JP2002068019A - 自動車のフード装置 - Google Patents

自動車のフード装置

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JP2002068019A
JP2002068019A JP2000264162A JP2000264162A JP2002068019A JP 2002068019 A JP2002068019 A JP 2002068019A JP 2000264162 A JP2000264162 A JP 2000264162A JP 2000264162 A JP2000264162 A JP 2000264162A JP 2002068019 A JP2002068019 A JP 2002068019A
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JP2000264162A
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Keiichi Hirosaki
敬一 広崎
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車におけるフードに、衝撃力が与えられ
たとき、この衝撃力が所望の程度に緩和させられるよう
にし、かつ、衝撃力の緩和がより十分になされるように
する。 【解決手段】 フードヒンジ12が、車体静止側部材3
に固定される固定ブラケット16と、水平方向に延びそ
の一端部17側が上下に回動自在(A)となるよう他端
部18が第1枢支軸19により固定ブラケット16に枢
支される回動ブラケット20と、この回動ブラケット2
0の一端部17側を上下方向で固定ブラケット16の所
定位置に支持させると共に、回動ブラケット20に対し
その上方から所定値以上の外力が与えられたとき破断し
て固定ブラケット16に対する回動ブラケット20の支
持を解除するヒューズ手段24と、回動ブラケット20
にフード11の他端部を枢支させる第2枢支軸25とを
備える。第1、第2枢支軸19,25を水平方向で互い
に偏位させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、フードと、このフ
ードを車体静止側部材に対し回動自在に枢支させるフー
ドヒンジとを備えた自動車のフード装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】上記自動車のフード装置には、従来、特
開平11−20740号公報で示されたものがある。
【0003】上記公報のものによれば、フード装置は、
車体静止側部材の上端部に形成されて上方に向って開口
する車体開口を、その上方から開閉自在に閉じるフード
と、このフードの前端部側が上方に向って往復回転自在
となるよう上記フードの後端部を上記車体静止側部材に
枢支させるフードヒンジとを備えている。
【0004】また、上記フードヒンジは、上記車体静止
側部材に固定される固定ブラケットと、この固定ブラケ
ットに形成され上下方向に長く延びる前後一対の長孔
と、これら長孔に挿通された摩擦式の前後一対の固定具
により上記固定ブラケットに取り付けられる可動ブラケ
ットと、この可動ブラケットに上記フードの他端部を枢
支させる枢支軸とを備えている。
【0005】そして、自動車の走行中の衝突時など、上
記フードに、その上方から何らかの物体が衝突して衝撃
力が与えられたときには、上記各固定具と可動ブラケッ
トとが上記各長孔に沿うよう下方に向って上記固定ブラ
ケットに対し摩擦しながら摺動し、もって、上記衝撃力
が緩和されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、次のような問題がある。
【0007】第1に、上記衝撃力は、固定ブラケットに
対する各固定具と可動ブラケットの摩擦力に基づいて緩
和されるが、上記固定具により、上記摩擦力を所定の値
に調整することは容易でなく、よって、上記衝撃力を所
望の程度に緩和させることは容易でない。
【0008】第2に、上記衝撃力は、上記前後一対の固
定具によりそれぞれ支持されるが、上記衝撃力の作用点
は、上記両固定具の中央から大きく偏位しているため、
上記各固定具に与えられる衝撃力の大きさが不均一とな
って、上記固定ブラケットに対し可動ブラケットが傾き
がちとなり、これにより、上記各長孔に沿っての各固定
具の円滑な摺動が阻害されて、上記衝撃力の緩和が不十
分になるおそれを生じる。
【0009】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、自動車におけるフードに、その上方から
何らかの物体が衝突して衝撃力が与えられたとき、この
衝撃力が所望の程度に緩和させられるようにし、かつ、
上記衝撃力の緩和がより十分になされるようにすること
を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車のフード装置は、次の如くである。
【0011】請求項1の発明は、車体静止側部材3の上
端部に形成されて上方に向って開口する車体開口8を、
その上方から開閉自在に閉じるフード11と、このフー
ド11の前後方向の一端部側が上方に向って往復回転自
在となるよう上記フード11の他端部を上記車体静止側
部材3に枢支させるフードヒンジ12とを備えた自動車
のフード装置において、
【0012】上記フードヒンジ12が、上記車体静止側
部材3に固定される固定ブラケット16と、水平方向に
延びその一端部17側が上下に回動自在(A)となるよ
う他端部18が第1枢支軸19により上記固定ブラケッ
ト16に枢支される回動ブラケット20と、この回動ブ
ラケット20の上記一端部17側を上下方向で上記固定
ブラケット16の所定位置に支持させると共に、上記回
動ブラケット20に対しその上方から所定値以上の外力
が与えられたとき破断して上記固定ブラケット16に対
する回動ブラケット20の支持を解除するヒューズ手段
24と、上記回動ブラケット20に上記フード11の他
端部18を枢支させる第2枢支軸25とを備え、上記第
1、第2枢支軸19,25を水平方向で互いに偏位させ
たものである。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記固定ブラケット16に対する上記回動ブラケッ
ト20の上記ヒューズ手段24による支持が解除された
とき、上記回動ブラケット20の一端部17側の下端部
が上記固定ブラケット16の下端部よりも下方にまで回
動可能としたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0015】図1〜4において、符号1は自動車で、矢
印Frはこの自動車1の前方を示している。
【0016】上記自動車1の車体2の前部は、車体静止
側部材3としての左右一対のフェンダエプロンメンバ
4,4と、これら各フェンダエプロンメンバ4をその外
方から覆うと共にこれら各フェンダエプロンメンバ4に
固定されて支持される左右一対のフロントフェンダ5,
5とを備えている。
【0017】上記左右フェンダエプロンメンバ4,4の
間の空間がエンジンルーム7とされ、上記車体静止側部
材3の上端部には、上記左右フロントフェンダ5,5の
各上端部の間に上方に向って開口する車体開口8が形成
され、この車体開口8を通し、上記エンジンルーム7が
車体2の上方に向って開放されている。
【0018】上記車体2は、上記車体開口8をその上方
から開閉自在に閉じるフード装置10を備えている。
【0019】上記フード装置10は、上記車体開口8を
その上方から開閉自在に閉じてほぼ水平に延びる板金製
フード11と、このフード11の前後方向の一端部側
(前端部側)が上方に向って往復回動自在となるよう上
記フード11の他端部(後端部)を上記車体静止側部材
3の各フェンダエプロンメンバ4に枢支させる左右一対
のフードヒンジ12,12と、上記フード11の一端部
(前端部)を車体静止側部材3に係脱自在に係止させる
係止具13とを備えている。
【0020】図1,3,4において、上記各フードヒン
ジ12は、上記フェンダエプロンメンバ4の上面にスポ
ット溶接などにより固定される板金製固定ブラケット1
6と、水平方向(前後方向)に延びその一端部17側が
上下に回動自在(A)となるよう他端部18が第1枢支
軸19により上記固定ブラケット16の前部に枢支され
る板金製回動ブラケット20とを備えている。
【0021】上記の場合、回動ブラケット20の一端部
17はこの回動ブラケット20の後端部に相当し、上記
他端部18は前端部に相当している。また、上記第1枢
支軸19はその軸心21が車体2の幅方向に延び、上記
第1枢支軸19の軸心21回りで、上記回動ブラケット
20の一端部17側が回動自在(A)とされている。
【0022】また、上記各フードヒンジ12は、上記回
動ブラケット20の上記一端部17側を上下方向で、上
記固定ブラケット16の所定位置に支持させると共に上
記回動ブラケット20に対しその上方から所定値以上の
外力が与えられたとき破断して上記固定ブラケット16
に対する回動ブラケット20の支持を解除する単一のヒ
ューズ手段24と、上記回動ブラケット20の一端部1
7に上記フード11の他端部(後端部)を枢支させる第
2枢支軸25とを備えている。
【0023】上記ヒューズ手段24は、車体2の幅方向
に延びる共通の軸心26上で、上記固定ブラケット16
と回動ブラケット20の一端部17とにそれぞれ形成さ
れる断面円形のヒューズ孔27,27と、これらヒュー
ズ孔27,27に密嵌状に嵌入(圧入)される断面円形
の単一の剪断ピン28とを備え、この剪断ピン28が前
記したように破断可能とされている。また、上記第2枢
支軸25の軸心29も車体2の幅方向に延び、上記第2
枢支軸25の軸心29を中心として上記フード11の他
端部側(前端部側)が回動自在とされている。
【0024】上記の場合、第1、第2枢支軸19,25
の破断強度は、上記剪断ピン28に比べて十分に大きく
されている。また、上記剪断ピン28は硬質の樹脂製と
されるが、軽金属などであってもよい。また、上記第1
枢支軸19と第2枢支軸25とは水平方向(前後方向)
で、互いに偏位させられている。更に、上記水平方向
(前後方向)で、上記第2枢支軸25の軸心29から上
記第1枢支軸19の軸心21に至る距離L1よりも、上
記第2枢支軸25の軸心29からヒューズ手段24の剪
断ピン28の軸心26に至る距離L2が短くされてい
る。
【0025】上記フード11は、上記車体開口8を全体
的に閉じるフード本体32と、このフード本体32に締
結具33により固定されると共に上記フード本体32の
前後方向の一端部(後端部)から突出する左右一対の回
転アーム34,34とを備え、これら各回転アーム34
の突出端が上記第2枢支軸25により上記回動ブラケッ
ト20に枢支されている。
【0026】図5,6において、上記回動ブラケット2
0と回転アーム34の各下方における上記車体静止側部
材3のフェンダエプロンメンバ4の部分には貫通孔36
が形成されている。上記ヒューズ手段24の剪断ピン2
8が破断して(図6中剪断ピン28a,28b)、上記
固定ブラケット16に対する回動ブラケット20の上記
ヒューズ手段24による支持が解除されたとき、上記回
動ブラケット20の一端部17側は下方に回動し(図
5,6中B)、また、この回動ブラケット20の一端部
17側の下方への回動に伴い、上記フード11の回転ア
ーム34も下方移動する。この際、上記回動ブラケット
20の一端部17側と回転アーム34の各下端部が上記
貫通孔36に嵌入して、上記固定ブラケット16の下端
部よりも下方にまで回動可能とされている。
【0027】上記構成によれば、フードヒンジ12が、
上記車体静止側部材3に固定される固定ブラケット16
と、水平方向に延びその一端部17側が上下に回動自在
(A)となるよう他端部18が第1枢支軸19により上
記固定ブラケット16に枢支される回動ブラケット20
と、この回動ブラケット20の上記一端部17側を上下
方向で上記固定ブラケット16の所定位置に支持させる
と共に、上記回動ブラケット20に対しその上方から所
定値以上の外力が与えられたとき破断して上記固定ブラ
ケット16に対する回動ブラケット20の支持を解除す
るヒューズ手段24と、上記回動ブラケット20に上記
フード11の他端部18を枢支させる第2枢支軸25と
を備え、上記第1、第2枢支軸19,25を水平方向で
互いに偏位させてある。
【0028】このため、特に、図5,6で示すように、
自動車1の走行中の衝突時など、上記フード11に、そ
の上方から何らかの物体38が衝突して、衝撃力Fが与
えられたときには、上記衝撃力Fは、上記第2枢支軸2
5を介し上記回動ブラケット20に与えられる。この場
合、上記したように、第1枢支軸19と第2枢支軸25
とは水平方向で互いに偏位させられているため、上記第
2枢支軸25を介し回動ブラケット20に与えられる衝
撃力Fのほぼ全てが上記第1枢支軸19に与えられると
いうことは防止され、衝撃力Fの一部が上記ヒューズ手
段24の剪断ピン28に剪断力として与えられる。
【0029】そして、上記ヒューズ手段24の剪断ピン
28に与えられる衝撃力Fが、上記剪断ピン28の破断
強度である所定値以上の外力とされたときには、上記剪
断ピン28は破断して(図6)、上記固定ブラケット1
6に対する回動ブラケット20の一端部17側の支持を
解除し、上記回動ブラケット20の一端部17側が下方
に回動し(図6中B)、また、この回動ブラケット20
の一端部17の下方への回動に伴い、上記回動ブラケッ
ト20の一端部17に第2枢支軸25により枢支されて
いるフード11も下方へ移動する。
【0030】よって、上記衝撃力Fは、上記ヒューズ手
段24の剪断ピン28の破断と、上記フード11の下方
への移動とにより緩和され、その分、車体2や物体38
への外力の負荷が軽減される。
【0031】上記の場合、ヒューズ手段24の剪断ピン
28は、予め、所定値以上の外力で破断する性質を与え
られるものであるため、上記ヒューズ手段24の組み付
け時に所定値以上の外力で破断するよう調整する、とい
う煩雑な作業は不要であり、その分、上記衝撃力Fを所
望の程度に緩和させるということは、上記ヒューズ手段
24の簡単な組み付け作業により、より確実に達成され
る。
【0032】また、前記したように、上記第2枢支軸2
5の軸心29から上記第1枢支軸19の軸心21に至る
距離L1よりも、上記第2枢支軸25の軸心29からヒ
ューズ手段24の剪断ピン28の軸心26に至る距離L
2を短くしてある。
【0033】このため、上記衝撃力Fにより、第2枢支
軸25を介し第1枢支軸19に与えられる外力よりも、
上記剪断ピン28に与えられる外力の方が大きくなり、
よって、上記ヒューズ手段24の剪断ピン28は、より
確実に破断して上記衝撃力Fをより確実に緩和する。
【0034】しかも、上記ヒューズ手段24の剪断ピン
28は単一だけ設けられているため、その破断強度の管
理が容易であり、その分、上記衝撃力Fを所望の程度に
緩和させるということが、さらに確実に達成される。
【0035】また、前記したように、固定ブラケット1
6に対する上記回動ブラケット20の上記ヒューズ手段
24による支持が解除されたとき、上記回動ブラケット
20の一端部17側の下端部が上記固定ブラケット16
の下端部よりも下方にまで回動可能としてある。
【0036】このため、上記したように、衝撃力Fによ
りヒューズ手段24の剪断ピン28が破断して、上記フ
ード11が下方へ移動するとき、この移動量を十分に大
きくさせることができる。
【0037】よって、その分、上記衝撃力Fがより十分
に緩和されて、車体2や物体38への外力の負荷がより
軽減される。
【0038】なお、以上は図示の例によるが、上記固定
ブラケット16は、第1枢支軸19を支承する部分と、
ヒューズ手段24を支承する部分とを互いに別体に形成
してもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0040】請求項1の発明は、上記構成によれば、車
体静止側部材の上端部に形成されて上方に向って開口す
る車体開口を、その上方から開閉自在に閉じるフード
と、このフードの前後方向の一端部側が上方に向って往
復回転自在となるよう上記フードの他端部を上記車体静
止側部材に枢支させるフードヒンジとを備えた自動車の
フード装置において、
【0041】上記フードヒンジが、上記車体静止側部材
に固定される固定ブラケットと、水平方向に延びその一
端部側が上下に回動自在となるよう他端部が第1枢支軸
により上記固定ブラケットに枢支される回動ブラケット
と、この回動ブラケットの上記一端部側を上下方向で上
記固定ブラケットの所定位置に支持させると共に、上記
回動ブラケットに対しその上方から所定値以上の外力が
与えられたとき破断して上記固定ブラケットに対する回
動ブラケットの支持を解除するヒューズ手段と、上記回
動ブラケットに上記フードの他端部を枢支させる第2枢
支軸とを備え、上記第1、第2枢支軸を水平方向で互い
に偏位させてある。
【0042】このため、自動車の走行中の衝突時など、
上記フードに、その上方から何らかの物体が衝突して、
衝撃力が与えられたときには、上記衝撃力は、上記第2
枢支軸を介し上記回動ブラケットに与えられる。この場
合、上記したように、第1枢支軸と第2枢支軸とは水平
方向で互いに偏位させられているため、上記第2枢支軸
を介し回動ブラケットに与えられる衝撃力のほぼ全てが
上記第1枢支軸に与えられるということは防止され、衝
撃力の一部が上記ヒューズ手段に与えられる。
【0043】そして、上記ヒューズ手段に与えられる衝
撃力が、その破断強度である所定値以上の外力とされた
ときには、上記ヒューズ手段は破断して、上記固定ブラ
ケットに対する回動ブラケットの一端部側の支持を解除
し、上記回動ブラケットの一端部側が下方に回動し、ま
た、この回動ブラケットの一端部の下方への回動に伴
い、上記回動ブラケットの一端部に第2枢支軸により枢
支されているフードも下方へ移動する。
【0044】よって、上記衝撃力は、上記ヒューズ手段
の破断と、上記フードの下方への移動とにより緩和さ
れ、その分、車体や物体への外力の負荷が軽減される。
【0045】上記の場合、ヒューズ手段は、予め、所定
値以上の外力で破断する性質を与えられるものであるた
め、上記ヒューズ手段の組み付け時に所定値以上の外力
で破断するよう調整する、という煩雑な作業は不要であ
り、その分、上記衝撃力を所望の程度に緩和させるとい
うことは、上記ヒューズ手段の簡単な組み付け作業によ
り、より確実に達成される。
【0046】請求項2の発明は、上記固定ブラケットに
対する上記回動ブラケットの上記ヒューズ手段による支
持が解除されたとき、上記回動ブラケットの一端部側の
下端部が上記固定ブラケットの下端部よりも下方にまで
回動可能としてある。
【0047】このため、上記したように、衝撃力により
ヒューズ手段が破断して、上記フードが下方へ移動する
とき、この移動量を十分に大きくさせることができる。
【0048】よって、その分、上記衝撃力がより十分に
緩和されて、車体や物体への外力の負荷がより軽減され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1−1線矢視断面図である。
【図2】自動車の斜視図である。
【図3】図1で示したものの斜視図である。
【図4】図1の4−4線矢視断面図である。
【図5】作用を説明する図で、図1に相当する図であ
る。
【図6】作用を説明する図で、図4に相当するである。
【符号の説明】
1 自動車 2 車体 3 車体静止側部材 8 車体開口 10 フード装置 11 フード 12 フードヒンジ 13 係止具 16 固定ブラケット 17 一端部 18 他端部 19 第1枢支軸 20 回動ブラケット 21 軸心 24 ヒューズ手段 25 第2枢支軸 26 軸心 27 ヒューズ孔 28 剪断ピン 29 軸心 38 物体 L1 距離 L2 距離 F 衝撃力

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体静止側部材の上端部に形成されて上
    方に向って開口する車体開口を、その上方から開閉自在
    に閉じるフードと、このフードの前後方向の一端部側が
    上方に向って往復回転自在となるよう上記フードの他端
    部を上記車体静止側部材に枢支させるフードヒンジとを
    備えた自動車のフード装置において、 上記フードヒンジが、上記車体静止側部材に固定される
    固定ブラケットと、水平方向に延びその一端部側が上下
    に回動自在となるよう他端部が第1枢支軸により上記固
    定ブラケットに枢支される回動ブラケットと、この回動
    ブラケットの上記一端部側を上下方向で上記固定ブラケ
    ットの所定位置に支持させると共に、上記回動ブラケッ
    トに対しその上方から所定値以上の外力が与えられたと
    き破断して上記固定ブラケットに対する回動ブラケット
    の支持を解除するヒューズ手段と、上記回動ブラケット
    に上記フードの他端部を枢支させる第2枢支軸とを備
    え、上記第1、第2枢支軸を水平方向で互いに偏位させ
    た自動車のフード装置。
  2. 【請求項2】 上記固定ブラケットに対する上記回動ブ
    ラケットの上記ヒューズ手段による支持が解除されたと
    き、上記回動ブラケットの一端部側の下端部が上記固定
    ブラケットの下端部よりも下方にまで回動可能とした請
    求項1に記載の自動車のフード装置。
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