JP2000141216A - クランクシャフト研削盤 - Google Patents

クランクシャフト研削盤

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JP2000141216A
JP2000141216A JP31244098A JP31244098A JP2000141216A JP 2000141216 A JP2000141216 A JP 2000141216A JP 31244098 A JP31244098 A JP 31244098A JP 31244098 A JP31244098 A JP 31244098A JP 2000141216 A JP2000141216 A JP 2000141216A
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pair
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grinding
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JP31244098A
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Yusuke Uchida
裕介 内田
Hidemitsu Nakabashi
秀光 中橋
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Nippei Toyama Corp
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Nippei Toyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランクシャフトのジャーナル部の軸線を中
心に回転されている研削中のクランクピン部を、静止状
態に配置された簡単な構造のワークレストにより、振れ
なく確実に位置決め保持することができるクランクシャ
フト研削盤を提供する。 【解決手段】 砥石車24によりクランクシャフト18
のクランクピン部18bを研削する際には、クランクシ
ャフト18をジャーナル部18aの両端にて把持した状
態で、ジャーナル部18aの軸線L1を中心に回転させ
る。また、砥石車24をクランクシャフト18のクラン
クピン部18bの回転に伴って、クランクシャフト18
の回転軸線L1と直交する方向に進退移動させる。この
場合、研削中のクランクピン部18bの両側に位置する
ジャーナル部18aに対応配設された一対のワークレス
ト36,37により、それらのジャーナル部18aを位
置決め保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クランクシャフ
トのクランクピン部の研削に適したクランクシャフト研
削盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、クランクシャフト研削盤において
は、クランクピン部の研削時に、クランクシャフトをク
ランクピン部の軸線を中心に回転させて、砥石車により
クランクピン部を研削するようにしたものが普及してい
る。このクランクシャフト研削盤による研削に際して
は、クランクシャフトのジャーナル部を両端にて把持し
た状態でクランクピン部の軸線を中心に回転してジャー
ナル部を偏心回転させるようにしているため、回転数を
高くすると、クランクシャフトの把持部に大きな遠心力
がかかって、その把持部に振動が発生するため、所定の
加工精度を確保することができなくなった。
【0003】そこで、クランクピン部の研削時に、クラ
ンクシャフトをジャーナル部の両端にて把持した状態
で、ジャーナル部の軸線を中心に回転させるようにした
クランクシャフト研削盤が提案されている。この研削盤
においては、クランクシャフトのクランクピン部の回転
に伴って、砥石車をクランクシャフトの回転軸線と直交
する方向に進退移動させて、その砥石車によりクランク
ピン部を研削するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
クランクシャフト研削盤においては、研削中のクランク
ピン部を位置決め保持するためのワークレストを、クラ
ンクピン部の回転に追従して、クランクシャフトの回転
軸線と直交する方向へ移動可能に対向配置する必要があ
った。このため、ワークレストの構造が複雑になるとと
もに、回転中のクランクピン部を振れなく確実に位置決
め保持するのが困難であるという問題があった。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、クランクシャフトのジャーナル部の軸線
を中心に回転されている研削中のクランクピン部を、静
止状態に配置された簡単な構造のワークレストにより、
振れなく確実に位置決め保持することができるクランク
シャフト研削盤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の発明では、研削
中のクランクピン部の両側に位置するジャーナル部に対
応して、それらのジャーナル部を位置決め保持するため
の一対のワークレストを設けたものである。
【0007】従って、ジャーナル部の軸線を中心に偏心
回転されている研削中のクランクピン部を、その両側近
傍位置において、一対のワークレストを設け、それらの
ワークレストを回転軸線のジャーナル部に当てることに
より、クランクシャフトは砥石車とワークレストによっ
て挟まれてジャーナル部はほぼ静止状態になり、振れる
ことなく確実に位置決め保持することができる。従っ
て、高精度加工を効率的に行うことができる。従って、
一対のワークレストをクランクピン部の回転に追従し
て、クランクシャフトの回転軸線と直交する方向へ移動
させる必要がなく、静止状態に維持すればよいため、ワ
ークレスト及びその周辺機構の構造を簡単にすることが
できる。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のクランクシャフト研削盤において、前記一対のワー
クレストは、クランクシャフトの回転軸線と平行する方
向へ移動調整可能に配設したものである。
【0009】従って、クランクシャフトのクランクピン
部を研削する際に、ジャーナル部のピッチが異なるクラ
ンクシャフトであっても、そのピッチに応じて、一対の
ワークレストを両ジャーナル部と対応する位置へ容易に
移動調整することができる。従って、各種のピッチ間隔
のクランクシャフトに自在に対応できる。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載のクランクシャフト研削盤において、
前記一対のワークレストはそれぞれ一対の保持アームを
備え、それらの保持アームは、ジャーナル部に接触する
作用位置と、そこから離間する退避位置とに移動可能に
配設したものである。
【0011】従って、各一対の保持アームを前記作用位
置から退避位置に移動配置させた状態で、クランクシャ
フトとワークレストとをクランクシャフトの回転軸線と
平行する方向へ相対移動させて、砥石車によるクランク
ピン部の研削位置を容易に変更して、複数のクランクピ
ンに対して順次加工を施すことができる。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載のクランクシャフト研削盤において、前記各一対の保
持アームは、ジャーナル部に接触する作用位置において
クランクシャフトの回転軸線と直交する方向へ位置変更
可能にしたものである。
【0013】従って、クランクシャフトのクランクピン
部を研削する際に、ジャーナル部の外径寸法が異なるク
ランクシャフトであっても、そのジャーナル部の外径寸
法の変化に応じて、各一対の保持アームの作用位置を容
易に変更することができる。従って、大きさの異なる各
種のクランクシャフトの対応することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の一実施形態
を、図面に基づいて詳細に説明する。図1及び図2に示
すように、ベッド11上にはテーブル12が一対のレー
ル13に沿って左右方向へ移動可能に支持されている。
ベッド11の一側部にはテーブル移動用モータ14が配
設され、このモータ14により送りねじ15を介してテ
ーブル12が移動される。テーブル12上には一対の主
軸台16,17が配設され、これらの主軸台16,17
間にクランクシャフト18が着脱可能及び回転可能に装
着される。
【0015】前記クランクシャフト18は、複数のジャ
ーナル部18aと、それらのジャーナル部18a間にお
いて偏心位置に配置された複数のクランクピン部18b
とを備えている。そして、このクランクシャフト18
は、ジャーナル部18aの両端にて主軸台16,17の
チャック部に把持された状態で、一方の主軸台16に設
けられたシャフト回転用モータ19により、ジャーナル
部18aの軸線L1を中心に回転される。
【0016】前記テーブル12の後方において、ベッド
11上には砥石台20が一対のレール21に沿って、テ
ーブル12の移動方向と直交する前後方向へ移動可能に
支持されている。ベッド11の後部には砥石台移動用モ
ータ22が配設され、このモータ22により送りねじ2
3を介して砥石台20が前述したテーブル12の移動方
向と直交する前後方向へ移動される。砥石台20の側部
には砥石車24が回転可能に支持され、砥石台20上に
配設された砥石車回転用モータ25により、駆動プーリ
26、ベルト27及び被動プーリ28を介して回転され
る。
【0017】そして、クランクシャフト18上のクラン
クピン部18bの研削時には、テーブル12の移動によ
り、1つのクランクピン部18bが砥石車24に対向配
置されるとともに、砥石台20の上部に設けられたホー
ムポジションから加工位置への前進移動により、砥石車
24がクランクピン部18bに接触される。この状態
で、クランクシャフト18がジャーナル部18aの軸線
L1を中心に回転されるとともに、砥石車24が回転駆
動されて、クランクピン部18bが研削される。この場
合、クランクピン部18bの偏心回転に追従して、砥石
台20が前後方向に往復移動されて、砥石車24がクラ
ンクシャフト18の回転軸線L1と直交する方向に進退
移動され、クランクピン部18bに対する砥石車24の
接触状態が維持される。
【0018】図1及び図2に示すように、前記テーブル
12の前方において、ベッド11の前部には2つのサド
ル29,30が一対のレール31に沿って、クランクシ
ャフト18の回転軸線L1と平行する左右方向へ移動可
能に支持されている。ベッド11の前部には一対の移動
調整用モータ32,33が上下に間隔をおいて配設さ
れ、これらのモータ32,33により送りねじ34,3
5を介してサドル29,30が前述したクランクシャフ
ト18の回転軸線L1と平行する左右方向へそれぞれ移
動調整される。
【0019】前記両サドル29,30上には、ワークレ
スト36,37がそれぞれ装設されている。そして、砥
石車24によるクランクピン部18bの研削時には、砥
石車24の両側近傍位置において、研削中のクランクピ
ン部18bの両側に位置する一対のブレードが、これら
のワークレスト36,37によって位置決め保持され
る。
【0020】そこで、前記ワークレスト36,37の構
成について詳細に説明する。図3〜図5に示すように、
各ワークレスト36,37のハウジング40は、複数の
ねじ41によりサドル29,30の上面に取り付けられ
ている。ハウジング40には、上下一対の作動軸42,
43がクランクシャフト18の回転軸線L1と直交する
前後方向へ移動可能に貫通支持され、それらの内端には
ナット44,45が固定されている。
【0021】前記上部作動軸42の後端には第1保持ア
ーム46が取り付けられ、その先端部には研削中のクラ
ンクピン部18bの両側に位置する一対のジャーナル部
18aに対して後方から接触可能な接触部46aが設け
られている。第1保持アーム46の下方において、ハウ
ジング40の後面には第2保持アーム47が支軸48を
介して回動可能に取り付けられ、その先端部には前記ジ
ャーナル部18aに対して下方から接触可能な接触部4
7aが設けられている。下部作動軸43の後端にはフッ
ク49が取り付けられ、第2保持アーム47上に突設さ
れた係合ピン50に係合されている。
【0022】前記ハウジング40の前面にはギヤケース
51が固定され、その前面開口部には蓋体52が取り付
けられている。ギヤケース51には上下一対の送りねじ
53,54が上下作動軸42,43の軸線と同一軸線上
に延びるように、ベアリング55,56を介して回転可
能に支持され、それらのねじ部がナット44,45にそ
れぞれ螺合されている。
【0023】前記ギヤケース51の前面には第1アーム
変移用モータ57が配設され、このモータ57により、
ギヤケース51内の駆動ギヤ58、中間ギヤ59及び被
動ギヤ60を介して上部送りねじ53が回転される。そ
して、この上部送りねじ53の回転に伴い、ナット44
を介して上部作動軸42が前後方向に移動され、第1保
持アーム46が図3に実線で示すようにジャーナル部1
8aに接触した作用位置と、同図に鎖線で示すようにそ
こから前方に離間した退避位置とに移動配置される。ま
た、この第1保持アーム46の作用位置は、ジャーナル
部18aの外径寸法の変化に応じて、前記モータ57の
回転制御により、クランクシャフト18の回転軸線L1
と直交する前後方向に設定変更される。
【0024】前記第1アーム変移用モータ57の下方に
おいて、ギヤケース51の前面には第2アーム変移用モ
ータ61が配設され、このモータ61により、ギヤケー
ス51内の駆動ギヤ62、中間ギヤ63及び被動ギヤ6
4を介して下部送りねじ54が回転される。そして、こ
の下部送りねじ54の回転に伴い、ナット45を介して
下部作動軸43が前後方向に移動され、作動軸43の先
端に設けられたフック49及び係合ピン50を介して、
第2保持アーム47が図3に実線で示すようにジャーナ
ル部18aに接触した作用位置と、同図に鎖線で示すよ
うにそこから下方に離間した退避位置とに回動配置され
る。また、この第2保持アーム47の作用位置は、ジャ
ーナル部18aの外径寸法の変化に応じて、前記モータ
61の回転制御により、クランクシャフト18の回転軸
線L1と直交する上下方向に設定変更される。
【0025】次に、前記のように構成されたクランクシ
ャフト研削盤の動作を説明する。さて、このクランクシ
ャフト研削盤において、テーブル12上の主軸台16,
17間に装着されたクランクシャフト18のクランクピ
ン部18bを研削する場合には、まず砥石台20がクラ
ンクシャフト18から離れた後方のホームポジションに
位置している。それとともに、両ワークレスト36,3
7における一対の保持アーム46,47が、図3に鎖線
で示すように、クランクシャフト18のジャーナル部1
8aから離間した位置に配置される。そして、テーブル
移動用モータ14によりテーブル12が移動されて、ク
ランクシャフト18上の研削しようとする1つのクラン
クピン部18bが砥石車24に対向配置される。
【0026】続いて、移動調整用モータ32,33によ
り、サドル29,30がクランクシャフト18の回転軸
線L1と平行する方向に移動調整されて、一対のワーク
レスト36,37が、研削しようとするクランクピン部
18bの両側に位置するジャーナル部18aに対向配置
される。この状態で、両ワークレスト36,37におけ
る一対の保持アーム46,47が、図3に実線で示すよ
うに、クランクピン部18bの両側に位置するジャーナ
ル部18aに接触した作用位置に移動配置されて、それ
らのジャーナル部18aが位置決め保持される。
【0027】その後、シャフト回転用モータ19によ
り、クランクシャフト18がジャーナル部18aの軸線
L1を中心に回転されるとともに、砥石車回転用25に
より砥石車24が回転駆動される。そして、砥石台移動
用モータ22により砥石台20がホームポジションから
前方の加工位置に移動されて、砥石車24がクランクピ
ン部18bに接触され、そのクランクピン部18bが研
削される。また、この研削時には、ジャーナル部18a
の軸線L1を中心とするクランクピン部18bの偏心回
転に追従して、砥石台20上の砥石車24がクランクシ
ャフト18の回転軸線L1と直交する方向に進退移動さ
れる。
【0028】このように、1つのクランクピン部18b
の研削が終了すると、クランクシャフト18及び砥石車
24の回転が停止される。また、砥石台20が後方に退
避移動されて、砥石車24がクランクピン部18bから
離間されるとともに、両ワークレスト36,37におけ
る一対の保持アーム46,47が、図3に鎖線で示すよ
うに、ジャーナル部18aから離間した退避位置に移動
配置される。この状態で、テーブル12が所定ピッチだ
け移動されて、次に研削する1つのクランクピン部18
bが砥石車24に対向配置される。その後は、砥石車2
4の加工位置への前進、ワークレスト36,37の保持
アーム46,47の作用位置への移動が行われ、加工動
作が行われる。この動作が繰り返し行われて、クランク
シャフト18上の複数のクランクピン部18bが順に研
削される。
【0029】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 ・ この実施形態のクランクシャフト研削盤において
は、砥石車24によりクランクシャフト18のクランク
ピン部18bを研削する際に、クランクシャフト18が
ジャーナル部18aの両端にて把持された状態で、ジャ
ーナル部18aの軸線L1を中心に偏心回転されるよう
になっている。また、クランクシャフト18のクランク
ピン部18bの回転に伴って、砥石車24がクランクシ
ャフト18の回転軸線L1と直交する方向に進退移動さ
れるようになっている。そして、研削中のクランクピン
部18bの両側に位置するジャーナル部18aと対応す
るように、一対のワークレスト36,37が配設され、
それらのワークレスト36,37により両ジャーナル部
18aが位置決め保持されるようになっている。
【0030】このため、ジャーナル部18aの軸線L1
を中心に回転されている研削中のクランクピン部18b
を、その両側近傍位置において、静止状態に配置された
一対のワークレスト36,37により、振れなく確実に
位置決め保持することができ、高精度加工を効率的に行
うことができる。また、一対のワークレスト36,37
はクランクピン部18bを保持するものではないため、
そのワークレスト36,37をクランクピン部18bの
回転に追従して、クランクシャフト18の回転軸線L1
と直交する方向へ移動させる必要がなく、静止状態に維
持すればよい。このため、ワークレスト36,37やそ
の周辺機構に前後動させるための駆動機構等を設ける必
要がなく、構造を簡単にすることができる。
【0031】・ この実施形態のクランクシャフト研削
盤においては、一対のワークレスト36,37が、クラ
ンクシャフト18の回転軸線L1と平行する方向へ移動
調整可能に配設されている。このため、クランクシャフ
ト18のクランクピン部18bのピッチ変化に応じて、
一対のワークレスト36,37を両ジャーナル部18a
と対応する位置へ容易に移動調整することができる。こ
のため、各種のクランクシャフトの加工に対応すること
ができる。
【0032】・ この実施形態のクランクシャフト研削
盤においては、一対のワークレスト36,37がそれぞ
れ一対の保持アーム46,47を備え、それらの保持ア
ーム46,47が、ジャーナル部18aに接触する作用
位置と、そこから離間する退避位置とに移動可能に配設
されている。このため、各一対の保持アーム46,47
を作用位置から退避位置に移動配置させた状態で、クラ
ンクシャフト18をワークレスト36,37に対してク
ランクシャフト18の回転軸線L1と平行する方向へ相
対移動させて、砥石車24によるクランクピン部18b
の研削位置を容易に変更することができる。従って、各
クランクピン部18bを順次加工することができる。
【0033】・ この実施形態のクランクシャフト研削
盤においては、各一対の保持アーム46,47が、作用
位置においてクランクシャフト18の回転軸線L1と直
交する方向へ位置変更可能になっている。このため、ク
ランクシャフト18のクランクピン部18bを研削する
際に、位置するジャーナル部18aの外径寸法の変化に
応じて、各一対の保持アーム46,47の作用位置を容
易に変更することができる。従って、前述のように、各
種のクランクシャフトの加工に対応できる。
【0034】なお、この実施形態は、次のように変更し
て具体化することも可能である。 ・ ワークレスト36,37をクランクシャフト18の
回転軸線L1と平行する方向に移動調整するための構成
を適宜に変更すること。例えば、前記実施形態で採用し
た送りねじを有する機構の代わりに、リニアモータを使
用したりすること。
【0035】・ ワークレスト36,37の保持アーム
46,47の構成、及びそれらの保持アーム46,47
を作用位置と退避位置とに移動させるための構成を適宜
に変更すること。例えば、前記実施形態で採用した構成
の代わりに、エアシリンダを有する機構を採用するこ
と。
【図面の簡単な説明】
【図1】 クランクシャフト研削盤の一実施形態を示す
平面図。
【図2】 クランクシャフト研削盤の要部側断面図。
【図3】 ワークレストの構成を拡大して示す要部側断
面図。
【図4】 ワークレストの要部横断面図。
【図5】 ワークレストの蓋体を取り外して示す正面
図。
【符号の説明】
11…ベッド、12…テーブル、14…テーブル移動用
モータ、16,17…主軸台、18…クランクシャフ
ト、18a…ジャーナル部、18b…クランクピン部、
19…シャフト回転用モータ、20…砥石台、22…砥
石台移動用モータ、24…砥石車、25…砥石車回転用
モータ、29,30…サドル、32,33…移動調整用
モータ、36,37…ワークレスト、42…上部作動
軸、43…下部作動軸、44,45…ナット、46…第
1保持アーム、46a…接触部、47…第2保持アー
ム、47a…接触部、53…上部送りねじ、54…下部
送りねじ、57…第1アーム変移用モータ、61…第2
アーム変移用モータ、L1…クランクシャフトの回転軸
線。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクシャフトをジャーナル部の両端
    にて把持した状態で、ジャーナル部の軸線を中心に回転
    させるとともに、砥石車をクランクシャフトのクランク
    ピン部の回転に伴って、クランクシャフトの回転軸線と
    直交する方向に進退移動させて、砥石車によりクランク
    ピン部を研削するようにしたクランクシャフト研削盤に
    おいて、 研削中のクランクピン部の両側に位置するジャーナル部
    に対応して、それらのジャーナル部を位置決め保持する
    ための一対のワークレストを設けたクランクシャフト研
    削盤。
  2. 【請求項2】 前記一対のワークレストは、クランクシ
    ャフトの回転軸線と平行する方向へ移動調整可能に配設
    した請求項1に記載のクランクシャフト研削盤。
  3. 【請求項3】 前記一対のワークレストはそれぞれ一対
    の保持アームを備え、それらの保持アームは、ジャーナ
    ル部に接触する作用位置と、そこから離間する退避位置
    とに移動可能に配設した請求項1または請求項2に記載
    のクランクシャフト研削盤。
  4. 【請求項4】 前記各一対の保持アームは、ジャーナル
    部に接触する作用位置においてクランクシャフトの回転
    軸線と直交する方向へ位置変更可能にした請求項3に記
    載のクランクシャフト研削盤。
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