JPH01257945A - ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

Info

Publication number
JPH01257945A
JPH01257945A JP8679688A JP8679688A JPH01257945A JP H01257945 A JPH01257945 A JP H01257945A JP 8679688 A JP8679688 A JP 8679688A JP 8679688 A JP8679688 A JP 8679688A JP H01257945 A JPH01257945 A JP H01257945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
silver
water
washing
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8679688A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07117709B2 (ja
Inventor
Akira Abe
安部 章
Kazuhiro Aikawa
和広 相川
Tadao Shishido
忠夫 宍戸
Hirotomo Sasaki
博友 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP63086796A priority Critical patent/JPH07117709B2/ja
Publication of JPH01257945A publication Critical patent/JPH01257945A/ja
Publication of JPH07117709B2 publication Critical patent/JPH07117709B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/26Processes using silver-salt-containing photosensitive materials or agents therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はハロゲン化銀写真感光材料の処理方法に関する
ものであり、特に処理液中でのカビやバクテリアの発生
を防止するとともに、処理されたハロゲン化銀写真感光
材料の防カビ性を高め、かつ安定した仕上り性能を確保
できる改良された処理方法に関するものである。
〈従来の技術〉 ハロゲン化銀写真感光材料の処理において、水洗水を含
め各種処理液にカビやバクテリアが発生し種々の問題を
起すことはよく知られている。このような問題を具体的
に記すと、まず自動現像機の処理液タンク循環系統内に
設けられたフィルターの目づまりが挙げられる。フィル
レター目づまりは処理液の温調や攪拌不良を生じ、仕上
り性能の変動を引き起す。又、別の問題としては、悪臭
の発生、カビやバクテリア集合物の感光材料への付着に
よるトラブルが挙げられる。更に詳細にはイーストマン
コダック社発行″The use of woteri
n photographic proussing″
 (1978)に記されている。
又、処理後の感光材料にも、保存中にカビの発生があり
、特にカビの分泌物によりカラー画像が著しい変退色、
カラー感光材料では特にシアン色素の退色やイエロース
ティンの増加が生じ、黒白感光材料では銀画像の長期安
定性の低下等写真感光材料の記録媒体としての価値を損
う結果にもつながっていた。このような問題に対し、水
洗水や処理液に種々の防カビ剤や殺菌剤を用いることが
従来から試みられてきた。
例えばし、 E、West著”Water Quali
ty Cr1teria”(Photographic
 5cience and Engineers、、V
ol、9 。
Nα6(1965))には写真用水に硫酸銅、ハロゲン
化フェノール類、塩素、又、赤血塩漂白液にホウ酸塩等
を添加することが記されている。又、特開昭57−85
42号、同58−105145号、及び同57−157
244号にはチアゾリルベンズイミダゾール系化合物、
インチアゾロン系化合物を水洗水や安定液に添加するこ
とが提案されており、更に特開昭61−39046号に
はパラクロロメタキシレノール、同61−39047号
にはハロゲン化フェノール、同61−267761号に
はベンゾトリアゾール、同60−260952号にはグ
アニジン化合物、四級オニウム塩系化合物、モルホリン
化合物、トリアジン化合物、オキサシロン化合物等を水
洗水や安定液に添加することが記されている。
以上のほかに、特開昭55−111942号にはシクロ
ヘキシルフェノール及びその誘導体、同57−1572
44号にはチアゾリルベンズイミダゾール系化合物、同
58−107536号にはソルビン酸とその塩を安定液
、防カビ処理液、カラー反転感光材料の反転液をはじめ
とする各種処理液に添加することが記されている。
以上の如く、処理液や水洗水に種々の防カビ剤や殺菌剤
の使用が試みられているが、写真処理に実用できる条件
としては、第1に目的とする防カビ、殺菌効果が優れて
いること、第2に水溶性が高く処理液や水洗水に容易に
溶解できること、第3に感光材料の仕上り性能や画像の
保存性に悪影響を及ぼさないこと、が挙げられるが、こ
のような条件を満足するものは見い出されていないのが
現状である。
例えばチアゾリルベンズイミダゾールは防カビ、殺菌効
果は優れるものの水溶性が低く、溶解に手間が掛るなど
実用的障害が多い。イソチアゾロン系化合物は効果の持
続性に乏しく、又酸化を受けると着色し、て感光材料を
汚染する欠点を持つ。ハロゲン化フェノールは化合物自
体の臭気が強く、又感光材料の仕上り性能に悪影響を及
ぼし、グアニジン、四級オニウム塩、モルホリン、トリ
アジン化合物は効果不足且つ、画像保存性に悪影響する
等の問題を有している。
又特開昭57−8542号には紫外線殺菌灯を用いる方
法も開示されているが、効果が不十分である上、処理液
成分の分解を促進するなど弊害も多く実用に供しがたい
、このように、カビ、バクテリアの問題に満足し得る解
決方法は未だ見い出されていないのが現状である。
〈発明が解決しようとする課題〉 従って、本発明の第1の目的は、カビやバクテリアの発
生を防止し、安定した仕上り性能の確保と悪臭の発生、
感光材料への異物付着を防止し得る改良された処理方法
を提供することである。又、第2の目的は処理後の感光
材料におけるカビの発生を防止し、画像の安定性を維持
し得る処理方法を提供することである。更に第3の目的
は感光材料の仕上り品質に悪影響を及ぼすことなく、上
記効果を持続的に発揮する処理方法を提供することであ
る。
く課題を解決するための手段〉 上記諸口的は、露光されたハロゲン化銀写真感光材料の
処理工程で用いる処理液の1つの特定の化合物を含有さ
せることによって達成できた。
すなわち、本発明は、露光されたハロゲン化銀感光材料
を、現像、定着、水洗及び/又は安定化工程を含む処理
工程で処理するにあたり、少くとも1つの処理工程にお
いて下記一般式(1)で表わされる化合物を含有する処
理液を用いることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
料の処理方法を提供する。尚、ここで定着工程には漂白
定着工程も含まれる。
Il。
式中、L”Lは互に異っても同一でもよく、水素原子、
アルキル基、好ましくは炭素原子1〜8までの置換又は
未置換のアルキル基(例えばメチル基、エチル基、メト
キシエチル基、シアノエチル基、オクチル基など)、置
換、未置換の炭素数6〜12のアルール基(例えばフェ
ニルLp−クロロフェニル基など)を表わし、互に結合
して5〜7員環(例えば、シクロベンクン環、シクロヘ
キサン環など)を形成してもよい。R6はハロゲン原子
(塩素、臭素、沃素、フッ素)を表わし、x it −
o−1−8−ン N  R’sを表わし、R6はハロゲ
ン原子を表わす。
以下に一般式(I)で表わされる代表的化合物を記述す
る。
CZ CI! 本発明では上記化合物の1種又は2種以上の混合物を用
いることができる。尚、一般式(I)で表わされる化合
物であるN−ハロアミンは、Journal of P
harmaceutical 5ciences第65
巻1743〜1746頁及び米国特許第2.629.7
40号明細書の記載に基づいて合成できる。ここで上記
刊行物はまずアミノアルコールとジエチルカルバネート
とから、2−オキサゾリジノンを合成したのち、窒素を
ハロゲン化することを開示している。
また、Journal of Pharmaceuti
cal 5ciences第76巻245〜247頁及
びJournal of theAmerican C
hemical 5ociety第77巻6689〜6
690頁の記載に基づいて合成することもできる。ここ
では、まず、エチレンジアミン誘導体から2−イミダゾ
リジノンを合成し次いで、窒素のハロゲン化を行なうこ
とを開示している。
本発明において、上記化合物はいかなる工程の液にも含
有させることができるが、より有効な方法は、カビやバ
クテリアの繁殖しやすい有機成分を多く含む処理液や水
洗水に含有せしめることであり、特に処理後感光材料の
カビ防止を効果的に達成することを含めると、最終工程
或いはその前工程の処理液や水洗水に含有せしめること
が好ましい。
このような処理液や水洗水の例として、定着又は漂白定
着工程に続く処理の最終工程に用いられる水洗水又は安
定液、水洗工程に続く最終工程に用いられる安定液、或
いは特開昭58−107536号に記載の反転カラー感
光材料の処理に用いる反転液があげられる。
近年、処理における節水への関心が高まり、定着又は漂
白定着工程に続く水洗工程において、水洗水の補充量を
大巾に削減したり、水洗を省略して直接に安定液で処理
する方法が広く行なわれているが、本発明は特にこのよ
うな補充量を削減した水洗工程や安定工程において好ま
しく用いられる。
本発明において一般式(I)の化合物を処理液や水洗水
に含有せしめる量は、11当り5X10−bモル−lX
l0−’モルの範囲であるが、好ましくはlXl0−’
モル〜5X10−’モル、特に好ましくは2X10−’
モル〜2XIO−’モルである。
一般式(I)の化合物を含有せしめる方法は、処理液、
水洗水のタンク内に固体のまま添加して溶解せしめても
良いし、あらかじめ水に溶解して水溶液として添加して
も良い。
自動現像機において本発明を実施する場合、母液に含有
せしめる方法は上記のとおりであり、処理に伴って補充
する方法としては上記方法と同様な方法により補充液に
含有せしめ、補充液を母液に供給する方法が好ましい。
一般式(1)の化合物は、上記処理液に含有せしめた場
合、優れた防カビ、殺菌効果を長期持続的に発揮し、且
つ感光材料の仕上り性能、画像保存性に影響を及ぼさな
い特長を持っている。又、処理液、水洗水に有効量を迅
速に溶解できるため、取扱いが極めて容易であるという
特長を兼ね備えている。
以下一般式(I)の化合物を含有せしめる好ましい処理
液について更に詳述するが、これらの処理液、水洗水も
含まれる。カルシウム、マグネシウムの濃度がそれぞれ
5■/I!以下に低減されていることが好ましい。この
ようなカルシウム、マグネシウムを低減した状態におい
て、−i式(I)の化合物は特に良好な殺菌、防カビ効
果を発揮する。カルシウム、マグネシウムを低減せしめ
る方法としては特開昭62−288838に記載の方法
を用いることができる。
−i式(1)の化合物を含有せしめるに好ましい水洗水
は、定着液又は漂白定着液に後続する水洗工程に用いら
れる。
該水洗工程は1槽〜5槽で構成されるが、好ましくは2
〜4槽で構成され、Journal of the ・
5ociety  of  λ1otion  Pic
ture  and  TelevisionEngi
neers第64巻、p248〜253 (1955年
5月号)のS、 RoGoldv;asser著“Wa
ter l’lowRates  in  Immer
sion−1すashing  of  Motion
  PictureFilm”に記載の多段向流水洗方
式であることが好ましい。水洗水のpHは通常4〜9で
あり、好ましくは5〜8であり、この水洗水での感光材
料の処理時間は10秒〜5分、好ましくは30秒〜3分
である。また、水洗を15〜45℃、好ましくは25〜
40℃で行うのがよい。
処理における好ましい補充量は、感光材料に付着して水
洗工程に持ち込まれる定着液又は漂白定着液の量の1〜
50倍であり、より好ま(は3〜30倍である。更に具
体的な補充量としては、感光材料1 m’当り30〜1
500mj!の範囲が好ましい。
水洗水には必要に応じて種々の化合物を含有せしめるこ
とができ、例として界面活性剤やアミノポリカルボン酸
、アミノポリホスホン酸、ホスホン酸等のキレート化合
物を挙げることができる。
上記水洗水に代り、ホルムアルデヒド等画像安定化効果
を持つ化合物を含有せしめた安定液を用いることができ
る。
安定液には、上記水洗水に関して記述したことが全て適
用されるが、特公昭62−17742号に記載された化
合物をはじめ、安定液に添加するのが公知の化合物はい
ずれも用いることができる。
水洗工程に続く最終安定液も一穀式(I)の化合物を添
加する好ましい処理液でる。このような安定液の具体例
としては、カラーネガティブフィルム用処理、例えば富
士写真フィルム(株)指定のCN−16処理における安
定液を挙げることができる。安定液にはノニオン系界面
活性剤、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド等のアル
デヒド化合物、特開昭62−92947号に記載の各種
キレート剤を含有させることができる。
又、他の好ましい処理液としてカラー反転フィルムの反
転液が挙げられるが、その組成については、特開昭58
−107536号に記載されているごとくである。
−M式(1)の化合物は、処理液及び/又は水洗水に1
種だけ含有せしめるのが普通であるが、即効性と持続性
を高める等の目的において複数種併用することもできる
更に公知の防カビ、殺菌手段と併用することも任意であ
る。
次に本発明において用いられる他の処理液について記す
里朱履 本発明の感光材料の現像処理に用いる発色現像液は、好
ましくは芳香族第一級アミン系発色現像主薬を主成分と
するアルカリ性水溶液である。この発色現像主薬として
は、アミノフェノール系化合物も有用であるが、p−フ
二二しンジアミン系化合物が好ましく使用され、その代
表例としては3−メチル−4−アミノ−N、N−ジエチ
ルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N
−β−ヒドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−ア
ミノ−N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチ
ルアニリン、3−メチル−4−アミノーN−エチル−N
−β−メトキシエチルアニリン及びこれらの硫酸塩、塩
酸塩もしくはp−)ルエンスルホン酸塩が挙げられる。
これらの化合物は目的に応じ2種以上併用することもで
きる。
発色現像液は、アルカリ金属の炭酸塩、ホウ酸塩もしく
はリン酸塩のようなpH緩衝剤、臭化物塩、沃化物塩、
ベンズイミダゾール類、ベンゾチアゾール類もしくはメ
ルカプト化合物のような現像抑制剤またはカブリ防止剤
などを含むのが一般的である。また必要に応じて、ヒド
ロキシルアミン、ジエチルヒドロキシルアミン、亜Ql
lJe塩ヒドラジン類、フェニルセミカルバジド類、ト
リエタノールアミン、カテコールスルホン酸類、トリエ
チレンジアミン(l、4−ジアザビシクロ(2,2゜2
〕オクタン)類の如き各種保恒剤、エチレングリコール
、ジエチレングリコールのような有機溶剤、ベンジルア
ルコール、ポリエチレングリコール、四級アンモニウム
塩、アミン類のような現像促進剤、色素形成カプラー、
競争カプラー、ナトリウムボロンハイドライドのような
カプラセ剤、1−フェニル−3−ピラゾリドンのような
補助現像主薬、粘性付与剤、アミノポリカルボン酸、ア
ミノポリホスホン酸、アルキルホスホン酸、ホスホノカ
ルボン酸に代表されるような各種キレート削、例えば、
エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレン
トリアミン五酢酸、シクロベキサンジアミン四酢酸、ヒ
ドロキシエチルイミノジ酢酸、1−ヒドロキシエチリデ
ン−1,1−ジホスホン酸、ニトリロ−N、N、N  
)リメチレンホスホン酸、エチレンジアミン−N、N、
N’。
N′−テトラメチレンホスホン酸、エチレングリコ−ル
(O−ヒドロキシフェニル酢酸)及びそれらの塩を代表
例として上げることができる。
また反転処理を実施する場合は通常黒白現像を行ってか
ら発色現像する。この黒白現像液には、ハイドロキノン
などのジヒドロキシベンゼン類。
■−フェニルー3−ピラゾリドンなどの3〜ビラプリト
ン類またはN−メチル−p−アミノフェノールなどのア
ミノフェノール類など公知の黒白現像主薬を単独である
いは組み合わせて用いることができる。
これらの発色現像液及び黒白現像液のpHは9〜12で
あることが一般的である。またこれらの現像液の補充量
は、処理するカラー写真感光材料にもよるが、−mに感
光材料1平方メートル当たり32以下であり、補充液中
の臭化物イオン濃度を低減させておくことにより500
mji!以下にすることもできる。補充量を低減する場
合には処理槽の空気との接触面積を小さくすることによ
って液の蒸発、空気酸化を防止することが好ましい。ま
た現像液中の臭化物イオンの蓄積を抑える手段を用いる
ことにより補充量を低減することもできる。
漂白液、 養液、漂白  2 発色現像後の写真乳剤層は通常漂白処理される。
漂白処理は定着処理と同時に行なわれてもよいしく漂白
定着処理)、個別に行なわれてもよい。更に処理の迅速
化を図るため、漂白処理後漂白定着処理する処理方法で
もよい。さらに二種の連続した漂白定着浴で処理するこ
と、漂白定着処理の前に定着処理すること、又は漂白定
着処理後漂白処理することも目的に応じ任意に実施でき
る。漂白剤としては、例えば鉄(■)、コバル) (I
)、クロム(■)、銅(n)などの多価金属の化合物、
過酸類、キノン類、ニトロ化合物等が用いられる。
代表的漂白剤としてはフェリシアン化物;重クロム酸塩
;鉄(III)もしくはコバルト(II[)の有機錯塩
、例えばエチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミ
ン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、メチルイミ
ノニ酢酸、1,3−ジアミノプロパン四酢酸、グリコー
ルエーテルジアミン四酢酸、などのアミノポリカルボン
酸類もしくはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの錯塩;
過硫酸塩;臭素酸塩:過マンガン酸塩;ニトロベンゼン
類などを用いることができる。これらのうちエチレンジ
アミン四酢酸鉄(II[)錯塩を始めとするアミノポリ
カルボン酸鉄(III)錯塩及び過硫酸塩は迅速処理と
環境汚染防止の観点から好ましい。さらにアミノポリカ
ルボン酸鉄(I[[)錯塩は漂白液においても、漂白定
着液においても特に有用である。
これらのアミノポリカルボン酸鉄(m)if塩を用いた
漂白液又は漂白定着液のpHは通常5.5〜8であるが
、処理の迅速化のために、さらに低いpHで処理するこ
ともできる。
漂白液、漂白定着液及びそれらの前浴には、必要に応じ
て漂白促進剤を使用することができる。
有用な漂白促進剤の具体例は、次の明細書に記載されて
いる:米国特許第3.893.858号、西独特許筒1
.290.812号、特開昭53−95,630号、リ
サーチ・ディスクロージャー患17,129号(197
8年7月)などに記載のメルカプト基またはジスルフィ
ド結合を有する化合物;特開昭50−140,129号
に記載のチアゾリジン誘導体;米国特許第3.706,
561号に記載のチオ尿素誘導体;特開昭58−16.
235号に記載の沃化物塩;西独特許筒2,748,4
30号に記載のポリオキシエチレン化合物類;特公昭4
5−8836号記載のポリアミン化合物;臭化物イオン
等が使用できる。なかでもメルカプト基またはジスルフ
ィド基を有する化合物が促進効果が大きい観点で好まし
く、特に米国特許第3,893.858号、西独特許筒
1,290.812号、特開昭53−95,630号に
記載の化合物が好ましい。更に、米国特許第4.552
.834号に記載の化合物も好ましい。これらの漂白促
進剤は感材中に添加してもよい。撮影用のカラー怒光材
料を漂白定着するときにこれらの漂白促進剤は特に有効
である。
定着剤としてはチオ硫酸塩、チオシアン酸塩、チオエー
テル系化合物、チオ尿素類、多量の沃化物塩等をあげる
ことができるが、チオ硫酸塩の使用が一般的であり、特
にチオ硫酸アンモニウムが最も広範に使用できる。漂白
定着液の保恒剤としては、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、スル
フィン酸類あるいはカルボニル重亜硫酸付加物が好まし
い。
盈肛里像戒 黒白現像液にはハイドロキノンなどのジヒドロキシベン
ゼン類、1−フェニル−3−ピラゾリドンなどの3−ビ
ラプリトン類、N−メチル−P−アミノフェノールなど
のアミノフェノール類など公知の黒白現像主薬を単独あ
るいは組み合せて用いることができる。
その地発色現像液の項に記した保恒剤をはじめとする添
加剤を用いることができる。
以上の処理液を用いて構成される処理工程の主な例を以
下に記す。
0ハロゲン化銀カラー感光材料の処理工程1、発色現像
−漂白定着−水洗0 2、発色現像−漂白一定着−水洗0−安定03、発色現
像−漂白−漂白定着−水洗8−安定84、発色現像−漂
白定着−安定0 5、発色現像−漂白一定着−水洗9 6、発色現像−漂白−漂白定着−水洗17、発色現像一
定着−漂白定着−水洗0−安定18、発色現像一定着−
漂白定着−水洗09、黒白現像−水洗−発色現像−反転
1−調整−漂白一定着一水洗9−安定0 0ハロゲン化銀黒白感光材料の処理工程1、黒白現像一
定着−水洗8 2、黒白現像−停止一定着一水洗9 3、黒白現像一定着一水洗促進0−水洗“上記工程にお
いて*印を付した工程は、本発明の一般式(1)の化合
物を含有せしめるのに特に好ましいものである。
本発明の方法で処理されるハロゲン化1FJ光材料はカ
ラーでも黒白でも良い。
上記処理は、−mに10〜50’Cで行なわれ、好まし
くは33〜38℃で行なわれるが、より高温にして処理
を促進し、処理時間を短縮することもでき、また逆に低
温にして画質の向上や処理液の安定性を向上させること
もできる。
次に本発明で処理の対象とする感光材料について説明す
る。
本発明の方法で処理される感光材料のハロゲン化銀乳剤
は塩化銀、臭化銀、沃化銀を少くとも1つ以上含むもの
であるがカラーペーパーの場合においては実質的に沃化
銀を含まない塩臭化銀が好tしい。実質的に沃化銀を含
まないとは全ハロゲン化銀量に対する沃化銀の含有量が
1モル%以下であることであり、好ましくは0.3モル
%以下、更に好ましくは0.1モル%以下、最も好まし
くは沃化銀を全く含まないことである。
本発明において好ましく用いられるカラーベ一パーの乳
剤は、臭化銀含有率が10モル%以上の塩臭化銀乳剤で
ある。特に、カブリを増加させずに十分な感度を有する
乳剤を得るには、臭化銀含有率が20モル%以上である
ことが好ましい。但し、現像時間等を短縮した迅速処理
を要する場合には臭化銀含有率10モル%以下の塩臭化
銀乳剤が好ましく、特には臭化銀含有率3モル%以下の
塩臭化銀乳剤が好ましく、更には臭化銀含有率1モル%
以下の実質的に臭化銀を含有しない塩化銀乳剤がより好
ましい。
臭化銀含有率を少なくすると単に現像速度が向上するだ
けでなく、それを含む感光材料を現像処理した時、現像
液中に溶出する臭素イオンが減少するため、より少ない
補充液量で現像活性を維持することができる。
また、カラーネガフィルムにおいては、30モル%以下
の沃化銀を含む沃臭化銀又は沃塩臭化銀乳剤が用いられ
るが、特には3モル%から25モル%までの沃化銀を含
む沃臭化銀乳剤が好ましい。
中でも、本発明に好ましい沃化銀比率は3モル%から1
1モル%である。
写真乳剤のハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体、十四
面体、多十二面体のような規則的な結晶を有するいわゆ
るレギュラー粒子でもよく、また球状などのような変則
的な結晶形を持つもの、双晶面などの結晶欠陥を持つも
のあるいはそれらの複合形でもよい。
ハロゲン化銀の粒径は、約0.1ミクロン以下の微粒子
でも投影面積直径が約10ミクロンに至る迄の大サイズ
粒子でもよく、狭い分布を有する単分散乳剤でも、ある
いは広い分布を有する多分散乳剤でもよい。
本発明には単分散乳剤を用いることが好ましい。
単分散乳剤としては、平均粒子直径が約0.1ミクロン
より大きいハロゲン化銀粒子で、その少なくとも約95
重量%が平均粒子直径の±40%内にあるような乳剤が
代表的である。平均粒子直径が約0.25〜2ミクロン
であり、少なくとも約95重量%又は数量で少なくとも
約95%のハロゲン化銀粒子を平均粒子直径±20%の
範囲内としたような乳剤を本発明で使用できる。
また、アスペクト比が約5以上であるような平板状粒子
も本発明に使用できる。平板状粒子は、ガトフ著、フォ
トグラフィク・サイエンス・アンド・エンジニアリング
(Gutoff、 PhotographicScie
nce and t!ngineering)、第14
巻、248〜257頁(1970年);米国特許第4.
434.226゜号、同4,414.310号、同4,
433.048号、同4,439゜520号および英国
特許筒2.112.157号などに記載の方法により簡
単に調製することができる。平板状粒子を用いた場合、
増感色素による色増感効率の向上、粒状性の向上および
鮮鋭度の上昇などの利点のあることが、先に引用した米
国特許第4゜434.226号などに詳しく述べられて
いる。
結晶構造は−様なものでも、内部と外部とが異質な組成
のものでもよい。異質な組成の典型的なものは粒子の内
部と表層が異なるハロゲン組成を有するコアシェル型あ
るいは二重構造型の粒子である。このような粒子におい
ては、コアの形状とシェルの付いた全体の形状が同一の
こともあれば異なることもある。
具体的には、コア部が立方体でシェルが付いた粒子の形
状が立方体もあれば八面体もあり、この逆であるものも
ある。また、単なる二重構造でなく、三重構造にしたり
、それ以上の多重構造にすることやコアーシェル二重構
造粒子の表面に異なる組成を有するハロゲン化銀を薄く
付けたものでもよい。
本発明の方法で処理される感光材料は、ハロゲン組成に
関して粒子内で均一な組成を有するものよりは、何等か
の構造を有する粒子よりなる乳剤が好ましく用いられる
。カラーペーパーに用いられる如き塩臭化銀乳剤におい
ては粒子内部よりも粒子表面により臭化銀含有率の少な
いハロゲン組成を有する粒子がより好ましく用いられる
。その代表的なものはコア部にシェル部より高い含有率
の臭化銀を含むコアーシェル型の乳剤である。コア部と
シェル部の臭化銀含有率の差は3モル%以上95モル%
以下が好ましく、コアとシェルの銀量比(モル比)は5
:95〜95:5更には7:93〜90:10が好まし
い。
また、カラーネガフィルムの如き沃臭化銀乳剤において
はコア部はシェル部より高い沃化銀含有率を有しており
、沃化銀含有率は10モル%〜45モル%、更には15
モル%〜40モル%が好ましい。シェル部は5モル%以
下特には2モル%以下の沃化銀を含むものが好ましい。
コアとシェルの銀量比は15:85〜85:15、更に
は15:85〜75 : 25が好ましい。
このような乳剤粒子は英国特許筒1,027,146号
、米国特許第3,505.068号、同4,444,8
77及び特願昭58−248469号等に開示されてい
る。
感光材料に添加できる化合物については、リサーチディ
スクロージャー(RD)阻17643およびN1187
16に記載されており、記載個所を以下の表に掲載した
添加剤種類       RD17643     R
D187161、化学増悪剤      23頁   
  648頁右欄2、感度上昇剤          
    同 上3、分光増感剤      23〜24
頁   648頁右欄〜強色増感剤         
    649頁右欄4、増白剤        24
頁 5、かぶり防止剤     24〜25頁   649
頁右欄および安定剤 6、光吸収剤       25〜26頁   649
頁右欄フィルター             650頁
左欄゛染料紫外線吸収剤 7、 スティン防止剤    25頁右欄650頁左〜
右欄8、色素画像安定剤    25頁 9、硬膜剤        26頁     651頁
左欄10、バインダー      26頁      
同 上圧可塑剤、潤滑剤    27頁     65
9頁右欄12、塗布助剤       26〜27頁 
   同 上表面活性剤 本発明で処理されるハロゲン化銀カラー感光材料には種
々のカラーカプラーを含有させることができる。たとえ
ばリサーチ・ディスクロジャー、1978年12月、1
7643■−D項および同、1979年11月、1B7
17に引用された特許に記載されたシアン、マゼンタお
よびイエロー色素形成カプラーが代表例としてあげられ
る。これらのカプラーは、バラスト基の導入により、も
しくは2量体以上の多量体化により耐拡散性としたもの
であることが好ましく、また4当量カプラーでも2当量
カプラーでもよい。生成色素が拡散して粒状性を改良す
るようなカプラー、カップリング反応に伴って現像抑制
剤などを放出し、エツジ効果あるいは重層効果をもたら
すDIRカプラーも使用できる。
さらに、高感度化のためにカップリング反応に伴って現
像促進作用を有する基、もしくはハロゲン化銀をかぶら
せる作用を有する基を放出する、例えば特開昭57−1
50845号、同59−50439号、同59−157
638号、同59−170840号、及び特願昭58−
146097号等に記載の化合物も使用できる。
イエローカプラーとしては、酸素原子もしくは窒素原子
で離脱する、α−ピバロイルまたはα−ベンゾイルアセ
トアニリド系カプラーが好ましい。
これら2当量カプラーの特に好ましい具体例としては、
米国特許第3.408.194号、同第3,447.9
28号、同第3,933,501号及び同第4,022
,620号などに記載された酸素原子離脱型のイエロー
カプラー、あるいは米国特許第3,973.968号、
同第4,314.023号、特公昭58−10739号
、特開昭50−132926号、西独出願公開第2,2
19,917号、同第2,261,361号、同第2.
329,587号および同第2、433.812号など
に記載された窒素原子離脱型のイエローカプラーが挙げ
られる。マゼンタカブラ−としては、5−ピラゾロン系
カプラー、米国特許第3.725.067号に記載され
たピラゾロ〔5,l−c〕[:1. 2. 4E )リ
アゾール類、または欧州特許第119.860号に記載
のピラゾロ(5,1−b〕 C1,2,4))リアゾー
ルなどが使用できる。カップリング活性位に窒素原子ま
たはイオウ原子で結合する離脱基により2当量化したマ
ゼンタカプラーも好ましい。シアンカプラーとしては、
湿度および温度に対して堅牢なカプラーが好ましく使用
され、その代表例としては米国特許第3.772゜00
2号などに記載されたフェノール系カプラー;特開昭5
9−31953号、特願昭58−42671号および特
開昭58−133293号公報などに記載された2、5
−ジアシルアミノフェノール系カプラー;米国特許第4
.333.999号などに記載された2−位にフェニル
ウレイド基を有し5−位にアシルアミノ基を有するフェ
ノール系カプラー;右よび特願昭59−93605号明
細書などに記載されたナフトール系カプラーなどが挙げ
られる。
発色色素の主吸収の短波長側に存在する不要の副吸収を
補正するために、イエローまたはマゼンタ着色のカラー
ドカプラーを併用してもよい。これらのカプラーは、通
常炭素数16〜32のフタル酸エステル類またはリン酸
エステル類などの高沸点有機溶媒に必要に応じて酢酸エ
チルなどの有機溶剤を併用して、水性媒体中に乳剤分散
させ使用する。カラーカプラーの標準的な使用量は、感
光性ハロゲン化銀の1モルあたり、好ましくはイエロー
カプラーでは0.01ないし0.5モル、マゼンタカプ
ラーでは0. OO3ないし0.3モル、またシアンカ
プラーでは0.002ないし0.3モルである。
〔発明の効果〕
従来より殺菌剤や防カビ剤を処理液や水洗水中に含有せ
しめることは行なわれていたが、感光材料の品質を損う
ことなく処理液や水洗水中のバクテリアやカビの発生を
十分に抑止し、且つ処理後の感光材料にも十分な防カビ
性を付与できる方法は見い出されていなかった。本発明
は、このような従来の方法の欠点を全て解消した新規な
処理方法であり、特に処理の最終工程において実施した
場合に高い効果を発揮する。又、脱イオン水を併用した
場合に更に効果が向上する特徴も有している。本発明は
カラー感光材料、黒白感光材料、反転感光材料等の全て
のハロゲン化銀感光材料に適用し得る方法である。
次に、本発明を参考例及び実施例により説明する。
参考例 一般式(1)のN−ハロアミンの前記代表例2(1−ブ
ロモ−3−クロロ−4,4,5,5−テトラメチル−2
−イミダゾリジノン)の合成法を例示する。
2.3−ジメチルブタン−2,3−ジアミン(ChHI
tNzOa:  分子量176.17)+112.3−
ジメチル−2,3−ジニトロブタン20.7 g (1
17mmol)を、濃塩酸17OmJ中に分散させ、5
0〜60℃に加熱した。この混合液に、粉末状のすず8
6gを徐々に加えた後15分間沸とうさせた。その後混
合液を冷却し、水酸化ナトリウム水溶液を用いて、強ア
ルカリ性にした。続いて水蒸気蒸留を行ない。得られた
留分約800 、tallに固体の水酸化ナトリウム約
300gを加えたところ、水層の上にオイル状の層が形
成された。これを、クロロホルムで抽出し、乾燥後、ク
ロロホルムを蒸発させて、得た残留物を常圧で蒸留した
ところ、7.0gの白色結晶(b、p140℃)の2.
3−ジメチルブタン−2,3−ジアミン(CJ+Jz0
4 :  分子量176.17)が得られた。この化合
物の赤外線吸収スペクトル、核磁気共鳴スペクトルは、
この化合物の構造式について期待するものと一致した。
4.4,5.5−テトラメチル−2−イミダゾリジノン
(CJ+aNzO:  分子量142.19)(2)次
に、2,3−ジメチルブタン−2,3−ジアミン5.5
 g (4,7mmoJ )を、乾燥したアセトニトリ
ル55m1に溶解し、その溶液にN、N’−カルボニル
ジイミダゾール7.7 g (4,7ff+mof)を
加え、室温で3時間攪拌した。アセトニトリル溶液を約
半分に濃縮した後、生成した白色沈殿、4.4,5.5
−テトラメチル−2−イミダゾリジノン(C7H14N
20  :  分子量142.19)5.2g (3,
6mmol)  (融点290〜291℃)を濾取した
。分析のためエタノールから再結晶して得た結晶の元素
分析、赤外線吸収スペクトル、核磁気共鳴スペクトルは
、上記濾取した化合物の構造式について期待するものと
一致した。
1−プロモー3−クロロ−4,4,5,5−テトラメチ
ル−2−イミダゾリジノン(CJ+z BrCINtO
:  分子量255.53)(3)上記のようにして得
た4、4,5.5−テトラメチル−2−イミダゾリジノ
ン0.48g(3,3、l1mo/)を、次亜塩素酸t
−ブチル0.38 g(3,5mmof)のジクロロメ
タン(20ml)溶液に加え、室温で2時間攪拌した。
次に混合液中のわずかな固体を濾別した後、濾液を濃縮
し、シリカゲルカラムを用いて精製した。溶媒を蒸発さ
せることにより、0.42 g (2,4111mof
)の白色結晶を得た。
次にこの結晶0.42 g (2,4mn+ol)を、
0.43gのN−プロモサクシンイミドのジクロロメタ
ン(5a!り溶液に加え、室温で2時間撹拌した。
その混合液を濃縮し、シリカゲルカラムを用いて生成物
を精製した。次いで溶媒を蒸発させて0.60gの白色
結晶を得た。結晶は、シクロヘキサンから再結晶し、融
点100〜101℃の透明な針状結晶の1−プロモー3
−クロロ−4,4,5,5−テトラメチル−2−イミダ
ゾリジノン(C7L□BrCit N、O:  分子量
255.53)を0.40 g(1,6mmo l )
得た。この化合物の赤外線吸収スペクトル、核磁気共鳴
スペクトル、元素分析は上記化合物の構造式について期
待するものと一致した。
〔実施例〕
実施例1 ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体の上に、以
下に示す層構成の多層カラー感光材料を作製した。塗布
液は下記のようにして調製した。
(第−層塗布液調製) イエローカプラー(ExY −1)  19.1 gお
よび色像安定剤(Cpd −1) 4.4 gに酢酸エ
チル27.2ccおよび高沸点溶媒(Solシー1) 
7.7cc (8,0g>を加え溶解し、この溶液を1
0%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム8ccを含
む10%ゼラチン水溶液185ccに乳化分散させた。
この乳化分散物と乳剤EM7及びEM8とを混合溶解し
、以下の組成になるようゼラチン濃度を調節し第−層塗
布液を調製した。第二層から第七雇用の塗布液も第−層
塗布液と同様の方法で調製した各層のゼラチン硬化剤と
しては1−オキシ−3,5−ジクロロ−5−)リアジン
ナトリウム塩を用いた。
また、増粘剤としては(Cpd−2)を用いた。
(層構成) 以下に各層の組成を示す。数字は塗布量(g/m2)を
表す。ハロゲン化銀乳剤は銀換算塗布量を表す。
支持体 ポリエチレンラミネート紙 [第一層側のポリエチレンに白色顔料(Ti02)と青
味染料を含む、] 第−層(青感層) 増感色素(ExS−1)で分光増感 された単分散塩臭化銀乳剤(EM7)   ・・−0,
15増感色素(ExS−1)で分光増感 された単分散塩臭化銀乳剤(EM8)   ・−0,1
5ゼラチン             −1,86イエ
ローカプラー(ExY −1)    −−0,82色
像安定剤(Cpd −2)       ・・・・0.
19溶媒(Solv −1)          −0
,35第二層(混色防止層) ゼラチン             ・・−・0.99
混色防止剤(Cpd −3)       −0,08
第三F!(緑感層) 増感色素(ExS −2,3)で分光増感さhf、−単
分散塩臭化銀乳剤(EM9)   −0,12増感色素
(ExS −2,3)で分光増感された単分散塩臭化銀
乳剤(EMIO)  ・・−0,24ゼラチン    
         ・曲1.24マゼンタカプラー(E
xM −1)     −・−0,39色像安定剤(C
pd −4)       −−−0,25色像安定剤
(Cpd −5)       =−0,12溶媒(S
olv −2)           −0,25第四
層(紫外線吸収層) ゼラチン             ・−・1.60紫
外線吸収剤(C+)d−6/Cpd−7/Cpd−8=
3/2/67重量比)        ・−・0.70
混色防止剤(Cpd −9)       −0,05
溶媒(Solv −3)          −0,4
2第五層(赤感層) 増感色素(ExS −4,5)で分光増感された単分散
塩臭化銀乳剤(EMII)  −・0.07増感色素(
ExS −4,5)で分光増感された単分散塩臭化銀乳
剤(EH11)  ・・−・・0.16ゼラチン   
         −0,92シアンカプラー(ExC
−1)      −4,46シアンカプラー(ExC
−2)      −−−1,84色像安定剤(Cpd
−7/Cpd−8/Cpd−10=3/4/2  :重
量比)        −・・0.17分散用ポリ?−
(Cpd −11)    ・−0,14溶媒(Sol
v −1)          −0,20第六N(紫
外線吸収層) ゼラチン             ・−・−0,54
紫外線吸収剤(Cpd−6/Cpd−8/Cpd−10
”115/3 :重量比)         −0,2
1溶媒(Solv −4)          −0,
08第七層(保護層) ゼラチン            ・−1,33ポリビ
ニルアルコールのアクリル 変性共重合体(変性度17%”)    −0,17流
動パラフイン          −0,03また、こ
の時、イラジェーション防止用塗料としでは、(Cpd
 −12、Cpd −13) ヲ用1’り。
更に各層には、乳化分散剤、塗布助剤として、アルカノ
ールX C(Dupont社)、アルキルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム、コハク酸エステル及びとagefa
cx F−120(大日本インキ社製)を用いた。
ハロゲン化銀の安定化剤として、(Cpd −14゜1
5)を用いた。
使用した乳剤の詳細は以下の通りである。
乳剤基  形状   粒子径  Br含量  変動係数
(μ)    (molχ) EM7   立方体  1.1    1.0    
0.1OEM8   立方体  0.8    1.0
    0.1OEM9   立方体  0.45  
 1.5    0.09EMIO立方体  0.34
   1.5    0.09EMII   立方体 
 0.45   1.5    0.09EM12  
 立方体  0.34   1.6    0.1使用
した化合物の構造式は以下の通りである。
xY−1 ExM−1 ExC−1 ExS−1 ExS−2 SOコHNLL;ttlsノ3 ExS−3 ExS−4 しzt15        1           
 Ji5xS−5 Cpd4 SO3X pd−3 H υH pd−4 pd−5 pd−6 pd−7 H pd−8 CJ*(t) pd−9 H υH pd−10 C)IzCHzCOOCsH+t pd−11 CON)ICJq(t) pd−12 pd−13 Cρd−14 0H pd−15 H Solv−1ジブチルフタレート 5olv−2トリオクチルホスフェート5OIV−3)
リノニルホスフェート 5olv−4トリクレジルホスフェート上記感光材料を
82.5 mm幅に裁断後像様露光し、ペーパー処理機
を用いて、下記処理工程にてランニングを行った。
処理工程   温度   時間  補充量  タンク容
量発色現像   35℃   45秒  161d  
  171漂白窓着  30〜36℃  45秒  1
61rJ    171水洗■ 30〜37℃ 30秒
 −101水洗■  30〜37℃  30秒  □ 
  101水洗■ 30〜37℃ 30秒 248m1
!   10 A乾   燥   70〜80℃   
60秒感光材料1m″あたり (水洗■→■への4タンク向流力式とした。)各処理液
の組成は以下の通りである。
発色現像液         母 液  補充液水  
               800mj!    
800mfエチレンジアミンーN、 N、 N、 Lテ
トラメチレンスルホン酸  1.5g   1.5gト
リエチレンジアミン(1,4 一ジアザビシクロ(2,2,2) オクタン)            5.0g   5
.0g塩化ナトリウム         1.4g  
 −炭酸カリウム         25g25gN−
エチル−N−(β−メタン スルホンアミドエチル)−3− メチル−4−アミノアニリン 硫酸塩           5.0g   7.0g
N、N−ビス(カルボキシメチル) ヒドラジン         5.0g   6.0g
螢光増白剤(4,4’−ジ アミノスチルベン系)     2.0g   2.5
g水を加えて        1000 cal  1
000 mj!pH(25℃)        10.
05   10.45里亘定1戒(母液と補充液は同じ
) 水                        
 400mj!チオ硫酸アンモニウム(70χ)   
     100m1亜硫酸ナトリウム       
      17 gエチレンジアミン四酢酸鉄(I[
I) アンモニウム       55 g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム    5g臭化
アンモニウム             40 g氷酢
酸                  9g水を加え
て              1000100O(2
5℃)               5.40く水洗
水〉 下記水質の水道水及びこれをH膨強酸性カチオン交換樹
脂(三菱化成n製ダイヤイオン5K−IB)とOH形強
塩基性アニオン交換樹脂(三菱化成■製ダイヤイオン5
A−1OA)とを2:3の体積比で混合光てんしたカラ
ムを通して得た脱イオン水を用い、本発明の化合物並び
に比較化合物をそれぞれlXl0−’モル/lの濃度で
含有せしめたのち、母液及び補充液として用いた。
水道水・脱イオン2の2 比較化合物(A):チアゾリルベンズイミダゾール(特
開昭57−157244号に記載の化合物) 比較化合物(B):5−クロロ−2−メチル−4−イソ
チアゾリン−3−オン (特開昭57−8542号に記載の化 合物) 比較化合物(C):p−クロロ−m−キシレノール(特
開昭61〜39046号に記載の化合物) 以上の条件において、水洗水を種々変更した処理魚1〜
隘10を実施した。各処理において前記感光材料を1日
180mずつ5日間毎日処理し、次に2日間停止後最終
水洗タンク(水洗タンク■)内の水を採取して生菌数の
測定を実施した。同時に前記カラー感光材料に2854
に250CMSのウェッジ露光を与えたのち処理し、6
0℃相対湿度70%の環境下に2週間保有し、初期濃度
1.5におけるシアン色素の退色率と未露光部における
イエロースティンの変化をエックスライト310フオト
グラフイツクデンシトメーターを用いて測定した。又、
2854に500CMSの均一露光を与えたのち処理し
た前記感光材料について、以下に記す方法により防カビ
性を評価した。
〈感光材料の防カビ性の評価方法〉 菌として、アルペルギルスニガーを用い、これをM−4
0YのlXl0濃度の液(栄養培地)に懸濁させたのち
35n+/m X 4 On+/mに裁断した試料の乳
剤面側の中心に0.03n+1スポツトした。
スポットした部分の形状は直径約2 m/mの円形であ
った。
これを内部に水分源として滅菌水を含ませた脱脂綿を入
れたプラスチック製の滅菌シャーレに入れ、フタをかぶ
せたのち、27°Cで3週間保存した。3週間後スポッ
トの中心から円形に広がったカビの繁殖範囲の平均直径
を測定し次のようにランク付けした。
◎ニスポット位置からの広がりが全くない。
○:緊殖範囲が直径1a++の円内 △:繁殖範囲が直径20の円内 ×:繁殖範囲が直径2cmの円内を越える。
以上の結果を表−4に掲載した。
表−4に示したように比較例の処理N11l〜3におい
ては、いずれかの項目に欠陥を有するが、本発明によれ
ば全ての項目に良好な結果が得られることがわかる。
すなわち、比較例の患1は防カビ性は良好だがシアン色
素の退色が大きく、且つ水洗水中の生菌数は許容レベル
の10’を超え濁りを生じている。
又イエロースティンは好ましいレベルと考える0、02
以下に比べ0.06まで増加し、画像保存性は大巾に損
なわれている。又、比較例患2、患3はシアン色素の退
色、イエロースティンは比較的良好ながら目的とする防
カビ性が達成されていない。隘3は水洗水の腐敗も生じ
ている。
これに対し、本発明ではシアン色素の退色率は全て10
%以下で良好且つイエロースティンも好ましいレベルに
ある。更に目的とする防カビ性も十分に付与されている
脱イオン水を用いた場合には更に効果の向上が認められ
る。
実施例2 下塗りを施した三酢酸セルロースフィルム支持体上に、
下記に示すような組成の各層よりなる多層カラー感光材
料を作成した。
(感光層の組成) 塗布量はハロゲン化銀およびコロイド銀については銀の
g/rd単位で表した量を、またカプラー、添加剤およ
びゼラチンについてはg/rd単位で表した量を、また
増悪色素については同一層内のハロゲン化銀1モルあた
りのモル数で示した。
第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀         ・・・ 0.2ゼラ
チン           ・・・ 1.3カプラーC
−1・・・ 0.06 紫外線吸収剤UV−1・・・0.1 同上    UV−2・・・ 0.2 分散オイル0il−1・・・ 0.01同上   0i
1−2        ・・・ 0.01第2層(中間
層) 微粒子臭化銀 (平均粒径0.07μ)     ・・・ 0.15ゼ
ラチン           ・・・ 1.0カプラー
C−2・・・ 0.02 分散オイル0il−104,0,1 第3層(第1赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(沃化銀2モル%、直径/厚みの比2.5
、平均粒径0.3μ、内部 高AgI型)    ・・・恨0.4 ゼラチン           ・・・ 0.6増感色
素■       ・・・1.OXl0−’増感色素■
        ・・・3.OXl0−’増感色素■ 
      ・・・・I Xl0−’カプラーC−3・
・・ 0.06 カブラーC−4・・・ 0.06 カプラーC−8・・・ 0.04 カプラーC−2・・・ 0.03 分散オイル0il−1・・・ 0.03同上   0i
1−3       ・・・ 0.012第4層(第2
赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(沃化銀5モル%、直径/厚みの比4.0
、平均粒径0.7μ、内部 高Agl型)    ・・・銀0.7 ゼラチン           ・・・ 0.7増感色
素■        ・・・I Xl0−’増感色素■
        ・・・3 Xl0−’増感色素■  
      ・・・I Xl0−5カプラーC−3・・
・ 0.24 カプラーC−4・・・ 0.24 カプラーC−8・・・ 0.04 カプラーC−2・・・ 0.04 分散オイル0il−1・・・ 0.15同上   0i
1−3       ・・・ 0.02第5層(第3赤
感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(沃化銀10モル%、直径/厚みの比1.
3、平均粒径0.8μ、内 部高Agl型)   ・・・銀1゜0 ゼラチン           ・・・ 1.0増感色
素■        ・・・I Xl0−’増感色素■
        ・・・3×10−4増感色素■   
     ・・・I Xl0−’カプラーC−6・・・
 0.05 カプラーC−7・・・ 0.1 分散オイル0il−1・・・ 0.01同上   0i
1−2       ・・・ 0.05第6層(中間層
) ゼラチン           ・・・ 1.0化合物
Cpd−A         ・・・ 0.03分散オ
イル0il−1・・・ 0.05第7層(第1緑感乳剤
N) 沃臭化銀乳化剤(沃化銀2モル%、直径/厚みの比2.
5、平均粒径0.3μ、内 部高AgI型)   ・・・根0.3 ゼラチン           ・・・ 0.5増感色
素■        ・・・5 Xl0−’増感色素■
       ・・・0.3 Xl0−’増感色素■ 
       ・・・2 Xl0−’ゼラチン    
       ・・・ 1.0カプラーC−9・・・ 
0.2 カプラーC−5・・・ 0.03 カプラーC−1・・・ 0.03 化合物Cpd−C・・・ 0.012 分散オイル0il−1・・・ 0.5 第8層(第2緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(沃化銀4モル%、直径/厚みの比4.0
、平均粒径0.6μ、内部 高AgI型)    ・・・銀0.4 ゼラチン           ・・・ 0.5増感色
素■        ・・・5 xLO−’増感色素■
        ・・・2 Xl0−’増感色素■  
     ・・・0.3 Xl0−’カプラーC−9・
・・ 0.25 カプラーC−1・・・ 0.03 カプラーC−10・・・ 0.015 カプラーC−5・・・ 0.01 化合物Cpd−C・・・ 0.012 分散オイル0il−1・・・ 0.2 第9層(第3緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(沃化銀6モル%、直径/厚みの比1.2
、平均粒径1.0μ、内部 高Agl型)    ・・・銀0.85ゼラチン   
        ・・・ 1.0増感色秦■     
  ・・・3.5 xlO’増感色素■       
・・・1.4 X10−’カプラーC−13・・・0.
01 カプラーC−12・・・0.03 カプラーC−9・・・0,20 カプラーC−1・・・0.02 カプラーC−15・・・0゜02 分散オイル0il−1・・・0.20 同上   0i1−2       ・・・0.05第
10層(イエローフィルター層) ゼラチン           ・・・1.2黄色コロ
イド銀         ・・・ 0.08化合物Cp
d−B         ・・・0.1分散オイル○1
l−1・・・0.3 第11層(第1青感乳剤層) 単分散沃臭化銀乳剤(沃化銀4モル%、直径/、厚みの
比1.5、平均粒径0.5μ、内部布Agl 型)  
・・・銀0.4ゼラチン           ・・・
1.0増感色素■        ・・・2 Xl0−
’カプラーC−14・・・ 0.9 カプラーC−5・・・ 0.07 分散オイル0il−1・・・ 0.2 第12層(第2青感乳剤N) 沃臭化銀乳剤(沃化銀10モル%、直径/厚みの比4.
5、平均粒径1.3μ、内 部布Agl型)   ・・・flo、4ゼラチン   
        ・・・ 0.6増感色素■     
   ・・・I Xl0−’カプラーC−14・・・ 
0.25 分散オイル0il−1・・・ 0.07第13層(第1
保護層) ゼラチン           ・・・ 0.8紫外線
吸収剤UV−1・・・ 0.1 同上    UV−2・・・ 0,2 分散オイル0il−1・・・ 0.01分散オイルoi
l−2・・・0.01 第14層(第2保護層) 微粒子臭化銀(平均粒径0.07μ) ・ ・ ・ 0.5 ゼラチン           ・・・ 0.45ポリ
メチルメタアクリレ一ト粒子 (直径1.5μ)・・・ 0.2 硬膜剤H−1・・・ 0.4 p−ヒドロキシ安息香酸n−ブチル ・・・ 0.012 ホルムアルデヒドスカベンジャーS−1・・・ 0.5 ホルムアルデヒドスカベンジャーS−2・・・ 0.5 各層には上記の成分の他に、界面活性剤を塗布助剤とし
て添加した。
次に本実施例に用いた化合物の化学構造式または化学名
を下に示した: UV−1 C−5 CI。
C1l。
C(CH2)! C−8 E tls Cpd−A            Cpd−B増感色
素I 増感色素■ 増感色素■ 増感色素■ 増感色素■ 増感色素■ 増感色素■ H−1 3−I            S−2以上の如くのカ
ラー写真感光材料35mm巾に裁断したのち露光し、自
動現像機を用いて以下に記載の方法で処理した。
工 程  処理時間  処理時間  補充量  タンク
dfflR色現(l   3 分15秒38℃   4
5m1!    10j!漂   白   1分OO秒
    38℃     2fJml      41
漂白定M   3分15秒   38℃   3[]m
j!     81水洗(1)    40秒   3
5℃  (2)から(1)への   4!向向流配管式
水洗(2)1分00秒   35℃   30m1  
  41安  定     40秒   38℃   
 20mf      41乾  燥  1分15秒 
  55℃ 補充量は35IIIIl巾1m長さ当たり次に、処理液
の組成を記す。
(発色現像液)          母液(鍾  補充
液(9ジエチレントリアミン五酢酸  1.Q    
 1.11−ヒドロキシエチリデン−1,1−3,03
,2ジホスホン酸 亜硫酸ナトリウム        4.Q     4
.4炭酸カリウム          30.0   
 37.0臭化カリウム          1.4 
   0.7ヨウ化カリウム         1.5
■   −ヒドロキシルアミン硫酸塩   2.4  
  2.84−〔N−エチル−N−(β−ヒドロ   
4.5    5.5キシエチル)アミノ〕−2− メチルアニリン硫酸塩 水を加えテ1.0I!1.0R pH10,0510,10 (漂白液)母液、補充液共通(単位g)エチレンジアミ
ン四酢酸第二!     120.0アンモニウムニ水
塩 エチレンジアミン四酢酸二       10.0ナト
リウム塩 臭化アンモニウム          100.0硝酸
アンモニウム           10.0漂白促進
剤              0.005モルアンモ
ニア水(27χ)           15.Om 
l水を加えて             1.01pH
6,3 (漂白定着液)母液、補充液共通(単位g)エチレンジ
アミン四酢酸第二鉄    50.0アンモニウムニ水
塩 エチレンジアミン四酢酸二       5.0ナトリ
ウム塩 亜硫酸ナトリウム           12.0チオ
硫酸アンモニウム水溶液(70χ)   240.抛2
アンモニア水(27χ)           6.O
a+j!水を加えて             1.0
1pH7,2 (水洗水)母液、補充液共通 実施例1に記載の水道水と脱イオン水を用い、本発明の
化合物並びに比較化合物をそれぞれ表−5に記載の濃度
で含有せしめたのち、母液及び補充液として用いた。
(安定液)母液、補充液共通 実施例1に記載の水道水と脱イオン水を用い下記組成の
安定液を調製した。
ホルマリン           2,0mffポリオ
キシエチレン−p−モノ  0.3gノニルフェニルエ
ーテル (平均重合度10) 水を加えて           1.0lpH5〜8 上記安定液に本発明の化合物並びに比較化合物をそれぞ
れ表−5に記載の濃度で含有せしめたのち母液及び補充
液として用いた。
以上の条件において、水洗水、安定液を種々変更した処
理光1〜丸14を実施した。各処理において、前記感光
材料を1日50rnずつ10日間毎日処理し、次に2日
間停止後水洗タンク■内の水の生菌数、安定液中のホル
マリン濃度を測定した。
安定液中のホルマリンはバクテリアによる生分解を受け
やすい化合物である。同時に前記カラー感光材料に色温
度4800にでIOCMSのウェッジ露光を与えて処理
し、60℃相対湿度70%の環境下に2週間保存し、初
期濃度2.0におけるイエロースティンの変化をエック
スライト310フオトグラフイツクデンシトメーターを
用いて測定した。
又、色温度4800K、50CMSの均一露光を与えた
のち処理した前記感光材料について実施例1と同様の方
法で防カビ性を評価した。
表−5に示したように、比較例隘1は生菌数が許容レベ
ルの103を超え濁りを生じ且つイエロースティンも許
容し得る0、05を超えている。比較例隘2はイエロー
スティンと防カビ性が満足し得ない。又、比較例光3は
生菌数が多く水洗水は腐敗し、マゼンタ色像の保持に必
要な1mβ/1以上のホルマリン濃度も割っており良好
な仕上りの得られない状態にある。
これに対し、本発明においては、生菌数、ホルマリン濃
度、イエロースティン、防カビ性のいずれにおいても良
好な結果を示している。
特に脱イオン水を用いた場合は本発明の効果が更に向上
していることがわかる。特に水洗水、安定液を脱イオン
水で調製した場合に効果は更に向上する。
実施例3 フジスキャナーフィルムLS−500(富士写真フィル
ム■製)を画像露光したのちローラー搬送型プロセサー
(富士写真フィルム■製FG−660F)を用い下記の
如く処理した。
処理工程  温 度  時 間  補充量“1  現像
    38℃   20秒  1oom jl!2 
 定着    38℃   20秒  120m 13
  水洗    35℃   20秒  120m l
*大全紙サイズ(20インチ×24インチ/1枚当り) 屋鬼亘 亜硫酸ナトリウム          67 g水酸化
カリウム            11 gハイドロキ
ノン            23 gl−フェニル−
3−ピラゾリドン      0.4g炭酸ナトリウム
(1水塩)11g 臭化カリウム             3g水を加え
て           11とする( pHを10.
65に調整) 定l斂 チオ硫酸アンモニウム(70Xwt/vol)   2
00m l亜硫酸ナトリウム           2
0 g硼酸                 8gエ
チレンジアミン四酢酸二      0.1gナトリウ
ム(2水塩) 硫酸アルミニウム          15 g硫酸 
                2g氷酢酸    
           22 g水を加えて     
      11とする( pHを4.2に調整) 水洗液 表−6に記載の化合物    lXl0−’モル水を加
えて          11 以上の工程において水洗液の組成を種々変更し、それぞ
れの処理(尚1〜!1lcL7)において大全紙サイズ
を1日50枚ずつ1週間処理し、処理終了後の水洗液の
浮遊物の発生と処理後フィルムの防カビ性を調べた。結
果を表−6に示す。
尚、防カビ性の評価は実施例1と同様の方法によった。
表−6 水洗液の浮遊物の状態は次の基準により評価した。
◎ 外観上浮遊物なし ○ 外観上浮遊物は微か × 外観上浮遊物多い 防カビ性:実施例1と同様に評価した。
表−6に示したように、黒白フィルムの処理においても
、本発明の方法によれば、水洗水の浮遊物の発生を防止
でき、また処理後フィルムの防カビ性をも付与できるこ
とがわかる。
手続補正書 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 1、事件の表示   昭和63年特許願第86796号
2、発明の名称   ハロゲン化銀写真感光材料の処理
方法3、補正をする者 事件との関係  出願人 名 称  (520)富士写真フィルム株式会社4、代
理人 5、補正命令の日付  自   発 6、補正の対象    明細書の発明の詳細な説明の欄
1、 明細書第3頁第1行目の“Proussing”
をr Processing」と補正する。
2、 同書第3頁第5行目の“変退色”を「変退色jと
補正する。
3、 同書第6頁第14行目の“1つの”を「1つに」
と補正する。
4、 同書第17頁第5行目の“62−17742号″
の後に「公報第7ページ第9行目以下」を挿入する。
5、 同書第17頁第6行目の“れた化合物を”を「れ
た緩衝剤を」と補正する。
6、 同書第19頁第11〜12行目の“亜硫酸塩ヒド
ラジン類、”を「亜硫酸塩、ヒドラジン誘導体をはじめ
とするヒドラジン誘導体、」と補正する。
7、 同書第44頁第2〜3行目の“シアンカプラー・
・・1.84”を以下のように補正する。
「シアンカプラー(EXC)  ・・・・・・0.34
 J8、 同書第47頁<7)EXC−1、EXC−2
及びこれらの構造式を下記の記載と置き換える。
α R=H,C2H5,C,)1.のものの1:3:6混合
物(重量比) 」 9、 同書第56頁最下行の“テトラメチレンスルホン
酸”を「テトラメチレンホスホン酸」と訂正する。
lO1同書第57頁第1〜3行目の“トリエチレン・・
・オクタン)”を「トリエタノールアミン、jと補正す
る。
11、同書第63頁第8行目の“考える”を「考えられ
る」と補正する。
12、同書第76頁のC−10の構造を下記のように補
正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 露光されたハロゲン化銀感光材料を、現像、定着、水洗
    及び/又は安定化工程を含む処理工程で処理するにあた
    り、少くとも1つの処理工程において下記一般式( I
    )で表わされる化合物を含有する処理液を用いることを
    特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・( I
    ) (式中R_1〜R_4は互に異っても同一でもよく、水
    素原子、アルキル基、アリール基を表わし、互に結合し
    て5〜7員環を形成してもよい。R_5はハロゲン原子
    を表わし、Xは−O−、−S−、▲数式、化学式、表等
    があります▼を表わし、R_6はハロゲン原子を表わす
    。)
JP63086796A 1988-04-08 1988-04-08 ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 Expired - Fee Related JPH07117709B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63086796A JPH07117709B2 (ja) 1988-04-08 1988-04-08 ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63086796A JPH07117709B2 (ja) 1988-04-08 1988-04-08 ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01257945A true JPH01257945A (ja) 1989-10-16
JPH07117709B2 JPH07117709B2 (ja) 1995-12-18

Family

ID=13896749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63086796A Expired - Fee Related JPH07117709B2 (ja) 1988-04-08 1988-04-08 ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07117709B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5687574A (en) * 1979-12-19 1981-07-16 Montedison Spa Thiazoleederived bactericidal 11oxide and 1*11dioxide
JPS6374059A (ja) * 1986-09-18 1988-04-04 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2629740A (en) 1948-05-04 1953-02-24 American Cyanamid Co Polyether amines and a process for their production

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5687574A (en) * 1979-12-19 1981-07-16 Montedison Spa Thiazoleederived bactericidal 11oxide and 1*11dioxide
JPS6374059A (ja) * 1986-09-18 1988-04-04 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07117709B2 (ja) 1995-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04359249A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料用の処理液及びそれを用いた処理方法
JPH04337729A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法及び写真            用漂白定着組成物
JPH04143756A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法
US5055381A (en) Method for processing silver halide photosensitive materials including the replenishing of washing water having a controlled amount of calcium and magnesium compounds
JPS6352140A (ja) ハロゲン化銀カラ−写真感光材料の処理方法
JPH0193740A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
JP2648916B2 (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
JPH02100049A (ja) カラー画像形成方法
JPH01147455A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JPH01257945A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法
JPH0312649A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JPS61120145A (ja) ハロゲン化銀カラ−写真感光材料の処理方法
JPH01134449A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JPH01114843A (ja) 補充方法
JPS62249159A (ja) ハロゲン化銀カラ−写真感光材料の処理方法
JPS62189463A (ja) ハロゲン化銀カラ−写真感光材料の処理方法
JPS62246055A (ja) ハロゲン化銀カラ−写真感光材料の処理方法
JPS6374060A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法
JPH01292339A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
JPH0339736A (ja) カラー画像形成法
JPS62189466A (ja) ハロゲン化銀カラ−写真感光材料の処理方法
JPH02308244A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JPS6370856A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法
JPS6374059A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法
JPH03158848A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071218

Year of fee payment: 12

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees