JPH01282153A - 炭化珪素質反応管 - Google Patents
炭化珪素質反応管Info
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- JPH01282153A JPH01282153A JP63109212A JP10921288A JPH01282153A JP H01282153 A JPH01282153 A JP H01282153A JP 63109212 A JP63109212 A JP 63109212A JP 10921288 A JP10921288 A JP 10921288A JP H01282153 A JPH01282153 A JP H01282153A
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Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
及栗上勿■朋分災
本発明は、半導体に熱処理を施す拡散炉に用いられる反
応管に関し、更に詳述するとシリコンウェハーに不純物
による汚染に起因する欠陥を生じさせるようなことのな
い炭化珪素質反応管に関する。
応管に関し、更に詳述するとシリコンウェハーに不純物
による汚染に起因する欠陥を生じさせるようなことのな
い炭化珪素質反応管に関する。
来の び Iが ゛ しようとするU従来、半導体
拡散炉用の反応管としては、石英製、炭化珪素質層のも
のが使用されている。これら反応管を用いて半導体に熱
処理を施す場合、反応管に不純物が存在するとシリコン
ウェハーに欠陥が生じ、結果として半導体の熱処理工程
の歩留まりを大きく低下させることになるため、これら
反応管の材料としては高純度の石英又は炭化珪素が要求
され、これらの純度は高ければ高いほど良い。ここで、
純度の点においては石英が炭化珪素に優るため、一般に
石英製の反応管が多用されている。
拡散炉用の反応管としては、石英製、炭化珪素質層のも
のが使用されている。これら反応管を用いて半導体に熱
処理を施す場合、反応管に不純物が存在するとシリコン
ウェハーに欠陥が生じ、結果として半導体の熱処理工程
の歩留まりを大きく低下させることになるため、これら
反応管の材料としては高純度の石英又は炭化珪素が要求
され、これらの純度は高ければ高いほど良い。ここで、
純度の点においては石英が炭化珪素に優るため、一般に
石英製の反応管が多用されている。
しかし、石英でも未だ不純物の点に於いて満足できるも
のではなく、更に石英の場合、高温下では変形し易く、
その寿命が短いという欠点を有している。特に処理温度
が1200’Cを超えると変形、失透等により消耗が激
しく、反応管を頻繁に交換しなければならず、一方処理
温度を下げると処理時間を大巾に延ばさなければならず
、いずれにしても半導体の製造コストを引き上げるとい
う不都合を生じる。
のではなく、更に石英の場合、高温下では変形し易く、
その寿命が短いという欠点を有している。特に処理温度
が1200’Cを超えると変形、失透等により消耗が激
しく、反応管を頻繁に交換しなければならず、一方処理
温度を下げると処理時間を大巾に延ばさなければならず
、いずれにしても半導体の製造コストを引き上げるとい
う不都合を生じる。
これに対して、炭化珪素質の反応管は高温下でも変形し
にくく、また石英製反応管に見られるような失透現象を
生じることがなく、このため一つの反応管の使用可能期
間を石英製のものに比べて大巾に延ばすことができる。
にくく、また石英製反応管に見られるような失透現象を
生じることがなく、このため一つの反応管の使用可能期
間を石英製のものに比べて大巾に延ばすことができる。
しかし、純度の点に関しては、従来の技術では石英製の
ものに比へて劣るためにその使用に制限がある。
ものに比へて劣るためにその使用に制限がある。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、高温下におい
ても変形、失透現象などの不都合を生じることがなく、
かつ不純物の存在に起因する欠陥をシリコンウェハーに
生じさせることのない半導体拡散炉用として有効な炭化
珪素質反応管を提供することを目的とする。
ても変形、失透現象などの不都合を生じることがなく、
かつ不純物の存在に起因する欠陥をシリコンウェハーに
生じさせることのない半導体拡散炉用として有効な炭化
珪素質反応管を提供することを目的とする。
課 を 決するための手 、び−
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を重ね
た結果、反応焼結炭化珪素質反応管の内面に気相合成法
等により0.5〜2mの高純度炭化珪素層を形成するこ
とが有効であることを見い出した。即ち、炭化珪素質反
応管はSiCとSiとの複合材料であり、不純物は高温
下での拡散係数がSi中の方がSiC中よりも遥かに大
きいため主としてSi/i5中を通過して反応管内に汚
染をもたらすものであるが、反応管内面に気相合成法な
どにより高純度の炭化珪素被膜を析出させ、厚さ0.5
〜211111の高純度炭化珪素層を形成することによ
り、該層によって反応管基+4及び外部から反応管内へ
の不純物の拡散を遮断することができ、また反応管は反
応焼結炭化珪素質からなるものであるので、高温下にお
いても変形したり、失透現象を生じるようなことのない
半導体拡散炉用反応管とすることができることを知見し
、本発明を完成するに至ったものである。
た結果、反応焼結炭化珪素質反応管の内面に気相合成法
等により0.5〜2mの高純度炭化珪素層を形成するこ
とが有効であることを見い出した。即ち、炭化珪素質反
応管はSiCとSiとの複合材料であり、不純物は高温
下での拡散係数がSi中の方がSiC中よりも遥かに大
きいため主としてSi/i5中を通過して反応管内に汚
染をもたらすものであるが、反応管内面に気相合成法な
どにより高純度の炭化珪素被膜を析出させ、厚さ0.5
〜211111の高純度炭化珪素層を形成することによ
り、該層によって反応管基+4及び外部から反応管内へ
の不純物の拡散を遮断することができ、また反応管は反
応焼結炭化珪素質からなるものであるので、高温下にお
いても変形したり、失透現象を生じるようなことのない
半導体拡散炉用反応管とすることができることを知見し
、本発明を完成するに至ったものである。
ここで、炭化珪素質反応管内面に炭化珪素被膜を形成す
るという技術は特公昭61−20128号公報等で公知
であるが、これは洗浄の際の耐食性の向上を目的とした
ものであり、また、炭化珪素被膜の膜厚も500p以下
とされている。これに対して本発明者らは0.5m〜2
傾の炭化珪素層が不純物の遮断に大きな効果を示すこと
を見い出したものである。また従来、炭化珪素被膜を炭
化珪素質反応管表面に形成する方法としては、ポーラス
な再結晶炭化珪素質反応管表面に炭化珪素被膜を形成し
た後、Siを含浸させる方法等が知られているが、かか
る再結晶炭化珪素は強度に劣るため(反応焼結炭化珪素
は曲げ強度35〜45kg/nIaであるのに対し、再
結晶炭化珪素は15〜25kg/−と約1/2である)
、炭化珪素被膜の膜厚を0.5on以上とするとその使
用に際し、熱サイクルによって破損し易くなってしまう
。これに対して反応焼結炭化珪素は強度が高いため炭化
珪素層の厚さを0.5mm以上、更には11可以上とし
ても何ら問題ないということを本発明者らは見い出した
ものである。
るという技術は特公昭61−20128号公報等で公知
であるが、これは洗浄の際の耐食性の向上を目的とした
ものであり、また、炭化珪素被膜の膜厚も500p以下
とされている。これに対して本発明者らは0.5m〜2
傾の炭化珪素層が不純物の遮断に大きな効果を示すこと
を見い出したものである。また従来、炭化珪素被膜を炭
化珪素質反応管表面に形成する方法としては、ポーラス
な再結晶炭化珪素質反応管表面に炭化珪素被膜を形成し
た後、Siを含浸させる方法等が知られているが、かか
る再結晶炭化珪素は強度に劣るため(反応焼結炭化珪素
は曲げ強度35〜45kg/nIaであるのに対し、再
結晶炭化珪素は15〜25kg/−と約1/2である)
、炭化珪素被膜の膜厚を0.5on以上とするとその使
用に際し、熱サイクルによって破損し易くなってしまう
。これに対して反応焼結炭化珪素は強度が高いため炭化
珪素層の厚さを0.5mm以上、更には11可以上とし
ても何ら問題ないということを本発明者らは見い出した
ものである。
従って、本発明は、反応焼結炭化珪素質からなる反応管
の内面全面に厚さ0.5〜2mmの高純度炭化珪素層を
形成したことを特徴とする炭化珪素質反応管を提供する
ものである。
の内面全面に厚さ0.5〜2mmの高純度炭化珪素層を
形成したことを特徴とする炭化珪素質反応管を提供する
ものである。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明反応管は、上述のようにその内面に形成された厚
さ0.5〜21Inの炭化珪素層により、反応管基材及
び外部からの不純物の拡散を遮断し、半導体に熱処理を
施す際にシリコンウェハーが不純物によって汚染される
のを防止するものである。
さ0.5〜21Inの炭化珪素層により、反応管基材及
び外部からの不純物の拡散を遮断し、半導体に熱処理を
施す際にシリコンウェハーが不純物によって汚染される
のを防止するものである。
この場合、炭化珪素層の純度は高い程よいが、かかる高
純度の炭化珪素】を得るため、炭化珪素層を形成する手
段として気相合成法を採用することが好ましい。ここで
、炭化珪素層の純度の目安としては、層内の鉄含量を5
ppm以下とすることが好適である。即ち、鉄は反応
管がその製造において最も汚染を受は易い物質であり、
鉄を5 ppm以下とすることにより、他の有害な不純
物も5 ppm以下とすることができる。
純度の炭化珪素】を得るため、炭化珪素層を形成する手
段として気相合成法を採用することが好ましい。ここで
、炭化珪素層の純度の目安としては、層内の鉄含量を5
ppm以下とすることが好適である。即ち、鉄は反応
管がその製造において最も汚染を受は易い物質であり、
鉄を5 ppm以下とすることにより、他の有害な不純
物も5 ppm以下とすることができる。
なお、気相合成法によって炭化珪素被膜を反応管内面に
析出させて炭化珪素層を形成する場合、予め反応管内面
にSi除去処理を施してSi除去層(炭化珪素層)を形
成した後、その上に気相合成による炭化珪素被膜を析出
させ、厚さ0.5〜2■の炭化珪素層を形成することが
好ましく、これによれば気相合成により析出させる炭化
珪素被膜を少なくすることができ、従って製造コストを
低減化することができる。この場合、処理層(Si除去
層)は0.4〜0.7mに制御することが好ましい。処
理層の厚さが0.4mm未満であると、所定の厚さの炭
化珪素を得るために過剰の気相合成による炭化珪素膜の
析出が必要となり、製造コストの低減化というメリット
が得られない場合がある。一方、処理層の厚さが0.7
nuを超えると、反応管内面に気孔が残存し易くなり、
この気孔が強度低下を持たらし、破損の原因となったり
、更には気孔自身がガス発生源、即ち不純物発生源とな
る場合がある。
析出させて炭化珪素層を形成する場合、予め反応管内面
にSi除去処理を施してSi除去層(炭化珪素層)を形
成した後、その上に気相合成による炭化珪素被膜を析出
させ、厚さ0.5〜2■の炭化珪素層を形成することが
好ましく、これによれば気相合成により析出させる炭化
珪素被膜を少なくすることができ、従って製造コストを
低減化することができる。この場合、処理層(Si除去
層)は0.4〜0.7mに制御することが好ましい。処
理層の厚さが0.4mm未満であると、所定の厚さの炭
化珪素を得るために過剰の気相合成による炭化珪素膜の
析出が必要となり、製造コストの低減化というメリット
が得られない場合がある。一方、処理層の厚さが0.7
nuを超えると、反応管内面に気孔が残存し易くなり、
この気孔が強度低下を持たらし、破損の原因となったり
、更には気孔自身がガス発生源、即ち不純物発生源とな
る場合がある。
上記炭化珪素層は上述のように厚さ0.5〜2mとされ
るが、この炭化珪素層の厚さが0.5+n+n未満であ
ると不純物の遮断効果が不十分となり、一方2mmを超
えると反応管使用の際に破損し易くなり、その寿命が短
くなってしまう。
るが、この炭化珪素層の厚さが0.5+n+n未満であ
ると不純物の遮断効果が不十分となり、一方2mmを超
えると反応管使用の際に破損し易くなり、その寿命が短
くなってしまう。
また、本発明の反応管は、その基材として反応焼結炭化
珪素質を用いているため高温下においても変形し難く、
また失透現象を生じるようなこともないものであるが、
ここで従来炭化珪素質反応管の製造は、特公昭61−2
0129号公報等に見られるように、再結晶法による製
造が一般的であり、この方法により得られた再結晶炭化
珪素は前述したようにその強度が低いため、この炭化珪
素を用いて反応管を作製し、その内面に厚肉(0,5〜
2an)の炭化珪素層を形成すると使用の際に破損し易
くなってしまう。これに対して本発明の反応管は反応焼
結炭化珪素質を基材とするために強度が高く、その内面
に厚肉の炭化珪素層を形成しても破損し難いものである
が、かかる反応焼結炭化珪素質反応管は、特公昭45−
38061号公報に記載されているように、初期に多量
(15〜40重量%)の炭素質を添加し、かつ約150
0〜1900℃で反応させるものであり(一方、再結晶
法は少量(一般には10%以下)の炭素質を添加し、か
つ約2000℃の熱処理が必要である)、この多量の炭
素の反応により生成されたSiCが結果として粒子の結
合を強化し、その強度を高いものとしており、これによ
り厚肉の炭化珪素層を形成することを可能にしている。
珪素質を用いているため高温下においても変形し難く、
また失透現象を生じるようなこともないものであるが、
ここで従来炭化珪素質反応管の製造は、特公昭61−2
0129号公報等に見られるように、再結晶法による製
造が一般的であり、この方法により得られた再結晶炭化
珪素は前述したようにその強度が低いため、この炭化珪
素を用いて反応管を作製し、その内面に厚肉(0,5〜
2an)の炭化珪素層を形成すると使用の際に破損し易
くなってしまう。これに対して本発明の反応管は反応焼
結炭化珪素質を基材とするために強度が高く、その内面
に厚肉の炭化珪素層を形成しても破損し難いものである
が、かかる反応焼結炭化珪素質反応管は、特公昭45−
38061号公報に記載されているように、初期に多量
(15〜40重量%)の炭素質を添加し、かつ約150
0〜1900℃で反応させるものであり(一方、再結晶
法は少量(一般には10%以下)の炭素質を添加し、か
つ約2000℃の熱処理が必要である)、この多量の炭
素の反応により生成されたSiCが結果として粒子の結
合を強化し、その強度を高いものとしており、これによ
り厚肉の炭化珪素層を形成することを可能にしている。
このように、反応焼結炭化珪素と再結晶炭化珪素とはそ
の製法及び特性が明らかに異なる。
の製法及び特性が明らかに異なる。
上記の如き炭化珪素層を形成した反応管を製造する場合
は、反応焼結炭化珪素質反応管を用意し、その内表面に
0.5〜2m+厚の高純度炭化珪素層を形成すればよく
、特に制限はないが、炭化珪素層を形成する方法として
は上述したように高純度の炭化珪素層が得られることか
ら気相合成により反応管内面に炭化珪素被膜を析出させ
る方法が好適に採用される。この方法は、一般にCVD
(Che耐cal V apor D epositi
on)法と呼ばれ、CH,5iCIl、、CH,5iH
CΩz −(CH3)z S x CQz、5iCQ4
+CHい5iCQ4+C,H,等の原料ガスをCVD炉
に装填された反応焼結炭化珪素質反応管内面に流してS
iCを反応管内表面に析出させるものである。なお、原
料ガスは丘記したものに限られるものではなく、CVD
法に一般的に用いられるものであればよく、また温度は
1000〜1400℃が好ましく、圧力は常圧又は減圧
のいずれでもよい。
は、反応焼結炭化珪素質反応管を用意し、その内表面に
0.5〜2m+厚の高純度炭化珪素層を形成すればよく
、特に制限はないが、炭化珪素層を形成する方法として
は上述したように高純度の炭化珪素層が得られることか
ら気相合成により反応管内面に炭化珪素被膜を析出させ
る方法が好適に採用される。この方法は、一般にCVD
(Che耐cal V apor D epositi
on)法と呼ばれ、CH,5iCIl、、CH,5iH
CΩz −(CH3)z S x CQz、5iCQ4
+CHい5iCQ4+C,H,等の原料ガスをCVD炉
に装填された反応焼結炭化珪素質反応管内面に流してS
iCを反応管内表面に析出させるものである。なお、原
料ガスは丘記したものに限られるものではなく、CVD
法に一般的に用いられるものであればよく、また温度は
1000〜1400℃が好ましく、圧力は常圧又は減圧
のいずれでもよい。
また、上述したように上記CVD法により炭化珪素被膜
を反応管内表面に形成する場合、反応管内面にSi除去
処理を施して厚さ0.4〜0.7IのSi除去暦(炭化
珪素層)を形成し、その上にCVD法により高純度炭化
珪素被膜を析出させ、結果として厚さ0.5〜2nnの
炭化珪素層とすることにより、コスト高となるCVD法
による被膜の析出を少なくすることができ、従って全体
の製造コストを低減化することができるが、この場合S
i除去処理の方法としては、溶液処理、高温での塩酸ガ
ス処理等が好適に採用される。なお、これらの方法でS
i除去処理を行なった場合、反応管内表面に酸が残留し
ないように十分に水洗した後にCVD法による被膜形成
処理を施すことが必要である。
を反応管内表面に形成する場合、反応管内面にSi除去
処理を施して厚さ0.4〜0.7IのSi除去暦(炭化
珪素層)を形成し、その上にCVD法により高純度炭化
珪素被膜を析出させ、結果として厚さ0.5〜2nnの
炭化珪素層とすることにより、コスト高となるCVD法
による被膜の析出を少なくすることができ、従って全体
の製造コストを低減化することができるが、この場合S
i除去処理の方法としては、溶液処理、高温での塩酸ガ
ス処理等が好適に採用される。なお、これらの方法でS
i除去処理を行なった場合、反応管内表面に酸が残留し
ないように十分に水洗した後にCVD法による被膜形成
処理を施すことが必要である。
l豆立藝米
以上説明したように、本発明の炭化珪素質反応管は、高
温下においても変形、失透現象などの不都合を生じるこ
となく、かつ不純物の存在に起因する欠陥をシリコンウ
ェハーに生じさせることがない。従って、本発明の反応
管を用いて半導体に熱処理を施すことにより半導体製造
における歩留まりを向上させることができる。
温下においても変形、失透現象などの不都合を生じるこ
となく、かつ不純物の存在に起因する欠陥をシリコンウ
ェハーに生じさせることがない。従って、本発明の反応
管を用いて半導体に熱処理を施すことにより半導体製造
における歩留まりを向上させることができる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない
。
するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない
。
〔実施例及び比較例1〜4〕
外径184+nmφ、内径170mmφ、長さ2300
mmの絞り部を有する反応焼結炭化珪素質反応管を3本
準備し、HF : HNO,:水=1:1:1(重量比
)の水溶液にそれぞれ1,6.15時間浸漬し、表面の
Siを除去した。この時、同時に処理されたダミーサン
プルを調べた結果、侵食層はそれぞれ表面より0 、1
5 wr 、 0 、5 rmr 、 0 。
mmの絞り部を有する反応焼結炭化珪素質反応管を3本
準備し、HF : HNO,:水=1:1:1(重量比
)の水溶液にそれぞれ1,6.15時間浸漬し、表面の
Siを除去した。この時、同時に処理されたダミーサン
プルを調べた結果、侵食層はそれぞれ表面より0 、1
5 wr 、 0 、5 rmr 、 0 。
8Iであった。次いで十分に水洗、乾燥した後、CVD
炉内に装填した。炉内を30 Torr迄減圧し、抵抗
加熱によって1300’cに保持した反応管内面にトリ
クロルメチルシラン1(1/min、水素ガス10Q/
minを流して内面上に炭化珪素被膜を形成した。この
際、処理時間を変えることにより炭化珪素被膜の厚さを
変えて3本の反応管を得た。この時、同時に処理された
ダミーサンプルの炭化珪素被膜の膜厚を測定した結果、
それぞれ 0.35a++、1.2nn、2.1m
mであった。これは、後述するウェハーのライフタイム
試験を行なった後、反応管破壊検査により測定した結果
と一致した。また、このダミーサンプルの炭化珪素膜の
純度を測定したところ、Feが4 ppm含有されてい
た。
炉内に装填した。炉内を30 Torr迄減圧し、抵抗
加熱によって1300’cに保持した反応管内面にトリ
クロルメチルシラン1(1/min、水素ガス10Q/
minを流して内面上に炭化珪素被膜を形成した。この
際、処理時間を変えることにより炭化珪素被膜の厚さを
変えて3本の反応管を得た。この時、同時に処理された
ダミーサンプルの炭化珪素被膜の膜厚を測定した結果、
それぞれ 0.35a++、1.2nn、2.1m
mであった。これは、後述するウェハーのライフタイム
試験を行なった後、反応管破壊検査により測定した結果
と一致した。また、このダミーサンプルの炭化珪素膜の
純度を測定したところ、Feが4 ppm含有されてい
た。
次に、上記3本の反応管をそ九ぞ九拡散炉内に装填し、
この反応管内にシリコンウェハー(cz−P型(111
> )を挿入した後、ウェハーにドライ酸素中、110
0℃X 4 winの条件で熱処理を施した。このシリ
コンウェハーの汚染度を調べるためウェハーのライフタ
イムを測定した。結果を第1表に示す。
この反応管内にシリコンウェハー(cz−P型(111
> )を挿入した後、ウェハーにドライ酸素中、110
0℃X 4 winの条件で熱処理を施した。このシリ
コンウェハーの汚染度を調べるためウェハーのライフタ
イムを測定した。結果を第1表に示す。
また、比較のため石英反応管及び内面に炭化珪素被膜を
形成しない炭化珪素質反応管についても同様の試験を行
なった結果を第1表に併記する。
形成しない炭化珪素質反応管についても同様の試験を行
なった結果を第1表に併記する。
なお、ウェハーのライフタイムは汚染が少ない程長くな
るものである。
るものである。
第 1 表
次に、長時間運転よる影響を調べるため上記実施例及び
比較例1,2の反応管を拡散炉に装填し、800℃(2
時間保持)4−)1200℃(4時間保持)のヒートサ
イクルを50回繰り返した後、上記と同様のライフタイ
ム測定を行なった。結果を第2表に示す。なお、比較例
2の反応管については27サイクル目に破損してしまっ
た。
比較例1,2の反応管を拡散炉に装填し、800℃(2
時間保持)4−)1200℃(4時間保持)のヒートサ
イクルを50回繰り返した後、上記と同様のライフタイ
ム測定を行なった。結果を第2表に示す。なお、比較例
2の反応管については27サイクル目に破損してしまっ
た。
第 2 表
手続補正書(自発)
咄勃に年5月2日
特許庁長官 吉 1)文 般 殿
1、事件の表示
昭和63年特許願第109212号
2、発明の名称
炭化珪素質反応管
3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
住 所 東京都千代田区大手町二丁目6番1号氏
名 (206)信越化学工業 株式会社代表者 小
坂雄太部 4、代理人 〒104 住 所 東京都中央区銀座3丁目11番14号ダパ
クリエートビル5階 電話(54!5)64546、補
正の内容 (1)明細書第3頁第13行目の「気相合成法」の前に
「後述するSi除去処理、」を挿入する。
名 (206)信越化学工業 株式会社代表者 小
坂雄太部 4、代理人 〒104 住 所 東京都中央区銀座3丁目11番14号ダパ
クリエートビル5階 電話(54!5)64546、補
正の内容 (1)明細書第3頁第13行目の「気相合成法」の前に
「後述するSi除去処理、」を挿入する。
(2)同第3頁第19行目及び第6頁第2行目の「気相
合成法」の前にそれぞれrSi除去処理、」を挿入する
。
合成法」の前にそれぞれrSi除去処理、」を挿入する
。
(3)同第11頁第17行目及び第19行目の「炭化珪
素被膜」を「炭化珪素層」と訂正する。
素被膜」を「炭化珪素層」と訂正する。
以上
Claims (1)
- 1.反応焼結炭化珪素質からなる反応管の内面全面に
厚さ0.5〜2mmの高純度炭化珪素層を形成したこと
を特徴とする炭化珪素質反応管。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63109212A JPH01282153A (ja) | 1988-05-06 | 1988-05-06 | 炭化珪素質反応管 |
US07/346,736 US4999228A (en) | 1988-05-06 | 1989-05-03 | Silicon carbide diffusion tube for semi-conductor |
DE89108265T DE68909481T2 (de) | 1988-05-06 | 1989-05-08 | Siliciumcarbid-Diffusionsrohr für Halbleiter. |
EP89108265A EP0340802B1 (en) | 1988-05-06 | 1989-05-08 | Silicon carbide diffusion tube for semi-conductor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63109212A JPH01282153A (ja) | 1988-05-06 | 1988-05-06 | 炭化珪素質反応管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01282153A true JPH01282153A (ja) | 1989-11-14 |
JPH0585502B2 JPH0585502B2 (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14504437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63109212A Granted JPH01282153A (ja) | 1988-05-06 | 1988-05-06 | 炭化珪素質反応管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01282153A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5179049A (en) * | 1990-11-20 | 1993-01-12 | Asahi Glass Company Ltd. | Heat treating apparatuses for semiconductors and high purity silicon carbide parts for the apparatuses and a method of making thereof |
JPH05279123A (ja) * | 1992-02-04 | 1993-10-26 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 半導体製造用炭化珪素質部材 |
JPH06206718A (ja) * | 1992-07-31 | 1994-07-26 | Cvd Inc | 超高純度炭化ケイ素とそれによって作製した高温半導体加工用器具 |
JPH1045476A (ja) * | 1996-08-01 | 1998-02-17 | Toshiba Ceramics Co Ltd | 半導体ウエハ処理具 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59189622A (ja) * | 1983-04-13 | 1984-10-27 | Toshiba Ceramics Co Ltd | 半導体用拡散炉プロセスチユ−ブ |
JPS6311589A (ja) * | 1986-07-01 | 1988-01-19 | イビデン株式会社 | 耐熱性治具及びその製造方法 |
JPS6335452A (ja) * | 1986-07-31 | 1988-02-16 | 東芝セラミツクス株式会社 | 半導体拡散炉用構成部材の製造方法 |
JPS6385075A (ja) * | 1986-09-26 | 1988-04-15 | 宇部興産株式会社 | 半導体用拡散炉プロセスチユ−ブ |
-
1988
- 1988-05-06 JP JP63109212A patent/JPH01282153A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59189622A (ja) * | 1983-04-13 | 1984-10-27 | Toshiba Ceramics Co Ltd | 半導体用拡散炉プロセスチユ−ブ |
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JPS6335452A (ja) * | 1986-07-31 | 1988-02-16 | 東芝セラミツクス株式会社 | 半導体拡散炉用構成部材の製造方法 |
JPS6385075A (ja) * | 1986-09-26 | 1988-04-15 | 宇部興産株式会社 | 半導体用拡散炉プロセスチユ−ブ |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5179049A (en) * | 1990-11-20 | 1993-01-12 | Asahi Glass Company Ltd. | Heat treating apparatuses for semiconductors and high purity silicon carbide parts for the apparatuses and a method of making thereof |
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JPH06206718A (ja) * | 1992-07-31 | 1994-07-26 | Cvd Inc | 超高純度炭化ケイ素とそれによって作製した高温半導体加工用器具 |
JPH1045476A (ja) * | 1996-08-01 | 1998-02-17 | Toshiba Ceramics Co Ltd | 半導体ウエハ処理具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0585502B2 (ja) | 1993-12-07 |
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