JPH01241550A - 写真フィルムパトローネ用容器キャップ - Google Patents

写真フィルムパトローネ用容器キャップ

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JPH01241550A
JPH01241550A JP6730888A JP6730888A JPH01241550A JP H01241550 A JPH01241550 A JP H01241550A JP 6730888 A JP6730888 A JP 6730888A JP 6730888 A JP6730888 A JP 6730888A JP H01241550 A JPH01241550 A JP H01241550A
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ldpe resin
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、写真フィルムパトローネ用の容器キャップに
関するものである。
〔従来の技術] 従来写真フィルムパトローネ用容器キャップは低温での
柔軟性確保、容器本体との嵌合密封性確保及び射出成形
の際のパリや糸引き、ゲート跡を小さくするために密度
が0.927g/cffl(JIS K6760)、メ
ルトインデックス(JIS K6760)(以後Mlと
表示)が4.0g/10分の高圧法分岐状低密度ポリエ
チレン(以後LDPEと表示)樹脂が使用されていた。
そして、これらは透明性が劣るためとホットランナ一方
式の射出成形では滞留樹脂が焼けこげて着色し、成形経
時と共に製造された容器キャンプに斑点状の黒褐色の着
色故障が発生した。この着色故障を目立たないようにす
るために、通常カーボンブラック等を添加して黒色に着
色していた。
本出願人は、特定の樹脂を用いてこの着色故障発生を防
止した無着色の写真フィルムパトローネ用容器キャップ
を既に開示している(特開昭62−210457号公報
等)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のMIが4.0g/10分のLDP
E樹脂を使用した容器キャップの場合は成形故障(ショ
ートショット、反り、模れ、変形等)が多く、且つ高い
樹脂温度にしないと射出成形性が悪く、高い樹脂温度に
する結果、熱安定性が悪くなっていた。無着色の容器キ
ャップの場合は通常のホットランナ一方式の多数個取り
射出成形方法で連続製造されるとスクリュー、マニホー
ルド、ホットランナ−等に滞留している高温のLDPE
樹脂が褐色及び/又は黒褐色及び/又は黒色に着色し、
少しづつ押し出されて容器キャップに不定形且つ不均一
分布で着色故障が3〜10%の割合で発生するため、目
視検査により抜き取っている。
顔料を用いた着色品でも淡色では着色故障が目立つため
カーボンブラックで黒色に着色している。
この結果商品価値を低下させ、且つ着色経費のため使用
樹脂も20%前後前後になっている。
最も問題なのは一度着色故障が発生しはじめるとスクリ
ューやマニホールドやホットランナ−等に滞留している
焼けこげて着色した樹脂を完全に除去しないと連続射出
成形後停止し、樹脂温度を下げ再スタートすると約60
分間は全キャビティーの全容器キャップに着色斑点故障
が発生し使用不可となるだけでなく連続成形後、着色故
障発生率が3〜10%に落着くまでに100分以上の時
間が必要である。
また、MIが低いため樹脂温度を高くする必要があり、
この結果冷却時間が長(なり容器キャップの射出成形サ
イクル時間が長くなって製造コストも高くなっていた。
しかもMlが4 g/10分と小さいため少しでも射出
成形性を良化させようとして分子量分布(GPC測定法
による重量平均分子量=MW/数平均分子量=un)が
6前後と大きくなっており、高い樹脂温度と重なり成形
収縮率が大きくなり、容器キャップの目的寸法を得る成
形許容条件中が非常に狭く不安定であった。
さらに、カーボンブラックで黒色に着色した容器本体と
容器キャップを用いた場合写真フィルムパトローネが容
器に密封収納された状態で太陽光下に長時間放置される
と容器内の温度が上昇して、写真フィルムの品質が低下
するという問題があった。
本出願人の提案による特定の樹脂を用いた容器キャップ
も剛性、透明度、成形収縮率、糸ひき、ゲート跡等をさ
らに改良する必要があった。
本発明はこれらの問題点を解決した樹脂のヤケによる斑
点状着色故障の少ない、成形収縮率の小さい寸法精度の
優れた、低温射出成形が可能な反りやショートショット
、換れ、変形、ウェルドライン、糸ひき等の成形故障の
少ない、嵌合密封性に優れた、成形サイクルが短縮でき
肉薄でも剛性が確保でき、透明度の優れた、且つ包装加
工性、成形直後の運搬時のキズや変形の少ない、金型離
れや静電気防止性等が優れた商品価値の高い写真フィル
ムパトローネ用容器キャップを提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために特定のMIと密度
と分子量分布と結晶化温度を有する低密度ポリエチレン
樹脂を用いて写真フィルムパトローネ用容器キャップを
形成したものである。
すなわち、本発明の写真フィルムパトローネ用容器キャ
ップは、メルトインデックスが10〜70g710分、
密度が0.920〜0.935g/all、分子量分布
が2.0〜5.0、結晶化温度が90〜110°Cの直
鎖状低密度ポリエチレン樹脂及び/又は高圧法分岐状低
密度ポリエチレン樹脂に脂肪酸アミドを0.01〜1゜
0重量%と造核剤を0.01〜1.5重量%添加した低
密度ポリエチレン樹脂で成形されたことを特徴として構
成されている。
本発明の容器キャップは、直鎖状低密度ポリエチレン(
以後L−LDPEと表示)樹脂及び/又はLDPE樹脂
で成形される。
このL−LDPE樹脂は、従来の高圧法プロセス(30
00気圧、300°C)により製造されるLDPE樹脂
と比較して分子量分布が狭く、直鎖状である。
そして、省エネルギープロセス品なので安価である。
製造方法としては気相法、液相法、イオン重合による高
圧改造法等がある。
エチレンとブテン−1(炭素14ケのα−オレフィン)
の共重合体樹脂であるL−LDPE樹脂の具体的商品名
とその製造方法を示すと気相法・・・Gレジン又はユニ
ポール(ユニオンカ−バイト社)、NUCポリエチレン
−LL(日本ユニカー)等 液相法・・・出光ポリエチレンL(出光石油化学)、日
石すニレックス(日本石油化学)、 スフレアー(デュポンカナダ社)等 高圧改造法(イオン重合法)・・・ロトレックス(CD
F Chimie)等である。
エチレンとヘキセン−1(炭素数6ケのα−オレフィン
)の共重合体樹脂であるL−LDPE樹脂の具体的商品
名とその製造方法を示すと気相法・・・TUFUL I
N(ユニオンカーバイド社)TUFTHENE(日本ユ
ニカー)等である。
エチレンと4−メチルペンテン−1(炭素数6ケのα−
オレフィン)の共重合体樹脂であるL−LDPE樹脂の
具体的商品名とその製造方法を示すと 液相法・・・ウルトゼックス(三井石油化学)等である
エチレンとオクテン−1(炭素数8ケのα−オレフィン
)の共重合体樹脂であるL−LDPE樹脂の具体的商品
名とその製造方法を示すと液相法・・・スタミレックス
(DSMスタミカーボン社)、ダウレックス(ダウケミ
カル社)、MORETEC(出光石油化学)等である。
LDPE樹脂の日本国内で市販されている樹脂メーカー
と商品名を次に記す。
メーカー塩       商品名 住友化学       スミ力セン 三菱油化       ユカロン 三井ポリケミカル   ミラソン 日本ユニカー     NUCポリエチレン旭ダウ  
      旭ダウポリエチレン宇部興産      
 UBEポリエチレン日本石油化学     日石しク
スロン東洋ソーダー     ベトロセン 昭和電工       ショウレックス三菱化成   
    ノハテンクスーD旭化成        サン
チック−LDこれらのLDPE樹脂のMlは10〜70
g/10分である。
Mlが10g/10分未満では溶融粘度が大きくなり、
樹脂の流動性が悪く、ショートショットやウェルドライ
ン等の成形故障が多発する。この対策のために樹脂温度
を高くしたり射出圧力を大きくすると樹脂のヤケによる
着色故障が多くなり、成形収縮率が大きくなり、且つ長
い冷却時間が必要になるため成形サイクルが長くなり、
糸ヒキ故障やゲート跡故障等も多くなる。
Mlが70g/10分をこえると剛性が小さく、耐熱性
が劣り、結晶化温度が低くなるため成形性が悪化し、金
型離れが悪化し、パリや糸ヒキやゲート跡故障等も多く
なる。
また、樹脂の密度は0.920〜0.935g/c+d
である。
密度が0.920g/cd未満ではMIが50g/10
分をこえた時と略同様の問題が発生し、密度が0.93
5g/dをこえるとMIが10g/10分未満の時と略
同様の問題が発生し実用化困難である。
さらに、樹脂の分子量分布は2.0〜5.0である。
分子量分布は樹脂の流動性、成形収縮率、造核剤添加効
果等に大きく影響する。分子量分布が2.0未満では成
形収縮率が小さく、剛性の優れた、造核剤の添加効果が
発揮されるが溶融粘度が高く成形バランスが悪いためシ
ョートショット等の成形故障が多い、また重合性が悪い
ため高価な樹脂となる。
分子量分布が5.0をこえると成形収縮率が大きく冷却
時間を短くすると寸法が不合格となり、剛性が小さく、
有機造核剤の添加効果が発揮されにくくかつ有機造核剤
添加により成形収縮率がさらに大きくなるために実用化
困難である。
さらに、また、樹脂の結晶化温度は90〜110°Cで
ある。
結晶化温度が90°C未満では冷却時間が長くかがり、
剛性が小さい為金型離れが悪く、嵌合密封性が悪く、ま
た結晶化温度が110°Cをこえると高温にしないと成
形故障が発生する。しかし高温にすると樹脂ヤケによる
着色故障が多くなり実用化困難である。
以上のような樹脂に脂肪酸アミド系滑剤が添加されてい
る。
この脂肪酸アミド系滑剤は、成形サイクルを短縮し金型
からの取り出し性を良くするとともに、容器本体との嵌
合性を良くし、開蓋性を改善し、同時にリブの変形をな
くす働きをする。脂肪酸アミド系以外の滑剤ではかぶり
(F OG)等の写真性が悪く、またシリコン系の滑剤
の場合はキャップが白濁し好ましくない。
脂肪酸アミド系滑剤としては、例えば以下に記載するも
のが好ましい。
(1)オレイン酸アミド系滑剤 ;アーモスフィリップCP(ライオン・アクゾ)、ニュ
ートロン(日本晴化)、ニュートロンE−18(日本晴
化)、アマイド0(日東化学)、アルフロE−10(日
本油脂)、ダイヤミツド0−200(日本化成)、ダイ
ヤミツドG−200(日本化成)等 (2)エルカ酸アミド系滑剤 ;アルフローP−10(日本油脂)等 (3)ステアリン酸アミド系滑剤 ;アルフローS−10(日本油脂)、ニュートロン2(
日本晴化)、ダイヤミツド200(日本化成)等 (4)ビス脂肪酸アミド系滑剤 ;ビスアマイド(日本化成)、ダイヤミツド200ビス
(日本化成)、アーモワックスEBS(ライオン・アク
ゾ)等 この脂肪酸アミド系滑剤は0.01〜1.00重量%添
加される。添加量が0.01重量%未満の場合は、前記
目的が達成できないものである。また、添加量が1.0
重量%を越える場合は、べとつきが大きくなりゴミが付
着しやすくなる。かつスクリュースリップ等の為に樹脂
チャージ時間が長くかかり成形サイクルも長くなる。
また、前記樹脂に造核剤が添加されている。この造核剤
には、無機造核剤と有機造核剤があり、有機造核剤とし
ては、カルボン酸、ジカルボン酸、これらの塩及び無水
物、芳香族スルホン酸の塩及びエステル、芳香族カルボ
ン酸、そのアルミニウム塩、芳香族リン酸金属塩、炭素
数8〜30のアルキルアルコール、多価アルコールとア
ルデヒドの前金物、ならびにアルキルアミンなどがある
。例えばp−t−ブチル安息香酸アルミニウム、1,3
゜2.4−ジベンジリデンソルビトール、次式で表され
るジztAベンジリデンソルビトール化合物(式中、R
1及びR2は炭素数1〜8のアルキル、アルコキシ又は
ハロゲンであり、m及びnはいずれもθ〜3であってか
つm+n≧1である。、)、ステアリル乳酸のカルシウ
ム、マグネシウム等の金fs塩、N−(2−ヒドロキシ
エチル)−ステアリルアミン等の次式で表される化合物 (式中、R1は炭素数が8〜30のアルキル基であり、
k及び2はいずれもO〜10であってk + f≧1で
ある。)、1,2−ヒドロキシステアリン酸のリチウム
塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネ
シウム塩等の金属塩、ステアリルアルコール、ラウリル
アルコール等のアルキルアルコール、安息香酸ソーダ、
安息香酸、セパチン酸などである。
好ましい有機造核剤としては、■・3−2・4−ジ(P
−メチルベンジリデン)ソルビトール、1・3−2・4
ジ(メチルベンジリデン)ソルビトール、1・3−2・
4−5・6−ドリベンジリデンソルビトール、1・3−
2・4−ビス(メチルベンジリデン)ソルビトール、ジ
ベンジリデンキシリトール、1・3−2・4−ジ(メト
キシベンジリデン)ソルビトール。
1・3−2・4−ジ(エトキシベンジリデン)ソルビト
ール、イソプロピル−ジベンジリデンソルビトール、ク
ロル−ジベンジリデンソルビトール、ニトロ−ジベンジ
リデンソルビトール等のソルビトール化合物である。
本発明に好ましく使用する1・3−2.4ジベンジリデ
ンソルビトールの化学構造式は、\ H で1モルのソルビトールに2モルのベンズアルデハイド
が結合したものである。
ソルビトールは糖アルコールとして非常に用途の広い六
価のアルコールであるが、これに酸触媒の存在下でベン
ズアルデハイドを脱水縮合させたものである。
この誘導体として特に透明化効果の大きい化学以上のよ
うな造核剤が0.01〜1.5重量%添加されている。
0.01重量%未満では、添加効果はほとんどなく、1
.5重量%を越えても増量効果は認められない。
1.5重量%を越えると悪臭が強くなるので不適当であ
る。
造核剤を添加する方法は、トライブレンド方式やマスタ
ーバッチ方式等があるがカサ比重が0.1±0.2とい
う値でカサが高く飛敗しやすいので、そのまま配合する
ことは困難で、少量の分散剤か湿潤剤を入れて配合する
と良い。分散剤として効果があるものの例としては無水
カルボン酸、高級脂肪酸、高級脂肪酸化合物(金属塩も
含む)等があり、オレイン酸アミド等の滑剤は特に好ま
しい。
湿潤剤としてはDOP、DHP等の可塑剤が使用できる
。1・3,2・4ジベンジリデンソルビトール又はこの
誘導体の表面にコーティングしたりブレンドして分散効
果を高め、ブリードを防ぐことも好ましい。
無機造核剤は、シリカ、二酸化チタン、タルク(特に0
.2〜151IMの平均粒子サイズ品が好ましい)、水
酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の
アルカリ金属水酸化物、酸化ナトリウム等のアルカリ金
属酸化物、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカ
リ金属炭酸塩、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム
、水酸化バリウム等のアルカリ土類金属水酸化物、炭酸
カルシウム、酸化カルシウム等のアルカリ土類金属酸化
物などである。
また、樹脂温度を上昇させたときに、樹脂の着色故障が
発生するのを防止するために、フェノール系酸化防止剤
又はホスファイト系酸化防止剤を添加することが好まし
い。
フェノール系酸化防止剤としては、例えば以下に記載す
るものがある。
n−オクタデシル−3(3’、5’−ジ−t−ブチル4
′ヒドロキシフエニル)プロピネート、216ジーt−
ブチル4−メチルフェノール、2,6ジ〜t−ブチル−
p−クレゾール、2.2“−メチレンビス(4−メチル
−6−t−ブチルフェノール)、4,4゛−チオビス(
3−メチル6−t−ブチルフェノール)、4.4゛−ブ
チリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール
)、ステアリル−β(3,5−ジー4−7’−f−ル4
−ヒドロキシフェニル)プロピオ、?、 −ト、1.1
.3− )リス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t
−ブチルフェニル)ブタン、1,3.5− )リメチル
−2,4,6−)リス(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシベンジル)ベンゼン、オクタデシル−3−(
3,5−ジ−t−ブチル−4ヒドロキシフエニル)プロ
ピオネート、テトラキス〔メチレン−3(3’、5″−
ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネートコメタン等 好ましい市販品としてはチバガイギー社のイルガノック
ス各種と住人化学■のSumilizer BHT。
Sua+1lizer BP−76+  Sumili
zer WX−R,SumilizerBP−101等
がある。
ホスファイト系酸化防止剤としては、例えば以下に記載
するものがある。
トリノニルフェニルホスファイト、トリフェニルホスフ
ァイト等がある。
これらの酸化防止剤は、一般的には0.01〜1.50
重量%添加するのが好ましい。添加量が0.01重量%
未満だと混練経費がかかるだけで着色故障を有効に防止
できるだけの効果はない。
他方、添加量が1.50重量%を越えると酸化・還元作
用を使用する写真感光材料の写真性に悪影響を与える。
また、本発明の容器キャップは射出成形性(金型からの
取り出し適性等)、潰れないである程度の耐久性を持た
せ、容器本体との嵌合、密封性を確保するために、曲げ
剛性(157M D−747)が1250〜5000k
g/crAの範囲のものが好ましい。また、容器本体と
の嵌合性を良くするために、容器本体の曲げ剛性の2以
下が好ましい。
本発明では着色物質を本発明の樹脂組成中に添加して半
透明又は不透明に着色してもよい。これにより射出成形
性が改良され、また、樹脂の着色故障が目立たな(なり
、商品価値が上がるので好ましい。着色物質としては染
料、着色顔料、白色顔料、金属粉末、金属繊維、金属フ
レーク、カーボンブラック等がある。次に色別の着色物
質の代表例をあげる。
白色・・・酸化チタン、炭酸カルシウム、雲母、亜鉛華
、クレー、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、ケイ酸マグ
ネシウム等 黄色・・・チタンイエロー、黄色酸化鉄、クロムチタニ
ウムイエロー、ジスアゾ顔料、バット顔料、キノフタレ
ン顔料等 赤色・・・ベンガラ、ジスアゾ顔料、ベルレン顔料、モ
ノアゾレーキ顔料、縮合アゾ顔料等 青色・・・コバルトブルー、群青、シアニンブルー等緑
色・・・酸化クロムグリーン、チタニウムグリーン、シ
アニングリーン等 黒色・・・カーボンブラック、黒色酸化鉄等銀色・・・
アルミニウム粉、アルミニウムペースト、錫粉等 があるが特にカーボンブラックが安価で樹脂の斑点状着
色故障が目立たない、酸化防止効果を有する点で好まし
い。
添加量は強度低下防止の為に3重量%以下にすることが
好ましい。特に好ましいのは0.1〜1重景重量ある。
本発明樹脂組成中には前述以外の各種添加剤が必要に応
じて必要量添加することができる。添加剤の代表例を以
下に記載するが本発明はこれに限定されるものでなく公
知のあらゆる物の中から選択できる。
(添加剤種類)    (代 表 例)<1)可塑剤 
 ;フタル酸エステル、グリコールエステル、脂肪酸エ
ステル、リ ン酸エステル等 (2)安定剤  ;鉛系、カドミニウム系、亜鉛系、ア
ルカリ土類金属系、有機スズ 系等 (3)帯電防止剤;陽イオン活性剤、アニオン活性剤、
非イオン活性剤、両面活性 剤等 (4) H燃剤  ;燐酸エステル、ハロゲン化燐酸エ
ステル、ハロゲン化物、無i 物、含燐ポリオール等 (5)充填剤  ;アルミナ、カオリン、クレー、炭酸
カルシウム、マイカ、タル ク、酸化チタン、シリカ等 (6)補強剤  ;ガラスロービング、金属繊維、ガラ
ス繊維、ガラスミルドファ イバー、炭素繊維等 (7)加硫剤  ;加硫促進剤、促進助剤等(8)劣化
防止剤;紫外線吸収剤、金属不活性化剤、過酸化物分解
剤等 (9)カンプリング剤;シラン系、チタネート系、クロ
ム系、アルミニウム系等 (10)各種の熱可塑性樹脂、ゴム等、特にポリオレフ
ィン熱可塑性樹脂等 本発明の容器キャップの形状は、容器本体との組合せで
写真フィルムパトローネを収容しうるちのであれば特に
限定されるものではないが、嵌合密封性を十分に発揮し
、かつ容器キャップの着脱の容易なものがよく、例えば
第1図から第4図に示す形状のものが好ましい。特に第
1図及び第3図のものは、片手で容易に開蓋できる点で
好ましい。
これらの図において、符号1は容器キャップ、符号2は
容器本体であり、そして、符号3は凹部、符号4はゲー
ト部(金型において溶融樹脂がキャビティに射出される
湯口)、符号5はゲート跡、符号6はリブである。
さらに、第5図に示すように、リブ6の先端を切り欠い
た容器キャップでも、第6図に示すように、外周縁に係
止片7が形成された容器キャップでも、第7図に示すよ
うに、リブ6の上方に複数の突条8が形成された容器キ
ャップでも、第8図に示すように、容器本体2の上端面
と当接する突条9が形成された容器キャップでもよい。
射出成形方法は、特に限定されるものではなく、例えば
ホットランナ一方式の通常の射出成形法や金型内真空射
出成形法やスタックモールド方式成形法等によってもよ
く、これら多重積金型を用いて一度に従来の2倍以上の
個数を射出成形すると、本発明の樹脂組成の効果がさら
に増大して発揮される。
〔作用〕
本発明の写真フィルムパトローネ用容器キャップは、成
形収縮が小さ(、射出成形性が良く、剛性が大きく、嵌
合密封性を良化し、また、樹脂温度が低くても安定成形
を可能としている。
(実施例〕 本発明品1 本発明品■は、オレイン酸アミドを0.3重量%、造核
剤として1・3−2・4−ジ(Pメチルベンジリデン)
ソルビトールを0.2重量%添加のMlが22g/10
分、密度が0.920g/cm、分子量分布が3.0、
結晶化温度が107°CのLDPE樹脂を用いた。射出
成形時の樹脂温度は165°Cである。
本発明品■ 本発明品■は、オレイン酸アミドを0.3重量%、造核
剤として1・3−2・4−ジ(P−メチルベンジリデン
)ソルビトールを0.2重量%添加のMIが30.0g
/10分、密度が0.926g/crA、分子量分布が
3.1、結晶化温度が112°CのLDPE樹脂を用い
た。射出成形時の樹脂温度は160°Cである。
従来品■ 従来品Iは、オレイン酸アミドを0.05重量%添加し
たMlが4.0g/10分、密度が0.927g/cI
11、分子量分布が4.3、結晶化温度が111°Cの
LDPE樹脂を用いた。射出成形時の樹脂温度は、21
0°Cである。
従来品■ 従来品■は、オレイン酸アミド及び造核剤を未添加のM
lが7.0g/10分、密度が0.920g/all、
分子量分布が6.8、結晶化温度が95°CのLDPE
樹脂を用いた。射出成形時の樹脂温度は195°Cであ
る。
比較品■ 比較品Iは、オレイン酸アミド及び造核剤を未添加のM
lが25.0g/10分、密度が0.920g/cff
l、分子量分布が5.3、結晶化温度が102℃のLD
PE樹脂を用いた。樹脂温度は185°Cである。
これら5種の写真フィルムパトローネ用容器キャンプを
試験方法に示した評価方法により、各特性を比較した結
果を第1表に示す。
なお、容器キャップの形状は第3図に示す形状とし、容
器本体はプロピレン・エチレンランダム共重合体樹脂を
用い、その形状は第3図に示す形状とした。射出成形に
はいずれもホットライナー方式の24個取り金型を用い
た。射出成形機としては、型絞圧が150tのトグル方
式のもの(住友重機■製商品名「ネスクール」)を用い
た。
評価は下記による。
◎・・・非常に優れている O・・・優れている ・・・・可(実用限度内) ム・・・問題あり(改良必要) ×・・・実用不可 ※1成形可能最小サイクル 最短成形条件時の射出−冷却−取出しまでの1シヨツト
の時間 ※2安定成形可能樹脂温度 成形故障が発生しにくい各樹脂の最適成形条件時の樹脂
温度 ※3安定成形時の射出圧力 安定成形時の最大射出圧力 ※4成形収縮率 冷却時間を1秒短縮した時の第3図中への寸法変化 ※5樹脂着色故障発生度 成形故障が発生しない各樹脂に最適の樹脂温度で連続成
形した時に発生する樹脂着色発生※6成形故障発生度 各樹脂の最適条件で射出成形した時の反り、ヒケ、ショ
ートショット、パリ等の成形故障発生度合 〔発明の効果〕 本発明の写真フィルムパトローネ用容器キャップは、以
上のような特定の樹脂で成形されているので、射出成形
性及び、嵌合密封性に優れ、成形収縮が小さく、ショー
トショットやウェルドラインや反り等の成形故障の発生
がほとんどない。さらに、樹脂のヤケ発生による着色故
障の発生が少ない。また金型からの離型性や樹脂の流動
性や帯電防止性が優れており、低温成形が可能のわりに
結晶化温度が高いので冷却時間を大巾に短縮できる。こ
の結果成形サイクルが大巾に短縮され、成形コストを大
巾に低下できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は、本発明による写真フィルムパトロ
ーネ用容器キャップと、これに対応する容器本体の断面
図、第5図から第8図は写真フィルムパトローネ用容器
キャンプの他の例を示す部分断面図である。 ■・・・容器キャップ  2・・・容器本体特許出願人
 富士写真フィルム株式会社代理人   弁理士 田中
 政情 はか1名第1凹    第2図 第3図    第4図 第5図   第6図 第7r:!J    第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. メルトインデックスが10〜70g/10分、密度が0
    .920〜0.935g/cm^3、分子量分布が2.
    0〜5.0、結晶化温度が90〜110℃の直鎖状低密
    度ポリエチレン樹脂及び/又は高圧法分岐状低密度ポリ
    エチレン樹脂に脂肪酸アミド系滑剤を0.01〜1.0
    重量%と造核剤を0.01〜1.5重量%添加した低密
    度ポリエチレン樹脂で成形されたことを特徴とする写真
    フィルムパトローネ用容器キャップ
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