JP2752978B2 - 分割コンロッドの仮結合装置 - Google Patents

分割コンロッドの仮結合装置

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JP2752978B2 JP62328342A JP32834287A JP2752978B2 JP 2752978 B2 JP2752978 B2 JP 2752978B2 JP 62328342 A JP62328342 A JP 62328342A JP 32834287 A JP32834287 A JP 32834287A JP 2752978 B2 JP2752978 B2 JP 2752978B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、大端部で分割されたロッド部とキャップ部
とを両者に貫通させた連結ボルトにナットを締着して結
合した分割コンロッドの結合装置、特に分割コンロッド
の大端部の穴の周面を仕上げ加工するためにロッド部と
キャップ部とを仮結合する装置に関する。 (従来技術) 従来、この種の分割コンロッドのクランクシャフトと
連結する大端部の穴の周面を仕上げ加工する工程は、第
8図A示のように、まずそれぞれ所定の部分を加工した
ロッド部1とキャップ部2の互いの接合面を対向させ、
該ロッド部1の小端部bを位置決め装置4により位置決
めして固定する工程と、第8図B示のアイドル工程を経
て第8図C示のように、ロッド部1の両側の耳部の穴1
a,1aの穴にボルト押入装置7によって連結用ボルト3,3
を挿通する工程と、ついで第8図D示のように、キャッ
プクランプ装置5によりキャップ部2を該連結用ボルト
3,3に連通してロッド部1と仮組付けする工程と、それ
から第8図E示のように、大端部サイドクランプ装置6
によりキャップ部2とロッド部1とで成る大端部aを両
側から押圧固定し、その後ナット締付け装置8により連
結用ボルト3,3をナット9,9で締付けて該分割コンロッド
を仮結合し、第8図F示のアイドル工程を経て、第8図
G示のように、大端部aの周面を仕上げ加工し、第8図
H示のように次工程に払出しする工程が直線状に連結さ
れている。 しかしながら、前記の工程では最初の位置決め固定か
ら払出し工程までの各工程が独立して設けられており、
さらに各工程が連続で行われているので、前記のように
処理時間の長い工程の前には、連続搬送のタイミングを
合わせるために第8図C及びF示のようなアイドル工程
である待機させる工程が必要となり、搬送ラインスペー
スを長くせざるをえなかった。またそれぞれの各工程間
の移動時間が増加するため、作業能率を向上させること
が困難となり、さらに各処理のための装置をそれぞれ個
別に配備しているためにコストが相当に嵩む等の不都合
があった。 (解決すべき問題点) 本発明はかかる不都合を解消するために、前記分割コ
ンロッドの仮組付工程と、仮結合工程とを分割するとと
もに両者を独立させて搬送ラインを連続させる必要をな
くし該搬送ラインの長さを短縮可能とし、該分割コンロ
ッドの仮組付けから大端部の穴の周面仕上加工が従来よ
りも短いラインスペースで、短時間にかつ低コストで処
理できる仮結合装置を提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) かかる目的を達成すべく、本発明による分割コンロッ
ドの仮結合装置は、大端部で分割されたロッド部とキャ
ップ部とがそれぞれの両側の耳部に穿設された連結穴に
一対の連結用ボルトを前記ロッド部の小端部側から挿通
されて仮に組付けられた分割コンロッドの仮組付体を、
基台に回転自在に軸支されたターンテーブル上の所定角
度毎に、前記ロッド部の小端部を中心軸側に配し前記キ
ャップ部を周縁側に配して夫々載置し、前記ターンテー
ブルの前記各コンロッド仮組付体に対応する位置には、
前記ターンテーブルに上下方向に移動自在に貫装されて
前記ロッド部の小端部の穴に嵌脱する位置決めピンと、
前記位置決めピンに設けられた第1カムローラと、前記
基台に設けられて前記ターンテーブルの回転に応じて前
記第1カムローラを案内して前記位置決めピンを上下動
させる第1カム溝とから成る位置決め装置と、前記ター
ンテーブルに設けられて前記キャップ部を前記ロッド部
に押圧する押圧部材と、前記押圧部材に設けられた第2
カムローラと、前記基台に設けられて前記ターンテーブ
ルの回転に応じて前記第2カムローラを案内して前記押
圧部材を前記キャップ部に向かって移動させる第2カム
溝とから成るキャップクランプ装置と、前記ターンテー
ブルに固定されて前記ロッド部及びキャップ部の各耳部
の一側に配された支持部材と、前記ターンテーブルに設
けられて前記ロッド部及びキャップ部の各耳部を前記支
持部材に向かって押圧するクランプロッドと、前記クラ
ンプロッドに設けられた第3カムローラと、前記ターン
テーブルの回転に応じて前記第3カムローラを案内して
前記クランプロッドを前記支持部材側に移動させる第3
カム溝とからなる大端部サイドクランプ装置と、前記タ
ーンテーブルに載置されたロッド部の両側に平行に延び
て前記ターンテーブルの上下方向に連通する一対の空間
部と、該空間部に下部を貫装させて該空間部に沿って移
動して前記一対の連結用ボルトをロッド部側から前記連
結穴に押入する一対のボルト押入ロッドと、前記ボルト
押入ロッドに設けられた第4カムローラと、前記基台に
設けられて前記ターンテーブルの回転に応じて前記第4
カムローラを案内して前記ボルト押入ロッドを前記空間
部に沿って移動させる第4カム溝から成るボルト押入装
置とで構成される仮結合ユニットを夫々設け、前記ター
ンテーブル以外には、前記仮結合ユニットより押入され
た連結用ボルトにナットを装着して締めつけるナット締
付装置を設けたことを特徴とする。 (作用) かかる手段において、前記仮組付けされた分割コンロ
ッドは前記ターンテーブルにより回転搬送され、所定の
搬送角度区間において前記位置決め装置による該コンロ
ッドの位置決め固定と、前記キャップクランプ装置によ
るキャップ部のロッド部への押圧固定と、前記サイドク
ランプ装置による大端部両側の押圧固定と、さらに前記
ボルト押入装置による連結用ボルトの前記穴への押入
と、前記ナット締付装置による該ボルトのナットでの締
付けとにより仮結合される。 そして、基台に回転自在に軸支されたターンテーブル
に前記コンロッド仮組付体に対応して所定角度毎に設け
られた前記位置決め装置、キャップクランプ装置、大端
部サイドクランプ装置及びボルト押入装置は、ターンテ
ーブルの所定角度の回転の間に、前記基台に設けられた
第1乃至第4カム溝により第1乃至第4カムローラを案
内されて、夫々、位置決めピン、押圧部材、クランプロ
ッド、及びボルト押入ロッドを作動させる。 (実施例) 以下、本発明による装置の一実施例を図面に基づいて
説明する。 第1図は分割コンロッドの前記仮結合から大端部の穴
の周面加工及び次工程への払出しを円形状のターンテー
ブル10上で行う仮結合装置を示す。 該仮結合装置は前記分割コンロッドの仮組付体Aを第
1ステーションで載置し、第2ステーションまで90度回
転搬送しながら前記位置決め装置4、キャップクランプ
装置5及び大端部サイドクランプ装置6によってロッド
部1及びキャップ部2を位置決めして固定しつつ、前記
ボルト押入装置7によってボルト3,3を押入する。 その後、第2ステーションにおいて該ターンテーブル
10外に配備した前記ナット締付装置8によって該ボルト
3,3をナット9,9で仮結合する。 次いで90度回転搬送した第3ステーションにおいて、
架台dに取着した面取り工具f及びバリ取り工具gをガ
イドeに沿って下降して、大端部aの穴の周面及び油孔
cにそれぞれ当接して仕上げ加工を行い、さらに90度回
転搬送した第4ステーションにおいて次工程に払出す。 次に、この仮結合装置における本発明の主要部である
前記位置決め装置4、キャップクランプ装置5、大端部
サイドクランプ装置6、ボルト押入装置7、及びナット
締付装置8の構成について第1図〜第6図を用いて詳説
する。 第2図は第1図示の第1ステーションに載置されたコ
ンロッドの仮組付体Aを示し、11は前記位置決め装置4
を構成する前記第1連動部材S1の一端に連結された前記
位置決めピンである。 該位置決めピン11は第1連動部材S1と、後述する第1
カム機構K1によりターンテーブル10から上下方向に出脱
してロッド部1における小端部bの穴に嵌脱自在であ
る。 また、12は前記キャップクランプ装置5を構成する前
記第2連動部材S2の一端に連結された押圧部材であり、
該押圧部材12は第2連動部材S2と、後述する第2カム機
構K2により、ターンテーブル10の半径方向に往復動自在
である。 また、13は前記大端部サイドクランプ装置6を構成す
る第3連動部材S3の一端に連結されたクランプロッドで
あり、さらに13aは該クランプロッド13とコンロッドの
仮組付体Aの大端部aを把持するターンテーブル10に固
定された前記支持部材である基準ブロックを示してい
る。 該クランプロッド13は第3連動部材S3と、後述する第
3カム機構K3により、案内部材13bに案内されて基準ブ
ロック13a側に往復動自在である。 さらに14,14は前記ボルト押入装置7を構成する第4
連動部材S4の一端に連結され、前記ボルト3,3とそれぞ
れ軸方向に連列する前記ボルト押入ロッドであり、該ロ
ッド14,14は第4連動部材S4と、後述する第4カム機構K
4により、支持ブロック14aの案内溝14bに案内されてタ
ーンテーブル10の半径方向に往復動自在である。 なお、15は前記位置決めピン11を貫装し、また前記基
準ブロック13a、案内部材13b及び支持ブロック14a等を
取着するための治具板であり、該治具板15はターンテー
ブル10に第3図示のように断面L字状の取着部材15aに
よって着脱自在に取着され、コンロッドの仮組付体Aの
形状に応じて交換される。 次に、前記位置決め装置4の構成についてさらに説明
する。 第4図は上述した第1図のIV−IV線断面図であり、該
位置決め装置4を構成する前記第1連動部材S1の上部は
第3図示の如く断面大略コ字上の溝部16が設けられてお
り、該溝部16には前記位置決めピン11の下部が嵌合して
連結している。 さらに該位置決めピン11の中間部は前記ターンテーブ
ル10と治具板15との間を上下方向に連通する円筒状の支
持部材17に摺動自在に貫装されている。 また、前記第1連動部材S1の中間部はターンテーブル
10に設けられた上下方向の円筒状の案内部10aに摺動自
在に貫装され、さらに該部材S1の下部には前記第1カム
ローラ18が取着されている。 該第1カムローラ18は前記基台Bに一体に取着され、
前記ターンテーブル10の支軸Cと同軸の円筒状カムブロ
ック19に刻設された第1カム溝20に連結されている。 従って、前述した第1カム機構Kは該第1カム溝20
と、第1カムローラ18によって構成される。 また、該基台Bは固定されていてベアリング21,21を
介してターンテーブル10を摺動自在に支持している。 従って該ターンテーブル10は該基台Bに支持されなが
らベアリング21,21を介して、図示しない駆動装置によ
り支軸Cのまわりに回動する。 このため、ターンテーブル10が支軸Cのまわりを回動
すると前記位置決めピン11及び第1連動部材S1が該テー
ブル10とともに回動し、該部材S1の下端の第1カムロー
ラ18が側方の固定された基台Bと一体のブロック19に設
けられた第1カム溝20に沿って上下動する。 従って、該位置決めピン11はターンテーブル10ととも
に回動しながら該テーブル10の所定の回転角度区間にお
いて、第1カム溝20のカムプロフィルに従って前記カム
ローラ18及び第1連動部材S1を介して上下動し、該テー
ブル10から出脱する。 次に、前記キャップクランプ装置5の構成について説
明する。 第4図において、前記キャップクランプ装置5を構成
する前記第2連動部材S2は前記押圧部材12の下部に連結
された回動アーム22と、該アーム22の下部に設けたピニ
オン部22aと歯合するラック部23aを有する摺動部材23と
で構成されている。 また、該摺動部材23の他端部には前記第2カムローラ
24が連結され、該カムローラ24は上方の前記基台Bに一
体に取着された前記ターンテーブル10の支軸Cと同軸の
中空円板状のカムブロック25に刻設された前記第2カム
溝26に連結している。 従って、前述した第2カム機構K2は該第2カムローラ
24と第1カム溝26から構成される。 さらに、該該摺動部材23の中間部は前記ターンテーブ
ル10の周縁部10bに、該テーブル10の半径方向に延出す
る円筒上の案内部10cに摺動自在に案内される。 このため、ターンテーブル10が支軸Cのまわりを回動
すると前記押圧部材12及び第2連動部材S2を構成する前
記回動アーム22と摺動部材23がともに回動し、また該連
動部材S2の端部の第2カムローラ24が固定された基台B
と一体のカムブロック25に設けられた第2カム溝26に沿
って該ターンテーブル10の半径方向に往復動される。 この結果、摺動部材23が該第2カムローラ24の動きに
ともなって往復動し、さらに該摺動部材23のラック部23
aにピニオン部22aが歯合しながら該ピニオン部22aの中
心軸Dのまわりに回動する。 従って、前記押圧部材12はターンテーブル10とともに
回動しながら該テーブル10の所定の回転角度区間におい
て、前記第2カム溝26のカムプロフィルに従って前記第
2カムローラ24及び第2連動部材S2を介して該ターンテ
ーブル10の半径方向に往復動する。 次に、前記大端部サイドクランプ装置6の構成につい
て説明する。 第2図において、該大端部サイドクランプ装置6を構
成する前記第3連動部材S3は前記クランプロッド13の前
記基準ブロック13aの存する側と反対側の端部に一端が
連結されたクランプアーム27と、該クランプアーム27の
他端を軸支し、ターンテーブル10に上下方向に貫装され
た回動軸28と、該回動軸28の下端に一端が軸支されるも
う一つの回動アーム29とで構成されている。 また、該回動アーム29の他端部下部には第4図示の如
く前記第3カムローラ30が連結され、該カムローラ30は
前記基台Bに一体に取着された前記カムブロック25に刻
設された前記第3カム溝31に連結している。 従って、前述した第3カム機構K3は該第3カムローラ
30と第3カム溝31とで成る。 このため、ターンテーブル10が支軸Cのまわりを回動
すると前記クランプロッド13及び第3連動部材S3がとも
に回動し、また該連動部材S3の端部に連結された第3カ
ムローラ30が固定された基台Bと一体のカムブロック25
に設けられた第3カム溝31のカムプロフィルに沿って案
内される。 この結果、前記回動リンク29は該第3カムローラ30の
動きにともなって前記回動軸28のまわりを回動し、さら
に該回動軸28とともに前記クランプアーム27が回動す
る。 これにともなって、前記クランプロッド13が該クラン
プアーム27の一端部の回動に従って前記治具板15上に固
定された支持ブロック13bに支持されながら前記基準ブ
ロック13aとともにコンロッドの大端部aを把持する。 次に、前記ボルト押入装置7の構成について説明す
る。 該ボルト押入装置7を構成する前記第4連動部材S4は
第5図及び第6図示のように前記ボルト押入ロッド14,1
4をそれぞれ支持する一対の支持部32a,32aを有する摺動
板32と、該摺動板32の下部に連結した連結部材34とで構
成されている。 さらに、該摺動板32は前記治具板15との間に空間部15
bを形成し、該空間部15b内をガイドレール15c上で摺動
する。 また、該連結部材34の下部には前記第4カムローラ35
が連結され、該カムローラ35は前記基台Bに一体に取着
された前記カムブロック25に刻設された前記第4カム溝
36に連結している。 従って、前述した第4カム機構K4は該第4カムローラ
35と第4カム溝36とで成る。 このため、ターンテーブル10が支軸Cのまわりを回動
すると前記ボルト押入ロッド14,14及び第4連動部材S4
がともに回動し、また該連動部材S4の端部の第4カムロ
ーラ35が固定された基台Bと一体のカムブロック25に設
けられた第4カム溝36のカムプロフィルに沿って案内さ
れる。 この結果、前記摺動板32は該第4カムローラ35の動き
にともなって前記連結部材34を介して、治具板15内に設
けられた空間部15bをガイドレール15cに案内されながら
ターンテーブル10の半径方向に往復動する。 これにともなって、ボルト押入ロッド14,14は該摺動
板32の支持部32aを介して前記治具板15に取着された支
持ブロック14aの案内孔に案内されながらターンテーブ
ル10の半径方向に往復動する。 さらに、前記ナット締付装置8は第1図示の第2ステ
ーションにおいてターンテーブル10の周側に配備され、
前記ボルト3,3の先端部に螺合するナット9,9を先端に保
持した、回動ロッド8a,8aがターンテーブル10の半径方
向で該ボルト3,3の先端部側に延出している。 次に、この仮結合装置における前記位置決め装置4、
キャップクランプ装置5、大端部サイドクランプ装置
6、及びボルト押入装置7の作動について第7図を用い
て詳説する。 第7図は上記各装置における前記第1〜第4カム溝2
0,26,31,36のカムプロフィルに従って動く前記第1〜第
4カムローラ18,24,30,35によってそれぞれ第1〜第4
連動部材S1〜S4を介して動く前記位置決めピン11,押圧
部材12,クランプロッド13及びボルト押入ロッド14,14で
の作動をそれぞれ内側から順に示している。 また第7図において、円周の最外周に示した角度は前
記ターンテーブル10の回転角度を示し、特に0度,90度,
180度,270度の位置は前述した第1図示の仮結合装置に
おける第1ステーション,第2ステーション,第3ステ
ーション及び第4ステーションであり、各ステーション
においてそれぞれ分割コンロッドの仮組付体Aの前記治
具板15への載置と位置決め固定、前記ナット締付装置8
による該ボルト3,3のナット9,9での仮結合、次いで前記
大端部aの穴の周面の仕上げ加工、さらに次工程への払
出しが行われる。 まず、該ターンテーブル10の回転角度0度の位置で前
記治具板15から、前記カム溝20のカムプロフィルによっ
てすでに最上位置に上昇して突出している前記位置決め
装置4の位置決めピン11に、分割コンロッドの仮組付体
Aの小端部bの穴を嵌合して位置決め固定する。 またこのとき、前記キャップクランプ装置5における
押動部材12は前記カム溝26のカムプロフィルによってキ
ャップ部2側に移動中であり、前記大端部サイドクラン
プ装置6のクランプロッド13及びボルト押入装置7のボ
ルト押入ロッド14,14は不作動状態である。 その後、前記位置決めピン11は該組付体Aの小端部b
の位置決め固定を維持したままターンテーブル10ととも
に240度まで回転する。 これと平行して、前記押動部材12はターンテーブル10
とともに回転しながらキャップ部2側への移動をつづ
け、20度回転するまでに該キャップ部2のロッド部1へ
の押圧が完了され、前記小端部bの穴に嵌入された位置
決めピン11とによって該キャップ部2とロッド部1とが
一体にクランプされ、このキャップクランプ状態が回転
角度225度まで維持される。 また、前記大端部サイドクランプ装置6のクランプロ
ッド13は回転角度25度まで不作動を続け、その後25度か
ら前記カム溝31のカムプロフィルによって前記基準ブロ
ック13a側に横動して、該基準ブロック13aとでコンロッ
ドの大端部aを両側からクランプし始め、回転角度45度
において該クランプが完了され、さらにこの大端部のサ
イドクランプの状態は回転角度250度まで維持される。 また、前記ボルト押入装置7のボルト押入ロッド14,1
4は45度まで不作動を続け、その後45度から前記カム溝3
6のカムプロフィルによってターンテーブル10の半径方
向に外周側に向かって移動しはじめ前記ボルト3,3の基
端部3a,3aを押動して90度まで回転する間に該ボルト3,3
のロッド部1及びキャップ部2の耳部1a,2aの穴への押
入が完了される。 次いで、回転角度90度において前記ナット締付装置8
によって該ボルト3,3をナット9,9で締め付けて、前記キ
ャップ部2とロッド部1の仮結合が完了される。 該仮結合の完了後、135度まで該ボルト押入ロッド14,
14によるボルト3,3の押圧が維持され、その後135度から
該ロッド14,14が後退して180度では最後退位置となり、
該ボルト3,3の押入が完全に解除される。 その後、該回転角度180度の位置においてコンロッド
仮組付体Aの大端部aの穴が周面加工される。 次いで、225度まで回転すると前記押圧部材12が前記
カムプロフィルにより後退しはじめて270度で前記キャ
ップクランプが完全に解除される。 このキャップクランプの解除と平行して、前記位置決
めピン11は対応する前記カムプロフィルによって240度
から下降しはじめ270度で最下降の位置となって、小端
部bの位置決め固定も解除される。 さらに、前記大端部サイドクランプも前記クランプロ
ッド13が前記カムプロフィルにより250度から後退する
ために270度まで回転する間に完全に解除される。 その後、270度において該コンロッドの組付体Aは次
工程に払出される。 この払出しが完了すると、前記位置決めピン11は270
度から315度の間で再び最上位置まで上昇して、待機状
態となる。 その後、335度まで回転すると、前記キャップクラン
プ装置5の押圧部材12が再びキャップ2側に移動しはじ
め、1回転した360度の位置で治具板15にコンロッド仮
組付体Aが載置される。 その後、上記の作動が繰り返される。 従って上記実施例によれば、前記位置決め装置4の位
置決めピン11、キャップクランプ装置5の押圧部材12、
大端部サイドクランプ装置6のクランプロッド13及びボ
ルト押入装置7のボルト押入ロッド14,14が、それぞれ
該ターンテーブル10とともに回動し、さらにに前記基台
Bに刻設されたそれぞれのカム溝20,26,31,36のカムプ
ロフィルに従って、それぞれ対応する前記カムローラ1
8,24,30,35及び連動部材S1〜S4を介して、前記ロッド部
1の小端部bの穴の位置決め固定と、前記キャップ部2
のロッド部1への押圧固定と、また大端部aの両側の把
持固定と、さらに前記ボルト3,3のロッド部1及びキャ
ップ部2の耳部1a及び2aの穴への押入を行うことができ
るので、分割コンロッドの仮結合工程の搬送ラインの長
さを短縮することができ、さらに該分割コンロッドの仮
組付けから大端部の穴の周面仕上加工が従来よりも短い
ラインスペースで、短時間にかつ低コストで処理できる
仮結合装置を提供することができる。 (効果) 従って本発明によれば、前記ターンテーブルは仮組付
けされた分割コンロッドを回転搬送することができ、所
定の搬送角度区間において前記位置決め装置による該コ
ンロッドの位置決め固定と、前記キャップクランプ装置
によるキャップ部のロッド部への押圧固定と、前記サイ
ドクランプ装置による大端部両側の押圧固定と、さらに
前記ボルト押入装置による連結用ボルトの前記穴への押
入と、前記ナット締付装置による該ボルトのナットでの
締付けを行うことができるので、前記分割コンロッドの
仮組付工程と、仮結合工程とを分割するとともに両者を
独立させて搬送ラインを連続させる必要をなくし該搬送
ラインの長さを短縮することができ、さらに該分割コン
ロッドの仮組付けから大端部の穴の周面仕上加工が従来
よりも短いラインスペースで、短時間にかつ低コストで
処理できる仮結合装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による装置の一実施例の平面図、第2図
は第1図の部分的拡大図、第3図は第2図のIII−III線
断面図、第4図は第1図のIV−IV線部分断面図、第5図
は第2図のV−V線断面図、第6図は第5図のVI−VI線
断面図、第7図は第1図示の装置の作動説明図であり、
また第8図は従来の装置を説明する概略工程図である。 1……ロッド部、2……キャップ部 1a,2a……耳部 3……ボルト、3a……ボルト基端部 4……位置決め装置 5……キャップクランプ装置 6……大端部サイドクランプ装置 7……ボルト押入装置 8……ナット締付装置 9……ナット 10……ターンテーブル 11……位置決めピン 12……押圧部材 13……クランプロッド 14……ボルト押入ロッド 18……第1カムローラ 20……第1カム溝 24……第2カムローラ 26……第2カム溝 30……第3カムローラ 31……第3カム溝 35……第4カムローラ 36……第4カム溝 S1……第1連動部材 S2……第2連動部材 S3……第3連動部材 S4……第4連動部材 A……分割コンロッド仮組付体 B……基台 C……支軸 a……大端部 b……小端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16C 7/02 F16C 9/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.大端部で分割されたロッド部とキャップ部とがそれ
    ぞれの両側の耳部に穿設された連結穴に一対の連結用ボ
    ルトを前記ロッド部の小端部側から挿通されて仮に組付
    けられた分割コンロッドの仮組付体を、 基台に回転自在に軸支されたターンテーブル上の所定角
    度毎に、前記ロッド部の小端部を中心軸側に配し前記キ
    ャップ部を周縁側に配して夫々載置し、 前記ターンテーブルの前記各コンロッド仮組付体に対応
    する位置には、 前記ターンテーブルに上下方向に移動自在に貫装されて
    前記ロッド部の小端部の穴に嵌脱する位置決めピンと、
    前記位置決めピンに設けられた第1カムローラと、前記
    基台に設けられて前記ターンテーブルの回転に応じて前
    記第1カムローラを案内して前記位置決めピンを上下動
    させる第1カム溝とから成る位置決め装置と、 前記ターンテーブルに設けられて前記キャップ部を前記
    ロッド部に押圧する押圧部材と、前記押圧部材に設けら
    れた第2カムローラと、前記基台に設けられて前記ター
    ンテーブルの回転に応じて前記第2カムローラを案内し
    て前記押圧部材を前記キャップ部に向かって移動させる
    第2カム溝とから成るキャップクランプ装置と、 前記ターンテーブルに固定されて前記ロッド部及びキャ
    ップ部の各耳部の一側に配された支持部材と、前記ター
    ンテーブルに設けられて前記ロッド部及びキャップ部の
    各耳部を前記支持部材に向かって押圧するクランプロッ
    ドと、前記クランプロッドに設けられた第3カムローラ
    と、前記ターンテーブルの回転に応じて前記第3カムロ
    ーラを案内して前記クランプロッドを前記支持部材側に
    移動させる第3カム溝とからなる大端部サイドクランプ
    装置と、 前記ターンテーブルに載置されたロッド部の両側に平行
    に延びて前記ターンテーブルの上下方向に連通する一対
    の空間部と、該空間部に下部を貫装させて該空間部に沿
    って移動して前記一対の連結用ボルトをロッド部側から
    前記連結穴に押入するボルト押入ロッドと、前記ボルト
    押入ロッドに設けられた第4カムローラと、前記基台に
    設けられて前記ターンテーブルの回転に応じて前記第4
    カムローラを案内して前記ボルト押入ロッドを前記空間
    部に沿って移動させる第4カム溝から成るボルト押入装
    置と で構成される仮結合ユニットを夫々設け、 前記ターンテーブル外には、前記仮結合ユニットにより
    押入された連結用ボルトにナットを装着して締めつける
    ナット締付装置を設けた ことを特徴とする分割コンロッドの仮結合装置。
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