JP2003252564A - 板状重量物体の吊上搬送・反転装置 - Google Patents

板状重量物体の吊上搬送・反転装置

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JP2003252564A
JP2003252564A JP2002058326A JP2002058326A JP2003252564A JP 2003252564 A JP2003252564 A JP 2003252564A JP 2002058326 A JP2002058326 A JP 2002058326A JP 2002058326 A JP2002058326 A JP 2002058326A JP 2003252564 A JP2003252564 A JP 2003252564A
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JP
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reversing
hoisting
disk
conveying
plate
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JP2002058326A
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Inventor
Shigenobu Omori
重信 大森
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1人作業で板状重量物体を加工場所及び反転
場所まで搬出入が容易に、かつ安全に行うことができる
吊上搬送・反転装置を提供すること。 【解決手段】 水平方向に相接近相離間する1対の支持
部3を有し、該支持部にディスク又はリングなど板状重
量物体Aの外周部下面に係止する内向きの係止部24が
設けられている吊上搬送部材1と、この吊上搬送部材で
吊上げられ搬送されてくる前記物体の上下面を反転させ
る反転部材36とを具え、この反転部材は基台37と、
該基台に縦向きに回転可能に設けられたディスク状の回
転部38を有し、この回転部にはその外周縁から径方向
に所定長さにわたり前記物体を受け入れて載置可能な切
欠部45が形成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鋼製ディスク又
はリングなど板状重量物体の吊上搬送・反転装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】前記のような板状重量物体としてのディ
スクやリングなどを機械加工のため例えば旋盤まで運ん
で作業を行うには、前記物体の旋盤のある加工場所へ
の搬出入、旋盤で前記物体の上面への加工を行った後
にさらに下面へも加工を行うために前記物体の上面と下
面を反転させる反転装置のある反転場所への搬出入、の
2つの作業が必要になるが、この2作業を1人で安全に
行うことができる冶具(装置)は無かった。
【0003】作業者1人で加工場所へ搬出入する治具
(吊具)があるにはあるが、この吊具の場合は反転装置
との干渉が発生するという難点がある。そのため反転作
業はクレーン等を使用するため難しく、しかも危険作業
が伴うため、通常は1人作業は行わず、必ず2〜3人作
業となり、作業能率が悪いという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、前
記のような従来の問題点を解決し、1人作業で板状重量
物体を加工場所及び反転場所まで搬出入が容易に、かつ
安全に行うことができる吊上搬送・反転装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、水平方向に相接近相離間する1
対の支持部を有し、該支持部にディスク又はリングなど
板状重量物体の外周部下面に係止する内向きの係止部が
設けられている吊上搬送部材と、この吊上搬送部材で吊
上げられ搬送されてくる前記物体の上下面を反転させる
反転部材とを具え、この反転部材は基台と、該基台に縦
向きに回転可能に設けられたディスク状の回転部を有
し、この回転部にはその外周縁から径方向に所定長さに
わたり前記物体を受け入れて載置可能な切欠部が形成さ
れていることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、切
欠部における物体が載置される側と反対側に載置される
物体の載置された面と反対側の面を押さえる押圧機構が
設けられていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を、添付
図面を参照して説明する。図1は板状重量物体が吊上搬
送部材によって加工場所に搬入されている状態の正面
図、図2は同平面図、図3は同右側面図である。図1〜
3において1は吊上搬送部材であり、1対の支持部2,
3を有している。支持部2の水平上部4と支持部3の水
平上部5は互いに上下に重なり合うように配置されてい
る。図4に示すように水平上部4の下面には歯部6が形
成され、水平上部5の上面には歯部7が形成され、かつ
これら歯部6,7は両上部4,5間に配置された歯車8
と噛合されている。
【0008】歯車8の回転軸10が支持部2,3の水平
上部4,5を覆うように上方から被着されたカバー部1
1に軸支され、該カバー部から突出した軸端部にはプー
リ12が装着されている。またカバー部11の上部には
モータ13が設置され、該モータの軸端部にはプーリ1
4が装着されている。そしてこれら両プーリ12,14
間には無端ベルト15が掛け渡されている。この構成に
よりモータ13を駆動すると、その駆動が歯車8に回転
力として伝達され、支持部2,3が互いに水平方向に相
接近相離間される。モータ13の両側となるカバー部1
1上には図示しないクレーンのフックに引っ掛ける吊り
下げ用チェーン16の一端が固定され、該チェーンの他
端はモータ13の上方で前記フックに引っ掛け易いよう
にまとめられている。
【0009】支持部2,3の水平上部4,5と一体に形
成されている側部18,19には支持片21,22が固
定され、該支持片の下端には板状重量物体の一例として
の鋼製ディスクAの外周部下面に係止する内向きの係止
爪23,24が設けられている。係止爪23,24で係
止可能なディスクAの最大サイズはφ2000程度、最小サ
イズはφ1000程度である。係止爪23,24はこの実施
の形態では前後に1対設けられているが、個数は1個で
あってもよいし、あるいは3個以上でもよい。26は面
盤で、その上に設置されるレベル調整用ブロック27に
吊上搬送部材1で吊上げられ搬送されてくるディスクA
が載置される。
【0010】31は立旋盤で、刃物台32とクロスレー
ル33を有し、加工場所に設置されている。立旋盤31
に対する吊上搬送部材1の干渉状態は図1,2に示すよ
うに、吊上搬送部材1と刃物台32との隙間がaに形成
され、吊上搬送部材1とクロスレール33との隙間がb
に形成され、いずれも余裕代が十分で、干渉がないよう
になっている。
【0011】図5は板状重量物体が吊上搬送部材によっ
て加工場所から反転部材のある反転場所に搬入されてい
る状態の正面図、図6は同右側面図である。図5,6に
おいて36は反転部材であり、吊上搬送部材1で吊上げ
られ搬送されてくるディスクAの上下面を反転させる。
反転部材36は基台37と、該基台に縦向きに回転可能
に設けられたディスク状の回転部38を有している。基
台37には回転部38を縦向きに受け入れ可能な円弧状
の凹所39が形成され、該凹所には回転部38の外周面
を載置して支承する回転ロール40が複数個設置されて
いる。また凹所39の回転ロール付近には回転部38の
外周面に配設されたチェーンラック42と噛合するピニ
オン43が配設され、該ピニオンには図示しないモータ
の軸が伝達機構を介して連結されている。この構成によ
り前記モータを駆動すると、その駆動がピニオン43に
回転力として伝達され、回転部38が回転される。
【0012】回転部38にはその外周縁からこれと反対
側の外周縁近くまで径方向に所定長さにわたり切欠部4
5が形成され、ディスクAを受け入れて載置可能になっ
ている。切欠部45の幅WはディスクAの厚さより大き
く形成されている。切欠部45の奥側には図7に示すよ
うに平面からみて略く字状の調心部片47が設けられ、
切欠部45に受け入れたディスクAの奥側外周縁を当接
させて調心が図れるようになっている。
【0013】切欠部45の一側(図6で上側)にはディ
スク押圧機構48が設けられている。押圧機構48は回
転部38に固定された油圧シリンダ50及びガイドレー
ル51と、該シリンダの作動ロッド先端に取り付けら
れ、かつガイドレール51にガイドされる図示しない被
ガイド部を有する押圧部52とからなり、油圧シリンダ
50の作動により押圧部52を点線で示すように切欠部
45より凹んだ待機位置から切欠部45内の作動位置へ
伸張させ、該作動位置で切欠部45に載置されたディス
クAの載置された面と反対側の面を押さえ、該載置面と
の間でディスクAをクランプすることができるようにな
っている。
【0014】次に作用を説明する。ディスクAを立旋盤
31のある加工場所まで吊下搬送するには、吊上搬送部
材1の支持部2,3にある係止爪23,24をディスク
Aの外周部下面に係止し、そのままクレーン等で持ち上
げて吊り上げ水平搬送する。加工場所に到着したら立旋
盤31の面盤26上で吊上搬送部材1の後側係止爪がク
ロスレール33に沿うようにして徐々に降ろし、ディス
クAの下面を面盤上のレベル調整用ブロック27に載せ
る。この状態が図1に示すものであり、図からも明らか
のようにディスクAは中心が面盤26の中心とほぼ一致
した所定位置に載置される。また吊上搬送部材1はこの
際に立旋盤31とは前記のように隙間a,bをおいた位
置を保持し、干渉することがない。
【0015】立旋盤31によるディスクAの上面に対す
る加工が終了したら今度は下面に対する加工のために前
記と同様にしてディスクAを反転部材36まで吊上搬送
部材1で吊下搬送する。反転部材36のある場所に到着
したら反転部材36の回転部38に形成した切欠部45
に入れてやる。そしてディスクAの奥側外周縁が調心部
片47に当接すると、ディスクAは切欠部45から左右
に突出する量がほぼ等しくなって全体の調心が図られる
こととなる。しかる後、ディスク押圧機構48の油圧シ
リンダ50が作動されて押圧部52が作動位置へ伸張
し、これによりディスクAはクランプされた状態とな
る。
【0016】クランプ後、モータが駆動され、回転部3
8が図6で矢印方向へ回転される。そして、回転部38
の回転がほぼ反転すると、ディスクAはそれまでの下面
が上面となって反転された状態となる。反転後、再び吊
上搬送部材1でディスクAを係止爪23,24で係止し
て立旋盤31のある加工場所まで吊り上げ搬送し、上面
と同様な加工を行う。そして加工終了したディスクAを
別途保管場所へ搬送すれば、1サイクルの作業が終わ
り、新しいディスクAに対する同様な作業が繰り返され
ることになる。
【0017】前記のような作業を従来はディスクAの運
搬や反転以外の搬出入は2〜3人の作業者が必要であっ
たが、これら全ての作業を1人の作業者によるクレーン
ペンダント(ボタン)操作による作業で行うことが可能
であり、作業人員の削減が可能である。また全体を通し
ての作業時間も短縮が可能であり、作業の大幅な改善が
図れる。
【0018】尚、この実施の形態では板状重量物体とし
て鋼製ディスクAを示したが、これは一例であってほか
にリングなどでもよいことは勿論である。また吊上搬送
部材1や反転部材36もあくまでも好ましい一例を示し
たにすぎず、実施に際しては種々に変更、修正を加えて
実施することができる。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明は前記のようであって、
1人作業で板状重量物体を加工場所及び反転場所まで搬
出入が容易に、かつ安全に行うことができる。請求項2
の発明は前記のようであって、反転部材での板状重量物
体の押圧機構による押圧(クランプ)が確実であり、反
転時に脱落する等の事故を未然に確実に防止することが
でき、きわめて安全性の高いものとなるという優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す、板状重量物体
が吊上搬送部材によって加工場所に搬入されている状態
の正面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】同上の右側面図である。
【図4】同上の要部拡大図である。
【図5】板状重量物体が吊上搬送部材によって加工場所
から反転部材のある反転場所に搬入されている状態の正
面図である。
【図6】同上の右側面図である。
【図7】同上の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 吊上搬送部材 2,3 支持部 13 モータ 23,24 係止爪 31 立旋盤 36 反転部材 37 基台 38 回転部 45 切欠部 47 調心部片 48 ディスク押圧機構 A ディスク(板状重量物体)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に相接近相離間する1対の支持
    部を有し、該支持部にディスク又はリングなど板状重量
    物体の外周部下面に係止する内向きの係止部が設けられ
    ている吊上搬送部材と、この吊上搬送部材で吊上げられ
    搬送されてくる前記物体の上下面を反転させる反転部材
    とを具え、この反転部材は基台と、該基台に縦向きに回
    転可能に設けられたディスク状の回転部を有し、この回
    転部にはその外周縁から径方向に所定長さにわたり前記
    物体を受け入れて載置可能な切欠部が形成されているこ
    とを特徴とする板状重量物体の吊上搬送・反転装置。
  2. 【請求項2】 切欠部における物体が載置される側と反
    対側に載置される物体の載置された面と反対側の面を押
    さえる押圧機構が設けられている請求項1記載の板状重
    量物体の吊上搬送・反転装置。
JP2002058326A 2002-03-05 2002-03-05 板状重量物体の吊上搬送・反転装置 Withdrawn JP2003252564A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009179405A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Ihi Marine United Inc 板状体の反転装置及び板状体の反転設備
CN108405741A (zh) * 2018-01-31 2018-08-17 东莞市圣荣自动化科技有限公司 一种高度可调节汽车电池盖翻转机构

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JP2009179405A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Ihi Marine United Inc 板状体の反転装置及び板状体の反転設備
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Effective date: 20050510