JPH0799878A - パン用上掛け生地の製造法 - Google Patents

パン用上掛け生地の製造法

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JPH0799878A
JPH0799878A JP5245083A JP24508393A JPH0799878A JP H0799878 A JPH0799878 A JP H0799878A JP 5245083 A JP5245083 A JP 5245083A JP 24508393 A JP24508393 A JP 24508393A JP H0799878 A JPH0799878 A JP H0799878A
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JP
Japan
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dough
bun
bread
baking
melon
Prior art date
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Pending
Application number
JP5245083A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Yonemitsu
義明 米光
Hidenobu Matsunami
秀信 松浪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oil Co Ltd
Original Assignee
Fuji Oil Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Oil Co Ltd filed Critical Fuji Oil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】焼成中の流れ、焼成後の経時的吸湿を抑えたパ
ン用上掛け生地及びこの生地を使用した見栄えが良く、
ベト付きの少ないメロンパンの製造を目的とした。 【構成】小麦粉、油脂、糖、卵を主原料とするパン用上
掛け生地の製造において、生地原料にα化澱粉を添加す
ることを特徴とするパン用上掛け生地の製造法。 【効果】本上掛け生地の使用により見栄えが良く、ベト
付きのない、パリッとした食感を維持するメロンパンを
製造することが可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パン用上掛け生地及び
メロンパンの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にメロンパンは、菓子パン生地(内
生地)の外側を上掛け生地(ビスケット生地)で包みホ
イロ後焼成することにより製造されるが、焼成時に上掛
け生地の流動性が増し過ぎて、パン生地の側面から下方
へ流れてテーリングしたような座布団状の見栄えの悪い
出来上がりとなってしまう問題があった。また、焼成後
には経時的に上掛け生地部分が吸湿してベト付くため包
装紙に付着して剥がれ、見栄えが悪くなったり、食する
際に手を汚してしまう問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、焼成中
の流れ、焼成後の経時的吸湿を抑えたパン用上掛け生地
及びこの生地を使用した見栄えが良く、ベト付きの少な
いメロンパンの製造を目的とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記目的を
達成すべく鋭意研究をおこなった結果、一般に使用され
るパン用上掛け生地にα化澱粉を添加することによって
上掛け生地の流れ過ぎを防止し、かつ経時的にもべと付
きの少ないメロンパンが製造できるという知見を得て本
発明を完成するに至った。
【0005】即ち、本発明は小麦粉、油脂、糖、卵を主
原料とするパン用上掛け生地の製造において、生地原料
にα化澱粉を添加することを特徴とするパン用上掛け生
地の製造法及びこれを上掛けして焼成することを特徴と
するメロンパンの製造法を骨子とする。尚、ここでメロ
ンパンとは広くパン内生地と上掛け生地を使用するパン
を意味し、メロン風味の円い形状をした本来のメロンパ
ンに限定するものではない。
【0006】本発明を具体的に示すと以下のようにな
る。 (1)上掛け生地の製造法 通常の上掛け生地は小麦粉、バター又はマーガリン等の
油脂、糖、卵、ベイキングパウダー等の発泡剤を基本原
料とし、必要に応じ牛乳、水、その他任意の調味料、呈
味材、香料、色素等を加え、混練して調製されるが、本
発明の上掛け生地はこれにα化澱粉を添加する。
【0007】α化澱粉の添加量は生地重量に対して2〜
15%が好ましく、より好ましくは5〜10%添加す
る。添加量が2%未満では効果に乏しく、15%を超え
ると焼成中の流動性がほとんど無くなってしまうため却
って焼成後に見栄えの悪い不自然な形状となるばかり
か、固い食感になってしまう。尚、α化澱粉は王子ナシ
ョナル(株)社製のインスタントクリアージェル(商品
名)が例示され、予め混練前の小麦粉等の粉体原料に分
散添加しておくことで混練による生地の均一化が容易に
なる。
【0008】この生地の固さは、柔らかく流動性を有す
る「絞り生地」であっても流動性を有しないいわゆる
「ビスケット生地」のいずれであっても良い。
【0009】本上掛け生地はメロン風味を有する本来の
メロンパンに限定されることなく広くパン用上掛生地と
して使用することができる。
【0010】(2)メロンパンの製造法 内生地は、小麦粉、砂糖、マーガリン、イースト、食
塩、脱脂粉乳、イーストフード等の従来知られた原料に
水を加えて混練した通常の菓子パン生地を使用すること
ができる。
【0011】この内生地を分割後、本発明の上掛け生地
(ビスケット生地)で包み成形してホイロを取った後焼
成するか、内生地の分割後ホイロを取った後、本発明の
上掛け生地(絞り生地)を内生地上部表面に絞り成形し
た後焼成しメロンパンを製造する。
【0012】
【実施例】以下に実施例及び比較例を例示するが、部は
いずれも重量基準を意味する。 〔実施例1及び比較例1、2〕常法により菓子パン内生
地を調製し、分割、成形、ホイロ後、表1に示す配合の
上掛け生地(絞り生地)を内生地上部に絞り焼成した。
その結果、実施例では上掛け生地の流動性は適度であ
り、ベト付きも無かった。α化澱粉を使用しない比較例
1、2では流動性が大きく焼成後のベト付きも大きかっ
た。
【0013】
【表1】 〔表1〕上掛け生地(絞り生地)配合等 実施例1 比較例1 比較例2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− マーガリン 100部 100部 100部 砂糖 90 90 90 全卵 90 90 90 薄力粉 95 100 95 インスタントクリアーシ"ェル 5 − − コーンスターチ − − 5 ベーキングパウダー 1 1 1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 流れ (注1) 適 大 大 ベト付き(注2) 無 かなりベト付く ベト付く −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 注1:焼成による上掛け生地の流動状態。 注2:気温20℃、湿度60%の室内に2日間放置後に
観察した。
【0014】〔実施例2及び比較例3、4〕常法により
菓子パン内生地を調製し、分割後、表2に示す配合の上
掛け生地(ビスケット生地)で包み、成形、上掛け生地
部分にメロンパンの溝をつけ、ホイロ後焼成した。ビス
ケット生地においても、実施例2は実施例1と同様に上
掛け生地の流動性は適度であり、ベト付きも無く良好な
メロンパンを得ることができた。
【0015】
【表2】 〔表2〕上掛け生地(ビスケット生地)配合等 実施例2 比較例3 比較例4 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− マーガリン 30部 30部 30部 砂糖 50 50 50 全卵 50 50 50 薄力粉 95 100 95 インスタントクリアーシ"ェル 5 − − コーンスターチ − − 5 ベーキングパウダー 1 1 1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 流れ (注1) 適 大 大 ベト付き(注2) 無 かなりベト付く ベト付く −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 注1:焼成による上掛け生地の流動状態。 注2:気温20℃、湿度60%の室内に2日間放置後に
観察した。
【0016】〔実施例3、4〕表3に示す絞り生地及び
ビスケット生地配合の上掛け生地を使用し、チョコレー
ト味のメロンパンを製造したが、実施例1及び2と同様
に焼成時の生地の流動状態、焼成後のベト付ともに良好
な状態であった。
【0017】
【表3】 注1:焼成による上掛け生地の流動状態。 注2:気温20℃、湿度60%の室内に2日間放置後に
観察した。
【0018】
【効果】本上掛け生地の使用により見栄えが良く、ベト
付きのない、パリッとした食感を維持するメロンパンを
製造することが可能となった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小麦粉、油脂、糖、卵を主原料とするパン
    用上掛け生地の製造において、生地原料にα化澱粉を添
    加することを特徴とするパン用上掛け生地の製造法。
  2. 【請求項2】α化澱粉の添加量が小麦粉に対して2〜1
    5重量%である請求項1記載のパン用上掛け生地の製造
    法。
JP5245083A 1993-09-30 1993-09-30 パン用上掛け生地の製造法 Pending JPH0799878A (ja)

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JP5245083A JPH0799878A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 パン用上掛け生地の製造法

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JPH0799878A true JPH0799878A (ja) 1995-04-18

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JP5245083A Pending JPH0799878A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 パン用上掛け生地の製造法

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JP (1) JPH0799878A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011155991A (ja) * 1998-07-31 2011-08-18 Cooeperatie Avebe Ua 熱安定な,高アミロペクチンでんぷん
WO2023145550A1 (ja) * 2022-01-25 2023-08-03 日清製粉プレミックス株式会社 上掛け生地用ミックス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011155991A (ja) * 1998-07-31 2011-08-18 Cooeperatie Avebe Ua 熱安定な,高アミロペクチンでんぷん
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