JP4825080B2 - パレット遠心脱水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パレットを物品載置面を垂直に立てた状態で搬送する搬送コンベヤの搬送路中において、パレットを垂直軸周りに回転させてパレットに付着する洗浄液等を除去するパレット遠心脱水装置に関する。
従来からパレットを搬送コンベヤの搬送路中において垂直軸周りに回転させてパレットに付着する洗浄液等を除去するパレット遠心脱水装置は知られている(特許文献1参照)。ところで、この従来技術においては、搬送路中においてパレットを回転させるため、搬送コンベヤの一部を他の部分から分離して昇降可能に構成した上昇枠を設け、その上昇枠を搬送途上のパレットを支持したまま上昇させて、パレットを回転可能に吊下げられた回転枠内へ挿入して回転枠によって支持し、さらに前記昇降枠を元の位置に下降させた後、前記回転枠を高速回転させてパレットの遠心脱水を行うという技術手段が採用されていた。そして、前記回転枠は、対象たるパレットと同程度の大きさを有し、パレットの大きさの変化に対応するための構成は採用されていなかった。したがって、寸法の異なる複数種類のパレットを扱う場合には対応が困難であった。しかも、パレットを収容した高速回転時の回転枠の下部を支持する構造は採用されていなかったため、回転動作の不安定状態を招く要因にもなりかねないといった技術的難点があり、とりわけ装置の大型化や高速回転化には不向きであった。因みに、パレットを水平状態で高速回転して遠心脱水処理を行う水平回転形のものではあるが、パレットの寸法の変化に対応し得る遠心脱水装置も提案されている(特許文献2参照)。しかしながら、この従来技術の場合には水平回転タイプを採用したため、パレットに対する脱水効率があまりよくないとともに、パレットの寸法変化に対応するためのクランプ機構がきわめて複雑な構造となり、コスト的にも高くつくといった技術的問題があった。
実開平6−52973号公報 特開2004−57909号公報
本発明は、以上のような従来の技術的状況に鑑みて開発したものであり、より簡単な構成によってパレットの寸法変化にも対応し得るとともに、脱水効率も良好なパレット遠心脱水装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するため、請求項1の発明では、回転可能に設けられる下部ホルダと、回転可能に設けられる上部ホルダと、少なくとも一方のホルダを上下動させる上下動手段と、少なくとも一方のホルダを回転駆動させる回転手段とを備え、物品載置面を垂直にした状態のパレットに対し、前記上下動手段により一方のホルダを他方のホルダに接近させるように移動させてパレットを保持したのち、前記回転手段によりパレットを回転して付着する洗浄液等を除去するパレット遠心脱水装置において、少なくとも前記一方のホルダは、パレットの長さに対応した複数種類の保持部を有し、それらの保持部をパレットの長さに応じて選択的に所定位置に停止し得る回転停止手段を設けるという技術手段を採用した。前記ホルダを搬送コンベヤの搬送路中に設けることにより、搬送コンベヤの搬送路中において遠心脱水処理を行うように構成し得ることはいうまでもない(請求項2)。
本発明によれば、物品載置面を垂直に立てた状態のパレットを下部ホルダと上部ホルダにより保持して遠心脱水処理を行うように構成した垂直軸回転形のパレット遠心脱水装置において、少なくとも一方のホルダに、パレットの長さに対応した複数種類の保持部を設け、それらの保持部をパレットの長さに応じて選択的に使用するという技術手段を採用したので、次の効果を得ることができる。
(1)少なくとも一方のホルダにパレットの長さに対応した複数種類の保持部を設け、それらの保持部を選択的に停止し得る回転停止手段を設けるという簡単な構成により、寸法の異なる複数種類のパレットに対して簡便かつ的確に対応することができる。
(2)しかも、物品載置面を垂直に立てた状態で遠心脱水処理が実行されるので、従来の水平回転形に比べて良好な脱水効率を得ることができる。
本発明は、パレットを垂直軸周りに回転させて洗浄液等を除去する垂直軸回転形のパレット遠心脱水装置であれば、その具体的な配置関係などに制約されることなく、広く適用することが可能である。また、略四角形からなるパレットであれば、その具体的な形状や大きさに制約されることもない。さらに、パレットに付着する汚れに関しても、遠心脱水が可能なものであれば、洗浄液に限られないことはいうまでもない。下部ホルダは、パレットを支持する載置面と、パレットの下端部に係合可能な保持部を備え、回転可能に構成される。上部ホルダは、回転可能に構成され、パレットの上端部に係合する保持部を備え、前記下部ホルダとの間でパレットを保持し得るように構成される。そして、それらの少なくとも一方のホルダは上下動可能に構成される。また、それらの少なくとも一方のホルダはパレットの長さに対応した複数種類の保持部を備え、パレットの長さに応じて選択的に使用し得るように構成されている。さらに、それらの下部ホルダあるいは上部ホルダの少なくとも一方は、電動モータ等の適宜の回転手段により回転駆動させるように構成される。なお、下部ホルダの回転形態に関しては、搬送コンベヤを回転可能に構成し、その搬送コンベヤと共に下部ホルダを一緒に回転させるように構成してもよいし、下部ホルダに隣接する搬送コンベヤを上下動可能に構成し、その搬送コンベヤの下降により、搬送コンベヤを下部ホルダと干渉しない位置に退避させるとともに、搬送コンベヤ上のパレットを下部ホルダに移載し、その状態で下部ホルダとパレットのみを回転するように構成してもよい。さらに、後者の場合、下部ホルダに隣接する搬送コンベヤの上下動機構に関しては、当該搬送コンベヤ部分が水平状態を保持したまま平行に昇降する形態のものであってもよいし、下部ホルダに隣接する側の端部が下降して当該搬送コンベヤ部分が支軸を中心に全体的に傾斜することにより、下部ホルダに干渉しない位置に退避させる形態のものであってもよい。また、下部ホルダや上部ホルダの保持部を構成する左右の係止部は、搬送時にパレットを誘導するガイド手段として兼用されるものであってもよい。
図1〜図6は本発明の一実施例を示したものであり、図1は正面構成図、図2は側面図、図3は図2の部分拡大図、図4は下部ホルダの下方部分を拡大して示した部分拡大図である。また、図5は上部ホルダ部分を拡大して示した部分拡大図、図6はその上部ホルダの保持部に関する配置例を示した概略説明図である。図1に示したように、パレット1は、脱水処理空間2に対して、チェーンコンベヤ等の適宜の搬送コンベヤ3を介して物品載置面を垂直に立てた状態で搬入され、脱水処理完了後、搬送コンベヤ4を介して垂直状態のまま搬出されるように構成されている。搬送コンベヤ3,4間には、下部ホルダ5が垂直軸周りに回転可能に配設され、その上方に回転可能かつ上下動可能に配設された上部ホルダ6との間でパレット1を保持して高速回転させることにより、所期の遠心脱水処理が行われるように構成している。なお、脱水処理空間2までの上流側の搬入路や下流側の搬出路には、パレット1の垂直状態を維持するため、必要に応じて図示しないガイド部材が設置される。
前記下部ホルダ5は、図1に示したようにパレット1の下端部に係止可能な搬送方向前後の係止部5a,5bと、図2及び図3に示したように左右の係止部5c,5dとを有し、それらの係止部5a〜5dによってパレット1の下端部を保持する保持部を構成し、パレット1の下端部を保持しながら回転し得るように構成されている。同様に、前記上部ホルダ6は、図1に示したようにパレット1の上端部に係止可能な搬送方向前後の係止部6a,6bと、図2に示したように左右の係止部6c,6dとを有し、それらの係止部6a〜6dによってパレット1の上端部を保持する保持部を構成し、パレット1の上端部を保持しながら回転し得るように構成されている。そして、本実施例の場合には、図1及び図4に示したように、下部ホルダ5は、軸受7に回転自在に支持された回転軸8の上部に固着され、パレット1を垂直軸周りに高速回転し得るように構成されている。なお、図4中、9は駆動用の電動モータで、駆動側プーリ10、ベルト11、及び受動側プーリ12を介して回転軸8を回転駆動し、下部ホルダ5を高速回転してパレット1の遠心脱水処理を行うように構成している。また、図4中、13はセンサで、回転板14上に設けた適宜の検出部材を検出し、その検出信号に基づいて下部ホルダ5の停止角度位置が制御されるように構成している。
さらに、前記下部ホルダ5に隣接する搬送コンベヤ3,4は、図1及び図4に示したように、それぞれ支軸15,16を中心に下方へ回動できるように構成され、それぞれ駆動シリンダ17,18によって下降させたり元の位置に上昇させたりできるように構成されている。そして、駆動シリンダ17,18によって搬送コンベヤ3,4を下降させ、支軸15,16を中心に下方へ回動した場合には、それらの搬送コンベヤ3,4は、図示のように支軸15,16を中心に傾斜して下部ホルダ5に干渉しない位置に退避される。また同時に、それらの搬送コンベヤ3,4上に載置されていたパレット1は下部ホルダ5へ移載され、高速回転による遠心脱水処理を受けることになる。その遠心脱水処理が完了した場合には、駆動シリンダ17,18によって搬送コンベヤ3,4を上昇させ、支軸15,16を中心に上方へ回動して元の状態に復帰させる。これにより、処理済みのパレット1は搬送コンベヤ3,4上に移載されるので、上部ホルダ6を上昇させて搬送方向前方の係止部6aによるストッパ機能を解除することにより搬出が可能となる。
前記上部ホルダ6は、図1及び図5に示したように昇降用シリンダ19により上下可能に配設された梁材20に対して軸受手段21により回転自在に支持された回転軸22を介して回転自在に吊持されている。なお、梁材20は、その両端部が機枠側に設けられたガイド溝などの案内手段に係合しながら上下可能に構成される。また、図5に示したように、パレット1の上端部に係止する搬送方向前方の係止部6aは、搬送方向後方の係止部6bより下方へ長く延びた状態に形成され、脱水処理空間2に搬入されたパレット1の前方上端部に当接してパレット1の前進を所定位置で停止するストッパ手段としても機能するように構成されている。因みに、この脱水処理空間2に搬入されたパレット1を所定位置に停止させるためのストッパ手段に関しては、このほかにも例えばパレット1の搬送路に対して側方から進退可能に構成されたストッパ部材などを採用し得ることはいうまでもない。なお、本実施例では、左右の係止部6c,6dに大きな切欠凹部23を形成して、遠心脱水時におけるパレット1の上部からの洗浄液等の飛散を上部ホルダ6自体によって遮らないように構成している。
図6は前記上部ホルダ6の保持部の配置例を示した概略説明図である。本実施例では、前記上部ホルダ6によって寸法の異なる3種類のパレット1に対応できるように構成した場合を例示した。上部ホルダ6は、それらの3種類のパレット1に対応するため、それぞれの種類のパレット1の寸法に適合する係合間隔からなる3組の保持部24A〜24Cを備える。それらの保持部24A〜24Cは、図示のようにそれぞれ間隔の異なる対をなす対向した2個のコ字状部から構成され、それらのコ字状部間にパレット1の上端部を係合させて保持するように構成されている。すなわち、それぞれの保持部24A〜24Cを構成する対向した2個のコ字状部が、それぞれ上部ホルダ6に関する前述の係止部6a〜6dを構成することになる。なお、図中、25は回転駆動用のローラで、上部ホルダ6の外周面に接触させて上部ホルダ6を回転駆動することにより、前記保持部24A〜24Cを選択的に使用できるように構成している。また、26a〜26cは、前記保持部24A〜24Cに対応して設置され、それらの保持部24A〜24Cと共に移動する第1検出部材で、それらの第1検出部材26a〜26cの軌跡に対応して定位置に設置された3個の第2検出部材27との間で、それぞれ近接スイッチを構成し、第1検出部材26a〜26cと第2検出部材27との一致を検出して前記ローラ25を停止させることにより、保持部24A〜24Cを選択的に搬送ラインと平行になる向きに停止位置を制御できるように構成している。すなわち、パレット1の寸法に適合する保持部24A〜24Cに対応した第1検出部材26a〜26cを選定し、その選定された第1検出部材26a〜26cと第2検出部材27との一致を検出してローラ25を停止することにより、当該パレット1の寸法に適合する保持部24A〜24Cを選択的に所定位置に停止させて、上部ホルダ6の保持部として機能させることができる。
しかして、処理対象としてのパレット1が搬送コンベヤ3を介して脱水処理空間2へ差掛かり、一部が脱水処理空間2内へ搬入されると、その脱水処理空間2内へ搬入されたパレット1の上下端部は、下部ホルダ5の左右の係止部5c,5dと上部ホルダ6の左右の係止部6c,6dによって案内され、図1に示したようにパレット1の前方上端部が上部ホルダ6の搬送方向前方の係止部6aに当接するまで前進して、所定位置で停止されることになる。なお、この場合、上部ホルダ6に関しては、前述のように当該パレット1の寸法に適合する保持部24A〜24Cに対応した第1検出部材26a〜26cを選定して、予め当該パレット1に適合する保持部24A〜24Cを所定位置にセットしておく。その後、駆動シリンダ17,18によって搬送コンベヤ3,4を下降させ、それらの搬送コンベヤ3,4を支軸15,16を中心に傾斜させると、搬送コンベヤ3,4が下部ホルダ5に干渉しない位置に退避されると同時に、パレット1が下部ホルダ5へ移載され、パレット1の下端部は下部ホルダ5の係止部5a〜5dに係合して保持される。
前記パレット1の下降に伴い、上部ホルダ6も昇降用シリンダ19により下降させ、選択した当該保持部24A〜24Cを構成する係止部6a〜6dをパレット1の上端部に係合させて確実に保持する。このようにして、パレット1の下端部及び上端部が下部ホルダ5の係止部5a〜5dと上部ホルダ6の係止部6a〜6dに係合され、パレット1が下部ホルダ5と上部ホルダ6とによって確実に保持されたら、次の高速回転による遠心脱水処理工程へ移行する。この遠心脱水処理工程では、電動モータ9を駆動し、駆動側プーリ10、ベルト11、及び受動側プーリ12を介して回転軸8を回転駆動し、下部ホルダ5を高速回転することにより、所期の遠心脱水処理が行われる。そして、遠心脱水処理が完了した場合には、前記センサ13により回転板14上に設けた検出部材を検出して前記電動モータ9を停止制御することにより、下部ホルダ5が搬送コンベヤ3,4の搬送ラインと平行になる向きに停止される。しかる後、昇降用シリンダ19により上部ホルダ6をその搬送方向前方の係止部6aがパレット1に係合しない高さまで上昇させるとともに、駆動シリンダ17,18により搬送コンベヤ3,4を元の位置に上昇させて、処理済みのパレット1を搬送コンベヤ3,4へ移載し、その状態で搬送コンベヤ3,4により前記処理済みパレット1を脱水処理空間2外へ搬出することになる。なお、パレット1の搬出後、昇降用シリンダ19により上部ホルダ6を元の位置まで下げ、搬送方向前方の係止部6aがストッパ機能を奏する状態に復帰させておく。
そして、処理対象たるパレットを寸法の異なる他の種類のパレットへ変更する場合には、前述のように、変更後の当該パレットの寸法に適合する保持部24A〜24Cに対応した第1検出部材26a〜26cを選定し、その選定された第1検出部材26a〜26cと第2検出部材27との一致が検出されるまで、ローラ25により上部ホルダ6を回転駆動して所定位置で停止させる。これにより、変更後の当該パレットの寸法に適合するものとして選択した保持部24A〜24Cのうちの一つの保持部が、以後上部ホルダ6の保持部として機能することになる。したがって、以後の遠心脱水装置としての動作においては、上述の動作説明がそのまま当てはまり、寸法の異なる他の種類のパレットへの変更に対してきわめて簡便に対応することができる。
図7は本発明の他の実施例を示した正面構成図である。本実施例では、脱水処理空間28に物品載置面を垂直に立てた状態で搬入されるパレット1を所定位置に搬送するためのコンベヤ29と下部ホルダ30を一体的に構成し、そのコンベヤ29と共に下部ホルダ30を一緒に高速回転することにより、パレット1に対する遠心脱水処理を行うように構成している。図示のように、下部ホルダ30は、パレット1を搬送可能に支持するチェーンコンベヤ等からなる適宜のコンベヤ29と一体的に組込まれ、そのコンベヤ29の搬送面より上方へ突出した両側の立上がり壁部間にパレット1の下端部を係合させることにより、パレット1の下端部を保持し得るように構成している。さらに、下部ホルダ30は、その下方周辺部を補助輪31を介して回転可能に支持するとともに、軸受32を介して回転自在に支持された中央の回転軸33の上部に固着し、パレット1を垂直軸周りに高速回転し得るように構成している。なお、図中、34は駆動用の電動モータで、駆動側プーリ35、ベルト36、及び受動側プーリ37を介して回転軸33を回転駆動し、下部ホルダ30をコンベヤ29と共に高速回転させてパレット1の遠心脱水処理を行うように構成している。また、図中、38はセンサで、回転板39上に設けた適宜の検出部材を検出し、その検出信号に基づいて下部ホルダ30の停止角度位置を制御するように構成している。
また、下部ホルダ30に一体的に組込まれ、前記回転軸33によって下部ホルダ30と共に回転するように構成されたコンベヤ29の前後には搬送コンベヤ40,41が配設されており、それらの搬送コンベヤ40,41を介して脱水処理空間28へのパレット1の搬入及び搬出が行われるように構成されている。さらに、コンベヤ29の駆動輪42の軸部43にはギヤ44が固着されており、このギヤ44に対して選択的に歯合し得るように支軸45を中心に回動可能に構成された駆動ギヤ46を介してコンベヤ29を駆動し得るように構成している。したがって、パレット1の脱水処理空間28への搬入時及び搬出時には、駆動ギヤ46を支軸45を中心に回動してギヤ44に歯合させ、コンベヤ29を駆動することにより、パレット1の円滑な搬入動作及び搬出動作が得られる。因みに、駆動ギヤ46には図示しない駆動手段により回転力が伝達されるように構成されている。遠心脱水動作時には、駆動ギヤ46を支軸45を中心に回動してギヤ44との歯合状態を解除する。これにより、コンベヤ29を下部ホルダ30と共に高速回転してパレット1の遠心脱水処理を実行することが可能となる。なお、図示のように駆動ギヤ46のアーム部47等にセンサ48を設けてパレット1の到着を検出できるようにしておけば、駆動ギヤ46とギヤ44とが歯合状態にある搬入時において、パレット1の到着をセンサ48にて検出し、自動的にアーム部47を回動して駆動ギヤ46とギヤ44との歯合状態を解除するように構成することも可能である。
さらに、下部ホルダ30の上方には、図示のように前述の実施例と同様の上部ホルダ6が配設されている。この上部ホルダ6は、前記実施例の場合と同様に、昇降用シリンダ19により上下可能に配設された梁材20に対して軸受手段21により回転自在に支持された回転軸を介して回転自在に吊持されており、搬送方向前方の係止部6aがパレット1を所定位置で停止するストッパ手段としても機能するように下方へ延びた状態に形成されている。また、この上部ホルダ6は、図6に示したようにそれぞれの種類のパレット1の寸法に適合する係合間隔からなる複数組、本実施例では3組の保持部24A〜24Cを備え、前記実施例の場合と同様に、パレット1の寸法に適合する保持部24A〜24Cに対応した第1検出部材26a〜26cを選定し、その選定された第1検出部材26a〜26cと第2検出部材27との一致を検出してローラ25を停止することにより、当該パレット1の寸法に適合する保持部24A〜24Cを選択的に所定位置に停止させて、上部ホルダ6の保持部として機能させることができるように構成されている。
本発明の一実施例を示した正面構成図である。 同実施例を示した側面図である。 図2の部分拡大図である。 同実施例の下部ホルダの下方部分を拡大して示した部分拡大図である。 同実施例の上部ホルダ部分を拡大して示した部分拡大図である。 同上部ホルダの保持部に関する配置例を示した概略説明図である。 本発明の他の実施例を示した正面構成図である。
符号の説明
1…パレット、2…脱水処理空間、3,4…搬送コンベヤ、5…下部ホルダ、5a〜5d…係止部、6…上部ホルダ、6a〜6d…係止部、7…軸受、8…回転軸、9…電動モータ、10…駆動側プーリ、11…ベルト、12…受動側プーリ、13…センサ、14…回転板、15,16…支軸、17,18…駆動シリンダ、19…昇降用シリンダ、20…梁材、21…軸受手段、22…回転軸、23…切欠凹部、24A〜24C…保持部、25…ローラ、26a〜26c…第1検出部材、27…第2検出部材、28…脱水処理空間、29…コンベヤ、30…下部ホルダ、31…補助輪、32…軸受、33…回転軸、34…電動モータ、35…駆動側プーリ、36…ベルト、37…受動側プーリ、38…センサ、39…回転板、40,41…搬送コンベヤ、42…駆動輪、43…軸部、44…ギヤ、45…支軸、46…駆動ギヤ、47…アーム部、48…センサ

Claims (2)

  1. 回転可能に設けられる下部ホルダと、回転可能に設けられる上部ホルダと、少なくとも一方のホルダを上下動させる上下動手段と、少なくとも一方のホルダを回転駆動させる回転手段とを備え、物品載置面を垂直にした状態のパレットに対し、前記上下動手段により一方のホルダを他方のホルダに接近させるように移動させてパレットを保持したのち、前記回転手段によりパレットを回転して付着する洗浄液等を除去するパレット遠心脱水装置において、少なくとも前記一方のホルダは、パレットの長さに対応した複数種類の保持部を有し、それらの保持部をパレットの長さに応じて選択的に所定位置に停止し得る回転停止手段を設けたことを特徴とするパレット遠心脱水装置。
  2. 前記ホルダを搬送コンベヤの搬送路中に設けた請求項1に記載のパレット遠心脱水装置。



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