JPH07249333A - 電線支持碍子装置及びそれに使用されるバイパス導体取付金具 - Google Patents

電線支持碍子装置及びそれに使用されるバイパス導体取付金具

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JPH07249333A
JPH07249333A JP3883294A JP3883294A JPH07249333A JP H07249333 A JPH07249333 A JP H07249333A JP 3883294 A JP3883294 A JP 3883294A JP 3883294 A JP3883294 A JP 3883294A JP H07249333 A JPH07249333 A JP H07249333A
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JP
Japan
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metal fitting
electric wire
link
bypass conductor
supporting
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Application number
JP3883294A
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Inventor
Fumio Kasagi
二三雄 笠木
Mitsuharu Okamoto
光春 岡本
Junji Kojima
淳治 小島
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雷サージ電流が侵入した場合に連結金具ユニ
ットのジュール熱による溶損を防止して耐久性を向上す
ることができる電線支持碍子装置を提供する。 【構成】 鉄塔1の取付プレート2には第1直角クレビ
スリンク11が連結ピン12により回動可能に連結さ
れ、このリンク11には第2直角クレビスリンク13、
第1連結リンク15、第2連結リンク17、ホーン取付
金具19が連結ピンにより回動可能に連結されている。
支持碍子4の上端部に嵌合固定されたキャップ金具21
のクレビス21aは連結ピン22により前記ホーン取付
金具19に回動可能に連結されている。前記ホーン取付
金具19には支持碍子4の沿面フラッシオーバーを防止
するための接地側アークリング23がボルト24により
取り付けられている。前記第2連結リンク17とアーク
リング23との間には、第1及び第2のバイパス導体2
7,28が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は電線支持碍子装置及
びそれに使用されるバイパス導体取付金具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】 鉄塔に送電線を支持する碍子装置とし
て、懸垂碍子装置、V吊碍子装置あるいは耐張碍子装置
が用いられている。これらの碍子装置は送電線の荷重を
支持する機能と、鉄塔と送電線との間を絶縁する機能と
を備えている。このような機能を有する例えば前記懸垂
碍子装置では鉄塔の支持アームに対し接地側のアークホ
ーンを備えた接地側連結金具ユニットを介して支持碍子
が揺動可能に吊下され、該支持碍子の下端部には課電側
のアークホーンを備えた課電側連結金具ユニットを介し
て送電線が支持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 上述した懸垂碍子装
置では雷サージ電流が侵入すると、接地側及び課電側の
アークホーン間にフラッシオーバーが生じる。このため
接地側及び課電側の連結金具ユニットに瞬間的に大きな
電流が流れ、該ユニットを構成する例えば連結リンクと
その連結ピンとの間の通電面積の少ない接触部で電気抵
抗が大きくなってジュール熱により接触部の表面が溶損
し、耐久性が低下するという問題がある。落雷事故が多
発するような地域では連結リンクと連結ピンとの接触部
が繰り返し溶損を受けて電線荷重の支持機能が低下する
というような事態が生じる。この場合には、連結リンク
等の連結金具の交換を必要とするが、この作業は鉄塔上
で行うため非常に面倒である。
【0004】又、上記問題を解消するため、連結金具を
大型化して前記接触部の通電面積を増大することも考え
られるが、連結金具の重量が大きくなって加工及び取付
作業が面倒になると同時にコストも高くなるという問題
がある。
【0005】この発明の第1の目的は雷サージ等の異常
電流が侵入した場合に電線を支持する連結金具の溶損を
防止して耐久性を向上することができる電線支持碍子装
置を提供することにある。
【0006】又、この発明の第2の目的はバイパス導体
の接続を容易に行うことができる電線支持碍子装置に使
用されるバイパス導体取付金具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 請求項1記載の発明は
上記第1の目的を達成するため、電線支持碍子装置にお
いて、支持碍子端部の連結金具ユニットに対し、支持碍
子をフラッシオーバーする電流が電線荷重を支持する連
結金具に侵入するのを抑制するバイパス導体を接続する
という手段をとっている。
【0008】請求項2記載の発明は上記第1の目的を達
成するため、鉄塔に対し接地側アークホーンを備えた接
地側連結金具ユニットを介して支持碍子の接地側端部を
連結し、該支持碍子の課電側端部には一対の中間アーク
ホーンを備えた中間連結金具ユニットを介して1又は複
数個の支持碍子を直列に連結し、さらに最課電側の支持
碍子の課電側端部には課電側アークホーンを備えた課電
側連結金具ユニットを介して電線を支持した電線支持碍
子装置において、前記接地側、中間及び課電側の連結金
具ユニットの少なくとも一つの連結金具ユニットに対
し、支持碍子をフラッシオーバーする電流が電線荷重を
支持する連結金具に侵入するのを抑制するバイパス導体
を接続するという手段をとっている。
【0009】又、請求項3記載の発明は上記第1の目的
を達成するため、請求項1又は2において、両端に端子
金具を備えた可撓撚線によりバイパス導体を形成すると
いう手段をとっている。
【0010】又、請求項4記載の発明は上記第1の目的
を達成するため、請求項2において、一対の中間アーク
ホーンをバイパス導体としての機能を兼用する連結導体
により一体状に連結するという手段をとっている。
【0011】さらに、請求項5記載の発明は上記第2の
目的を達成するため、請求項1〜3記載のいずれか1項
に記載の電線支持碍子装置に使用されるバイパス導体の
取付金具に対しバイパス導体を接続するための接続部を
設けるという手段をとっている。
【0012】
【作用】 請求項1及び2記載の発明は、支持碍子をフ
ラッシオーバーする異常電流がバイパス導体を流れるの
で、該電流が電線荷重を支持する連結金具に侵入するの
が抑制される。このため連結金具表面のジュール熱によ
る溶損が防止される。
【0013】又、請求項3記載の発明は請求項1又は2
記載の発明の作用に加えて、バイパス導体が可撓性を有
するので、導体の取り付け作業が容易となる。又、接続
状態で電線が風圧等により揺動した場合に連結金具ユニ
ットの揺動運動が円滑に行われる。
【0014】さらに、請求項4記載の発明では、中間連
結金具ユニットに支持した一対のアークホーンを支持す
る金具がバイパス導体を兼用する連結導体により連結さ
れているので、請求項2記載の発明の作用に加えて、部
品点数が少なくなる。
【0015】さらに、請求項5記載の発明では、バイパ
ス導体取付金具へのバイパス導体の取付が接続部により
容易に行われる。
【0016】
【実施例】 以下、この発明を1連耐張碍子装置に具体
化した第1実施例を図1〜図6に基づいて説明する。最
初に碍子装置の概要を図6により説明すると、鉄塔1の
取付プレート2には接地側連結金具ユニット3を介して
長幹碍子よりなる支持碍子4が連結されている。この支
持碍子4の下部には中間連結金具ユニット5を介して同
じく支持碍子4が直列に連結され、以下同様にして複数
の支持碍子4が連結金具ユニット5により順次直列に連
結されている。さらに、最も課電側に位置する支持碍子
4には課電側連結金具ユニット6を介して複数の圧縮型
電線クランプ7が連結され、該クランプ7には三相の送
電線8が接続されている。なお、図示しないが前記クラ
ンプ7にはジャンパー線を接続する金具が取り付けられ
ている。
【0017】次に、前述した連結金具ユニット3,5,
6について、順次説明する。図1は接地側連結金具ユニ
ット3を示し、前記取付プレート2には第1直角クレビ
スリンク11が連結ピン12により回動可能に連結され
ている。このリンク11には第2直角クレビスリンク1
3が連結ピン14により回動可能に連結されている。さ
らに、このクレビスリンク13には第1連結リンク15
が連結ピン16により回動可能に連結されている。この
第1連結リンク15には第2連結リンク17が連結ピン
18により回動可能に連結されている。さらに、第2連
結リンク17にはホーン取付金具19が連結ピン20に
より回動可能に連結されている。そして、支持碍子4の
上端部に嵌合固定されたキャップ金具21のクレビス2
1aが連結ピン22により回動可能に連結されている。
ホーン取付金具19には支持碍子4の沿面フラッシオー
バーを防止するための接地側アークリング23がボルト
24により取り付けられている。このアークリング23
は一対の支持アーム部25と、一方のアーム部25に対
し支持碍子4の上部を取り巻くように連結したリング状
部26と、他方のアーム部25の先端に一体形成したリ
ング状部25aとを備えている。又、リング状部26の
先端部にはリング状部26aが水平に形成されている。
【0018】前記第2連結リンク17とアークリング2
3との間には、第1及び第2のバイパス導体27,28
が接続されている。このバイパス導体27,28は図2
に示すように可撓撚線29と、この可撓撚線29の両端
部に圧着固定された端子金具30,31とにより形成さ
れている。一方の端子金具30はそれに形成した孔30
aと支持アーム部25に溶接固定した接続部としてのブ
ラケット32の孔32aとに挿通されるボルト33及び
ナット34により締め付け固定される。他方の端子金具
31は連結リンク17に形成した孔17a及び金具31
に形成した孔31aに挿通されるボルト35及びナット
36により締め付け固定される。
【0019】前記可撓撚線29は、例えば63kA、
0.3秒の短絡電流に対応するため、直径0.45mm
の銅製の素線を多数本束ねて断面積が200mm2 とな
るようにしている。又、撚線29には防錆のため錫メッ
キが施されている。
【0020】次に、図3,4により支持碍子4の間に介
装された中間連結金具ユニット5について説明する。図
3に示すように、上側に位置する支持碍子4の下端部に
嵌合固定されたキャップ金具21のクレビス21aと、
下方に位置する支持碍子4の上端部に嵌合固定されたキ
ャップ金具21のクレビス21aと間には連結リンク4
1の上下両端部が連結ピン42,43によりそれぞれ回
動可能に連結されている。連結リンク41には取付板4
4がボルト45により固定され、この取付板44には上
下一対の支持アーム46,46の基端部が溶接固定され
ている。さらに、支持アーム46,46の先端部には支
持碍子4の沿面フラッシオーバーを防止するための第1
及び第2の中間アークリング47,48が溶接固定され
ている。この実施例では両支持アーム46,46の基端
部をバイパス導体としての機能を有する連結導体49に
より互いに連結している。
【0021】第1,2の中間アークリング47,48の
先端部には円環状部47a,48aが水平方向に形成さ
れている。連結リンク41には取付板44と同様の取付
板44Aがボルト45により取り付けられ、この板にア
ークホーン51,52が溶接等により固定されている。
両アークホーン51,52の先端部には円環状部51
a,52aが垂直方向に形成されている。又、両アーク
ホーン51,52の基端部はバイパス導体を兼用する連
結導体49Aにより連結されている。
【0022】次に、図5により最も課電側に位置する支
持碍子4の端部に装着された課電側連結金具ユニット6
について説明する。支持碍子4の下端部に嵌合固定した
キャップ金具21のクレビス21aには直角クレビスリ
ンク55がピン56により回動可能に連結されている。
このリンク55の下端部には連結ヨーク57がピン58
により回動可能に連結され、このヨーク57に前記クラ
ンプ7が連結され、送電線8が引き止められる。
【0023】前記直角クレビスリンク55には一対の支
持アーム59,59の基端部がボルト60によりそれぞ
れ締め付け固定されている。このアーム59,59には
支持碍子4の下端部を覆うように支持碍子4の沿面フラ
ッシオーバーを防止するための課電側アークリング61
が溶接固定されている。支持アーム59と連結ヨーク5
7には前記バイパス導体27(28)と同様のバイパス
導体62が接続されている。この導体62の一方の端子
金具30は連結ヨーク57にボルト63により締め付け
固定したL字金具64に対しボルト65により締め付け
固定されている。他方の端子金具31は支持アーム59
に一体形成した接続部としてのブラケット66に対しボ
ルト67により締め付け固定されている。連結ヨーク5
7にはボルト63により一対の支持アーム68,68の
基端部が取り付けられ、両アーム68の先端部には連結
ユニット6の電界を緩和するため、図6に示すシールド
リング69が支持される。
【0024】前記のように構成した耐張碍子装置につい
てその作用を説明する。今、図6において送電線8に雷
サージ電流が侵入すると、この電流はクランプ7、連結
ヨーク57、バイパス導体62、支持アーム59及び課
電側アークリング61から気中放電間隙をフラッシオー
バーして中間連結金具ユニット5の第2中間アークリン
グ48に流れる。この電流は下部支持アーム46、連結
導体49、上部支持アーム46及び第1中間アークリン
グ47から同じく気中放電間隙をフラッシオーバーし
て、次の中間連結金具ユニット5の第2中間アークリン
グ48に流れる。この動作を複数回繰り返して接地側連
結金具ユニット3の接地側アークホーン23にフラッシ
オーバーしたサージ電流は図1に示す第1及び第2のバ
イパス導体27,28を流れる。さらに、この電流は第
1連結リンク15、第2直角クレビスリンク13、第1
直角クレビスリンク11及び取付プレート2を経て鉄塔
1に流れ放電される。
【0025】さて、この第1実施例においては、雷サー
ジ電流の侵入時に図5に示す課電側連結金具ユニット6
の直角クレビスリンク55と連結ヨーク57との通電面
積の最も小さい連結部、つまり連結ピン58と両部材と
の接触面を通して電流が流れないようにバイパス導体6
2が設けられているので、前記連結部のジュール熱によ
る溶損を未然に防止することができる。
【0026】又、この第1実施例では両アークリング4
7,48を支持する両支持アーム46,46をバイパス
導体を兼用する連結導体49により連結したので、通電
面積の小さい連結リンク41に電流が流れることはな
く、該リンク41のジュール熱による溶損を未然に防止
することができる。もし、両支持アーム46の基端部を
別々に連結リンク41に取り付けると、リンク41とア
ーム46との接触面に異常な電流が流れて、リンク41
の表面が溶損する。
【0027】なお、アークホーン52,51に電流が流
れる場合にも連結導体49Aを介して行われるので、リ
ンク41のジュール熱による溶損を防止することができ
る。又、この実施例では二つの連結導体49,49Aを
有するため、雷サージ電流が連結リンク41に流れるの
をより確実に防止することができる。
【0028】さらに、この第1実施例では図1に示すよ
うに接地側連結金具ユニット3のホーン取付金具19と
第2連結リンク17とを連結する通電面積の最も小さい
連結ピン20を電流が迂回するように第1,2バイパス
導体27,28が設けられている。このため、前記連結
部に過大な電流が流れるを阻止して該連結部のジュール
熱による溶損を未然に防止することができる。
【0029】次に、この発明をV吊懸垂碍子装置に具体
化した第2実施例を図7〜図12に基づいて説明する。
この第2実施例の碍子装置の概要を図7により説明する
と、鉄塔1に対し左右一対の接地側連結金具ユニット3
A,3Bを介して支持碍子4,4が連結されている。両
支持碍子4,4には中間連結金具ユニット5を介して複
数の支持碍子4がそれぞれ直列に連結されている。又、
左右一対の支持碍子4連の最下端部は、一つの課電側連
結金具ユニット6Aにより互いに連結され、両碍子連は
全体としてV字状に装着されている。前記連結金具ユニ
ット6Aには送電線8が支持されている。
【0030】前記接地側連結金具ユニット3A,3Bは
同様に構成され、一方のユニット3Aの構成を図8に基
づいて説明すると、鉄塔1には取付金具71がボルト7
2により固定され、この取付金具71には連結リンク7
3が連結ピン74により回動可能に連結されている。
又、前記連結リンク73には接地側アークホーン75が
ボルト76により固定されている。前記アークホーン7
5と鉄塔1との間には前記バイパス導体27と同様のバ
イパス導体77が接続されている。
【0031】前記中間連結金具ユニット5のうち最も課
電側に位置するユニット5A以外のユニット5は図9に
示すように構成されている。すなわち、アークホーン5
1,52及び取付板44Aが省略されている。又、アー
クリング47,48の円環状部47a,48aも省略さ
れている。
【0032】最も課電側に位置するユニット5Aは図1
0及び図11に示すように第2中間アークリング48の
先端部48aが第1アークリング47側に指向するよう
に傾斜している。そして、図7に示す使用状態で雷サー
ジ電流により発生したアークが他の支持碍子4連側に導
かれないようにしている。又、アークリング47,48
自身の線径も他のユニット5のリングと比較して太くな
っている。
【0033】次に、課電側連結金具ユニット6Aを図1
2に基づいて説明する。最も課電側に位置する一対の支
持碍子4のキャップ金具21,21には連結ヨーク78
の両端部が連結ピン79,79により連結されている。
両キャップ金具21,21の外周面には課電側アークリ
ング80が図示しないアームにより支持されている。こ
のアークリング80と連結ヨーク78にはバイパス導体
27と同様のバイパス導体81が接続されている。さら
に、連結ヨーク78には支持アーム82を介して電界緩
和リング83が支持されている。
【0034】第2実施例においても、送電線8に雷サー
ジ電流が侵入した場合に、通電面積の小さい各接触部、
つまり連結ピン79とキャップ金具21との接触部に過
大な等サージ電流が流れて接触部が溶損するのを確実に
阻止することができる。又、連結金具41の表面、及び
連結リンク73と連結ピン74の接触部の溶損を防止す
ることができる。
【0035】なお、前記両実施例において雷サージ電流
が鉄塔1から碍子装置を通して送電線8に侵入する場合
もあるが、このときも単に電流の方向が変化するのみ
で、作用効果は第1実施例と同様である。
【0036】又、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、次のように具体化することができる。 (1)前記実施例ではバイパス導体27,28の端子金
具31を第2連結リンク17に接続したが、これに代え
て鉄塔1又は取付プレート2に端子金具31を接続する
こと。この場合には、連結ピン12,16,18と各部
材との接触部の溶損を防止することができる。しかし、
これらの接触部の通電面積が大きい場合には不要とな
る。
【0037】(2)前記実施例に使用した中間連結金具
ユニット5,5Aを省略すること。又、この明細書にお
いてバイパス導体とは、可撓撚線29以外に、例えば単
線の丸棒状、帯状の可撓導体、あるいは、非可撓導体等
を含むものとする。
【0038】
【発明の効果】 以上詳述したように、請求項1記載の
発明では雷サージ等の異常電流が侵入した場合に電線を
支持する連結金具のジュール熱による溶損を防止して耐
久性を向上することができる。
【0039】請求項2記載の発明では複数の支持碍子間
の中間連結金具ユニットにバイパス導体を接続したの
で、請求項1記載の発明の効果に加えて中間連結金具ユ
ニットの電線荷重を支持する連結リンクや連結ピン等の
接触部に電流が流れなくなるか、流れても小電流となる
ため、前記接触部の溶損を防止することができる。
【0040】又、請求項3記載の発明は、バイパス導体
が可撓撚線であるため、請求項1又は2記載の発明の効
果に加えて導体の取付作業を容易に行うことができる。
又、接続状態で電線が風圧等により揺動した場合に連結
金具ユニットの揺動運動を円滑に行うこともできる。
【0041】さらに、請求項4記載の発明では、中間連
結金具ユニットに支持した一対のアークホーンを支持す
る金具がバイパス導体を兼用するので、請求項2記載の
発明の効果に加えて、部品点数を少なくすることができ
る。
【0042】さらに、請求項5記載の発明では、バイパ
ス導体取付金具が接続部を有しているので、バイパス導
体の接続を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す碍子装置の接地側
連結金具ユニットの正面図である。
【図2】 バイパス導体の斜視図である。
【図3】 中間連結金具ユニットの正面図である。
【図4】 中間連結金具ユニットの斜視図である。
【図5】 課電側連結金具ユニットの斜視図である。
【図6】 碍子装置全体を示す正面図である。
【図7】 本発明の第2実施例を示す碍子装置の正面図
である。
【図8】 第2実施例の接地側連結金具ユニットの正面
図である。
【図9】 中間連結金具ユニットの斜視図である。
【図10】 中間連結金具ユニットの正面図である。
【図11】 中間連結金具ユニットの斜視図である。
【図12】 課電側連結金具ユニットの正面図である。
【符号の説明】
3…接地側連結金具ユニット、4…支持碍子、5…中間
連結金具ユニット、6…課電側連結金具ユニット、27
…第1バイパス導体、28…第2バイパス導体、29…
可撓撚線、30,31…端子金具、32,66…接続部
としてのブラケット、47…第1中間アークリング、4
8…第2中間アークリング、49…連結導体、62…バ
イパス導体、77,81…バイパス導体。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線支持碍子装置において、支持碍子端
    部の連結金具ユニットに対し、支持碍子をフラッシオー
    バーする電流が電線荷重を支持する連結金具に侵入する
    のを抑制するバイパス導体を接続したことを特徴とする
    電線支持碍子装置。
  2. 【請求項2】 鉄塔に対し接地側アークホーンを備えた
    接地側連結金具ユニットを介して支持碍子の接地側端部
    を連結し、該支持碍子の課電側端部には一対の中間アー
    クホーンを備えた中間連結金具ユニットを介して1又は
    複数個の支持碍子を直列に連結し、さらに最課電側の支
    持碍子の課電側端部には課電側アークホーンを備えた課
    電側連結金具ユニットを介して電線を支持した電線支持
    碍子装置において、 前記接地側、中間及び課電側の連結金具ユニットの少な
    くとも一つの連結金具ユニットに対し、支持碍子をフラ
    ッシオーバーする電流が電線荷重を支持する連結金具に
    侵入するのを抑制するバイパス導体を接続したことを特
    徴とする電線支持碍子装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、バイパス導体
    は両端に端子金具を備えた可撓撚線である電線支持碍子
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、一対の中間アークホ
    ーンはバイパス導体としての機能を兼用する連結導体に
    より一体状に連結されている電線支持碍子装置。
  5. 【請求項5】 バイパス導体を接続するための接続部を
    備えた請求項1〜3記載のいずれか1項に記載の電線支
    持碍子装置に使用されるバイパス導体取付金具。
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JP (1) JPH07249333A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007242271A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 East Japan Railway Co 端子間接続用フレキシブルジョイント
CN105870861A (zh) * 2016-06-03 2016-08-17 国网新疆电力公司疆南供电公司 旋转式均压环
JP2016189237A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 日本碍子株式会社 避雷装置付きがいし装置

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