JPH0526317A - 摩擦車式無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

摩擦車式無段変速機の変速制御装置

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JPH0526317A
JPH0526317A JP20244791A JP20244791A JPH0526317A JP H0526317 A JPH0526317 A JP H0526317A JP 20244791 A JP20244791 A JP 20244791A JP 20244791 A JP20244791 A JP 20244791A JP H0526317 A JPH0526317 A JP H0526317A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローラ支持部材の回転角が設計上の回転角の
限界値を越えたときに、設計上の回転角範囲内への戻り
を早くする。 【構成】 片側のローラ支持部材83の延長軸部83c
にこれと一体に回転するように斜面を有するカム136
が設けられている。カム136の斜面にはリンク142
の一端142aが接触しており、カム136が回転する
ことによりリンク142は揺動する。カム136の斜面
は、設計上の回転角範囲内では斜面140としてあり、
設計上の回転角範囲外である斜面140の上端外及び下
端外では斜面140よりもこう配の急な斜面139及び
141としてある。リンク142の他端は変速制御弁1
50のスプール158に接触しており、揺動することに
よってスプール158を押圧可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、摩擦車式無段変速機の
変速制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】摩擦車式無段変速機の変速制御装置とし
て、特開昭61−119865号公報に示されるものが
ある。これに示される変速制御装置は、変速制御弁に変
速比をフィードバックするためのフィードバック機構の
カム面が一定のこう配を持った斜面であり、ローラ支持
部材の回転角の大きさ(これは変速比に対応する)にか
かわらず回転角変化量に対するスプールの移動量は常に
一定である。また、別の従来技術として、特開平1−2
95070号公報に示されるものがある。これに示され
る変速制御装置は、フィードバック機構のカム面が湾曲
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】摩擦車式無段変速機
は、機械的なガタ、遊び、各部の弾性変形、油圧シリン
ダ装置からの油圧の漏れなどにより、実際の回転角が設
計上の回転角の範囲からずれることがある。上記特開昭
61−119865号公報に示される摩擦車式無段変速
機の変速制御装置は、ローラ支持部材の回転角変化量に
対するスプールの移動量が常に一定であるため、設計回
転角の範囲内でも範囲外でも変速制御装置のフィードバ
ックゲインは同じである。このため、回転角が設計回転
角範囲外へずれた場合、フィードバックゲインが不足
し、設計回転角範囲内の指令変速比へ戻ることができな
かったり、戻るのに時間がかかったりする。これを改善
するために全体的にカム斜面のこう配を大きくしてフィ
ードバックゲインを大きくすると、スプールの移動量が
増大しフィードバック機構が大きくなる。また、特開平
1−295070号公報に示される変速制御装置におい
ては、カム斜面は連続的に滑らかに湾曲しているだけな
ので、回転角が設計回転角範囲外へずれても、フィード
バックゲインも連続的に変化するだけであり、上記と同
様の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ローラ支持部
材の回転角が設計値をこえた場合に変速制御のフィード
バックゲインを高めることにより上記課題を解決する。
すなわち、本発明の摩擦車式無段変速機の変速制御装置
は、入力ディスクと、出力ディスクと、両ディスクによ
って形成されるトロイド状のみぞ内に両ディスクと摩擦
接触するように配置される一対の摩擦ローラ(22)
と、それぞれ摩擦ローラを偏心軸(80)を介して回転
自在に支持するとともに両ディスクの軸心に直交する回
転軸部(83a、83b)を中心として回動可能かつ上
記回転軸部の軸方向に移動可能な一対のローラ支持部材
(83)と、ローラ支持部材を上記回転軸部の軸方向に
駆動可能な油圧シリンダ装置(124、126)と、入
力ディスクと出力ディスクとの間の変速比が目標値とな
るように実際の変速比をフィードバックして油圧シリン
ダ装置の油圧を制御する変速制御手段と、を有する摩擦
車式無段変速機において、ローラ支持部材の基準回転位
置からの回転角が、設計上の回転角の限界値又はこれの
近傍の値を越えた場合の変速比のフィードバックゲイン
は、これ以外の場合の変速比のフィードバックゲインよ
りも大きく設定されていることを特徴とする。
【0005】変速制御手段は、油圧シリンダ装置の油圧
を制御する変速制御弁(150)と、ローラ支持部材の
回転量を変速制御弁に伝えて変速比のフィードバックを
行うフィードバック機構とを有し、フィードバック機構
は、ローラ支持部材にこれと一体に回転するように取付
けられる斜面付きカム(136)と、カムの斜面に一端
が接触して設けられるとともにカムの回転により揺動可
能なリンク(142)と、を有しており、カムの斜面
は、ローラ支持部材の回転角が設計上の回転角の限界値
又はこれの近傍の値より大側では小側よりもこう配が大
きくされているものとすることができる。
【0006】また、変速制御手段は、油圧シリンダ装置
の油圧を制御する変速制御弁(510、512)と、ロ
ーラ支持部材の実際の回転角を電気信号として検出する
回転角検出手段(516)と、これによって検出された
実際の回転角と設計上の回転角の限界値又はこれの近傍
の値とを比較する比較手段(ステップ906)と、実際
の回転角が設計上の回転角の限界値又はこれの近傍の値
よりも大きい場合にはこれ以外の場合よりもフィードバ
ックゲインを大きくするフィードバックゲイン変更手段
(ステップ908、910)と、決定されたフィードバ
ックゲインに基づいて変速制御弁の作動を指令する信号
を出力する作動指令手段(ステップ912、914)
と、を有するものとすることもできる。なお、上記のか
っこ内の数字は後述の実施例の対応する部材などの符号
である。
【0007】
【作用】ローラ支持部材の回転角が設計上の回転角の限
界値又はこれの近傍の値を越えた場合の変速比のフィー
ドバックゲインが、これ以外の場合の変速比のフィード
バックゲインよりも大きく設定されているので、ローラ
支持部材の回転角が設計上の回転角を越えた場合には目
標回転角に戻そうとする作動量が大きくなる。
【0008】
【実施例】図1に本発明の実施例を示す。図示していな
い入力ディスク及び出力ディスクによって形成されるト
ロイド状のみぞ内に摩擦接触するように一対の摩擦ロー
ラ22が配置されている。摩擦ローラ22はそれぞれ偏
心軸80を介して一対のローラ支持部材83に回転可能
に取付けられている。なお、偏心軸80は摩擦ローラ2
2を支持する部分80aとローラ支持部材83に支持さ
れる部分80bとが偏心させてある。ローラ支持部材8
3は上下の回転軸部83a及び83bにおいて球面軸受
110及び112によって回転可能かつ上下方向に移動
可能に支持されている。球面軸受110はベアリング支
持部材114によって保持され、ベアリング支持部材1
14はケーシング67に固着されたリンクポスト116
によって支持されている。また、球面軸受112もベア
リング支持部材118によって支持され、ベアリング支
持部材118はアッパーコントロールバルブボディ20
0に固着されたリンクポスト120によって支持されて
いる。なお、アッパーコントロールバルブボディ200
はケーシング67に取付けられている。ローラ支持部材
83は回転軸部83bと同心に設けられた延長軸部83
cを有している。なお、延長軸部83cは回転軸部83
bに別部材を一体に固着することにより構成されてい
る。延長軸部83cの外周にピストン124が設けられ
ている。ピストン124は、アッパーコントロールバル
ブボディ200に設けられたシリンダ126内にはめ合
せてある。ピストン124の上方に油室128が形成さ
れ、ピストン124の下方に油室130が形成される。
シリンダ126及びピストン124によって、回転軸部
83bを軸方向に移動させるための油圧シリンダ装置が
構成される。ピストン124の下端はスペーサ134を
介してカム136と接触している。カム136は延長軸
部83cと一体に回転するようにボルト138によって
取付けられている。なお、カム136が取付けられてい
るのは図1中右側の延長軸部83cであり、左側の延長
軸部83cには設けられていない。なお、これ以外の点
については左右の摩擦ローラ22、ローラ支持部材83
などは基本的に対称としてある。カム136の斜面は図
2及び図3に示すように設計上の回転角範囲内は斜面1
40を有しており、設計上の回転角範囲外である斜面1
40の上端外及び下端外は斜面140よりもこう配の急
な斜面139及び141としてある。なお、こう配が変
化する点は設計上の回転角の限界値である必要はなく、
この点の近傍でもよい。斜面140、139及び141
にリンク142の一端142aが接触しており、カム1
36を回転させることによりリンク142を揺動させる
ことができる。カム136、リンク142などによりフ
ィードバック機構が構成される。なお、図2及び図3で
はカム136の斜面140のこう配と斜面139及び1
41のこう配とは不連続的に変化するようにしてある
が、図4に示すようにこう配が変化する点を曲線で滑ら
かにつなぎ、急な角度変化を防止することもできる。
【0009】アッパーコントロールバルブボディ200
の下面にセパレートプレート202を介してロワーコン
トロールバルブボディ144が取付けられており、この
バルブボディ144、カム136などを収容するように
オイルパン146がケーシング67に取付けられてい
る。ロワーコントロールバルブボディ144には変速制
御弁150が設けられている。変速制御弁150は、変
速モータ152によって回転駆動される駆動ロッド15
4と、スリーブ156と、スリーブ156の内径部には
め合わされるスプール158と、スプール158を図1
中右方向に押圧するスプリング160と、を有してい
る。駆動ロッド154は先端に多条のおねじ部154a
を有しており、これがスリーブ156の多条のめねじ部
156aとかみ合っている。スリーブ156は軸方向の
みぞ156bを有しており、このみぞ156b内にロワ
ーコントロールバルブボディ144に固着されたピン1
62が入り込んでいる。これによりスリーブ156は回
転することなく軸方向に移動するようになっている。ス
プール158のスプリング160と接触する側とは反対
側の端部158aは前述のリンク142にスプリング1
60の力によって押圧されている。スプール158はラ
ンド158a及び158bを有しており、これによりそ
れぞれ油路166及び168と連通したポートの開度を
調節可能である。スプール158は基準状態では常にス
リーブ156に対して図示のような所定の軸方向位置に
あり、油路166及び168に所定の油圧を供給し、ま
た、スプール158は変速途中の非安定状態ではその位
置に応じて油路164から供給されるライン圧を油路1
66及び油路168に配分する。油路168は図1中右
側の油室128及び図1中左側の油室130に接続され
ている。また、油路166は図1中右側の油室130及
び図1中左側の油室128に接続されている。
【0010】次にこの第1実施例の動作について説明す
る。変速比を大側に変える場合には、変速モータ152
によって駆動ロッド154を回転させ、おねじ部154
aとめねじ部156aとのかみ合いによってスリーブ1
56を図1中右方向へ移動させる。スプール158は直
ちには移動しないのでスプール158とスリーブ156
との相対関係が変化する。これにより油路168の油圧
が低下し、油路166の油圧が上昇する。油路166の
油圧は右側の油室130に供給されており、また油路1
68の油圧は右側の油室128に供給されているので、
右側のピストン124はこれを上方向へ移動させようと
する力を受ける。一方、左側の油室128及び130に
ついては油路168及び油路166との接続状態を上記
とは逆としてあるため、左側のピストン124はこれを
図1中下向きに移動させようとする力を受ける。これに
より右側のローラ支持部材83は上向きに移動し、左側
のローラ支持部材83は下向きに移動する。これに伴っ
て摩擦ローラ22に作用する接線方向の力の向きが変わ
るので、左右のローラ支持部材83はそれぞれ回転軸部
83a及び83bを中心として反対方向に回転する。こ
れにより摩擦ローラ22の入力ディスク18との接触位
置半径は小さくなり、逆に出力ディスク20との接触位
置半径は大きくなる。すなわち変速比は大側に変化す
る。ローラ支持部材83の回転は延長軸部83cを介し
てカム136に伝達され、更にカム136が回転すると
リンク142が揺動し、リンク142の先端は図1中右
方向へ移動する。これによりスプール158はスプリン
グ160の力によって押されて同様に右方向に移動す
る。スプール158が図1中右方向に移動するに従って
油路168と油路166との油圧は変化し、最終的に所
定の油圧差の状態で安定する。これにより、変速モータ
152の回転に応じて変速比が所定量大きくなり、その
状態が維持されることになる。変速比を小側に変更する
場合も変速モータ152の回転方向が逆になるだけで基
本的な作用は同様である。
【0011】上記のような変速の際、設計上の最大変速
比位置から大きな正負荷がかかり設計上の回転角範囲を
超えて変速比大側へずれたり、設計上の最小変速比位置
から大きな負負荷がかかり設計上の回転角範囲を超えて
変速比小側へずれたりした場合などのように、設計上の
回転角範囲外の領域では、カム136の斜面139及び
141のこう配が大きくなっているので、リンク142
の揺動量が設計上の回転角範囲内のときよりも大きくな
り、スプール158の移動量が大きくなる。これによ
り、変速制御弁150による油室128及び130の流
量変化が大きくなるため、目標回転角へ早く戻ることが
できる。なお、ローラ支持部材83の設計上の回転角範
囲は、変速比1に対応する基準回転位置から両方向(変
速比大側及び小側)に等しい角度(限界値)が設定され
ている。
【0012】図5に電子制御装置520を用いた第2実
施例を示す。無段変速機構500は、図示していない入
力ディスク及び出力ディスクによって形成されるトロイ
ド状のみぞ内に摩擦接触して配置される一対の摩擦ロー
ラ22と、摩擦ローラ22がそれぞれ回転自在に取付け
られている一対のローラ支持部材83と、ローラ支持部
材83の上下端に設けられるとともにローラ支持部材8
3をこれの軸方向に移動可能な油圧シリンダ装置506
及び508と、を有している。油圧シリンダ装置506
及び508には、これらの油圧を制御する電磁方向切換
弁510及び512(変速制御弁)が取付けられてい
る。電磁方向切換弁510は図5中左側の油圧シリンダ
装置506と右側の油圧シリンダ装置508とに接続さ
れており、電磁方向切換弁512は図5中左側の油圧シ
リンダ装置508と右側の油圧シリンダ装置506とに
接続されている。図5中右側のローラ支持部材83にこ
れの回転角を検出する回転角検出器516(回転角検出
手段)が設けられている。
【0013】電子制御装置520は、変速比決定の基準
となる各種検出信号が供給される入力信号増幅器522
と、目標回転角決定器524と、フィードバック制御器
526と、から構成される。入力信号増幅器522は、
これに外部から入力されるスロットル開度検出信号TV
O及び車速信号VSPを増幅して出力する。目標回転角
決定器524は、入力信号増幅器522からの出力信号
及び外部からのセレクト位置検出信号Sに基づいて目標
回転角Tθを算出して出力する。フィードバック制御器
526は、回転角検出器516で検出された実際の回転
角Rθと目標回転角決定器524からの目標回転角Tθ
との偏差がなくなるように制御出力値を決定し、電磁方
向切換弁510及び512にこの値を出力する。
【0014】図6に電子制御装置520で行われる制御
のフローチャートを示す。まず、ステップ900でスロ
ットル開度検出信号TVO、車速信号VSP、シフト位
置検出信号Sなどの入力信号を読み込む。ステップ90
2では、ステップ900で読み込んだ信号を基に目標回
転角Tθを算出する。ステップ904では、実際の回転
角Rθを読み込む。ステップ906では、あらかじめ設
定されている設計回転角Dθとステップ904で読み込
んだ実際の回転角Rθとを比較し、実回転角Rθが設計
回転角Dθの範囲内であれば、フィードバック係数K1
を選択するステップ908に進み、実回転角Rθが設計
回転角Dθの範囲外であれば、フィードバック係数K2
を選択するステップ910に進む。なお、K2の値はK
1の値よりも大きい値に設定してある。ステップ912
では、目標回転角Tθと実回転角Rθとの偏差にフィー
ドバック係数K1又はK2を掛け合わせて制御出力値を
決定する。ステップ914では、決定された制御出力値
を基に電磁方向切換弁510及び512に指令を出力す
る。なお、ステップ906が比較手段を構成し、ステッ
プ908及び910がフィードバックゲイン変更手段を
構成し、またステップ912及び914が作動指令手段
を構成する。
【0015】図5及び図6に示す実施例では、回転角検
出器516を設けて実回転角Rθを検出して、ステップ
906で実回転角Rθと設計回転角Dθとを比較した
が、回転速度センサの信号などから実変速比を検出し
て、ステップ906で実変速比と設計変速比とを比較す
るようにしてもよい。この場合特別に回転角検出装置を
設ける必要がない。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、ローラ支持部材の回転角が設計上の回転角の限界値
又はこれの近傍の値を越えた場合の変速比のフィードバ
ックゲインをこれ以外の場合の変速比のフィードバック
ゲインよりも大きく設定したので、ローラ支持部材の回
転角が設計上の回転角を越えた場合には目標回転角に戻
そうとする作動量が大きくなる。これにより、実際の回
転角が迅速に目標回転角へ復帰する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】本発明のカムを示す図である。
【図3】本発明のカム斜面の展開図である。
【図4】図4のカム斜面のこう配変更点を曲線でつない
だ図である。
【図5】電子制御装置を用いた実施例を示す図である。
【図6】電子制御装置で行われる制御のフローチャート
である。
【符号の説明】
22 摩擦ローラ 80 偏心軸 83 ローラ支持部材 83a、83b 回転軸部 124、126 油圧シリンダ装置 136 カム 142 リンク 150、510、512 変速制御弁 516 回転角検出器(回転角検出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ディスクと、出力ディスクと、両デ
    ィスクによって形成されるトロイド状のみぞ内に両ディ
    スクと摩擦接触するように配置される一対の摩擦ローラ
    と、それぞれ摩擦ローラを偏心軸を介して回転自在に支
    持するとともに両ディスクの軸心に直交する回転軸部を
    中心として回動可能かつ上記回転軸部の軸方向に移動可
    能な一対のローラ支持部材と、ローラ支持部材を上記回
    転軸部の軸方向に駆動可能な油圧シリンダ装置と、入力
    ディスクと出力ディスクとの間の変速比が目標値となる
    ように実際の変速比をフィードバックして油圧シリンダ
    装置の油圧を制御する変速制御手段と、を有する摩擦車
    式無段変速機において、 ローラ支持部材の基準回転位置からの回転角が、設計上
    の回転角の限界値又はこれの近傍の値を越えた場合の変
    速比のフィードバックゲインは、これ以外の場合の変速
    比のフィードバックゲインよりも大きく設定されている
    ことを特徴とする摩擦車式無段変速機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 変速制御手段は、油圧シリンダ装置の油
    圧を制御する変速制御弁と、ローラ支持部材の回転量を
    変速制御弁に伝えて変速比のフィードバックを行うフィ
    ードバック機構とを有し、フィードバック機構は、ロー
    ラ支持部材にこれと一体に回転するように取付けられる
    斜面付きカムと、カムの斜面に一端が接触して設けられ
    るとともにカムの回転により揺動可能なリンクと、を有
    しており、カムの斜面は、ローラ支持部材の回転角が設
    計上の回転角の限界値又はこれの近傍の値より大側では
    小側よりもこう配が大きくされている請求項1記載の摩
    擦車式無段変速機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 変速制御手段は、油圧シリンダ装置の油
    圧を制御する変速制御弁と、ローラ支持部材の実際の回
    転角を電気信号として検出する回転角検出手段と、これ
    によって検出された実際の回転角と設計上の回転角の限
    界値又はこれの近傍の値とを比較する比較手段と、実際
    の回転角が設計上の回転角の限界値又はこれの近傍の値
    よりも大きい場合にはこれ以外の場合よりもフィードバ
    ックゲインを大きくするフィードバックゲイン変更手段
    と、決定されたフィードバックゲインに基づいて変速制
    御弁の作動を指令する信号を出力する作動指令手段と、
    を有する請求項1記載の摩擦車式無段変速機の変速制御
    装置。
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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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