JPH0542055B2 - - Google Patents

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JPH0542055B2
JPH0542055B2 JP62106424A JP10642487A JPH0542055B2 JP H0542055 B2 JPH0542055 B2 JP H0542055B2 JP 62106424 A JP62106424 A JP 62106424A JP 10642487 A JP10642487 A JP 10642487A JP H0542055 B2 JPH0542055 B2 JP H0542055B2
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magnetic
ferrite
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crystal
recording medium
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JP62106424A
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Katsuo Aoki
Toshio Ueda
Satoshi Aizawa
Hiromichi Oomori
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Dowa Holdings Co Ltd
Original Assignee
Dowa Mining Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0542055B2 publication Critical patent/JPH0542055B2/ja
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Description

【発明の詳现な説明】 〔産業䞊の利甚分野〕 本発明は、実質䞊スピネル型プラむトの結晶
構造を有しながらその磁化容易軞を001軞の
単軞にも぀新芏な磁性䜓粒子を甚いた保磁力の枩
床䟝存性が䜎い磁気蚘録媒䜓に関する。
〔埓来の技術および問題点〕
近幎、デゞタル蚘録、ビデオ蚘録等に甚いられ
る磁気蚘録媒䜓ずしお、六方晶プラむトを支持
䜓に塗垃したものが怜蚎されおいる。このうち、
六方晶プラむトを甚いた磁気カヌドは既に垂堎
の䞀郚を圢成しおいる。そしお、高密床蚘録ずし
お期埅されおいる垂盎磁気蚘録方匏では六方晶フ
゚ラむトを塗垃した蚘録媒䜓が盛んに研究開発さ
れおいる。
぀たり、䞀般匏M0.6Fe2O3はBaSrPb
Caから遞ばれた少なくずも぀の金属元玠
で瀺されるか、曎にはその䞉䟡のFeの䞀郚を平
均䟡数がである金属元玠で眮換したような、い
わゆる六方晶プラむトは、磁気異方性を調敎す
るこずにより広い範囲の保磁力が埗られ、䞔぀そ
の磁化容易軞が001軞の単軞であるこずから、
前蚘のような磁気蚘録媒䜓に甚いる磁性䜓粉末ず
しお奜適なためである。
しかしながら、䞊蚘六方晶プラむトの欠点ず
しお、これたで指摘されおきたのが、他の酞化物
磁性材料を甚いた磁気蚘録媒䜓に比べお、その保
磁力の枩床䟝存性が倧きく䞔぀任意の倀に調敎さ
れ埗なか぀たこずである。この特性は六方晶プ
ラむトの本質に由来するものであり、䟋えばこれ
たでに開瀺されおいる六方晶プラむトの保磁力
の枩床䟝存性はいずれも〜0e℃の
倀が報告されおいる。したが぀お、このような保
磁力の枩床䟝存性の高い磁性䜓粒子を甚いた磁気
蚘録媒䜓は熱安定性が悪く、枩床倉化の倧きい環
境で䜿甚された堎合に予め蚭蚈された所期の性胜
を発揮するこずができなくなり、皮々のトラブル
を匕き起こすこずがあ぀た。この珟象は蚘録密床
の高密床化、即ち蚘録波床が短波長になるほど顕
著になる。したが぀お、高床に蚘録密床化を図぀
たフロツピヌデむスクには適甚が困難であるずさ
えも唱えられおいる。すなわち、磁気蚘録媒䜓の
保磁力は電磁倉換特性に倧きく圱響するものであ
るが、この電磁倉換特性が倉動するず盎ちに蚘
録、再生および消去特性に倉動をもたらすこずに
なるから環境枩床が著しく異なる箇所においおか
ような保磁力の枩床倉化が倧きい磁気蚘録媒䜓が
䜿甚されるず、蚘録䞍良、再生出力の䜎䞋たたは
蚘録の消去䞍良等が発生し、磁気蚘録媒䜓ずしお
の機胜が著しく䜎䞋するずいう問題があ぀た。
他方、保磁力の枩床䟝存性ΞHCが0e
℃付近を含み、≧ΞHC≧−0e℃の範囲
の磁気蚘録媒䜓ずするこずのできる磁性䜓ずし
お、スピネル型プラむトがある。しかし、スピ
ネルプラむトは、保磁力の枩床䟝存性が小さい
ものを含むものの、その圢状が針状であ぀たり、
曎には板状であ぀おもその磁化容易軞が六方晶フ
゚ラむトの堎合のように001軞の単軞ではな
く、粒子板面ず平行な001面に存圚するから、
高密床磁気蚘録ずいう芁求に察しおは六方晶プ
ラむトのようには十分に目的を達成できないずい
う本質的な問題がある。
埓来の代衚的なスピネル型プラむトずしおは (a) 䞀般匏MO・Fe2O3ただしは、Fe2+
MgMnZnNiから遞ばれる少なくずも
぀の金属元玠であるで衚わされるプラむ
ト (b) CoO・Fe2O3、 (c) γ−Fe2O3たたはCoで倉成されたγ−Fe2O3
が挙げられる。
䞊蚘のうち、(a)のスピネル型プラむトは軟質
磁性材料ず呌ばれ、保磁力の枩床䟝存性ΞHC
がΞHC≒であるものの保磁力HCがHC400
0eず䜎く、たた磁化の容易軞が001面に有
り、六方晶プラむトのように001軞の単軞
ではない。(b)のコバルトプラむトは、高い保磁
力が埗られるものの、その枩床䟝存性は−
0e℃ず倧きく、たた、その磁化の容易軞が
同じく001面にある。曎に、(c)のγ−Fe2O3
又はCoで倉成されたγ−Fe2O3は、通垞、針状粒
子ずしお甚いられ、この堎合磁化の発生機構が圢
状異方性に基づくこずから、磁化の発生機構が結
晶異方性に基づくものずは区別されるものであ
る。
䞀方、立方晶系に属する結晶からなる板状磁性
粉末が特開昭62−41717号公報で開瀺されおいる。
具䜓的物質ずしお、γ−Fe2O3Co倉成γ−
Fe2O3およびFe3O4が瀺されおいる。しかし、い
ずれのものも001面の面内磁化を特城ずする
こずが蚘茉されおおり、やはり、六方晶プラむ
トのように001軞の単軞に磁化容易軞をもた
せるこずは困難である。
たた、特開昭60−255629号公報では粒子衚面が
マグネタむトFeOy・Fe2O3䜆し≊
で倉性されおいる板状Baプラむト埮粒子粉末
が開瀺されおいるが、該公報によるず、䞊蚘Ba
プラむト粒子衚面に分垃しおいる金属元玠は
Feのみである。この公報に蚘茉の発明は、六方
晶プラむトずスピネルプラむトずを積局する
こずによ぀お䞡者の埗倱を合い補うずいう考え方
であり、この堎合は、六方晶プラむトずスピネ
ルプラむトの二぀の独立した結晶構造が積局し
た状態で存圚するものであるず考えるこずができ
る。したが぀お、䞡者の結晶構造の特有の性質を
合わせお有するかも知れないが、六方晶プラむ
トずスピネルプラむトのそれぞれの欠点を本質
的に消去し埗るような単䞀の結晶構造ではないず
蚀い埗る。このため、スピネル型プラむトのも
぀前述のような問題ず六方晶プラむトのも぀保
磁力の枩床䟝存性の問題を同時には解決できない
であろう。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、前述のような問題点を解決
し、保磁力の枩床䟝存性が䜎く䞔぀高密床蚘録方
匏が可胜な磁気蚘録媒䜓を提䟛するこずある。
〔発明の構成〕
本発明は、磁性䜓粒子を含有する磁性局を支持
䜓䞊に蚭けおなる磁気蚘録媒䜓においお、その磁
性䜓粒子が板状比〜30の板状結晶であ぀おその
磁化容易軞を粒子板面に盎角方向〔001軞〕に
有する結晶異方性プラむトからなり、そしお、
保磁力の枩床䟝存性ΞHCが≧ΞHC≧−
0e℃の範囲にあるこずを特城ずする磁気蚘
録媒䜓を提䟛するものである。より具䜓的には、
平均粒床が0.01〜1.0ÎŒmで板状比が〜30の板状
結晶からなるプラむト系酞化物磁性粉であ぀
お、BaSrPbたたはCaの少なくずも皮の金
属元玠ず、堎合によ぀おはさらにSbTi
SnTaZrSiから遞ばれる少なくずも぀の
金属元玠ず、MgMnNiFe2+CuCo
Znから遞ばれる少なくずも぀の金属元玠ずが
該結晶を構成する元玠ずしおプラむト結晶構造
䞭に含たれ䞔぀その結晶が実質䞊スピネルずしお
の線回折線を有し、そしお磁化容易軞が六方晶
プラむトず同方向の001軞の単軞方向粒
子板面ず盎角方向に有しおいる結晶異方性酞化
物磁性粉を磁性局ずしお支持䜓䞊に蚭けおなる磁
気蚘録媒䜓を提䟛する。
この磁気蚘録媒䜓は、 䞀般匏M1O・Fe2-xM2 xO3 ただし、䞊匏においお、 M1は、BaSrCaPbから遞ばれる少なく
ずも぀の金属元玠、 は、≊≊ は、≊≊0.7 M2は、SbTiSnTaZrSiから遞
ばれる少なくずも぀の金属元玠ず、MgMn
NiFe2+CuCoZnから遞ばれる少なくずも
぀の金属元玠ずの組み合わせである、 で衚される平均粒床が5ÎŒm以䞋の六方晶プラむ
ト粉ず、グリコシド類、糖類、倚䟡アルコヌル
類、オキシカルボン酞類たたはその塩類からなる
矀から遞ばれる少なくずも䞀皮の物質ずを、100
℃を越える媒䜓䞭でアルカリの存圚䞋で接觊させ
るこずにより、実質䞊スピネルずしおの線回折
線を有し䞔぀磁化容易軞が六方晶プラむトず同
方向の001軞の単軞方向板面ず盎角方向
に有する結晶異方性酞化物磁性粉を補造し、この
磁性粉を甚いお磁気塗料を䜜成し、この磁気塗料
を支持䜓䞊に塗垃しお補造する。
本発明に埓う磁気蚘録媒䜓は、埌蚘に実蚌する
ように、スピネルずしおの線回折ピヌクを有す
るものであるが六方晶プラむトず同様に磁化容
易軞が001軞の単軞方向板面ず盎角方向
に有する磁性䜓粒子を磁性局ずしお有するもので
あり、その保磁力の枩床䟝存性は埓来の六方晶フ
゚ラむトのものでは埗られなか぀たような〜
−0e℃の範囲にある。
保磁力の枩床䟝存性ΞHCは、䞀般に次のよ
うに評䟡される。
ΞHCHC−HC 0−T0 ここで は、枬定枩床℃ T0は、宀枩℃ HCは、磁性䜓の枩床が℃の時、枬定され
た保磁力0e HC 0は、磁性䜓の枩床がT0℃の時、枬定さ
れた保磁力0eである。
本発明の磁性䜓粒子による磁気蚘録媒䜓のΞHC
は≧ΞHC≧−50e℃であり、埓来の六方晶フ
゚ラむトのもののΞHC≧比べお枩床䟝存性が
小さい。これは、本発明の磁性䜓粒子のΞHCがス
ピネル型プラむトずしおの線回折線を有すこ
ずに由来しおいる。磁性䜓粒子のΞHCは実質䞊そ
のたた磁気蚘録媒䜓のΞHCの倀ずなる。
本発明に埓う磁気蚘録媒䜓を構成する磁性䜓粒
子は“実質䞊”スピネルの結晶構造を有するがそ
の磁化容易軞が六方晶プラむトず同方向の
001軞の単軞方向板面ず盎角方向に有する
点においお党く新しい型の磁性材料である。そし
お、スピネル型であ぀おもBaSrPbたたはCa
の少なくずも皮の金属元玠が結晶を構成する元
玠ずしお結晶構造䞭に存圚する。すなわち、六方
晶プラむトを構成する元玠であるBaSrPb
たたはCaの少なくずも皮の金属元玠含み、こ
れによ぀お六方晶プラむトず同様に、磁化容易
軞を001軞の単軞方向にも぀おいるのである。
なお“実質䞊”スピネルであるずは、僅かの六方
晶プラむト盞が共存するこずもあるずいうこず
である。そしお僅かの六方晶プラむト盞が共存
する方が、本発明を䞀局有利に達成するこずがで
きるこずもある。いずれにしおも、本発明に埓う
磁性䜓粒子は、BaSrPbたたはCaの少なくず
も皮の金属元玠が内郚にも衚面郚にもその結晶
の党䜓に結晶を構成する元玠ずしお存圚したうえ
䞔぀スピネルの結晶構造を瀺す点で、これたでに
ない新しい結晶異方性プラむトであるず蚀うこ
ずができる。
本発明においお、粒子の板状比を〜30ずする
のは、これを磁気蚘録媒䜓の磁性局に圢成する堎
合、未満では粒子の配向性が䜎䞋し、䞀方、30
を越えるず粒子の厚みが薄くなるこずから嵩高く
なりハンドリングの面で奜しくないからである。
なお、粒子の平均粒床は高密床磁気蚘録媒䜓に
は0.01ÎŒm〜0.3ÎŒmの埮粒子が奜たしく、他方磁気
カヌド等には0.3〜1.0ÎŒmの粒子が奜たしい。
本発明の磁気蚘録媒䜓は支持䜓ず磁性局からな
り、磁性局は前蚘のような新芏な磁性䜓粒子によ
぀お圢成されるが、これはバむンダヌ暹脂を䜿甚
しお圢成するこずができる。そのさい、分散剀、
最滑剀、垯電防止剀、研磚剀等の添加剀を必芁に
応じお配合する。
支持䜓ずしおは埓来の磁気蚘録媒䜓に䜿甚され
おいるあらゆる材料が䜿甚可胜であるが、䞀般に
ポリ゚チレンテレフタレヌトポリ゚チレン塩
化ビニヌルナむロン暹脂などが䜿甚される。
磁性局を圢成するためのバむンダヌ暹脂ずしお
は、塩化ビニル−酢酞ビニル共重合䜓、ポリビニ
ルブチラヌル塩化ビニリデン−アクリロニトリ
ル共重合䜓などのビニル系暹脂、ニトロセルロヌ
ス、アセチルセルロヌスなどの繊維系暹脂、゚ポ
キシ、プノキシ、りレタンなどの架橋性暹脂が
挙げられる。分散剀ずしおは、脂肪酞系、ポリカ
ルボン酞系、アミン系、レシチンなどが挙げられ
る。最滑剀ずしおは、ステアリン酞、シリコヌ
ン、フツ玠化合物などがあり、垯電防止剀ずしお
は、カヌボンブラツクなど、たた研磚剀ずしおは
アルミナ埮粉、酞化クロムなどが必芁に応じお添
加される。
本発明に埓う磁性䜓粒子を甚いお磁気蚘録媒䜓
を補造するには、目的に応じおバむンダヌ暹脂や
前蚘の添加剀の皮類を遞択し、磁性䜓粒子ずこれ
らの配合比を決定埌、所定量の溶媒ず共に混緎し
お磁性塗料を調敎する。ここで甚いる溶媒ずしお
は、䞀般にメチル゚チルケトン、メチルむ゜ブチ
ルケトン、トル゚ン、シクロヘキサノン等が䜿甚
でき、たた混緎機ずしおはサンドミル、デむパヌ
ズミルなどの䞀般の塗料分散機が䜿甚できる。埗
られた磁気塗料を支持䜓に塗垃し、堎合によ぀お
は磁堎配向凊理を斜し、次いで也燥凊理埌、平滑
化凊理を行う。そのさいの塗垃機ずしおは、通垞
のクラビア・ロヌルリバヌス・ロヌル等が䜿甚
できる。磁堎配向凊理は、支持䜓の面に察しお垂
盎たたは平行に磁界を印加しお磁性䜓粒子の磁化
容易軞をこれらの方向に敎列させる凊理である。
本発明の磁性䜓粒子のように板状の堎合には磁堎
を甚いずにカレンダヌロヌル等によ぀お機械的に
配向するこずもできる。この時、磁性䜓粒子の板
面は支持䜓面に察しお平行ずなり、䞀方その磁化
容易軞は支持䜓面に察しお垂盎方向ずなる。なお
堎合によ぀おは、磁性䜓粒子の板面を支持䜓面に
察しおアトランダムに分垃させた、埓぀お、磁化
容易軞がアトランダムに分垃した等方的磁気蚘録
媒䜓も補造できる。平滑化凊理は、塗膜面の平滑
化を目的ずしたもので、カレンダヌロヌルが甚い
られる。この堎合、前蚘のように板状磁性䜓粒子
の機械的配向が䌎うこずになる。
このようにしお、本発明の新芏な磁気蚘録媒䜓
が埗られるが、本発明の基本をなす実質䞊スピネ
ルずしおの線回折線を有した板状比〜30の板
状結晶であ぀お、しかもその磁化容易軞を粒子板
面に盎角方向〔001軞〕に有する磁性䜓粒子を
埗る方法に぀いお次に説明する。
本発明の磁気蚘録媒䜓を構成する磁性䜓粒子は
䞋蚘の方法により補造するこずができる。
すなわち、BaSrPbたたはCaの少なくずも
皮の金属元玠が結晶を構成する元玠ずしお結晶
構造䞭に含たれ䞔぀平均粒床が5ÎŒm以䞋の六方晶
プラむト粉ず、グリコシド類、糖類、倚䟡アル
コヌル類、オキシカルボン酞類たたはその塩類か
らなる矀から遞ばれる少なくずも䞀皮の物質ず
を、100℃を越える媒䜓䞭でアルカリの存圚䞋で
接觊させるのである。
該方法で䜿甚するこずができる六方晶プラむ
トは、その組成が䞋蚘に瀺す組成匏(1)で衚わすこ
ずができ、その補法は、共沈法、ガラス法、氎熱
合成法又は、通垞の也匏法いずれでもよい。
組成匏(1)M1O・Fe2-xM2 xO3 

(1) ただし、(1)匏においお、 M1は、BaSrCaPbから遞ばれる少なく
ずも぀の金属元玠、 は、≊≊ は、≊≊0.7 M2は、SbTiSnTaZrSiから遞
ばれる少なくずも぀の金属元玠ず、MgMn
NiFe2+CuCoZnから遞ばれる少なくずも
぀の金属元玠ずの組み合わせであり、このM2
は必ずしも存圚しなくおもよいの堎合
が、存圚した方が保磁力を効果的に調敎できるず
共に䞀局有利に高い飜和磁化を埗るこずができ
る。たた、保磁力の枩床䟝存性を目的ずする倀に
調敎する元玠ずしお有益である。
以䞋に斌いお䞊蚘組成匏(1)の組成を有する六方
晶プラむトを氎熱合成法により補造する堎合を
䟋ずしお、その補造法の詳现を説明する。
たず、䞊蚘組成匏(1)の組成を有する六方晶プ
ラむトを氎熱合成法で䜜成する方法は次のように
行われる。
䞊蚘組成匏(1)で衚わされる所定比率の金属成分
量を含む100℃を越えるH2O媒䜓䞭で䞔぀酞根に
察するアルカリ圓量比が1.0を越える量のアルカ
リの存圚䞋、たたは、反応系のPHが11以䞊ずなる
アルカリの存圚䞋で氎熱凊理するこずにより六方
晶系プラむト粒子を生成させる。
組成匏(1)は、氎熱合成時に存圚せしめる金属成
分の所芁比率に実質䞊察応する。匏䞭のモル比
を〜ずしおいるのは、この範囲を倖れるモル
比では所定の六方晶プラむトが埗られないから
である。たた眮換成分であるM2は、保磁力を制
埡するのに有益な成分であり、その眮換基を
〜0.7の範囲ずするのは、0.7を超えるず本発明の
結晶異方性酞化物の飜和磁化が40emu未満ず
なるためである。プラむト栌子䞭のFe原子ず
の眮換成分M2ずしおは、SbTiSnTa
ZrおよびSiからなる矀から遞ばれた少なくずも䞀
぀の元玠、たたは、この元玠ずNiCoCu
MgMnFe2+およびZnからなる矀から遞ばれ
た少なくずも䞀぀の成分ずの組合せ、が最も効果
的に保磁力を調敎するこずができる。
次ぎに、100℃を越えるH2O媒䜓䞭で䞔぀酞根
に察するアルカリ圓量比が1.0を超える量のアル
カリの存圚䞋たたは反応系のPHが11以䞊ずなるア
ルカリの存圚䞋で六方晶プラむトを生成させる
のであるが、これは、(1)匏の組成になるように調
敎された氎を媒䜓ずする原料混合物を、芏定のア
ルカリの存圚䞋で100℃を越える枩床で぀たりオ
ヌトクレヌブを䜿甚しお100℃を越える枩床は
オヌトクレヌブでなければ実質䞊埗られないフ
゚ラむト生成反応を進行させるずいうこずを意味
する。たた氎熱合成法ずいえばこれはオヌトクレ
ヌブ䞭での氎を媒䜓ずしたプラむト合成反応を
いう。この氎熱合成を実斜するにあた぀おは、た
ず、原料の混合調敎ずアルカリ調敎を行わねばな
らない。
原料の調敎は、(1)匏のプラむト組成に基づい
お所定比率の金属成分が均䞀に混合された混合物
を調敎する。これらの金属成分を䞎える原料物質
はハロゲン化物、硝酞塩たたはその他の氎溶性金
属塩たたは氎酞化物のいずれでもよい。そのさい
に、党おの原料物質が氎溶性金属塩である堎合の
原料混合物は所定比率の金属むオンを含む氎溶液
であり、䞀方、原料物質ずしお氎酞化物を遞ぶ原
料混合物はスラリヌ状の混合物ずなる。たた、氎
溶性金属塩ず氎酞化物を共存させる堎合には、金
属むオンず金属氎酞化物を含むスラリヌずなる。
なお、Fe成分を䞎える原料物質ずしお、オキシ
氎酞化鉄も適甚できる。
次いで、この所定比率に調敎された原料混合物
ずアルカリアルカリ物質を含むアルカリ溶液
ずを接觊せしめ、これによ぀お、通垞は沈柱が生
成しおアルカリ性のスラリヌ状物質を埗る。甚い
るアルカリ量は、酞根に察するアルカリ圓量比が
1.0を越える量である。酞根が存圚しない堎合に
は、䞊蚘の原料混合物ずアルカリ溶液を接觊させ
お埗られたアルカリ性スラリヌ状物質のPHが11.0
以䞊ずなるようなアルカリ量である。いずれにし
おも、アルカリ性スラリヌ状物質は金属氎酞化物
を含むスラリヌ、金属氎酞化物ずオキシ氎酞化鉄
を含むスラリヌ、たたはこれらに金属むオンを含
むスラリヌ状物質である。アルカリ量をこのよう
な範囲に芏定する理由はこの範囲倖であるず六方
晶プラむト盞の生成量が著しく少なくなるから
である。䜿甚するアルカリ溶液ずしおは、
NaOHKOHLiOHNH4OHの溶液たたはこ
れらの混合溶液、若しくは、その他の匷アルカリ
性を瀺す物質を含む溶液から遞ばれる。
オヌトクレヌブ内でのプラむト化反応の反応
枩床に぀いおは、100℃を越える枩床、奜たしく
は120〜400℃が適圓である。オヌトクレヌブ内の
枩床が400℃を越えるず、超高圧ずなり経枈的に
䞍利である。䞀方、120℃以䞋では六方晶プラ
むトの生成量が少なく本発明で甚いる原料六方晶
プラむトずしおは䞍適ずなる。この枩床および
圧力の保持時間に぀いおは10時間以内であれば十
分であり、堎合によ぀おは時間皋床でも十分に
目的が達せられる堎合もある。
本発明の磁気蚘録媒䜓に䜿甚する磁性䜓粒子は
前蚘のようにしお䜜補された組成匏(1)の六方晶フ
゚ラむトず、グリコシド類、糖類、倚䟡アルコヌ
ル類、オキシカルボン酞又はその塩から遞ばれる
少なくずも皮以䞊の物質以䞋甲剀ず呌ぶず
を100℃を越えるH2O媒䜓䞭で䞔぀アルカリの存
圚䞋、接觊せしめるこずにより補造するこずがで
きる。
そのさい、甲剀の添加の時期に぀いお次の぀
のケヌスがある。
(1) 組成匏(1)の六方晶プラむトを補造するさい
に、オヌトクレヌブに䟛する原料アルカリ性ス
ラリヌ状物質を調敎する過皋オヌトクレヌブ
での六方晶プラむトの氎熱合成反応の前で
甲剀を添加する。
(2) 組成匏(1)の六方晶プラむトを氎熱合成する
過皋で甲剀を添加する。この堎合、所定量の甲
剀を含む溶液を所定枩床・圧力に達したオヌト
クレヌブ内に高圧絊液する。
(3) 別途合成した組成匏(1)の六方晶プラむトを
出発原料ずする。この堎合、倧気䞋、所定量の
六方晶プラむトず甲剀をアルカリ物質を含む
アルカリ溶液䞭で混合調敎し次いで氎熱凊理を
斜す。なお、この(3)の堎合には必ずしも氎熱合
成法によ぀お補造した六方晶プラむトを出発
原料ずしなくおもよいこずは勿論である。
いずれの堎合にも、甲剀の添加時間は異なるも
のの、平均粒埄が5ÎŒm以䞋の埮现な六方晶プラ
むトず甲剀が100℃を越える媒䜓䞭でアルカリの
存圚䞋で接觊するこずになり、本発明の新芏な磁
性䜓粒子を補造するこずができる。
本法で䜿甚できる甲剀の具䜓䟋ずしおは、βメ
チルグルコシドアルブチン等のグリコシド類
モノヌスゞオヌス麊芜糖シペ糖セルロヌ
スデキストラングリコヌゲンチキストリ
ンデンプンアルギン酞等の糖類テトリトヌ
ルペンチトヌルヘキシトヌル等の糖アルコ
ヌル糖゚チレングリコヌルゞ゚チレングリコ
ヌルポリ゚チレングリコヌルプロピレングリ
コヌルグリセリンコレステロヌルステむグ
マステロヌル等の倚䟡アルコヌル類モノ硝酞゚
ステル安息銙酞゚ステル等の゚ステル類アス
コルビン類酒石酞ク゚ン酞ナトリりム等のオ
キシカルボン酞たたはその塩類から遞れる少な
くずも皮以䞊の物質であり、その添加量は、組
成匏(1)の六方晶プラむト量に察しお0.1重量パ
ヌセント以䞊である。
尚、䞊蚘に蚘茉した有機物の存圚䞋でマグネト
プランバむト型プラむトを氎熱合成する方法に
぀いおは、既に本発明者等による特開昭61−
40823号公報で開瀺しおいる。ここでグリコシド
類糖類倚䟡アルコヌル類オキシカルボン酞
類たたはその塩類に該圓する有機物は前蚘公報に
斌いお乙剀ずしお蚘茉したものである。しかしな
がら、前蚘公報で蚘茉されおいるこの乙剀の効果
は次のずおりである。マグネトプランバむト型フ
゚ラむトを氎熱合成する際に埓来の氎熱合成法で
埗られたプラむト粉はその飜和磁化が䜎いこず
から、該飜和磁化の向䞊を目的ずしお、該公報に
蚘茉する甲剀を䞻反応助剀ずしお存圚せしめ、堎
合によ぀おはこれら甲剀の効果を䞀局助成するも
のずしお乙剀を䜵甚するこずにより、著しく飜和
磁化が改善されたずしおいる。このように、該公
報における乙剀の䜜甚はマグネトプランバむト型
プラむトを氎熱合成する際に、そのプラむト
粉の飜和磁化を向䞊させる補助的効果をねら぀た
ものであり、本発明の目的である実質䞊スピネル
型プラむトの生成ずは䜜甚を異にする。曎に
は、本発明補品のような≧ΞHC≧− 0e
℃を有するプラむト粉末を埗るには、前蚘公報
で蚘茉する方法による甲剀ず乙剀の䜵甚では埗ら
れず、前蚘に述べた有機物だけを甚いお䞔぀圓該
特定の条件を採甚するこずが必芁である。
アルカリ調敎六方晶プラむトず甲剀を接觊
させるさいのアルカリ調敎で甚いるアルカリ量
は、調敎埌のアルカリ性スラリヌ状物質に遊離ア
ルカリが存圚できる量である。アルカリ溶液ずし
おはNaOHKOHLiOHNH4OHの溶液たた
はこれらの混合溶液、若しくはその他の匷アルカ
リ性を瀺す物質を含む溶液を䜿甚するこずができ
る。
オヌトクレヌブでの氎熱凊理枩床六方晶プ
ラむトず甲剀ずを接觊させる枩床に぀いおは、
100℃を越える枩床、より奜しくは120〜300℃が
適圓である。オヌトクレヌブ内の枩床が300℃を
越えるず粗倧粒子の生成が倚くなるず共に粒床分
垃が悪くなる。䞀方、120℃未満では目的ずする
磁性䜓の生成量が少なくなる。この枩床および圧
力の保持時間は通垞〜時間皋床でよい。
このようにしお埗られた結晶異方性酞化物磁性
䜓を含むスラリヌ状物質は高いアルカリ性を瀺す
ので濟過、氎掗を繰り返し、十分に䞍玔物を陀去
する。なお、この掗浄埌、公知の酞性物質䟋えば
HClHClO4HNO3HCOOHH3PO4等で酞
凊理を斜しおもよい。この堎合、凊理埌、曎に氎
掗を加え酞性物質を陀去する。
このようにしおその粒子圢状が板状でその板状
比が〜30であり、奜たしくは平均粒床が0.01〜
1.0ÎŒmである本発明に埓う磁性䜓粒子が埗られ
る。この粉䜓は、埌蚘の実斜䟋に瀺すように、
線回折による物質同定を行うず実質䞊スピネル構
造であるこずが認められ、堎合によ぀おは少量の
六方晶プラむト盞も認められる。曎に、粒子衚
面に存圚する金属成分を枬定するず、䟋えばオヌ
ゞ゚電子を甚いお枬定するず、粒子の衚面局たで
に組成匏(1)のM1元玠すなわちBaSrPbたた
はCaの少なくずも皮の金属元玠が分垃しお
いるこずが認められる。
このようにしお埗られた磁性䜓粒子は10
KOe磁堎䞭で枬定した保磁力の枩床䟝存性
ΞHCが≧ΞHC≧−0e℃であり、本発
明者らの実斜結果では飜和磁化Ύsの最も倧き
い倀ずしお63emuを埗た。そしお、この特性
はこの磁性䜓粒子を甚いお磁気蚘録媒䜓を䜜補し
た堎合にも実質的に保持されるこずがわか぀た。
曎に、該磁性䜓粒子は前蚘のようにスピネルず
しおの線回折線を有するにもかわらず、その磁
化の容易軞は粒子板面に察しお垂盎方向〔001
軞〕であるこずを確認するこずができた。これを
簡易法によ぀おテヌプを䜜補した䟋を挙げお説明
する。
前蚘のようにしお埗られた本発明に埓う板状比
10のプラむト粉末を甚いお、䞋蚘組成の磁性塗
料を分散時間時間で調敎し、埗られた塗料をア
プリケヌタヌにおポリ゚チレンテレフタレヌトフ
むルム䞊に塗垃し、也燥埌、カレンダヌ凊理を斜
しテヌプを䜜成したものず、察照䟋ずしお板状比
10の六方晶プラむト粉を甚いお䞊蚘ず同じ方法
でテヌプを䜜成したものずを比范したずころ、䞋
蚘のような結果がえられた。
〔磁性塗料の組成〕
プラむト粉末 100重量郹 塩化ビニヌル酢酞ビニヌルビニヌルアルコ
ヌル共重合䜓 重量郚 レシチン 重量郚 ポリりレタン暹脂 重量郚 メチル゚チルケトン 70重量郹 シクロヘキサノン 70重量郹 トル゚ン 70重量郹 角圢比および配向比は次のずおりであ぀た。
角圢比 配向比 SQ⊥ SQ⊥SQ (A)本発明品 0.816 2.71 (B)六方晶品 0.821 2.73 ここでSQ⊥は、ベヌスフむルムの面に察し
お垂盎方向の角圢比、SQはベヌスフむルム
面に平行な方向の角圢比を瀺す。
このように本発明の磁性䜓粒子を甚いたテヌプ
はそのSQ⊥が0.816ず倧きく、六方晶プラ
むト粉末を甚いたものにくらべおも遜色がないこ
ずから、その磁化容易軞が粒子板面に察しお盎角
方向〔001軞〕に存圚するこずが確認された。
〔発明の効果〕
(1) 本発明の磁気蚘録媒䜓はその保磁力の枩床䟝
存性ΞHCが≧ΞHC≧−0e℃の範
囲内で任意に調敎されおいるこずから、埓来の
磁気蚘録媒䜓ずは異なり、蚘録システムたたは
䜿甚される環境枩床の倉化に応じお広く適甚さ
れ埗るずいう倧きな利点がある。
(2) 本発明の磁気蚘録媒䜓は、支持䜓に察しお垂
盎方向に磁化容易軞が敎列した垂盎磁気蚘録方
匏に適甚できる。埓来の垂盎磁気蚘録方匏では
その保磁力の枩床䟝存性が倧きいずいう問題が
あ぀たが、これが完党に解決されたので、垂盎
磁気蚘録方匏の進展に倧きく寄䞎するこずがで
きる。
(3) 支持䜓に察しお長手方向に磁化容易軞を敎列
させた本発明に埓う磁気蚘録媒䜓は、板状磁性
䜓粒子の厚さが薄いこずから磁化容易軞方向に
小さな磁区をも぀こずになり、高蚘録密床が達
成できるず共に保磁力の枩床䟝存性が䜎いずい
う特性を兌備する。
以䞋に本発明の代衚的な実斜䟋を挙げる。
実斜䟋  組成ずしお、BaO・5.9Fe1.6Zr0.2Cu0.1Fe2+ 0.1
O3を有し、板状比が10で平均粒床が0.11ÎŒmで
あ぀お、10k0eの磁堎䞭、VSMにお枬定した
保磁力が7000e、その保磁力の枩床䟝存性が
3.50e℃であ぀お、飜和磁化が52.0emu
であるBa−プラむト粉末117を氎酞化ナトリ
りム0.547モルを含む氎溶液480mlに懞濁させ、次
いで、この懞濁液にゞ゚チレングリコヌル5.85
を含む氎溶液520mlを加えお充分に攪拌・混合を
斜しアルカリ性のスラリヌを調敎した埌、該アル
カリ性スラリヌをオヌトクレヌブ䞭で280℃にお
60分間氎熱凊理した。こうしお埗られた反応生成
物に぀いお十分な掗浄を斜し、䞍玔物を陀去した
あず、也燥解粒を行぀お、磁性䜓粒子を埗た。
埗られた磁性䜓粒子は、線回折の結果、第
図に瀺すように匱いマグネトプランバむト型構造
の回折線の他に、匷いスピネル構造の回折線を認
めた。
第図の写真に瀺すように該磁性粒子は、板状
比が14で平均粒床が0.15ÎŒmであ぀た。
曎に、10k0eの磁堎䞭VSMにお枬定したず
ころ、保磁力が6700e、その保磁力の枩床䟝存
性が0.100e℃で、飜和磁化が58emu
であ぀た。たた該磁性粒子の粒子衚面に存圚する
金属成分をオヌゞ゚電子により枬定したずころ、
BaZrCuFeの存圚を確認した。
このようにしお埗られた磁性䜓粒子を甚いお、
䞋蚘の組成でサンドミルにより120分間混緎・分
散し、磁気塗料を調補した。
〔磁性塗料の組成〕
磁性䜓粉末 100重量郹 塩化ビニヌル酢酞ビニヌル共重合䜓 15重量郹 ポリりレタン暹脂 重量郚 アセチルアセトン 重量郚 ステアリン酞ブチル 重量郚 カヌボンブラツク 重量郚 アルミナ 重量郚 メチル゚チルケトン 80重量郹 トル゚ン 40重量郹 シクロヘキサノン 40重量郹 このようにしお調補された磁気塗料をアプリケ
ヌタヌにおポリ゚チレンテレフタレヌトフむルム
䞊に塗垃したのち、フむルム面に垂盎方向に印加
された1500Gの磁界䞭を通過させた埌、盎ちに也
燥し、次いでカレンダヌ凊理を行぀お磁気蚘録媒
䜓を䜜補した。
䜜補された磁気蚘録媒䜓に぀いお10k0eの
磁堎䞭VSMにお評䟡したずころ、保磁力が720
0e、保磁力の枩床䟝存性が0.150e℃、フ
むルム面に察しお垂盎方向の角圢比SQ⊥
反磁界補正埌の倀が0.85、フむルム面に察しお
平行方向の角圢比SQが0.28、そしお、配向
比すなわちSQ⊥SQが3.04であ぀た。
このSQ⊥およびSQ⊥SQの倀
が、埌述の比范䟋(1)ず遜色がなくほが同等の倀を
瀺しおいるこずから、ここで甚いた磁性䜓粒子の
磁化容易軞が粒子衚面に察しお垂盎方向にあるこ
ずを認めた。この磁気蚘録媒䜓は、その保磁力の
枩床䟝存性が0.150e℃ず小さく、䜿甚環
境枩床の倉化に察しお、安定であるこずから、垂
盎磁気蚘録方匏に甚いられる磁気蚘録媒䜓ずしお
奜適なものである。
実斜䟋  組成ずしお、BaO・5.2Fe1.9Zr0.05Co0.05O3
を有し、板状比がで平均粒床が、0.06ÎŒmであ
぀お、10k0eの磁堎䞭VSMにお枬定した保磁
力が9200e、その保磁力の枩床䟝存性が4.1
0e℃であ぀お、飜和磁化が56.2emuで
あるBa−プラむト粉末117を、氎酞化ナトリ
りム0.547モルを含む氎溶液480mlに懞濁させ、次
いでこの懞濁液にアスコルビン酞5.85を含む氎
溶液520mlを加えお充分に攪拌・混合を斜しアル
カリ性のスラリヌを調敎した埌、該アルカリ性ス
ラリヌをオヌトクレヌブ䞭で280℃にお60分間氎
熱凊理した。こうしお、埗られた反応生成物に぀
いお十分な掗浄を斜し䞍玔物を陀去したあず、也
燥解粒を行぀お磁性䜓粒子を埗た。
埗られた磁性䜓粒子は、線回折の結果、実斜
䟋(1)ず同様に匱いマグネトプランバむト型構造の
回折線の他に、匷いスピネル構造の回折線を認め
た。
該磁性䜓粒子は板状比がで平均粒床が
0.08ÎŒmであ぀た。曎に、10k0e磁堎䞭、VSM
にお枬定したずころ保磁力が8700e、その保磁
力の枩床䟝存性が−3.60e℃で、飜和磁化が
57.5emuであ぀た。
たた該磁性䜓粒子の粒子衚面に存圚する金属成
分をオヌゞ゚電子により枬定したずころ、Ba
ZrCuFeの存圚を確認した。
このようにしお埗られた磁性䜓粒子を甚いお䞋
蚘の組成でサンドミルにより120分間混緎・分散
し磁気塗料を調補した。
〔磁性塗料の組成〕
磁性䜓粉末 100重量郹 塩化ビニヌル酢酞ビニヌル共重合䜓 15重量郹 ポリりレタン暹脂 重量郚 アセチルアセトン 重量郚 ステアリン酞ブチル 重量郚 カヌボンブラツク 重量郚 アルミナ 重量郚 メチル゚チルケトン 80重量郹 トル゚ン 40重量郹 シクロヘキサノン 40重量郹 このようにしお調補された磁気塗料をアプリケ
ヌタヌにおポリ゚チレンテレフタレヌトフむルム
䞊に塗垃したのち、フむルム面ず平行方向に印加
された1500Gの磁界䞭を通過させた埌、盎ちに也
燥し、次いでカレンダヌ凊理を行぀お磁気蚘録媒
䜓を䜜補した。
䜜補された磁気蚘録媒䜓に぀いお10k0eの
磁堎䞭、VSMにお評䟡したずころ、保磁力が970
0e、保磁力の枩床䟝存性が−3.50e℃、フ
むルム面に察しお垂盎方向の角圢比SQ⊥
反磁界補正埌の倀が0.37、フむルム面に察しお
平行方向の角圢比SQが0.81、そしお、配向
比すなわちSQSQ⊥が2.19であ぀た。
このように、該磁気蚘録媒䜓は面内方向に良く
配向し、たた保磁力の枩床䟝存性が−3.50e
℃であ぀た。
〔比范䟋〕
実斜䟋(1)で甚いたBaプラむト粉末を䜿甚し
お実斜䟋(1)ず同䞀の方法で磁気塗料および磁気蚘
録媒䜓を䜜補した。埗られた磁気蚘録媒䜓に぀い
お、10k0eの磁堎䞭VSMにお評䟡したずこ
ろ、保磁力が7500e、保磁力の枩床䟝存性が
3.30e℃、SQ⊥が0.87、SQが0.27
そしお、配向比SQ⊥SQが3.22であ぀
た。
この磁気蚘録媒䜓は良奜な垂盎配向を有しおい
るが、保磁力の枩床䟝存性が3.50e℃ず倧
きく、熱的に䞍安定な蚘録媒䜓である。
【図面の簡単な説明】
第図は実斜䟋の磁性䜓粒子の線回折図、
第図は実斜䟋の磁性䜓粒子の結晶の状態を瀺
す電子顕埮鏡写真倍率30000倍である。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  平均粒床が0.01〜1.0ÎŒmで板状比が〜30の
    板状結晶からなるプラむト系酞化物磁性粉であ
    ぀お、BaSrPbたたはCaの少なくずも皮の
    金属元玠が該結晶を構成する元玠ずしおプラむ
    ト結晶構造䞭に含たれ䞔぀その結晶が実質䞊スピ
    ネルずしおの線回折線を有し、そしお磁化容易
    軞が六方晶プラむトず同方向の001軞の単
    軞方向粒子板面ず盎角方向に有しおいる結晶
    異方性酞化物磁性粉を磁性局ずしお支持䜓䞊に蚭
    けおなる磁気蚘録媒䜓。  平均粒床が0.01〜1.0ÎŒmで板状比が〜30の
    板状結晶からなるプラむト系酞化物磁性粉であ
    ぀お、BaSrPbたたはCaの少なくずも皮の
    金属元玠ず、SbTiSnTaZrSiから
    遞ばれる少なくずも぀の金属元玠ず、Mg
    MnNiFe2+CuCoZnから遞ばれる少な
    くずも぀の金属元玠ずが該結晶を構成する元玠
    ずしおプラむト結晶構造䞭に含たれ䞔぀その結
    晶が実質䞊スピネルずしおの線回折線を有し、
    そしお磁化容易軞が六方晶プラむトず同方向の
    001軞の単軞方向粒子板面ず盎角方向に有
    しおいる結晶異方性酞化物磁性粉を磁性局ずしお
    支持䜓䞊に蚭けおなる磁気蚘録媒䜓。  䞀般匏M1O・Fe2-xM2 xO3 ただし、䞊匏においお、 M1は、BaSrCaPbから遞ばれる少なく
    ずも぀の金属元玠、 は、≊≊ は、≊≊0.7 M2は、SbTiSnTaZrSiから遞
    ばれる少なくずも぀の金属元玠ず、MgMn
    NiFe2+CuCoZnから遞ばれる少なくずも
    ぀の金属元玠ずの組み合わせである、 で衚される平均粒床が5ÎŒm以䞋の六方晶プラむ
    ト粉ず、グリコシド類、糖類、倚䟡アルコヌル
    類、オキシカルボン酞類たたはその塩類からなる
    矀から遞ばれる少なくずも䞀皮の物質ずを、100
    ℃を越える媒䜓䞭でアルカリの存圚䞋で接觊させ
    るこずにより、実質䞊スピネルずしおの線回折
    線を有し䞔぀磁化容易軞が六方晶プラむトず同
    方向の001軞の単軞方向板面ず盎角方向
    に有する結晶異方性酞化物磁性粉を補造し、この
    磁性粉を甚いお磁気塗料を䜜成し、この磁気塗料
    を支持䜓䞊に塗垃しおなる磁気蚘録媒䜓の補造
    法。
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JPS62241135A (ja) * 1986-04-14 1987-10-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気蚘録媒䜓
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JPS63234409A (ja) * 1987-03-20 1988-09-29 Toda Kogyo Corp 磁気蚘録媒䜓

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