JPS62134244A - ポリエステルフイルムの熱処理方法 - Google Patents
ポリエステルフイルムの熱処理方法Info
- Publication number
- JPS62134244A JPS62134244A JP27501385A JP27501385A JPS62134244A JP S62134244 A JPS62134244 A JP S62134244A JP 27501385 A JP27501385 A JP 27501385A JP 27501385 A JP27501385 A JP 27501385A JP S62134244 A JPS62134244 A JP S62134244A
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- JP
- Japan
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- film
- oven
- polyester film
- clip
- polyester
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- Pending
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、ポリエステルフィルムの熱処理方法に関し、
とくに2幀配面したポリエステルフィルムを所定の条件
下で正確にリラックス処理する方法に関する。
とくに2幀配面したポリエステルフィルムを所定の条件
下で正確にリラックス処理する方法に関する。
[従来の技術]
通常、2軸に延伸さ(L 21Nt配向したポリニスデ
ルフィルムにおいては、その寸法安定性を保ら熱収縮率
を低く保つために、ある温度条件下でリラックス処理が
施される。このリラックス処理は、通常、フィルム[1
]方向のリラックスについては、フィルムを]1]方向
に延伸するオーブン(テンタ装置)が利用され、フィル
ムを[1]方向両端(°゛把持るクリップ開の距離をA
−ブン内で縮めることにより行われる。フィルム長手方
向のリラックスについては、一般に、オーブン出口とぞ
の下流側にあるロール(たとえばフィルム搬送用ロール
、冷却ロール、張力カット用ロール等)との間で、ロー
ル周速とオーブンに設()られているフィルム両端部を
把持するクリップの走行速度とに差をちたせることによ
り行われる。
ルフィルムにおいては、その寸法安定性を保ら熱収縮率
を低く保つために、ある温度条件下でリラックス処理が
施される。このリラックス処理は、通常、フィルム[1
]方向のリラックスについては、フィルムを]1]方向
に延伸するオーブン(テンタ装置)が利用され、フィル
ムを[1]方向両端(°゛把持るクリップ開の距離をA
−ブン内で縮めることにより行われる。フィルム長手方
向のリラックスについては、一般に、オーブン出口とぞ
の下流側にあるロール(たとえばフィルム搬送用ロール
、冷却ロール、張力カット用ロール等)との間で、ロー
ル周速とオーブンに設()られているフィルム両端部を
把持するクリップの走行速度とに差をちたせることによ
り行われる。
ところが、オーブン出口とその下流側にあるロールとの
間でリラックス処理を行うと、処理中のフィルムが外気
(大気)に晒され、外気温は季節変動等にJ:ってばら
つくため、処理温度を目標とする温度にできないことが
ある。ぞのためリラックス処理の効果がばらつき、得ら
れたフィルムの熱収縮率がばらつくという問題がある。
間でリラックス処理を行うと、処理中のフィルムが外気
(大気)に晒され、外気温は季節変動等にJ:ってばら
つくため、処理温度を目標とする温度にできないことが
ある。ぞのためリラックス処理の効果がばらつき、得ら
れたフィルムの熱収縮率がばらつくという問題がある。
熱収縮率を所定の値に納やばらつきを抑えるためには、
処理湿度を所定値に保つとともに一定値に保つ必要があ
る。この必要性を満たす方法として、フィルム長手方向
のリラックスについてもオーブン内で行うようにした方
法が知られている(特公昭57−154290号公報)
。この方法は、オーブン内でオーブン出口に至る曲にフ
ィルムの両端部を切断分離し、切断された中央の製品フ
ィルム部をオーブン内からオーブン下流側の引取りT稈
までの間でリラックスさせるようにしたものである。こ
の方法によれば、フィルム長手方向のリラックスは主に
外気温の影響を受cノないオーブン内で行われるので、
熱収縮率が低く抑えられかつそのばらつきが抑えられる
。
処理湿度を所定値に保つとともに一定値に保つ必要があ
る。この必要性を満たす方法として、フィルム長手方向
のリラックスについてもオーブン内で行うようにした方
法が知られている(特公昭57−154290号公報)
。この方法は、オーブン内でオーブン出口に至る曲にフ
ィルムの両端部を切断分離し、切断された中央の製品フ
ィルム部をオーブン内からオーブン下流側の引取りT稈
までの間でリラックスさせるようにしたものである。こ
の方法によれば、フィルム長手方向のリラックスは主に
外気温の影響を受cノないオーブン内で行われるので、
熱収縮率が低く抑えられかつそのばらつきが抑えられる
。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら上記の提案の方法においては、オーブン内
でフィルムをカッタで切断しな(プればならないため、
たとえば15μ以下の薄いフィルム等の場合には、カッ
タを入れるときにフィルムが破れることがあり、また、
カッタの取付〔プ位置が高温であるため刃の交換等が困
難である等の問題があった。
でフィルムをカッタで切断しな(プればならないため、
たとえば15μ以下の薄いフィルム等の場合には、カッ
タを入れるときにフィルムが破れることがあり、また、
カッタの取付〔プ位置が高温であるため刃の交換等が困
難である等の問題があった。
本発明は、これらの問題点を解決し、より安定したフィ
ルム長手方向のリラックス処理を行うことを目的とする
。
ルム長手方向のリラックス処理を行うことを目的とする
。
[問題点を解決するための手段]
この目的に沿う本発明のポリエステルフィルムの熱処理
方法は、2軸配向したポリエステルフィルムを、フィル
ム巾方向両端をクリップで把持した状態でオーブン内を
通過させることによって熱処理する方法において、前記
ポリエステルフィルムを、150℃以上融点以下の温度
にて該ポリエステルフィルムを緊張させた条件下で熱処
理した後、フィルム長手方向に2%以上10%以下のリ
ラックス処理を行い、次に該ポリエステルのガラス転移
点(Tq)−20″C以上上記熱処理温度−50°C以
下の温度でリラックスなしで冷却した後オーブン内でク
リップを開とし、しかる俊フィルム巾方向両端をクリッ
プで把持しない状態のままTq以上TC]+50’ C
以下の温度に保たれ・たオーブン内を通過せしめ、オー
ブン下流側にあるロールと前記クリップ開の位置との間
で、ロール周速とクリップ速度との差によりフィルム長
手方向にリラックス処理を行う方法からなっている。
方法は、2軸配向したポリエステルフィルムを、フィル
ム巾方向両端をクリップで把持した状態でオーブン内を
通過させることによって熱処理する方法において、前記
ポリエステルフィルムを、150℃以上融点以下の温度
にて該ポリエステルフィルムを緊張させた条件下で熱処
理した後、フィルム長手方向に2%以上10%以下のリ
ラックス処理を行い、次に該ポリエステルのガラス転移
点(Tq)−20″C以上上記熱処理温度−50°C以
下の温度でリラックスなしで冷却した後オーブン内でク
リップを開とし、しかる俊フィルム巾方向両端をクリッ
プで把持しない状態のままTq以上TC]+50’ C
以下の温度に保たれ・たオーブン内を通過せしめ、オー
ブン下流側にあるロールと前記クリップ開の位置との間
で、ロール周速とクリップ速度との差によりフィルム長
手方向にリラックス処理を行う方法からなっている。
ここで、オーブンが熱風オーブンである場合には、フィ
ルムのバタツキを防止するため、クリップ開放後のゾー
ンは上下の風量を任意にコントロールできるようになっ
ていることが望ましい。
ルムのバタツキを防止するため、クリップ開放後のゾー
ンは上下の風量を任意にコントロールできるようになっ
ていることが望ましい。
また、クリップを開放したときにフィルムがTq−20
’ C以上上記熱処理温度−50″C以下の温度となる
ようにすることとし、開放後にTg以上TQ+50°C
以下の温度のゾーンを設けることが必要である。
’ C以上上記熱処理温度−50″C以下の温度となる
ようにすることとし、開放後にTg以上TQ+50°C
以下の温度のゾーンを設けることが必要である。
ざらに、フィルム長手方向のリラックス率は、0.2%
〜2.0%が好ましく、クリップ開放後の温度で処理さ
れた後には更に冷却されてもよい。
〜2.0%が好ましく、クリップ開放後の温度で処理さ
れた後には更に冷却されてもよい。
なお、ここでいうTOとは、ポリエステルのガラス転移
点でディラドメータを用いて毎分1℃のR温速度で求め
た比容−湿度曲線の屈曲点であり、たとえばポリエチレ
ンテレフタレー1〜の場合70〜so’cになる。
点でディラドメータを用いて毎分1℃のR温速度で求め
た比容−湿度曲線の屈曲点であり、たとえばポリエチレ
ンテレフタレー1〜の場合70〜so’cになる。
[作用]
このような方法においては、オーブン内でクリップを開
放する以外な/υら通常の方法と変らない。
放する以外な/υら通常の方法と変らない。
クリップを開放することにより、フィルムの緊張状態は
オーブン内にて解放され、クリップ速度よりもオーブン
出口側のロールの周速を適当な割合で遅くすることによ
り、クリップ開放位置とロールとの間で所定のリラック
ス処理が行われる。
オーブン内にて解放され、クリップ速度よりもオーブン
出口側のロールの周速を適当な割合で遅くすることによ
り、クリップ開放位置とロールとの間で所定のリラック
ス処理が行われる。
この処理はオーブン内で行われるものでおるから、外気
の影響を受けずに目標とする温度で行われ、しかも前述
の提案の如くフィルム切断を必要とせず単にクリップを
開放するだけであるから、フィルム破れ、カッタの交換
における問題等は発生しない。
の影響を受けずに目標とする温度で行われ、しかも前述
の提案の如くフィルム切断を必要とせず単にクリップを
開放するだけであるから、フィルム破れ、カッタの交換
における問題等は発生しない。
[実施例]
以下に本発明のポリエステルフィルムの熱処理方法の望
ましい実施例を図面を参照して説明する。
ましい実施例を図面を参照して説明する。
第1図および第2図は、本発明の一実施例に係るポリエ
ステルフィルムの熱処理方法を実施するためのフィルム
延伸おJ:び熱処理装置を示している。図において、1
はポリエステルフィルム、2は熱風オーブンを示してい
る。3はオーブン2内を通過するように走行されフィル
ム1の両端部を把持づるクリップの走行軌跡を示してお
り、個々のクリップ4の形状はたとえば第3図ないし第
5図に示すようになっている。
ステルフィルムの熱処理方法を実施するためのフィルム
延伸おJ:び熱処理装置を示している。図において、1
はポリエステルフィルム、2は熱風オーブンを示してい
る。3はオーブン2内を通過するように走行されフィル
ム1の両端部を把持づるクリップの走行軌跡を示してお
り、個々のクリップ4の形状はたとえば第3図ないし第
5図に示すようになっている。
ポリエステルフィルム1は、矢印の方向に走行され、オ
ーブン入口でクリップ4に両端部を把持され、オーブン
内の予熱ゾーン5で予熱された後延伸ゾーン6でフィル
ム[IJ方向に延伸される。フィルムIIJh向に延伸
された後、ポリエステルフィルム1は、熱処理ゾーン7
で、150°C以上融点以下の温度にて該ポリエステル
フィルム1を緊張させた条件下で熱処理される。この熱
処理後、両側のクリップ間距離を狭めることににす、フ
ィルムrl〕方向にリラックス9B、理される。フィル
ム巾方向のリラックス処理は、リラックス熱処理ゾーン
8で2%以上10%以下のリラックス率にて行われる。
ーブン入口でクリップ4に両端部を把持され、オーブン
内の予熱ゾーン5で予熱された後延伸ゾーン6でフィル
ム[IJ方向に延伸される。フィルムIIJh向に延伸
された後、ポリエステルフィルム1は、熱処理ゾーン7
で、150°C以上融点以下の温度にて該ポリエステル
フィルム1を緊張させた条件下で熱処理される。この熱
処理後、両側のクリップ間距離を狭めることににす、フ
ィルムrl〕方向にリラックス9B、理される。フィル
ム巾方向のリラックス処理は、リラックス熱処理ゾーン
8で2%以上10%以下のリラックス率にて行われる。
このリラックス熱処理ゾーン8の下流側には、Tq−2
0’ C以上上記熱処理温度−50°C以下の温度に制
御される冷却ゾーン9が設けられており、その下流側に
同じくTg以上TC++50℃以下の温度に制り11さ
れる冷却ゾーン10が設けられている。ポリエステルフ
ィルム1は冷却ゾーン10からオーブン2外に出る。
0’ C以上上記熱処理温度−50°C以下の温度に制
御される冷却ゾーン9が設けられており、その下流側に
同じくTg以上TC++50℃以下の温度に制り11さ
れる冷却ゾーン10が設けられている。ポリエステルフ
ィルム1は冷却ゾーン10からオーブン2外に出る。
オーブン2の下流側には、冷却臼−ル11、フィルムの
張力のカットが可能な張力カットロール12(たとえば
空気吸引によりロール表面にフィルムを吸着させること
が可能なナタションロール)、搬送ロール13が設けら
れており、これらロール11.12.13は、オーブン
2のクリップ4の速度に対して異なる速度で駆動可能と
なっている。
張力のカットが可能な張力カットロール12(たとえば
空気吸引によりロール表面にフィルムを吸着させること
が可能なナタションロール)、搬送ロール13が設けら
れており、これらロール11.12.13は、オーブン
2のクリップ4の速度に対して異なる速度で駆動可能と
なっている。
冷却ゾーン9と冷却ゾーン10との開の位置には、第4
図に示すようなりリップ4の羽根14をクリップ4開の
方向にガイドするクリップ間手段15が設ケられている
。このクリップ間手段]5は、たとえば第4図に示ずJ
、うなガイド仮からなっている。ポリエステルフィルム
1は、クリップ開手段15に至るまでは第3図に示すよ
うにその両端がクリップ4に把持されているが、クリッ
プ開手段15の位置で第4図のように羽根14が聞かれ
、第5図に示すように把持が解除される。一旦把持が解
除されると、フィルム1は再びクリップ4に噛むことは
なく、両端フリー状態で冷却ロール11側へと引き取ら
れる。
図に示すようなりリップ4の羽根14をクリップ4開の
方向にガイドするクリップ間手段15が設ケられている
。このクリップ間手段]5は、たとえば第4図に示ずJ
、うなガイド仮からなっている。ポリエステルフィルム
1は、クリップ開手段15に至るまでは第3図に示すよ
うにその両端がクリップ4に把持されているが、クリッ
プ開手段15の位置で第4図のように羽根14が聞かれ
、第5図に示すように把持が解除される。一旦把持が解
除されると、フィルム1は再びクリップ4に噛むことは
なく、両端フリー状態で冷却ロール11側へと引き取ら
れる。
なお、図示を省略したが、オーブン2の上流側には、ポ
リエステルフィルム1を長手方向に延伸する縦延伸Vz
Uが設けられており、ポリエステルフィルム1はオーブ
ン2に入る前に既に長手方向に一軸延伸されている。
リエステルフィルム1を長手方向に延伸する縦延伸Vz
Uが設けられており、ポリエステルフィルム1はオーブ
ン2に入る前に既に長手方向に一軸延伸されている。
このように構成された装置を用いて、本発明の方法はつ
ぎのように実施される。
ぎのように実施される。
オーブン2前の縦延伸装置で一軸延伸されたポリエステ
ルフィルム1は、オーブン2に入ってまず予熱され、そ
の後延伸ゾーン6でフィルム][」方向に延伸される。
ルフィルム1は、オーブン2に入ってまず予熱され、そ
の後延伸ゾーン6でフィルム][」方向に延伸される。
この2’l’lllに延伸され2頓に配向したポリエス
テルフィルム1が、フィルム巾方向両端をクリップ4で
把持された緊張された条件下で、熱処理ゾーン7で、1
50℃以上融点以下の温度にて熱処理される。その後、
リラックス熱処理ゾーン8で2%以上10%以下のリラ
ックス率にてフィルム巾方向のリラックス処理が行われ
る。次に、冷却ゾーン9では、TQ−20″C以上熱処
理温度−50′C以下の温度でリラックスなしで冷却さ
れる。しかる後冷却ゾーン9の最下流側の位置で、クリ
ップ間手段15によってオーブン2内でクリップ4が開
とされる。クリップ聞手段15の位置に至るまではフィ
ルム1の緊張状態は維持される。
テルフィルム1が、フィルム巾方向両端をクリップ4で
把持された緊張された条件下で、熱処理ゾーン7で、1
50℃以上融点以下の温度にて熱処理される。その後、
リラックス熱処理ゾーン8で2%以上10%以下のリラ
ックス率にてフィルム巾方向のリラックス処理が行われ
る。次に、冷却ゾーン9では、TQ−20″C以上熱処
理温度−50′C以下の温度でリラックスなしで冷却さ
れる。しかる後冷却ゾーン9の最下流側の位置で、クリ
ップ間手段15によってオーブン2内でクリップ4が開
とされる。クリップ聞手段15の位置に至るまではフィ
ルム1の緊張状態は維持される。
クリップ4開により、ポリニスデルフィルム1は、それ
までの両4J:把持ににる緊張状態が解除される。しか
る後フィルム長手方向両端をクリップ4で把持しない状
態のまま、TCI以上Tg+50℃以下の温度に保たれ
た冷却ゾーン10内を通過される。この冷却ゾーン10
内におけるポリエステルフィルム1は、オーブン2下流
側にあるロール11,12.13とクリップ4聞の位置
との間で、フィルム長手方向に緊張されるが、ロール周
速とクリップ速度との間に差を設けることにより、フィ
ルム長手方向にリラックス処理される。
までの両4J:把持ににる緊張状態が解除される。しか
る後フィルム長手方向両端をクリップ4で把持しない状
態のまま、TCI以上Tg+50℃以下の温度に保たれ
た冷却ゾーン10内を通過される。この冷却ゾーン10
内におけるポリエステルフィルム1は、オーブン2下流
側にあるロール11,12.13とクリップ4聞の位置
との間で、フィルム長手方向に緊張されるが、ロール周
速とクリップ速度との間に差を設けることにより、フィ
ルム長手方向にリラックス処理される。
このフィルム長手方向のリラックス処理は、主としてオ
ーブン2内で行われるものであるから、処理温度は外気
の影響を受けることなく正確に所定の温度、つまりTO
以上Tq+50″C以下の温度で行われる。
ーブン2内で行われるものであるから、処理温度は外気
の影響を受けることなく正確に所定の温度、つまりTO
以上Tq+50″C以下の温度で行われる。
[発明の効果]
したがって、本発明のポリエステルフィルムの熱処理方
法によるときは、オーモレ出[」の冷却ゾーンを所定の
温度に保って単にオーブン内でクリップを開放するだ(
プの簡単な方法で、外気の影響を受りることなく正確に
所定の温度でフィルム長手方向のリラックス処理を行う
ことができ、所望のフィルム熱収縮率を容易に得ること
ができる。
法によるときは、オーモレ出[」の冷却ゾーンを所定の
温度に保って単にオーブン内でクリップを開放するだ(
プの簡単な方法で、外気の影響を受りることなく正確に
所定の温度でフィルム長手方向のリラックス処理を行う
ことができ、所望のフィルム熱収縮率を容易に得ること
ができる。
また、オーブン内でフィルムを切断しなくてもよいので
、フィルム破れの問題は全くなくなる。
、フィルム破れの問題は全くなくなる。
らなみに、15μのポリエステルフィルムで前述の特公
昭57−54290号公報に示される方法と本発明の方
法を比較したところ、特公昭57−54290@公報の
方法では、150m/分の速度でカットすると毎回フィ
ルムが破れ、1007rL/分の速度では2回に1回の
頻度で破れたが、本発明の方法では、150TrLZ分
の速度で何回試験してもフィルム破れは生じなかった。
昭57−54290号公報に示される方法と本発明の方
法を比較したところ、特公昭57−54290@公報の
方法では、150m/分の速度でカットすると毎回フィ
ルムが破れ、1007rL/分の速度では2回に1回の
頻度で破れたが、本発明の方法では、150TrLZ分
の速度で何回試験してもフィルム破れは生じなかった。
ざらに、本発明では、クリップの開放はオーブン内に単
にガイド板等を設【プておくだけでクリップの走行にし
たがって自然に行わせることができるので、ごく簡単な
装置を付加するのみですむという効果も得られる。
にガイド板等を設【プておくだけでクリップの走行にし
たがって自然に行わせることができるので、ごく簡単な
装置を付加するのみですむという効果も得られる。
第1図は本発明の一実施例に係る方法を実施するための
オーブンおよびロールの平面図、第2図は第1図の装置
の側面からみた概略構成図、 第3図は第1図の装置のクリップ部の拡大側面図、 第4図は第3図の装置の平面図、 第5図は第3図の装置の第3図の位置よりも下流側の位
置における状態を示ず側面図、で必る。 1・・・・・・ポリエステルフィルム 2・・・・・・オーブン 3・・・・・・クリップの走行軌跡 4・・・・・・クリップ 5・・・・・・予熱ゾーン 6・・・・・・延伸ゾーン 7・・・・・・熱処理ゾーン 8・・・・・・リラックス熱処理ゾーン9.10・・・
・・・冷Nlゾーン 11・・・・・・冷却[」−ル 12・・・・・・張力カット[1−ル 13・・・・・・搬送ロール 14・・・・・・羽根
オーブンおよびロールの平面図、第2図は第1図の装置
の側面からみた概略構成図、 第3図は第1図の装置のクリップ部の拡大側面図、 第4図は第3図の装置の平面図、 第5図は第3図の装置の第3図の位置よりも下流側の位
置における状態を示ず側面図、で必る。 1・・・・・・ポリエステルフィルム 2・・・・・・オーブン 3・・・・・・クリップの走行軌跡 4・・・・・・クリップ 5・・・・・・予熱ゾーン 6・・・・・・延伸ゾーン 7・・・・・・熱処理ゾーン 8・・・・・・リラックス熱処理ゾーン9.10・・・
・・・冷Nlゾーン 11・・・・・・冷却[」−ル 12・・・・・・張力カット[1−ル 13・・・・・・搬送ロール 14・・・・・・羽根
Claims (1)
- (1)2軸配向したポリエステルフィルムを、フィルム
巾方向両端をクリップで把持した状態でオーブン内を通
過させることによつて熱処理する方法において、前記ポ
リエステルフィルムを、150℃以上融点以下の温度に
て該ポリエステルフィルムを緊張させた条件下で熱処理
した後、フィルム巾方向に2%以上10%以下のリラッ
クス処理を行い、次に該ポリエステルのガラス転移点(
Tg)−20℃以上上記熱処理温度−50℃以下の温度
でリラックスなしで冷却した後オーブン内でクリップを
開とし、しかる後フィルム巾方向両端をクリップで把持
しない状態のままTg以上Tg+50℃以下の温度に保
たれたオーブン内を通過せしめ、オーブン下流側にある
ロールと前記クリップ開の位置との間で、ロール周速と
クリップ速度との差によりフィルム長手方向にリラック
ス処理を行うことを特徴とするポリエステルフィルムの
熱処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27501385A JPS62134244A (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | ポリエステルフイルムの熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27501385A JPS62134244A (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | ポリエステルフイルムの熱処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62134244A true JPS62134244A (ja) | 1987-06-17 |
Family
ID=17549662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27501385A Pending JPS62134244A (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | ポリエステルフイルムの熱処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62134244A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH08132523A (ja) * | 1994-11-09 | 1996-05-28 | Toray Ind Inc | 低熱収縮性ポリエステルフィルム |
JPH08164558A (ja) * | 1994-12-15 | 1996-06-25 | Toray Ind Inc | ポリエステルフィルム |
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US10350818B2 (en) | 2005-04-08 | 2019-07-16 | 3M Innovative Properties Company | Heat setting optical films |
-
1985
- 1985-12-09 JP JP27501385A patent/JPS62134244A/ja active Pending
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