JPH01282129A - バリウムフェライト磁性粉およびその製造方法 - Google Patents

バリウムフェライト磁性粉およびその製造方法

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JPH01282129A
JPH01282129A JP63111528A JP11152888A JPH01282129A JP H01282129 A JPH01282129 A JP H01282129A JP 63111528 A JP63111528 A JP 63111528A JP 11152888 A JP11152888 A JP 11152888A JP H01282129 A JPH01282129 A JP H01282129A
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barium ferrite
ferrite magnetic
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barium
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Kyoji Odan
恭二 大段
Tatsuo Kamimura
上村 達男
Toshio Kurato
敏雄 蔵藤
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Ube Industries Ltd
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    • C01G49/009Compounds containing, besides iron, two or more other elements, with the exception of oxygen or hydrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2002/00Crystal-structural characteristics
    • C01P2002/30Three-dimensional structures
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    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2006/00Physical properties of inorganic compounds
    • C01P2006/12Surface area

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、六方晶マグネトプランバイト型バリウムフェ
ライト磁性粉およびその製造方法に関するものである。
さらに詳しくは、本発明は比表面積が20〜70イ/g
、保磁力が200〜2000Oeであり、飽和磁化が従
来のものと比較して飛躍的に向上しており、さらに分散
性の優れたマグネトプランバイト型バリウムフェライト
磁性粉およびその製造方法に関するものである。
近年、磁気記録の高密度化の要求に伴い、バリウムフェ
ライト磁性粉を磁気記録媒体として用いる垂直磁気記録
方式の開発が進められている。
垂直磁気記録方式に用いられるバリウムフェライト磁性
粉としては、保磁力が適当な値(200〜2000Oe
)で、飽和磁化ができるだけ高(、しかも分散性の優れ
たものが望まれている。
(従来の技術およびその問題点) 従来、バリウムフェライト磁性粉の製造方法としては、
例えば共沈法、ガラス結晶化法、水熱合成法等積々の方
法が知られており、ガラス結晶化法については、特公昭
60−15575号公報、水熱合成法については、例え
ば特開昭59−175707号公報、特公昭60−12
973号公報、特公昭60−15576号公報、特開昭
60−137002号公報等で提案されている。
しかしながら、前記いずれの方法においても得られるバ
リウムフェライト磁性粉は、比表面積が40rrf/g
以上の微粒子になると飽和磁化が55enu/g以下に
低下してしまうという欠点があった。
一方、特開昭61−236104号公報、特開昭62−
16232号公報等には、Znを添加することにより飽
和磁化が向上することが開示されている。しかしながら
、実際にはZnの添加だけでは、飽和磁化の向上は十分
でなく、また分散性も十分でないため、記録媒体とした
場合の出力向上効果は満足できるものではなかった。
(発明の目的) 本発明の目的は、前記問題点を解決し、微粒子で比表面
積が20〜70rrf/g、保磁力が200〜2000
Oeであり、飽和磁化が従来のものと比較して飛躍的に
向上しており、さらに分散性の優れたバリウムフェライ
ト磁性粉およびその製造方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、鋭意検討の結果、バリウムフェライト磁
性粉のFe原子の一部を他の元素で置換する場合に、置
換原子の価数の合計を置換されるFe原子のそれよりも
少なくして置換することにより、飽和磁化が向上し、し
かも磁性粉を高級脂肪酸によって処理した場合に、粉末
の保磁力が150Oe以上向上するするものは、優れた
分散性を有することを見出した。
すなわち、本発明は一般式 %式%) (ただし、MlはCo、 Ni%Cu、、Zn、、WI
g、、MnおよびCdから選ばれる少なくとも一種の2
価元素を示し、MgはTi、 Zr、 Sn、 Ge、
 Nb、 V、Ta、 MoおよびWから選ばれる少な
くとも一種の4価以上の元素を示し、n = 0.8〜
1.2、x = 0.1〜3.01y=0〜1.5、z
=(3−m)(x+y)/2、かつmく3であり、mは
MlおよびMgの平均原子価を表す。
)で表される六方晶マグネトプランバイト型バリウムフ
ェライト磁性粉であり、かつ高級脂肪酸による表面処理
において、粉末の保磁力が150Oe以上向上すること
を特徴とするバリウムフェライト磁性粉に関する。
本発明において、MlはCo、、Ni5Cu、 ZnS
Mg、、MnおよびCdから選ばれる少なくとも一種の
2価元素であり、MgはTi、 Zr、 Sn、 Ge
5NbSV、 Ta、門0およびWから選ばれる少なく
とも一種の4価以上の元素である。それらの置換量はx
 = 0.1〜3.0、y=o〜1.5であり、かつ旧
およびMgの平均原子価mが3より小さくなるようにX
およびyを選ぶ。
このようにFe原子の一部を他の元素で置換する場合に
、置換原子の価数の合計を置換されるFe原子のそれよ
りも少なくして置換することにより、飽和磁化を向上す
ることができる。
本発明において、■およびMgの元素の組み合わせは自
由に選択できるが、特に旧としてCo、 NiおよびZ
n、 MgとしてTiを採用した場合には、飽和磁化の
向上が著しく、しかも保磁力の温度変化が小さく、さら
に異方性磁界分布がシャープなものが得られる。
ところで、一般にバリウムフェライト粒子は六角板状の
結晶であり、粒子面でファンデルワールス結合力、水を
介しての水素結合、さらには磁気引力によって、接合し
易いものであり、数枚の粒子がスラリキング現象を起こ
して一つの凝集粒子を形成することが多い。そして、こ
のように粒子が凝集したり、あるいは融着、焼結を起こ
している場合は、−個一個が均一に分散している場合に
比べて保磁力が高くなることが知られている。−方、粒
子間の接合は高級脂肪酸の添加によって促進される。従
って、高級脂肪酸を添加した場合、粒子が既に凝集して
いるものは、それ以上の凝集が起こらないため、保磁力
の増加はほとんどなく、逆に分散性の良いものは保磁力
の増加が大きくなる。本発明のバリウムフェライト磁性
粉は、高級脂肪酸による表面処理において、粉末の保磁
力が150Oe以上向上するものであり、分散性が良く
、凝集等のスクッキングを形成していない。従って、塗
膜化した場合に、光沢度が高(、表面粗度も良いものと
なる。
本発明における高級脂肪酸としては、炭素数10〜20
の脂肪酸塩が用いられ、例えば、オレイン酸塩、ステア
リン酸塩が挙げられる。表面処理方法としては、水溶液
中で、バリウムフェライト磁性粉に対して、高級脂肪酸
を0.1〜10重噴%添加して、機械的分散処理する。
機械的分散処理器としては、ディスパーサ−、アトライ
ター、サンドミル、超音波分散器等が用いられる。処理
時間は10分〜30時間が好適である。処理したスラリ
は溶媒を除去した後、乾燥して粉末の保磁力を測定する
本発明においては、出発原料として、バリウム1グラム
原子に対して鉄が1〜12グラム原子、鉄12−x−y
グラム原子に対して、MlがXグラム原子およびM2が
yグラム原子の割合のそれぞれの元素の化合物を用い、
該出発原料を水に溶解し、これに混合後の溶液中の水酸
化アルカリ濃度が3モル/1以上となるように水酸化ア
ルカリを加えて沈澱物を生成させ、該沈澱物を含むスラ
リを120〜300℃で水熱処理した後、生成した沈澱
物をSt、 Al、 P、 Ca5Mg5BaおよびS
rから選ばれる少なくとも一種の元素の酸化物及び/又
は水酸化物で被覆し、さらに融剤を混合し、混合物を7
00〜950℃で焼成し、得られた焼成物を洗浄するこ
とにより、前記バリウムフェライト磁性粉が得られる。
本発明においては、まず出発原料であるバリウム、鉄、
MlおよびM2のそれぞれの化合物を水に溶解し、これ
に水酸化アルカリを加えて沈澱物を生成させる。
バリウム化合物としては、硝酸バリウム、塩化バリウム
、水酸化バリウム等が用いられる。バリウムの使用量は
、バリウム濃度が0.03〜0.50モル/2の範囲に
なるようにするのが六方晶の結晶性のよい粒子を得るう
えで望ましい。
鉄化合物としては、硝酸第二鉄、塩化第二鉄等が用いら
れる。鉄の使用量はバリウム1グラム原子に対して1〜
12グラム原子である。鉄の量が少なすぎると、マグネ
トプランバイト型バリウムフェライトの生成量が少なく
、結晶性も悪くなる。
また鉄の量が多すぎるとヘマタイトが副生じたり、また
バリウムフェライトの粒子が大きくなり、磁気特性も劣
ってくる。
MlおよびM2の化合物としては、それらの塩化物、硝
酸塩等が用いられる。
MlおよびM2の使用量は鉄12−x−yグラム原子に
対して、MlがXグラム原子およびM2がyグラム原子
である。
水酸化アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等が用いられる。水酸化アルカリの使用量は水酸
化アルカリを混合した後の溶液中の水酸化アルカリ濃度
が3モル/2以上となる量が必要であり、4〜8モル/
fの範囲が好ましい。
水酸化アルカリの量が少なすぎると粒子が大きくなった
り、粒度分布が広くなったり、またへマタイトが生成す
る。また水酸化アルカリを過度に多くするのは経済的で
ない。
前記出発原料の水溶液に水酸化アルカリを混合する方法
については、特に制限はないが、例えば出発原料の水溶
液に、直接水酸化アルカリを添加するか、あるいは水酸
化アルカリの水溶液を添加する方法がある。あるいはバ
リウム化合物を水酸化アルカリの水溶液側に加えて、こ
れと鉄を含む水溶液を混合する方法がある。
さらに、予め出発原料の水溶液あるいは水酸化アルカリ
の水溶液にSt、 Caなどの水に可溶性の化合物、例
えばケイ酸、ケイ酸ナトリウム、硝酸カルシウム、塩化
カルシウム等を若干添加することができる。これらの添
加物は粒子形状を制御するうえで好ましい。
次に、沈澱物を含むスラリを水熱処理することにより、
バリウムフェライトの微細な結晶が生成、沈澱する。水
熱処理の温度は120〜300℃1好ましくは130〜
280℃である。温度が低すぎると結晶の生成が充分で
なく、また温度が高すぎると最終的に得られるバリウム
フェライト粉末の粒径が大きくなるので好ましくない。
水熱処理時間は普通、0.5〜20時間程度であり、水
熱処理には通常、オートクレーブが採用される。
次いで、水熱処理により生成した微細な結晶の沈澱物を
水洗して、遊離のアルカリ分を除去した後、沈澱物をS
is A1% P 、Ca、Mgs BaおよびSrか
ら選ばれる少なくとも一種の元素の酸化物及び/又は水
酸化物で被覆する。前記元素の酸化物及び/又は水酸化
物で粒子表面が被覆されることにより、焼成による粒子
同士の融着、焼結が防止され、またスクッキングも抑制
されて分散性の良いものとなる。
被覆は一般に次の方法で行う。沈澱物を水に分散し、こ
れに前記元素の化合物を溶解した後、水溶液のpHを調
整することによって粒子表面が前記元素の酸化物及び/
又は水酸化物で被覆される。
被覆する元素の化合物としては、Siはケイ酸、コロイ
ドシリカ、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸エステル、ハロゲ
ン化ケイ素等が、^lは硝酸アルミニウム、アルミン酸
エステル、三塩化アルミニウム等が、Pはオルソリン酸
、メタリン酸、リン酸塩、リン酸エステル等が、Ca、
Mg、 BaおよびSrはそれらの水酸化物、塩化物、
硝酸塩等が用いられる。
粒子表面に被覆される前記元素の酸化物及び/又は水酸
化物は、粒子表面に単分子層で被覆されていればよく、
被覆量が多すぎるとむしろ分散性は悪(なったり、磁気
特性も劣化するので好ましくない。被覆量はバリウムフ
ェライト粒子の比表面積、被覆される前記元素の種類に
もよるが、通常バリウムフェライト粒子に対して酸化物
換算で0.05〜5重量%被覆される。
次いで、十分に洗浄した前記沈澱物に融剤を混合する。
融剤としては、塩化ナトリウム、塩化バリウム、塩化カ
リウム、塩化ストロンチウムおよびフッ化ナトリウムの
うち少なくとも一種が用いられる。融剤の使用量は沈澱
物(乾燥物基準)に対して、10〜180重量%、特に
30〜120重量%が好ましい。融剤の量が少なすぎる
と粒子の焼結が起こり、また多すぎても多くしたことに
よる利点はなく、経済的でない。沈澱物と融剤の混合方
法は特に制限はな(、例えば沈澱物のスラリに融剤を加
えて湿式混合した後、スラリを乾燥してもよく、あるい
は沈澱物を乾燥した後、融剤を加えて乾式混合してもよ
い。
次いで、得られた混合物を焼成することにより、バリウ
ムフェライトの結晶化が完全に行われる。
焼成温度は700〜950℃、好ましくは750〜93
0“Cである。温度が低すぎると結晶化が進まず、飽和
磁化が低くなる。また温度が高すぎると粒子が大きくな
ったり、焼結が起こるので好ましくない。焼成時間はl
O分〜30時間程度が適当である。焼成雰囲気は特に制
限されないが、−般に空気雰囲気が便利である。
次に、得られた焼成物を洗浄後、濾過、乾燥することに
より、本発明のバリウムフェライト磁性粉が得られる。
洗浄は焼成物中の融剤、過剰のバリウムなどの不純物を
十分に除去できればどのような方法で行ってもよい。洗
浄液としては、水や硝酸、塩酸などの無機酸、酢酸、プ
ロピオン酸などの有機酸などを用いることができる。
また、バリウムフェライト磁性粉をバインダ樹脂ととも
に、支持体表面に塗布することにより、磁気記録用媒体
が得られる。
バインダ樹脂としては、例えば塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体、セルロース誘導体、ポリウレタン樹脂、エポ
キシ樹脂等が用いられる。また、支持体としては、例え
ばポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリアミド樹
脂フィルム、ポリイミド樹脂フィルム等が用いられる。
また、さらに分散剤、潤滑剤、硬化剤、研磨剤等を添加
することもできる。分散剤としては、例えばレシチン等
、潤滑剤としては、例えば高級脂肪酸、脂肪酸エステル
等、硬化剤としては、例えば2官能以上のイソシアネー
ト化合物等、研磨剤としては、例えばCrzO:l、 
Afz03 、(X−FezOs等が用いられる。
磁気記録用媒体の製造方法としては、通常の方法、例え
ば磁性粉、バインダ樹脂、添加剤を溶媒と共に混練して
磁性塗料を製造し、この磁性塗料を支持体に塗布した後
、配向処理・乾燥処理等を施す方法等が挙げられる。
(実施例) 以下に実施例および比較例を示し、さらに詳しく本発明
について説明する。
実施例1 脱イオン水1300dに、硝酸第二鉄[Fe(NOx)
:+・91hO]1287.6g、硝酸コバルト[Co
(NOs)z・68zo]53.5g、硝酸ニッケル[
Ni (NO3) z・6H20コ17.8g、硝酸亜
鉛[Zn(NO3)z・6HzOコ36.5gおよび四
塩化チタン[TiCfaコ23.2gを溶解し、別に脱
イオン水1300dに、水酸化バリウム[Ba(OH)
 r’8HtO]145.Ogおよびカセイソーダ(N
aOH) 1480gを溶解し、再溶液を混合して沈澱
物を生成させた。
得られた沈澱物を含むスラリをオートクレーブに入れ、
145℃で8時間水熱処理を行った。次いで、得られた
沈澱物を十分に水洗した後、ケイ酸ナトリウム6.4g
を加えて十分攪拌し、pHを7にした後、洗浄、濾過、
乾燥し、これに融剤としてNaCfとBaCb・28g
0の重量比がl:1の混合物を沈澱物に対して100重
量%加えて混合した。この混合物を空気雰囲気下で86
0℃で2時間焼成した。
得られた焼成物を水で十分洗浄した後、濾過、乾燥して
バリウムフェライト磁性粉を得た。
得られたバリウムフェライト磁性粉はX線粉末回折スペ
クトルおよび組成分析の結果、BaO・(Fe+ o、
 、coa、 1Nio、 zZno、 aTio、 
401 ?、 a)で、マグネトプランバイト型であっ
た。
またこのバリウムフェライト磁性粉について、振動試料
式磁力計で磁気特性およびBET法で比表面積を測定し
た結果を第1表に示す。
このバリウムフェライト磁性粉10gと0.5wtXオ
レイン酸ソーダ水溶液100dを用いて、サンドミルで
30分間処理し、濾過、乾燥した後、同様にして磁気特
性および比表面積を測定した結果を第1表に示す。
また、処理前のバリウムフェライト磁性粉を用いて以下
の組成の磁性塗料を調製した。
磁性粉             100重量部塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体  10重量部ポリウレタン
樹脂         10重量部レシチン     
         2重量部ステアリン酸      
     2重量部メチルエチルケトン       
 70重量部メチルイソブチルケトン      70
重量部シクロへキサノン         70重量部
得られた磁性塗料をポリエチレンテレフタレートフィル
ム面に塗布した。得られた塗膜の保磁力および光沢度を
測定した結果を第1表に示す。
実施例2〜4 実施例1において、ケイ酸ナトリウムの量を、9.6g
にかえた(実施例2)、ケイ酸ナトリウムを硝酸アルミ
ニウム19.6gにかえた(実施例3)、ケイ酸ナトリ
ウムを水酸化カルシウム3.8gにかえた(実施例4)
ほかは実施例1と同様にしてバリウムフェライト磁性粉
を得た。
このバリウムフェライト磁性粉について、実施例1と同
様にして磁気特性等を測定した結果を第1表に示す。
比較例1 実施例1において、水熱処理後の沈澱物にケイ酸ナトリ
ウムを被着しなかったほかは実施例1と同様にしてバリ
ウムフェライト磁性粉を得た。
このバリウムフェライト磁性粉について、実施例1と同
様にして磁気特性等を測定した結果を第1表に示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式BaO・n(Fe_1_2_−_x_−_
    yM1_xM2_yO_1_8_−_z)(ただし、M
    1はCo、Ni、Cu、Zn、Mg、MnおよびCdか
    ら選ばれる少なくとも一種の2価元素を示し、M2はT
    i、Zr、Sn、Ge、Nb、V、Ta、MoおよびW
    から選ばれる少なくとも一種の4価以上の元素を示し、
    n=0.8〜1.2、x=0.1〜3.0、y=0〜1
    .5、z=(3−m)(x+y)/2、かつm<3であ
    り、mはM1およびM2の平均原子価を表す。 )で表される六方晶マグネトプランバイト型バリウムフ
    ェライト磁性粉であり、かつ高級脂肪酸による表面処理
    において、粉末の保磁力が150Oe以上向上すること
    を特徴とするバリウムフェライト磁性粉。
  2. (2)出発原料として、バリウム1グラム原子に対して
    鉄が1〜12グラム原子、鉄12−x−yグラム原子に
    対して、M1がxグラム原子およびM2がyグラム原子
    の割合のそれぞれの元素の化合物を用い、該出発原料を
    水に溶解し、これに混合後の溶液中の水酸化アルカリ濃
    度が3モル/l以上となるように水酸化アルカリを加え
    て沈澱物を生成させ、該沈澱物を含むスラリを120〜
    300℃で水熱処理した後、生成した沈澱物をSi、A
    l、P、Ca、Mg、BaおよびSrから選ばれる少な
    くとも一種の元素の酸化物及び/又は水酸化物で被覆し
    、さらに融剤を混合し、混合物を700〜950℃で焼
    成し、得られた焼成物を洗浄することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のバリウムフェライト磁性粉の製
    造方法。
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