JPH11235637A - 反転機および反転機へのワークセット方法 - Google Patents
反転機および反転機へのワークセット方法Info
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- JPH11235637A JPH11235637A JP3923898A JP3923898A JPH11235637A JP H11235637 A JPH11235637 A JP H11235637A JP 3923898 A JP3923898 A JP 3923898A JP 3923898 A JP3923898 A JP 3923898A JP H11235637 A JPH11235637 A JP H11235637A
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Abstract
できる反転機および反転機へのワークのセット方法を提
供すること。 【解決手段】 基台1に水平軸回りに回転自在に支持さ
れる円盤2を、前記基台1に載置されることで水平軸回
りに回転自在に支持され、かつ該基台1に回転自在に支
持される前に、ワークWが装着されるものとする。そし
て、作業床上において、前記円盤2に前記ワークWを装
着した後、該円盤2を前記基台1に向けて作業床上を転
動させることにより、前記ワークWを円盤2とともに基
台1まで容易に搬送することができ、また、前記ワーク
Wが装着された円盤2を前記基台1に載置することで、
該ワークWを水平軸回りに回転自在に支持された状態で
容易にセットすることができる。
Description
ワークに、穴あけ、溶接、ケガキ等の加工を施す際に、
該ワークを適宜反転させることができる反転機および反
転機へのワークセット方法に関するものである。
キ等の加工を施す場合において、該H形鋼の上下のフラ
ンジ双方に前記加工を施すには、一方のフランジに加工
を施した後、H形鋼を反転させて他方のフランジに加工
を施す必要がある。H形鋼を反転させる場合、例えば天
井クレーンにクランプを取付け、このクランプによって
一方のフランジを挟持して移動させながら反転させた
り、あるいは、板挟みと称される治具によって一方のフ
ランジを挟み、人力によってH形鋼を反転させるといっ
た方法によって行っている。しかし、このような方法で
は、安全性、作業効率、作業者への負担といった面で問
題がある。
機として、例えば、実開昭60−131292号公報に
記載のものが知られている。この公報に記載の反転機
は、フレームに回転自在に支承された円環状回転ドラム
を有し、前記回転ドラムの中央部に、保持部材(ワーク)
の上下を挟持する一対の挟持腕と、前記保持部材の左右
を挟着する一対の挟着ブロックが、それぞれ対向して設
けられた挟着部が有り、さらに、前記回転ドラムの円弧
縁部の一部が、分離自在の開口縁に形成されるととも
に、前記開口縁が首振り状に回転して前記円弧縁部を開
放する首振り機構を有することを特徴とするものであ
る。このような反転機によれば、ワークを回転ドラムに
挿入して、前記挟持部で挟持したうえで、該回転ドラム
を回転させることで、ワークを回転ドラムとともに容易
に反転することができる。
ような反転機においては、以下のような不具合点があっ
た。すなわち、前記反転機の回転ドラムに、ワークとし
てのH形鋼をセットする場合、H形鋼を反転機まで搬送
するのにクレーン等が必要なるが、作業スペースが狭い
場合においては、クレーンを設置するスペースを確保す
るのが困難となって、H形鋼の搬送に苦慮していた。ま
た、H形鋼を回転ドラムにセットする際に、該回転ドラ
ムの開口縁を首振り状に回転させて円弧縁部を開放した
後、該H形鋼を回転ドラムの上方まで吊り上げ、この開
放した部分からH形鋼を回転ドラムに挿入するようにし
ているので、H形鋼をかなり高い位置まで吊り上げて挿
入しなければならず、この作業に手間を要していた。
で、ワークを容易に搬送して、セットすることができる
反転機および反転機へのワークのセット方法を提供する
ことを目的としている。
に、本発明の請求項1の反転機は、基台と、この基台に
水平軸回りに回転自在に支持されて、ワークが装着され
る円盤とを備えた反転機において、前記円盤が、前記基
台に載置されることで水平軸回りに回転自在に支持さ
れ、かつ該基台に回転自在に支持される前に、前記ワー
クが装着されるものであることを特徴としている。
フレームを略直方体状に組み立てることで構成され、そ
の上部には、一対のローラが軸回りに回転自在にかつ互
いに平行に配設され、該ローラに前記円盤の外周部が載
置されることで、該円盤がローラによって回転自在に支
持される。前記円盤にワークを装着する場合、例えば円
盤の中央部に、前記ワークの外形に相当する孔を明け、
この孔にワークを挿通することで行ってもよいし、前記
円盤の側面に、ブラケットを取付け、このブラケットに
ワークを取付けることで行ってもよい。また、前記ワー
クが例えば形鋼等のような長尺なものである場合、前記
反転機を2台もしくはそれ以上使用し、一方の反転機の
円盤にワークの一端部を装着し、他方の反転機の円盤に
該ワークの他端部を装着すればよい。
おいて、前記円盤に前記ワークを装着した後、該円盤を
前記基台に向けて作業床上を転動させることにより、前
記ワークが円盤とともに基台まで容易に搬送される。そ
して、前記ワークが装着された円盤を前記基台に載置す
ることで、該ワークが水平軸回りに回転自在に支持され
た状態に容易にセットされる。
前記円盤に、前記ワークと係合して、該円盤内において
ワークを回転不能に保持する係合孔を形成したものであ
る。
状の通し孔とし、例えば、ワークがH形鋼である場合に
は、該H形鋼を挿通でき、かつ軸回りに回転不能とする
ような四角形状の通し孔とする。
同様の作用効果が得られるのは勿論のこと、前記円盤に
形成された係合孔に前記ワークを係合することで、該ワ
ークが円盤に、容易かつ確実にしかも円盤内において回
転不能に装着される。したがって、ワークが装着された
円盤を基台に載置して、該円盤が水平軸回りに回転自在
に支持された後に、前記円盤を回転させることで、該円
盤とともにワークが確実かつスムーズに回転する。
は、作業床上において、請求項1または2記載の反転機
の円盤に前記ワークを装着し、次いで、前記ワークが装
着された円盤を、前記基台に向けて作業床上を転動させ
ることにより、前記ワークを基台まで搬送し、次いで、
前記ワークが装着された円盤を前記基台に載置すること
で、該円盤を水平軸回りに回転自在に支持することを特
徴としている。
ては、ワークが装着された円盤を前記基台に向けて作業
床上を転動させることにより、前記ワークを円盤ととも
に基台まで容易に搬送することができる。そして、前記
ワークが装着された円盤を前記基台に載置することで、
該ワークを水平軸回りに回転自在に支持された状態に容
易にセットすることができる。
施の形態の一例について説明する。図1は本発明の反転
機の一例を示す斜視図である。この図に示す反転機M
は、基台1と、この基台1に回転自在に支持される円盤
2とを備えて構成されている。前記基台1は、フレーム
を略直方体状に組み立てることで構成されたもので、そ
の上部には、互いに平行に配置されたアングル材3,3
が設けられている。これらアングル材3,3には、一対
のローラ4,5が回転自在に設けられている。
を前記アングル材3,3のそれぞれの一端部(図1におい
て左端部)に形成された孔に回転自在に挿入すること
で、前記アングル材3,3間において軸回りに回転自在
に設けられている。また、前記アングル材3,3のそれ
ぞれの他端部(図1において右端部)には、溝部3a,3
aが対向して形成されており、これら溝部3a,3aに
ローラ5の両端の軸を上から挿入することで、該ローラ
5が前記アングル材3,3間において軸回りに回転自在
に設けられている。また、前記ローラ4,5は同高さに
位置するようにして基台1に設けられている。なお、ロ
ーラ4,5の、基台1の下面からの高さは、約450m
m程度に設定されている。さらに、前記溝部3a,3a
の右側には、溝部3b,3bが対向して形成されてお
り、これら溝部3b,3bには、前記ローラ5の軸部が
上から挿入可能となっている。このように溝部3a,3
aおよび溝部3b,3bを形成して、ローラ5の軸部を
挿入する溝部3a,3bを適宜選択することで、ローラ
4,5間の距離を円盤2の大きさに応じて調整できるよ
うになっている。
の中央部には係合孔2aが形成されている。この係合孔
2aは、後述するワーク(H形鋼)Wが挿通されるもの
で、該ワークWの外形に合わせた四角形状の通し孔とさ
れている。そして、この係合孔2aにはワークWが挿通
され、この状態においてワークWは円盤2内において回
転不能に保持されるようになっている。また、前記円盤
2は、前記基台1のローラ4,5上に載置されること
で、該ローラ4,5によって水平軸回りに回転自在に支
持され、かつ、回転自在に支持される前にワークWが作
業床等において挿入されるものである。
m、幅が70mm、重量が9kg、係合孔2aの直径が3
10mm程度に設定されたものである。本例では、円盤2
の大きさ等はこのように設定されているが、円盤2の大
きさ等はこれに限ることなく、ワークの大きさによって
適宜変更されるものである。
ットする方法について説明する。なお、このワークWは
長尺なH形鋼であり、該H形鋼のフランジの幅は300
mm程度である。まず、図2に示すように、前記反転機M
を2機用意し、それらの基台1,1を作業床上に所定間
隔で設置する。この場合、一方の基台1のローラ4,5
と、他方の基台1のローラ4,5が同軸上に位置するよ
うにして、両基台1,1を設置する。また、基台1,1間
の距離は、ワークWの長さとほぼ等しいか若干短くなる
ように設定する。
Mの円盤2,2にワークWを装着する。この装着は、一
方の円盤2の係合孔2aにワークWの一端部を挿通する
とともに、他方の円盤2の係合孔2aにワークWの他端
部を挿通することで行う。ワークWの端部を円盤2の係
合孔2aに挿通するには、例えば、作業者によって該ワ
ークWの端部を持ち上げておき、該端部に円盤2の係合
孔2aを外挿することで行う。なお、ワークWが大重量
で、その端部を作業者が持ち上げることができない場
合、ジャッキやチェーンブロック等によってワークWの
端部を持ち上げればよい。
装着したならば、作業者によって該円盤2,2を前記基
台1,1に向けて作業床上を転動させることで、ワーク
Wを基台1,1の近傍まで搬送する。次いで、作業者に
よって、前記ワークWの両端部を持ち上げて、該ワーク
Wの両端部の円盤2,2をそれぞれ基台1,1のローラ
4,5に載置する。これによって円盤2,2が水平軸回り
に回転自在に支持されるので、円盤2,2に装着されて
いるワークWは回転自在に支持された状態で、基台1,
1にセットされる。
れば、ワークWが装着された円盤2,2を基台1,1に向
けて作業床上を転動させることにより、該ワークWを円
盤2,2とともに容易に搬送することができる。また、
前記ワークWが装着された円盤2,2を前記基台1,1の
それぞれのローラ4,5に載置することで、該ワークW
を水平軸回りに回転自在に支持された状態に容易にセッ
トすることができる。そして、基台1,1にセットされ
たワークWは、図4に示すように、円盤2,2を作業者
が回転させることで、円盤2,2とともに回転すること
ができる。したがって、例えば、H形鋼であるワークW
の上下のフランジ双方に溶接、穴あけ等の加工を施す場
合、一方のフランジに加工を施した後、ワークWを反転
させて他方のフランジに加工を施すことができる。
H形鋼である場合を例にとって説明したが、ワークWは
H形鋼に限ることなく、その他の形鋼や、形鋼以外のも
のでもよい。このような場合、反転機Mの円盤2に形成
する係合孔2aをワークの外形に合わせた形状とすれば
よい。さらに、ワークWの長さが非常に長い場合、前記
反転機Mを3機以上用意し、それらの基台1…を適宜所
定間隔で設置するとともに、ワークWに反転機M…の円
盤2…を取付ければよい。
の反転機によれば、ワークが装着される円盤が、前記基
台に載置されることで水平軸回りに回転自在に支持さ
れ、かつ該基台に回転自在に支持される前に、前記ワー
クが装着されるものであるので、作業床上において、前
記円盤に前記ワークを装着した後、該円盤を前記基台に
向けて作業床上を転動させることにより、前記ワークを
円盤とともに基台まで容易に搬送することができる。ま
た、前記ワークが装着された円盤を前記基台に載置する
ことで、該ワークを水平軸回りに回転自在に支持された
状態で容易にセットすることができる。さらに、基台に
セットされたワークは円盤とともに回転することができ
るので、ワークを適宜回転させて、その所望の位置に、
溶接、穴あけ、ケガキ等の加工を容易に施すことができ
る。
様の効果を得ることができるのは勿論のこと、前記円盤
に、前記ワークと係合して、該円盤内においてワークを
回転不能に保持する係合孔を形成したので、該ワークを
円盤に、容易かつ確実にしかも円盤内において回転不能
に装着することができる。したがって、ワークが装着さ
れた円盤を基台に載置して、前記円盤を回転させること
で、該円盤とともにワークを確実かつスムーズに回転さ
せることができる。
よれば、ワークが装着された円盤を前記基台に向けて作
業床上を転動させることにより、前記ワークを円盤とと
もに基台まで容易に搬送することができる。そして、前
記ワークが装着された円盤を前記基台に載置すること
で、該ワークを水平軸回りに回転自在に支持された状態
に容易にセットすることができる。
の斜視図である。
説明するためのもので、作業床上において、円盤にワー
クを装着した状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 基台と、この基台に水平軸回りに回転自
在に支持されて、ワークが装着される円盤とを備えた反
転機において、 前記円盤は、前記基台に載置されることで水平軸回りに
回転自在に支持され、かつ該基台に回転自在に支持され
る前に、前記ワークが装着されるものであることを特徴
とする反転機。 - 【請求項2】 請求項1記載の反転機において、前記円
盤には前記ワークと係合して、該円盤内においてワーク
を回転不能に保持する係合孔が形成されていることを特
徴とする反転機。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の反転機に、ワー
クをセットする方法であって、 作業床上において、前記円盤に前記ワークを装着し、 次いで、前記ワークが装着された円盤を、前記基台に向
けて作業床上を転動させることにより、前記ワークを基
台まで搬送し、 次いで、前記ワークが装着された円盤を前記基台に載置
することで、該円盤を水平軸回りに回転自在に支持する
ことを特徴とする反転機へのワークセット方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03923898A JP3973286B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 反転機および反転機へのワークセット方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11235637A true JPH11235637A (ja) | 1999-08-31 |
JP3973286B2 JP3973286B2 (ja) | 2007-09-12 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104668863A (zh) * | 2015-02-26 | 2015-06-03 | 中国石油天然气第七建设公司 | 槽钢焊接辅助夹具 |
CN110561173A (zh) * | 2019-09-19 | 2019-12-13 | 国家电网有限公司 | 一种抽水蓄能机组进水阀阀体翻转工装及其使用方法 |
CN112059518A (zh) * | 2020-08-28 | 2020-12-11 | 浙江省建工集团有限责任公司 | 一种h型钢翻转机构 |
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---|---|---|---|---|
CN110340561B (zh) * | 2019-09-06 | 2019-12-10 | 智迈德股份有限公司 | 装配式建筑钢梁全自动一次成型系统 |
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1998
- 1998-02-20 JP JP03923898A patent/JP3973286B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN110561173A (zh) * | 2019-09-19 | 2019-12-13 | 国家电网有限公司 | 一种抽水蓄能机组进水阀阀体翻转工装及其使用方法 |
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