JPH01272628A - ポリエステルの製造方法 - Google Patents

ポリエステルの製造方法

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JPH01272628A
JPH01272628A JP10369888A JP10369888A JPH01272628A JP H01272628 A JPH01272628 A JP H01272628A JP 10369888 A JP10369888 A JP 10369888A JP 10369888 A JP10369888 A JP 10369888A JP H01272628 A JPH01272628 A JP H01272628A
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JP
Japan
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acid
organotin
oxide
alkyl
polyester
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Pending
Application number
JP10369888A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kushimoto
久志本 俊弘
Yoshimichi Ozawa
小澤 良道
Nobuo Izawa
伊沢 信雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、芳香族ジカルボン酸とテトラメチレングリコ
ールを主たる構成成分とするポリエステルの製造方法に
関する。
(従来の技術) 一般に、テレフタル酸と1.4−ブタンジオールとの直
接重合法によるポリテトラメチレンテレフタレートの製
造は、ジメチルテレフタレートと1.4−ブタンジオー
ルとを原料とし、エステル交換法を用いる製造法の場合
と同様に、テレフタル酸と1.4−ブタンジオールとを
エステル化反応させてビス(4−ヒドロキシブチル)テ
レフタレートおよびその低重合体を得る第1段階の反応
と、これをさらに重縮合させる第2段階の反応とからな
る。
かかる直接重合法の第1段階のエステル化反応において
は、触媒を添加した場合においても、テレフタル酸と1
,4−ブタンジオールとのモル比および反応温度を特定
範囲に規定しない場合には、エステル化反応が著しく遅
延するが或はある段階以上には全く進行しない、すなわ
ち、エステル化反応を完結するためには、テレフタル#
/1,4−ブタンジオールのモル比は1 / 1.1〜
1 / 2.0の範囲が好適であり、また反応温度は1
50〜240℃の範囲が好適である。さらに、チタン化
合物、錫化合物などの触媒を添加する必要がある。
特に、特開昭50−82196号公報では有機チタン化
合物と有機錫化合物を併用することによってエステル化
時間を短縮し、テトラヒドロフランの副生を抑制する方
法が提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、該条件を満足するエステル化反応におい
ても1.4−ブタンジオールはテレフタル酸の酸性と熱
のために容易に脱水閉環し、多量のテトラヒドロフラン
を副生し、1,4−ブタンジオールのロスを生じること
及び反応の完結までにはなお長時間を要するという問題
点がある。
そこで、本発明者らは、上述の問題点に鑑み、直接重合
法によるボリテ・トラメチレンテレフタレートの製造に
おいて、エステル化反応におけるテトラヒドロフランの
副生を抑制しつつエステル化反応を促進することによる
ポリマーの製造コストの低減を目的として鋭意研究の結
果、触媒として有機チタン化合物と有m錫化合物を併用
する際、特定の有機錫オキシドと特定の有機錫ハライド
の両者を屏いることにより、エステル化時間を著しく短
縮し、同時にテトラヒドロフランの副生をさらに抑制し
得ることを見出し、本発明に至った。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明の製造方法は、芳香族ジカルボン酸を
主たる酸成分とし、テトラメチレングリコールを主たる
グリコール成分とするポリエステルを製造するに際し、
触媒として、下記−最式(1)で示される有機錫オキシ
ドの少なくとも一種と、下記一般式(2)で示される有
機錫ジハライドの少なくとも一種と、有機チタン化合物
とを使用することを特徴とする。。
R’   −3n−X’              
     (Iン(式中、R1,Rx、R3はアルキル
基、アリール基であり、XIはアルキル基、アリール基
、OH基を、XI、X3をハロゲンを示す、)本発明で
用いられる一般式(1)で示される有機錫オキシドを例
示するとジ−n−ブチル錫オキシド、ジーn−オクチル
錫オキシド、ジーn−フェニル錫オキシド、モノ−ロー
ブチル錫オキシド、モノーn−オクチル錫オキシド等が
挙げられるが、これらの有機錫オキシドと種々のアルコ
ールとの反応で得られる有機錫アルコキシド又は有機錫
グリコラートを用いても同等の効果が得られる。一般式
f2)で示される有機錫ハライドを例示するとジ−n−
ブチル錫ジクロライド、ジーn−オクチル錫ジクロライ
ド、ジーn−ブチル錫ジプロマイド、ジーn−ブチル錫
ジアイオダイド等が挙げられる。
また、有機チタン化合物を例示するとTi(OR)e〔
Rはアルキル基、アリール基〕、具体的にはテトラメチ
ルチタネート、エチレングリコールチタネート、テトラ
ブチレングリコールチタネート、テトラブチルチタネー
ト、テトライソプロピルチタネート、テトラ安息香酸チ
タネート等、またはシェラ酸チタン酸カリウム等が挙げ
られる。
有機チタン化合物と併用する有機錫化合物として上記の
有機錫オキシドと有機錫ハライドの組み合わせによって
著しく反応が促進される原因について明きらかではない
が、Z、Anorg。
Al1g、Chemo、第477巻、第50頁(198
1年)等の文献より、反応系中でジスタノキサンの如き
準安定な形態となり、作用していると考えられる。
重縮合反応条件は通常のものでよいが、反応温度は20
0〜270℃が好ましい。
本発明の触媒Q使′用量は、反応条件により異なるが、
通常の場合、有機チタン化合物及び一般式(1)及び−
船式(2)で示される有機錫化合物のそれぞれについて
、ポリマーを構成するジカルボン酸成分に対してo、 
o o o s〜0.5モル(金属元素)%、好ましく
は0.001〜0.2モル(金属元素)%である。
触媒は、エステル化反応初期までに添加されることが好
ましい、更に、本発明方法においてはマンガン、マグネ
シウム、コバルト、亜鉛系の化合物、二酸化アンチモン
、酢酸アンチモン等のアンチモン化合物、酸化ゲルマニ
ウム等の公知の各種触媒を共存させてもよい。
本発明において対象とするポリエステルは、芳香族ジカ
ルボン酸を主たる酸成分とし、テトラメチレングリコー
ルを主たるグリコール成分とするものである。ここの「
主たる」とは、50モル%を超えることをいう、従って
50モル%未満の他の成分が入っていてもよい。
本発明において「芳香族ジカルボン酸」とは、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェ
ニルジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸等
1.芳香核にカルボン酸が直結した化合物であり、特に
テレフタル酸が好ましい。
本発明において共重合し得る第三成分(50モル%未満
)としては、例えば該ポリエステルの主構成成分以外の
芳香族ジカルボン酸、シェラ酸、マロン酸、コハク酸、
アジピン酸、セバシン酸、ド′デカンニ酸等の脂肪族ジ
カルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、デカリンジカ
ルボン酸、テトラリンジカルボン酸、等の脂肪族ジカル
ボン酸、グリコール酸p−オキシ安息香酸等のオキシ酸
、エチレングリコール、トリメチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1. 3−プyンジオール、ネオペ
ンチルグリコール等の該ポリエステル主構成成分以外の
脂肪族ジオール、シクロヘキサンジメタツール、トリシ
クロデカンジメチロール等の脂肪族ジオール、ビスフェ
ノールA1ビスフエノールS1ビスヒドロキシエトキシ
ビスフエノールA1テトラブロモビスフエノールA等の
芳香族ジオール等が例示される。
又、ポリエステルが実質的に線状とみなせる範囲内で、
トリメリット酸、トリメシン酸、とロメリフト酸、トリ
カルバリル酸、トリメチロールプロパン、グリセリン、
ペンタエリスリトール等の多官能化合物や安息香酸、ナ
フトエ酸、ステアリルアルコール、バルミチン酸等、或
はこれらの誘導体などの単官能化合物が添加されていて
もよい。
更に通常のポリエステルの如く、燐化合物等の熱安定剤
、ヒンダードフェノール等の抗酸化剤、ベンゾトリアゾ
ール、ヒドロキシベンゾフェノン、シアノアクリレート
等の紫外1吸収剤、酸化チタン、カーボンブランク、テ
ラシールブルー等の顔料、染料、タルク等の核剤、高級
脂肪酸塩等の結晶促進剤、離型剤、帯電防止剤、等々が
添加されていても何らさしつかえない。
以下、本発明方法の好適な例を記す。
(2)芳香族ジカルボン酸がテレフタル酸である特許請
求の範囲第(1)項記載の方法。
(3)有機錫オキシドがモノアルキル錫オキシドである
特許請求の範囲第(1)項記載の方法。
(発明の効果) 以上述べたように本発明方法によれば従来の方法に比ベ
ニステル化反応時間を著しく短縮でき、同時にテトラフ
ヒドロフランの副生を著しく抑制することができる。
(実mg4) 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説明
する。なお、本例中、モル%とはポリマーを構成するジ
カルボン酸成分に対する割合を示し、ポリマーの固在粘
度とは、フェノール:テトラクロルエタン(60:40
)を溶媒として20℃で測定した値である。
実施例1 テレフタル6166部、1.4−テトラメチレングリコ
ール153部、チタン−n−ブチルチタネート0.04
モル%、七ノーn−ブチル錫オキシド0.02モル%、
ジ−n−ブチル錫ジクロライド0、02モル%を精留塔
のついた攬はん機付反応器に投入し、常圧下で加熱し、
55分間で内温を170℃から225℃とし、その後2
25℃に保って、生成する水を留去しながらエステル化
を行なった、テレフタル酸が反応液に溶解するまでに要
した時間(エステル化反応時間)は1時間40分、留出
液量は46部でこの内テトラヒドロフラン含有量は1)
部であった。さらにテトラ−n、 −ブチルチタネート
、0.02モル%を添加し、250℃に昇温しながら徐
々に減圧し最終的にITorr以下の真空度とし、2時
間重縮合を行なった。
得られたポリマーは固有粘度1.02であった。
実施例2 実施例1において、モノ−n−ブチル錫オキシドの代わ
りにジ−n−ブチル錫オキシドを用いたところテレフタ
ル酸が溶解するまでに要した時間は1時間45分、留出
液46部中子トラヒドロフラン含有量は1).5部であ
った。さらに実施例1と同様に2時間重縮合することに
よって得られたポリマーは固有粘度0.99であった。
比較例1 実施例1において、ジ−n−ブチル錫ジクロライドの代
わりにモノ−n−ブチル錫オキシド0.02モル%(即
ち、モノ−n−ブチル錫オキシドの全量は0.04モル
%)用いたところテレフタル酸が溶解するまでに要した
時間は1時間55分、留出液47部中子トラヒドロフラ
ン含有量は17.5部であった。さらに実施例1と同様
に2時間15分重縮合することによって得られたポリマ
ーは固有粘度1.01であった。
比較例2 実施例1において、モノ−n−ブチル錫オキシド及びジ
−n−ブチル錫ジクロライドを用いない他は同様の条件
でエステル化を行なったところ、エステル化に要した時
間は2時間20分、留出液量57部中子トラヒドロフラ
ンは、22部であった。
手続補正書 昭和63年 7月グ日 昭和63年特許願第103698号 2、発明の名称 ポリエステルの製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京都墨田区墨田五丁目17番4号〒534  
大阪市部島区友淵町1丁目5番90号鐘紡株式会社特許
部 6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 7、補正の内容 明細書の記載を下記の通り訂正する。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 芳香族ジカルボン酸を主たる酸成分とし、テトラメチレ
    ングリコールを主たるグリコール成分とするポリエステ
    ルを製造するに際し、触媒として、下記一般式(1)で
    示される有機錫オキシドの少なくとも一種と、下記一般
    式(2)で示される有機錫ジハライドの少なくとも一種
    と、有機チタン化合物とを使用することを特徴とするポ
    リエステルの製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (式中、R^1、R^2、R^3はアルキル基、アリー
    ル基であり、X^1はアルキル基、アリール基、OH基
    を、X^2、X^3をハロゲンを示す。)
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52111955A (en) * 1976-03-16 1977-09-20 Teijin Ltd Preparation of polyester elastomers
JPS5755724A (en) * 1980-09-19 1982-04-02 Meidensha Electric Mfg Co Ltd Automatic monitor and inspect system for digital protection relay
JPS5913530A (ja) * 1982-07-13 1984-01-24 Toshiba Corp 分岐管の拡管成形方法

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