JPS6030341B2 - 可撓性フエノ−ル樹脂を用いた積層板の製造方法 - Google Patents

可撓性フエノ−ル樹脂を用いた積層板の製造方法

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JPS6030341B2
JPS6030341B2 JP10280979A JP10280979A JPS6030341B2 JP S6030341 B2 JPS6030341 B2 JP S6030341B2 JP 10280979 A JP10280979 A JP 10280979A JP 10280979 A JP10280979 A JP 10280979A JP S6030341 B2 JPS6030341 B2 JP S6030341B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気的および機械的諸特性にすぐれ、かつ、打
抜加工性にすぐれた積層板の製造方法に関するものであ
る。
フェノール樹脂は電気的および機械的な諸特性、ならび
に価格の点においてバランスのとれた材料として各方面
に賞用されており、就中、弱電機器用として、紙を基材
とした電気絶縁積層板は、最も多く使用されている。
かかる用途の積層板は最近の民生用および産業用電子機
器の発達に伴ない高い信頼性が要求されるようになって
おり、その結果、低温での打抜加工性を向上させる必要
性が高まってきている。
そこで、フェノール樹脂積層板の打抜加工性を向上させ
る方法としては、従来、桐油ポリエステルなどを可塑剤
として用いる方法が検討されてきた。しかし、こうした
従来の可塑剤ではその可麹化効果が不充分なために、常
温打抜加工性を賦与するには多量の可塑剤の使用が必要
であった。
ところが、従来の可塑剤はフェノール樹脂との反応性に
劣るために多量に使用すると、電気特性および機械的特
性ならびに耐久性の低下が著しくなり、結局は、上述し
た諸要求を同時に満足させることは困難であるとされて
いた。しかるに、本発明者らは、この種の積層板への可
孫性賦与のために、特定の官能基を導入したアクリル系
ビニル重合体で変性せしめた特定の変性フェノール樹脂
を用いるときは、電気特性、機械的特性ならびに耐久性
にすぐれ、かつ、常温で打抜加工が可能な積層板が得ら
れることを見出して、本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明は積層板製造用樹脂ワニスにおける樹
脂への可榛性賦与剤として、アミノ基、アミド基、カル
ボキシル基、ェポキシ基、カルボニル基、ウレタン結合
および活性二重結合よりなる群から選ばれる官能基が少
なくとも1つ導入されたアクリル系ビニル重合体風を用
い、該重合体凶とフェノール樹脂曲とを混合し、または
共縮合せしめて得られる変性フェノール樹脂(つまり、
可孫性フェノール樹脂)を樹脂ワニスとして使用して積
層板を製造する処に特色がある。
ここにおいて、上記アクリル系ビニル重合体凶とはアク
リル系モノマーを主成分として用い、これらを公知の重
合方法で重合ないし共重合せしめて得られる重合体の総
称であるが、該アクリル系モノマーとして代表的なもの
を例示すればジメチルアミノメチル(メタ)アクリレ−
トもしくはジェチルメチル(メタ)アクリレートの如き
アミノ基含有モノマー:(メタ)アクリルアミド、メチ
ロール化(メタ)アクリルアミド、メチルエーナル化(
メタ)アクリルアミドもしくはジアセトン(メタ)アク
リルアミドの如きアミノ基含有モノマー:(メタ)アク
リル酸の如きカルボキシル基含有モノマー;グリシジル
(メタ)アクリレートの如きグリシジル基含有モノマ−
;(メタ)アクロィレンの如きカルポニル基含有モノマ
ー;あるいはメチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2ー
エチルヘキシル(メタ)アクリレートもしくはラウリル
(メタ)アクリレートの如き(メタ)アクリル酸ェステ
ルなどであるが、この他に、上記カルボキシル基含有モ
ノマーとしてイタコン酸、フマル酸ならびにマレィン酸
およびその無水物など、カルボニル基含有モノマーとし
てメチルビニルケトンなどのような、あるいはピニルフ
ェノール、フルフラールなどのような非アクリル系のモ
ノマーを共重合成分の一つとして用いることもできるし
、必要により、スチレン、ブタジエン、イソブレンある
いはクロロプレンなどのビニル系モノマーやジェン系モ
ノマーを共重合成分の一つとして用いることができるの
は勿論である。
以上が前記した特定の官能基を導入せしめる方法として
一般的なものであるが、その他に、連鎖移動剤や他の共
重合性モノマーの官能基を媒介として官能基を導入せし
めることも可能である。
この場合、2−メルカプトェタノールの如き水酸基を有
する連鎖移動剤や、前記した3ーヒドロキシヱチルアク
リレートまたは8ーヒドロキシエチルメタクリレートの
如き水酸基を含有する共重合モノマーを用いて予め水酸
基を導入しておいて、次にトリレンジィソシアネート、
キシレンジイソシアネートまたはジフエニルメタンジイ
ソシアネートの如きイソシアネート類や、無水マレィン
酸または無水フタル酸の如き酸無水物などを反応させる
方法が採られる。ィソシアネート類を用いる場合には、
さらに公知慣用の活性水素含有化合物を反応させること
ができるのは勿論である。アクリル系ビニル重合体■を
得るには、溶液重合、乳化重合あるいは懸濁重合などの
公知の重合方法のいずれによってもよいが、就中、溶液
重合によるものが使用最適であり、またモノマーについ
ては、望ましくは前記(メタ)アクリル酸ェステルを主
成分として用い、前記した各種の官能基含有モノマーを
共重合成分として用いるのがよく、就中、談(メタ)ア
クリル酸ヱステルとして、メチル(メタ)アクリレート
および/またはエチル(メタ)アクリレートを使用した
場合にとくにすぐれた結果を示すので、推奨することが
できる。かくして得られるアクリル系ピニル重合体■に
ついては、本発明方法の目的に合致さすために専ら該重
合体風は分子量を規制することは要求されないが、通常
の条件で使用される場合は500〜50000力ミ適当
で、さらに望ましくは1000〜20000であり、そ
のためにラウリルメルカプタン、2ーメルトカプトェタ
ノールあるいはチオグリコール酸オクチルの如き連鎖移
動剤を使用して分子量を制御することができるのは勿論
である。
また、このアクリル系ビニル重合体凶については、前記
の官能基の数を少なくとも1個有するものであることが
必要であり、一般的な使用条件では分子量1000当り
少なくとも1個有するものであることが望ましい。さら
に、この官能器の種類としては前記したもののいずれで
もよいが、就中、カルボキシル基および/またはアミド
基がすぐれた効果を与えるので、推奨される。
他方、このアクリル系ビニル重合体風に存する官能基に
より変性される成分としてのフェノール樹脂【Bーとは
、フェノール類とホルムアルデヒド発生化合物とを酸性
ないいま塩基性条件下に反応させて得られるものを指称
し、上記フェノール類の代表的なものを例示すればフェ
ノール、クレゾール、プロピルフエノール、ブチラフエ
ノール、オクチルフエノール、ノニルフエノール、ビニ
ルフエノール、プロモフエノール、キシレノールあるい
はビスフエ/ール−AもしくはビスフエノールーFなど
であり、上記ホルムアルデヒド発生物質としてはホルマ
リン、パラホルムアルデヒドあるいはへキサメチレンテ
トラミンなどである。
フェノール類とホルムアルデヒド発性化合物とを反応せ
しめてフェノール樹脂曲を得るにさし、し、この両者化
合物のモル比、反応触媒の種類ならびに反応温度および
反応時間などの条件は公知慣用の条件によればよく、と
くに限定されるものではないが、一般的に電気絶縁材用
積層板向けの含浸ワニスとしては、触媒としてアンモニ
ア、またはトリェチルアミンの如きアミン系触媒を使用
し、ホルマリン/フェノール=1.0〜3.0なるモル
比で行なわれ、望ましくはアンモニアを用いて、同比1
.0〜2.5程度で行なって得られるものがよい。そし
て、アクリル系ビニル重合体凶によるフェノール樹脂{
Bーの変性では、該重合体凶を、上記したフェノール類
とホルムアルデヒド発性化合物との反応開始時、反応中
あるいは反応終了後のいずれの時点で加えてもよいが、
これらフェノール類とホルムァルデヒド発性化合物の仕
込時に同時に加えてレゾール型反応を行なわしめる方が
望ましい。
かかる変性にさし、し、アクリル系ビニル重合体凶とフ
ェノール樹脂{Bーとの混合または共縮合の配合比は重
合体■:樹脂{Bー固形分=1:0.5〜10(重量比
)が適当であり、該重合体凶に加えてさらに他のフェノ
ール樹脂改質剤、たとえば桐油、キシレン樹脂、メラミ
ン樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポリブタジェン、
ハロゲン化合物あるいは燐化合物などを併用することも
可能である。
かくして得られた変性フェノール樹脂は、たとえばメタ
ノール、エタノールもしくはイソプロパノールの如きア
ルコール類;アセトン、メチルエチルケトンもしくはメ
チルィソブチルケトンの如きケトン類;ベンゼン、トル
ェンもしくはキシレンの如き芳香族炭化水素あるいは水
などの溶媒により含浸用ワニスとして供給される。かく
して、本発明方法を実施するには、この変性フェノール
樹脂をそのまま積層基材に含浸させ、次いで積層成形せ
しめて積層板を得るのは勿論、あるいは所望により、た
とえばェポキシ樹脂、水溶性フェノール樹脂あるいは水
落性メラミン樹脂で含浸処理を行なったのち、この変性
フェノール樹脂ワニスを適用して積層板を得ることも任
意である。
しかるのち、ワニスの含浸された積層基材は該基材に対
する乾燥樹脂分が30〜7の重量%、より好ましくは4
0〜6の重量%を占めるように調整された櫨脂含浸積層
基材として乾燥させて仕上げられる。
こうした含浸基材を所望の枚数だけ頚層し、さらに必要
に応じて表面に銅箔を積層して、圧力20〜200k9
/仇、温度140〜180qoおよび時間20〜180
分なる成形条件で熱圧成形する。
本発明方法を実施するに当り、含浸用基材としてはクラ
フト紙、コットンリンター紙あるいはアセチル化紙の如
き級基材を用いるのが一般的であるが、必要に応じて各
種の布基材、アスベスト基材あるいはガラス布基材など
を用いた場合にも、十分に効果を発揮するものである。
次に、実施例および比較例により本発明を具体的に説明
することにする。実施例 1 エチルアクリレート240夕、アクリルアミド30夕、
ラウリルメルカプタン30夕、ペンゾイルパーオキシド
6夕およびイソプロパノール300夕からなる混合溶液
を、80午0で1餌時間反応させてアクリル系ビニル重
合体(A−1)を調製した。
次いで、このアクリル系ビニル重合体(A−1)の13
0ターこ、フェノール460夕、37%ホルマリン46
0夕および25%アンモニア水18夕を加え、80℃で
4時間反応させたのち、これを減圧脱水し、メタノール
で希釈して変性フェノール樹脂を得た。
しかるのち、この変性フェノール樹脂を10ミル厚のク
ラフト紙に含浸させて樹脂固形分50%なる樹脂含浸積
層基材を調製した。
次いで、この基村を所定枚数重ね合わせ、150qo、
80k9/仇および30分なる積層条件で加熱圧着せし
めて厚さ1.5側の積層板を得た。実施例 2メチルメ
タクリレート240夕、アクリル酸30夕、アゾビスイ
ソブチロニトリル6夕およびキシレン300夕からなる
混合溶液を120℃でlq時間反応させてアクリル系ビ
ニル重合体(A−2)を調製した。
以後は、このアクリル系ビニル重合体(A−2)を用い
、かつ、希釈用溶媒としてメタノール:トルェンil:
1(重量比)なる混合物を用いる以外は、実施例1と同
様の操作を繰返して厚さ1.5肌の積層板を得た。
実施例 3 メチルアクリレート160夕、プチルアクリレート20
夕、メチ。
ール化アクリルアミド60夕、メタクリル酸20夕、8
ーヒドロキシェチルアクリレート20夕、ジーt−ブチ
ルバーオキシド3夕およびインプロピルアルコール30
0夕よりなる混合溶液を、80qoで1横時間反応させ
てアクリル系ビニル重合体(A−2)を調製した。次い
で、このアクリル系ピニル重合体(A−3)の130の
こ、市販のメタクレゾール酸530夕、ホルムアルデヒ
ド40%メタノール溶液500夕および25%アンモニ
ア水18夕を加えて6000で1印時間反応させ、均一
なる変性フェノール樹脂ワニスを得た。
しかるのち、この変性フェノール樹脂ワニスを用いる以
外は、実施例1と同様にして厚さ1.5肋の積層板を得
た。
実施例 4 エチルメタクリレート180夕、8ーヒドロキシエチル
アクリレート13夕、2一メルカプトエタノール7.8
夕、ペンゾイルパーオキシド4夕およびキシレン200
夕よりなる混合溶液を12000で1虫時間反応させて
プレポリマーを調製した。
次いで、このプレポリマーを減圧で溶媒を留去したのち
、トルエンジイソシアネート34.8夕およびBーヒド
ロキシヱチルメタクリレート2.6夕を加えて8000
で1斑時間反応させ、ここにアクリル系ビニル重合体(
A−4)を得た。
しかるのち、この重合体(A−4)の130夕に、フェ
ノール350夕、プロモフエノール100夕およびパラ
ホルムアルデヒド180夕、25%アンモニア水20夕
および水180夕を加えて5時間還流させ、減圧脱水し
、次いでメチルエチルケトンで希釈して、均一なる変性
フェノール樹脂ワニスを調製した。
以後は、この変性フェノール樹脂ワニスを用いる以外は
、実施例1と同様にして厚さ1.5肋の積層板を得た。
実施例 5エチルアクリレート240夕、ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート30夕、ラウリルメルカプタン
30夕、ペンゾイルパーオキシド6夕およびイソプロパ
ノール300夕から成る混合溶液を8000で10時間
反応させてアクリル系ビニル重合体(A−5)を調製し
た。
フェノール460夕、37%ホルマリン460夕および
25%アンモニア水18夕から成る混合物を80つ0で
3時間加熱反応せしめ、次いで減圧脱水したのち、メタ
ノールで希釈してフェノール樹脂(B−1)を得た。
次いで、アクリル系ビニル重合体(A−5)の130夕
を添加し、60℃で1時間加熱混合して変性フェノール
樹脂を得た。しかるのち、この変性フェノール樹脂ワニ
スを用いる以外は、実施例1と同機にして厚さ1.5肋
の積層板を得た。
実施例 6 反応器にィソプロパノール300夕を仕込み8000′
に昇温し、ここにエチルアクリレート270夕、グリシ
ジルメタクリレート30夕およびtーブチルパーオキシ
オクトェート15夕から成る混合物を6時間で滴下した
後同温度に1の時間保持してアクリル系ビニル重合体(
A−6)を調製した。
次いで実施例5の方法で得たフェノール樹脂(B−1)
にアクリル系ビニル重合体(A−6)の130夕を添加
し、60ooで1時間加熱混合して変性フェノール樹脂
を得た。
しかるのち、この変性フェノール樹脂ワニスを用いる以
外は、実施例1と同様にして厚さ1.5肋の積層板を得
た。
実施例 7 エチルアクリレート240夕、アクリル酸30夕、ラウ
リルメルカプタン30夕、ペンゾイルパーオキシド6夕
およびィソプロパノール250夕から成る混合溶液を8
000でlq時間反応させた。
次いで、グリシジルメタクリレート50夕、ハイドロキ
ノン1.4夕およびトリフェニルフオスフィン1.4夕
を添加し、同温度で6時間反応させて活性二重結合を有
するアクリル系ビニル重合体(A−7)を得た。次いで
、実施例5の方法で得たフェノール樹脂(B−1)にア
クリル系ビニル重合体(A−7)の130夕を添加し、
6000で1時間加熱混合して変性フェノール樹脂を得
た。
しかるのち、この変性フェノール樹脂ワニスを用いる以
外は、実施例1と同様にして厚さ1.5凧の積層板を得
た。
実施例 8 エチルアクリレート240夕、アセトアセトキシエチル
メタクリレート30夕、ラウリルメルカプタン30夕、
ペンゾイルパーオキシド6夕およびイソプロパノール3
00夕から成る混合溶液を80℃で10時間反応させて
アクリル系ビニル重合体(A−5)を調製した。
フェノール460夕、37%ホルマリン460夕および
25%アンモニア水1夕から成る混合物を80q○で3
時間加熱反応せしめ、次いで減圧脱水したのち、メタノ
ールで希釈してフェノール樹脂(B−1)を得た。
次いで、アクリル系ビニル重合体(A−5)の130夕
を添加し、60℃で1時間加熱混合して変性フェノール
樹脂を得たごしかるのち、この変性フェノール樹脂ワニ
スを用いる以外は、実施例1と同様にして厚さ1.5肋
の積層板を得た。
比較例 1 フェノール460夕、37%ホルマリン460夕および
25%アンモニア水18夕からなる混合溶液を80q○
で3時間加熱反応せしめ、次いで減圧脱水したのち、メ
タノールで希釈して均一な未変性フェノール樹脂ワニス
を調製した。
以後は、かくして得られた樹脂ワニスを用いる以外は、
実施例1と同様の操作を繰返して厚さ*1.5側の積層
板を得た。
比較例 2 フェノール500夕、桐独167夕および燐酸69を用
いて120ooで3時間反応を行なって、80午0に冷
却させたのち、これに37%ホルマリン500夕および
アンモニア水10夕を加えて、さらに95qoで3時間
反応を行なった。
次いで、減圧脱水を行ない。
これにメタノール:トルェン=1:1(重量比)なる混
合溶媒470夕を加え、均一なる桐油変性フェノール樹
脂を調製した。しかるのち、この樹脂を用いる以外は実
施例1と同様にして厚さ1.5肌の積層板を得た。
比較例 3フエノール752夕、ノニルフエノール43
0夕、37%ホルマリン940夕およびアンモニア水4
0夕を用いて8000で3時間反応を行ない、次いで減
圧脱水し、しかるのちメタノールで希釈することにより
ノニルフェノール変性フェノール樹脂が得られた。
以後は、この樹脂を用いる以外は、実施例1と同様の操
作を繰返して厚さ1.5肋の積層板を作成した。
以上の各例で得られたフェノール樹脂積層板について試
験を行なった諸物性の結果を第1表にまとめて示す。
上表からも明らかなように、本発明方法に従えば強度、
耐熱性、耐溶剤性および電気絶縁性などの特性低下もな
く、常温打抜加工性(可鏡性)を積層板に賦与すること
ができるという新たな効果が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 樹脂ワニスを基材に含浸させ、次いで積層成形せし
    めて積層板を製造するに当り、上記樹脂ワニスとして、
    (A)アミノ基、アミド基、カルボキシル基、エポキシ
    基、カルボニル基、ウレタン結合および活性二重結合よ
    りなる群から選ばれる官能基が少なくとも1つ導入され
    たアクリル系ビニル重合体を、(B)フエノール樹脂と
    混合し、または共縮合せしめて得られる変性フエノール
    樹脂を用いることを特徴とする積層板の製造方法。
JP10280979A 1979-08-14 1979-08-14 可撓性フエノ−ル樹脂を用いた積層板の製造方法 Expired JPS6030341B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63168243U (ja) * 1987-04-22 1988-11-01
JPH0316503B2 (ja) * 1986-03-31 1991-03-05 Koshinraido Hakuyo Suishin Puranto Gijutsu Kenkyu Kumiai
JPH04121445U (ja) * 1991-04-18 1992-10-29 帝国ピストンリング株式会社 ボアクーリング型シリンダライナ

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