JP2987679B2 - 丸鋼片・角鋼片兼用研削テーブル - Google Patents
丸鋼片・角鋼片兼用研削テーブルInfo
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Description
鋼片を研削するための兼用研削テーブルに関するもので
ある。
角鋼片は、通常、次の熱間圧延や熱間押出の前にグライ
ンダー等によって表面疵等を除去する研削手入れが必要
である。また、研削手入れする鋼片に曲がり等の形状不
良があると、曲がりに合わせた砥石の位置制御が必要に
なり、またそれに伴って研削能率が低下するため、研削
前に形状矯正する必要がある。
片の形状に応じた支持ローラが必要であり、また該鋼片
を研削手入れする場合は、鋼片の形状に応じた転回装置
が必要である。このため、鋼片の形状毎に形状矯正装置
及び転回装置が必要になる。
片用の形状矯正装置及び転回装置を備えた研削テーブル
を各々設け、研削する鋼片の形状に応じて研削テーブル
を入れ換えて使用することが考えられるが、これでは設
置スペースが大きくなり、また装置及びその操作が複雑
になる
て、例えば特公昭40−12131号公報記載の角形材
料転回装置や実開昭62−29320号公報記載の角材
転回装置があるが、これらの装置は角鋼片のみを転回す
る装置であり、角鋼片及び丸鋼片の両方を転回する装置
ではない。
ては、弛みをもたせたチェーンによって鋼片を支持し、
このチェーンをその長手方向に移動することによって鋼
片を転回する装置が、例えば特開昭57−61456号
公報に記載されている。しかし、この装置は鋼片がチェ
ーン上でスリップする虞れがあるため、研削面の割り出
し精度に難点がある。
の研削テーブルによって丸鋼片と角鋼片の両方の形状矯
正及び鋼片転回を可能にすることによって、設置スペー
スのコンパクト化、装置及び操作の簡略化を図ることを
課題とする。
兼用研削テーブルは、断面が丸形又は角形の鋼片1を形
状矯正及び転回するための研削テーブル4であって、該
研削テーブル4の上面には、周面に半球状凹部18及び
螺旋状のV字状溝17をもち且つ回転駆動する複数の転
回ローラ9と、回転自在な複数のターニングローラ10
と、前記転回ローラ9又はターニングローラ10に支持
された鋼片1を両側から挟み付ける複数の形状矯正装置
8とが前記研削テーブル4の長手方向に交互に設置され
ており、前記研削テーブル4の上面端部には、鋼片1を
把持し鋼片1の軸を中心にして所定角度回転するチャッ
ク装置12が設置されていることを特徴とする丸鋼片・
角鋼片兼用研削テーブルである。
1を給材コンベア2によってキッカー3まで送り、キッ
カー3によって研削テーブル4上の転回ローラ9(図2
では5個)に載置する。次に、図4に示すように、複数
(図4では3個)の形状矯正装置8によって鋼片1を挟
み付けて曲がりを矯正する。
に、鋼片1の表面に回転駆動している砥石25を押し付
けるとともに、研削テーブル4を鋼片1の長手方向へ送
って鋼片1の両端間を往復させて研削する。一面の研削
が完了すると、クランプ爪14、14を開いて鋼片1を
開放した後、図9に示すように転回ローラ9を回転させ
て鋼片1を転回させ、次の研削面を割り出す。このと
き、図10に示すように、転回ローラ9の回転に伴って
矢印方向へ進行しようとする鋼片1をストッパー11に
よって受け止める。
4、14によって挟み付けてコーナー部を研削し、以下
同様に研削を繰り返して全周面を研削する。なお、鋼片
1を支持するターニングローラ10は転回ローラ9より
も僅かに下側に配置されているため、鋼片1とは干渉し
ない。
すように、転回ローラ9を回転させて半球状凹部18を
上方へ向け、図11に示すように鋼片1が転回ローラ9
に干渉しないように位置決めした後、ターニングローラ
10に鋼片1を載置する。次に、角鋼片の場合と同様
に、図4に示す3個の形状矯正装置8で鋼片1を挟み付
けて曲がりを矯正する。
に回転駆動している砥石25を押し付けるとともに、研
削テーブル4を鋼片1の長手方向へ送って鋼片1を研削
する。鋼片1を端まで研削すると、クランプ爪14、1
4を開いて鋼片1を開放した後、図7及び図12に示す
ように、チャック爪19、19によって鋼片1を挟んだ
状態で、チャック転回シリンダー24によってチャック
爪19、19及び鋼片1を転回させ、次の研削面を割り
出した後、チャック爪19、19を開放し、回転前の向
きに戻す。次に、図11に示すように、前記同様に鋼片
1をクランプ爪14、14によって挟み付けた状態で研
削し、以下同様の研削を繰り返して全周面を研削する。
実施例を図面を参照して詳細に説明する。
テーブルを含む研削装置全体の平面図である。研削する
鋼片1は、給材コンベア2によって矢印の方向にキッカ
ー3まで送られた後、キッカー3によって研削テーブル
4上の転回ローラ9又はターニングローラ10に載置さ
れる。次に鋼片1は、研削テーブル4が研削機5の砥石
25を往復走行することで研削される。研削後の鋼片1
は、キッカー6によって集材コンベア7に送られて搬出
される。28は給材コンベア駆動モータ、29、30は
キッカー駆動モータ、31は集材コンベア駆動モータを
示している。
である。研削テーブル4には、鋼片の曲がりを矯正する
とともに研削中の鋼片1を把持し固定する4個の形状矯
正装置8、及び角鋼片の研削面を変更するとき角鋼片を
転回させる5個の転回ローラ9、丸鋼片を支持する4対
のターニングローラ10、角鋼片の進行を止めるストッ
パー11、丸鋼片の研削面を割り出すとき丸鋼片を転回
させるチャック装置12が設置されている。5個の転回
ローラ9はチェーン35を介して転回ローラ駆動モータ
26に連結されている。
左右一対の固定ピン軸13、13にはL字状のクランプ
爪14、14が回転自在に支持されており、クランプ爪
14、14の下方端部はI字状リンク15、15を介し
てクランプ駆動シリンダー16に連結されている。クラ
ンプ駆動シリンダー16を矢印A方向へ駆動させると、
クランプ爪14、14は矢印C方向へ閉じて、図4に示
すように、鋼片1を3個の形状矯正装置8で挟み付けて
形状矯正することができる。
ーラ9の斜視図であり、図6は、図5に示す転回ローラ
9のa、b、c、dの各部位が上方に位置したときの正
面図である。V字状溝17の最も深い部分の近傍に丸鋼
片との干渉を避けるための半球状凹部18が設けられて
おり、V字状溝17は、転回ローラ9が矢印の方向へ回
転すると、図6(A)、(B)、(C)、(D)のよう
に変化した後、(D)、(C)、(B)、(A)のよう
に変化するように螺旋状に設けられている。
ク装置12の側断面図である。一対のチャック爪19、
19の向かい合う側は、リンクバー20を介してチャッ
ク駆動シリンダー21のロッドに連結されており、チャ
ック爪19、19の外側部は、円筒状の支持体22に軸
着されている。チャック駆動シリンダー21を矢印方向
へ駆動させると、チャック爪19、19によって丸鋼片
を挟むことができる。支持体22は架台23に回転自在
に支持されており、支持体22の周面にはピニオン歯車
37が取付けられている。ピニオン歯車37にはラック
軸36が噛み合っており、ラック軸36はチャック転回
シリンダー24のロッドに連結されている。したがっ
て、チャック転回シリンダー24を駆動させると、支持
体22及びチャック爪19、19が転回する。
図2に示すように、研削する鋼片1を給材コンベア2に
よって矢印の方向にキッカー3まで送った後、キッカー
3によって研削テーブル4上の転回ローラ9に載置す
る。このとき、図3に示すように、丸鋼片支持用のター
ニングローラ10は転回ローラ9よりも僅かに下側に配
置されているため、鋼片1はターニングローラ10に干
渉しない。図3に示すクランプ駆動シリンダー16を矢
印A方向へ駆動させると、クランプ爪14、14が閉じ
て図4に示すように鋼片1を3箇所挟み付けて鋼片1の
曲がりを矯正する。
向へ送りながら、図8に示すように、鋼片1の表面に回
転駆動している砥石25を押し付けて鋼片1を研削す
る。一面の研削が完了すると、図3に示すクランプ駆動
シリンダー16を矢印B方向へ駆動させ、クランプ爪1
4、14を開いて鋼片1を開放した後、図9に示すよう
に、転回ローラ9を回転させて鋼片1を回転させ、研削
面を割り出す。図10に示すように、転回ローラ9の回
転に伴って進行する鋼片1をストッパー11によって止
める。そして、前記同様に鋼片1をクランプ爪14、1
4によって把持した状態で研削し、以下同様に研削を繰
り返して全周面を研削する。研削後の鋼片1は、図2に
示すキッカー6によって集材コンベア7に払い出し、集
材コンベア7によって矢印の方向へ搬出する。
鋼片1を研削テーブル4の転回ローラ9に載置する前
に、図6(A)に示す転回ローラ9を回転させて、図6
(B)に示すように半球状凹部18を上方へ向けた後、
図11に示すように、鋼片1をターニングローラ10に
載置する。このとき、転回ローラ9は半球状凹部18を
上方へ向けているため、鋼片1は転回ローラ9に干渉し
ない。次に、鋼片1をクランプ爪14、14によって挟
み付けて鋼片1の曲がりを矯正する。
向へ送りながら、図11に示すように、鋼片1の表面に
回転駆動している砥石25を押し付けて鋼片1を研削す
る。鋼片1を端まで研削すると、クランプ爪14、14
を開いて鋼片1を開放する。そして、図7に示すチャッ
ク走行シリンダー32を駆動させてチャック装置12を
鋼片1へ向けて進行させ、チャック駆動シリンダー21
を矢印方向へ駆動させて鋼片1をチャック爪19、19
によって把持し、チャック転回シリンダー24を駆動さ
せてチャック爪19、19及び鋼片1を転回し、次の研
削面を割り出す。
させてチャック爪19、19を開放し、チャック転回シ
リンダー24を駆動させてチャック爪19、19を回転
前の向きに戻す。図12に示すように、前記同様に鋼片
1をクランプ爪14、14によって把持して研削し、以
下同様の研削を繰り返して全周面を研削する。研削後の
鋼片1は、図2に示すキッカー6によって集材コンベア
7に払い出し、集材コンベア7によって矢印の方向へ搬
出する。
行させたが、研削テーブル4を固定し、研削機5を走行
させてもよい。また、チャック転回シリンダー24と支
持体22との連結機構としてラック軸36とピニオン歯
車37を用いたが、これに代えてアームレバーを用い、
これをピン止めによって連結してもよい。
すれば、一台の研削装置によって角鋼片及び丸鋼片を形
状矯正し研削することができる。このため、設置スペー
スが小さくて済み、また装置及び操作を簡略化すること
ができる。また研削前に鋼片を形状矯正できるため、鋼
片の曲がりに合わせた砥石の位置制御が不要になり、ま
た直線的に研削できるため、研削能率が向上する。
面図である。
む鋼片研削装置全体の平面図である。
する平面図である。
す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 断面が丸形又は角形の鋼片(1)を形状
矯正及び転回するための研削テーブル(4)であって、
該研削テーブル(4)の上面には、周面に半球状凹部
(18)及び螺旋状のV字状溝(17)をもち且つ回転
駆動する複数の転回ローラ(9)と、回転自在な複数の
ターニングローラ(10)と、前記転回ローラ(9)又
はターニングローラ(10)に支持された鋼片(1)を
両側から挟み付ける複数の形状矯正装置(8)とが前記
研削テーブル(4)の長手方向に交互に設置されてお
り、前記研削テーブル(4)の上面端部には、鋼片
(1)を把持し鋼片(1)の軸を中心にして所定角度回
転するチャック装置(12)が設置されていることを特
徴とする丸鋼片・角鋼片兼用研削テーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26613594A JP2987679B2 (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 丸鋼片・角鋼片兼用研削テーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26613594A JP2987679B2 (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 丸鋼片・角鋼片兼用研削テーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08108362A JPH08108362A (ja) | 1996-04-30 |
JP2987679B2 true JP2987679B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=17426812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26613594A Expired - Fee Related JP2987679B2 (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 丸鋼片・角鋼片兼用研削テーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2987679B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5114701B2 (ja) * | 2004-12-21 | 2013-01-09 | 独立行政法人理化学研究所 | マイクロツール研削装置及び方法 |
-
1994
- 1994-10-06 JP JP26613594A patent/JP2987679B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08108362A (ja) | 1996-04-30 |
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