JPH01261686A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 援権分更 本発明は、異る色のトナーによる現像が可能であり、転
写前露光工程を有する画像形成装置に関する。

従来技術 電子写真複写機や静電プリンタ等の静電写真プロセスを
用いた画像形成装置では、帯電器で一様帯電された感光
体に画像露光を行なうことにより静電潜像が形成され、
現像器により現像することによりトナー像とされ、転写
チャージャの作用によりトナー像が転写紙に転写され、
転写された転写紙は感光体から分離された後定着されて
画像が形成される。

上記の現像工程と転写工程との間で、トナー像の形成さ
れた感光体に光照射を行ないトナー像の下の静電潜像の
電荷を減衰させ、転写工程における転写電流を効率良く
転写材に作用させ低い転写電流から高い転写電流迄安定
した転写効率が得られるようにする転写前露光（ｐｒｅ
　ｔｒａｎｓｆｅｒ　ｌｉｇｈｔｉｎｇ、　Ｐ　Ｔ　Ｌ
と略す）工程は良く知られている。

ところで、近年、現像トナー色を従来の黒だけでなく、
他の色のトナーでも現像できる画像形成装置や、−枚の
紙に複数色で現像可能な画像形成装置が多く登場してい
る。

第１図は、ＰＴＬ工程を有し、かつ互いに異る色のトナ
ーで現像を行なったり、２色の画像を形成することので
きる多色複写機の１例の概略構成を示す図である。

第１図において、感光体ドラム１の周囲には、帯電チャ
ージャ２、露光位置３、第１現像器４、第２現像器５、
転写前露光装置６、転写・分離チャージャ７、クリーニ
ング装置８、除電器９が配設されている。第１現像器４
には黒トナーを含む現像剤が内蔵され、第２現像器５に
は他の色例えば赤色トナーを含む現像剤が内蔵されてい
る。帯電チャージャ２で帯電され露光部３で画像露光が
行なわれて感光体１上に形成された静電潜像は、いずれ
かの現像器４又は５で現像されてトナー像が形成される
１次いでＰＴＬ６で転写前露光された後、トナー像は転
写分離チャージャ７により転写紙に転写され、感光体１
より分離され、熱ローラ定着装置８で定着される。１色
でコピーを行なう場合はそのま）機外に排出され、２色
の合成コピーを行なう場合は循環搬送路９を自動的に循
環させ、レジストローラ１０を経て感光体１と転写チャ
ージャとの間の転写部に再給紙され、１回目と異る色の
トナー像の第２回目の転写が行なわれ机 この種の装置においては、ＰＴＬ工程でトナーを通過し
て感光体表面に達する光量は、現像に使用されるトナー
の色によって異なり、このため、同じ光量で照射した場
合トナーの下の静電潜像の電荷の減衰が変動することが
判明した。すなわち、光の透過率の最も低い黒トナーに
合せて条件設定を行なった場合は、赤等の色トナーで現
像しＰＴＬを行なった場合は、色トナーは光の透過率が
黒トナーより大きいので感光体表面に達する光量がかな
り多くなってしまう。感光体に達する光量が多過ぎると
光疲労の原因となり、具体的にはショートレンジでのメ
モリー効果による残像現象、ロングレンジでは帯電・光
減衰特性の変化として表われる。

このように、黒トナーで現像した場合に感光体表面に達
する光量が適切になるようにＰＴＬの条件設定とした場
合は、色トナーでの現像には適さないことになる。

目　　　　　的 本発明は、以上の実情にかんがみ、多色画像形成装置に
おいて、黒色トナーで現像した場合にも。

それ以外の色トナーで現像した時にも低い転写電流から
高い転写電流迄安定した転写効率が保たれ、かつ、感光
体に必要以上の光照射を行なうことによる残像現象の発
生や帯電・光減衰特性の変化等の劣化をもたらすことの
ない転写前露光を行なうことのできる画像形成装置を提
供することを目的とする。

構　　　成 本発明は上記目的を達成させるため、互いに異なる色の
トナーで色を変えて現像を行なうことが可能な画像形成
装置において、転写前露光の露光量を現像に使用するト
ナーの色に応じて、トナーを通過して感光体に達する光
量が概ね等しくなる如く切換えるようにしたことを特徴
とする。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第２図は、ＰＴＬ照射光量と、ＰＴＬ工程通過後の感光
体表面電位との関係を、第１図の多色複写機で一例とし
て挙げた黒色トナーにより現像した場合と、赤色トナー
により現像した場合とを比較して示したグラフである。

図において、横軸は、ＰＴＬ光量、縦軸は、５ｏｏｖに
帯電した感光体１に０．９〜１．０■／ｄトナーが付着
した場合におけるＰＴＬ後の感光体１及びトナー上の電
位を示す。図より明らかなように、ＰＴＬ光量が零の場
合は黒トナー現像、赤トナー現像を問わず、８００Ｖの
ま＼変わらない、しかし、ＰＴＬ光量が多くなるにした
がって、両者の表面電圧は減衰するとともに差を生じ、
例えばＰＴＬ光量が１０μＪ／ａｌの場合、黒トナーで
は表面電位は２００Ｖになるが赤トナーではＯｖになる
。又表面電位が２００ｖになるＰＴＬ光量は黒トナーで
は１０μＪ／ａｉであるが、赤トナーの場合は５μＪ／
ａＪである。

第３図は、第２図におけるＰＴＬ光量をパラメータとし
た通紙枚数に対する感光体の静電特性のうち、残留電位
に対する影響度を示したものである。これよりＰＴＬ後
の電位を０■とする光量ＰＴＬ後の電位を２００ｖとす
る光量に対して２倍強の劣化を感光体にもたらしている
ことが判る。

以上のことにより、例えば赤トナーの場合は５μＪ　／
　ａｌ、黒トナーノ場合は１０μＪ／ｃＪとＰＴＬ光量
を変えれば、感光体表面に到達する光量は概ね等しくな
り、感光体表面電位はどちらも約２゜Ｏｖとなる。した
がって、劣化の度合もカラートナーの場合大きくること
は防止される。

なお、感光体上の作像領域外にはトナーは付着せず、転
写効率を向上させる必要もないので、感光体の劣化防止
のため、ＰＴＬを行なわないように制御するのがよい。

ＰＴＬの光量の光量を切換える手段としては、（イ）ラ
ンプに入力する電圧（電流）を変える。

（ロ）ＬＥＤアレイなど複数の発光体より成るものは点
灯する発光体の数を変える。

（ハ）ランプ光量は常時一定にし、フィルタ等を機械的
に切換えて光路に挿入する。

（ニ）光量の異なる２種類のランプを用意し、発光させ
るランプを切換える等の方法が採用可能である。

なお、本発明は実施例として説明した多色複写機のみな
らず、多色プリンタ等にも適用可能である。

効果 以上の如く、本発明によれば、ＰＴＬ光量を適切に制御
することにより、現像に用いるトナーの色にか）ねらず
転写効率の向上、トナー逆転写の防止を達成することが
できると同時に感光体に不必要に照射される光量を減少
させ残像や静電特性の劣化を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用される複写装置の一例の概略構成
を示す側面図、第２図はＰＴＬ照射光量とＰＴＬ後の電
位との関係を示すグラフ、第３図は通紙枚数に対する残
留電位の変化をＰＴＬ後電位をパラメータとして示すグ
ラフである。 １・・・感光体 ４．５・・・現像器 ６・・・転写前露光装置（ＰＴＬ） ７・・・転写・分離チャージャ ８・・・熱ローラ定着器 砂弓を壱〒電イＩＬ（Ｖ） 二 ゆ　　　ゆ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 感光体上に静電写真プロセスにより形成された静電潜像
   の現像、転写、転写紙の分離、熱ローラ定着装置による
   定着の各工程を有し、上記の現像工程は使用するトナー
   の色を変えて行なうことが可能であり、上記の現像工程
   と転写工程との間に上記感光体に対して光を照射し、ト
   ナー像の下の静電潜像電荷を減衰させる転写前露光工程
   を有する画像形成装置において、上記の転写前露光工程
   の露光量を、現像に用いるトナーの色に応じて、トナー
   を通過して感光体に達する光量が概ね等しくなる如く、
   切換えるようにしたことを特徴とする画像形成装置。