JPH0125648Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0125648Y2
JPH0125648Y2 JP19603883U JP19603883U JPH0125648Y2 JP H0125648 Y2 JPH0125648 Y2 JP H0125648Y2 JP 19603883 U JP19603883 U JP 19603883U JP 19603883 U JP19603883 U JP 19603883U JP H0125648 Y2 JPH0125648 Y2 JP H0125648Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
hinge
workpiece
opening
mask body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19603883U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60104272U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19603883U priority Critical patent/JPS60104272U/ja
Publication of JPS60104272U publication Critical patent/JPS60104272U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0125648Y2 publication Critical patent/JPH0125648Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、塗装用マスクに関するものであ
る。
第1図は本考案の技術課題を説明するための概
略図であつて、図中のマスクはワークの塗装面
(図中、×印を施した部分)が上面から側面にかけ
て設定されている場合に利用されるものである。
同図に示すマスク本体2′は下向きに開口する角
箱状に形成されており、その一下縁に取付けられ
たヒンジHによつて開閉可能とされている。とこ
ろが、このヒンジHの位置、すなわちマスク本体
2′の開閉中心がマスク本体2′の下縁とほぼ同じ
高さ位置に設定されているため、ワークWの塗装
面の側面高さが高くなるにつれて、マスク本体の
開閉時にマスク本体2′の下縁とワークWとの干
渉を生じやすくなる。このように、第1図に示す
ような単純な開閉機構によるマスクでは、ワーク
における塗装面の側面高さが高い場合への適用が
困難と言える。
そこで本考案は、塗装面の側面高さの高いワー
クにも適用可能なマスクの提供を目的とした。そ
して、この目的を達成するために、本考案は次の
ように構成される。
すなわち本考案は、下向きに開口する箱型状に
形成されかつ塗装面を露出させた状態でワークに
対し開閉可能に被装されるマスク本体は、その中
央部で前後に分割されるとともに、後側の第1マ
スクはその下縁部において固定部材に対し第1ヒ
ンジを介して垂直面内の回動可能に蝶着され、一
方前側の第2マスクは第1マスクに対し第2ヒン
ジを介して第1マスクと同方向への回動可能に蝶
着され、かつ第2ヒンジは第2マスクの開閉時に
ワークとの干渉を回避しうるように前記第1ヒン
ジより高位置に配置されていることを、その要旨
として構成される。
本考案は、上記のように構成されている。した
がつて、マスク本体の開放時には、まず第2マス
クが第2ヒンジを中心として開放され、次いで第
1・第2マスク共々が第1ヒンジを中心として回
動され、これによつてマスク本体全体が開放され
る。一方閉止時には、上記と逆順に動作される。
そして、本考案では、マスク本体の開閉時、特に
第2マスクの開閉に際し、その回動中心が従来よ
り高位置に設定されているため、塗装面の側面高
さが高く設定されているワークに対しても干渉を
可及的に回避しうる。したがつて、マスク本体の
開閉動作を円滑に行うことができる。
以下、本考案を具体化した実施例を図面に基い
て詳細に説明する。
まず、第2図および第3図によつて本例の塗装
対象物について説明する。本例の塗装対象物は、
自動車の運転席と助手席との間に装着される合成
樹脂製のコンソールボツクスCにおいて、オーデ
イオ機器等を取付けるための開口部Kを有するア
ツパコンソールWである。そして、塗装面Pは左
右の側壁SWによつて挾まれたオーデイオ装着部
ASの表面側全面(第3図において斜線を施した
部分)とする。
次に、本例の塗装マスクを第4図および第5図
によつて説明する。但し、本例の塗装マスクはア
ツパコンソール(ワークWとも言う。)を2個同
時にマスキングすることができる。
さて、1はベースであり、その上方には所定間
隔をおいてマスク本体2が水平状に対向してい
る。そして、同マスク本体2はその後端下縁に張
出されたフランジ3bにおいてベース1上面から
立設された左右一対のブラケツト4にそれぞれ取
付けられた第1ヒンジ5を介して接続されてお
り、このことによつてマスク本体2はベース1に
対し垂直面内の開閉動作をなしうる。また、マス
ク本体2はその全体が両ワークWを被装可能な下
向きに開口する角箱状に形成されるとともに、そ
の中央部で前後に分割されており、後側(マスク
本体2の回動中心側)に第1マスク2a、前側
(自由端側)に第2マスク2bとしてそれぞれ備
える。第1・第2の両マスク2a,2bはその上
部間相互が左右一対の第2ヒンジ6を介して蝶着
されていて、第2マスク2bが第1マスク2aと
同方向への回動可能とされている。また、両マス
ク2a,2bの左右両側面は相互に重ね合わされ
ており、この重ね合わせ部分において、第1マス
ク2a側には弧状の長孔7がそれぞれ穿孔され、
逆に第2マスク2bにはこの長孔7に沿つて変位
しうる開度規制用のピン8が常には長孔7の後端
位置に係合された状態で突出されている。したが
つて、第2マスク2bの第1マスク2aに対する
回動範囲は長孔7に設定された範囲に規制される
ことになり、本例ではその角度が約20゜に設定さ
れている。さらに、第2マスク2bにおいて左右
両側面の前部には水平状にスリツト9が穿孔され
ていて、各スリツト9にはそれぞれマスク本体2
の開閉用シリンダ10に接続されたピン11が突
入されている。
また、両マスク2a,2bはそれぞれワークW
の塗装面Pに対応して、その上面中央部から前後
の側面にかけてそれぞれ連続して開口されるとと
もに、その開口部の左右両側にはワークWの両側
壁SWとの干渉を回避しうるように、膨部12が
それぞれ一体に膨出形成されている。一方、両マ
スク2a,2bの内部において、ベース1の上面
からは前後一対の支持ブロツク13が立設されて
おり、ワークWのオーデイオ装着部ASを裏面側
から受承することによつてワークW全体をそれぞ
れ保持することができる。また、前後の支持ブロ
ツク13間においてベース1からは、それぞれの
頂部にプレート14が固着された支柱15が立設
されるとともに、各プレート14はワークWの開
口部Kからの塗料粒子の浸入を規制しうるように
形成されている。
なお、16は塗装用ノズルであり、このノズル
16は塗装時においてその噴射口が常に両ワーク
Wの塗装面Pに向けた状態で垂直面内の円弧運動
をなしうるように設定されている。
引き続き、上記のように形成された本例の塗装
用マスクの作用と効果を具体的に説明する。
第4図に示すワークWがセツトされている状態
において、塗装用ノズル16による塗装作業が完
了すれば、ワークWを取出すために、マスク本体
2が開放される。すなわち、両開閉用シリンダ1
0を伸長させると、ピン11によりまず第2マス
ク2bが第2ヒンジ6を中心として持上げられ
る。一方、このときには両マスク2a,2bの重
ね合わせ部分においてピン8が長孔7に沿つて変
位するため、長孔7の終端(前端)に係合された
時点で第2マスク2bは第1マスク2aに対する
開度が規制される。この後、さらにシリンダ10
が伸長されると、マスク本体2はその前側(第2
マスク2b)が半開きの状態を保持したまま、全
体が第1ヒンジ5を中心として開放される。こう
してマスク本体2全体が所定角度まで開放されれ
ば、シリンダ10の伸長動作が停止し、塗装の完
了されたワークWが取出される。
一方、ワークWをセツトした後、マスク本体2
を閉止する場合にはシリンダ10が収縮されるこ
とによつて、マスク本体2は上記と逆順にして閉
止される。つまり、まず第1マスク2aが第1ヒ
ンジ5を中心として閉止され、続いて第2マスク
2bが第2ヒンジ6を中心として閉止され、かく
してワークW全体のマスキングがなされて次回の
塗装作業に備えられる。
さて、本例塗装マスクにあつては、マスク本体
2が第1・第2のマスク2a,2bに分割され、
かつ第2ヒンジ6の取付け位置が第2マスク2b
のフランジ3aより高位置に設定してあるため、
マスク本体2の開放初期あるいは閉止後期ではフ
ランジ3aの回動軌跡が第4図に想像線で示すよ
うに、ワークWの前方、つまりワークWと干渉し
ないところで描かれることになり、したがつてマ
スク本体2の開閉動作が円滑になされる。
以上のように、本例塗装マスクによれば、簡易
な構造でありながら、塗装面の側面高さが高いも
のであつても、マスク本体の開閉に際してワーク
との干渉を常に回避しうる。このため、マスク本
体の開閉動作が常に円滑である。また、マスク本
体の自由端側における干渉回避のための最も簡易
な手段としては、単に第1ヒンジをより高位置に
設定すればよいのであるが、これでは第1ヒンジ
が塗装時の障害物となる。この意味において、本
例塗装マスクは塗装作業の円滑性の保持にも寄与
しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の技術課題を説明するための説
明図、第2図は自動車のコンソールボツクス全体
を示す斜視図、第3図はアツパコンソールを示す
斜視図、第4図は本例塗装マスク全体を示す斜視
図、第5図は第4図のA−A線断面図である。 2……マスク本体、2a,2b……第1・第2
マスク、5……第1ヒンジ、6……第2ヒンジ、
W……アツパコンソール(ワーク)、P……塗装
面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下向きに開口する箱型状に形成されかつ塗装面
    を露出させた状態でワークに対し開閉可能に被装
    されるマスク本体は、その中央部で前後に分割さ
    れるとともに、後側の第1マスクはその下縁部に
    おいて固定部材に対し第1ヒンジを介して垂直面
    内の回動可能に蝶着され、一方前側の第2マスク
    は第1マスクに対し第2ヒンジを介して第1マス
    クと同方向への回動可能に蝶着され、かつ第2ヒ
    ンジは第2マスクの開閉時にワークとの干渉を回
    避しうるように前記第1ヒンジより高位置に配置
    されていることを特徴とする塗装用マスク。
JP19603883U 1983-12-19 1983-12-19 塗装用マスク Granted JPS60104272U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19603883U JPS60104272U (ja) 1983-12-19 1983-12-19 塗装用マスク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19603883U JPS60104272U (ja) 1983-12-19 1983-12-19 塗装用マスク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60104272U JPS60104272U (ja) 1985-07-16
JPH0125648Y2 true JPH0125648Y2 (ja) 1989-08-01

Family

ID=30420795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19603883U Granted JPS60104272U (ja) 1983-12-19 1983-12-19 塗装用マスク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60104272U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60104272U (ja) 1985-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0125648Y2 (ja)
JPH09206644A (ja) 塗装用ドア治具
JPH0137310Y2 (ja)
JPH0439079Y2 (ja)
JPH0356410Y2 (ja)
JPS6338015A (ja) 車両のエクストラクタ構造
JPS647087Y2 (ja)
JPS594810Y2 (ja) 自動車用ドアヒンジ
JPH0442201Y2 (ja)
JPS5854309Y2 (ja) 自動車のドア開閉固定治具
JPS6334065B2 (ja)
JPS5941883Y2 (ja) 車両用物入れ蓋のヒンジ構造
JPS6221458Y2 (ja)
JPH11262707A (ja) ドアの仮止め金具
JPS641253Y2 (ja)
JPH0512455Y2 (ja)
JPS5939374A (ja) 自動車の塗装方法
JPH0338012Y2 (ja)
JPH042105Y2 (ja)
JP2679131B2 (ja) 自動車のドアヒンジ
JPH0210059Y2 (ja)
JP3399168B2 (ja) 自動車のフードヒンジ
JPH0449513U (ja)
JPH0218763Y2 (ja)
JPH0319487Y2 (ja)