JPH01289441A - 加熱成形澱粉食品用台紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、カステラ、スポンジケーキ等の焼菓子類若し
くはパン類等の焼成成形澱粉食品又は蒸しパン、羊かん
、蒸し饅頭等の蒸成成形澱粉食品を焼成又は蒸成するた
めの台紙の改良に関する。 （以下余白）

【従来の技術】

（背景） スポンジケーキ、バウンドケーキ等の焼菓子類若しくは
パン類等の焼成成形澱粉食品又は蒸しパン、蒸し羊かん
、蒸し饅頭等の蒸成成形澱粉食品（以下両者を総称して
“加熱成形澱粉食品”という）を加熱成形するに際して
は、原料のペースト、バッター又はドウを型内へ充填す
る前に型離れをよくする目的で紙製の台紙が使用されて
いることは周知である０例えば、食パンはこのやり方で
焼成されるが、型との接触部には“皮”を生じる。これ
は蒸し饅頭のような蒸成澱粉成形食品においても同じで
ある。 しかしサンドイッチ用パンでは“皮”　（普通“耳”と
呼ばれる）は不必要であるから、調製に先立ち必ず周囲
の皮部を切除する必要がある。このため、サンドイッチ
製造業界では、皮部のないパン（俗に“耳なしパン”と
呼ばれる）が要望されている。さらに最近の食生活水準
の高級化に伴って、スポンジケーキ、蒸し饅頭のような
、従未成を有するのが当然とされていた加熱成形澱粉食
品においても、皮部を除去した製品が要望されるように
なって来ている。 （従来技術の間超点） しかし成形型を使用する加熱成形澱粉食品では、離型紙
を除いても耳の発生を防止するのは困難であるだけでな
く、製品を型から取り外すのも難しい、かつ、材料の一
部は必然的に型に付着するから、事後の型の清掃も面倒
であるので、どうしても離型紙を使用しなければならな
い、しかるに、従来の離型紙は、製品の肌との親和性が
一定でなく、部分的に製品に付着したり付着しなかった
りするので、離型紙を剥がした後の製品の表面は、皮部
が斑点状に残った見苦しいものとなる。

【発明が解決しようとする課！ｌＩ】

本発明は、既知加熱成形澱粉食品用台紙における欠点を
改善し、焼き型又は蒸し型からは離型するが、製品とは
密着し、このため製品から引き剥がすことが良好な新規
加熱成形澱粉食品用台紙を提供するのを目的とする。

【課題を解決するための手段】

（概要） 本発明者は、上記課題を解決する手段に付き種々研究し
た結果、水に易溶性の可食性フィルム状薄層が、加熱成
形澱粉食品の組織と緊密な親和性を有することを見出し
た０本発明はこの知見に基づくもので、その要旨は、水
易溶性の可食性膜状材料被覆箔紙よりなることを特徴と
する加熱成形澱粉食品用台紙に存する。 （構造） 以上の発明において、水に易溶性の可食性膜状材料で被
覆された箔紙は、例えばプルラン、アルギン酸ナトリウ
ム、タマリンド種子多糖類、アラビアゴム、デキストリ
ン等の多糖類等の皮膜基材の単独又は混合物に、好まし
くは微結晶セルロース、グリセリン、ソルビット、マル
ナット等の柔軟化剤の単独又は混合物を含む水性溶液（
又は懸濁液）を基材となる紙、アルミ箔等の上に流延、
乾燥させることにより製造される。積層される被覆層の
厚さは１〜５００μ■程度の薄さでよい。 く形状） 本発明の加熱成形澱粉食品用台紙は通常平板状であるが
、所望により、種々の立体的形状、例えばカップケーキ
用の襞付逆截頭円錐形、パウンドケーキ用の箱型、円筒
形など、自由な形状を採ることができる。殊に、アルミ
箔は自由な成形が可能であるから、成形されたアルミ箔
の内面に難溶性の膜状材料を塗布した発明実施品は、自
体型を兼ねているので実用上好適である。 （加熱成形澱粉食品） 本発明において、（加熱成形澱粉食品）というのは、澱
粉又は澱粉を主材としてバッター、ドウ又はパスタから
焼成又は蒸成により調製される食品類、例えば、カステ
ラ、カップケーキ、バウンドケーキ、マドレーヌ、デコ
レーション用ケーキ、ショートケーキ、菓子パン類、ホ
ットケーキ、ピザ、パイ、食パン、蒸しパン、蒸し饅頭
、蒸し羊かん等を指体するが、勿論例示の食品だけに限
られるものではない。

【作用】

添付の第１図を参照して、加熱成形澱粉食品の原料ペー
スト、バッター又はドウ等の澱粉食品生地１０を本実台
紙１を介して成形型２０内へ入れ、乾熱的又は温熱的に
加熱すると、台紙１の可食性膜状材料層２は被加熱食品
の表面に密着し、他方該層２は基材層３とも密着してい
るので、加熱終了後台紙１を剥離することにより、製品
２１の皮部２２も該台紙１と共に剥離され、皮部の除か
れた製品２３が得られる。

【実施例】

以下、実施例により発明実施の形態及びその使用例に付
き述べるが、各実施例は当然説明用のものであって、発
明思想の限定を意図したものではない。 第２５１は、本実台紙の一例を示す部分拡大縦断面図で
ある。 本例の台紙ＩＡは、厚さ約２０μ園の和紙（基材層）３
上に厚さ約１０ＪＩ−のプルランを主材とする水易溶性
の可食性膜２が積層されたものである０本例の台紙は、
形状及び大きさに制限がないので、−ｍ的な用途に適す
る。 え１鰺１ 第３図は、発明の別の例の破断側面図である。 本例の台紙１１は、市販のカップケーキ用アルミ箔容器
４の内面に厚さ約１０ｕ＋の厚さのプルランを主材とす
る水易溶性の可食性膜２が積層されたものである。 本例の台紙ＩＢは、そのままカップケーキの焼成に利用
でき、加熱終了後台紙１．を剥がすことにより、皮部の
ないカップケーキを得ることができる。 実施　３（使　　１）　び　　　１ 強力粉７０部に生イースト２．５部、イーストフード０
０１部及び水３０部を加えて混捏機で３分間混捏した後
、２３．５〜２４．５℃の恒温室中３時間保存し醗酵を
行わせた。 次いで、醗酵した塊に強力粉３０部、砂糖５部、食塩２
部、ショートニング２部、チーズ風味剤（下皿製油製“
クヴアールＮＢ−１００”）５部及び水２５部を加えて
２７．５〜２８．５℃で１０分間混捏し、実施例の台紙
で包んで焼き型内へ入れ、２０分間放置した後、オーブ
ン内へ移し、２００〜２０５℃で２０分間焼き上げた。 得られた食パンから台紙を剥がしたところ、耳部が完全
に台紙に付着して剥がれ、美麗な耳なしパンが得られた
。 Ｌ１鮭１ 前例の実験において、実施例１の台紙の代わりに従来の
離型用紙で包んで焼成した食パンから離型紙を剥ぎ取っ
たものは、普通の葺材パンであった。

【発明の効果】

以上説明した通り、本発明は、既知加熱成形澱粉食品用
台紙では不可能であった皮なし加熱成形澱粉食品用台紙
を提供し得たことにより、皮部を有しない加熱成形澱粉
食品の製造に多大の便宜を与える。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本実台紙の作用効果を図示する説明図、第２
図は、本実台紙の一例を示す部分拡大断面図、第３図は
、発明の別の例の破断側面図である。 図中の符号の意味は以下の通り：□ １．１＾〜ＩＢ二本案台紙の全体； ・２：１，１＾〜ＩＢの可食性膜層； ・３：１，１Ａ〜ＩＢの基材層； ・４：ＩＢのカップ容器。 １０：加熱成形澱粉食品用生地； ２０：成形型。 ２１：加熱成形澱粉食品； ２２：２１の皮部。 特許出願人　大阪化学合金株式会社 同　　　株式会社　林原生物化学研究所識１　圓　　　
　　　１ 第２国 第３［！１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　水易溶性の可食性膜状材料被覆箔紙よりなることを
   特徴とする加熱成形澱粉食品用台紙。 ２　水易溶性可食性膜状材料が、プルランを主材として
   構成されたものである請求項１記載の加熱成形澱粉食品
   用台紙。 ３　箔紙の構成材料が、紙又はアルミニウムである請求
   項１記載の加熱成形澱粉食品用台紙。