JP2679131B2 - 自動車のドアヒンジ - Google Patents

自動車のドアヒンジ

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JP2679131B2
JP2679131B2 JP63170367A JP17036788A JP2679131B2 JP 2679131 B2 JP2679131 B2 JP 2679131B2 JP 63170367 A JP63170367 A JP 63170367A JP 17036788 A JP17036788 A JP 17036788A JP 2679131 B2 JP2679131 B2 JP 2679131B2
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成一 佐藤
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は自動車のドアヒンジに関する。
b. 従来の技術 第9図のように自動車のドアヒンジには各種のものが
採用されており、最も一般的なものは1軸式回転ヒンジ
である。しかし、1軸式回転ヒンジは、第10図のように
回転中心Oがドア100の端部aより内側に存在するため
ドア100の端部aが車体内101に入り込んでくる。このた
め、ドア100の開き角度が制限される。
そこで、リンクの組合わせによってドアの開き角度を
大きくした4リンク方式が採用されている(実開昭62−
2415号公報)。
c. 発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような先行技術では、リンクの組
合わせによる回転ヒンジのため機構が複雑となる。ま
た、リンクの回転中心(ピン部)を直列的にいくつか持
つため、荷重をささえるためにリンク本体が大きくな
り、ヒンジ全体として大型となる。
本発明は、上記課題を解決し、ドアの開口面積の拡大
を図り、外観の向上および風切り音の減少を図り得る自
動車のドアヒンジを提供することを目的とする。
d. 課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するため自動車ボディに設け
られたベースと、ドアに設けられたドアステーと、ドア
ステーの先端部に回転自在に支持されたコアとを備え、
上記ベース上の一点とドアステーの基部をリンクを介し
てリンク結合し、上記コアの偏心位置を偏心軸を介して
上記ベース上の他の点に軸支すると共に、上記リンクの
回動範囲内に上記コアを位置させたことにある。また、
自動車ボディに設けられたベースと、ドアに設けられた
ドアステーと、ドアステーに回転自在に支持されたコア
とを備え、上記コアの偏心位置を上記ベースに軸支し、
該ベース上の軸を中心とする円弧状のガイド溝をベース
板面に形成し、このガイド溝に係合する軸を上記ドアス
テーに軸支したことにある。
f. 実施例 以下本発明の一実施例を図面を参照しながら詳細に説
明する。
第1図および第2図は、フロントドアに適用した実施
例を示す概念断面図である。
第1図および第2図において、1は自動車のフロント
フェンダー、2はフロントピラーである。3はフロント
ピラー2にヒンジ機構4を介して装着されたフロントド
アである。ヒンジ機構4は、第3図のように、自動車の
フロントピラー2に装着されたベース5とフロントドア
3に装着されたドアステー6と、ドアステー6の先端部
に回転自在に支持されたコア7と、ベース5上の一点と
ドアステー6の基部をリンク結合する補助ステー8と、
上記コア7の偏心位置をベース5上の他の点に軸支する
偏心軸9とで構成されている。
上記ベース5は、2個所に一対のブラケット5a,5bを
設けたもので、これらブラケット5a,5bにそれぞれピン
孔10が設けられている。
上記ドアステー6は先端に円筒部6aが設けられ、この
円筒部6aに上記コア7を遊挿している。コア7は円筒体
の偏心位置にピン孔7aを設けており、このピン孔7aを上
記ベース5のピン孔10に合わせて軸9により偏心位置を
ピン留めされている。
補助ステー8はL字型に折曲げられたリンクであり、
両端部に取付け用のピン孔8a,8bが設けられている。
補助ステー8は一方のピン孔8aをベース5のピン孔10
にピン11留めし、他方のピン孔8bをドアステー6の基部
に設けられたピン孔6bにピン12留めしている。
次に、上記構成によるドアヒンジの作用を説明する。
ドアを閉めた状態では、第1図のように、補助ステー
8は車体側面と同方向に位置している。ドアステー6の
円筒部6aおよびコア7は補助ステー8のピン11,12相互
間に位置する。
次に、ドアを開放すると、第2図のように、補助ステ
ー8の軌跡Xのような回動により、ピン11を中心にドア
3が回動する。このとき、ドアステー6はコア7の偏心
位置が軸支されているので、コア7は回動しながら、そ
の中心位置を軌跡Yのように変化させる。これによっ
て、ドア3には軌跡Zのように補助ステー8の回転以上
の回転が与えられ、ドア3の開口部が拡大する。
g. 他の実施例 第4図ないし第6図は、バックドアに適用した本発明
の他の実施例で、第1図および第2図と同一部分には同
符号を付して示す。
13は自動車のボディ14後部に設けられたバックドアで
ある。バックドア13はヒンジ機構15を介してボディ14に
取付けられている。
ヒンジ機構15はボディ14に取付けられたベース16と、
バックドア13に取付けられたドアステー17と、ドアステ
ー17の先端部に回動可能に支持されたコア18とから構成
されている。
上記ベース16は互いに対向する一対のブラケット16a
を有し、これらブラケット16aの板面にピン孔19と、こ
のピン孔19を中心とする円弧状のガイド溝20がそれぞれ
設けられている。
一方、上記ドアステー17は、先端部に円筒部17aを形
成し、かつ外周側にピン孔21を設けている。上記円筒部
17aには、上記コア18が遊挿されている。該コア18の外
周面には軸方向の係合溝22が形成されており、この係合
溝22に係合するピン23を介してベース16のピン孔19に係
止されている。上記ドアステー17のピン孔21には、ベー
ス16のガイド溝20に係合するピン24が挿通されており、
ガイド溝20の範囲内でドアステー17の移動を許容するも
のである。
次に、上記ヒンジの作用を説明する。
バックドア13が閉じた状態では、第4図のように、ピ
ン孔21に留められたピン24はベース16のガイド溝20の一
端に係止されている。
そして、バックドア13が開き始めると、第7図のよう
に回転軸Aとなるベース16のピン23を中心に移動軸Bと
なるピン24が動き始める。
このとき、移動軸Bの動きは、回転中心Cとの間に出
来る角度θが小さくなるよう設定されたガイド溝20の
中を移動するため、自由回転中心Cはドアの回転力を受
けて押し出されるように移動する。
これにより、ドア端部の動きは第8図のように従来の
1軸ヒンジより内側を動くこととなる。aは従来のヒン
ジによるドア端部の軌跡、bは本発明のヒンジによるド
ア端部の軌跡である。O,O′はそれぞれの回転中心であ
る。L1,L2はボディとの間隔を示す。
h. 発明の効果 以上述べたように本発明による自動車のドアヒンジに
よれば、次のような効果を奏する。
請求項(1)において、自動車ボディに設けられたベ
ースと、ドアに設けられたドアステーと、ドアステーの
先端部に回転自在に支持されたコアとを備え、上記ベー
ス上の一点とドアステーの基部をリンクを介してリンク
結合し、上記コアの偏心位置を偏心軸を介して上記ベー
ス上の他の点に軸支すると共に、上記リンクの回動範囲
内に上記コアを位置させたので、ドアの開口面積を拡大
できることから乗降性の向上を図ることができる。ま
た、ドアが外側へ開くため見切り寸法を小さくできるこ
とから外観の向上が図れ、風切音を減少できる。さら
に、コア部を通じて直接ベースへ荷重を伝えるため剛性
が出し易くガタが少ない。
請求項(2)において、自動車ボディに設けられたベ
ースと、ドアに設けられたドアステーと、ドアステーに
回転自在に支持されたコアとを備え、上記コアの偏心位
置を上記ベースに軸支し、該ベース上の軸を中心とする
円弧状のガイド溝をベース板面に形成し、このガイド溝
に係合する軸を上記ドアステーに軸支したので、巻き込
み量が小さいためボディ側の凹形状が不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明による自動車のドアヒンジ
をフロントドアに適用した実施例を示す平面図、第3図
は第1図のドアヒンジの分解斜視図、第4図および第5
図は、本発明による自動車のドアヒンジをバックドアに
適用した実施例を示す側面図、第6図は第4図のドアヒ
ンジの分解斜視図、第7図は、第4図のドアヒンジの各
回転軸の軌跡を示す図、第8図はバックドアの開放時の
軌跡を示す概念図、第9図は自動車のフロントドアを示
す斜視図、第10図はフロントドアの開放時の軌跡を示す
図である。 1……フロントフェンダー、2……フロントピラー、 3……フロントドア、4,15……ヒンジ機構、 5,16……ベース、6,17……ドアステー、 7,18……コア、8……補助ステー、 9……偏心軸、10,19,21……ピン孔、 11,12……ピン、13……バックドア、 14……ボディ、20……ガイド溝、 22……係合溝。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車ボディに設けられたベースと、ドア
    に設けられたドアステーと、ドアステーの先端部に回転
    自在に支持されたコアとを備え、上記ベース上の一点と
    ドアステーの基部をリンクを介してリンク結合し、上記
    コアの偏心位置を偏心軸を介して上記ベース上の他の点
    に軸支すると共に、上記リンクの回動範囲内に上記コア
    を位置させたことを特徴とする自動車のドアヒンジ。
  2. 【請求項2】自動車ボディに設けられたベースと、ドア
    に設けられたドアステーと、ドアステーに回転自在に支
    持されたコアとを備え、上記コアの偏心位置を上記ベー
    スに軸支し、該ベース上の軸を中心とする円弧状のガイ
    ド溝をベース板面に形成し、このガイド溝に係合する軸
    を上記ドアステーに軸支したことを特徴とする自動車の
    ドアヒンジ。
JP63170367A 1988-07-08 1988-07-08 自動車のドアヒンジ Expired - Lifetime JP2679131B2 (ja)

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JPH0220783A JPH0220783A (ja) 1990-01-24
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