JPH01281925A - 紙容器における封筒貼り部の形成方法 - Google Patents

紙容器における封筒貼り部の形成方法

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JPH01281925A
JPH01281925A JP63111940A JP11194088A JPH01281925A JP H01281925 A JPH01281925 A JP H01281925A JP 63111940 A JP63111940 A JP 63111940A JP 11194088 A JP11194088 A JP 11194088A JP H01281925 A JPH01281925 A JP H01281925A
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JP
Japan
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layer
laminated sheet
laminated
resin
ethylene
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Application number
JP63111940A
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English (en)
Inventor
Kazuki Yamada
一樹 山田
Hirotaka Tsunoda
裕孝 角田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D3/00Rigid or semi-rigid containers having bodies or peripheral walls of curved or partially-curved cross-section made by winding or bending paper without folding along defined lines
    • B65D3/22Rigid or semi-rigid containers having bodies or peripheral walls of curved or partially-curved cross-section made by winding or bending paper without folding along defined lines with double walls; with walls incorporating air-chambers; with walls made of laminated material

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内填物に対する保香特性に優れた性質を有する
紙容器における封筒貼り部の形成方法に関するもので、
ガスバリヤ−性を有する紙容器用積層シートによって、
内填物に対する保香特性に優れた性質を有する紙容器を
得る際の封筒貼り部を、前記積層シーI・における端面
を紙容器内周面に露出させることなく形成するものてあ
り、確実に、かつ、極めて効率良く前記封筒貼り部を形
成する方法を提供するものである。
〔従来の技術〕
紙容器は、紙容器を得る際に使用される成形用素材であ
る積層シートの有する熱溶着能によって接合部が形成さ
れているのが普通であり、一般的には、容器内の内填物
と接する容器内周面層となる層がポリオレフィン系樹脂
層で形成されている成形用素材における前記ポリオレフ
ィン系樹脂層の有する熱溶着能によって、前記接合部が
形成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前記容器内周面層がポリオレフィン系樹脂層
で構成されている紙容器は、該容器の成形用素利たる積
層ノートを得る際のポリオレフィン系樹脂層の形成時や
該積層シートによる紙容器の成形時に、ポリオレフィン
系樹脂が熱分解を受けて脂肪族炭化水素等の揮発性成分
を生成することとなり、この揮発性成分が容器内に収容
されているオレンジシー−ス等の内填物内に移行する結
果、内填物に変味や異臭が発生するとし・う弊害を有す
るばかりでなく、前記紙容器の内周面層をなすポリオレ
フィン系樹脂層は、内填物中の着香成分を吸着し易かっ
たりあるいは透過し易かったりするため、容器内の内填
物の風味が変化して損なわれ易いとし・う欠点をも有す
る。
これに対して、本発明方法は、ガスバリヤ−性を有する
紙容器用積層シートによって、内填物に対する保香特性
とガスバリヤ−特性とにおいて優れた性質を有する紙容
器を得る際の封筒貼り部を、容器内周面に積層ノートの
端面を露出させることなく形成するものてあり、極めて
効率良く、かつ、確実に、前記封筒貼り部を形成する方
法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の紙容器における封筒貼り部の形成方法は、ガス
バリヤ−性質を積層構成中に含む包装材用基材からなる
中間層と、ポリオレフィン系樹脂による表面層と、エチ
レン−ビニルアルコール系共重合体樹脂による裏面層と
を具備する紙容器用積層シートによって紙容器を得る際
の封筒貼り部の形成方法であり、前記積層シートの一方
の側辺部を表面層側に反転させて得られる反転部を加熱
、加圧するこ七によって、前記反転部における積層シー
トの表面層同志を接着する端面処理を行なうことからな
る第1工程と、前記第1工程によって得られた反転部上
に、前記積層シートの他方の側辺部を重畳させ、該重畳
部を熱溶着することによって、容器内周面層が前記積層
シートによる裏面層で構成される筒状体を形成する第2
工程とからなるものである。
而して、前記第1工程及び第2工程からなる本発明の紙
容器における封筒貼り部の形成方法におし・ては、前記
第2工程よる積層シートの裏面層同志の接着予定部分の
少なくともいずれかの一方の裏面層、すなわち、前記積
層ノートの他方の側辺部における裏面層と前記一方の側
辺部の反転部における裏面層との間の接着予定部分の少
なくともいず汎かの一方の裏面層に、前記積層シートの
裏面層をなすエチレン−ビニルアルフール系共重合体樹
脂に比較して低融点の樹脂によるヒートシール用樹脂層
が積層されている紙容器用積層シートを使用するものて
あって、前記積層ノートの一方の側辺部に形成されてい
る反転部の裏面層と他方の側辺部における裏面層との間
の熱圧接着を、火炎処理による熱溶融接着によって行な
うことによって、内周面層が前記積層ノートにおける裏
面層で構成されている筒状体を得るものである。
前記構成からなる本発明方法で利用する紙容器用積層シ
ートは、積層構成中にカスバリヤー層、例えば、金属層
、エチレン−ビニルアルコール系共重合体樹脂層、延伸
ポリエチレン−テレフタレート樹脂層、ポリ塩化ヒニリ
デン樹脂層等からなるカスバリヤー性層を含む包装利用
基材からなる中間層と、前記紙記器用積層シートにおけ
る表面層をなすポリオレフィン系樹脂層と、同じく、前
記紙容器用積層ノートにおける裏面層をなすエチレン−
ビニルアルコール系共重合体樹脂層との積層シートてあ
って、該積層シートにおいて裏面層をなす前記エチレン
−ビニルアルコール系共重合体樹脂層が優れた保香性能
を発揮するものである。
前記紙容器用積層シートにおける裏面層をなすエチレン
−ビニルアルコール系共重合体ハ、該共重合体中のエチ
レン含有量が40モル%未満の場合には、ヒー1−7−
ルに要する温度が高くなるため実用的でなく、またエチ
レン含有量が60モル%を越える場合には、内填物にお
ける着香成分の吸着傾向が高くなることから、エチレン
含有量40〜60モル%のエチレン−ビニルアルコール
系共重合体が好ましい。
マf(−1前記エチレン−ビニルアルコール系共重合体
樹脂による裏面層は、この層の厚さが5μ7n未満にな
ると、該樹脂層の安定性が悪くなり、また、40μmを
越えると前記樹脂層の耐衝撃性が低下することから、前
記裏面層は厚さ5〜40μmの範囲内に存することが好
ましい。
本発明方法て使用する前記紙容器用積層シートにおける
表面層は、この積層シートによって得られる紙容器に外
部からの耐水性を付与するものであると同時に、該積層
シートの裏面層をナスエチレン−ビニルアルコール系共
重合体樹脂層との間に、火炎ソール法による熱溶融接着
性能をもたらすものであって、例えば、低密度ポリエチ
レン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重
合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン
−α・−J−レフイン共重合体、さらにはポリプロピレ
ン等によって、厚さ3〜150μm程度に形成されてい
るものである。
前記紙容器用積層シートは、前記エチレン−ビニルアル
コール系共重合体樹脂による裏面層と、ポリオl/フィ
ン系樹脂による表面層とが、積層構成中にガスバリヤ−
外層を含む包装材用基材からなる中間層に積層されてい
るものであって、紙容器に成形されるに適した積層シー
トとなり得る包装利用基材、例えば、アルミニュウム箔
1紙層、オレフィン系樹脂層、ポリエステル延伸フィル
ム層等を利用した厚さ40〜1000μm程度の包装利
用基材に積層されているものである。
なお、前記紙容器用積層ノートにおけるエチレンルビニ
ルアルコール系共重合体樹脂による裏面層は、前記包装
利用基材に対して、例えば、接着性ポリオレフィン系樹
脂やインンアイート系接着剤等の接着剤層を利用して積
層されたり、あるいは、接着性ポリオレフィン系樹脂層
との共押し出しコート等によって積層されるものである
更にまた、前記紙容器用積層ノートにおける裏面層の1
部分、すなわち、紙容器用積層シートの一方の側辺部に
おける反転部の裏面層と他方の側辺部の裏面層との間の
接着予定部分のうちの少なくともいずれかの裏面層に積
層されているヒートンール用樹脂層は、前記した通り、
紙容器用積層ノートにおける裏面層をなすエチレン−ビ
ニルアルコール系共it 合体m 脂に比較して低融点
の樹脂で形成されているものであり、該ヒートノール用
樹脂層と前記エチレン−ビニルアルコール系共重合体樹
脂層との間及び該ヒートシール用樹脂層同志の間に、火
炎/−ルが可能となるとなるもので、例えば、ポリアミ
ド系樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル系樹脂。
ウレタン系樹脂等が好適てあり、更には、ポリ塩化ビニ
ル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、塩素化ポリプロピレン
樹脂、スチレン樹脂、エポキシ樹脂、セルロース誘導体
、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂。
尿素樹脂、メラミン樹脂、ケトン樹脂、クマロン・イン
デン樹脂1石油樹脂、テルペン樹脂。
環化ゴム、アルキッド樹脂、天然樹脂、天然樹脂誘導体
等による、厚さ1〜10μ程度の樹脂層として構成され
ているものである。尚、前記ヒートシール用樹脂層は、
前記皮膜成分の単体あるいは混合物を、例えは、脂肪族
炭化水緊。
芳香族炭化水素、アルコール類、エステル類。
ケトン類、グリコール類、グリコール誘導体等の?ii
独溶剤あるいは混合溶剤に溶解したコーティング剤を利
用して、容易に形成し得るものである。
なお、前記紙容器用積層シートにおける一方の側辺部の
裏面層と紙容器用積層シー)・の他方の側辺部の裏面層
との間の火炎/−ル法による熱溶融接着部は、幅約10
mm程度の細幅状に形成されるものであるから、前記接
着予定部分をなすヒート/−ル用樹脂層は、幅約]、O
mm程度の細幅状に形成されているものである。
また、前記接着予定部分をなすヒートシール用樹脂層面
と前記紙容器用積層シートの裏面層、または、ヒート7
−ル用樹脂層面同志に対して施される前記火炎処理は、
火炎処理面の温度が180〜250°C程度、カス圧5
關Aq、空気圧35〜60+u+Aq程度の火炎処理装
置によって、処理速度200m/min、程度て実施さ
れるものであり、火炎処理によって、処理された樹脂層
表面が荒らされ、微細な多数の凹凸群が該樹脂層面に生
成される程度に火炎処理されるのが好ましい。
尚、前記火炎処理と、該火炎処理が施された面同志を重
畳、加圧する際の加圧処理との間のタイムラグが大きく
なりすぎると、加圧時の接合面の温度が低下し、得られ
るシール強度が小なくなるので、前記タイムラグは0.
5秒以内に設定するのが好ましい。
〔実施例〕
以下、本発明の紙容器における封筒貼り部の形成方法の
具体的な構成を実施例をもって説明する。
実施例1 エチレン−ビニルアルコール系共重合体樹脂〔エチレン
含有量47モル%、工・・−ルG ■クラレ〕層(10
μm)/接着性ポリオレフィン系樹脂〔ツバチックAP
 220 L  三菱化成個)〕層(1,0μm)/エ
チレンーα・オレフィン共重合体樹脂〔ウルトゼンクス
 2020L:三井石油化学工業■〕層(40μm)の
3層共押し出L M 層樹脂フィルムヲインフレーンヨ
ン法て製膜した後、更に、前記積層樹脂フィルムのエチ
レン−α・オレフィン共重合体樹脂層面に、厚さ12μ
mの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム〔東
し株 ルミラー〕をイソ/アネート系接着剤で接着する
ことによって、積層樹脂層を得た。
他方、坪量400 i / n?の耐酸紙の表面に厚さ
20μ〃lの低密度ポリエチレン樹脂〔ミララフ168
21層を押し出しコーティングし、また、裏面には、厚
さ15μmのアイオノマー樹脂[三井デーポンケミカル
■゛)・イミジン1.652] 層からなる接着剤層を
利用して厚さ7μnLのAβ箔を接着することによって
、表面にポリオレフィン系樹脂層か積層されている包装
材用基材を準備した。
次いで、前記包装材用基材のAI箔面と前述の積層樹脂
層の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム面と
を、イソ/アネー1−系接着剤を使用して積層した積層
シートを得た。
しかる後に、前記積層シートにおける前述の厚さ10μ
のエチレン−ビニルアルコール系共重合体樹脂層面に、
前記積層ノートを380mmX360mmの、ゲーベル
トソプ型紙容器用のブランク板に打ち抜し・た際に、該
ブランク板の他方の側辺部となる幅10rnmの部分と
、前記ブランク板の1方の側辺部となる部分のブランク
板の端面から幅10mmだけ内方に入った幅10mJn
の部分とに、それぞれ、エチレン−酢酸ビニル共重合体
樹脂による厚さ5μのヒートンール用樹脂層:LA、I
Bを形成することによって、第2図にて符号2て表示さ
れる紙容器用積層ノートを得た。
なお、前記第2図て、符号3で表示される部分ハ、厚す
10μのエチレンーヒニルアルコール系共重合体樹脂層
からなる裏面層てあI)、また、同じく符号4て表示さ
れる部分は、厚さ20μの低密度ポリエチレン樹脂層か
らなる表面層である。
次いて、前記紙容器用積層ノート2を、ゲーヘルトソプ
型紙容器用のブランク板(380mmX360mm)I
Ic打ち抜ぎ、該打ち抜かれたブランク板の一方の側辺
部5を、該ブランク板における表面層4同志が接当する
ようにして幅約ILOmmに至って反転させ、該反転部
の上、下に、320°Cのヒート/−ルバーを接当して
積層シート面が300’Cになるまて2 kg / c
tlの圧力を付加し、加熱、加圧することによって、前
記表面層4同志を接着させ、第3図に示されるような積
層シート6、すなわち、積層シートの一方の側辺部5が
表面層4側に反転され、得られた反転部の表面層4同志
が熱溶着、接着された接着部Aを有する端面処理されて
いる紙容器用積層シート6を得た。
次いて、前記端面処理されている積層シート6の他方の
側辺部7におけるヒートンール用樹脂層IBを含む幅約
20mmに互る裏面層と、前記端面処理されている一方
の側辺部5のヒートンール用樹脂層IA面と、前記反転
部を越えた部分の表面層4面の幅約10間の部分とに、
それぞれ火炎処理を施し、更に、前記火炎処理が付され
た部分同志を接当させることからなる側辺部同志の重畳
部を形成し、引き続いて、ゴムロールによる加圧を前記
重畳部に施すことによって、第1図にて符号B及びCて
表示される接着部を形成し、前記積層シート6における
裏面層3が内周面層で構成されている筒状体を得た。
なお、前記火炎処理は、積層シー1−5の1方の側辺部
5に対しては、カス圧5mmAq、空気圧39mmΔq
の予備処理用第1・・−ナーと、ガス圧5 mm Aq
 、空気圧47mmAqの第2・・−ナーとによって、
また、積層/−1・6の他方の側辺部7に対しては、ガ
ス圧5mmAq、空気圧4.Omm Aqの予備処理用
第1バーナーと、ガス圧5mmAq、空気圧60mm 
Aqの第2バーナーとによって、コンベアスピー)’ 
200m / min、て実施したものて、火炎処理面
の加熱温度は250°Cである。
得られた筒状体における前記封筒貼り部の接合面の剥離
を手指先で行なったところ、紙層内での断層破壊が生じ
てしまり・、積層シートの裏面層同志の間、及び表面層
と裏面層との間の界面を剥離することはてきなかった。
比較例1 前記実施例1て使用した紙容器用積層/−l・6と同一
の構成の積層シートによって、前記実施例1で得られた
筒状体における接着部Bと接着部Cとに相当する各種接
着部を、積層シート6の一方の側辺部と他方の側辺部7
との重畳部の1−1下に、320″Cのヒートン−ルバ
ーを接当し、積層7−1・面か300°Cになるまで、
2 kg/ caの圧力を付与しながら加熱することに
よって得た。
得られた筒状体の接着部の剥離を手指先で実施したとこ
ろ、接着部Bに相当する接着部分の接合界面で容易に剥
離した。
比較例2 前記実施例1て使用した紙容器用積層シート2の構成中
からヒートシール用樹脂層IA及びIBの構成を欠落す
る以外は、全て実施例1における紙容器用積層ノート2
の構成と同一の構成からなる比較のための紙容器用積層
ノートを使用して、前記実施例]−の接着工程と全く同
一の接着条件によって、紙容器における封筒貼り部を形
成し、内周面層かエチレン−ビニルアルコール系共重合
体樹脂層で構成されている筒状体を得た。
得られた筒状体における接着部の剥離を手指先で試みた
ところ、接着部Cに相当する接着部分の接合界面か容易
に剥離した。
〔発明の作用、効果〕 本発明の紙容器における封筒貼り部の形成方法は、カス
バリヤー性層を積層構成中に含む包装利用基利からなる
中間層と、ポリオレフィン系樹脂による表面層と、エチ
レン−ビニルアルコール系共重合体樹脂による裏面層と
を具備する紙容器用積層ノートの一方の側辺部を表面層
側に反転させ、得られた反転部を加熱1加圧することに
よって、前記反転部における積層ノー1−の表面層同志
を接着する第1工程と、前記得られた反転部」二に、前
記積層シートの他方の側辺部を重畳させ、該重畳部を熱
溶着することによって、容器内周面層が前記積層シー1
−による裏面層で構成される筒状体を得る第2工程とか
らなる紙容器における封筒貼り部の形成方法において、
前記積層シーl・の他方の側辺部における裏面層と前記
一方の側辺部の反転部における裏面層との間の接着予定
部分の少なくともいずれかの一方の裏面層には、前記積
層シートの裏面層ヲなすエチレン−ビニルアルコール系
共重合体樹脂に比較して低融点の樹脂によるヒートノー
ル用樹脂層か積層されている紙容器用積層シートを使用
するものであり、前記積層ノートの一方の側辺部におけ
る反転部と他方の側辺部との間の熱接着を、火炎処理に
よる熱溶融接着によって行なうものである。
而して、前記本発明方法においては、ガスバリヤ−外層
を積層構成中に含む包装利用基利と、ポリオレフィン系
樹脂による表面層と、エチレン−ビニルアルコール系共
重合体樹脂Eよる裏面層とを具備する紙容器用積層シー
トによって、容器内周面層かエチレン−ビニルアルコー
ル系共重合体樹脂層て構成される紙容器を得るものであ
り、しかも、前記紙容器における封筒貼り部を、前記積
層ノート中のガスバリヤ−層を容器内周面に露出させる
ことなく形成し得るものである、すなわち、例えば、金
属層や塩化ヒニリテン樹脂層等のカスバリヤー性層を容
器内周面に露出させることなく形成するものであるから
、内填物に対する保香特性と衛生性とに優れた性質を有
する紙容器か得られるものである。
また、前記本発明方法てば、前述の通り、得られる紙容
器における封筒貼り部において、紙容器外周面側に位置
する積層ノートにおける他方の側辺部の裏面層と紙容器
内周面側に位置する積層シートにおける一方の側辺部の
裏面層との間の接着を、前記積層シートの裏面層をなす
エチレン−ビニルアルコール系共重合体m 脂に比較し
て低融点の樹脂によるヒートソール用樹脂層を利用した
火炎処理による熱圧接着て行なう、すなわち、前記火炎
処理に付されたヒートンール用樹脂層同志、または、火
炎処理に付されたヒートシール用樹脂層と同じく火炎処
理ニ付すレタエチレンービニルアルコール系共重合体樹
脂層とを圧着するものであるから、火炎処理に付された
ヒートソ−ル用樹脂層は、該樹脂層の1部分が溶融、酸
化され、また、同じく火炎処理された積層シートにおけ
る裏面層即チエチレンービニルアルコール系共重合体樹
脂層は、該樹脂層表面が荒らされ、微細な多数の凹凸群
が前記樹脂層面に生成されるので、火炎処理に続く加圧
工程で、前記表面が溶融状態にあるヒートンール用樹脂
層同志、あるいは、該ヒートノール用樹脂層と前記エチ
レン−ビニルアルコール系共重合体樹脂層との間の強力
の接合が得られるものであり、強固な接着部が形成され
るものである。
従って、本発明方法では、内填物に対する保香特性と衛
生性とカスバリヤー特性とに優りた性質を有する紙容器
における封筒貼り部を、極めて効率の良い熱シール方法
で、確実に形成し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法によって得られた紙容器用積層シー
トの封筒貼り部の模型断面図、第2図は本発明方法で使
用する紙容器用積層シートの1実施例品を示す模型断面
図、第3図は本発明の紙容器における封筒貼り部の形成
方法の途中工程を示す模型断面図である。 LA、]、B:ヒートソール用樹脂層、2:紙容器用積
層シート、3 エチレンーヒニルアルコール系共重合体
樹脂による裏面層、4′ポリオレフイン系樹脂による表
面層、・5゛一方の側辺部、6.一方の側辺部5が端面
処理されている積層シート、7:他方の側辺部、A:紙
容器用積層シートの一方の側辺部を表面層4側に反転さ
せた反転部の表面層4−14同志の接着部、C:封筒貼
り部における紙容器用積層シートの一方の側辺部におけ
る反転部と他方の側辺部との間の接着部。 特許出願人 大日本印刷株式会社 代 理  人  市   川   理  吉新   井
   清   子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ガスバリヤー性層を積層構成中に含む包装材用基材から
    なる中間層と、ポリオレフィン系樹脂による表面層と、
    エチレン−ビニルアルコール系共重合体樹脂層による裏
    面層とを具備する紙容器用積層シートの一方の側辺部を
    表面層側に反転させ、得られた反転部を加熱、加圧する
    ことによって、前記反転部における積層シートの表面層
    同志を接着する第1工程と、前記得られた反転部上に、
    前記積層シートの他方の側辺部を重畳させ、該重畳部を
    熱接着することによって、容器内周面層が前記積層シー
    トによる裏面層で構成される筒状体を得る第2工程とか
    らなる紙容器における封筒貼り部の形成方法において、
    前記積層シートの他方の側辺部における裏面層と前記一
    方の側辺部の反転部における裏面層との間の接着予定部
    分の少なくともいずれかの一方の裏面層には、前記積層
    シートの裏面層をなすエチレン−ビニルアルコール系共
    重合体樹脂に比較して低融点の樹脂によるヒートシール
    用樹脂層が積層されている紙容器用積層シートを使用し
    、前記積層シートの一方の側辺部における反転部と他方
    の側辺部との間の熱接着を、火炎処理による熱溶融接着
    によって行なうことを特徴とする紙容器における封筒貼
    り部の形成方法。
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