JPH01286846A - 回路用積層板 - Google Patents

回路用積層板

Info

Publication number
JPH01286846A
JPH01286846A JP11652388A JP11652388A JPH01286846A JP H01286846 A JPH01286846 A JP H01286846A JP 11652388 A JP11652388 A JP 11652388A JP 11652388 A JP11652388 A JP 11652388A JP H01286846 A JPH01286846 A JP H01286846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
content
laminate
side chain
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11652388A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Noda
野田 佐登史
Yukio Toyoda
幸雄 豊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Showa Highpolymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK, Showa Highpolymer Co Ltd filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP11652388A priority Critical patent/JPH01286846A/ja
Publication of JPH01286846A publication Critical patent/JPH01286846A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は機械的特性の改良された電気回路用積層板に関
する。
[従来の技術] 従来、電気回路用積層板として種々のものが用いられて
いるが、民生用分野ではセルロース繊維を基材とするも
のが主体であり、なかでも紙−フェノール積層板が広く
用いられている。
近年不飽和ポリエステル樹脂等の不飽和結合を有する不
飽和樹脂を必要により縮合系の樹脂等により前処理され
たセルロース繊維等の基材に含浸。
積層した後、無圧下に加熱硬化することにより積層板を
製造する技術が開発された。この方法は従来法のプレス
機での熱圧成形が不要なこと、溶剤を用いる必要がない
こと等優れた一面を有している。更に不飽和ポリエステ
ル樹脂積層板は高電圧特性等の電気特性に秀れているこ
とも、従来法に比し優れた点となっている。
[発明が解決しようとする課題] しかし紙−不飽和ポリエステル積層板は機械的強度特に
熱時の強度が低いのが難点とされている。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり
、電気特性を良好に維持しつつ、機械的特性に優れた積
層板を提供することを目的とした。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、発明者らは鋭意研究の結
果、側鎖二重結合型樹脂を用い、かつ基材の積層板中に
おける含有量を調整することによって、機械的特性に優
れた積層板が得られることを見い出し、こ\にこの発明
を完成した。すなわち、本発明は側鎖二重結合型樹脂を
主成分とする含浸用樹脂組成物及びセルロース繊維を主
成分とする基材より基本的になる回路用積層板において
、該基材含有量が全重量の35〜45重量%である回路
用積層板をその要旨とする。以下本発明の詳細な説明す
る。
本発明に用いられるセルロース繊維を主成分とする基材
の代表例としては、クラフト紙、コツトン・リンター紙
、綿布等が挙げられる。最も一般的には晒クラフト紙が
用いられるが、これに限定されるものではない。基材は
必要により予Iii含浸樹脂により、樹脂付着量が基材
に対し通常5〜35重量部となるよう前処理される。こ
の予備含浸樹脂には、メチロールメラミン樹脂等のアミ
ノ樹脂が好ましく用いられる。
本発明にいう側鎖二重結合型樹脂とは主鎖と側鎖とから
構成される重合体であって、主鎖は官能基を有するビニ
ルモノマー単位を含む幹ポリマーであり、側鎖は該主鎖
の官能基を介して(R成されてなるラジカル反応可能な
炭素−炭素二重結合を有する枝である重合体であり、主
鎖を構成するビニルモノマー単位とは官能基を有するビ
ニルモノマー単位を必須単位とし、これに必要に応じ官
能基を持たないビニルモノマー単位を含ませたものであ
り、これらが重合して主鎖が構成される。
上記必須単位を構成するモノマーとしてはアクリル酸、
メタクリル酸、無水マレイン酸、マレイン酸モノエステ
ル等の官能基としてカルボキシル基を有するビニル単量
体、グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレー
ト等の官能基としてグリシジル基を有するビニル単量体
その他アリルアルコール、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピルアクリレート、N−メチロールアクリルアミド等の
官能基としてヒドロキシ基を有するビニル単量体等が代
表的であり、特にアクリル酸に曇i遥及びメタクリル酸
念云出遥が最も好ましく用いられる。
本発明における官能基を有するビニルモノマー単位とは
主鎖を重合により形成する場合に活性な官能基として存
在させる場合のほか、後述の側鎖を予め該モノマーの官
能基と反応させておいて重合させて主鎖を形成する場合
の区別なく側鎖を主鎖に形成せしめる役目をした官能基
がある形のビニルモノマー単位を指す。
官能基を有しないとニルモノマーとしては、スチレン、
α−メチルスチレン、クロロスチレン、ビニルトルエン
、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、アクリロ
ニトリル、エチレン、プロピレン、ブタジェン、アクリ
ル酸エステル、メタクリル酸エステル、酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、マレイン酸ジエステル、エチルビニ
ルベンゼン等が挙げられる。
これらビニルモノマー単位から構成される主鎖のII量
平均分子量は5000ないし400,000であり、好
適には10.000ないし200.000である。この
値は、側鎖の種類に対応させて適宜選択される。この分
子量は回路用積層板としての物性とか、含浸性に影響し
、5000未満では硬化後の積層板の機械的物性が不十
分となり、逆に400.000を超えると基材(紙等)
への樹脂含浸性が劣り、いずれも好ましくない。
主鎖中の官能基を有するモノマー単位の量は側鎖の密度
に関係し、側鎖間の硬化反応性に影響するので適宜の比
率が選ばれるが、主鎖1000 g中側鎖密度は0.1
〜2モルが好ましく、より好適には0.4〜1.5モル
である。
本発明にいう側鎖とは、末端又は中間に>C−Cくなる
二重結合を有するもので、前記主鎖にその官能基を介し
て技を構成しているものを指すか代表的なものとしては
、 (以下余白) 工               −…       
    目)            〜 :+:            :e CJ            CJ I へ          0 0           ω−o         c
o            。
1書Q=01 工  丑        o            
1        閑  閃u−0100−Q I             u=o        
 l             +などが一般式として
例示できる。
(1)式中R1〜R3は水素又はメチル基であり、nは
O〜5の整数を示し、 (II)式中R4は水素又はメ
チル基であり、L 及びL2は一〇−又は−NH−を示
し、X 及びX2はC2ないしC18の炭化水素基又は
エーテル結合により連結した炭化水素基を示し、かつこ
のX 及びX2において該X 及びX2と相隣る酸素と
結合している炭素原子は1級又は2級炭素であり、Bは
C2oまでの脂肪族、脂環族又は芳香族炭化水素基であ
る。
(III)式中R5は水素又はメチル基である。
なお、本発明に係る側鎖二重結合型樹脂の側鎖はこれら
に限られるものではなく、側鎖間に直接又は架橋とニル
モノマーによりラジカル反応により架橋を形成し得るも
のであれば適用しうる。
本発明において上記主鎖を構成する重合体に対して側鎖
末端に二重結合を有する側鎖を導入する方法としては多
様な方法が採用され得る。幾つかの例を挙げれば次のよ
うである。
(1)主鎖の官能基のカルボキシル基に対してビスフェ
ノ−ノナジグリシジルエーテルタイプエポキシ基のよう
なジェポキシ基を有する化合物の一方のエポキシ基を反
応させ、残るエポキシ基と(メタ)アクリル酸を反応さ
せる。
(2)主鎖の官能基のカルボキシル基とグリシジル(メ
タ)アクリレートとを反応させる。
(3)主鎖の官能基のエポキシ基と(メタ)アクリル酸
とを反応させる。
(4)ジイソシアネート化合物にヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレートを反応させ、モノイソシアネートを主
成分としジイソシアネート化合物を殆ど含まない反応物
を作っておき、この反応物に含まれるイソシアネート基
を主鎖ポリマーの水酸基と反応させる。
例示した方法では主鎖の共重合を先に行なったが、当然
ながら本発明においては、予め側鎖を構成する反応を先
に行ない、かかるモノマーを最後に共重合させて側鎖末
端に(メタ)アクリロイル基を含む側鎖二重結合型樹脂
を製造してもよい。
本発明で用いる側鎖二重結合型樹脂は、その骨格構造の
特徴による熱可塑性樹脂的性質と、側鎖二重結合の三次
元架橋に起因する剛性とがバランスよくとれ、不飽和ポ
リエステル樹脂では発現し得ない優れた耐衝撃性を有し
ている。しかも他の物性は不飽和ポリエステル樹脂に何
ら劣るところがない。
本発明における側鎖二重結合型樹脂は要すればスチレン
等ビニルモノマーなどの架橋剤で希釈され、重合開始剤
が加えられて用いられる。更に公知のハロゲン系難燃剤
、及び/又は無機系難燃剤を必要に応じて添加すること
により、難燃化された組成物としても用いられる。
予備含浸樹脂や側鎖二重結合型樹脂を主成分とする含浸
用樹脂組成物の基材への含浸は、浸漬法や塗布法など一
般に知られた方法によることかできる。基材に含浸用樹
脂を含浸した含浸基材を積層、加熱することにより積層
板が得られるが、必要に応じて接着剤付銅箔等金属箔を
重ね合わせることにより金属箔張積層板となる。加熱硬
化時の圧力は10kg/c++f以下で充分であるが、
実質的に加圧しない無圧成形も可能である。
積層板中の基材含有量の調整は基材の坪量あるいは積層
、硬化処理条件の変更により行なわれる。
すなわち基材の坪量を大きくしたり樹脂含浸量を少なく
することにより基材含有量を大とするよう調整するか、
あるいは積層硬化処理前の樹脂の絞り量を多くすること
により基材含有量を大とするなどの方法によって行なう
ことができる。しかし、これらの方法に限定されず、他
の方法によって実施することもできる。要は積層板中の
基材含有量が金属箔を除く全体重量の35〜45重量9
6となるよう調整することが重要なのである。基材含有
量が35重量%未満であると機械的強度、特に熱時の強
度が充分でなく、45重量%を越えると強度改善に対し
不必要であるだけでなく、パンチング特性の低下が起る
なお上記積層硬化処理は連続成形法によっても良く、あ
るいはプレス成形によっても良い。
[実 施 例] 以下、実施例によって本発明を更に詳しく説明するが、
本発明の要旨を逸脱しない限り、これらの実施例のみに
限定されるものではない。
製造例 撹拌機、ガス導入管付き温度計、還流コンデンサー、滴
下ロートを具備したセパラブルフラスコ(3000ml
 )にメタクリル酸C30g、 0.41モル)、メチ
ルエチルケトン(400sr)、スチレンモアツマ−(
800g、  7.7モル)、アゾビスイソブチロニト
リル(5,Og)、ドデシルメルカプタン(12g)を
仕込み、窒素雰囲気下75〜80℃で10時間重合を行
なった。ハイドロキノン(0,5g)を添加して重合を
楚止した。スチレンモノマーの重合率は76%、メタク
リル酸の重合率は93%であり、重量平均分子量約5万
のスチレン−メタクリル酸共重合体を含有するポリマー
含有液が得られる。
また上記と同じ構成の別の反応装置に「エピコート82
7J  (エポキシ樹脂の商品名、油化シェルエポキシ
社製)(380g、1モル)、メタクリル酸(138g
、  1.8モル)、ベンジルジメチルアミン(1,2
sr) 、バラベンゾキノン(0,12g)を仕込脂を
含むビニル化試剤が得られた。
先に調製したポリマー含有液を全量ビニル化試剤に加え
て、トリフェニルホスフィン(5g)、バラベンゾキノ
ン(0,1(1g)を添加して加熱し、沸点110℃に
おいてメチルエチルケトン溶媒を留15%になった。ス
チレンモノマー(looOi)を間欠的に添加しながら
、30〜50mmHgで加熱蒸発を続けた。留出液から
検出されるメチルエチルケトンが0.1%以下となった
とき操作を終了した。かくして得られた硬化性プレポリ
マーを含む樹脂液は前記(1)型の側鎖を有する樹脂を
含み不揮発分52重量%より成る粘度6.2ポイズ(2
5℃)の黄褐色液であった。
実施例 坪量135g/イのクラフト紙(20X150大)を[
ニカレヂン5−31]5J(商品名1日本カーバイド社
製、メチロールメラミン)メタノール/水溶液に浸漬し
、取出、風乾後150℃−10分乾燥した。
得られた基材中の      −゛付管量は17.5重
量部であった。この基材を平皿中に入れた表1に示す組
成の樹脂液に浮かべ、液を含浸させた。基材6枚に、順
次同様の含浸を行ない、樹脂液を含んだ基材6枚を得た
。該基材6枚と市販ネく 接着剤付銅箔(35ミクロン厚:三井金属鉱業入製)1
枚を重ね、ポリエステルフィルムを介し、2枚の鉄板に
はさみ、プレス成型機に設置した。表1に示す圧力にお
いて、100℃−30分間保持し、冷却後取出し、更に
、120℃オーブン中にて2時間後硬化を行なった。該
積層板の物性値を表2に示す。
なお表1の数字は重量割合を表わす。
(以下余白) [効  果コ 以上のように本発明の回路用積層板はその基材含有量が
35〜45重量%であるとき著しい機械的特性、特に熱
時の特性の改否が見られ回路用として好適である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 側鎖二重結合型樹脂を主成分とする含浸用樹脂組成物及
    びセルロース繊維を主成分とする基材より基本的になる
    回路用積層板において、該基材含有量が全重量の35〜
    45重量%であることを特徴とする回路用積層板。
JP11652388A 1988-05-13 1988-05-13 回路用積層板 Pending JPH01286846A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11652388A JPH01286846A (ja) 1988-05-13 1988-05-13 回路用積層板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11652388A JPH01286846A (ja) 1988-05-13 1988-05-13 回路用積層板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01286846A true JPH01286846A (ja) 1989-11-17

Family

ID=14689241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11652388A Pending JPH01286846A (ja) 1988-05-13 1988-05-13 回路用積層板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01286846A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4929494A (en) Fibrous substrates impregnated with a curable composition
JPH01286846A (ja) 回路用積層板
JPH0257343A (ja) 回路用積層板
JPH01287146A (ja) 電気用積層板用基材及び積層板
JPH01287144A (ja) 回路用積層板
JPH01286837A (ja) 金属箔張電気用積層板
JPS6030341B2 (ja) 可撓性フエノ−ル樹脂を用いた積層板の製造方法
JPH01286844A (ja) 電気回路用積層板
JPH01286845A (ja) 難燃性電気回路用積層板
JPH01286821A (ja) 銅張り積層板の製造方法
JPH01286828A (ja) 電気用積層板の製造方法
JPH0443030A (ja) 難燃性銅張積層板
JPH01286839A (ja) 電気回路用積層板の製造方法
JPH01287117A (ja) 電気用積層板用樹脂組成物
JPS63215711A (ja) 積層板用樹脂組成物
JPH01287143A (ja) 電気回路用積層板
JPS63218722A (ja) 積層板用樹脂組成物
JPH01287122A (ja) 電気用積層板用樹脂組成物
JPS63218720A (ja) 積層板用樹脂組成物
JPH01286843A (ja) 電気用積層板
JPH01286827A (ja) 電気回路用積層板の製造法
JPH01286854A (ja) 積層板の連続製造法
JPH03264349A (ja) 銅張積層板
JPH01286840A (ja) 積層板の製造法
JPS63118312A (ja) 電気用積層板用樹脂組成物