JPH07276205A - ガラス板の加工機械 - Google Patents

ガラス板の加工機械

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Publication number
JPH07276205A
JPH07276205A JP33437994A JP33437994A JPH07276205A JP H07276205 A JPH07276205 A JP H07276205A JP 33437994 A JP33437994 A JP 33437994A JP 33437994 A JP33437994 A JP 33437994A JP H07276205 A JPH07276205 A JP H07276205A
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JP
Japan
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glass plate
processing
respect
grinding wheel
tool
Prior art date
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Application number
JP33437994A
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English (en)
Inventor
Shigeru Bando
茂 坂東
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Bando Kiko Co Ltd
Original Assignee
Bando Kiko Co Ltd
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Publication date
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 駆動装置への配線の絡み付き、捩じれなどの
発生を殆ど生じなくし得るガラス板の加工機械。 【構成】 ガラス板の加工機械1は、ガラス板2が載置
されるテーブル3と、ガラス板2に加工を施す研削ホイ
ール4と、研削ホイール4を駆動する電動モータ6と、
ガラス板2をテーブル3に固定する固定装置10と、水
平面に直交し且つ加工点A軸11の回りで研削ホイール
4を旋回させて加工点Aでのガラス板2の加工されるべ
き輪郭13に対して法線方向Cに研削ホイール4の回転
中心14を配置する旋回装置16とを具備する。位置決
め装置8は、水平面内のX方向に研削ホイール4を移動
させる移動装置18とガラス板2の加工点Aを水平面内
の回転方向Rに関して位置決めするテーブル3を回転さ
せる回転装置20とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス板の加工機械に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のガラス板の加工機械においては、
加工工具を一の平面内の互いに直交する二方向に夫々直
線移動させて、加工されるべきガラス板の加工点に加工
工具の加工部を位置決めするか、又は加工工具を一の平
面内の一の直線方向に移動させる一方、加工されるべき
ガラス板を、一の平面内であって加工工具の移動方向に
直交する他の直線方向に移動させて、加工されるべきガ
ラス板の加工点に対して加工工具の加工部を相対的に位
置決めし、これにより例えばガラス板の全周縁にエッジ
ング、面取り又は研磨等を施すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述のような
従来のガラス板の加工機械では、加工工具を、ガラス板
の一つの周縁位置からこの周縁位置に対向する反対側の
周縁位置まで移動させることができるように形成されて
いないと、ガラス板の全周囲についての例えば面取りを
行うことができず、そのため加工工具が移動する領域上
には、例えば固定配置されたガラス板固定装置等を設け
ることが困難であって、従来のこの種ガラス板の加工機
械では、ガラス板が載置されるテーブル側に吸盤装置を
設け、この吸盤装置でもってガラス板を吸引してガラス
板をテーブル側から固定し、このようにして片面側のみ
で固定されたガラス板に対して例えば面取りなどが施さ
れている。しかしながら、片面固定であるとしっかりと
確実にガラス板を固定することが困難であって、例えば
面取りのためにガラス板の周縁を切削すべく加工工具を
ガラス板の周縁へ押圧しようとするとガラス板が正規の
位置からずれてしまう虞がある。また従来のガラス板の
加工機械では、複数個の加工工具を設けて各加工工具に
加工領域を分担させて加工を施し、これにより加工時間
を短縮することも困難であって、短い時間で大量の加工
されたガラス板を得ることができない。
【0004】加えて加工工具の一つである面取り用の研
削ホイールを旋回させて加工点でのガラス板の加工され
るべき輪郭に対して法線方向に研削ホイールの回転中心
を配置する旋回装置を更に具備しているガラス板の加工
機械では、ガラス板の全周囲の面取りで旋回装置により
研削ホイールが一旋回される場合、研削ホイールを回転
させる例えば電動モータへの配線又は研磨材溶液を供給
する可撓性パイプが不必要に捩じられたり、電動モータ
又はこれを支持するブラケット等に巻き付いたりしてし
まい、次の作業に移る場合にこの捩じれ巻き付きを除い
て元に戻さなければならない等の不都合がある。
【0005】本発明は前記諸点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、加工されるべきガラス
板を加工中しっかりと固定し得、それにより正確な加工
をガラス板に施し得ると共に、かなり強く加工工具をガ
ラス板に押圧して多量の研削を一度になし得るガラス板
の加工機械を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的とするところは、複数個
の加工工具を設けて各加工工具に加工領域を分担させて
加工を施し得、これにより加工時間を著しく短縮し得る
ガラス板の加工機械を提供することにある。
【0007】更に本発明の目的とするところは、加工工
具を駆動するところの駆動装置などへの配線又は研磨材
溶液供給パイプの巻き付き、捩じれなどの発生を殆ど生
じなくし得るガラス板の加工機械を提供するところにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、加工されるべきガラス板が載置されるテーブルと、
このテーブルに載置されたガラス板に加工を施す加工工
具と、この加工工具を駆動する駆動装置と、ガラス板の
加工点に対して加工工具の加工部を相対的に位置決めす
る位置決め装置と、ガラス板をテーブルに固定する固定
装置とを具備しており、位置決め装置は、加工工具の加
工部を一の平面内の一の直線方向に関してガラス板の加
工点に対して位置決めすべく、一の直線方向に加工工具
を直線移動させる直線移動装置と、ガラス板の加工点を
一の平面内の回転方向に関して加工工具の加工部に対し
て位置決めすべく、ガラス板を回転させる回転装置とを
具備するガラス板の加工機械によって達成される。
【0009】また本発明によれば前記目的は、加工され
るべきガラス板が載置されるテーブルと、このテーブル
に載置されたガラス板に、一の平面内であってテーブル
の周りの異なる位置で加工を施す複数の加工工具と、こ
の加工工具の夫々を駆動する駆動装置と、ガラス板の加
工点に対して加工工具の夫々の加工部を相対的に位置決
めする位置決め装置と、ガラス板をテーブルに固定する
固定装置とを具備しており、位置決め装置は、加工工具
の夫々の加工部を一の平面内の直線方向に関してガラス
板の加工点に対して位置決めすべく、直線方向に加工工
具の夫々を直線移動させる複数の直線移動装置と、ガラ
ス板の加工点を一の平面内の回転方向に関して加工工具
の加工部に対して位置決めすべく、ガラス板を回転させ
る回転装置とを具備するガラス板の加工機械によっても
達成される。
【0010】本発明の一つの好ましい例では、加工工具
が研削ホイールであって、一の平面に直交し且つ加工点
を通る軸の回りで研削ホイールを旋回させて加工点での
ガラス板の加工されるべき輪郭に対して法線方向に研削
ホイールの回転中心を配置する旋回装置を更に具備して
いる。
【0011】本発明における固定装置は、一つの例で
は,テーブル自体に吸盤装置を内蔵させて具体化される
が、他の好ましい例では、テーブルと協同してガラス板
を押圧挟持する押圧装置を具備している。この押圧装置
は、好ましくは空気弾性的にガラス板を押圧し得る空気
シリンダ装置から構成する。
【0012】
【作用】このように構成される本発明のガラス板の加工
機械では、テーブルに加工されるべきガラス板が載置さ
れ、この載置されたガラス板は固定装置によりテーブル
に固定される。テーブルに固定されたガラス板に対して
駆動装置により駆動された加工工具により加工が施され
る。この加工において、加工工具は、直線移動装置によ
り一の平面内の一の直線方向に直線移動されてガラス板
の加工点に対してその加工部が一の平面内の直線方向に
関して位置決めされ、ガラス板は、回転装置により回転
されてその加工点が一の平面内の回転方向に関して加工
工具の加工部に位置決めされ、その結果加工工具の加工
部は、ガラス板の加工点に順次相対的に位置決めされる
こととなる。
【0013】以下本発明を、図面に示す好ましい具体例
に基づいて説明する。これにより前記発明及び更に他の
発明が明瞭となるであろう。尚、本発明はこれら具体例
に何等限定されないのである。
【0014】
【具体例】図1から図3において、本例のガラス板の加
工機械1は、加工されるべきガラス板2が載置されるテ
ーブル3と、テーブル3に載置されたガラス板2に、一
の平面内、本例では水平面内であってテーブル3の周り
の異なる二つの位置で加工を施す二つの加工工具である
研削ホイール4及び5と、研削ホイール4及び5の夫々
を駆動する駆動装置である電動モータ6及び7と、ガラ
ス板2の加工点A及びBに対して研削ホイール4及び5
の夫々の加工部C及びDを相対的に位置決めする位置決
め装置8及び9と、ガラス板2をテーブル3に固定する
固定装置10と、水平面に直交し且つ加工点A及びBを
通る軸11及び12の回りで研削ホイール4及び5の夫
々を旋回させて夫々の加工点A及びBでのガラス板2の
加工されるべき輪郭13に対して法線方向、即ちE方向
に研削ホイール4及び5の夫々の回転中心14及び15
を配置する二つの旋回装置16及び17とを具備してお
り、位置決め装置8及び9は、研削ホイール4及び5の
夫々の加工部C及びDを水平面内の一の直線方向である
X方向に関してガラス板2の加工点A及びBに対して位
置決めすべく、X方向に研削ホイール4及び5の夫々を
移動させる二つの直線移動装置18及び19と、ガラス
板2の加工点A及びBを水平面内の回転方向、即ちR方
向に関して研削ホイール4及び5の加工部C及びDに対
して位置決めすべく、テーブル3を介してガラス板2を
回転させる回転装置20とを具備している。
【0015】ガラス板2の加工点Aに対して研削ホイー
ル4の加工部Cを相対的に位置決めする位置決め装置8
において、水平面内のX方向に研削ホイール4を移動さ
せて研削ホイール4の加工部Cを水平面内のX方向に関
してガラス板2の加工点Aに対して位置決めする直線移
動装置18は、機枠31に取付けられた電動モータ32
と、X方向に沿って伸び互いに平行に機枠31に取付け
られた一対のレール33と、スライダ34を介してレー
ル33にX方向に移動自在に取付けられた移動台35
と、軸受36及び37を介して機枠31に回転自在に支
持されたねじ軸38とを具備しており、モータ32の出
力回転軸に取付けられたプーリ39とねじ軸38の一端
に取付けられたプーリ40との間にはベルト41が掛け
渡されており、ねじ軸38は移動台35に取付けられた
ナット42に螺合されている。モータ32の作動でその
出力回転軸が回転されると、プーリ39、ベルト41、
プーリ40を介してその回転がねじ軸38に伝達され、
ナット42に螺合したねじ軸38の回転で移動台35は
X方向に移動される。
【0016】ガラス板2の加工点Bに対して研削ホイー
ル5の加工部Dを相対的に位置決めする位置決め装置9
において、水平面内のX方向に研削ホイール5を移動さ
せて研削ホイール5の加工部Dを水平面内のX方向に関
してガラス板2の加工点Bに対して位置決めする直線移
動装置19は、直線移動装置18と同様に形成されてお
り、機枠31に取付けられた電動モータ52と、X方向
に沿って伸び互いに平行に機枠31に取付けられた一対
のレール53と、スライダ54を介してレール53にX
方向に移動自在に取付けられた移動台55と、軸受56
及び57を介して機枠31に回転自在に支持されたねじ
軸58とを具備しており、モータ52の出力回転軸に取
付けられたプーリ59とねじ軸58の一端に取付けられ
たプーリ60との間にはベルト61が掛け渡されてお
り、ねじ軸58は移動台55に取付けられたナット62
に螺合されている。モータ52の作動でその出力回転軸
が回転されると、プーリ59、ベルト61、プーリ60
を介してその回転がねじ軸58に伝達され、ナット62
に螺合したねじ軸58の回転で移動台55はX方向に移
動される。
【0017】回転装置20は電動モータ65からなり、
モータ65の出力回転軸66がテーブル3に連結されて
おり、モータ65が作動されて出力回転軸66が回転さ
れると、テーブル3、延いてはガラス板2が軸67を中
心としてR方向に回転される。
【0018】水平面に直交し且つ加工点Aを通る軸11
の回りで研削ホイール4を旋回させて加工点Aでのガラ
ス板2の加工されるべき輪郭13に対してE方向に研削
ホイール4の回転中心14を配置する旋回装置16は、
移動台35に取付けられた電動モータ70と、モータ7
0の出力回転軸に連結されて軸受71を介して軸11を
中心としてF方向に回転自在となるように移動台35に
取付けられた回転軸72とを具備しており、モータ70
の作動でその出力軸が回転されると、回転軸72も軸1
1を中心として回転され、これにより研削ホイール4は
軸11を中心として水平面内でF方向に旋回される。
【0019】水平面に直交し且つ加工点Bを通る軸12
の回りで研削ホイール5を旋回させて加工点Bでのガラ
ス板2の加工されるべき輪郭13に対してE方向に研削
ホイール5の回転中心15を配置する旋回装置17は、
旋回装置16と同様に形成されており、移動台55に取
付けられた電動モータ75と、モータ75の出力回転軸
に連結されて軸受76を介して軸12を中心としてG方
向に回転自在となるように移動台55に取付けられた回
転軸77とを具備しており、モータ75の作動でその出
力軸が回転されると、回転軸77も軸12を中心として
回転され、これにより研削ホイール5は軸12を中心と
してG方向に旋回される。
【0020】本例のガラス板の加工機械1では、モータ
6及び7は、研削ホイール4及び5の加工部C及びDの
位置を、水平面内のP方向及びこのP方向に直交するQ
方向と、水平面に直交する鉛直方向、即ちZ方向とに関
して調節する調節機構80及び81を介して回転軸72
及び77に夫々連結されている。調節機構80は、スラ
イダ82に対してP方向に移動自在にスライダ82に取
付けられたスライダ83とスライダ82に対するスライ
ダ83のP方向の位置を調節する調節ノブ84とを具備
するP方向調節機構と、回転軸72に連結固着されたブ
ラケット85に対してQ方向に移動自在にブラケット8
5に取付けられたスライダ82とブラケット85に対す
るスライダ82のQ方向の位置を調節する調節ノブ86
とを具備するQ方向調節機構と、モータ6が取付けられ
且つスライダ83に対してZ方向に移動自在にスライダ
83に取付けられたスライダ87とスライダ83に対す
るスライダ87のZ方向の位置を調節する調節ノブ88
とを具備するZ方向調節機構とからなり、ノブ84、8
6及び88の夫々を回転させることによりスライダ82
に対するスライダ83のP方向の位置、ブラケット85
に対するスライダ82のQ方向の位置及びスライダ83
に対するスライダ87のZ方向の位置が夫々調節される
ようになっている。
【0021】調節機構81は、調節機構80と同様に形
成されており、スライダ92に対してP方向に移動自在
にスライダ92に取付けられたスライダ93とスライダ
92に対するスライダ93のP方向の位置を調節する調
節ノブ94とを具備するP方向調節機構と、回転軸77
に連結固着されたブラケット95に対してQ方向に移動
自在にブラケット95に取付けられたスライダ92とブ
ラケット95に対するスライダ92のQ方向の位置を調
節する調節ノブ96とを具備するQ方向調節機構と、モ
ータ7が取付けられ且つスライダ93に対してZ方向に
移動自在にスライダ93に取付けられたスライダ97と
スライダ93に対するスライダ97のZ方向の位置を調
節する調節ノブ98とを具備するZ方向調節機構とから
なり、ノブ94、96及び98の夫々を回転させること
によりスライダ92に対するスライダ93のP方向の位
置、ブラケット95に対するスライダ92のQ方向の位
置及びスライダ93に対するスライダ97のZ方向の位
置が夫々調節されるようになっている。
【0022】固定装置10は、本例ではテーブル3に内
蔵された真空吸盤装置からなり、吸盤装置はテーブル3
に載置されたガラス板2を真空吸引してこれをテーブル
3に固定する。
【0023】尚、ガラス板の加工機械1では、加工部C
及びDに研磨材溶液を供給すべく、一端が加工部C及び
Dに近接して配される図示しない可撓性の研磨材供給パ
イプがブラケット85及び95に取付けられる。この研
磨材供給パイプは図示しない供給ポンプから研磨材溶液
の供給を受けるようになっており、ガラス板2に対する
加工中、加工部C及びDに研磨材溶液を供給する。また
本例のガラス板の加工機械1では、装置外部への研磨材
溶液の飛散を阻止する研磨材溶液受け99がモータ65
の外側ケースに支持されて設けられている。モータ65
及び機枠31は夫々基台100に取付けられている。
【0024】このように構成されたガラス板の加工機械
1のモータ6、7、32、52、65、70及び75
は、図示しない数値制御装置の予めプログラムされた数
値制御命令で作動される。
【0025】ガラス板の加工機械1は次のようにガラス
板2に対して面取り作業を行う。まず、ノブ84、86
及び88を回転させて研削ホイール4をP、Q及びZ方
向に移動させて研削ホイール4の周縁をガラス板2の周
縁13に接触させる。尚、研削ホイール4とガラス板2
との接触位置、即ち加工部Cでもある加工点Aが軸11
上に位置し、加工点Aでのガラス板2の研削すべき周縁
13の接線に直交する方向、換言すれば加工点Aでの法
線方向(E方向)に研削ホイール4の回転中心14が位
置するように、軸11を中心としてブラケット85を回
転させて、初期設定を行う。このような初期設定状態で
は、P方向とE方向とが同方向となる結果、ノブ84を
回転することは、ガラス板2に対する研削切込量を調節
することとなる。研削ホイール5側でも全く同様に初期
設定される。
【0026】次に数値制御装置を作動させることによ
り、これに制御されてモータ6、7、32、52、6
5、70及び75は作動され、移動台35及び55のX
方向の移動とガラス板2のR方向の回転とで研削ホイー
ル4及び5の加工部C及びDは、ガラス板2の研削すべ
き周縁13に沿って位置決めされると共に、研削ホイー
ル4及び5自体の回転により加工点A及びBでガラス板
2に面取りが施される。面取り中、研削ホイール4及び
5の回転中心14及び15が加工点A及びBでのガラス
板2の面取りすべき周縁13に対する法線方向即ちE方
向に位置するように、モータ70及び75の作動でブラ
ケット85及び95が軸11及び12を中心としてF及
びG方向に旋回される。ここで研削ホイール4が周縁1
3に対して半分の領域を、研削ホイール5が周縁13に
対して残りの半分の領域を夫々面取りするようにモータ
6、7、32、52、65、70及び75は制御され
る。
【0027】ところで本例のガラス板の加工機械1で
は、ガラス板2をR方向に回転させて面取りされるべき
加工点A及びBを研削ホイール4及び5に対して位置決
めしているため、研削ホイール4及び5、延いてはモー
タ6及び7の軸11及び12を中心とするF及びG方向
の旋回は360度を越えてなされることはなく、多くの
場合180度以内となり、従ってモータ6及び7への配
線、研磨材供給パイプ等がブラケット85及び95等に
絡み付いたり巻き付いたりすることがなく、その結果一
つのガラス板に対する面取り完了後、次のガラス板に対
して面取りを行う場合、ブラケット85及び95等に絡
み付き巻き付いたモータ6及び7への配線、研磨材供給
パイプ等を元に戻すべく、ブラケット85及び95を逆
転するなどの作業を必要としないで、直ぐに作業にとり
かかることができる。
【0028】尚、上述の例のガラス板の加工機械1は、
二個の研削ホイール4及び5で周縁13を半分ずつ分担
して面取りを行い、作業時間の短縮を図るように構成さ
れているが、本発明はこのようなものに限定されないの
であって、研削ホイール4又は5側のみで構成してもよ
いのである。研削ホイールを一つだけ設けてなる本発明
のガラス板の加工機械では、一つのガラス板の全周囲に
対する面取り終了後には、モータ6又は7への配線、研
磨材供給パイプ等のブラケット85又は95等への絡み
付き巻き付きは必ず解消される。
【0029】ところで上述の例のガラス板の加工機械1
の固定装置10は、テーブル3に内蔵した吸盤装置で具
体化したが、例えば機枠31に押圧装置としての空気シ
リンダ装置110を取付け、空気シリンダ装置110の
ピストンロッド111の先端に、R方向に回転自在に設
けられた押圧パッド112とテーブル3とでガラス板2
を空気弾性的に押圧挟持してガラス板2をテーブル3に
固定するようにしてもよい。このようにガラス板の加工
機械1では、テーブル3と協同してガラス板2を押圧挟
持する固定装置を配置し得るため、ガラス板2を加工中
しっかりと固定し得、それにより正確な加工をガラス板
2に施し得ると共に、かなり強く研削ホイール4及び5
をガラス板2に押圧して多量の研削を一度になし得る。
【0030】また、上記例では、軸67に関して対称的
に研削ホイール4及び5等を2組配置したが、本発明で
はこれに加えて更に多くの研削ホイール等の組を軸67
に関して対称的に配してガラス板の加工機械を構成して
もよい。加えて、本発明の加工機械は面取り用に限らな
いのであって、研磨、切断、折割等のガラス板の加工に
も適用し得、これらの場合には、それに適合する加工工
具を用いればよい。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明のガラス板の加工機
械では、位置決め装置が、加工工具の加工部を一の平面
内の一の直線方向に関してガラス板の加工点に位置決め
すべく、一の直線方向に加工工具を直線移動させる直線
移動装置と、ガラス板の加工点を一の平面内の回転方向
に関して加工工具の加工部に位置決めすべく、ガラス板
を回転させる回転装置とを具備しているため、加工工具
を駆動するところの駆動装置への配線等の巻き付き、捩
じれなどの発生を殆ど生じなくし得、作業性が極めて向
上する。またガラス板を加工中しっかりと固定し得、そ
れにより正確な加工をガラス板に施し得ると共に、かな
り強く加工工具をガラス板に押圧して多量の研削を一度
になし得、しかも複数個の加工工具を設けて各加工工具
に加工領域を分担させて加工を施し得、これにより加工
時間を著しく短縮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一具体例の正面図である。
【図2】図1に示す具体例の平面図である。
【図3】図1に示す具体例の側面図である。
【符号の説明】
1 ガラス板の加工機械 2 ガラス板 3 テーブル 4 研削ホイール 6 電動モータ 8 位置決め装置 10 固定装置 16 旋回装置 18 直線移動装置 20 回転装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工されるべきガラス板が載置されるテ
    ーブルと、このテーブルに載置されたガラス板に加工を
    施す加工工具と、この加工工具を駆動する駆動装置と、
    ガラス板の加工点に対して加工工具の加工部を相対的に
    位置決めする位置決め装置と、ガラス板をテーブルに固
    定する固定装置とを具備しており、位置決め装置は、加
    工工具の加工部を一の平面内の一の直線方向に関してガ
    ラス板の加工点に対して位置決めすべく、一の直線方向
    に加工工具を直線移動させる直線移動装置と、ガラス板
    の加工点を一の平面内の回転方向に関して加工工具の加
    工部に対して位置決めすべく、ガラス板を回転させる回
    転装置とを具備するガラス板の加工機械。
  2. 【請求項2】 加工工具が研削ホイールであって、一の
    平面に直交し且つ加工点を通る軸の回りで研削ホイール
    を旋回させて加工点でのガラス板の加工されるべき輪郭
    に対して法線方向に研削ホイールの回転中心を配置する
    旋回装置を更に具備している請求項1に記載のガラス板
    の加工機械。
  3. 【請求項3】 加工されるべきガラス板が載置されるテ
    ーブルと、このテーブルに載置されたガラス板に、一の
    平面内であってテーブルの周りの異なる位置で加工を施
    す複数の加工工具と、この加工工具の夫々を駆動する駆
    動装置と、ガラス板の加工点に対して加工工具の夫々の
    加工部を相対的に位置決めする位置決め装置と、ガラス
    板をテーブルに固定する固定装置とを具備しており、位
    置決め装置は、加工工具の夫々の加工部を一の平面内の
    直線方向に関してガラス板の加工点に対して位置決めす
    べく、直線方向に加工工具の夫々を直線移動させる複数
    の直線移動装置と、ガラス板の加工点を一の平面内の回
    転方向に関して加工工具の加工部に対して位置決めすべ
    く、ガラス板を回転させる回転装置とを具備するガラス
    板の加工機械。
  4. 【請求項4】 加工工具が研削ホイールであって、一の
    平面に直交し且つ加工点を通る軸の回りで研削ホイール
    の夫々を旋回させて夫々の加工点でのガラス板の加工さ
    れるべき輪郭に対して法線方向に研削ホイールの夫々の
    回転中心を配置する複数の旋回装置を更に具備している
    請求項3に記載のガラス板の加工機械。
  5. 【請求項5】 固定装置は、テーブルと協同してガラス
    板を押圧挟持する押圧装置を具備している請求項1から
    4のいずれか一項に記載のガラス板の加工機械。
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