JPH0128983Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0128983Y2
JPH0128983Y2 JP12253983U JP12253983U JPH0128983Y2 JP H0128983 Y2 JPH0128983 Y2 JP H0128983Y2 JP 12253983 U JP12253983 U JP 12253983U JP 12253983 U JP12253983 U JP 12253983U JP H0128983 Y2 JPH0128983 Y2 JP H0128983Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankshaft
roller
fillet
arm
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12253983U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6031939U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12253983U priority Critical patent/JPS6031939U/ja
Publication of JPS6031939U publication Critical patent/JPS6031939U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0128983Y2 publication Critical patent/JPH0128983Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、クランクシヤフトのピン部あるいは
ジヤーナル部のフイレツト部分をローラ掛けする
ためのフイレツトローリングマシンに関するもの
である。
〈従来技術〉 一般に自動車用内燃機関等に用いられるクラン
クシヤフトにおいては、そのピン部およびジヤー
ナル部のフイレツト部分の疲労強度を向上させる
ために、フイレツト部分をローラ掛けすることは
よく知られている。この種のフイレツトローリン
グマシンにおいては、開閉可能なアームに取付け
られたローラホルダ間にクランクシヤフトを定め
られた姿勢で水平方向より搬入する必要があるた
め、クランクシヤフトをインラインで搬入搬出で
きない構成となつている。
〈考案の目的〉 本考案の目的は、ローラ掛けすべきクランクシ
ヤフトをマシンの内部を通してインラインで搬送
できるようにしたフイレツトローリングマシンを
提供することである。
〈考案の構成〉 本考案のフイレツトローリングマシンは、主軸
台および心押台間の下方にクランクシヤフトを水
平方向に搬送するための搬送空間を前後方向に貫
通して設け、この搬送空間にクランクシヤフトを
搬送する搬送装置を設置し、この搬送装置によつ
て前記両ローラホルダの開口部前方下方に搬送さ
れたクランクシヤフトを両ローラホルダ間に搬入
するスイングアームを揺動可能に設けたものであ
る。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は本考案のローリングマシンの全体構
成を示すもので、ベツド10の中央部にはクラン
クシヤフトを搬送するための凹部11が前後方向
に貫いて形成され、この凹部11を挟んで両側に
主軸台12と心押台13が所定の間隔を存して相
対向して設けられている。主軸台12はベツド1
0上に設置された案内ベース14に進退可能に装
架され、進退用シリンダ15にて所定量進退され
るようになつている。主軸台12には一端にチヤ
ツク16を取付けた主軸が回転可能に軸承され、
この主軸は主軸台12上に設置された主軸駆動モ
ータ17にて回転駆動されるようになつている。
なお、前記主軸は図略の定位置停止装置によりク
ランクシヤフトWの着脱時に一定の角度位置に停
止される。
前記ベツド10にはまた前記凹部11を跨いで
門形の支持フレーム21が設置されている。支持
フレーム21には第2図に示すように支持軸24
が加工すべきクランクシヤフトWの軸線と平行に
支持され、この支持軸24にクランクシヤフトW
の各ピン部と同数の揺動支持体25が各ピン部に
それぞれ対応する軸方向位置に揺動可能に枢支さ
れている。揺動支持体25の一端には支持ピン2
6が支持軸24と平行に支持され、この支持ピン
26に一対のアーム27,28の中央部が重合的
に枢支されている。これらアーム27,28の各
先端部にはピン部を上下方向から保持するローラ
ホルダ29,30が取付けられ、これらローラホ
ルダ29,30にはピン部のフイレツト部分に臨
むフイレツトローラ31が円周方向に間隔を有し
て対向して保持されている。前記アーム27,2
8の後端部には加圧用シリンダ33が設けられ、
この加圧用シリンダ33の一端はアーム27側に
ピン連結され、またピストンロツド34の一端は
アーム28側にピン連結されている。
かかる加圧用シリンダ33によつて一対のアー
ム27,28が開閉され、クランクシヤフトWの
着脱のためにローラホルダ29,30をピン部よ
り離間させ、あるいはローラホルダ29,30の
フイレツトローラ31をピン部のフイレツト部分
に圧接するようになつている。しかして、ローラ
ホルダ29,30によつてピン部を保持した状態
において、クランクシヤフトWを回転させると、
揺動支持体25の揺動と相俟つてアーム27,2
8はピン部に倣つて自由に運動される。
次に前記各ピン部を保持する複数のアーム2
7,28の姿勢を、各ピン部の位相に応じて制御
する姿勢制御装置の構成について説明する。
前記支持フレーム21には支持軸24を挟んで
両側に一対のガイドブロツク37,38が固設さ
れ、これらガイドブロツク37,38に一対のス
ライドプレート39,40が前記支持軸24の軸
線と直交する上下方向にスライド可能に案内さ
れ、進退用シリンダ41により所定量進退される
ようになつている。スライドプレート39,40
間には支持軸24を跨ぐようにして、前記揺動支
持体25と同数の姿勢制御体42が互いに平行に
固着されている。各姿勢制御体42は前記揺動支
持体25の中央部に形成された円弧部46の両側
に係合するほぼ垂直な係合面42a,42bを有
し、かつ揺動支持体25を挟んで両側に前記アー
ム27の上方2か所に係合する一対の係合ピン4
7,48が突設されている。姿勢制御体42に突
設された係合ピン47,48は姿勢制御すべき状
態に応じて突出量を互いに異ならしめている。し
かして姿勢制御体42はスライドプレート39の
後退端位置においては揺動支持体25およびアー
ム27,28の運動を拘束しない位置に退避され
ているが、スライドプレート39が進退用シリン
ダ41によつて一定量前進されると、各姿勢制御
体42の係合面42a,42bにより揺動支持体
25の揺動角度を垂直状態に保持するとともに、
一対の係合ピン47,48によりアーム27,2
8を各ピン部の位相に応じた角度位置に保持する
ようになつている。
前記ベツド10の凹部11には、昇降かつ進退
可能なトランスフアバー51を備えた公知のリフ
トアンドキヤリー形トランスフア装置52が前後
方向に貫いて設置されている。トランスフアバー
51上にはクランクシヤフトWを定められた角度
姿勢で水平に保持する複数の受台53が等間隔に
取付けられ、トランスフアバー51の昇降および
進退動作によりクランクシヤフトWを固定の仮受
台54および後述するスイングアームの各間で搬
送するようになつている。
また前記ベツド10の凹部11には、クランク
シヤフトWを主軸中心位置に搬入、搬出するため
の一対のスイングアーム55が前記ローラホルダ
29,30の下方位置に揺動可能に枢支され、こ
のスイングアーム55は図略のシリンダ装置によ
りリンク機構を介して所定角度回動されるように
なつている。一対のスイングアーム55の各先端
にはクランクシヤフトWの両端部を保持する保持
台56が取付けられ、この保持台56はスイング
アーム55の所定角度回動により、両ローラホル
ダ29,30の開口部前方下方に位置する受台5
3に対応する位置と、主軸中心位置とに位置決め
される。
次に上記した構成における動作について説明す
る。クランクシヤフトWの各ピン部のローラ掛け
が完了すると、主軸が一定の角度位置に停止さ
れ、しかる状態でスライドプレート39が進退用
シリンダ41によつて一定量前進され、姿勢制御
体42の係合面42a,42bにより各揺動支持
体25が一定の角度位置に保持されるとともに、
係合ピン47,48によりアーム27,28が各
ピン部の位相に対応した角度位置に保持される。
その後加圧用シリンダ33によりアーム27,2
8が開放作動され、各ピン部を保持するローラホ
ルダ30がローラホルダ29に対して離間され
る。
続いてチヤツク16が開放され、主軸台12と
心押台13とが後退される。これにより加工済ク
ランクシヤフトWが主軸中心位置で待機せるスイ
ングアーム55(第2図の2点鎖線位置)の保持
台56に保持される。続いてスイングアーム55
55が図略のシリンダ装置により回動され、クラ
ンクシヤフトWをローラホルダ29,30間より
搬出して受台53の上方位置まで搬送する。しか
る後トランスフアバー51が所定量上昇され、上
昇する受台53によつて保持台56および仮受台
54に保持されたクランクシヤフトWを支持して
持上げ、次いでトランスフアバー51が所定量前
進され、その後下降される。このトランスフアバ
ー512の下降の途中で受台53に支持されたク
ランクシヤフトWが前記スイングアーム55の保
持台56および前記仮受台54に保持され、クラ
ンクシヤフトWが1ピツチ搬送される。
次いでスイングアーム55が旋回され、保持台
53に保持されたクランクシヤフトWがローラホ
ルダ29,30間に搬入され、主軸中心位置に位
置決めされる。しかる状態で主軸台12および心
押台センタが前進されるとともに、チヤツク16
が閉止され、クランクシヤフトWが支持クランプ
される。これによりクランクシヤフトWがスイン
グアーム55の保持台56より若干浮上される。
続いて加圧用シリンダ33によりアーム27,2
8が閉止作動され、ローラホルダ29,30のフ
イレツトローラ31が各ピン部のフイレツト部分
に圧接される。その後進退用シリンダ41により
スライドプレート39が後退され、姿勢制御体4
2による揺動支持体25ならびにアーム27,2
8の拘束が解除される。
しかる後、主軸駆動モータ17によりクランク
シヤフトWが回転駆動され、このクランクシヤフ
トWの回転により各ピン部を保持するアーム2
7,28ならびにこれらアーム27,28を支持
する揺動支持体25が各ピン部の回転に倣つて運
動される。従つてピン部のフイレツト部分に圧接
されたフイレツトローラ31はピン部に対して公
転かつ自転され、このフイレツトローラ31によ
りピン部のフイレツト部分をローラ掛けする。
上記した実施例においては、クランクシヤフト
Wのピン部をローラ掛けする例について述べた
が、ジヤーナル部をローラ掛けするためのローラ
ホルダを取付けたアームを付設すれば、ピン部と
ジヤーナル部を同時にローラ掛けすることができ
るようになる。
また上記実施例においては、ローラホルダ2
9,30を取付けたアーム27,28をクランク
シヤフトWのピン部の回転に倣つて揺動させる例
について述べたが、ローラ掛けすべきクランクシ
ヤフトWと同一形状のマスタクランクシヤフトを
設け、このマスタクランクシヤフトによつてアー
ムを運動させるものに本考案を適用することもで
きる。
〈考案の効果〉 以上述べたように本考案においては、主軸台お
よび心押台間の下方にクランクシヤフトを水平方
向に搬送するための搬送空間を前後方向に貫通し
て設け、この搬送空間にクランクシヤフトを搬送
する搬送装置を設置し、この搬送装置によつて前
記両ローラホルダの開口部前方下方に搬送された
クランクシヤフトを両ローラホルダ間に搬入する
スイングアームを揺動可能に設けた構成であるの
で、クランクシヤフトをマシンの内部を通してイ
ンラインで搬送することができるようになり、搬
送装置を含めたマシンの所要スペースを小さくで
きるとともに、クランクシヤフトの搬入搬出を容
易行い得るようになる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
フイレツトローリングマシンの全体を示す正面
図、第2図は第1図の−線拡大断面図であ
る。 10……ベツド、11……凹部、12……主軸
台、13……心押台、21……支持フレーム、2
7,28……アーム、29,30……ローラホル
ダ、33……加圧用シリンダ、51……搬送装
置、55……スイングアーム、W……クランクシ
ヤフト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランクシヤフトを回転可能に支持する主軸台
    と心押台をベツドに設置し、前記クランクシヤフ
    トのピン部あるいはジヤーナル部を保持するロー
    ラホルダを取付けた開閉可能なアームを設け、前
    記ローラホルダに支持されたフイレツトローラに
    よりピン部あるいはジヤーナル部のフイレツト部
    分をローラ掛けするものにおいて、前記主軸台お
    よび心押台間の下方にクランクシヤフトを水平方
    向に搬送するための搬送空間を前後方向に貫通し
    て設け、この搬送空間にクランクシヤフトを搬送
    する搬送装置を設置し、この搬送装置によつて前
    記両ローラホルダの開口部前方下方に搬送された
    クランクシヤフトを両ローラホルダ間に搬送する
    スイングアームを揺動可能に設けてなるフイレツ
    トローリングマシン。
JP12253983U 1983-08-06 1983-08-06 フイレツトロ−リングマシン Granted JPS6031939U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12253983U JPS6031939U (ja) 1983-08-06 1983-08-06 フイレツトロ−リングマシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12253983U JPS6031939U (ja) 1983-08-06 1983-08-06 フイレツトロ−リングマシン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6031939U JPS6031939U (ja) 1985-03-04
JPH0128983Y2 true JPH0128983Y2 (ja) 1989-09-04

Family

ID=30280062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12253983U Granted JPS6031939U (ja) 1983-08-06 1983-08-06 フイレツトロ−リングマシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6031939U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03103505A (ja) * 1989-09-14 1991-04-30 Onuki Fumio 運動場等の表面層用粉剤組成物、その製造法および施工法
JP2015168022A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 日産自動車株式会社 加工装置および加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6031939U (ja) 1985-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0639274B2 (ja) 車体組立方法
JPH0128983Y2 (ja)
JPH0226613Y2 (ja)
JPH0531879A (ja) 曲面印刷方法及びその装置
JP2719874B2 (ja) クランプ装置
JP3773715B2 (ja) センタレス研削盤のローディング装置
JPH08156504A (ja) タイヤ移載用補助装置
JP2574579B2 (ja) ワークの搬送装置
JP5262015B2 (ja) フィレットロール加工装置及びフィレットロール加工方法
JP2544073Y2 (ja) シリンダブロックの搬送装置
JPH0623399Y2 (ja) 工作物位置決め装置
JPH11235637A (ja) 反転機および反転機へのワークセット方法
JP2752978B2 (ja) 分割コンロッドの仮結合装置
JPH0736915Y2 (ja) 搬送容器の移載機構
JPS62144884A (ja) ワ−クの加工装置
JPS6237677Y2 (ja)
JPS6119563A (ja) フイレツトロ−ル掛け装置
JP3018083U (ja) ラッピング装置
JPH06335579A (ja) ワーク搬送装置
JP2987679B2 (ja) 丸鋼片・角鋼片兼用研削テーブル
JPH0673808B2 (ja) フイレツトロ−ル掛け装置
JPS62138556U (ja)
JP3030668B2 (ja) ワーク吊下げ搬送装置におけるワークの位置決め装置
JPH09156564A (ja) 二輪車用車体フレームの移送治具
JP2561229B2 (ja) フィレットロール装置