JPH0129155Y2 - - Google Patents

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JPH0129155Y2
JPH0129155Y2 JP1981153003U JP15300381U JPH0129155Y2 JP H0129155 Y2 JPH0129155 Y2 JP H0129155Y2 JP 1981153003 U JP1981153003 U JP 1981153003U JP 15300381 U JP15300381 U JP 15300381U JP H0129155 Y2 JPH0129155 Y2 JP H0129155Y2
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JP
Japan
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ceiling
beam member
roof rail
wire
suspended
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JP1981153003U
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JPS5856680U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の吊り天井の支持構造に関する
ものである。
自動車の天井には、成形天井と吊り天井の2種
類がある。成形天井はボード状に成形された剛性
のある天井をルーフパネル下に固定するものであ
り、吊り天井はシート状のトツプシーリングをリ
ステイングワイヤー等の梁部材によつてルーフパ
ネルの下に張つた状態で支持するものである。後
者の例として、例えばリステイングワイヤーにガ
ラス繊維の芯材を使つたものが実開昭56−4978号
に記載されている。
成形天井は天井を成形しなければならないため
製造コストが高いが、吊り天井はビニールレザー
等のトツプシーリングをリステイングワイヤーに
よつて張架するだけのものであるため、コスト上
は有利である。しかしながら、吊り天井ではリス
テイングワイヤーをトツプシーリングの裏に設け
たワイヤーポケツトに通してからリステイングワ
イヤーの両端を車体側方上部に係止する等、製造
工程上組立ての手間がかかる上、ワイヤー、ワイ
ヤーポケツト、トツプシーリング等多数の部品が
必要となるため製造上難点がある。
このため、従来、例えば実開昭55−46017号公
報に開示されているように、リステイングワイヤ
に熱可塑性樹脂のコーテイングを施してこれをト
ツプシーリングに溶着することにより、リステイ
ングワイヤをワイヤポケツトに通す手間を省くと
ともに部品点数を削減するようにした吊り天井の
支持構造が提案されている。
しかしながら、上記吊り天井の支持構造にあつ
ては、断面長方形の金属製リステイングワイヤの
両端部をルーフレールに形成された孔に挿入する
ことによりトツプシーリングの支持がなされるた
め、吊り天井の軽量化に関しては何ら改善が施さ
れるものではなく、また、リステイングワイヤを
ルーフレールの孔に挿入する作業は煩わしい作業
であり、困難を伴い、さらに、リステイングワイ
ヤのトツプシーリングへの溶着位置のバラツキお
よびルーフレールの孔の位置のバラツキ等のた
め、リステイングワイヤをルーフレールの孔に挿
入する作業は一層困難なものとなり、無理やり挿
入した場合には、トツプシーリングの両端部がル
ーフレールの下側フランジ部に巻き付けられた状
態で固定されていることから、トツプシーリング
に過大なテンシヨンやたるみによるシワが発生
し、外観品質上好ましくない状態を生ずることと
なる。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
のであつて、吊り天井の軽量化、外観品質の向上
および組付作業性の向上を図ることのできる自動
車の吊り天井の支持構造を提供することを目的と
するものである。
この目的達成のため、本考案は吊り天井の支持
構造として、硬質プラスチツク製梁部材を採用
し、かつ、その断面形状を略逆U字状とするとと
もに、その両端部をルーフレールに形成された凹
部に嵌め込む構成としたことを特徴とするもので
ある。すなわち、本考案による吊り天井の支持構
造は、自動車の吊り天井用トツプシーリングの裏
面側に、複数本の断面略逆U字状に形成された硬
質プラスチツク製梁部材が前後方向に所定間隔を
おいて設けられ、この梁部材の略逆U字状断面の
開口部側には前記トツプシーリングが溶着されて
おり、この梁部材とトツプシーリングとは両側方
端部分で分岐され、トツプシーリングの端部はル
ーフレールの下側フランジ部に巻き付けられた状
態で固定され、梁部材はルーフレールに形成され
た凹部に嵌め込まれて固定されていることを特徴
とするものである。
以下、図面により本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の吊り天井の一実施例を示す概
略図、第2図はその一部の拡大断面図、第3図は
同じくその一部の正面図、第4図は第3図の−
線断面図である。
自動車のルーフパネル1の内側にトツプシーリ
ング2が張架される。トツプシーリング2の裏面
側には、両端3aを車体側方上部のルーフレール
40に形成された凹部4に嵌め込まれて固定され
る複数本の硬質プラスチツク製梁部材3が前後方
向に所定間隔をおいて設けられ、トツプシーリン
グ2にウエルダー溶着されている。梁部材3は、
断面略逆U字状に形成され、該略逆U字状断面の
開口部側の両端部3bがトツプシーリング2に溶
着されている。
第3図に示すように、梁部材3とトツプシーリ
ング2とは、両側方端部分で分岐され、トツプシ
ーリング2の端部はルーフレール40の下側フラ
ンジ部に巻き付けられた状態でルーフレール40
に固定されている。
前記凹部4は、第3図、第4図に詳細を示すよ
うに、ルーフレール40の上端部を部分的にU形
に変形させ、切込みを入れて舌片41を形成し、
このU形部分に梁部材3の端部3aを嵌め込んで
固定するようにしている。梁部材3はアーチ型に
彎曲させて、両端3aをこの凹部4に固定する。
本考案によれば、硬質プラスチツクのみで梁部
材を形成し、リステイングワイヤ等の金属製部材
を用いていないので、梁部材の軽量化ひいては吊
り天井の軽量化を図ることができ、また、梁部材
そのものがトツプシーリングと溶着可能な材質か
らなるため、梁部材をトツプシーリングに溶着す
るための樹脂コーテイング処理等が不要であり、
さらに、梁部材がプラスチツク製であるため、そ
の架け渡し形状に自由度があり、リステイングワ
イヤを用いた場合のように円弧形状に限定される
ことなく、ルーフパネルの形状に沿つた曲線形状
とすることも可能となり、これにより車室内空間
の有効利用を図ることが可能となる。
また、本考案によれば、梁部材は、その断面形
状が略逆U字状に形成されているので、該梁部材
が延びる車幅方向に関しては十分な剛性を有する
一方、前後方向に関しては柔軟性を有するものと
なつている。したがつて、この梁部材の変形によ
り、梁部材のトツプシーリングへの溶着位置のバ
ラツキおよびルーフレールに形成された凹部の位
置のバラツキ等を吸収させて、梁部材をトツプシ
ーリングに対して所定位置に固定することが可能
となり、トツプシーリングに過大なテンシヨンや
たるみによるシワが発生するのを防止することが
でき、吊り天井の外観品質を十分に確保すること
ができる。
さらに、本考案によれば、梁部材の両端部は、
ルーフレールに形成された凹部に嵌め込まれるよ
うになつているので、リステイングワイヤをルー
フレールに形成された孔に挿入するといつた煩わ
しい作業を必要とすることなく、簡単な作業で梁
部材の組付けを行うことが可能となり、吊り天井
の組付作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の吊り天井の一実施例を示す概
略図、第2図は第1図の一部拡大図で梁部材を示
す断面図、第3図は第1図の実施例の一部正面
図、第4図は第3図の−線断面図である。 1……ルーフパネル、2……トツプシーリン
グ、3……梁部材、4……凹部、40……ルーフ
レール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車の吊り天井用トツプシーリングの裏面側
    に、複数本の断面略逆U字状に形成された硬質プ
    ラスチツク製梁部材が前後方向に所定間隔をおい
    て設けられ、この梁部材の略逆U字状断面の開口
    部側には前記トツプシーリングが溶着されてお
    り、この梁部材とトツプシーリングとは両側方端
    部分で分岐され、トツプシーリングの端部はルー
    フレールの下側フランジ部に巻き付けられた状態
    で固定され、梁部材はルーフレールに形成された
    凹部に嵌め込まれて固定されていることを特徴と
    する自動車の吊り天井の支持構造。
JP15300381U 1981-10-15 1981-10-15 自動車の吊り天井の支持構造 Granted JPS5856680U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15300381U JPS5856680U (ja) 1981-10-15 1981-10-15 自動車の吊り天井の支持構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15300381U JPS5856680U (ja) 1981-10-15 1981-10-15 自動車の吊り天井の支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5856680U JPS5856680U (ja) 1983-04-16
JPH0129155Y2 true JPH0129155Y2 (ja) 1989-09-05

Family

ID=29945632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15300381U Granted JPS5856680U (ja) 1981-10-15 1981-10-15 自動車の吊り天井の支持構造

Country Status (1)

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JP (1) JPS5856680U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5546017U (ja) * 1978-09-19 1980-03-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5856680U (ja) 1983-04-16

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