JPH01267024A - 二軸延伸ポリエステルフィルム - Google Patents

二軸延伸ポリエステルフィルム

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JPH01267024A
JPH01267024A JP63096145A JP9614588A JPH01267024A JP H01267024 A JPH01267024 A JP H01267024A JP 63096145 A JP63096145 A JP 63096145A JP 9614588 A JP9614588 A JP 9614588A JP H01267024 A JPH01267024 A JP H01267024A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カール性の少ない二軸延伸ポリエステルフィ
ルムに関するものであシ、詳しくは片面のみ溶剤に浸漬
した際、極めてカール性の少ない二軸延伸ポリエステル
フィルムに関スルものである。
〔従来の技術と発明が解決しようとする問題点〕ポリエ
ステルニ軸延伸フィルムは、耐熱性、機械的性質、耐薬
品性等に優れているため、使用される用途が広範囲に渡
シ、その需要も年々増大している。
このように優れた特性を有するフィルムであるが、片面
を溶媒に浸漬した後乾燥する際、カールが生じ用途によ
っては使用が制限される場合がある。例えば、溶剤現像
型フォトレジストフィルムでは、現像前に感光層上のポ
リエステル層を感光層から塩化メチレンで処理して除去
する工程があるが、この工程においてフィルムは感光層
側にカールしてくる。このカールの度合が著しいときに
は、現像に支障をきたす場合があシ、極めて重大な問題
となっている。
貰た、磁気記録媒体のベースフィルムとして用いる場合
、ポリエステルフィルム上に必要に応じてパラクロロフ
ェノール等を溶剤として下引き処理をするが、この時フ
ィルムの片面が膨潤してカールしてし19問題も生じて
いる。
以上各種用途で片面溶媒処理する分野が増大してきてお
り、これに対処出来るフィルムの開発が強く安望されて
いる。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明者らは、上記問題点に鑑み、鋭意検削した結果、
ある特定の物性を有するフィルムがカールし難い!特性
を有することを見い出し本発明に到達した。
即ち、本発明の要旨は、下記式■〜■を同時に満足する
ことを特徴とする二軸延伸ポリエステルフィルムに存ス
ル。
θ、/!I−3≦△P≦0. / g O・・・・・・
・■/、乙0汐0 〈n  </、乙ogs     
 ・・・・・・・ ■R〉 /、乙 22−0./  
・△P  ・・−・・・・ ■αMD+TI)≦8゛0
      °°°°°°°■(式中、△P5 言及び
αMD−+−TD  は、それぞれフィルムの面配向度
、平均屈折率及び10s°C。
30分間の熱処理での縦方向及び横方向の収縮率のオ■
(%)を表わす。) IN下、本発明の詳細な説明する。
本発明にいうポリエステルとはテレフタル酸イソフタル
酸、及びナフタレン−ハ乙−ジカルボ/酸の如き芳香族
ジカルボン酸、又はそのエステルとエチレングリコール
、ジエチレングリコール、テトラメチレングリコール、
及びネオペンチルグリコール等のジオールとを重縮合さ
せて得ることの出来る結晶性芳香族ポリエステルである
。該ポリエステルは芳香族ジカルボン酸とグリコールを
直接重縮合させて得られる他、芳香族ジカルボン酸ジア
ルキルエステルとグリコールをエステル交換反応させた
後、重縮合せしめる、あるいは芳香族ジカルボン酸のジ
グリコールニスデルを重縮合せしめる等の方法によって
も得られる。
かかるポリマーの代表的なものとして、ポリエチレンプ
レフタレート、ポリエチレンーハル−ナツタレート、ポ
リテトラメチレンテレフタレート レート等であシ、例えばポリエチレンテレツタレート、
するいはポリエチレン−認,乙−ナフタレートはテレフ
タル酸あるいはナフタレン−礼乙ージカルボン酸とエチ
レングリコ−ルトカ結合したポリエステルのみならず、
繰り返し単位のgθモル係以上がエチレンデレフタレ−
1・あるいはエチレンーハル−ナフタレート単位よシ成
シ繰り返し単位の20モル%以下が他の成分である共重
合ポリエステル、−またはこれらのポリエステルに他の
ポリマー全添加、混合した混合ポリエステルである。
また、本発明においてはポリエステルの重合度が低すぎ
ると機械的特性が低ドするので、その固有粘度は0.7
0以上、灯寸しくはθ.SO〜0、90、更に好−チし
くは0。汐3−〜0.g6−のものである。
更に、滑シ性k (zJ与するためにポリエステル中に
微粒子を含有さ−ぜてもよい。滑り性全イ・J与するの
に適した微粒子と(ッては、重合時の触媒残渣により形
成される内在析出粒子及び例えば− 生 ー カオリン、クレー、炭酸カルシウム、酸化ケイ素等の公
知の不活性外部添加粒子が挙げられる。
これらの構成成分を適宜選択したポリエステルを用い本
発明のフィルム全製造することができるがV得られたフ
ィルムの物性、即ち、面配向度(△P)、平均屈折率(
行)及び10!i℃、30分間の熱処理でのフィルムの
縦及び横方向の収縮率の和 α+.<D+Tn (%.
)をある特定範囲内とする必要がある。
寸ず、本発明のフィルムの△Pは0./SSmO2/g
Oの範囲であり、且つ、/島22−/θ・石川」−でな
ければならない。好〜ましくは0. / 乙0〜o.i
 g o、更に々了1しくは0./乙0〜0./73の
範囲である。△Pが/乙ス2ー10・5未満、またはθ
./N3−未満では、フィルムの非晶質層の配向が低い
ため、溶媒が容易に浸透し、その結果、カールの度合い
が大きくなる。一方、△Pが0,/gθを超えるとフィ
ルムの収縮率が大きくかり使用に耐えない。
”!;’j、本発明のフィルムの石はハルθに0〜/、
乙Og !iの範囲であり、且つ、/、乙ノコ−〇、/
・62以上でなければならない。好1しくは/、乙ot
s〜/乙ogs、更に好寸しくは/、乙θt A−〜へ
乙0goの範囲である。5が7、乙OSO未満、1だは
ハル、2λ−0,/・62未満ではフィルムの非晶質層
が増え、溶媒が容易に浸透し、カールし易くなる。1方
、言が/、tOgjを超えるとフィルムの強度が低下し
好葦しくない。
更に、本発明のフィルムは、前記した条件下での収縮率
の和αMD+TDが3.0係以下でなければならない。
好1しくは一8左係以下、更に好壕しくに、20%以下
である。αM D + T Dが3.0%を超えると△
I]と5が本発明の範囲内であってもカールの度合は悪
化する。
壕だ、本発明のフィルムはフィルムの固有粘度(〔η〕
9が0.りS≦〔η〕≦0.73を満足することが好ま
しい。更に好ましくは0.60≦〔η〕≦0.70であ
る。
フィルムの固有粘度〔η〕が0.3A;よシ低いと、溶
媒に片面のみ浸した場合に結晶化度の表裏の差がつき易
くカールし易い。フィルムの固有粘度(〔η〕9が0.
7.S−f超えるフィルムではフィルムの結晶化度が上
がシにくく不適当である。
本発明のフィルムがカールし短い特性を有する理由とし
ては、必ずしも明確ではないが、ポリエステルフィルム
の結晶性を高め非晶部を少なくして、非晶部の配向を高
めることによシ、溶媒分子がポリエステル分子鎖中(で
侵入しがたくなるようにすればよく、それと同時に溶媒
がフィルム中に浸透したときフィルム中の非晶部が結晶
化する際、収縮が起こるだめ、この収縮を小さくするこ
とによって更にカール性を低くできると考えられる。
つ丑り配向を上げるには△Pを上げる必要があるが、△
Pを上げると相対的に収縮率が高くなるため、そのバラ
ンスの上にカール性の良好な範囲が存在することが判明
した。
次に、本発明のフィルムの製膜方法を具体的に述べる。
本発明のフィルムは、前記のポリエステルを通常、2と
0〜3.20°Cの範囲の温度で押出機よりシート状に
押し出し約7θ℃以下の温度に冷却して実質的に無定形
のシートとし、次いでかかるシート状物を縦及び横方向
に出来る限り高嵩で/左倍以上延伸して、二軸配向ポリ
エステルフィルムトし、更にかかるフィルムを230〜
.2り0°Cの範囲の温度で熱処理する。
更に該熱処理工程、又d熱処理後の冷却工程で横方向に
3〜70%巾弛緩を行ない同時に巻き取り前に60〜.
220℃で0〜10係縦弛緩することにより本発明のフ
ィルムを得ることができる。
特に面配向度をあげるために、再縦延伸及び/又は再横
延伸、縦多段延伸全必要に応じ適宜選択することができ
るが、その際、低収縮率とするために縦又は横方向に弛
緩することが好せしい。
本発明のフィルムは、上記範囲内で条件を適宜選択する
ことにより、得ることができ、その厚みは通常、58m
〜70μm5好丑しくけ7μm−汐Oμmである。
〔実施例〕
以下に実施例にて本発明を具体的に説明するが本発明は
これら実施例のみに限定されるものではない。
なお、フィルムの評価方法を以下に示す。
(1)塩化メチレンに片面浸漬した際のフィルムのカー
ルし易さの評価 塩化メチレンで満7こした容器に、縦750闘、横20
0 m、mの評価フィルムを片面が浸漬するように載置
し、室幅にて60秒間塩化メチレンにフィルムの片面を
浸漬した。その後フィルム金室温にて乾燥し、20時間
放置した。塩化メチレンを浸漬した側の縦方向にカール
したフィルムのカールの度合を目視で評価し、以下のラ
ンクに分類した。
ランク:◎ (極めて良好) ランク:○ (良好) ランク:△ (やや不良少 ランク:×(不良つ (2)パラクロロフェノールに片面浸漬した際のフィル
ムのカールし易さの評価 (1)において塩化メチレンの代りにパラクロロフェノ
ールを用いて評価した。
(3)面配向度及び平均屈折率 フィルムの屈折率の測定はアタゴ(株制アツベの屈折計
を使用し、光源にはナトリウムランプを用いて行なった
フィルム面内の最大の屈折率ηγ 、それに直角方向の
屈折率ηβ、及び厚さ方向の屈折率ηαを求め、面配向
度及び平均屈折率を算出しだ。
(4) 極限粘度〔η〕 ポリマー72をフェノール/テトラクロロエタン−3−
0/左0(重量比〕の混合溶媒700meに溶解し落下
式粘度計を用い30°Cで測定した。
(5)収縮率 フィルムの縦及び横方向につき、/CTLの短冊状に採
取したザンブルf、1 / 03 ℃、30分間熱収縮
させ、収縮率(oI))を各々求め、縦及びIノ?方向
の値の和をα、イD+TD (%)とした。
実施例/ /、31tの5102が乙OIッr)I’n+−次才立
径j’ Om、 /1の5102が/ 、+ Oppm
となるように調整したポリエチレンテレフタレート樹脂
を常法により乾燥し、2g0°Cで溶融押出し、グ0℃
にしたキャスティングドラム上に静電密着法によシ冷却
固化せしめ無定形シートを得た。
得られた無定形シートを壕ず縦方向にgs’Cで3.9
倍、横方向に93℃でJ、g倍延伸をし5.2クク°C
で熱固定しながら巾方向t/’C10%巾弛緩を行なっ
た。更に熱固定後冷却時、約/、30℃で縦方向に3係
縦弛緩を行なった後、2sμのフィルムを巻き取った。
3、g倍、横方向に9.toCで3.7倍延伸したのち
λり一℃で熱固定して、23−μのフィルムラ得た。
比較例3 実施例1で得られた無定形シートを縦方向にg !s−
°Q 1.3.0倍、横方向に93℃”’C,3,g倍
延伸1.1.211−j−℃で熱固、定して一5μのフ
ィルムを得だ。
比較例3 実施例/で得られた無定形シートを縦方向にgj℃で3
.9倍、横方向に9S℃で(/、g倍延伸し3.233
℃で熱固定してλsμのフィルムを得た。得られたフィ
ルムは強度が低く、破れ易いものであった。
比較例り 実施例/で得られた無定形シートを縦方向に−12〜 g3′Cで3.7倍、横方向に95℃で(1,g倍延伸
し5.2230Cで熱固定して、2にμのフィルムを得
だ。
実施例コ 実施例/と同様にして得られた無定形シートをg、、?
°Cで3.0倍延伸したのち、更に7g′Cで/、5倍
縦延伸し、次にテンターで710°Cで3.9倍横延伸
したのち、更尾縦方向に7.0g倍再縦延伸し、その後
、2 Z 2 °Cで熱固定した。該熱固定フィルムを
縦及び横に冷却工程で弛緩を行なって7371mのフィ
ルムラ得た。
比較例S 実施例−において、熱固定温度f 22 g ′Cとす
る以外は実施例スと同様にしてノイルレムを得た。
以上、得られたフィルムの物性及び特性を1とめて表−
/だ示す。
表  −/ ×l;塩化メチジメチレンるカール度評価〔発明の効果
〕 本発明のフィルム洸よれば、片面を溶媒に浸漬する工程
を有する用途において、カールし短い特性を有する二軸
延伸フィルムを提供することができ、その工業的価値は
高い。
出 願 人  ダイアホイル株式会社 代 理 人  長谷用   − ほか7名 −1,5−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式(1)〜(4)を同時に満足することを特
    徴とする二軸延伸ポリエステルフィルム。 0.155≦△P≦0.180・・・・・・・(1) 1.6050≦@n@≦1.6085・・・・・・・(
    2) @n@≧1.622−0.1・△P・・・・・・・(3
    ) α_M_D_+_T_D≦3.0・・・・・・・(4) (式中、ΔP、@n@及びα_M_D_+_T_Dは、
    それぞれフィルムの面配向度、平均屈折率及び105℃
    、30分間の熱処理での縦方向及び横方向の収縮率の和
    (%)を表わす。)
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