JPH0127224Y2 - - Google Patents

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JPH0127224Y2
JPH0127224Y2 JP2481581U JP2481581U JPH0127224Y2 JP H0127224 Y2 JPH0127224 Y2 JP H0127224Y2 JP 2481581 U JP2481581 U JP 2481581U JP 2481581 U JP2481581 U JP 2481581U JP H0127224 Y2 JPH0127224 Y2 JP H0127224Y2
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JP
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conductor
yoke
pivot
clevis
horizontal direction
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は6導体3連耐張碍子装置の改良に関す
るものである。
大容量送電を行うため6導体耐張碍子装置が採
用されてきたが、この種装置は極めて大型で構成
素子が多数かつ複雑となるため、横風圧や左右ア
ンバランスなスリートジヤンプ現象によつて生ず
る変則的な荷重による送電線の張力変化を収斂し
難く、このため碍子連張力のバランス機能が低下
しがちとなる問題があり、さらに、6導体送電線
の上段2条或いは下段2条を3連耐張碍子連へ仮
緊線する時に導体引留基点の連結係合などに無理
なこじれ現象を生じて仮緊線工事に多くの手数を
要する。このような欠点をなくす目的で開発され
た多導体用耐張ヨークとしては、実公昭53−
49037号公報に記載のものが提案されているが、
この多導体用耐張ヨークは垂直ヨーク部となる棒
材の中間に水平ヨーク部を溶接した十字型固定ヨ
ーク体に複数個の連結金具を上下方向と左右方向
に共に枢動できるように所要間隔をおいて配設す
るとともに各連結金具には翼端に引留孔を設けた
二連ヨークを水平方向に回動できるように取付け
て連結金具の上下方向と水平方向の枢動と二連ヨ
ークの水平方向の回動とによつて前記の欠点をな
くしたものであるから、部品点数が多くてその管
理や組付作業に手数を要するうえに組付部分特に
仮緊線時にこじれの生じる連結金具と十字型固定
ヨーク体との連結部分の強度が不充分となり勝ち
で安全上問題があり、さらに、前記連結部分のこ
じれが生じないよう連結金具が上下方向に枢動2
れるようにしてあるため、仮緊線時に最上部の二
連ヨークに電線を接続すると十字型固定ヨーク体
が大きく傾き、上下の電線が接触するおそれがあ
つて、特殊な工具を用いて十字型固定ヨーク体の
傾動を防がなければならず、仮緊線工事の手数も
さほど改善できないものであつた。
本考案は前記のような問題点を解決した6導体
3連耐張碍子装置を目的として完成されたもの
で、以下、図示の実施例について詳細に説明す
る。
1は図示しない鉄塔アームに連結金具類をもつ
て連結される3連の碍子連で、各碍子連1の端部
には連結部として公知のソケツトリンク2が取付
けられていて該ソケツトリンク2には直角クレビ
ス3が垂直方向への枢動のみができるように連結
されている。6は6導体固定ヨークで、該6導体
固定ヨーク6は導体ヨークを水平方向にのみ枢動
できるように連結する上、中、下段のクレビス構
造をした連結部6a,6a,6aを等間隔乃至略
等間隔をおいて前縁に配設した縦長の主体部6b
の中央に翼板部6cを張設して該翼板部6cの両
翼端に連結孔6dを上下方向に設けてなるもの
で、この縦長の主体部6bとクレビス構造の連結
部6a,6a,6aと翼板部6cとは鋳造により
一体成形されたものとしてあり、該翼板部6cの
連結孔6d,6dは前記上、中、下段の連結部6
a,6a,6aと略同一縦平面に位置させてい
る。また、6導体固定ヨーク6の各連結孔6dに
は連結片5をその一端をもつて水平方向への枢動
のみができるように連結するとともに各連結片5
の他端にはバランスヨーク4をその中間部をもつ
て水平方向への枢動のみができるように連結し、
さらに、各バランスヨーク4の外側の端部には前
記した3連の碍子連のうち両側の碍子連1,1に
連結されている直角クレビス3の先端を水平方向
への枢動のみができるように連結するとともに両
バランスヨーク4,4の内側の端部に重ね合せて
3連の碍子連のうち中央にある碍子連1に連結さ
れている直角クレビス3の先端を水平方向への枢
動のみができるように連結する。他方、この6導
体固定ヨーク6の主体部6bの前縁に配設した
上、中、下段の連結部6aには夫々翼板部の2導
体ヨーク7をその中央に設けた連結部をもつて水
平方向への枢動ができるように連結して各2導体
ヨーク7の両端部にはこれに水平方向への枢動の
みができるように一端が連結される直角クレビス
などのクレビス金具8と該クレビス金具8の先端
に各種の連結金具類9および圧縮形引留クランプ
10を介して送電線を接続させたものとする。な
お、3個の2導体ヨーク7は上、下段のものに比
べ中段のものが線路と直交する長さ、および線路
方向の幅が共に同一比率でより大きなものとして
送電線間距離を充分確保できるとともにバランス
が保持されるようになつており、また、前記した
バランスヨーク4,4と直角クレビス3,3,3
との連結点は一直線上にあるものとし、且つ、こ
の直線上において中央の直角クレビス3と外側の
直角クレビス3までの距離比が2:1となる位置
に連結片5の他端とバランスヨーク4との連結点
C,Cが設定されたものとしている。かくして、
図示すように各クレビス金具8および前記各直角
クレビス3の垂直方向への連結点GおよびF間に
は垂直方向への枢動点がなくなつてオフセツトJ
が大きくなり、その中でも中段の2導体ヨーク7
の垂直方向への連結点Gと連結点Fとの距離は特
に大きくしてある。
このように構成されたものは、送電線に作用す
る横風圧或いは左右アンバランスなスリートジヤ
ンプ現象は6導体固定ヨーク6の主体部6bの前
縁に配設されている上、中、下段の連結部6a,
6a,6aに水平方向にのみ枢動できるように連
結した各2導体ヨーク7によつて該6導体固定ヨ
ーク6の中央部に収斂し、また、3連の碍子連1
を連結するバランスヨーク4と6導体固定ヨーク
6とはその翼板部6cの両翼端に連結した連結片
5,5をもつて水平方向への枢動のみができるよ
うに連結されているうえにこの各連結点を結んだ
線が互いに平行で平行四辺形リンク機構を形成す
るから、その作用により常に3連の碍子連1の張
力は均衡する。すなわち、連結点C,Cはモーメ
ント平衡の理より3連の碍子連1の張力が均衡す
る位置であり、6導体送電線の張力が6導体固定
ヨーク6に収斂されて連結片5,5を介し連結点
C,Cに印荷され、3連の碍子連1が分担する。
例えば6導体送電線に横風圧が作用したときで
も、6導体固定ヨーク6とバランスヨーク4とが
相互に平行移動し、且つ、バランスヨーク4の連
結点C,Cの荷重作用点はずれないので、3連の
碍子連1の碍子連張力は均衡する。そして、クレ
ビス構造の連結部6a,6a,6aと翼板部6c
とが主体部6bに鋳造により一体成形されたもの
としてあるので、強度的に優れているうえにバラ
ンスヨーク4、連結片5、6導体固定ヨーク6、
各2導体ヨーク7の各連結点は水平方向へのみ枢
動できるようになつていて垂直方向への動作が抑
制されており、各碍子連1をバランスヨーク4に
連結するため各碍子連1の端部に垂直方向へ可動
的に連結されている直角クレビス3の連結点Fと
各2導体ヨーク7に送電線を接続するクレビス金
具8の垂直方向へのみ枢動できる連結点Gとのオ
フセツトJが大きくなつて仮緊線時におけるこじ
れ現象を可及的に抑制させることができるうえに
若干のこじれ現象が生じても連結部分の強度は充
分であつて安全性は確保し得る。すなわち、通常
仮緊線は上下の電線の接触を防止し、且つ工事用
工具を上側より下側へ順次移動させながら施工で
きるように通常上側より行われる。この際、6導
体送電線の上段2条の仮緊線時、送電線の軸線A
と3連の碍子連1の軸線Bが一致しようとして各
直角クレビス3の連結点近傍とクレビス金具8の
連結点近傍を主としてこじれ現象を生じるが、本
考案によればクレビス構造の連結部6a,6a,
6aが垂直方向に枢動されることがないので、
上、下段の2導体ヨーク7,7とこれより長さ、
および線路方向の幅が共に大きくしてある中段の
2導体ヨーク7の各幅相当分だけオフセツトJが
大きくなり、従つて、第4図の説明図に図示する
ように、本考案装置における垂直方向への枢動の
みができる連結点F,Gを結んだ線と水平線が交
叉してなした角度αは、従来のこの種装置におけ
るオフセツトKがなす角度βより小さくなつてこ
じれ現象を低減することができるうえに電線振動
時における安定的な電線支持が可能となる。ま
た、6導体固定ヨーク6の主体部6bの前縁にあ
るクレビス構造の連結部6aは主体部6bと一体
に鋳造により成形されたものであることは、2導
体ヨーク7の可動範囲が水平方向に限定半固定さ
れるので、如上の上段2条仮緊線時に特殊な工具
を使うことなく固定できることとなつて緊線工事
の省力化を達成でき、特に、中段の2導体ヨーク
7の長さおよび幅を上、下段の2導体ヨーク7,
7の長さおよび幅よりも大きくしたことによつ
て、仮緊線時において過大な力が加えられる中段
の2導体ヨーク7の安定性は一段と優れたものと
なる。さらに、6導体固定ヨーク6を一体成形品
としたことによつて部品点数および組付部分が少
なくなるので、部品の管理や組付け手数が容易と
なるうえ強度的にも優れたものとなる。
本考案は以上の説明によつて明らかなように、
従来の同種装置よりも碍子連耐張力のバランス機
能を向上させると共に導体側の装置構成部材の連
結係合部のこじれ現象も可及的に抑制することに
より装置構成部材を小型にすることができ、さら
に上段2条の仮緊線を特殊な工具を使わずに簡単
に行えるので緊線工事を省力化できる外、部品点
数の組付作業の減少或いは強度の増大等種々の利
点があり、在来のこの種装置の問題点を解決した
ものとして実用的価値極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠平面
図、第2図は同じく一部切欠側面図、第3図は6
導体固定ヨークの斜視図、第4図は本考案と従来
のこの種装置の作用を比較して示す説明図であ
る。 1:碍子連、3:直角クレビス、4:バランス
ヨーク、5:連結片、6:6導体固定ヨーク、6
a:連結部、6b:主体部、6c:翼板部、6
d:連結孔、7:2導体ヨーク、8:クレビス金
具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導体ヨークを水平方向にのみ枢動できるように
    連結する上、中、下段のクレビス構造の連結部6
    a,6a,6aを縦長の主体部6bの前縁に配設
    するとともに該主体部6bには両翼端に連結孔6
    d,6dを有する翼板部6cを張設してなる6導
    体固定ヨーク6を、該連結孔6d,6dに一端が
    水平方向にのみ枢動できるように連結される連結
    片5,5と、該連結片5,5の他端に中間部が水
    平方向にのみ枢動できるように連結されるバラン
    スヨーク4,4と、該バランスヨーク4,4の端
    部に一端が水平方向にのみ枢動できるように連結
    された直角クレビス3,3,3とを介して3連の
    碍子連1,1,1に連結するとともに前記上、
    中、下段の連結部6a,6a,6aに夫々板状の
    2導体ヨーク7を連結し、各2導体ヨーク7の両
    端部には夫々クレビス金具8を水平方向にのみ枢
    動できるように連結して各クレビス金具8に送電
    線を接続させた6導体3連耐張碍子装置におい
    て、前記6導体固定ヨーク6はクレビス構造の連
    結部6a,6a,6aと翼板部6cとが主体部6
    bに鋳造により一体成形されたものとして各クレ
    ビス金具8および前記各直角クレビス3の垂直方
    向へ連結点GおよびF間に垂直方向への枢動点を
    なくしてオフセツトJを大きくする一方、前記3
    個の2導体ヨーク7は上、下段のものに比べて中
    段のものが長さ、幅共に大きくしてあることを特
    徴とする6導体3連耐張碍子装置。
JP2481581U 1981-02-24 1981-02-24 Expired JPH0127224Y2 (ja)

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JP2481581U JPH0127224Y2 (ja) 1981-02-24 1981-02-24

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JP2481581U JPH0127224Y2 (ja) 1981-02-24 1981-02-24

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JPS57138222U JPS57138222U (ja) 1982-08-28
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