JP2001315951A - 移送部材の回転装置 - Google Patents

移送部材の回転装置

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JP2001315951A
JP2001315951A JP2000135596A JP2000135596A JP2001315951A JP 2001315951 A JP2001315951 A JP 2001315951A JP 2000135596 A JP2000135596 A JP 2000135596A JP 2000135596 A JP2000135596 A JP 2000135596A JP 2001315951 A JP2001315951 A JP 2001315951A
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conveyor
rotating
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JP2000135596A
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Kenji Take
賢治 武
Hiromi Shinkai
博巳 新開
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FUKUYAMA IRONWORKS
FUKUYAMA TEKKOSHO KK
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FUKUYAMA IRONWORKS
FUKUYAMA TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 回転中心軸7aを中心としてコンベア1
上面に対して平行に回動し得るアーム8を設け、アーム
8の回動軌道に沿ってラックギア16aを円弧状に設
け、アーム8にはラックギア16aに噛合して回転する
ピニオンギア13と、コンベア1上の板ガラス3を保持
し得る吸着パッド24’〜27’を有するシリンダー2
4〜27を設け、上記ピニオンギア13をアーム8に設
けたモータ12で回転駆動して板ガラス3の保持位置と
保持解除位置との間において上記アーム8を回動駆動し
得るように構成する。 【効果】 板ガラス3を進行方向に対して90度回転す
る回転動作を高速で行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば板ガラス等
の側面研磨送り装置等に用いられる移送部材の回転装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の板ガラスの側面研磨送り装置等
は、コンベアで板ガラスを移送しながら該コンベアの両
側に配置された板ガラス側面研磨装置で板ガラスの進行
方向に平行な2側面を研磨し、コーナーカット用研磨機
により進行方向側のコーナーを所定角度にカットした
後、ガラス回転装置(図12、13参照)で板ガラス7
4の方向を90度変換し、該回転装置の後段に配置され
た板ガラス側面研磨装置で他の2側面を研磨する構成で
あった。
【0003】上記ガラス回転装置は、図12(a)
(b)に示すように基台70上にエア式のロータリーア
クチュエータ71を立設支持し、該アクチュエータ71
に2本のアーム72,72’の一端を支持し、各アーム
72,72’の他端に吸着パッドを有する昇降シリンダ
ー73,73’を設け、該シリンダー73,73’を下
降させて吸着パッドで板ガラス74を吸着し、該シリン
ダー73,73’を上昇させて該板ガラス74を持ち上
げ、その状態で上記アクチュエータ71を矢印Z方向に
回転させることで板ガラス74を90度回転させ、図1
3(a)(b)の位置でシリンダー73,73’を下降
させ、該下降位置で吸着を解除するという動作を行って
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
回転装置において、エアー式アクチュエータ71の回動
動作はその構造上高速化が難しく、また、2本のアーム
72,72’でガラス74を片持ち状態で保持するた
め、回動速度を速くすると、回動中の安定性が若干低下
する傾向があり、上記アクチュエータ71の回動速度を
あまり速くすることができないという問題があった。
【0005】従って、上記回転装置に移行する前の側面
研磨に関連する装置において、ガラス移送速度を高速化
しても、上記回転装置を高速化できないため、該回転装
置が板ガラス研磨ライン全体の高速化のネックとなって
いた。
【0006】本発明は上記従来の装置の問題点に鑑みて
なされたものであり、板ガラス等の移送部材の回転動作
を高速に行うことのできる移送部材の回転装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】また、本発明はガラス側面研磨送り装置等
の移送部材の移送ラインの高速化を実現することのでき
る移送部材の回転装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、基台に軸支されると共に該軸を中心として
コンベア上面に対して平行に回動し得るものであって、
上記コンベア上の移送部材を保持するための保持位置
と、該保持位置から上記軸を中心として所定角度回動し
た保持解除位置との間を回動自在に設けられたアーム部
材と、基台に支持されると共に上記アーム部材の回動軌
道に沿って円弧状に設けられたラックギアとを有し、上
記アーム部材には、上記ラックギアに噛合して回転する
ピニオンギアと、上記保持位置で上記コンベア上の上記
移送部材を保持し、上記保持解除位置で上記移送部材の
保持を解除する移送部材保持手段を設け、かつ上記ピニ
オンギアを駆動して上記保持位置と上記保持解除位置と
の間において上記アーム部材を回動駆動する駆動手段を
設けたことを特徴とする移送部材の回転装置により構成
されるものである。
【0009】移送部材としては、代表的には板ガラスが
該当するが、これに限定されることはなく、他の板状部
材や、その他板状に限らず他の形状の部材であってもよ
い。
【0010】移送部材保持手段としては、移送部材を保
持し得る吸着パッドと上下方向昇降シリンダー等により
構成することができるが、これに限定されず、移送部材
を把持又は挟着するような保持手段等、その他の手段に
より構成することもできる。
【0011】また、駆動手段としてはピニオンギアを直
接駆動する駆動モータにより構成することができるが、
これに限定されず、ピニオンギアをベルトやギア等を介
して駆動するものであってもよい。
【0012】また、基台に軸支されると共に該軸を中心
としてコンベア上面に対して平行に回動し得るものであ
って、上記コンベア上の移送部材を保持するための保持
位置と、該保持位置から上記軸を中心として所定角度回
動した保持解除位置との間を回動自在に設けられたアー
ム部材と、基台に支持されると共に上記アーム部材の回
動軌道に沿って設けられた回動案内部材とを有し、上記
アーム部材には、上記回動案内部材に沿って移動するこ
とにより該アーム部材を上記回動案内部材に沿って回動
し得る移動部材と、上記保持位置で上記コンベア上の上
記移送部材を保持し、上記保持解除位置で上記移送部材
の保持を解除する移送部材保持手段を設け、かつ上記移
動部材を駆動して上記保持位置と上記保持解除位置との
間において上記アーム部材を回動駆動する駆動手段を設
けることにより構成することもできる。
【0013】回動案内部材としてはラックギア、移動部
材としてはこれに噛合し得るピニオンギアが好ましい
が、これに限定されることはなく、回動案内部材として
案内ガイド、移動部材としてかかるガイドのガイド面に
摺接して回転する駆動ローラ等を用いることもできる。
また、回動案内部材としてリニアモータ用レールを用
い、移動部材としては該レールに沿って移動するリニア
モータ用駆動コイル等を用いることもできる。尚、この
場合、駆動手段としては移動部材を駆動するリニアモー
タ用ドライバ等が用いられる。
【0014】また、上記移送部材保持手段は移送部材の
表面に吸着する吸着パッドにより構成することが好まし
いが、これに限定されるものではない。
【0015】また、上記アーム部材の保持位置から保持
解除位置への回動により移送部材を進行方向に対して9
0度回転させることにより構成することができる。
【0016】この回転角度は代表的には90度である
が、これに限定されることはなく、移送部材の形状、ラ
インの用途等に応じて他の角度に設定することも可能で
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】図1は本発明にかかる板状部材の回転装置
の平面図、図2は同装置の側面図、図3は同装置のピニ
オン駆動モータ近傍の一部切欠側面図であり、これらの
図において1は基台2、2’間に設けられたローラコン
ベアであり、コーナーカットされた板ガラス3は図1中
左方から該コンベア1に進入する(図1矢印C方向)。
かかるローラコンベア1の各ローラ1aは、スプロケッ
ト3b及びチェーン4を介して駆動モータ5により上記
板ガラス3を矢印C方向に移送する方向に回転駆動され
る。
【0019】6は上記一方の基台2に隣接して設けられ
た支持柱、7は該支持柱6の上部コンベア1側に上下方
向に一対に設けられた回転中心軸支持部、7aは該中心
軸支持部7を貫通するように該支持部7に支持された回
転中心軸であり、該回転中心軸7aに後述のアーム8が
回動可能に軸支される。
【0020】8は板ガラス回転用の上記アーム(アーム
部材)であり、左右側板9,9’を平行に配置すると共
に先端部を端板9”により閉止することにより構成され
ており、上記側板9,9’間の基端の支持部10に上記
回転中心軸7aを挿通することで、該回転中心軸7aを
中心として、上記コンベア1上面に平行に、矢印A、B
方向に回動可能に軸支されている。
【0021】11は上記左右側板9,9’間の先端部に
固定支持されたモータ支持部、12は該モータ支持部1
1に固設されたピニオン駆動モータ(駆動手段)であ
り、上記モータ12はそのプーリ12aが下方向けて設
置されており、該プーリ12a先端に後述の回転ガイド
ラック16に歯合するピニオンギア13が固設されてい
る。
【0022】14は上記左右側板9,9’間に配置され
たシリンダーであり、その先端側の駆動部14aは上記
モータ支持部11に接続されている。かかるシリンダー
14は上記モータ支持部11を常時矢印D方向(図2参
照)に付勢して該支持部11のがたつきを抑制すると共
に、該支持部11を介して上記モータ12の上記ピニオ
ンギア13を矢印D方向に付勢して該ギア13のがたつ
きを抑制して該ギア13を後述のラックギア16aに確
実に噛合させるものである。また、上記モータ支持部1
1には下向きガイドローラ支持部15が設けられてお
り、該支持部15下端にはゴム製等のガイドローラ15
aが回動自在に軸支されている。そして、該ローラ15
aが後述のガイドラック16に設けられた円弧状ガイド
レール16bに沿って摺接しながら回転することで上記
アーム8の矢印A又はB方向の回動をガイドし得るよう
になっている。
【0023】16は他方の基台2’に支持部16cによ
り中央部を支持された円弧状の上記回動ガイドラックで
あり、上記ローラコンベア1上において上記ピニオンギ
ア13の回動軌道に沿う円弧面にラックギア16aが設
けられている。該ラックギア16aには上述のように上
記ピニオンギア13が噛合しており、上記モータ12を
駆動して上記ピニオンギア13を矢印F又はE方向に回
転させることにより、上記回転中心軸7aを中心として
上記アーム8を矢印A又はB方向に回動し得るように構
成されている。また、上記ガイドラック16上面側には
上記ガイドローラ15aを案内する上記円弧状ガイドレ
ール16bが設けられている。
【0024】17は、上記ガイドラック16の始端側の
原点位置(保持位置)に設けられた原点復帰位置確認セ
ンサー、18は上記ガイドラック16の終端側の回動終
端位置(保持解除位置)に設けられた終端位置確認セン
サーであり、いずれも設置位置が異なるのみで同一の構
成であるので、上記原点復帰位置確認センサー17につ
いて説明し、終端位置確認センサー18については便宜
上その説明は省略する。該センサー17は、図5に示す
ように、上記ガイドラック16に設けられた支持部19
の先端部に上記アーム8上面側に向けて設置された光電
管17’と、上記アーム8下側の上記ガイドラック16
上に設置された受光素子17”により構成されている。
そして、上記アーム8が矢印B方向に回動復帰して該ア
ーム8が上記光電管17’の光を遮ったとき、上記受光
素子17”がそれを検出して該アーム8の原点復帰を検
出するものである。尚、上記終端確認位置センサー18
は上記アーム8が矢印A方向に回動して該アーム8が回
動終端位置に来たことを検出するものである。
【0025】20、21は上記左右側板9,9’の中央
部からやや先端よりの外側面に設けられた吸着 シリン
ダー支持部、22,23は上記左右側板9,9’の中央
部から基端側の外側面に設けられた吸着 シリンダー支
持部であり、これら吸着 シリンダー支持部20〜23
には下端に吸着パッド24’,25’,26’,27’
を有する4つの吸着 シリンダー24,25,26,2
7が設けられ、各吸着パッド24’〜27’の頂点を結
ぶと略四角形となるように上記アーム8下面側に配設さ
れている。上記各 シリンダー24〜27は図6に示す
ように、いわゆるセンサー付のシリンダーであり、ロッ
ド28の後端にマグネット29が設けられており、該ロ
ッド28のストロークエンドにおいて外周面に設けられ
たセンサー30で、該ストロークエンドを検出できるよ
うになっている。
【0026】また、上記吸着パッド24’〜27’には
エア吸引用のパイプPが各々接続されており、上記 シ
リンダー24〜27を下降したとき、コンプレッサーC
Oによりエアを吸引し、上記4つの吸着パッド24’〜
27’で上記板ガラス3を吸着保持するものである。ま
た上記4つの吸着パッド24’〜27’は図1に示すよ
うに上記ガラス3の板面上の略中央部からやや右斜め下
方側位置に対応しており、かかる位置において上記ガラ
ス表面に吸着する構成となっている。
【0027】31は上記ローラーコンベア1上に板ガラ
ス3が進入したことを検出するための搬入検出センサー
であり、上記アーム8の左側において、上記基台2上に
設けられた支持部32の先端部に設けられたものであっ
て(図4参照)、上記コンベア1上面側に位置する光電
管33と、上記基台2に支持され上記コンベア1下面側
に配置された受光素子33’とより構成されている。上
記ガラス3がコンベア1上に進入してくると、受光素子
33’が光電管33からの光の強度変化を検出し、該検
出に基づいて上記吸着シリンダー24〜27の下降動作
及びエア吸引動作を行い上記板ガラス3の吸着保持を行
うものである。
【0028】34は上記板ガラス3の90度回転動作が
終了したことを検出するための回転終了確認センサーで
あり、上記アーム8の右側において、上記基台2上に設
けられた支持部35の先端部に設けられ(図2参照)、
上記コンベア1上面側に位置する光電管36と、上記基
台2に支持され上記コンベア1下面側に配置された受光
素子36’とより構成されている。上記アーム8が板ガ
ラス3を吸着保持した後、矢印A方向に回動して図7
(c)の位置に移行したときに、上記受光素子36’が
光電管36からの光の強度変化を検出し、該検出に基づ
いて板ガラス3の回転終了を検出し、上記吸着シリンダ
ー24〜27の下降動作及びエア吸引停止動作を行い上
記板ガラス3の吸着を解除するものである。
【0029】図8、図9は上記板ガラス3の回転装置を
板ガラス3の側面研磨送り装置に組み込んだ場合の一例
を示す図であり、図面左から板ガラスの搬送コンベア3
7、中間移送コンベア38、板ガラスの位置決め装置3
9、第1の側面研磨装置40、該第1の側面研磨装置4
0から本発明の回転装置42に板ガラス3を移送する移
送コンベア41、本発明の回転装置42、第2の位置決
め装置39’、及び第2の側面研磨装置40’から構成
されている。
【0030】上記搬送コンベア37は無端コンベア4
3,43’上に板ガラス3を一枚づつ支持する直立板ガ
ラス支持片44,・・・を有しており、駆動モータ45
により駆動ベルト43’を介して矢印G方向に駆動さ
れ、支持する板ガラス3を次段の上記中間移送コンベア
38上に移行させるものである。
【0031】上記第1の位置決め部39は、ガラス移送
用のコンベア47を有するとともに、一方の基台48’
側に位置決め シリンダー49が設けられ、対向する基
台48側には位置決め板50が設けられており、該コン
ベア47に移行してきた板ガラス3を上記 シリンダー
49で上記位置決め板50に押圧し、該板ガラス3の位
置決めを行うものである。尚、第2の位置決め部39’
は上記第1の位置決め装置39と同一の構成なので同一
箇所にダッシュ符号を付して便宜上その説明を省略す
る。
【0032】上記第1の側面研磨装置40は、上記位置
決めされた後の板ガラス3を挟持して移行させる上下方
向無端コンベア51、51’及び52,52’、該コン
ベアの駆動モータ58、該コンベア51、52の外側に
おいて板ガラス3の進行方向に沿って各々対向配置され
たものであって、板ガラスの糸面を研磨する糸面研磨機
53及び54、板ガラスの側面を研磨する側面研磨機5
5及び56、板ガラスの進行方向側の2つのコーナをカ
ットするコーナカット装置57,57’により構成され
ている。尚、上記第2の側面研磨装置40’は上記第1
の側面研磨装置40と同一の構成であるため同一箇所に
ダッシュ符号を付して便宜上その説明を省略する。
【0033】次に、図10は本装置の電気的構成を示す
図であり、59は上記各センサー17,18,30,3
1,及び34、駆動モータ12、タイマーTM等の接続
されたシーケンサーであり、各センサーからの検出信号
の入力に基づいて図11に示す手順に従って板ガラス3
の回転動作を行うものである。かかるシーケンサー59
の動作については以下の動作説明で詳述する。
【0034】本発明は上述のように構成されるものであ
り、次に本願発明の動作を説明する。搬送コンベア4
3,43’の直立板ガラス支持片44に支持された板ガ
ラス3は、該コンベア43,43’の回転により中間移
送コンベア38に移行し、さらに位置決めコンベア47
に移行したときに位置決めシリンダー49により位置決
め板50に押圧され、これにより板ガラス3の位置決め
がなされる。その後、板ガラス3は上下方向無端コンベ
ア51,51’及び52,52’に挟持されて第1の側
面研磨装置40に移行していき、糸面研磨機53及び5
4により該研磨機対向面の糸面が研磨され、側面研磨機
55及び56により同対向面の側面が研磨され、さらに
コーナカット装置57,57’により進行方向側の2箇
所のコーナがカットされる。その後、上記上下方向無端
コンベア51,51’及び52,52’から移送コンベ
ア41により本発明の回転装置42に移行する。尚、こ
のときアーム8は図7(a)に示す板ガラス3の保持位
置に位置している。
【0035】上記ガラス3はローラコンベア1に移行す
ると、該コンベア1により矢印C方向に移行するが、搬
入検出センサー31が光の強度変化に基づいて該板ガラ
ス3の搬入を検出すると(図7(a)参照、図11ステッ
プ(以下Sと略記する)1参照)、シーケンサー59
は、該検出に基づいて吸着シリンダー24,25,2
6,27を下降すると共に(図11S2参照)、コンプ
レッサーCOを動作させてエアを吸引し(同S3参
照)、先端の吸着パッド24’,25’,26’,2
7’を板ガラス3の表面に吸着させる(図7(a)の保
持位置)。その後、上記シーケンサー59は、上記吸着
シリンダー24〜27を上昇させてガラス3を持ち上
げる(図3の状態、図11S4参照)。このとき、シリ
ンダーロッド28がストロークエンドに来たことをセン
サー30で検出し、該検出に基づいてピニオン駆動モー
タ12を駆動してピニオンギア13を矢印F方向に回転
駆動する(同S5参照)。すると、上記アーム8は上記
ピニオンギア13と上記ラックギア16aの作用によ
り、上記ガラス3を吸着保持した状態で回転中心軸7a
を中心として矢印A方向に回動する。
【0036】即ち、上記アーム8は上記ガラス3を吸着
保持した状態で、図7(a)の位置から図7(b)を経て
図7(c)の位置まで回動する。このとき、上記ピニオン
ギア13はシリンダー14により常時上記ラックギア1
6aの方向に付勢されているため上記両ギア13,16
aは確実に歯合しており、アーム8は矢印A方向に高速
でかつ安定して回動する。上記アーム8が回動して終端
位置(保持解除位置)に来たとき、上記アーム8が終端
位置確認センサー18の光を遮るため、該センサー18
が該位置を検出し(同S6)、該検出に基づいて上記シ
ーケンサー59が上記モータ12の回動を停止する(同
S7)。そして、上記アーム8が回動を終了して図7
(c)の状態に移行すると、板ガラス3は進行方向に対
して90度回転した状態となり、次段の第2の側面研磨
機40’において残りの2辺の側面研磨が可能な状態と
なる。
【0037】上記アーム8が回動して図7(c)の位置
(保持解除位置)に至ると、板ガラス3が回転終了確認
センサー34の光電管36と受光素子36’との間に位
置するため、上記受光素子36’がこれを検出して(同
P8)、該検出に基づいて上記シーケンサー59は、吸
着 シリンダー24〜27を下降すると共に(同P
9)、コンプレッサーCOによりエア吸引を停止する
(同P10)。すると、板ガラス3は上記吸着パッド2
4’〜27’から解放され、ローラコンベア1により矢
印C方向に移行され、次段の位置決め装置39’に移行
する。
【0038】上記エア吸引を停止して板ガラス3を解放
した後、シーケンサー59はタイマーTMにより所定時
間経過を確認し(同P11)、駆動モータ12を逆方向
(矢印E方向)に駆動して上記アーム8を矢印B方向に
回動させる(同P12)。すると上記アーム8は図7
(c)の位置から同図(b)を経て同図(a)の位置に
復帰する。そして上記アーム8が原点位置(図7(a)
の位置)まで回動し、原点復帰位置確認センサー17が
上記アーム8を検出すると(同P13)、該検出に基づ
いて上記モータ12の駆動を停止する(同P14)。
【0039】上記板ガラス3は、上記吸着 シリンダー
24’〜27’から開放されると、ローラコンベア1に
より右方向(矢印C方向)に移行され、第2の位置決め
装置39’で再度位置決めされた後、第2の側面研磨装
置40’に進入し、上記第1の側面研磨装置40と同様
の工程で側面研磨される。一方、次の板ガラスがローラ
コンベア1に進入してくると、以降上述の動作が繰り返
される。
【0040】尚、上記回動ガイドラック16及びピニオ
ンギア13に代えて、いわゆるリニアモータを使用し
て、回動ガイドラック16の部分にリニアモータ用レー
ル(ステータ部等)を円弧状に設け、ピニオンギア13
の部分に該レールに沿って移動する可動部(スライドテ
ーブル、可動(駆動)コイル等)を設けることにより本
発明を構成することもできる。
【0041】本発明は以上のように、板ガラス3を保持
するアーム8の一端を軸支して該アーム8を回動可能に
構成し、該アーム8の他端に設けたピニオンギア13を
該ギアの回動軌道に沿って円弧状に設けたラックギア1
6aに噛合させ、上記ピニオンギア13を駆動モータ1
2により駆動することにより上記アーム8を回動するよ
うに構成したので、その構造上高速でアーム8を回動す
ることができる。
【0042】また従来の片持ち状態のアームに比べてア
ーム8の一端が回転中心軸7aで支持され、該アーム8
の他端がギア13、16a等で支持されているので、ア
ーム8を高速で回動させても、安定しており、容易に高
速化を実現することができる。従って、大判ガラスであ
っても、安定して搬送することができ、高速化を実現す
ることができる。尚、従来技術と比較した一例として、
タクトタイム(アーム8が板ガラス3を吸着後回動して
該ガラス3を解放後、該アーム8が復帰するまでの時
間)が従来技術の4.5secから本発明の2.2se
cまで短縮された。
【0043】また、ピニオン駆動モータ12をアーム8
内に設け、該モータ12によりピニオンギア13を直接
駆動する構成であるので、装置自体の構成を簡単化、単
純化することができ、高速回動動作に適した構成とする
ことができる。
【0044】また、回転装置の回動速度を、ガラス側面
研磨ラインの他の研磨装置のガラス移送速度に合わせて
高速化することができるので、ガラス側面研磨ライン全
体のガラス移送速度を高速化することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明は以上のように、従来の片持ち状
態のアームに比べて、その構造上アーム部材の回動動作
を高速化しても、アーム部材の回動が不安定になること
はなく、移送部材の回転動作を高速化することができ
る。
【0046】従って、本発明の移送部材の回転装置を高
速化することにより、該回転装置を含む移送ライン全体
の移送速度を高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移送部材の回転装置の平面図であ
る。
【図2】同上装置における回動動作途中位置(図7
(b)の位置)における側面図である。
【図3】図2の一部切欠き拡大図であり、板ガラスを保
持した状態を示す側面図である。
【図4】同上装置の搬入検出センサー近傍の側面図であ
る。
【図5】同上装置の原点復帰位置確認センサーの側面図
である。
【図6】同上装置のシリンダーの一部断面側面図であ
る。
【図7】同上装置の回動動作を示す平面図であり、
(a)は板ガラスの保持位置、(b)は回動途中、
(c)は板ガラスの保持解除位置を示すものである。
【図8】同上装置を板ガラス側面研磨送り装置に組み込
んだ状態を示す該送り装置の平面図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】同上装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図11】同上装置のシーケンサーの動作手順を示すフ
ローチャートである。
【図12】従来の回転装置を示す図であり、(a)は回
動始端位置の平面図、(b)は(a)図の側面図であ
る。
【図13】従来の回転装置を示す図であり、(a)は回
動終端位置の平面図、(b)は(a)図の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ローラコンベア 2,2’ 基台 3 板ガラス 7 回転中心軸支持部 7a 回転中心軸 8 アーム 11 モータ支持部 12 ピニオン駆動モータ 13 ピニオンギア 16 回動ガイドラック 16a ラックギア 24〜27 シリンダー 24’〜27’ 吸着パッド
フロントページの続き Fターム(参考) 3C033 BB03 EE07 JJ00 3F081 AA10 BC04 BC07 BD15 BE04 BE08 BF11 CA11 CA48 CC08 CC10 CC12 CE13 DA02 DA08 EA09 EA10 FB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に軸支されると共に該軸を中心とし
    てコンベア上面に対して平行に回動し得るものであっ
    て、上記コンベア上の移送部材を保持するための保持位
    置と、該保持位置から上記軸を中心として所定角度回動
    した保持解除位置との間を回動自在に設けられたアーム
    部材と、 基台に支持されると共に上記アーム部材の回動軌道に沿
    って円弧状に設けられたラックギアとを有し、 上記アーム部材には、上記ラックギアに噛合して回転す
    るピニオンギアと、上記保持位置で上記コンベア上の上
    記移送部材を保持し、上記保持解除位置で上記移送部材
    の保持を解除する移送部材保持手段を設け、 かつ上記ピニオンギアを駆動して上記保持位置と上記保
    持解除位置との間において上記アーム部材を回動駆動す
    る駆動手段を設けたことを特徴とする移送部材の回転装
    置。
  2. 【請求項2】 基台に軸支されると共に該軸を中心とし
    てコンベア上面に対して平行に回動し得るものであっ
    て、上記コンベア上の移送部材を保持するための保持位
    置と、該保持位置から上記軸を中心として所定角度回動
    した保持解除位置との間を回動自在に設けられたアーム
    部材と、 基台に支持されると共に上記アーム部材の回動軌道に沿
    って設けられた回動案内部材とを有し、 上記アーム部材には、上記回動案内部材に沿って移動す
    ることにより該アーム部材を上記回動案内部材に沿って
    回動し得る移動部材と、上記保持位置で上記コンベア上
    の上記移送部材を保持し、上記保持解除位置で上記移送
    部材の保持を解除する移送部材保持手段を設け、 かつ上記移動部材を駆動して上記保持位置と上記保持解
    除位置との間において上記アーム部材を回動駆動する駆
    動手段を設けたことを特徴とする移送部材の回転装置。
  3. 【請求項3】 上記移送部材保持手段は上記移送部材の
    表面に吸着する吸着パッドを有するものあることを特徴
    とする請求項1又は2記載の移送部材の回転装置。
  4. 【請求項4】 上記アーム部材の保持位置から保持解除
    位置への回動により上記移送部材を進行方向に対して9
    0度回転させることを特徴とする請求項1又は2記載の
    移送部材の回転装置。
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