JPH0531879A - 曲面印刷方法及びその装置 - Google Patents
曲面印刷方法及びその装置Info
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- JPH0531879A JPH0531879A JP19197891A JP19197891A JPH0531879A JP H0531879 A JPH0531879 A JP H0531879A JP 19197891 A JP19197891 A JP 19197891A JP 19197891 A JP19197891 A JP 19197891A JP H0531879 A JPH0531879 A JP H0531879A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- sphere
- printing
- regular hexahedron
- degrees
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】球体を持ち替えることなく、簡単な方法で印刷
面である球体全面へ印刷可能にすることを目的としてい
る。 【構成】掴み治具5は、一対の挟持用ロッド6が、同軸
に配置されている。その一対の挟持用ロッド6は、夫々
一対の移動アーム7の一端部7aに回動可能に支持さ
れ、さらに、一方の挟持用ロッドの外端部には、軸用モ
ータ8が連結されている。移動アーム7の他端部7bに
は、ラック10の外端部が夫々固定され、該ラック10
の内端部は、箱体11内へ摺動可能に挿入され、その箱
体11内のピニオン11aと接続されている。箱体11
は、減速機12を介して旋回用モータ13に連結され、
旋回用モータ13のハウジングが前記支持ロッド4の下
端部に固定されている。
面である球体全面へ印刷可能にすることを目的としてい
る。 【構成】掴み治具5は、一対の挟持用ロッド6が、同軸
に配置されている。その一対の挟持用ロッド6は、夫々
一対の移動アーム7の一端部7aに回動可能に支持さ
れ、さらに、一方の挟持用ロッドの外端部には、軸用モ
ータ8が連結されている。移動アーム7の他端部7bに
は、ラック10の外端部が夫々固定され、該ラック10
の内端部は、箱体11内へ摺動可能に挿入され、その箱
体11内のピニオン11aと接続されている。箱体11
は、減速機12を介して旋回用モータ13に連結され、
旋回用モータ13のハウジングが前記支持ロッド4の下
端部に固定されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフボール等,球体
の表面を被印刷面として、該被印刷面の全面に印刷を行
う曲面印刷方法及びその装置に関する。
の表面を被印刷面として、該被印刷面の全面に印刷を行
う曲面印刷方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】凹凸面や3次曲面への印刷を行う曲面印
刷装置としては、従来、次のようなものが知られてい
る。これは、版と、該版に供給されるインキと、該版か
ら印刷イメージが転写されるパッドと、該パッドを版面
と被印刷面との間を上下動及び水平動で往復させるアー
ム及び駆動手段と、被印刷物を固定するワーク・テーブ
ルとを備えた装置であって、原稿をもとに作成した版に
インキを供給し、その版に対して、弾力を有するパッド
を上側から押しつけて、該版のインキを一旦そのパッド
の表面に転写し、続けて、ワーク・テーブル上に固定さ
れた被印刷物であるボール等の上方まで該パッドを移動
し、さらに該パッドをボール表面に押しつけることで、
該パッド表面に転写されたインキをワーク・テーブル上
のボールの表面に転写している。
刷装置としては、従来、次のようなものが知られてい
る。これは、版と、該版に供給されるインキと、該版か
ら印刷イメージが転写されるパッドと、該パッドを版面
と被印刷面との間を上下動及び水平動で往復させるアー
ム及び駆動手段と、被印刷物を固定するワーク・テーブ
ルとを備えた装置であって、原稿をもとに作成した版に
インキを供給し、その版に対して、弾力を有するパッド
を上側から押しつけて、該版のインキを一旦そのパッド
の表面に転写し、続けて、ワーク・テーブル上に固定さ
れた被印刷物であるボール等の上方まで該パッドを移動
し、さらに該パッドをボール表面に押しつけることで、
該パッド表面に転写されたインキをワーク・テーブル上
のボールの表面に転写している。
【0003】なお、パッドは、3次曲面を有するボール
表面に押しつけられると、該パッドの表面がボールの表
面に沿って弾性変形し、該ボール表面に該パッドの表面
が密着する。
表面に押しつけられると、該パッドの表面がボールの表
面に沿って弾性変形し、該ボール表面に該パッドの表面
が密着する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の印刷方法では、パッドと対向可能な上面にしか印刷
することができず、被印刷物であるボールの下面側や側
面側の表面に印刷しようとすると該印刷したい部分が上
に向くように被印刷物であるボールを持ち替えて固定し
なおす必要があり、また、該印刷面の位置合わせが煩雑
になるという問題がある。
来の印刷方法では、パッドと対向可能な上面にしか印刷
することができず、被印刷物であるボールの下面側や側
面側の表面に印刷しようとすると該印刷したい部分が上
に向くように被印刷物であるボールを持ち替えて固定し
なおす必要があり、また、該印刷面の位置合わせが煩雑
になるという問題がある。
【0005】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、球体を持ち替えることなく、簡単な方
法で印刷面である球体全面へ印刷可能にすることを目的
としている。
なされたもので、球体を持ち替えることなく、簡単な方
法で印刷面である球体全面へ印刷可能にすることを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の曲面印刷方法は、弾力を有するパットの表
面に印刷イメージを転写し、そのパット表面を被印刷面
である球体の表面に押圧することで、該球体表面に印刷
する曲面印刷方法において、該印刷物である球体に内接
し且つ任意の一面を前記パッド表面と対向させた正六面
体を仮想し、更に該正六面体の中心を挟んで対向する両
角部を連結する直線を支持軸とみなして、該支持軸を間
欠的に120度づつ回転させながら前記パット表面を該
球体表面に押しつけ、さらに該支持軸をパッド方向に6
0度旋回させ且つ該支持軸を30度回転した後、再度該
支持軸を間欠的に120度づつ回転させながら該パット
を球体表面に押しつけることを特徴としている。
に、本発明の曲面印刷方法は、弾力を有するパットの表
面に印刷イメージを転写し、そのパット表面を被印刷面
である球体の表面に押圧することで、該球体表面に印刷
する曲面印刷方法において、該印刷物である球体に内接
し且つ任意の一面を前記パッド表面と対向させた正六面
体を仮想し、更に該正六面体の中心を挟んで対向する両
角部を連結する直線を支持軸とみなして、該支持軸を間
欠的に120度づつ回転させながら前記パット表面を該
球体表面に押しつけ、さらに該支持軸をパッド方向に6
0度旋回させ且つ該支持軸を30度回転した後、再度該
支持軸を間欠的に120度づつ回転させながら該パット
を球体表面に押しつけることを特徴としている。
【0007】また、前記曲面印刷方法に使用される装置
として、弾力を有するパットの表面に印刷イメージを転
写し、そのパット表面を被印刷面である球体の表面に押
圧することで、球体の表面に印刷する印刷装置におい
て、該印刷物である球体に内接し且つ任意の一面を前記
パッド表面と対向させた正六面体を仮想し、該正六面体
の中心を挟んで対向する正六面体の両角部に対応する球
体表面を把持する把持部と、前記両角部を結ぶ直線を軸
として該球体を回転する回転手段と、前記軸をパッド方
向に旋回する旋回する旋回手段とからなる掴み治具を備
えた装置を使用するとよい。
として、弾力を有するパットの表面に印刷イメージを転
写し、そのパット表面を被印刷面である球体の表面に押
圧することで、球体の表面に印刷する印刷装置におい
て、該印刷物である球体に内接し且つ任意の一面を前記
パッド表面と対向させた正六面体を仮想し、該正六面体
の中心を挟んで対向する正六面体の両角部に対応する球
体表面を把持する把持部と、前記両角部を結ぶ直線を軸
として該球体を回転する回転手段と、前記軸をパッド方
向に旋回する旋回する旋回手段とからなる掴み治具を備
えた装置を使用するとよい。
【0008】
【作用】支持軸を間欠的に120度づつ回転すること
で、両角部のうち、該パッド表面と対向している角部を
共有する3面がパッド表面と順次対向し、もって、その
3面に対応する球体の表面に対してパッド表面が押圧可
能となる。また、前記支持軸をパッド方向に60度旋回
することで、他方の角部がパッド表面と対向し、該支持
軸を30度回転することで該角部を共有する3面の内一
面がパッド表面と対向する。この状態で前記と同様に該
支持軸を間欠的に120度づつ回転することで、該角部
を共有する3面がパッド表面と順次対向し、もって、そ
の3面に対応する球体の表面に対してパッド表面が押圧
可能となる。
で、両角部のうち、該パッド表面と対向している角部を
共有する3面がパッド表面と順次対向し、もって、その
3面に対応する球体の表面に対してパッド表面が押圧可
能となる。また、前記支持軸をパッド方向に60度旋回
することで、他方の角部がパッド表面と対向し、該支持
軸を30度回転することで該角部を共有する3面の内一
面がパッド表面と対向する。この状態で前記と同様に該
支持軸を間欠的に120度づつ回転することで、該角部
を共有する3面がパッド表面と順次対向し、もって、そ
の3面に対応する球体の表面に対してパッド表面が押圧
可能となる。
【0009】これによって、仮想した正六面体の6面全
面がパッドと対向し、もって球体表面の全面に印刷可能
となる。
面がパッドと対向し、もって球体表面の全面に印刷可能
となる。
【0010】
【実施例】本発明を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。まず構成を説明すると、図1に示すように、1は図
示しないローラ等によりインキが供給される版であっ
て、その版1の上方にシリコンゴム等からなる弾性を有
する半円球形状のパッド2が配置され、そのパッド2
は、水平に架設されたガイドレール3に対して上下動可
能に連結されると共に、該ガイドレール3に沿って移動
可能となっている。
る。まず構成を説明すると、図1に示すように、1は図
示しないローラ等によりインキが供給される版であっ
て、その版1の上方にシリコンゴム等からなる弾性を有
する半円球形状のパッド2が配置され、そのパッド2
は、水平に架設されたガイドレール3に対して上下動可
能に連結されると共に、該ガイドレール3に沿って移動
可能となっている。
【0011】前記ガイドレール3の外端部には、軸を上
下にして上下動可能な支持ロッド4が設けられ、該支持
ロッド4の下端部に球体15を把持する掴み治具5が固
定されている。その掴み治具5は、図2に示すように、
球体15を左右から挟み込む一対の挟持用ロッド6が、
互いに内端6aを対向させ且つ同軸に配置され、前記内
端6a面は球体15表面に係合可能な凹部を有するゴム
材から形成されている。その一対の挟持用ロッド6は、
夫々一対の移動アーム7の一端部7aに回動可能に支持
され、さらに、その一対の挟持用ロッド6のうち、一方
の挟持用ロッドの外端部には、該移動アーム7に支持さ
れた軸用モータ8が連結され、該軸用モータ8の駆動に
よって回転可能となっている。
下にして上下動可能な支持ロッド4が設けられ、該支持
ロッド4の下端部に球体15を把持する掴み治具5が固
定されている。その掴み治具5は、図2に示すように、
球体15を左右から挟み込む一対の挟持用ロッド6が、
互いに内端6aを対向させ且つ同軸に配置され、前記内
端6a面は球体15表面に係合可能な凹部を有するゴム
材から形成されている。その一対の挟持用ロッド6は、
夫々一対の移動アーム7の一端部7aに回動可能に支持
され、さらに、その一対の挟持用ロッド6のうち、一方
の挟持用ロッドの外端部には、該移動アーム7に支持さ
れた軸用モータ8が連結され、該軸用モータ8の駆動に
よって回転可能となっている。
【0012】前記移動アーム7の他端部7bには、前記
挟持ロッド6と平行に配設されたラック10の外端部が
夫々固定され、左右の該ラック10の内端部は、箱体1
1内へ摺動可能に挿入され、その箱体11内のピニオン
11aと接続されていて、ピニオン用モータ11bの駆
動によって長手方向に移動可能となっている。また、該
ラック10と並行にガイドロッド9が配設されており、
その内端部は箱体11に夫々固定され、また、外端部は
前記移動アーム7の他端部7aを摺動可能に貫通し、も
って前記挟持用ロッド6,軸用モータ8,移動アーム
7,ラック10,ガイドロッド9,ピニオン11a,ピ
ニオン用モータ11bによって把持部が構成されてい
る。
挟持ロッド6と平行に配設されたラック10の外端部が
夫々固定され、左右の該ラック10の内端部は、箱体1
1内へ摺動可能に挿入され、その箱体11内のピニオン
11aと接続されていて、ピニオン用モータ11bの駆
動によって長手方向に移動可能となっている。また、該
ラック10と並行にガイドロッド9が配設されており、
その内端部は箱体11に夫々固定され、また、外端部は
前記移動アーム7の他端部7aを摺動可能に貫通し、も
って前記挟持用ロッド6,軸用モータ8,移動アーム
7,ラック10,ガイドロッド9,ピニオン11a,ピ
ニオン用モータ11bによって把持部が構成されてい
る。
【0013】また、前記箱体11は、減速機12を介し
て旋回用モータ13に連結されて、該旋回用モータ13
の駆動によって上下方向に回動可能になっている。その
旋回用モータ13のハウジングが前記支持ロッド4の下
端部に固定されている。なお、14はワークテーブルで
あって、図示しないコンベヤ等によって被印刷物である
球体15が搬送されてくる。
て旋回用モータ13に連結されて、該旋回用モータ13
の駆動によって上下方向に回動可能になっている。その
旋回用モータ13のハウジングが前記支持ロッド4の下
端部に固定されている。なお、14はワークテーブルで
あって、図示しないコンベヤ等によって被印刷物である
球体15が搬送されてくる。
【0014】前記構成の曲面印刷機の作動について、パ
ッド2が版1の上方に位置する時点から説明する。ま
ず、図示しないローラ等を介してインキが版1に供給さ
れ、その版1の上方に位置するパッド2が該版面に向か
って下降し、さらに該版面に押し付けられて、版面上の
インキがパッド2の表面に転写される。前記転写が終了
すると、パッド2は再びガイドレール3に向かって上昇
し、続けてガイドレール3に沿ってワークアテーブル1
4の上方の位置まで移動する。
ッド2が版1の上方に位置する時点から説明する。ま
ず、図示しないローラ等を介してインキが版1に供給さ
れ、その版1の上方に位置するパッド2が該版面に向か
って下降し、さらに該版面に押し付けられて、版面上の
インキがパッド2の表面に転写される。前記転写が終了
すると、パッド2は再びガイドレール3に向かって上昇
し、続けてガイドレール3に沿ってワークアテーブル1
4の上方の位置まで移動する。
【0015】前記パッド2の作動と並行して掴み治具5
が作動する。該掴み治具5は、支持ロッド4が下方に延
びることで、コンベヤ等でワークテーブル14まで搬送
されてきた球体15に対して、該球体15の中心を挟ん
で対向するように一対の挟持ロッド6の各内端6aを配
置させる。次に、箱体1内のピニオン11aを回転させ
ることで、左右のラック10がガイドロッド9に案内さ
れながら箱体11内に入り込み、該ラック10の外端部
に固定されている移動アーム7を介して一対の挟持用ロ
ッド6の内端6aを球体6に左右から当接させ、さらに
該一対の内端6aを球体15中心に向かって押圧し、被
印刷物である球体15を掴み治具5に把持させる。な
お、下記の説明においては、前記挟持ロッド6の軸線方
向を支持軸Sと呼称する。
が作動する。該掴み治具5は、支持ロッド4が下方に延
びることで、コンベヤ等でワークテーブル14まで搬送
されてきた球体15に対して、該球体15の中心を挟ん
で対向するように一対の挟持ロッド6の各内端6aを配
置させる。次に、箱体1内のピニオン11aを回転させ
ることで、左右のラック10がガイドロッド9に案内さ
れながら箱体11内に入り込み、該ラック10の外端部
に固定されている移動アーム7を介して一対の挟持用ロ
ッド6の内端6aを球体6に左右から当接させ、さらに
該一対の内端6aを球体15中心に向かって押圧し、被
印刷物である球体15を掴み治具5に把持させる。な
お、下記の説明においては、前記挟持ロッド6の軸線方
向を支持軸Sと呼称する。
【0016】次に、延びていた支持ロッド4を所定の位
置まで縮め、該掴み治具5に把持されている球体15を
所定高まで持ち上げる。次に、旋回用モータ13を駆動
して箱体11を30度回転することで、挟持用ロッド6
を結ぶ軸線(支持軸S)を球体15の中心5aを旋回中
心にして30度旋回させ、図3に示される状態にする。
置まで縮め、該掴み治具5に把持されている球体15を
所定高まで持ち上げる。次に、旋回用モータ13を駆動
して箱体11を30度回転することで、挟持用ロッド6
を結ぶ軸線(支持軸S)を球体15の中心5aを旋回中
心にして30度旋回させ、図3に示される状態にする。
【0017】ここで、被印刷物である球体15に内接す
る正六面体を想定する。その正六面体は、任意の一面a
を上方、即ちパッド2側に向けると共に、該挟持ロッド
6の二つの内端部6aが該正六面体の中心を挟んだ対向
する任意の両角部に位置するように仮想する。そして、
上方に位置するパッド2を下降させて該球体15表面に
押しつけることで、前記正六面体のa面に対応する球体
15の表面に該パッド2表面のインキが転写される。
る正六面体を想定する。その正六面体は、任意の一面a
を上方、即ちパッド2側に向けると共に、該挟持ロッド
6の二つの内端部6aが該正六面体の中心を挟んだ対向
する任意の両角部に位置するように仮想する。そして、
上方に位置するパッド2を下降させて該球体15表面に
押しつけることで、前記正六面体のa面に対応する球体
15の表面に該パッド2表面のインキが転写される。
【0018】次に、該軸用モータ8を駆動して挟持用ロ
ッド6を120度回転する。すると、図4(a)に示す
ように、該正六面体のc面が上方に向き、該c面に対応
する球体15表面がパッド2と上下に対向する。この状
態でパッド2を下降させて該球体15表面に押しつける
ことで、正六面体のc面に対応する球体15の表面に該
パッド2表面のインキが転写される。さらに、前記挟持
用ロッド6を120度回転することで、図4(b)に示
すように正六面体のb面が上方を向き、前記と同様に該
b面に対応する球体15表面にパッド2からインキが転
写される。
ッド6を120度回転する。すると、図4(a)に示す
ように、該正六面体のc面が上方に向き、該c面に対応
する球体15表面がパッド2と上下に対向する。この状
態でパッド2を下降させて該球体15表面に押しつける
ことで、正六面体のc面に対応する球体15の表面に該
パッド2表面のインキが転写される。さらに、前記挟持
用ロッド6を120度回転することで、図4(b)に示
すように正六面体のb面が上方を向き、前記と同様に該
b面に対応する球体15表面にパッド2からインキが転
写される。
【0019】次に、該旋回用モータ13を駆動して支持
軸を上下に60度旋回して、下側に位置する挟持用ロッ
ド6の内端6aを上側に向けると共に、軸用モータ8を
駆動することで支持軸Sを30度回転する。すると、図
4(c)に示すように正六面体のd面が上方、即ちパッ
ド2側に向き、その状態でパッド2を下降させることで
該d面に対応する球体15表面にインキが転写される。
続けて、該支持軸Sを間欠的に120度づつ二度回転し
ながらパッド2を押しつけることで、前記と同様に、正
六面体のe面及びf面に対応する球体15表面にパッド
2からインキが転写される。
軸を上下に60度旋回して、下側に位置する挟持用ロッ
ド6の内端6aを上側に向けると共に、軸用モータ8を
駆動することで支持軸Sを30度回転する。すると、図
4(c)に示すように正六面体のd面が上方、即ちパッ
ド2側に向き、その状態でパッド2を下降させることで
該d面に対応する球体15表面にインキが転写される。
続けて、該支持軸Sを間欠的に120度づつ二度回転し
ながらパッド2を押しつけることで、前記と同様に、正
六面体のe面及びf面に対応する球体15表面にパッド
2からインキが転写される。
【0020】以上のように、支持軸Sを120度づつ間
欠的に回転させながらパッド2を球体15に押しつける
ことで、該球体15の半面が印刷され、さらに、該支持
軸Sを旋回させた後、前記と同様に該支持軸Sを120
度づつ間欠的に回転させながらパッド2を押しつけるこ
とで球体15の残りの半面が印刷される。しかも、前記
印刷中に被印刷物である球体15を持ち替える必要はな
い。
欠的に回転させながらパッド2を球体15に押しつける
ことで、該球体15の半面が印刷され、さらに、該支持
軸Sを旋回させた後、前記と同様に該支持軸Sを120
度づつ間欠的に回転させながらパッド2を押しつけるこ
とで球体15の残りの半面が印刷される。しかも、前記
印刷中に被印刷物である球体15を持ち替える必要はな
い。
【0021】なお、前記実施例のおいて、パッド2は、
球体15表面にインキの転写をする度に、版1と球体1
5間を往復している。また、前記実施例においては、被
印刷物である球体15をワークテーブル14から浮かし
た状態でパッド2からのインキの転写を実施している
が、別に浮かした状態で前記転写をする必要はなく、ワ
ークテーブル14に球体15の下面を当接した状態で実
施してもよい。
球体15表面にインキの転写をする度に、版1と球体1
5間を往復している。また、前記実施例においては、被
印刷物である球体15をワークテーブル14から浮かし
た状態でパッド2からのインキの転写を実施している
が、別に浮かした状態で前記転写をする必要はなく、ワ
ークテーブル14に球体15の下面を当接した状態で実
施してもよい。
【0022】また、把持部を構成する挟持用ロッド6の
内端6aを3本爪のボールチャックにしてもよい。ま
た、支持軸Sの旋回中心は、球体15の中心に必ずしも
とる必要がなく、1方の挟持用ロッド6の内端6aを旋
回中心にしてもよい。
内端6aを3本爪のボールチャックにしてもよい。ま
た、支持軸Sの旋回中心は、球体15の中心に必ずしも
とる必要がなく、1方の挟持用ロッド6の内端6aを旋
回中心にしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の曲面
印刷方法及びその装置では、正六面体を想定することで
球体を持ち替えることなく、被印刷面である球体全面に
印刷することができる。
印刷方法及びその装置では、正六面体を想定することで
球体を持ち替えることなく、被印刷面である球体全面に
印刷することができる。
【図1】本発明に係わる曲面印刷機を示す概略側面図で
ある。
ある。
【図2】同曲面印刷機に使用される掴み治具を示す上面
図である。
図である。
【図3】球体に内接する正六面体を示す図である。
【図4】(a)〜(e)は、同正六面体の状態を示す図
である。
である。
S 支持軸
2 パッド
5 掴み治具
6 挟持用ロッド
8 軸用モータ
10 ラック
11a ピニオン
13 旋回用モータ
Claims (2)
- 【請求項1】 弾力を有するパットの表面に印刷イメー
ジを転写し、そのパット表面を被印刷物である球体の表
面に押圧することで、該球体表面に印刷する曲面印刷方
法において、該被印刷物である球体に内接し且つ任意の
一面を前記パッド表面と対向させた正六面体を仮想し、
更に該正六面体の中心を挟んで対向する任意の両角部を
連結した直線を支持軸とみなして、該支持軸を間欠的に
120度づつ回転させながら前記パット表面を該球体表
面に押しつけ、さらに該支持軸をパッド方向に60度旋
回させ且つ該支持軸を30度回転した後、再度該支持軸
を間欠的に120度づつ回転させながら該パットを球体
表面に押しつけることを特徴とする曲面印刷方法。 - 【請求項2】 弾力を有するパットの表面に印刷イメー
ジを転写し、そのパット表面を被印刷物である球体の表
面に押圧することで、球体の表面に印刷する印刷装置に
おいて、該被印刷物である球体に内接し且つ任意の一面
を前記パッド表面と対向させた正六面体を仮想し、該正
六面体の中心を挟んで対向する正六面体の任意の両角部
と接する球体表面に当接して該球体を把持する把持部
と、前記両角部を結ぶ直線を軸として該球体を回転する
回転手段と、前記軸をパッドに向けて旋回する旋回手段
とからなる掴み治具を備えたことを特徴とする曲面印刷
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19197891A JPH0531879A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 曲面印刷方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP19197891A JPH0531879A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 曲面印刷方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0531879A true JPH0531879A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16283602
Family Applications (1)
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JP19197891A Pending JPH0531879A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 曲面印刷方法及びその装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JPH0531879A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0717018A (ja) * | 1993-06-30 | 1995-01-20 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ボール用スタンプ装置 |
KR100422183B1 (ko) * | 2001-11-13 | 2004-03-11 | 주식회사 대영테크 | 구체 인쇄장치의 홀딩장치 |
US6776100B2 (en) | 2001-12-21 | 2004-08-17 | Thomas V. Cutcher | Method and apparatus for transferring an image to a substrate |
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WO2024018602A1 (ja) * | 2022-07-21 | 2024-01-25 | 株式会社秀峰 | 印刷用治具、印刷装置及び印刷方法 |
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-
1991
- 1991-07-31 JP JP19197891A patent/JPH0531879A/ja active Pending
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