JP3030668B2 - ワーク吊下げ搬送装置におけるワークの位置決め装置 - Google Patents

ワーク吊下げ搬送装置におけるワークの位置決め装置

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JP3030668B2 JP4009253A JP925392A JP3030668B2 JP 3030668 B2 JP3030668 B2 JP 3030668B2 JP 4009253 A JP4009253 A JP 4009253A JP 925392 A JP925392 A JP 925392A JP 3030668 B2 JP3030668 B2 JP 3030668B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無端状の軌道に沿って
走行可能である移動部と、鉛直軸線まわりの回転を可能
として移動部から吊下げられるワーク保持部とを有する
ハンガーを備え、ワーク保持部にはその鉛直回転軸線と
はずれた位置にワークが着脱可能に保持されるワーク吊
下げ搬送装置において、軌道の途中に定めた設定位置で
軌道に対するワークの相対位置を一定に位置決めするよ
うにしたワークの位置決め置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるワーク吊下げ搬送装置は、
たとえば特開昭62−252661号公報によって知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、鋳
物の表面を研掃するためのショットブラスト装置等の後
処理装置に適用されており、後処理装置内でワークを鉛
直回転支軸線まわりに回転させて鋳物表面の効果的な研
掃を可能とするようにしており、ハンガーへのワークの
吊掛け、ならびにハンガーからのワークの荷卸しにあた
っては、作業員が人手により行なうようにしている。し
かるに、人手による鋳物の吊掛けおよび荷卸作業は、作
業負荷が大きく、また作業能率も劣るものである。そこ
で、ハンガーへの鋳物等のワークの吊掛けおよび荷卸し
をロボット等により機械的に行なうことが考えられる
が、機械的な吊掛けおよび荷卸しを行なう際には、軌道
に対するワークの相対位置が常に所定位置に在ることが
必要である。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、ワーク受渡しのために軌道の途中に定められ
設定位置では、ワークの軌道に対する相対位置が常に
所定位置に在るようにワークの位置決めを行なうことを
可能としたワーク吊下げ搬送装置におけるワークの位置
決め置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、無端状の軌道に沿って走行可能である移動
部と、鉛直軸線まわりの回転を可能として移動部から吊
下げられるワーク保持部とを有するハンガーを備え、ワ
ーク保持部には、その鉛直回転軸線の周囲で且つその周
方向に間隔をおいて複数のワークが着脱可能に保持され
るワーク吊下げ搬送装置において、ハンガーのワーク保
持部には、該ワーク保持部の鉛直回転軸線と直交する方
向に延びる位置決め板がワーク保持部に保持されるワ
ークとの周方向相対位置を一定として設けられ、ワーク
受渡しのために軌道の途中に定められる設定位置には
ワーク保持部の鉛直回転軸線と同軸になり得る回転軸線
を有する回転板が回転自在に配設され、この回転板に
は、外端を回転板の外周に開放するとともに内端を閉じ
て回転板の回転軸線を通るスリット状の位置決め嵌合部
が設けられ、その回転板が、前記設定位置の上流側から
位置決め板を位置決め 嵌合部内へ受入れ可能な位置と、
該位置決め嵌合部内から前記設定位置の下流側へ位置決
め板を排出可能な位置との間を回動し得るように、回転
板に回動駆動手段が連結され、前記設定位置の上流側で
ハンガーの側方には、位置決め板を位置決め嵌合部に誘
導嵌合するように該板の端部に摺接し得る案内板が配設
されることを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明を鋳物の後処理装置
に適用したときの一実施例について説明する。
【0007】図1ないし図4は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は全体平面図、図2は図1の2−2線
拡大断面図、図3は回転板、ハンガーおよび支持板の横
断平面図、図4は図3の4−4線断面図である。
【0008】先ず図1において、長楕円形にして無端状
に形成された無端状の軌道3が、ショットブラスト装置
1内を通過するようにして空中に固定的に配設されてお
り、相互間に一定の間隔をあけて軌道3を搬送方向5に
向けて走行可能な複数のハンガー6が、ショットブラス
ト装置1内に時間的間隔をあけて順次進入していく。而
して軌道3の途中において、ショットブラスト装置1の
入口1aにその進入側で近接して、ワークW受渡しのた
めの設定位置Pが定められており、該設定位置Pで、鋳
物がワークWとして各ハンガー6に吊掛けられるととも
にショットブラス装置1による処理済みのワークWが各
ハンガー6から荷卸しされる。
【0009】軌道3の側方で床面上には、鋳造装置(図
示せず)で鋳造されたワークWを設定位置Pに搬入する
ための第1ワーク搬送装置7と、ショットブラスト装置
1で処理された後のワークWを設定位置Pから搬出する
ための第2ワーク搬送装置8とが、第1ワーク搬送装置
7の終端ならびに第2ワーク搬送装置8の始端を設定位
置Pの近傍に配置してそれぞれ配設される。
【0010】しかも第1ワーク搬送装置7の終端ならび
に第2ワーク搬送装置8の始端間の床面上には、移載ロ
ボット9が配設されており、該移載ロボット9は、設定
位置Pで一旦停止した状態にあるハンガー6への第1ワ
ーク搬送装置7からのワークWの吊掛け、ならびに設定
位置Pで一旦停止した状態にあるハンガー6から第2ワ
ーク搬送装置8へのワークWの荷卸しを自動的に処理可
能である。
【0011】図2において、ハンガー6は、軌道3に沿
って走行可能である移動部11と、鉛直軸線まわりの回
転を可能として移動部11から吊下げられるワーク保持
部12とを備え、ワーク保持部12に、たとえば4個ず
つのワークWが着脱可能に保持される。
【0012】軌道3は、横断面形状をたとえばH形とし
た形鋼により形成されるものであり、移動部11は、軌
道3上を転動可能な一対の車輪13,13を上端に有す
る台車14と、台車14の下部に固定される軸受ケース
15とを備える。台車14には、軌道3に沿って張設さ
れた無端状のチェーン16が連結されており、該チェー
ン16は、図示しない走行駆動源に連結される。而して
該走行駆動源により、移動部11すなわちハンガー6
は、各ハンガー6相互間の間隔に対応する距離だけ所定
の時間をあけて間欠的に走行駆動される。
【0013】ワーク保持部12は、上端を移動部11に
回転自在に支承されて鉛直方向に延びる回転支軸17
と、ワークWを着脱可能に保持すべく上下で対をなして
回転支軸17の周方向に等間隔をあけた位置に固設され
る複数組たとえば4組の保持腕181 ,182 とを備え
る。しかも上下一対の保持腕181 ,182 は、ワーク
Wを吊掛け可能とすべく、先端に向かうにつれて上方に
向かうように斜めにして回転支軸17に固設される。ま
た移動部11における軸受ケース15は、下端を開放し
た有底円筒状に形成されるものであり、該軸受ケース1
5内には、軸受ケース15の下端開口部を閉じる押さえ
板20で支承される軸受19が装着される。而して、回
転支軸17の上端は、軸線まわりの自由な回転を可能と
して前記軸受19を介して移動部11に支承されること
になる。
【0014】各保持腕181 ,182 よりも上方で回転
支軸17の中間部には、各保持腕181 ,182 との周
方向相対位置を一定として回転支軸17の一直径線に沿
って回転支軸17の両側方に延びる位置決め板21が固
設されれ、該位置決め板21の両端部は横断面形状が円
弧状となるように彎曲加工される。また位置決め板21
よりも上方位置で回転支軸17には、位置決め板21を
覆う傘状のカバー22が固設される。
【0015】図3および図4を併せて参照して、設定位
置Pで軌道3の下方位置には、搬送方向5に沿って走行
して来たハンガー6におけるワーク保持部12の鉛直回
転軸線と同軸になり得る回転軸線を有する回転板23が
回転自在に配設され、該回転板23には、位置決め嵌合
部24が位置決め板21を嵌合可能として設けられる。
【0016】回転板23は円形に形成されており、上下
に間隔をあけて設定位置Pに固定的に配設される一対の
支持板25,26間に回転自在に支承される。すなわち
軌道3に関して移載ロボット9とは反対側で床面上に立
設された支柱27に、相互間にスペーサ28を介在させ
て相互に対向する支持板25,26の一端が固定され、
両支持板25,26は、回転板23の上下両面にその略
半周にわたって対向する。
【0017】一方、位置決め嵌合部24は、外端を開放
するとともに内端を閉じて回転板23の回転軸線を通る
スリット状にして回転板23に設けられるものであり、
位置決め板21を嵌合可能な程度の幅を有する。しかも
位置決め嵌合部24の外端は、ハンガー6の搬送方向5
に沿う走行に応じて位置決め板21の進入を円滑とする
ために、外方に向かうにつれて拡開するように形成され
る。
【0018】回転板23の上下両面において位置決め嵌
合部24を除く部分には、回転板23の回転軸線を中心
とする円弧状の案内溝29,30が設けられており、上
下の支持板25,26の回転板23に対向する面には、
案内溝29,30に相対摺動自在に嵌合する嵌合突起3
1,32が、たとえば周方向に間隔をあけて3つずつ円
弧状にして突設される。したがって回転板23は、両支
持板25,26の嵌合突起31,32で案内されるよう
にして両支持板25,26間に回転自在に支承されるこ
とになる。
【0019】回転板23の外周には、位置決め嵌合部2
4の外端を除く部分に、ギヤ33が刻設されており、該
ギヤ33に噛合するピニオン34が両支持板25,26
間に回転自在に軸支される。すなわち両支持板25,2
6間に配置されたピニオン34の軸35が、支持板2
5,26に固定された軸受ホルダ36,37に装着され
る軸受38,39で回転自在に支承される。
【0020】また支持板25上に固定された支持枠41
には、回動駆動手段としてのステップモータ42が固定
的に配設されており、該ステップモータ42の出力軸4
2aがピニオン34の軸35に同軸に連結される。
【0021】而してステップモータ42は、その1回の
作動で、設定位置Pへのハンガー6の進入側に位置決め
嵌合部24の外端を対応させて該位置決め嵌合部24へ
の位置決め板21の進入を可能とする位置(即ち図3で
示すように設定位置Pの上流側から位置決め板21を位
置決め嵌合部24内へ受入れ可能な位置)と、その位置
から180度回動した位置(即ち位置決め嵌合部24内
から設定位置Pの下流側へ位置決め板21を排出可能な
位置)との間で回転板23を回動させるものである。し
かも、位置決め嵌合部24に位置決め板21を嵌合させ
た状態での回転板23の180度回動時に、位置決め板
21の回動が支持板25,26で邪魔されることがない
ようにするために、支持板25,26には、位置決め板
21の回動を許容するための半円状の切欠き部25a,
26aが設けられる。
【0022】再び図1において、設定位置Pへのハンガ
ー6の進入側でハンガー6の側方には、位置決め板21
の両端のいずれかに摺接する案内板43が固定的に配設
される。この案内板43は、回転板23がその位置決め
嵌合部24の外端をハンガー6の進入側に配置した状態
にあるときに、設定位置Pに近接するにつれて内側方に
近接すべく形成されて前記位置決め嵌合部24の外端に
連なるものであり、床面上に立設された支持脚44上に
固定的に配設される。
【0023】この案内板43は、搬送方向5に向けてハ
ンガー6が走行して来たときに、該ハンガー6における
ワーク保持部12の鉛直回転軸線まわりに位置決め板2
1がいずれの位置にあっても、設定位置Pに至るまでに
位置決め板21の両端のいずれかに摺接するものであ
り、位置決め板21は、案内板43への摺接により位置
決め嵌合部24に案内されることになる。
【0024】次にこの実施例の作用について説明する
と、ショットブラスト装置1での研掃処理が終了したワ
ークWを保持したハンガー6が、設定位置Pに進入して
来るときには、回転板23の回転軸線まわりの位置が、
その位置決め嵌合部24の外端が位置決め板21の進入
を可能とする位置に在るように定められており、ハンガ
ー6が設定位置Pに進むにつれて位置決め板21が案内
板43に摺接することにより、ハンガー6のワーク保持
部12は、位置決め板21が搬送方向6に沿う方向とな
るように強制的に回動されていく。したがって設定位置
Pにハンガー6が達したときには、位置決め板21が位
置決め嵌合部24に円滑に嵌合された状態となり、この
状態では、軌道3に対する位置決め板21の相対位置、
すなわち軌道3に対する各ワークWの相対位置が一定に
定まっている。
【0025】そこで、移載ロボット9により、設定位置
Pで一旦停止状態にあるハンガ6からの各ワークWの第
2ワーク搬送装置8への荷卸し作業を円滑に行なうこと
ができる。
【0026】上記荷卸し作業終了後には、回転板23が
180度回動せしめられる。それにより、位置決め嵌合
部24に嵌合した状態にある位置決め板21が位置決め
嵌合部24とともに180度回動する。この状態で、位
置決め板21の軌道3に対する相対位置、すなわちワー
クWを保持するための各保持腕181 ,182 の軌道3
に対する相対位置は常時一定となっている。そこで、移
載ロボット9により、第1ワーク搬送装置7から各保持
腕181 ,182 へのワークWの吊掛け作業を円滑に行
なうことができる。
【0027】而して、設定位置Pでのハンガー6へのワ
ークWの吊掛け作業終了後には、チェーン16の走行に
よりハンガー6が所定距離だけ走行し、ワークWを保持
したハンガー6がショットブラスト装置1内に進入して
いく。また位置決め嵌合部24から位置決め板21が離
脱した後に、回転板23は180度回動せしめられて元
の位置に戻り、位置決め嵌合部24の外端が、位置決め
板21の進入を可能とする位置に戻る。
【0028】このような過程を順次繰り返すことによ
り、軌道3に対する相対位置を常時一定とした処理済み
のワークWが設定位置Pに順次搬送されて来るととも
に、設定位置Pで軌道3に対する相対位置を一定とした
位置でハンガー6に保持されたワークWがショットブラ
スト装置1に順次送入されていく
【0029】また本発明は、鋳物の後処理装置だけでな
く、無端状の軌道に沿って走行可能である移動部から鉛
直軸線まわりの回転を可能として吊下げられるワーク保
持部に、その鉛直回転軸線とはずれた位置にワークが着
脱可能に保持されるワーク吊下げ搬送装置に関して広く
適用可能である。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明よれば、ハンガー
のワーク保持部には、該保持部の鉛直回転軸線と直交す
る方向に延びる位置決め板がワーク保持部に保持され
るワークとの周方向相対位置を一定として設けられ、
ーク受渡しのために軌道の途中に定められる設定位置に
、ワーク保持部の鉛直回転軸線と同軸になり得る回転
軸線を有する回転板が回転自在に配設され、この回転板
には、外端を回転板の外周に開放するとともに内端を閉
じて回転板の回転軸線を通るスリット状の位置決め嵌合
部が設けられ、その回転板が、前記設定位置の上流側か
ら位置決め板を位置決め嵌合部内へ受入れ可能な位置
と、該位置決め嵌合部内から前記設定位置の下流側へ位
置決め板を排出可能な位置との間を回動し得るように、
回転板に回動駆動手段が連結され、前記設定位置の上流
側でハンガーの側方には、位置決め板を位置決め嵌合部
に誘導嵌合するように該板の端部に摺接し得る案内板が
配設されるので、前記設定位置では、位置決め板を回転
板の位置決め嵌合部に確実に導いて軌道に対する位置決
め板の相対位置、すなわち軌道に対するワークの相対位
置を常時一定に定めることができ、その上、設定位置に
於ける回転板(ハンガー)の回動によって軌道の一側か
らでもワークの受渡し作業を難なく行うことができ、そ
れらの結果、設定位置でのワークの受渡し作業を常に能
率よく的確に行い得る。また軌道に対する位置決め板
(ワーク)の相対位置を一定に定めるための位置決め嵌
合部(回転板)が、設置位置でハンガーを回動させる回
動手段を兼ねることから、それだけ構造の簡素化が図ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体平面図である。
【図2】図1の2−2線拡大断面図である。
【図3】回転板、ハンガーおよび支持板の横断平面図で
ある。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【符号の説明】
3 軌道 6 ハンガー 11 移動部 12 ワーク保持部 17 回転支軸 181 ,182 保持腕 21 位置決め板 23 回転板 24 位置決め嵌合部 25,26 支持板 29,30 案内溝 31,32 嵌合突起 33 ギヤ 34 ピニオン 42 回動駆動手段としてのステップモータ 43 案内板 P 設定位置 W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−108212(JP,U) 実開 平2−139814(JP,U) 実公 昭57−40123(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 17/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状の軌道(3)に沿って走行可能で
    ある移動部(11)と、鉛直軸線まわりの回転を可能と
    して移動部(11)から吊下げられるワーク保持部(1
    2)とを有するハンガー(6)を備え、ワーク保持部
    (12)にはその鉛直回転軸線の周囲で且つその周方
    向に間隔をおいて複数のワーク(W)が着脱可能に保持
    されるワーク吊下げ搬送装置において、 ハンガー(6)のワーク保持部(12)には、該ワーク
    保持部(12)の鉛直回転軸線と直交する方向に延びる
    位置決め板(21)がワーク保持部(12)に保持さ
    れるワーク(W)との周方向相対位置を一定として設け
    られ、ワーク(W)受渡しのために 軌道(3)の途中に定めら
    れる設定位置(P)には、ワーク保持部(12)の鉛直
    回転軸線と同軸になり得る回転軸線を有する回転板(2
    3)が回転自在に配設され、 この回転板(23)には、外端を回転板(23)の外周
    に開放するとともに内端を閉じて回転板(23)の回転
    軸線を通るスリット状の 位置決め嵌合部(24)が設け
    られ、その回転板(23)が、前記設定位置(P)の上流側か
    ら位置決め板(21)を位置決め嵌合部(24)内へ受
    入れ可能な位置と、該位置決め嵌合部(24)内から前
    記設定位置(P)の下流側へ位置決め板(21)を排出
    可能な位置との間を回動し得るように、回転板(23)
    に回動駆動手段(42)が連結され、 前記設定位置(P)の上流側でハンガー(6)の側方に
    は、位置決め板(21)を位置決め嵌合部(24)に誘
    導嵌合するように該板(21)の端部に摺接し得 る案内
    板(43)が配設されることを特徴とする、ワーク吊下
    げ搬送装置におけるワークの位置決め装置。
  2. 【請求項2】 記ワーク保持部(12)は、上端を移
    動部(11)に回転自在に支承されて鉛直方向に延びる
    回転支軸(17)と、ワーク(W)を着脱可能に保持す
    べく周方向に等間隔をあけた位置で回転支軸(17)に
    固設される複数の保持腕(181 ,182 )とを備え、
    各保持腕(181 ,182 )との周方向相対位置を一定
    として回転支軸(17)の一直径線に沿って延びる位置
    決め板(21)が該回転支軸(17)に固設されること
    を特徴とする、請求項記載のワーク吊下げ搬送装置に
    おけるワークの位置決め装置。
  3. 【請求項3】 記回転板(23)は、外周にギヤ(3
    3)を有して円形に形成され、該ギヤ(33)に噛合す
    るピニオン(34)が回動駆動手段(42)に連結され
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載のワーク吊下
    げ搬送装置におけるワークの位置決め装置。
  4. 【請求項4】 転板(23)は、位置決め嵌合部(2
    4)に位置決め板(21)を嵌合した状態での180度
    の回動作動を可能として上下一対の支持板(25,2
    6)間に支承され、回転板(23)の上下両面ならびに
    両支持板(25,26)の回転板(23)への対向面の
    一方には、回転板(23)の回転軸線を中心とする円弧
    状の案内溝(29,30)が設けられ、回転板(23)
    の上下両面ならびに両支持板(25,26)の回転板
    (23)への対向面の他方には、前記案内溝(29,3
    0)に相対摺動自在に嵌合する嵌合突起(31,32)
    が設けられることを特徴とする請求項1,2又は3に記
    載のワーク吊下げ搬送装置におけるワークの位置決め装
    置。
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