JPH0127926Y2 - - Google Patents

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JPH0127926Y2
JPH0127926Y2 JP13632884U JP13632884U JPH0127926Y2 JP H0127926 Y2 JPH0127926 Y2 JP H0127926Y2 JP 13632884 U JP13632884 U JP 13632884U JP 13632884 U JP13632884 U JP 13632884U JP H0127926 Y2 JPH0127926 Y2 JP H0127926Y2
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axle housing
vibration
shock absorber
body frame
damping mechanism
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JP13632884U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車軸懸架式サスペンシヨン装置に関
し、特にその防振構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の上記サスペンシヨン装置の一例を第7図
に示す。図において、アクスルハウジング1はそ
の両端をアツパコントロールアーム21およびロ
アコントロールアーム22によりボデーフレーム
3にリンク結合され、該フレーム3はコイルバネ
4により上記アクスルハウジング1に弾性的に支
持せしめられている。アクスルハウジング1とフ
レーム3間には大振幅振動を速やかに減衰せしめ
る目的でシヨツクアブゾーバ5が設けてある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
車両走行時にはアクスルハウジング1に曲げ振
動を生じ(図中鎖線でその振動モードを示す)、
該振動は比較的振動数が高いことによりシヨツク
アブゾーバ5を介してフレーム3に伝達され、ボ
デーフロア31が振動せしめられる。この場合の
上記ボデーフロア31の振動は、図中鎖線の如く
その中央部を振動の腹とするものであり、これに
よつて車室内には大きなこもり音が発生する。
従来は、上記振動の伝達を低減せしめるため
に、シヨクアブゾーバ5の減衰力を小さくした
り、あるいはこれに使用するブツシユの動バネ定
数を低く設定することが行なわれているが、これ
は低周波の大振幅振動に対して減衰性能の低下を
招き、操縦安定性と耐久性の観点からは好ましく
ない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点に鑑み、大振幅振動に対す
る減衰性能の低下を招くことなく、ボデーフロア
より発するこもり音を低減せしめることが可能な
車軸懸架式サスペンシヨン装置を提供することを
目的とする。
第2図、第3図において、本考案のサスペンシ
ヨン装置には振動減衰機構6が設けてある。振動
減衰機構6は第1図に示す如く、4本のリンク棒
61,62,63,64の両端を回動自在に連結
して四角形リンクとしてあり、該四角形リンクの
相対向する上方の連結部6aをボデーフレーム3
に連結し、下方の連結部6bをアクスルハウジン
グ1に連結してある。上記四角形リンクの相対向
する左右の連結部6c,6d間には抵抗を有して
伸縮するシヨツクアブゾーバ65が配設してあ
り、該シヨツクアブゾーバ65はその両端がそれ
ぞれ上記各連結部6c,6dに連結してある。
〔作用〕
上記振動減衰機構6において、アクスルハウジ
ング1からの振動入力に対してシヨツクアブゾー
バ65は実質的にその位置を保つて伸縮する。す
なわち、第1図矢印の如くアクスルハウジング1
に上方への起振力が作用すると、シヨツクアブゾ
バー65は伸長し(図示矢印)、ボデーフレーム
3には上記起振力と逆相の下方への力が作用する
(図示矢印)。
この結果、ボデーフレーム3の振動モードは、
第2図に示す如く、振動減衰機構6を設けた側で
振動位相が逆転することによりその中央部に節を
有する曲げ振動に変換され、ボデーフロア31よ
り発せられるこもり音は低減される。
〔実施例 1〕 第2図、第3図は本考案のサスペンシヨン装置
を示し、従来装置(第7図)においてアクスルハ
ウジング1の両端に設けたシヨツクアブゾーバ5
の一方を振動減衰機構6に置き換えてある。
振動減衰機構6は、第1図に示す如く、4本の
リンク棒61,62,63,64を互いに両端で
回動自在に連結してなる四角形リンクであり、そ
の左右の連結部6c,6dはシヨツクアブゾーバ
65で連結してある。シヨツクアブゾーバ65は
上記従来装置に使用したシヨツクアブゾーバ5と
同一構造であり、シリンダ651とこれより突出
するピストンロツド652を有する。上記シリン
ダ651内にはピストンロツド652の伸縮時に
抵抗を生じる液体が封入してある。シリンダ65
1の基端は連結部6dに連結され、ピストンロツ
ド652の先端は連結部6cに連結してある。上
記ピストンロツド652まわりにはこれとシリン
ダ651の端部間に防塵用のゴムジヤバラ653
が配設してある。かかる構造の振動減衰機構6は
その上下の連結部6a,6bをそれぞれボデーフ
レーム3およびアクスルハウジング1に連結して
ある。
上記構造のサスペシヨン装置の作動を以下に説
明する。
アクスルハウジング1からの振動入力に対して
上記振動減衰機構6のシヨツクアブゾーバ65は
実質的にその位置を保つて伸縮し、例えば第1図
矢印の如くアクスルハウジング1に上方への起振
力が作用するとシヨツクアブゾバー65は伸長し
て(図示矢印)、ボデーフレーム3には上記起振
力と逆相の下方への力が作用する(図示矢印)。
この結果、上記減衰機構6を設けた側では、ア
クスルハウジング1の振動に対してボデーフレー
ム3の振動は逆相となり(第2図鎖線)、該フレ
ーム3の曲げ振動はその中央部が節となる。これ
により、ボデーフロア31より発するこもり音は
効果的に低減せしめられる。これを第4図に示
す。図中線xは本考案の装置によるこもり音の音
圧レベルを示し、線yは従来装置を示す。これに
よれば50Hz〜70Hzのこもり音が効果的に低減せし
められている。
なお、低周波の大振幅振動は、シヨツクアブゾ
ーバ65が抵抗を有して伸縮することにより速や
かに減衰せしめられる。
〔実施例 2〕 第5図、第6図において、振動減衰機構6はア
クスルハウジング1の中央にあるデフケース部の
前端(第6図の右方)とボデーフレーム3間に設
けてある。
アクスルハウジング1は走行中の伝達トルク変
動によりアクスルシヤフト回りにいわゆるワイン
ドアツプ共振せしめられ、これに応じてボデーフ
ロア31には、第6図の二点鎖線で示す如く、車
両前後方向に上下の曲げ振動を生じ、こもり音の
原因となる。
ここにおいて、上記減衰機構6を設けたことに
より、アクスルハウジング1を上方へ回動せしめ
る起振力は、ボデーフレーム3では下方への制振
力に変換され(第6図矢印)、この結果、図の鎖
線で示す如く曲げ振動は抑制されてこもり音が低
減せしめられる。
〔考案の効果〕
以上の如く、本考案のサスペンシヨン装置は、
四角形リンクの相対向する左右のリンク連結部を
シヨツクアブゾーバを介して結合してなる振動減
衰機構をこれに設けて、該減衰機構の相対向する
上下のリンク連結部をそれぞれボデーフレームお
よびアクスルハウジングに連結せしめ、アクスル
ハウジングよりボデーフレームへ入力する振動の
位相を反転せしめることにより、アクスルハウジ
ングの曲げ共振や、ワインドアツプ共振に伴なう
ボデーフロアの振動を効果的に防止して、こもり
音を低減せしめるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は振動減衰装置の正面図、第2図は本考
案の第1の実施例における上記振動減衰装置を具
備するサスペンシヨン装置の正面図、第3図は第
2図の−線に沿う断面図、第4図はこもり音
の低減効果を示す図、第5図は本考案の第2の実
施例における上記振動減衰装置を具備するサスペ
ンシヨン装置の正面図、第6図は第5図の−
線に沿う断面図、第7図は従来のサスペンシヨン
装置の正面図である。 1……アクスルハウジング、21,22……コ
ントロールアーム、3……ボデーフレーム、31
……ボデーフロア、4……コイルバネ、6……振
動減衰装置、61,62,63,64……リンク
棒、65……シヨツクアブゾーバ、6a,6b,
6c,6d……連結部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両のアクスルハウジングにボデーを弾性的に
    支持せしめる車軸懸架式サスペンシヨン装置にお
    いて、上記アクスルハウジングとボデーフレーム
    間には振動減衰機構を設け、該振動減衰機構は4
    本のリンク棒の両端を回動自在に連結して四角形
    リンクとなし、該四角形リンクの相対向する上方
    の連結部を上記ボデーフレームに連結せしめると
    ともに下方の連結部はアクスルハウジングに連結
    せしめ、かつ相対向する左右の連結部間には抵抗
    を有して伸縮するシヨツクアブゾーバを配設して
    その両端をそれぞれ上記各連結部に連結したこと
    を特徴とする車軸懸架式サスペンシヨン装置。
JP13632884U 1984-09-07 1984-09-07 Expired JPH0127926Y2 (ja)

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JP13632884U JPH0127926Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

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JP13632884U JPH0127926Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

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Publication Number Publication Date
JPS6150006U JPS6150006U (ja) 1986-04-04
JPH0127926Y2 true JPH0127926Y2 (ja) 1989-08-25

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JP13632884U Expired JPH0127926Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

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JP2011038577A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Shimizu Corp 免震装置
JP2011038617A (ja) * 2009-08-17 2011-02-24 Shimizu Corp パンタグラフ式免震システム

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JPS6150006U (ja) 1986-04-04

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