JPH09233661A - 3点支持2連耐張装置 - Google Patents

3点支持2連耐張装置

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JPH09233661A
JPH09233661A JP8065542A JP6554296A JPH09233661A JP H09233661 A JPH09233661 A JP H09233661A JP 8065542 A JP8065542 A JP 8065542A JP 6554296 A JP6554296 A JP 6554296A JP H09233661 A JPH09233661 A JP H09233661A
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隆夫 永田
Yoshio Yonetani
吉夫 米谷
Isamu Hamazaki
勇 浜崎
Katsuhiko Shimizu
克彦 志水
Minoru Toyoda
稔 豊田
Hisayuki Imoto
久幸 井元
Kazunori Hosomi
一典 細見
Akihiro Katayama
明弘 片山
Hiroki Sakamoto
博樹 坂元
Akihiro Ikeda
明弘 池田
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Nippon Katan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3点支持構造の既設支持ア−ムに取付けでき
る経済的な3点支持耐張装置を得る。 【解決手段】 既設支持ア−ム72の3つの取付点1,
1,1に地側バランスヨ−ク14を連結し、その碍子側
水平ヨ−ク8に平行クレビス11を介して現行の2連耐
張装置の地側2連ヨ−ク12から圧縮クランプ88に至
る連結金具を連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設鉄塔の支持ア
−ムに3点支持で連結される多導体耐張装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来装置として例えば図13に
示す3連耐張装置71は、支持ア−ム72に直角クレビ
スリンク73,73,73が3点で固定され、これらの
直角クレビスリンク73に対してそれぞれ調整孔を直列
配置とした長さの長い地側バ−ニヤ金具74、ホ−ン取
付金具75、ボールクレビス76を介して碍子連77の
一端が連結され、碍子連77,77,77の他端は平行
ソケットリンク78、ホ−ン取付金具79を介してバラ
ンスヨ−ク80,即ち、中間で連結され且つ一側をホ−
ン取付金具79,79,79で等間隔に連結された2等
辺3角形形状の並設の2つのヨ−ク81,81と、これ
らのヨ−ク81,81の頂点部にV状配置の一対のリン
ク82,82を介して連結されたほぼ3角形状のヨ−ク
83からなるバランスヨ−ク80の2つのヨ−ク81,
81に連結され、ヨ−ク83の頂点部に直角クレビスリ
ンク84を介して連結された垂直ヨ−ク85の上下両端
にはそれぞれ直角クレビス86を介して水平ヨ−ク8
7,87を連結すると共に、各水平ヨ−ク87の両端に
それぞれ連結金具を介して圧縮クランプ88を設けてな
るものである。
【0003】このように3連碍子連77,77,77に
よって送電線を張設したことにより、その当時の2連方
式のものに比べて張設される送電線の荷重および鉄塔間
隔を大ならしめることができたので、一時期この種の3
連耐張装置が広く使用された。
【0004】しかし、その後30ton 碍子、33ton 碍
子が次々に開発され、前記3連耐張装置に代えて30to
n 碍子ないし33ton 碍子を備えた多導体2連耐張装置
が使用されるようになってからは、3連耐張装置は旧装
置ということで製造されていない。また、3連耐張装置
では鉄塔の支持ア−ム72の先端が大型化すると共に、
風圧によって横振れした時に生じる碍子連77,77,
77のアンバランスにより適用上制限される等の問題も
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この3連耐
張装置の取替え時期が近づいているので、その取替えに
旧装置の3連耐張装置と現行の2連耐張装置のいずれが
有利であるかの検討がなされている。
【0006】即ち、旧装置である3連耐張装置で取替え
るとすれば、支持ア−ム72の改造は必要でないが、3
連耐張装置71の地側バ−ニヤ金具74やバランスヨ−
ク80等の複雑で高価な金具を含む大半の連結金具を新
規製品と同様に製作図から起して1から型製作等も含め
て製作することになり、しかも碍子交換工具等も汎用性
がなく新規購入が必要となるため、製作費が高騰する不
都合がある。
【0007】これに対して、現行の2連耐張装置は、3
点支持構造の既設支持ア−ム72に取付けできない構成
である。それをあえて既設支持ア−ム72に取付けよう
とすれば、既設支持ア−ムの大幅な改造となるため多額
の改造費用を要する。
【0008】本発明は前記の実情に鑑みてなされたもの
で、既設支持ア−ムを改造することなしに現行の2連耐
張装置の大半の連結金具を流用できるようにして製作
費、取替工事費等を低減できるようにした3点支持2連
耐張装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る3点支持2
連耐張装置51は、既設支持ア−ム72に設けられた3
連耐張装置取付けのための3つの取付点1,1,1に連
結金具を介して地側バランスヨ−ク14を連結し、この
地側バランスヨ−ク14に2連耐張装置の地側2連ヨ−
ク12から電線クランプ88に至る連結金具を1点支持
で連結したことを特徴とするものである。
【0010】地側バランスヨ−ク14は、既設支持ア−
ム72の3つの取付点1,1,1にそれぞれ連結された
連結金具2,3によって中間連結部と両端とを連結され
た並設の2つのヨ−ク4,4と、各ヨ−ク4の両連結金
具連結点の間の内側を外側の2倍の比に分かつ中間連結
点6に一端を連結した2つの平行リンク7,7と、この
2つの平行リンク7,7の他端に連結された水平ヨ−ク
8からなり、この水平ヨ−ク8に平行クレビス11を介
して2連耐張装置の地側2連ヨ−ク12を連結する。
【0011】前記3点支持2連耐張装置51は、地側2
連ヨ−ク12から電線クランプ88に至る連結金具に現
行の2連耐張装置の大半を使用することができる。ま
た、図10の(a),(b)で示すように地側バ−ニヤ
金具なしで水平角箇所に設けることができるほか、2連
碍子連16,16に異なる荷重が作用しても、地側バラ
ンスヨ−ク14の水平ヨ−ク8の中間の平行クレビス連
結点に合計荷重が作用するので、既設支持ア−ム72の
3つの取付点1,1,1は荷重を等分に分担する。
【0012】また、3点支持2連耐張装置51は、電線
クランプに旧装置の3連耐張装置71の圧縮クランプ8
8を電線をクランプしたままで流用すると共に、予め耐
張装置長を旧装置の3連耐張装置71と同長とすること
によって、煩雑な電線弛度調整作業を回避することがで
きる。
【0013】本発明に係る3点支持2連耐張装置52
は、既設支持ア−ム72に設けられた3連耐張装置取付
けのための3つの取付点1,1,1に連結金具を介して
地側バランスヨ−ク37を連結し、この地側バランスヨ
−ク37の碍子側ヨ−ク36に2連耐張装置の2連碍子
連16,16から電線クランプ88に至る連結金具を連
結したことを特徴とするものである。
【0014】この地側バランスヨ−ク37は、既設支持
ア−ム72の3つの取付点1,1,1にそれぞれ連結さ
れた連結金具によって中間連結部と両端とを連結された
並設の2つのヨ−ク4,4と、各ヨ−ク4の両連結金具
連結点の間の内側を外側の2倍の比に分かつ中間連結点
6に一端を連結した2つの平行リンク7,7と、この2
つの平行リンク7,7の他端に連結された碍子側ヨ−ク
36からなり、この碍子側ヨ−ク36が2連耐張装置の
地側2連ヨ−クの役目を兼ねている。
【0015】地側バランスヨ−ク37を備えた3点支持
2連耐張装置52は、図11の(a)に示すように水平
角零の取付箇所に設けることができる。また、既設支持
ア−ム72の3つの取付点1,1,1にそれぞれ連結し
た連結金具2,3の間に地側バ−ニヤ金具35を介装す
れば、図11の(b)に示すように地側バ−ニヤ金具3
5の長さを調整することによって水平角を有する箇所に
設けることができる。
【0016】前記3点支持2連耐張装置52は、地側バ
ランスヨ−ク37の碍子側ヨ−ク36が2連耐張装置の
地側2連ヨ−クの役目を兼ねているので、図1に示した
3点支持2連耐張装置51の平行クレビス11と地側2
連ヨ−ク12が不要となり、装置長を短くすることがで
きる。このため、電線クランプ88に旧装置の3連耐張
装置71の圧縮クランプ88を電線をクランプしたまま
流用し、且つ線側ヨ−クを互に独立の垂直ヨ−クと水平
ヨ−クで構成しても、余裕をもって旧装置である3連耐
張装置と同長とすることができて電線張設の際弛度調整
作業が不要となる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に示す3点支持2連耐張装置
51は、既設支持ア−ム72に設けられた3連耐張装置
取付けのための3つの取付点1,1,1にそれぞれ連結
した連結金具2,3を介して地側バランスヨ−ク14を
連結し、この地側バランスヨ−ク14に平行クレビス1
1を介して2連耐張装置の地側2連ヨ−ク12を連結
し、地側2連ヨ−ク12に2連碍子連16,16、線側
ヨ−ク19を介して多導体用固定ヨ−ク20を連結し、
この多導体用固定ヨ−ク20の上下両側にそれぞれ連結
金具を介して電線クランプ88を連結したから、既設支
持ア−ム72を改造することなしに、しかも現行の2連
耐張装置の大半の連結金具を流用することができる。
尚、線側ヨ−クを多導体用固定ヨ−ク20とすることに
よって装置長を短縮した。
【0018】前記地側バランスヨ−ク14は、既設支持
ア−ム72の3つの取付点1,1,1にそれぞれ連結さ
れた連結金具2,3によって中間連結点5と両端連結点
5,5とを連結された並設の2つのヨ−ク4,4と、各
ヨ−ク4の両連結金具連結点5,5の間の内側を外側の
2倍の比に分かつ中間連結点6に一端を連結した長さが
等しい2つの平行リンク7,7と、平行にとった2つの
平行リンク7,7の他端に連結された水平ヨ−ク8で構
成している。そして、この水平ヨ−ク8と2連耐張装置
の地側2連ヨ−ク12とは、一端を水平ヨ−ク8の両リ
ンク連結点9,9の中点10に連結し他端を2等辺3角
形形状の地側2連ヨ−ク12の頂点部13に連結する平
行クレビス11で連結しているので、地側バランスヨ−
ク14はすべてオフセット零のヨ−クで構成され、有風
時でもアンバランスは生じない。また、図10の(b)
に示すように水平角を有する箇所に取付けても既設支持
ア−ム72の3つの取付点1,1,1を結ぶ直線に対し
て並設のヨ−ク4,4と水平ヨ−ク8が平行移動するの
で、並設のヨ−ク4,4と既設支持ア−ム72の3つの
取付点1,1,1との間にはバ−ニヤ金具が不要であ
る。
【0019】図2に示す3点支持2連耐張装置52は、
地側バ−ニヤ金具35、地側バランスヨ−ク37および
線側ヨ−ク39,41,45以外の構成は図1に示すも
のとほぼ同じである。図2に示す地側バランスヨ−ク3
7は、図1に示すものと同様に、並設の2つのヨ−ク
4,4と、各ヨ−ク4の両連結金具連結点5,5の間の
内側を外側の2倍の比に分かつ中間連結点6に一端を連
結した長さが等しい2つの平行リンク7,7と、平行に
とった2つの平行リンク7,7の他端に連結された碍子
側ヨ−ク36で構成しているが、この碍子側ヨ−ク36
は2連碍子連16,16を連結することによって2連耐
張装置の地側2連ヨ−クを兼ねている。このため、図1
に示す水平ヨ−ク8と平行クレビス11が不要となって
装置長を短縮できる反面、水平角を有する箇所では図1
1の(b)に示すように並設のヨ−ク4,4および水平
ヨ−ク36を水平角を有する方向へ傾けるための地側バ
−ニヤ金具35,35,35が必要となる。もっとも、
この地側バ−ニヤ金具35は、図9に示すように長さの
短いものを使用できるので、2連碍子連16,16の地
側ヨ−ク連結点から支持ア−ム72の取付点1,1,1
に至る長さは図1に示す3点支持2連耐張装置51より
も短くなる。このため、電線クランプに旧装置の3連耐
張装置71の圧縮クランプ88を電線をクランプしたま
ま流用し、しかも3連耐張装置71と同長にとって電線
弛度調整の省略を図る場合、線側ヨ−クは、図1に示す
3点支持2連耐張装置51では多導体用固定ヨ−ク20
としているが、これを互いに独立の垂直ヨ−ク39と水
平ヨ−ク41,45で構成することができる。
【0020】水平角零の箇所に図2に示す3点支持2連
耐張装置52を設ける場合には、地側バ−ニヤ金具3
5,35,35はなくてもよい(図11の(a))。
【0021】
【実 施 例】本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1および図3に示す3点支持2連耐張装置51
は、既設支持ア−ム72の3連耐張装置取付けのための
3つの取付点1,1,1(等間隔)にそれぞれ直角クレ
ビスリンク2を介して直角クレビス3を連結し、これら
の直角クレビス3,3,3の他端は取付点1,1,1と
等間隔の並設の2つのヨ−ク4,4の連結点5,5,5
に連結し、各ヨ−ク4の両直角クレビス連結点5,5の
間には内側を外側の2倍の比に分かつ位置6に平行リン
ク7の一端を取付け、長さが等しく且つ平行にとった一
対の平行リンク7,7の他端を水平ヨ−ク8の両端に取
付け、この水平ヨ−ク8の両平行リンク取付点9,9の
中点10と2等辺3角形状の地側2連ヨ−ク12の頂点
13とを平行クレビス11で連結している。そして、前
記地側2連ヨ−ク12から電線クランプ、本実施例では
圧縮クランプ88に至る間の構成は、現行の2連耐張装
置のものを採用している。
【0022】並設の2つのヨ−ク4,4と一対の平行リ
ンク7,7と水平ヨ−ク8からなる地側バランスヨ−ク
14は、オフセット零ヨ−クで構成されていて、地側2
連ヨ−ク12の両碍子連連結点にかかる荷重が異なって
もその合計荷重が水平ヨ−ク8の中点10に作用するた
め、既設支持ア−ムの3つの取付点1,1,1で荷重を
等分に分担でき、アンバランスが生じない。また、図1
0の(a)に示すように水平角零の取付箇所は勿論のこ
と、図10の(b)に示すように水平角を有する取付箇
所においても、並設のヨ−ク4,4と水平ヨ−ク8は常
に既設支持ア−ム72の取付点1,1,1を結ぶ直線と
平行となるので、水平角の有無に関係なく地側バ−ニヤ
金具は不要である。
【0023】地側2連ヨ−ク12は、その両端に直角ク
レビスリンク15,15、ボ−ルクレビス34,34、
2連の碍子連16,16、平行ソケットリンク17,1
7、直角クレビス18,18を介して線側2連ヨ−ク1
9を連結し、線側2連ヨ−ク19には4導体用固定ヨ−
ク20を水平動可能に連結する。この4導体用固定ヨ−
ク20は、一対の垂直ヨ−ク部24,24に一体連接さ
れた上下両水平ヨ−ク部21,21の両端のそれぞれ
に、図3にも示すように直角クレビス22を介してバ−
ニヤ金具23を連結すると共に、上側のバ−ニヤ金具2
3には圧縮クランプ88を連結し、下側のバ−ニヤ金具
23には弓形1枚リンク25を介して圧縮クランプ88
を連結している。尚、上側の圧縮クランプ88のジャン
パソケット89が下側の弓形1枚リンク25の中間に形
成される空間部へ突き出るように、即ち、弓形1枚リン
ク25と干渉しないように4導体用固定ヨ−ク20を図
3で示すように若干傾けている。
【0024】4導体用固定ヨ−ク20は、2枚の水平ヨ
−ク部21,21と2枚の垂直ヨ−ク部24,24を井
形状に組合わせて接合部を溶着すると共に、2枚の垂直
ヨ−ク部24,24に支軸26で直角クレビス27を上
下動可能に取付けてなり、直角クレビス27の碍子側ク
レビス部28を線側2連ヨ−ク19に支軸29で水平動
可能に取付けている。
【0025】図2および図4に示す3点支持2連耐張装
置52は、既設支持ア−ム72の3連耐張装置取付けの
ための3つの取付点1,1,1(等間隔)に連結された
直角クレビスリンク2,2,2と、並設の2つのヨ−ク
4,4の中間連結部と両端に連結された直角クレビス
3,3,3との間に地側バ−ニヤ金具35,35,35
を介装した点、地側バランスヨ−ク37を並設の2つの
ヨ−ク4,4と一対の平行リンク7,7と2連耐張装置
の地側2連ヨ−クを兼ねる碍子側ヨ−ク36とで構成し
た点および線側ヨ−クの構成以外は図1に示す3点支持
2連耐張装置55とほぼ同じ構成である。その結果、図
2に示すものは、図1に示すものに比べ地側バ−ニヤ金
具35が増える反面、中間ヨ−ク8と1枚リンク11が
不要となる。ところで、地側バ−ニヤ金具35は図9に
示すように1枚のほぼ台形形状の調整片30の4つのボ
ルト孔31の1つと、調整片30を挟む一対の扇形形状
の調整片32,32の基準ボルト孔33に対して円弧配
列とした多数のボルト孔50の1つとをボルト連結する
構成ゆえ、バ−ニヤ金具長さが比較的短い。このため、
3点支持2連耐張装置51,52における2連碍子連1
6,16の地側ヨ−ク連結点から既設支持ア−ム72の
取付点1,1,1に至る長さは、図2に示すものが図1
に示すものよりも短い。
【0026】図1および図2に示す3点支持2連耐張装
置51,52は、図13に示す3連耐張装置71との取
替工事において、電線クランプ88に3連耐張装置71
の圧縮クランプを電線をクランプしたまま流用すると共
に、耐張装置を取替えても電線弛度が変わらないように
するため、3連耐張装置71と同長としている。このた
め、図1に示す3点支持2連耐張装置51は、装置長が
3連耐張装置71より長い場合には主に線側のヨ−クを
4導体用固定ヨ−ク20とすることで短縮して3連耐張
装置71と同長としている。図2に示す3点支持2連耐
張装置52は、装置長が図1のものより短く、線側のヨ
−クを互に独立の垂直ヨ−ク39と水平ヨ−ク41,4
5で構成しても3連耐張装置と同長とすることができ
る。
【0027】図2に示す3点支持2連耐張装置52は、
図11の(b)に示すように水平角を有する箇所では地
側バ−ニヤ金具35,35,35の長さを調整している
が、図11の(a)に示すように水平角零の箇所では地
側バ−ニヤ金具35,35,35の長さを変えずともよ
いので、地側バ−ニヤ金具35,35,35を省略する
ことができる。
【0028】図2および図4に示す3点支持2連耐張装
置52は、既設支持ア−ム72の3つの取付点1,1,
1に直角クレビスリンク2,2,2、地側バ−ニヤ金具
35,35,35、直角クレビス3,3,3を介して連
結した地側バランスヨ−ク37の碍子側ヨ−ク36の両
端に直角クレビスリンク15,15、ボ−ルクレビス3
4,34を介して2連碍子連16,16を連結し、その
他端を平行ソケットリンク17,17、直角クレビス1
8,18を介して線側2連ヨ−ク19に連結し、この線
側2連ヨ−ク19に直角クレビス38を介して垂直ヨ−
ク39を連結する。この垂直ヨ−ク39は上端に直角ク
レビス40を介して水平ヨ−ク41を連結し、下端に長
さの長い直角クレビス44を介して水平ヨ−ク45を連
結する。上側の水平ヨ−ク41は両端にそれぞれ直角ク
レビス42、線側バ−ニヤ金具43を介して圧縮クラン
プ88を取付け、下側の水平ヨ−ク45は両端にそれぞ
れ線側バ−ニヤ金具43を介して圧縮クランプ88を取
付けている。尚、線側バ−ニヤ金具43は1枚の扇形形
状の調整片46と平行クレビスリンクまたは直角クレビ
ス53からなる。
【0029】また、この3点支持2連耐張装置52で
は、垂直ヨ−ク39が線側へある程度傾くと、上側の圧
縮クランプ88のジャンパソケット89が下側の水平ヨ
−ク45と当接することがある。この当接を避けるに
は、例えば図5および図6に示すように垂直ヨ−ク39
の下端に水平ヨ−ク部47を設け、その両端にそれぞれ
直角クレビス42、線側バ−ニヤ金具43、弓形1枚リ
ンク48を介して圧縮クランプ88を連結すれば、上側
の圧縮クランプ88のジャンパソケット89を弓形1枚
リンク48でかわすことができる。
【0030】また、図7および図8に示すものでは、垂
直ヨ−ク39の上下両端にそれぞれ直角クレビス40を
介して水平ヨ−ク41を連結し、各水平ヨ−ク41の両
端にそれぞれ直角クレビス42を介して線側バ−ニヤ金
具43を連結すると共に、上側の線側バ−ニヤ金具43
には圧縮クランプ88を取付け、下側の線側バ−ニヤ金
具43には変形2枚リンク49を介して圧縮クランプ8
8を連結して、上側の圧縮クランプ88のジャンパソケ
ット89を変形2枚リンク49の中間にできる空間に挿
入するようにしている。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、既
設支持ア−ムに設けられた3連耐張装置取付けのための
3つの取付点に連結金具を介して地側バランスヨ−クを
連結し、この地側バランスヨ−クに現行の2連耐張装置
の地側2連ヨ−クを1点で連結するか、またはこの地側
2連ヨ−クを地側バランスヨ−クの碍子側ヨ−クで兼ね
るようにしているので、既設支持ア−ムを改造すること
なしに、しかも現行の2連耐張装置の地側2連ヨ−ク以
後または2連碍子連以後の大半の連結金具を流用できる
こととなり、旧装置の3連耐張装置に代わる3点支持耐
張装置の製作費、取替工事費等を低減することができ
る。
【0032】また、本発明に係る3点支持2連耐張装置
は、旧装置である3連耐張装置の圧縮クランプを電線を
クランプしたまま流用すると共に、3連耐張装置と同長
としているので、電線張設の際弛度調整が不要となって
耐張装置取替工事費を節減でき、また電線クランプ製作
費が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の平面図である。
【図2】本発明の他の実施例の平面図である。
【図3】図1に示す実施例の線側2連ヨ−クに連結する
線側連結金具の側面図である。
【図4】図2に示す実施例の線側2連ヨ−クに直角クレ
ビスを介して連結する線側連結金具の側面図である。
【図5】図4に示す線側連結金具の他の実施例の平面図
である。
【図6】図5に示す実施例の側面図である。
【図7】図4に示す線側連結金具のいま一つの実施例の
平面図である。
【図8】図7に示す実施例の側面図である。
【図9】図2に示す地側バ−ニヤ金具の側面図である。
【図10】図1に示す実施例の概略平面図で、(a)は
水平角零の場合、(b)は水平角を有する場合である。
【図11】図2に示す実施例の概略平面図で、(a)は
水平角零の場合、(b)は水平角を有する場合である。
【図12】従来の4導体3連耐張装置の概略平面図で、
(a)は水平角零の場合、(b)は水平角を有する場合
である。
【図13】従来の4導体3連耐張装置の平面図である。
【符号の説明】
1 取付点 2 連結金具 3 連結金具 4 ヨ−ク 6 中間連結点 7 平行リンク 8 水平ヨ−ク 11 平行クレビス 12 地側2連ヨ−ク 14 地側バランスヨ−ク 16 碍子連 19 線側2連ヨ−ク 20 多導体用固定ヨ−ク 35 地側バ−ニヤ金具 36 碍子側ヨ−ク 37 地側バランスヨ−ク 39 垂直ヨ−ク 41 水平ヨ−ク 72 支持ア−ム 88 電線クランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜崎 勇 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 志水 克彦 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 豊田 稔 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 井元 久幸 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 細見 一典 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 片山 明弘 大阪府枚方市磯島南町13番1号 日本カタ ン株式会社内 (72)発明者 坂元 博樹 大阪府枚方市磯島南町13番1号 日本カタ ン株式会社内 (72)発明者 池田 明弘 大阪府枚方市磯島南町13番1号 日本カタ ン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設支持ア−ム(72)に設けられた3連耐
    張装置取付けのための3つの取付点(1,1,1) に連結され
    る多導体耐張装置において、前記3つの取付点(1,1,1)
    に連結金具を介して地側バランスヨ−ク(14)を連結し、
    この地側バランスヨ−ク(14)に2連耐張装置の地側2連
    ヨ−ク(12)から電線クランプ(88)に至る連結金具を1点
    支持で連結したことを特徴とする3点支持2連耐張装
    置。
  2. 【請求項2】 地側バランスヨ−ク(14)は、既設支持ア
    −ム(72)の3つの取付点(1,1,1) にそれぞれ連結された
    連結金具(2,3) によって中間連結部と両端とを連結され
    た並設の2つのヨ−ク(4,4) と、各ヨ−ク(4) の両連結
    金具連結点の間の内側を外側の2倍の比に分かつ中間連
    結点(6) に一端を連結した2つの平行リンク(7,7) と、
    この2つの平行リンク(7,7) の他端に連結された水平ヨ
    −ク(8) からなり、この水平ヨ−ク(8) に平行クレビス
    (11)を介して2連耐張装置の地側2連ヨ−ク(12)を連結
    した請求項1記載の3点支持2連耐張装置。
  3. 【請求項3】 既設支持ア−ム(72)に設けられた3連耐
    張装置取付けのための3つの取付点(1,1,1) に連結され
    る多導体耐張装置において、前記3つの取付点(1,1,1)
    に連結金具を介して地側バランスヨ−ク(37)を連結し、
    この地側バランスヨ−ク(37)の碍子側ヨ−ク(36)に2連
    耐張装置の2連碍子連(16,16) から電線クランプ(88)に
    至る連結金具を連結したことを特徴とする3点支持2連
    耐張装置。
  4. 【請求項4】 地側バランスヨ−ク(37)は、既設支持ア
    −ム(72)の3つの取付点(1,1,1) にそれぞれ連結された
    連結金具によって中間連結部と両端とを連結された並設
    の2つのヨ−ク(4,4) と、各ヨ−ク(4) の両連結金具連
    結点の間の内側を外側の2倍の比に分かつ中間連結点
    (6) に一端を連結した2つの平行リンク(7,7) と、この
    2つの平行リンク(7,7) の他端に連結された碍子側ヨ−
    ク(36)からなり、この碍子側ヨ−ク(36)で2連耐張装置
    の地側2連ヨ−クを兼ねた請求項3記載の3点支持2連
    耐張装置。
  5. 【請求項5】 既設支持ア−ム(72)の3つの取付点(1,
    1,1) にそれぞれ連結された連結金具(2,3) に地側バ−
    ニヤ金具(35)を介装した請求項3記載の3点支持2連耐
    張装置。
  6. 【請求項6】 電線クランプ(88)に旧装置である3連耐
    張装置の圧縮クランプを電線をクランプしたままで流用
    すると共に、装置長を旧装置である3連耐張装置と同長
    とした請求項1,3または5記載の3点支持2連耐張装
    置。
  7. 【請求項7】 2連耐張装置の地側2連ヨ−ク(12)に2
    連碍子連(16,16) を介して連結した線側2連ヨ−ク(19)
    と電線クランプ(88)との間に多導体用固定ヨ−ク(20)を
    介装した請求項1記載の3点支持2連耐張装置。
  8. 【請求項8】 2連耐張装置の2連碍子連(16,16) に連
    結した線側2連ヨ−ク(19)と電線クランプ(88)との間に
    互に独立の垂直ヨ−ク(39)と水平ヨ−ク(41)とを介在さ
    せた請求項3記載の3点支持2連耐張装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011172368A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Nippon Katan Co Ltd 3点支持2連耐張装置

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