for a precess cam controlled infinitely variable traction roller transmission
US4501172A (en) * 1982-08-16 1985-02-26 Excelermatic Inc. Hydraulic speed control arrangement for an infinitely variable transmission
US4526051A (en) * 1983-03-18 1985-07-02 Excelermatic Inc. Infinitely variable traction roller transmission speed control arrangement
JPS6131755A (ja) * 1984-07-20 1986-02-14 Nippon Seiko Kk トロイダル形無段変速機の変速比制御装置
JPS61127964A (ja) * 1984-11-27 1986-06-16 Daihatsu Motor Co Ltd トロイダル形無段変速機
JPS61127965A (ja) * 1984-11-27 1986-06-16 Daihatsu Motor Co Ltd トロイダル形無段変速機
JPS62283256A (ja) * 1986-05-29 1987-12-09 Daihatsu Motor Co Ltd トロイダル形無段変速機の潤滑装置
JP2715444B2 (ja) 1988-05-17 1998-02-18 日産自動車株式会社 トロイダル式無段変速機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63318356A (ja) * 1987-06-19 1988-12-27 Daihatsu Motor Co Ltd トロイダル形無段変速機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0933559A2 (en) 1998-01-29 1999-08-04 Nissan Motor Company, Limited Friction roller type continuously variable transmission
US6152849A (en) * 1998-01-29 2000-11-28 Nissan Motor Co., Ltd. Friction roller type continuously variable transmission
JP2001116096A (ja) * 1999-10-15 2001-04-27 Isuzu Motors Ltd トロイダル型無段変速機
KR100445360B1 (ko) * 2002-12-02 2004-08-21 현대자동차주식회사 차량용 와이퍼의 암 헤드 캡 결합구조

Also Published As

Publication number Publication date
US4960004A (en) 1990-10-02
JP2715444B2 (ja) 1998-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01295070A (ja) トロイダル式無段変速機
JP6926379B2 (ja) 連続可変変速機
JP2000009197A (ja) 車両用トロイダル型無段変速機
JP2003194207A (ja) トロイダル型無段変速装置
JPH03288062A (ja) 摩擦車式無段変速機の油圧制御装置
JPH0389066A (ja) トロイダル型無段変速機
JP2973747B2 (ja) 摩擦車式無段変速機
JP4492016B2 (ja) 無段変速装置
JPH04366049A (ja) 摩擦車式無段変速機
JP3856955B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JPH0478366A (ja) 摩擦車式無段変速機の変速制御装置
JP2699687B2 (ja) 摩擦車式無段変速機の変速制御装置
JPH0526317A (ja) 摩擦車式無段変速機の変速制御装置
WO1999008020A1 (fr) Transmission a changement de vitesses continu et de type toroidal
JP2001012573A (ja) トロイダル形無段変速装置
JP2679106B2 (ja) トロイダル式無段変速機
US4554841A (en) Speed control device of a toric type infinitely variable transmission
JPH10274300A (ja) トロイダル型無段変速機
JPH09269039A (ja) トロイダル型無段変速機
JP3651156B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JPH0518523Y2 (ja)
JPH01295069A (ja) トロイダル式無段変速機
JP4284859B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP3187959B2 (ja) トロイダル型無段変速機の油圧制御装置
JP3177280B2 (ja) 車軸駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 11