JPH01260455A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH01260455A
JPH01260455A JP8976888A JP8976888A JPH01260455A JP H01260455 A JPH01260455 A JP H01260455A JP 8976888 A JP8976888 A JP 8976888A JP 8976888 A JP8976888 A JP 8976888A JP H01260455 A JPH01260455 A JP H01260455A
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JP8976888A
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Shozo Mitsui
光井 昭造
Takahiro Takagi
隆裕 高木
Toyoko Shibata
豊子 芝田
Shinichi Suzuki
眞一 鈴木
Osamu Sasaki
佐々木 収
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Konica Minolta Inc
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    • GPHYSICS
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    • G03G5/0664Dyes
    • G03G5/0666Dyes containing a methine or polymethine group
    • G03G5/0668Dyes containing a methine or polymethine group containing only one methine or polymethine group

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、キャリア発生物質とキャリア輸送物質とを含
有する感光層を有する電子写真感光体に関するものであ
る。
〔従来の技術] 従来から知られている電子写真感光体によれば、可視光
を吸収して荷電キャリア(以下、単に「キ1?リア」と
いう。)を発生するキャリア発生物質(以下、rcGM
Jということがある。)を含有して成るキャリア発生1
1i(以下、rCGLJということがある。)と、この
CGLにおいて発イした正又は負のキャリアの何れか一
方又は両方を輸送するキャリア輸送物質(以下、rCT
MJということがある。)を含有して成るキャリア輸送
層(以下、rCTLJということがある。)とを粗合せ
ることにより感光層を構成せしめたものがある。このよ
うに、キャリアの発生と、その輸送という必要な2つの
基礎的機能を、感光層を構成する別個の層に夫々分担せ
しめることにより、感光層の構成に用い得る物質の選択
範囲が広範となる上、各機能を最適に果す物質又は物質
系を独立に選定することが可能となる。
又、これにより、電子写真ブ0セスにおいて要求される
諸特性、例えば帯電せしめたときの表面電位が高く、電
荷保持能が大きく、光感度が高く、しかも反復使用にお
ける安定性が大きい等の優れた特性を有する電子写真感
光体を得ることが可能となる。
上記のような感光層としては、例えば次のようなものが
知られている。
(1)無定形セレン又は硫化カドミウムより成るCGL
と、ポリ−N−ビニルカルバゾールより成るCTLとを
積層せしめた構成。
(2)無定形セレン又は硫化カドミウムより成るCGL
と、2.4.7−ドリニトロー9−フルオレノンを含有
するCTLとを積層せしめた構成。
(3)ペリレン誘導体より成るCGLと、オキサジアゾ
ール誘導体を含有するCTLとを積層せしめた構I!;
c(米国特許第3,871,882号明1l1書参照)
(4)クロルダイヤンブルー又はメチルスカリリウムよ
り成るCGLと、ピラゾリンyk導体を含有するCTL
とを積層せしめた構成(特開昭51−90827号公報
参照)。
(5)ビスアゾ化合物より成るCGLと、芳香族アミノ
化合物を含有するCTLとからなる構成(特開昭60−
2454’J@公報参照)。
(6)ペリレン誘導体を含有するCGLと、ポリアリー
ルアルカン系芳香族アミノ化合物を含有するCTLとを
積層せしめた構成(特願昭53−19907号明i書)
このように機能分離型の感光層としては多くのものが知
られてはいるが、そうした感光層を有する従来の電子写
真感光体においては、反復して電子写真プロセスに供し
たときの感光層の電気的疲労が激しくて使用寿命が非常
に短い欠点を有する。
例えば、繰り返して電子写真プロセスに供したときに、
電子写真感光体の電位の履歴状態が安定に維持されず、
安定した画像形成特性を得ることができない。
また、特定のビスアゾ化合物をCGMとしで用いること
が例えば特開昭55−111151号公報、特開昭54
−145142号公報等に開示されているが、このCG
Mと組合せ得るとされているCTMとの組合せにおいて
も、なお上述の欠点が相当に大きい。
このことからも理解されるように、ある特定のキャリア
発生物質に対して有効なキャリア輸送物質が、他のキャ
リア発生物質に対しても有効であるとは限らず、又、特
定のキャリア輸送物質に対して有効なキャリア発生物質
が、他のキャリア輸送物質に対しても有効であるとも言
うことはできない。両物質の組合せが不適当な場合には
電子写真感度が低くなるばかりでなく、特に低電界時の
放電効率が悪いため、いわゆる残留電位が大きくなり、
最悪の場合には反復して使用する度に電位が蓄積し、実
用上電子写真の用途に供し得なくなる。
このように、キャリア発生層の構成物質とキャリア輸送
層の構成物質との好適な組合せについては法則的な選択
手段はないと考えられ、多くの物質群の中から有利な組
合せを実践的に決定する必要がある。
さらに近年感光体の光源としてArレーザー、He−J
leレーザー等の気体レーザーや半導体レーザーが使用
され始めている。これらのレーザーはその特徴として時
系列で0N10FFが可能であり、インテリジェントコ
ピアをはじめとする画像処理機能を有する複写機やコン
ピューターのアウトプット用のプリンターの光源として
特に有望視されている。中でも半導体レーザーはその性
質上音響工学素子等の電気信号/光信号の変換素子が不
要であることや小型・軽量化が可能であることなどから
注目を集めている。しかしこの半導体レーザーは気体レ
ーザーに比較して低出力であり、また発振波長も長波長
(約780nm以上)であることから従来の感光体では
分光感度が短波長側によっているものが多く、感度特性
において、実用的に満足できるものがなかった。
[発明の目的] 従って本発明の目的は、高感度でかつ残留電位が小さく
、また繰り返し使用してもそれらの特性の変化が小さい
耐久性の優れた電子写真感光体を提供することにある。
本発明の他の目的は、半導体レーザー等の長波長光源に
対しても十分な実用感度を有する電子写真感光体を提供
することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明者等は、以上の目的を達成すべく鋭意研究を重ね
た結果、特定のビスアゾ化合物のキャリア発生物質と特
定のスチリルナフタレン化合物のキャリア輸送物質を含
有する感光層を有する電子写真感光体は、前記目的のす
べてを達成することができることを見い出し本発明を完
成するに至った。
すなわち、本発明の前記目的は、導電性支持体上に、キ
ャリア発生物質及びキャリア輸送物質を含有してなる感
光層を有する電子写真感光体において、前記キャリア発
生物質の少なくとも1種が下記一般式[I]で表される
ビスアゾ化合物からなり、前記キャリア輸送物質の少な
くとも1種が下記一般式[I[]で表されるスチリルナ
フタ1ノン化合物からなることを特徴とする電子写真感
光体によって達成することができる。
一般式[I] [X+ および×2は、それぞれ、ハロゲン原子、置換
若しくは未置換のアルキル基、置換若しくは未置換のア
ルコキシ基、ニトロ基、シアムLヒドロキシ基又は置換
若しくは未置換のアミノ基を表わし、×1および×2の
うち少なくとも1つはハロゲン原子である。
p及びqはそれぞれ0.1又は2の整数を表わし、p及
びqは同時にOとなることはなく、且つ、p及びqが2
のときは、×1および×2はそれぞれ同−又は異なる基
であってもよい。Aは下記−般式で表わされる基を表わ
す。
(式中、A「はフッ素化炭化水素基を有する芳香族炭素
環基又はフッ素化炭化水MJ4を有する芳香族複素環基
を表わず。2は置換若しくは未置換の芳香族炭素環又は
置換若しくは未置換の芳香族複素環を形成するのに必要
な非金属原子群を表わす)。−及びnは、それぞれ0.
1又は2の整数を表わす。但し、■及びnが同時にOと
なることはない。] 一般式[[] [ただし、R1は水素原子、アルキル基、アルコキシ基
またはハロゲン原子、R2及びR3はアルキル基、置換
:bしくは無置換のアラルキル基またはB換もしくはM
E換のアリール基、R4は水素原子または置換もしくは
無置換のフェニル基を表わす。] [発明の具体的構成] 一般式[I]の×1及び×2により表わされるハロゲン
原子としては、塩素原子、臭素原子、フッ素原子、沃素
原子を挙げることができる。
本発明のビスアゾ化合物はXl及びX2のうち、少なく
とも一方がハロゲン原子を有している。
Xl及び×2で表わされるアルキル基としては炭素原子
数1ないし4個の置換若しくは未置換のアルキル基が好
ましく、このようなアルキル基の例としては、例えばメ
チル基、エチル基、β−シアノエチル基、l5O−プロ
ピル基、トリフルオロメチル基、【−ブチル・基等が挙
げられる。
また×1およびX2で表わされるアルコキシ基は、炭素
原子数が1ないし4個の置換若しくは未置換のアルコキ
シ基が好ましく、このようなアルコキシ基の例としては
、メトキシ基、エトキシ基、β−り0ルエトキシ基、5
ec−ブトキシ基等が挙げられる。
さらにまた、xl及び×2で表わされる置換若しくは未
置換のアミノ基としては、例えばアルキル基、アリール
基(好ましくはフェニル基)等で置換されたもの、例え
ばN−メチルアミムLN−エチルアミムLN、N−ジメ
チルアミノ基、N、N−ジエチルアミムLN−フェニル
アミノW、N、N−ジフェニルアミノ基や、さらにはア
シル基で置換されたアセチルアミノ基、p−クロルベン
ゾイルアミノ基等が挙げられる。
前記一般式[I]においてp及びqは、それぞれ、0.
1又は2を表わすが、pおよびqは同時に0となること
はなく、好ましくはp−i、q =0又はI)−1、Q
 −1の場合である。
ざらにまたp及びqが2のときは、X+ R3よびx2
は、それぞれ同−又は異なる基をとることができる。
また、前記一般式[I]において、Aは下記−般式で表
わされる。
式中、Arはフッ素化炭化水素基を少なくとも1個有す
る芳香族炭素環基又は芳香族複素環基を表わすが、前記
フッ素化炭化水素基の炭素原子数1ないし4のフッ素化
炭化水素基が好ましく、例えば、トリフルオロメチル基
、ペンタフルオロエチル基、テトラフルオロエチル基、
ヘプタフルオロプロピル基等が挙げられる。このうちさ
らに好ましいフッ素化炭化水素基はトリフルオロメチル
基である。また、前記芳香族炭素環基の例としてはフェ
ニル基、ナフチル基、アンスリル基等が挙げられ、好ま
しくはフェニル基である。さらに前記芳香族複素環基と
しては、例えば、カルバゾリル基、ジベンゾフリル基等
が挙げられる。さらにまた前記芳香族炭素環基及び芳香
族複素環基において前記フッ素化炭化水素基1ス外の置
換基としては、例えば、炭素原子数1ないし4個の置換
及び未置換のアルキル基、例えばメチル基、エチル基、
イソプロピル基、t−ブチル基、トリフルオロメチル基
等:WI換及び未置換のアラルキル基、例えばベンジル
基、フェネチル基等:ハロゲン原子、例えば塩素原子、
臭素原子、フッ素原子、沃素原子:炭素原子数1〜4個
の置換若しくは未置換のアルコキシ基、例えばメトキシ
基、エトキシ基、イソプロポキシ基、(−ブトキシ基、
2−クロルエトキシ基等:ヒドロキシ基;@挽若しくは
未置換の7リールオキシ基、例えばp−クロルフェノキ
シ基、1−ナフトキシ基等;アシルオキシ基、例えばア
セチルオキシ基、p−シアノベンゾイルオキシ基等二カ
ルボキシル基、そのエステル基、例えばエトキシカルボ
ニル基、m−ブロモフェノキシカルボニル基:力ルバモ
イル基、例えばアミノカルボニル基、t−ブチルアミノ
カルボニル基、アニリノカルボニル基等ニアシル基、例
えばアセチル基、0−ニトロベンゾイル基等;スルボ基
、スルファモイル基・、例えばアミノスルボニル基、t
−ブチルアミノスルホニル基、p−トリルアミノスルホ
ニル基等;アミLLアシルアミムL例えばアセチルアミ
ノ基、ベンゾイルアミノ基等;スルホンアミド基、例え
ばメタンスルホンアミド基、p−トルエンスルホンアミ
ド基等ニジアノ基;ニトロ基等が挙げられる。これらの
置換基のうち、好ましいものは炭素原子数1ないし4個
の置換・未置換のアルキル基、例えばメチル基、エチル
基、イソプロピル基、t−ブチル基、トリフルオロメチ
ル基等:ハロゲン原子、例えば塩素原子、臭素原子、フ
ッ素原子、沃素原子:炭素原子数1ないし4個の置換・
未置換のアルコキシ基、例えばメトキシ基、エトキシ基
、(−ブトキシ基、2−りDルエトキシ塁等;ニドOj
にシアノ基等である。
前記一般式において、2は置換・未置換の芳香族炭素環
、または置換・未置換の芳香族複素環を形成するに必要
な原子群であって、具体的には例えば置換・未置換のベ
ンゼン環、置換・未W1換のナフタレン環、置換・未置
換のインドール環、置換・未置換のカルバゾール環等を
形成するのに必要な原子群を表わす。
これらの環を形成するのに必要な原子群の置換基として
は、例えばA「の@換塁として挙げたような一連の置換
基が列挙されるが、好ましくはハロゲン原子(塩素原子
、臭素原子、弗素原子、沃素原子)、ヌルホ基、スルフ
7モイルM(例えばアミノスルホニル基、p−トリルア
ミノスルボニル基等)である。
本発明の眞記一般式[ilで表わされるビスアゾ化合物
は、好ましくは下記一般式[111]、%式% 一般式[111] CON H−A r ’ 一般式[IV] C0NHAr’ 一般式[V] 一般式[VI] 式中、X1a* X 1b+ X 2αおよびX2bは
、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、置換若しくは未置
換のアルキル基、置換若しくは未置換のアルコキシ基、
ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基又は@換若しくは未
置換のアミノ基を表わし、X 1a e X +b。
X2aおよびX2bのうち、少なくとも1つはハロゲン
原子である。X+aおよびX1b1並びにX2cLおよ
びX2bは、それぞれ互いに同−又は異なる基であって
もよい。
A r Iは前記一般式[I]における/’1.rと同
義である。
Yは前記一般式[I]におけるZの置換基と同義である
下記に本発明の前記一般式[I]で示されるビスアゾ化
合物の具体例について述べるがこれによって本発明のビ
スアゾ化合物が限定されるものではない。
本発明の前記一般式[I]で表わされるビスアゾ化合物
は、公知の方法により容易に合成することができる。
合成例1(例示化合物N0.71の合成)2.7−ジア
ミツー4−ブロム−9−フルオレノン2.89o (0
,01モル)を塩酸1012、水20iに分散し、5℃
以下に保ちつつ亜硝酸ナトリウム1.401)(0,0
2モル)を水5112に溶した溶液を滴下した。同温度
でざらに1時間撹拌をつづけた後、不溶物を濾過除去し
、濾液に六弗化燐酸アンモニウム4.6gを水501g
に溶かした溶液を加えた。析出したテトラゾニウム塩を
濾取し、N、N−ジメチルホルムアミド(DMF)  
1001pに溶解した。5℃以下に保ちながら、2−ヒ
ドロキシ−3−ナフトエ酸−3’ −トリフルオロメチ
ルアニリド6.6211(0,02モル)をDMF20
0戴に溶かした溶液を滴下した。
ひきつづき5℃以下に保ちながらトリエタノールアミン
6g (0,04モル)をD M F 301(lに溶
解したものを滴下し、5℃以下で1時間、室温で4時間
攪拌した。反応後析出晶を濾取し、DMF洗浄、水洗浄
して乾燥し、目的物8,71を得た。
理論値 C零60.5%、@−2.77%、N=8.63%実測
値 Q = 60.1%、H=2.95%、N=8.72%
合成例2(例示化合物N0.219の合成)2.7−ジ
アミツー4−ブロム−9−フルオレノン2.890(0
,01モル)を塩酸101g、水20112に分散し、
5℃以下に保ちつつ亜硝酸ナトリウム1.40!II(
0,02モル)を水5i12に溶した溶液を滴下した。
同温度でさらに1時間撹拌をつづけた後、不溶物を濾過
除去し、濾液に六弗化燐酸アンモニウム4.6gを水5
0mj2に溶かした溶液を加えた。析出したテトラゾニ
ウム塩を濾取し、N、N−ジメチルホルムアミド(DM
F)  100iNに溶解した。5℃以下に保ちながら
、2−ヒドロキシ−3−(3’ −トリフルオロメチル
フェニルカルバモイル ( 0.02モル)をDMF200顧に溶かした溶液を
滴下した。
ひきつづき5℃以下に保ちながらトリエタノールアミン
6(1  ( 0.04モル)をDMF30dに溶解し
たものを滴下し、5℃以下で1時間、室温で4時間攪拌
した。反応後析出品を濾取し、DMF洗浄、水洗浄して
乾燥し、目的物5.2gを得た。
理論値 C − 63.6%、H− 2.87%、N−9.73
%実測値 C富63。4%、H−2.97%、N = 10.01
%本発明の他の化合物も前記合成例1と同様にそれぞれ
対応するアミノ化合物を用いてジアゾニウム塩を作り、
次いで2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸−置換アニリド
又は2−ヒドロキシ−3−(置換フェニルカルバモイル
)ベンゾ[a ]−置換・未置換カルバゾールと反応さ
せて作ることができる。
一般式[II]で表されるスチリルナフタレン化合物(
LA下本発明のスチリルナフタレン化合物という。)に
おいて、R1で表されるアルキル基としてはメチル基、
エチル基等の低級アルキル基が好ましい。
1(1で表されるアルコキシ基としては、メトキシ基、
エトキシ基等の低級アルコキシ基が好ましい。
R1で表されるハロゲン原子としては、塩素原子、臭素
原子、沃素原子、フッ素原子が挙げられるが、好ましく
は塩素原子である。
R2およびR3のアルキル基としてはメチル基、エチル
基、+SOープロピル基、sec−ブチル基等の低級ア
ルキル基が好ましい。
R2およびR3のアラルキル基としては具体的にはベン
ジル基が挙げられる。このベンジル基はそのベンゼン環
に置換基を有しているものを含み、置換基としては、メ
チル、エチル等の低級アルキル基、メトキシ基、エトキ
シ基等の低級アルコキシ基、りOル原子等のハロゲン原
子、ジメチルアミLLジエチルアミノ基等のジアルキル
アミノ基等が具体的に挙げられる。
R4は水素原子又は置換、無置換のフェニル基を表わす
が、好ましくは水素原子であり、フェニル基が置換基を
有するときは、この置換基としては例えばジメチルアミ
ノ基等のジアルキルアミノ基が挙げられる。
れるが、好ましくは4位である。
以下に本発明のスチリルナフタレン化合物の具体例を例
示する。
(↓,゛最じ 本発明で用いられる前記一般式[I[]で示されるスチ
リルナフタレン化合物は、下記−服式[Vl ]zeは
ハロゲンイオンを示ず)で表わされる1〜リフエニルホ
スホニウム基又はPO(,0R)2(ここでRは低級ア
ルキル基を示ず)で表わされるジアルキル亜燐[iであ
る。] で表わされるフェニル誘導体と下記一般式[■][式中
、R1は水素原子、アルキル基、アルコキシ基またはハ
ロゲン原子、R2およびR3はアルキル基、置換もしく
は無置換のアラルキル基または置換もしくはm置換のア
リル基、R4は水素原子または置換もしくは無置換のフ
ェニル基を表わす。] で表わされるカルボニル化合物とを反応させることによ
り得ることができる。
本発明のビスアゾ化合物は優れた光導電性を有し、これ
をバインダー中に分散した感光層を導電性支持体上に設
けることにより本発明の電子写真感光体を製造すること
ができる。本発明のビスアゾ化合物は、その優れたキャ
リア発生能を利用して、これをキャリア発生物質として
用い、これと組合せて有効に作用し得る本発明のスチリ
ルナフタレン化合物からなるキャリア輸送物質を共に用
いることにより、いわゆる機能分離型の感光体とするこ
とができる。前記機能分m型感光体は前記両物質の混合
分散型のものであってもよいが、本発明のビスアゾ化合
物からなるキャリア発生物質を含むキャリア発生層と、
本発明のスチリルナフタレン化合物からなるキャリア輸
送物質を含むキャリア輸送層とを積層した積層型感光体
とすることがより好ましい。
本発明の電子写真感光体は、例えば、第1図に示すよう
に支持体1(導電性支持体またはシート上に導I;11
1iIを設けたもの)上に、本発明のビスアゾ化合物か
らなるキャリア発生物質と必要に応じてバインダ樹脂を
含有するキャリア発生層2を下層とし、本発明のスチリ
ルナフタレン化合物からなるキャリア輸送物質とバイン
ダ樹脂を含有するキャリア輸送113を上層とする機能
分離型の積層構成の感光FJ4を設けたもの、第2図に
示すように支持体1上に本発明のスチリルナフタレン化
合物を含むキャリア輸送層3を下層とし、本発明のビス
アゾ化合物を含有するキャリア発生層2を上層とする積
層構成の感光層4を設けたもの、および第3図に示すよ
うに支持体1上に本発明のビスアゾ化合物からなるキャ
リア発生物質、本発明のスチリルナフタレン化合物から
なるキャリア輸送物質およびバインダ樹脂を含有する単
層構成の感光114を設けたもの、等が挙げられる。
また、キャリア発生層に本発明のビスアゾ化合物からな
るキャリア発生物質と本発明のスチリルナフタレン化合
物からなるキャリア輸送物質の−部の両方が含有されて
もよい。いずれの層構成においても、第7図乃至第9図
で示されるように感光層の上に保護層を設けてもよく、
さらには第4図乃至第6図に示すように支持体と感光層
の間にバリア機能と接着性をも2下引腫(中間層)を設
けてもよい。
二層構成の感光層を形成する場合におけるキャリア発生
層は、次の如き方法によって設けることができる。
(イ)本発明のビスアゾ化合物からなるキャリア発生物
質を適当な溶剤に溶解した溶液あるいはこれにバインダ
ーを加えて混合溶解した溶液を塗布する方法。
(ロ)本発明のビスアゾ化合物からなるキャリア発生物
質をボールミル、ホモミキサー等によって分散媒中で微
細粒子とし、必要に応じてバインダーを加えて混合分散
して得られる分散液を塗布する方法。
これらの方法において超音波の作用下に粒子を分散させ
ると、均一分散が可能になる。
キャリア発生層の形成に使用される溶剤あるいは分散媒
としては、n−ブチルアミン、ジエチルアミン、エチレ
ンジアミン、イソプロパツールアミン、トリエタノール
アミン、トリエチレンジアミン、N、N−ジメチルホル
ムアミド、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキ
サノン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホルム
、1.2−ジクロロエタン、ジクロロメタン、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、メタノール、エタノール、イ
ソプロパツール、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジメチルス
ルホキシド等を挙げることができる。
キャリア発生層若しくはキャリア輸送層の形成にバイン
ダーを用いる場合に、このバインダーとしては任意のも
のを用いることができるが、特に疎水性でかつ誘電率が
高い電気絶縁性のフィルム形成能を有する高分子重合体
が好ましい。こうした重合体としては、例えば次のもの
を挙げることができるが、勿論これらに限定されるもの
ではない。
a)ポリカーボネート b)ポリエステル C)メタクリル樹脂 d)アクリル樹脂 e)ポリ塩化ビニル f)ポリ塩化ビニリデン g)ポリスチレン h)ポリビニルアセテート i)スチレン−ブタジェン共重合体 j)塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体k)塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体 1)塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体 l)シリコン樹脂 n)シリコン−アルキッド樹脂 O)フェノール−ホルムアルデヒド樹脂p)スチレン−
アルキッド樹脂 q)ポリ−N−ビニルカルバゾール r)ポリビニルブチラール 本発明の電子写真感光体においては、帯電性能、繰り返
し特性、耐刷性等の特性をさらに向上せしめるために、
感光層の少なくとも最上層のバインダーの主成分として
は下記一般式(A)で表されるポリカーボネートを用い
るのが好ましい。
一般式(A) 式中、R13、’ R14、RI5 、 R+6 、 
RI7 、 R+8゜RI9.R20は、それぞれ、水
素原子、ハロゲン1京子、置換若しくは未置換の脂肪族
基又は置換若しくは未置換の炭素rM塁を表し、nは1
0〜1000である。
Zは置換若しくは未置換の炭素環又は置換若しくは未置
換の複素環を形成するのに必要な原子群を表す。
ここでいう最上層とは、例えば、感光層がキャリア発生
層とキャリア輸送層の2層から構成されているときは、
この2層のうち、上層に位置するキャリア発生層又はキ
ャリア輸送層である。また例えば第3図に示すようにキ
ャリア発生物質とキャリア輸送物質を含有する単層構成
の感光層のときは、この感光層が最上層である。そして
、上記最上層におけるバインダーの主成分とは、最上層
に含有するバインダーのうち本発明の一般式[A]で表
されるポリカーボネートが少なくとも50wt%含有す
ることである。
本発明においては、感光層の少なくとも最上層のバイン
ダーが前記一般式[A]で表されるポリカーボネートで
少なくとも50wt%占められているのが好ましく、最
上層以外の層のバインダー成分としては既述した如き高
分子重合体を単独又は2種以上用いることができる。こ
の場合、本発明の一般式[A]で示されるポリカーボネ
ートをバインダーの主成分として用いてもよい。さらに
は、本発明のポリカーボネート以外のバインダー成分を
主成分としても差し支えない。
上記一般式(A)で表わされるポリカーボネートの具体
例としては下記のものを挙げることができる。
し12 C(JCtiコ 又、本発明においては、耐環境性、特に電子写真プロセ
スにおけるコロナ放電による帯電時のオゾン等の活性物
質の発生に伴う帯電特性、感度の低下、残留電位の上昇
を防止するために、感光層に酸化防止剤を添加するのが
好ましい。このような酸化防止剤としてはヒンダードフ
ェノール構造単位を有する化合物が好ましく用いられる
本発明に謂うヒンダードフェノール構造単位とは、フェ
ノール性水酸基のオルト位に嵩高の原子団が存在するこ
とで特徴づけられるフェノール系構造単位である。
嵩高の原子団として一般に分岐状のアルキル基が好都合
である。
その作用効果の機構は定かではないが嵩高原子団の作る
立体的障害によってフェノール性水酸基またはアルコキ
シ基の熱振動を抑制したり外部活性物質の影響を阻止す
るためと思われる。
本発明において、ヒンダードフェノール構造単位を有す
る化合物としては下記一般式[IX]又は一般式[X]
で表されるものが好ましい。
一般式NX] 式中、R21およびR22は、それぞれ、置換若しくは
未置換のアルキル基であって、少なくとも一方は分岐ア
ルキル基である。
R23,R24及びR25は、それぞれ、水素原子、ヒ
ドロキシ基、置換若しくは未置換のアルキル基又は置換
若しくは未置換のアリール基を表し、R23とR24又
はR24とR25は、2つが相互に連結して環を形成し
てもよい。
前記R21及びR22の少なくとも一方は炭素数3〜4
0のtart−もしくは5ec−アルキル基が好ましい
R2+ 、 R22、R23,R:)1及びR2f′の
置換若しくは未置換のアルキル基としては、炭素数1〜
40のものが好ましく、置換若しくは未置換のアリール
基としてはフェニル基、ナフチル基、ピリジル基等が挙
げられる。
R23とR24又はR24とR25とが相互に連結して
形成される環の例としてはクロマン環が挙げられる。
一般式[X] 式中、R3+およびR32は各々、置換若しくは未置換
のアルキル基を表し、AG、11!i素原子またはイミ
ノ基を表ず、Xは炭素原子、硫黄原子、オクタデシル基
または−OCR2Cl−120−基を表す。
lは1または2の整数、麿は0.1.2または3の整数
、nは1.2または4の整数を表す。
次に本発明に用いられるヒンダードフェノール構造単位
を有する化合物(以下、本発明のHP化合物と称する)
の代表的具体例を示すが、これらに限定するものではな
い。
ヒンダードフェノール構造単位を有する例示化介物一般
式[IX]で示される化合物 HP−1 HP−2 HP−3 HP−40 ■ HP−5 HP−6 HP−7 HP−8 υH HP−9 HP−10 HP−11 一般式H1で示される化合物の例示 HP −,34 HP−35 HP−36 HP−37 HP−38 HP−39 HP−40 、−−ユニ」 これらの化合物は、プラスチック、合成mM。
エラストマー、ワックス、油脂類などの酸化防止剤とし
て入手できる市販品(例えばチバガイギー社製イルガノ
ックス)を含み、また3−(4−ヒドロキシ−3,5−
ジ−t−ブチルフェニル)プロピオン酸もしくは4−ヒ
ドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフェニル酢酸とポリ
オールもしくはポリアミンから合成することができる。
本発明において、前記ヒンダードフェノール構造単位を
有する化合物の他に用いることのできる酸化防止剤とし
ては下記のものを挙げることができる。
バラフェニレンジアミン類 N−フェニル−N′−イソプロピル−p−フェニレンジ
アミン、N、N’−ジー5ec−ブチル−p−フェニレ
ンジアミン、N−フェニル−N−sec−ブチル−p−
フェニレンジアミン、NIN′−ジイソプロピル−p−
フェニレンジアミン、N、N’−ジメチル−N、N’−
ジ−t−ブチル−p−フェニレンジアミンなど。
゛ハイドロキノン類 2.5−ジ−t−オクチルハイドロキノン、2゜6−シ
ドデシルハイドロキノン、2−ドデシルハイドロキノン
、2−ドデシル−5−クロロハイドロキノン、2−t−
オクチル−5−メチルハイドロキノン、2−(2−オク
タデセニル)−5−メチルハイドロキノンなど。
有機硫黄化合物類 ジラウリル−3,3′−チオジプロピオネート、ジステ
アリル−3,3′−チオジプロピオネート、ジテトラデ
シルー3,3′−チオジプロピオネートなど。
有機燐化合物類 トリフェニルホスフィン、トリ(ノニルフェニル)ホス
フィン、トリ〈ジノニルフェニル)ホスフィン、トリク
レジルホスフィン、トリ(2,4−ジブチルフェノキシ
)ホスフィンなど。
これらの化合物はゴム、プラスチック、油脂類等の酸化
防止剤として知られており、市販品を容易に入手できる
これらの酸化防止剤はキャリア発生層、キャリア輸送層
、又は保護層のいずれに添加されてもよいが、好ましく
はキャリア輸送層に添加される。
その場合の酸化防止剤の添加量はキャリア輸送物質10
0重量部に対して0.1〜100重量部、好ましくは1
〜50重量部、特に好ましくは5〜25重量部°である
次に前記感光層を支持する導電性支持体としては、アル
ミニウム、ニッケルなどの金属板、金属ドラム又は金属
箔、アルミニウム、酸化スズ、酸化インジウムなどを蒸
着したプラスチックフィルムあるいは導電性物質を塗布
した紙、プラスチックなどのフィルム又はドラムを使用
することができる。
本発明において、キャリア発生層は代表的には前述の本
発明のビスアゾ化合物を適当な分散媒又は溶媒に単独も
しくは適当なバインダ樹脂と共に分散せしめた分散液を
例えばデイツプ塗布、スプレー塗布、ブレード塗布、ロ
ール塗布等によって支持体若しくは下引層上又はキャリ
ア輸送層上に塗布して乾燥させる方法により設けること
ができる。
本発明のビスアゾ化合物はこれを例えばボールミル、サ
ンドミル等を用いて適当な粒径の微細粒子にしたのち、
分散媒中に分散することができる。
本発明のビスアゾ化合物の分散には、ボールミル、ホモ
ミキサ、サンドミル、超音波分散様、アトライタ等が用
いられる。
本発明の感光体が積層型構成の場合、キャリア発生層中
のバインダー:本発明のビスアゾ化合物からなるキャリ
ア発生物質二本発明のスチリルナフタレン誘導体からな
るキャリア輸送物質の重量比は0〜100:  1〜5
00:  o〜゛500である。
キャリア発生物質の含有割合がこれより少ないと光感度
が低く、残留電位の増加を招き、またこれより多いと暗
減衰及び受容電位が低下する。
以上のようにして形成されるキャリア発生層の膜厚は、
好ましくは0.01〜10μ■、特に好ましくは0.1
〜5μ閣である。
また、キャリア輸送層は、本発明のスチリルナフタレン
化合物からなるキャリア輸送物質を適用な溶媒又は分散
媒に単独であるいは上述のバインダ樹脂と共に溶解、分
散せしめたものを塗布、乾燥して形成することができる
。用いられる分散媒としては前記キャリア発生物質の分
散において用いた分散媒を用いることができる。
本発明のスチリルナフタレン化合物からなるキャリア輸
送物質は、単独又は2種以上併用することができる。ま
た、本発明の目的に反しない限り、本発明のスチリルナ
フタレン化合物以外の他のキャリア輸送物質と併用して
もよい。
本発明において使用可能なキャリア輸送物質としては、
特に制限はないが、例えば芳香族アミノ化合物、オキサ
ゾールX導体、オキサジアゾール誘導体、チアゾール誘
導体、チアジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、イ
ミダゾール誘導体、イミダシロン誘導体、イミダゾリジ
ン誘導体、ビスイミダゾリジン誘導体、ヒドラゾン化合
物、ピラゾリン誘導体、アミン誘導体、オキサシロン誘
導体、ベンゾチアゾール誘導体、ベンズイミダゾール誘
導体、キナゾリン誘導体、ベンゾフラン誘導体、アクリ
ジン誘導体、フェナジン誘導体、アミノスチルベン誘導
体、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリ−1−ビニル
ピレン、ポリ−9−ビニルアントラセン等である。
キャリア輸送層中のバインダ樹@ 100重量部当りの
本発明のキャリア輸送物質は20〜200重量部が好ま
しく、特に好ましくは30〜150重量部である。
形成されるキャリア輸送層の膜厚は、好ましくは5〜5
0μ11特に好ましくは5〜30μ−である。
また、本発明のビスアゾ化合物とスチリルナフタレン化
合物を含有する単層機能分離型の電子写真感光体の場合
のバインダー:本発明のビスアゾ化合物:本発明のスチ
リルナフタレン化合物の割合は0〜100:1〜500
:  O〜500が好ましく、形成される感光層の膜厚
は5〜50μ園が好ましく、特に好ましくは5〜30μ
■である。
本発明においてキャリア発生層には感度の向上、残留電
位乃至反復使用時の疲労低減等を目的として、一種又は
二種以上の電子受容性物質を含有せしめることができる
ここに用いることのできる電子受容性物質としては、例
えば、無水コハク酸、無水マレイン酸、ジブロム無水マ
レイン酸、無水フタル酸、テトラクロル無水フタル酸、
テトラブロム無水フタル酸、3−ニトロ無水フタル酸、
4−ニトロ無水フタル酸、無水ピロメリット酸、無水メ
リット酸、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジ
メタン、0−ジニトロベンゼン、■−ジニトロベンゼン
、1.3.5−1−ジニトロベンゼン、パラニトロベン
ゾニトリル、ビクリルクOライド、キノンクロルイミド
、りOラニル、ブルマニル、ジクロロジシアノバラベン
ゾキノン、アントラキノン、ジニトロアントラキノン、
2.7−シニトロフルオレノン、2.4.7−ドリニト
ロフルオレノン、2゜4.5.7−チトラニトOフルオ
レノン、9−フルオレニリデン[ジシアノメチレンマロ
ノジニトリル]、ポリニド0−9−フルオレニリデンー
[ジシアノメチレンマロノジニトリル〕、ビクリン酸、
0−ニトロ安息香酸、p−ニトロ安息香酸、3.5−ジ
ニトロ安患香酸、ペンタフルオロ安息香酸、5−ニトロ
サリチル酸、3.5−ジニトロサリチル酸、フタル酸、
メリット酸、その他の電子親和力の大きい化合物を挙げ
ることができる。
また、電子受容性物質の添加割合は、重量比で本発明の
ビスアゾ化合物:電子受容性物質=  100:0.0
1〜200、好ましくは100:  0.1〜100で
ある。
この電子受容性物質はキャリア輸送層に添加してもよい
。かかる層への電子受容性物質の添加割合は重量比で本
発明のキャリア輸送物質を含む全キャリア輸送物質:電
子受容性物質=100:0.01〜100、好ましくは
100:  0.1〜50である。
また本発明の感光体には、その他、必要により感光層を
保護する目的で紫外線吸収剤、酸化防止剤等を含有して
もよく、また感色性補正の染料を含有してもよい。
本発明の電子写真感光体は可視光線、近赤外線の光線に
良好に感応することができる。
このような波長を有する光源としてはハロゲンランプ、
蛍光灯、タングステンランプ、アルゴンレーザー、ヘリ
ウム−ネオンレーザ−等の気体レーザーや半導体レーザ
ー等が用いられる。
本発明によれば前記一般式[I]で表されるビスアゾ化
合物をCGMとして用いると共に、前記一般式[II]
で示されるスチリルナフタレン化合物をCTMとして用
いて、これらを巧みに組み合せることにより、極めて感
度の高い、電子写真感光体が得られる。
また、本発明の感光体は、電荷の保持力も大きく、しか
も残留電位が極めて低いため反復使用においても安定な
性能が発揮され、電荷の蓄積も生じない。ざらにまた、
長波長光やレーザー光に対しても良好な感度を示すため
、高信頼性の期待される半導体レーザー光源を用いるレ
ーザープリンタ等にも使用しうるものである。
[実施例] 以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、こ
れにより本発明の実施態様が限定されるものではない。
実施例1 ポリエステルフィルム上にアルミニウム箔をラミネート
して成る導電性支持体上に、塩化ビニル−酢酸ビニル−
無水マレイン酸共重合体[エスレックMF−10J (
積木化学社製)よりなる厚さ0.05μ■の中間層を設
け、その上に例示化合物No、71の2gとポリカーボ
ネート樹脂[パンライトL−1250J  (帝人化成
社製)2gとを1.2=ジクロロエタン110dに加え
、ボールミルで12時間分散した。この分散液を乾燥時
の膜厚が0.5μ醜になるように塗布し、キャリア発生
層とし、更にその上にキャリア輸送物質として例示化合
物ll−3で示したスチリルナフタレン化合物6gをポ
リカーボネート樹脂[ニーピロンS−1000J  (
例示化合物(A−2))(三菱ガス化学株式会社17)
10gとを1,2−ジクロロエタン801gに溶解した
液を乾燥後の膜厚が15μ■になるように塗布してキャ
リア輸送層を形成し本発明の感光体を作成した。これを
「試料1」とする。
実施例2〜5 CTLの形成において、スチリルナフタレン化合物とし
て例示化合物I[−4、ll−8、l−30、及び■−
47を夫々使用した以外は実施例1と全く同様にして4
種類の本発明の感光体を作成した。
これらをそれぞれ、「試料2」、「試料3」、「試料4
」及び「試料5」とする。
実施例6及び7 CGLの形成において、CGMとして例示化合物37及
び72を夫々用い、またCTLの形成においてCTMと
して例示化合物M−4および■−18を夫々用いた他は
実施例1と同様にして2種の本発明の電子写真感光体を
作成した。これを「試料6」及び「試料7」とする。
実施例8 実施例1におけると同様にして導電性支持体上に中間層
を設け、CGMとして例示化合物71を2gと一般式(
A)で示されるポリカーボネート樹脂「ニーピロン3−
1000J (例示化合物(A−2)) (三菱ガス化
学株式会社1j)1(llとを1゜2−ジクロルエタン
100顧に加えて12時間ボールミルにより分散し、得
られた分散液を前記中間層上にドクターブレードを用い
て塗布し、十分乾燥して厚さ約0.5μIのCGLを形
成した。
このCGL上に、CT Mとして例示化合物IT−4を
6g及び酸化防止剤として下記例示化合物(AO−1)
0.6gを一般式(A)で示されるポリカーボネート樹
脂「ニーピロンS−1000J  (例示化合物(A−
2))(三菱ガス化学株式会社製)10gとを1,2−
ジクロロエタン801gに溶解した液を乾燥後の膜厚が
15μmになるように塗布してCTLを形成し、本発明
の感光体を作成した。これを試料8とする。
酸化防止剤(AO−1> 実施例9〜11 実施例1のCGLの形成において、例示化合物No、7
1の代りに、例示化合物No、219.220及び21
1を夫々用い、またCTLの形成において例示化合物I
[−4、IF−3およびI[−8をそれぞれ用いた他は
実施例1と同様にして本発明の3種の電子写真感光体を
それぞれ作成した。これらの感光体を[試料9.10及
び11」とする。
実施例12 ポリエステルフィルム上にアルミニウム箔をラミネート
して成る導電性支持体上に、塩化ビニル−酢酸ビニル−
無水マレイン酸共重合体[エスレックMF−10J  
(I水化学社製)より成る厚さ0.05μ論の中間層を
設け、その上にキャリア輸送物質として例示化合物I[
−9のもの6gと一般式(A)で示されるポリカーボネ
ート樹脂「ニーピロンS−1000J  (例示化合物
 (A−2))10gとを1.2−ジクロロエタン80
t12に溶解した液を乾燥後の膜厚が15μmになるよ
うに塗布して、キャリア輸送層を形成した。
更にその上に例示化合物No、71 2(+、酸化防止
剤AO−2を0.2(1、ポリカーボネート樹脂[ニー
ピロンS−1000J  (例示化合物(A−2))2
gとを1.2−ジクロロエタン70v(lと1.1゜2
−トリクロロエタン301gに加え、24時間ボールミ
ルで分散した液を塗布し、乾燥後の膜厚が4μ閣である
キャリア発生層を設(〕、本発明の感光体をそれぞれ作
成した。この感光体を試料12とする。
AO−2 比較例1 実施例1のCGLの形成において、一般式[I]で示さ
れるビスアゾ化合物の代りに次の構造を有する化合物(
CG−1)を用いたほかは、実施例1と同様にして比較
用電子写真感光体を製造した。
これを「比較試料1」とする。
(CG−1) 比較例2 実施0i11のCGLの形成において、一般式[I]で
示されるビスアゾ化合物の代りに次の構造を有する化合
物(CG−2)を用いたほかは、実施例1と同様にして
比較用電子写真感光体を製造した。
これを「比較試料2」とする。
(CG−2> 比較例3 実施例1のCGLの形成において、本発明のCGMの代
りにN、N’ −ジメチル−ペリレン−3,4,9,1
0−テトラカルボン酸ジイミド(CG−3)を用い、C
T Lの形成において本発明の例示化合物Tl−8をそ
れぞれ用いた他は、実施例1と同様にして比較用電子写
真感光体を作成した。これを「比較試料3」とする。
比較例4 実流例1のCGLの形成において、本発明のCGMの代
りに下記構造を有する本発明外の化合物(CG−4)を
用い、またC −r Lの形成にお(1て本発明の例示
化合物■−47をそれぞれ用いた以外は実施例1と同様
にして比較用電子写真感光体を作成した。これを「比較
試料4」とする。
(CG−4) 以上のようにして得られた電子写真感光体(試料1〜試
料12並びに比較試料1〜比較試料4)の各々について
、「エレクトロメーターEPA−8100型」 (川口
電機製作新製)を用いて、その電子写真特性を調べた。
即ち、感光体表面を帯電電位−6KVで5秒間帯電させ
た時の受容電位VA(V)と、5秒間暗減衰させた後の
電位(初期電位)Vlを照度が354!uXになるよう
にハロゲンランプ光を照射して表面電位を1/2に減衰
させるために必要な露光[:1/2  (ffiUX・
秒)とを調べた。結果は下記表−1に示す通りであった
。但し、試料12については帯1!電位+6KVで5秒
間帯電させた。
また試料1〜試料12並びに比較試料1〜比較試料4の
各々を乾式電子複写機r u −s txiss。
MRJの改造機(コニカ株式会社製)に装着して連続複
写を行ない、露光絞り値2.5における黒紙電位Vb 
 (V)及び白紙電位VW(V)を[エレクトロスタチ
ックボルトメーター 144D −I D型](モンロ
ーエレクトロニクスインコーボレーテッド製)を用い、
現像する直前において測定した。
結果は第1表に示す通りである。
尚ここでいう黒紙電位とは反射濃度1.3の黒紙を原稿
とし、上述の複写サイクルを実施したときの感光体の表
面電位を表わし、白紙電位とは白紙を原稿としたときの
感光体の表面電位を表わす。
但し、表中ΔVb (V)及びΔVW(V)はそれぞれ
黒紙電位Vb (V)及び白紙電位Vv  (V)の変
動mを示し、変vJ量の+は増加を−は減少をさらにま
た、本発明の試料1についてはこれをレーザープリンタ
ーL P −3010(コニカ社製)の改造機に装着し
、初期の未露光部電位(VH)、露光部電位(VL )
及び2万コピー後のVH。
VLの初期値とのそれぞれの差ΔIVHI、ΔIVLI
を測定した。
また、帯電電位±600■を±300Vとするのに必要
な光量をto  (era / cf)とした時に、S
λ−μ席 とした・ O なお、光源としてはHe /Neレーザー(発振波長6
32rti )を用いた。これらの結果を下記に示す。
VH(V)        −650 VL(V)        −30 Sλ(V −cr/erg )    8GΔIVN 
l (V)     −30ΔIVL l (V)  
   −10
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図はそれぞれ本発明の感光体の構成例につ
いて示す断面図であって図中の1〜6はそれぞれ以下の
事を表わケ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性支持体上に、キャリア発生物質及びキャリ
    ア輸送物質を含有してなる感光層を有する電子写真感光
    体において、前記キャリア発生物質の少なくとも1種が
    下記一般式[ I ]で表されるビスアゾ化合物からなり
    、前記キャリア輸送物質の少なくとも1種が下記一般式
    [II]で表される化合物からなることを特徴とする電子
    写真感光体。 一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ [X_1およびX_2は、それぞれ、ハロゲン原子、置
    換若しくは未置換のアルキル基、置換若しくは未置換の
    アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基又は
    置換若しくは未置換のアミノ基を表わし、X_1および
    X_2のうち少なくとも1つはハロゲン原子である。 p及びqはそれぞれ0、1又は2の整数を表わし、p及
    びqは同時に0となることはなく、且つ、p及びqが2
    のときは、X_1およびX_2はそれぞれ同一又は異な
    る基であってもよい。Aは下記一般式で表わされる基を
    表わす。 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Arはフッ素化炭化水素基を有する芳香族炭素
    環基又はフッ素化炭化水素基を有する芳香族複素環基を
    表わす。Zは置換若しくは未置換の芳香族炭素環又は置
    換若しくは未置換の芳香族複素環を形成するのに必要な
    非金属原子群を表わす)。m及びnは、それぞれ0、1
    又は2の整数を表わす。但し、m及びnが同時に0とな
    ることはない。] 一般式[II] ▲数式、化学式、表等があります▼ [ただし、R^1は水素原子、アルキル基、アルコキシ
    基またはハロゲン原子、R^2及びR^3はアルキル基
    、置換もしくは無置換のアラルキル基または置換もしく
    は無置換のアリール基、R^4は水素原子または置換も
    しくは無置換のフェニル基を表わす。]
  2. (2)前記感光層が前記一般式[ I ]で表されるビス
    アゾ化合物をキャリア発生物質として含有するキャリア
    発生層と前記一般式[II]で表される化合物をキャリア
    輸送物質として含有するキャリア輸送層の積層構造から
    なることを特徴とする請求項(1)記載の電子写真感光
    体。
  3. (3)前記感光層の少なくとも最上層が下記一般式[A
    ]で表されるポリカーボネートをバインダーの主成分と
    して含有することを特徴とする請求項(1)又は(2)
    記載の電子写真感光体。 一般式[A] ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1^3、R^1^4、R^1^5、R^1
    ^6、R^1^7、R^1^8、R^1^9、R^2^
    0は、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、置換若しく
    は未置換の脂肪族基又は置換若しくは未置換の炭素環基
    を表し、nは10〜1000である。 Zは置換若しくは未置換の炭素環又は置換若しくは未置
    換の複素環を形成するのに必要な原子群を表す。]
  4. (4)前記感光層がさらにヒンダードフエノール構造単
    位を有する化合物を含有することを特徴とする請求項(
    1)、(2)又は(3)記載の電子写真感光体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03278061A (ja) * 1990-03-08 1991-12-09 Fuji Electric Co Ltd 電子写真用感光体

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