JP2015124362A - 熱可塑性樹脂組成物製シート - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物製シート Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、シートの真空圧空成形などの熱成形時のドローダウンが少なく加熱保持時間を長く保つことができ、且つ得られるシートの剛性が高く、透明性と低温衝撃強度が高いシートを得ることにある。
【解決手段】本発明は、下記要件を満たすエチレン系重合体成分(A)と、下記要件を満たすプロピレン系重合体成分(B)とを含み、且つ、前記エチレン系重合体成分(A)の質量分率〔WA〕が0.05以上0.50以下、前記プロピレン系重合体成分(B)の質量分率〔WB〕が0.50以上0.95以下(WAとWBの合計を1.0とする)である熱可塑性樹脂組成物(C)から得られることを特徴とするシートである。
エチレン系重合体成分(A)
(i)メルトフローレート〔MFR(190℃)〕:0.3〜5.0g/10分、
(ii)メルトテンション(MT):1〜13g、
(iii)密度:903〜930kg/cm3
(iv)融点:112℃以上。
プロピレン系重合体成分(B)
(i)メルトフローレート〔MFR(230℃)〕:0.1〜5.0g/10分、
(ii)アイソタクチックペンタッド分率が88〜99%。
【選択図】なし

Description

本発明は、シート加工時のドローダウンが無く、且つ、剛性や低温衝撃性が高く、透明性に優れたシートに関する。
従来、シートの成形材料として用いられるプロピレン単独重合体は、シート成形後の二次加工(真空圧空成形などの熱成形)時に必要な加熱時のシートが垂れ下がりやすいという課題を有している。従来のシート用のポリプロピレン系樹脂は、溶融時の粘度が低く、また、溶融張力が不足しているため、シートを熱成形する際の成形品の偏肉や樹脂の垂れ下がり(ドローダウン)などが問題となり、深絞り製品や大面積の製品への応用が困難であった。
ポリプロピレン系樹脂の溶融張力の改善を目的としていくつかの検討がなされてきた。例えば、ポリプロピレン系樹脂に高圧ラジカル重合法で製造される高圧法低密度ポリエチレン(LDPE)を添加する方法は代表的な手法である(例えば特許文献1参照。)。
しかしながら、高圧ラジカル重合された低密度ポリエチレンをポリプロピレン系樹脂に添加して得られる組成物から得られるシートは剛性が低下するという問題が発生する。この問題を解決するために、低密度ポリエチレンに替えて高密度ポリエチレンを添加する手法が考えられるが、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンなどのエチレン系重合体をポリプロピレン系樹脂に添加して得られる組成物から得られるシートは透明性が低下するという問題が生じる。
また、特許文献2,3には、プロピレン系重合体に特定のエチレン(共)重合体、更には造核剤を配合する衝撃強度などの機械的特性やヘイズなどの光学特性、を改善することが提案されている。
特開昭52−136247号公報 特開平9−31264号公報 特開平9−31265号公報
本発明の目的は、シートの真空圧空成形などの熱成形時のドローダウンが少なく加熱保持時間を長く保つことができ、且つ得られるシートの剛性が高く、透明性と低温衝撃強度が高いシートを得ることにある。
本発明者らは、加熱保持時間が長く、剛性が高く、透明性と低温衝撃強度が高いエチレン系重合体成分とプロピレン系重合体とエチレン系樹脂が配合されたシートを提供するために、鋭意研究を重ねた結果、本発明に至った。
すなわち、本発明は、下記要件を満たすエチレン系重合体成分(A)と、下記要件を満たすプロピレン系重合体成分(B)とを含み、且つ、前記エチレン系重合体成分(A)の質量分率〔WA〕が0.05以上0.50以下、前記プロピレン系重合体成分(B)の質量分率〔WB〕が0.50以上0.95以下(WAとWBの合計を1.0とする)である熱可塑性樹脂組成物(C)から得られることを特徴とするシートに係る。
エチレン系重合体成分(A)
(i)メルトフローレート〔MFR(190℃)〕:0.3〜5.0g/10分、
(ii)メルトテンション(MT):1〜13g、
(iii)密度:903〜930kg/cm3
(iv)融点:112℃以上。
プロピレン系重合体成分(B)
(i)メルトフローレート〔MFR(230℃)〕:0.1〜5.0g/10分、
(ii)アイソタクチックペンタッド分率が88〜99%。
本発明により、プロピレン系重合体とエチレン系重合体樹脂とを含む組成物から得られ、二次加工時にドローダウンが小さく、剛性が高く、透明性と低温衝撃強度が高いシートが提供される。
図1は、シートの加熱保持時間(図では保持時間と記載)とドローダウン量との関係を示す模式図である。
<エチレン系重合体成分(A)>
本発明に係る熱可塑性樹脂組成物(C)を構成する成分の一つであるエチレン系重合体成分(A)は、以下の要件(i)〜(iv)を満たす。
(i)メルトフローレート〔MFR(190℃)〕
本発明に係るエチレン系重合体成分(A)は、メルトフローレート(荷重:21.18N、温度:190℃)〔MFR(190℃)〕が、0.1〜5.0g/10分、好ましくは0.3〜5.0g/10分、さらに好ましくは0.5〜3.0g/10分の範囲である。MFRがこの範囲にあると、得られるシートのゲルの抑制と耐衝撃性の向上の観点から好ましい。また、下限値が0.1g/10分未満ではシートに成形した場合ゲルが生成しやすく、また、得られるシートの加熱保持時間が短くなる虞があり、5.0g/10分を超えると得られるシートの耐衝撃性の改良効果が低下することがある。
(ii)メルトテンション(MT)
本発明に係るエチレン系共重合体成分(A)は、190℃で測定してMTが、1〜13gの範囲にあるものが用いられ、好ましくは7〜13gである。より好ましくは11〜13gである。MTの値が小さくなると加熱保持時間が短くなる場合があり、13gを超えるものを用いると、シート成形の樹脂圧やモーター負荷が大きくなる場合がある。
(iii)密度(D)
本発明に係るエチレン系重合体成分(A)は、密度が、903〜930kg/cm3の範囲にある。903kg/cm3未満のエチレン系重合体を用いた場合は、得られるシートの剛性が低下する場合がある。また、より高剛性のシートを得るには920kg/cm3以上のエチレン系重合体を用いることが好ましい。本発明に係るエチレン系重合体成分(A)の密度の上限値は、930kg/cm3であり、好ましくは928kg/cm3である。上限値がこの密度よりも高いエチレン系重合体を用いた場合は、得られるシートの透明性が低下する場合がある。
(iv)融点(Tm)
本発明に係るエチレン系重合体成分(A)は、融点が112℃以上であり、好ましくは118℃以上である。融点が112℃未満のエチレン系重合体を用いた場合は、得られるシートの剛性が低下する場合がある。また、より高剛性のシートを得るには118℃以上のエチレン系重合体を用いることが好ましい。本発明に係るエチレン系重合体成分(A)の融点の上限値は、通常135℃であり、さらに好ましくは130℃である。上限値がこの温度よりも高いエチレン系重合体を用いた場合は、得られるシートを熱成形する際の加熱時間を長くする必要があり、二次加工品の生産効率が悪化する。
本発明に係るエチレン系重合体成分(A)は、上記要件(i)〜(iv)に加え、以下の要件(v)および(vi)を満たすことが好ましい。
(v)デカン可溶分量
本発明に係るエチレン系重合体成分(A)は、デカン可溶分量が、0.7重量%以下が好ましく、デカン可溶分が、0.7重量%を超えるエチレン系重合体を用いた場合は、得られるシートの低温衝撃強度の低下を招く場合がある。これは低分子量成分量が増大しているためだと考えられる。たとえばエチレン系重合体成分(A)の製造にメタロセン触媒を用いた場合には、これを満たすものを得ることができるが、もちろんこの製法に限定されるものではない。
(vi)結晶化温度
本発明に係るエチレン系重合体成分(A)は、結晶化温度が、112℃以上であることが好ましく、結晶化温度が112℃以上であると、より高剛性のシートが得られる。エチレン系重合体(A)の結晶化温度の上限は、通常120℃、好ましくは117℃、好ましくは115℃である。
本発明に係るエチレン系重合体成分(A)は、上記の要件を満たすものであれば、特に制限はなく、好ましくはエチレン由来の構成成分を含んでいるものであり、より好ましくはエチレン由来の構成成分と、炭素数3以上のα−オレフィン由来の構成成分とを含んでいるものであり、より好ましくはエチレン由来の構成成分と、炭素数4以上のα−オレフィン由来の構成成分とを含んでいるものである。エチレン由来の構成成分を、エチレンと炭素数3以上のα−オレフィンの合計100モル%に対し、50モル%以上含んでいることがより好ましい。本発明に係るエチレン系重合体成分(A)は、2種類以上のエチレン系重合体成分の混合物であっても良い。
α-オレフィンとしては、プロピレン、1‐ブテン、1‐ペンテン、1‐ヘキセン、4‐メチル‐1‐ペンテン、3‐メチル‐1−ペンテン、1‐ヘプテン、1‐オクテン、1‐デセンなどのα‐オレフィン、好ましくはプロピレン、1‐ブテン、1‐ヘキセン、4‐メチル‐1‐ペンテン、1‐オクテンなどを挙げることができる。
本発明に係るエチレン系重合体成分(A)としては、例えば、公知のものを用いることができ、例えば、エボリュー(登録商標)SPシリーズ〔(株)プライムポリマー社製〕の商品名で、製造・販売されているものを用いることができる。さらに複数の(A)成分をブレンドして、物性を調整してもよい。
<プロピレン系重合体(B)>
本発明に係るプロピレン系重合体(B)は、プロピレンの単独重合体またはプロピレンとエチレンまたは炭素原子数4〜10のα‐オレフィン、例えば、1‐ブテン、1‐ペンテン、1‐ヘキセン、4‐メチル‐1‐ペンテン、3‐メチル‐ペンテン、1‐ヘプテン、1‐オクテン、1‐デセンなどのα‐オレフィン、好ましくはプロピレン、1‐ブテン、1‐ヘキセン、4‐メチル‐1‐ペンテン、1‐オクテンとの共重合体あるいはそれら重合体の混合物(組成物)であって、以下の要件を満たすプロピレンを主成分とする重合体である。
(i)メルトフローレート〔MFR(230℃)〕
本発明に係るプロピレン系重合体(B)は、メルトフローレート(荷重:21.18N、温度:230℃)〔MFR(230℃)〕が、0.1〜5.0g/10分、好ましくは0.2〜2.0g/10分、さらに好ましくは0.3〜0.8g/10分の範囲にある。MFR(230℃)が上記範囲にあるプロピレン系重合体(B)を用いると、シート成形時の生産性がよく、また得られるシートの耐衝撃性が良好である。MFR(230℃)が0.1g/10分未満のプロピレン系重合体を用いた場合は、シート成形時の樹脂圧やモーター負荷が高くなり、生産性に劣る場合がある。一方、5.0g/10分を超えるプロピレン系重合体を用いた場合は、得られるシートの耐衝撃性が低下する場合がある。
(ii)立体規則性
本発明に係るプロピレン系重合体(B)は、アイソタクチックペンタッド分率(mmmm)で表す立体規則性が、88〜99%であり、好ましくは90〜97%の範囲にある。アイソタクチックペンタッドがこの範囲にあると(シートの剛性)という観点から好ましい。上記範囲よりも低いとシートの剛性が低下し、上記範囲を超えるとシートの二次加工時の加熱時間が長くなる生産効率が悪くなるので好ましくない。
なお、ここでいうアイソタクチックペンタッド分率とは、「マクロモレキュルズ(Macromolecules)」第6巻、第925ページ(1973年)に発表された方法、すなわち、同位体炭素による該磁気共鳴(13C−NMR)スペクトルを使用する方法で測定されるポリプロピレン分子鎖中のペンタッド単位でのアイソタクチック分率である。換言すれば、アイソタクチックペンタッド分率は、プロピレンモノマー単位が5個連続してメソ結合(m)した連鎖の中心にあるプロピレンモノマー単位の分率である。
本発明に係るプロピレン系重合体(B)は、上記要件を満たす限り、その製造方法は問わず、種々公知の製造方法、例えば、チーグラー触媒系を用いてもメタロセン系触媒を用いても良く、また、市販されているポリプロピレン系樹脂を用いることが出来る。
<熱可塑性樹脂組成物(C)>
本発明に係る熱可塑性樹脂組成物(C)は、上記エチレン系重合体成分(A)と上記プロピレン系重合体成分(B)とを含み、前記エチレン系重合体成分(A)の質量分率〔WA〕が0.05以上0.50以下、前記プロピレン系重合体成分(B)の質量分率〔WB〕が0.50以上0.95以下(WAとWBの合計を1.0とする)とからなる。
ここで、WAの比率は、好ましくはより好ましくは0.10以上0.30以下である。かかる比率でエチレン系重合体(A)とプロピレン系重合体(B)を含むと、熱可塑性樹脂組成物(C)をシートに成形した場合に、透明性、耐衝撃性、剛性及び加熱保持性に優れるシートが得られる。エチレン系重合体成分(A)の質量分率が0.05未満の熱可塑性樹脂組成物を用いた場合は、得られるシートの耐衝撃性が不充分となる場合があり、また、エチレン系重合体(A)の質量分率が0.5質量を超える熱可塑性樹脂組成物を用いた場合は、得られるシートの透明性が低下する。
本発明の熱可塑性樹脂組成物(C)には、上記エチレン系重合体成分(A)および上記プロピレン系重合体成分(B)に加え、造核剤を含んでいてもよく、又、含まなくてもよい。
〈造核剤〉
本発明で用いられる造核剤の例としては、一般的に用いられる造核剤を挙げることが出来る。たとえば、ジベンジリデンソルビトール等のソルビトール化合物、有機リン酸エステル系化合物、ロジン酸塩系化合物、C4〜C12の脂肪族ジカルボン酸およびその金属塩などを挙げることができる。
ソルビトール化合物としては、
Figure 2015124362
(式中、nは、0乃至2の整数であり、R1、R2、R3、R4及びR5は、各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数2〜4のアルコキシ基、炭素原子数1〜4のアルケニル基、炭素原子数1〜4のヒドロキシルアルキル基、炭素原子数1〜4のハロゲン化アルキル基及び炭素原子数1〜4のヒドロキシハロゲン化アルキル基からなる群から選択される)で表されるジベンジリデンソルビトール化合物を挙げることができる。
より具体的には、たとえば、ヒドロキシアルミニウム-ビス[2,2-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチル)フォスフェート]、またはヒドロキシアルミニウム-ビス[2,2-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ブチル)フォスフェート]である。前記ソルビトール系化合物としては、具体的には、1,3,2,4-ジベンジリデンソルビトール、1,3-ベンジリデン-2,4-p-メチルベンジリデンソルビトール、1,3-ベンジリデン-2,4-p-エチルベンジリデンソルビトール、1,3-p-メチルベンジリデン-2,4-ベンジリデンソルビトール、1,3-p-エチルベンジリデン-2,4-ベンジリデンソルビトール、1,3-p-メチルベンジリデン-2,4-p-エチルベンジリデンソルビトール、1,3-p-エチルベンジリデン-2,4-p-メチルベンジリデンソルビトール、1,3,2,4-ジ(p-メチルベンジリデン)ソルビトール、1,3,2,4-ジ(p-エチルベンジリデン)ソルビトール、1,3,2,4-ジ(p-n-プロピルベンジリデン)ソルビトール、1,3,2,4-ジ(p-i-プロピルベンジリデン)ソルビトール、1,3,2,4-ジ(p-n-ブチルベンジリデン)ソルビトール、1,3,2,4-ジ(p-s-ブチルベンジリデン)ソルビトール、1,3,2,4-ジ(p-t-ブチルベンジリデン)ソルビトール、1,3,2,4-ジ(p-メトキシベンジリデン)ソルビトール、1,3,2,4-ジ(p-エトキシベンジリデン)ソルビトール、1,3-ベンジリデン-2,4-p-クロルベンジリデンソルビトール、1,3-p-クロルベンジリデン-2,4-ベンジリデンソルビトール、1,3-p-クロルベンジリデン-2,4-p-メチルベンジリデンソルビトール、1,3-p-クロルベンジリデン-2,4-p-エチルベンジリデンソルビトール、1,3-p-メチルベンジリデン-2,4-p-クロルベンジリデンソルビトール、1,3-p-エチルベンジリデン-2,4-p-クロルベンジリデンソルビトールもしくは1,3,2,4-ジ(p-クロルベンジリデン)ソルビトール等を挙げることができる
あるいは、下記のリン酸エステル系化合物を挙げることが出来る。
Figure 2015124362
(式中、R6〜R9は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜9のアルキル基を表し、R10は水素原子又はメチル基を表し、Mはアルカリ金属を表す)で表される有機リン酸エステルのアルカリ金属塩化合物(B)を挙げることが出来る。
具体的には、ナトリウム-2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート、ナトリウム-2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート、リチウム-2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート、リチウム-2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート、ナトリウム-2,2'-エチリデン-ビス(4-i-プロピル-6-t-ブチルフェニル)フォスフェート、リチウム-2,2'-メチレン-ビス(4-メチル-6-t-ブチルフェニル)フォスフェート、リチウム-2,2'-メチレン-ビス(4-エチル-6-t-ブチルフェニル)フォスフェート、ナトリウム-2,2'-ブチリデン-ビス(4,6-ジ-メチルフェニル)フォスフェート、ナトリウム-2,2'-ブチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート、ナトリウム-2,2'-t-オクチルメチレン-ビス(4,6-ジ-メチルフェニル)フォスフェート、ナトリウム-2,2'-t-オクチルメチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート、カルシウム-ビス-(2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート)、マグネシウム-ビス[2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート]、バリウム-ビス[2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート]、ナトリウム-2,2'-メチレン-ビス(4-メチル-6-t-ブチルフェニル)フォスフェート、ナトリウム-2,2'-メチレン-ビス(4-エチル-6-t-ブチルフェニル)フォスフェート、ナトリウム-2,2'-エチリデン-ビス(4-m-ブチル-6-t-ブチルフェニル)フォスフェート、ナトリウム-2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-メチルフェニル)フォスフェート、ナトリウム-2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-エチルフェニル)フォスフェート、カリウム-2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート、カルシウム-ビス[2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フオスフェート]、マグネシウム-ビス[2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート]、バリウム-ビス[2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート]、アルミニウム-トリス[2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェル)フォスフェート]、アルミニウム-トリス[2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート]、およびこれらの二種以上の混合物などを挙げることができる。
本発明に係る熱可塑性樹脂組成物が、このような造核剤を含む場合は、熱可塑性樹脂組成物(C)100質量部に対して、通常は0を超えて〜0.5質量部、好ましくは0を超えて〜0.3質量部の割合で添加される。
なお本発明では、熱可塑性樹脂組成物が、上記した造核剤を含まなくとも、透明性、剛性に優れたシートを与えることができる点でも優れている。
本発明に係る熱可塑性樹脂組成物(C)には、本発明の目的が損なわれない範囲で、上記造核剤の他に、従来フィルムやシート用熱可塑性樹脂組成物に慣用されている各種添加成分、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、帯電防止剤、無機充填剤、滑剤、耐ブロッキング剤、着色剤などを配合することができる。本発明に係る熱可塑性樹脂組成物(C)は、前記課題を解決したシートを与えることができるだけでなく他の用途にも用いることが可能であるが、本発明のシートに用いることが好ましい。
<シート>
本発明のシートは、前記熱可塑性樹脂組成物(C)から得られるシートである。
本発明のシートの厚さは、用途により適宜決め得るが、厚さが通常、10〜1200μm、好ましくは、200〜800μm、さらに好ましくは、200〜700μmの範囲にある。
本発明に係る熱可塑性樹脂組成物(C)を用いてシートを得る際には、上記エチレン系重合体(A)、上記プロピレン系重合体(B)および必要に応じて他の成分を上記範囲で所定量計量した後、直接シート成形機のホッパー等に投入してもよいし、予め、リボンブレンダー、バンバリミキサー、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー等を用いて混合あるいは、更に、単軸又は二軸押出機、ロールなどの配合機や混練機を用いて溶融混練して熱可塑性樹脂組成物(C)を得た後、シート成形してもよい。
本発明のシートは、プロピレン系樹脂フィルムやシートの製造において慣用されている方法、例えばTダイ法やインフレーション法などの押出成形法、カレンダー法、流延法などによって、フィルムやシートに成形することができる。
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
本発明の実施例および比較例で用いた重合体を以下に示す。
(1)エチレン系重合体(A)
(1−1)エチレン系重合体(A1)
MFR(190℃):2.3g/10分、MT:5.8g、密度:916kg/cm3、融点:115℃、結晶化温度:102℃、およびデカン可溶分:0.7重量%〔商品名:エボリューSP2020 (株)プライムポリマー製〕
(1−2)エチレン系重合体(A2)
MFR(190℃):1.5g/10分、MT:7.8g、密度:923kg/cm3、融点:119℃、結晶化温度:106℃、およびデカン可溶分:0.5重量%〔商品名:エボリューSP2510 (株)プライムポリマー製〕
(1−3)エチレン系重合体(A3)
MFR(190℃):0.8g/10分、MT:12g、密度:926kg/cm3、融点:124℃、結晶化温度:113℃、およびデカン可溶分:0.3重量%〔商品名:エボリューSP3010 (株)プライムポリマー製〕
(1−4)エチレン系重合体(A4)
MFR(190℃):2.0g/10分、MT:1.2g、密度:913kg/cm3、融点:113℃、結晶化温度:98℃、およびデカン可溶分:0.5重量%〔商品名:エボリューSP1520 (株)プライムポリマー製〕
(2)プロピレン系重合体(B)
(2−1)プロピレン単独重合体(B1)
MFR(230℃):0.5g/10分、アイソタクチックペンダット分率:92%〔商品名:E111G (株)プライムポリマー社製〕
(3)エチレン系重合体(E)
(3−1)高圧法低密度ポリエチレン(E1)
MFR(190℃):0.2g/10分、MT:13gを超えて高過ぎて測定不能、密度:922kg/cm3、融点:110℃、結晶化温度:98℃、およびデカン可溶分:0.8重量%〔商品名:M2102 旭化成ケミカルズ(株)製〕
(3−2)高密度ポリエチレン(E2)
MFR(190℃):0.1g/10分、MT:10g、密度:958kg/cm3、融点:134℃、結晶化温度:119℃、およびデカン可溶分:0.2重量%〔商品名:Hi−zex5000H (株)プライムポリマー製〕
(3−3)エチレン系重合体(E3)
MFR(190℃):8.6g/10分、MT:2.1g、密度:912kg/cm3、融点:102℃、結晶化温度:97℃、およびデカン可溶分:1.7重量%〔商品名:エボリューSP1071C (株)プライムポリマー製〕
(3−4)エチレン系重合体(E4)
MFR(190℃):1.5g/10分、MT:2g、密度:920kg/cm3、融点:113℃、結晶化温度:100℃、およびデカン可溶分:1.2重量%〔商品名:ネオゼックスNZ2012F (株)プライムポリマー製〕
本発明の実施例および比較例で用いた重合体の物性並びにシートの物性などは以下の方法で測定した。
<メルトフローレート(MFR)>
エチレン系重合体はJIS K6922−1およびJIS K6922−2に従い温度190℃、荷重21.18N、プロピレン系重合体はJIS K6921−1およびJIS K6921−2に従い温度230℃、荷重21.18Nの条件下で測定した。
<密度>
エチレン系重合体の密度はJIS K6922−1およびJIS K6922−2に従い測定サンプルを30分間 100℃ で加熱し、23℃で1時間調整した後に密度勾配管法によって行った。
<溶融張力>
エチレン系重合体の溶融張力(MT)は溶融された重合体を一定速度で延伸したときの応力を測定することにより決定される。
測定には東洋精機製作所製、MT測定機を用いた。
測定条件は温度190℃、溶融時間6分、バレル径9.55mmφ、押し出し速度15mm/分、巻取り速度24m/分(溶融フィラメントが切れてしまう場合には、巻取り速度を5m/分で低下させる)、ノズル径2.095mmφ、ノズル長さ8mmで行なった。
<融点>
エチレン系重合体の融点(Tm)は、PERKIN ELMER社製Pyris 1を用い、以下のように測定した。
測定に用いた試料は、神藤金属工業所製プレス成形機を用い、予熱温度190℃、予熱時間5分間、加熱温度190℃、加熱時間2分間、加熱圧力100kg/cm2、冷却温度 20℃、冷却時間5分間、冷却圧力100kg/cm2の条件にて、測定サンプルを厚さ2mmにプレス成形することで調製した。
測定サンプル約5mgをアルミパンに詰め、窒素雰囲気下(窒素:20ml/分)で(1)〜(3)の温度プロファイルにて測定を実施した。
(1)30℃から10℃/分で200℃まで昇温、(2)200℃で5分間保持したのち10℃/分で30℃まで降温、(3)30℃から10℃/分で200℃まで昇温した。
(3)の測定で得られた吸熱曲線における最大ピークの温度を融点(Tm)とし、(2)の測定で得られた発熱曲線における最大ピークの温度を結晶化温度(Tc)とする。
<デカン可溶分量>
エチレン系重合体約3gをn−デカン450mlに加え、145℃で溶解後23℃まで冷却し、濾過によりn−デカン不溶部を除き、濾液よりn−デカン可溶部を回収することにより行った。
<アイソタクチックペンタッド分率[mmmm]>
プロピレン系重合体の試料調整は、常温でパラキシレン60ml中にポリマー5.0gを秤量し、130〜140℃で2hr攪拌し溶解させる。カラム内に試料溶液を135℃の条件下で60ml注入後、5℃/hrで室温まで徐冷してポリマーを充填剤表面に結晶化させる。
冷却後、パラキシレンを20ml/minにて流通させながら冷却後30℃にて40分間かけてカラム内の溶解成分を洗浄する。その後105℃まで1時間50分かけて定速で昇温させ、6時間保持した後、パラキシレンを20ml/分流通させながら48分間の溶出液を分画し、10倍量のメタノールに再沈して、105℃溶出成分を回収した。この方法により得られた105℃以下の溶出成分について、13C−NMRにより測定して求める。
[mmmm]は、プロピレン重合体中の総メチル基数(プロピレンユニットのメチル基由来のピーク強度)に対するアイソタクチック連鎖中のメチル基数(アイソタクチックに結合したプロピレンユニットの5連鎖における中央のメチル基由来のピーク強度)の分率である。
13C−NMRの測定は、日本電子社製JNM−LA500NMR装置を用いて行った。
すなわち、試料200mgを1,2,4−トリクロロベンゼン/重水素化ベンゼン(9/1容積比)混合溶媒3mlに加熱溶解させた後、内径10mmφのNMR試験管に入れ、130℃にて10000回の積算を行った。
13C核の共鳴周波数は125.65MHzで行った。
なお、各シグナルの帰属はA.Zambelli et.al.,Macromolecules,8,687(1975),T.Hayashi et.al.,Polymer,29,138(1988)に従った。
実施例および比較例で得られたシートの物性は、以下の方法で測定した。
(1)ヘイズ(%)
JIS K7136に準拠して全ヘイズを測定した。
(2)引張特性
引張特性として、引張弾性率を、JIS K7113−2に準拠して測定した。
なお、測定は成形の押出方向(MD)と、MDの垂直方向(TD)に対して行った。
(3)高速衝撃強度
ASTM D 3763に準拠した条件で測定した。
(4)ドローダウン特性(加熱保持時間)
シートを用いて、真空圧空成型機により450℃(ヒーター設定温度)で加熱した際のドローダウン特性(加熱保持時間)を(1)式により測定した。
加熱保持時間=加熱時間(最高点)−加熱時間(ドローダウン量:−30mm)・・(1)
具体的には真空圧空成形機((株)浅野研究所社製)を用いて測定を行った。シートをクランプで固定した。次にシ−トを450度で加熱した。その際、シ−トがドロ−ダウンしている様子を赤外線センサーで計測し、その後、クランプ固定面を基準面として鉛直方向下向きに最もドロ−ダウンしている位置までの距離を求め、その時点におけるドローダウン量(基準面をゼロとして、鉛直下向きの方向を負の方向とするので、通常ドローダウン量は負の量で表される)とした。
実際の測定では加熱を始めるとドローダウン量が0からだんだん小さくなるが、一旦ドローダウン量が極小を示し、次いで極大を示し、さらにその後はドローダウン量が大きくなる現象が起こる。
前記極大を示した点を「加熱時間(最高点)」と呼び、ドローダウン量が−30mmに達した時間を「加熱時間(ドローダウン量:−30mm)」と呼び、加熱保持時間を(1)式により求めた。なお、ドローダウン量と加熱時間の関係は図1に示した。
〔実施例1〕
プロピレン単独重合体(B1):87質量%、およびエチレン系重合体(A1):13質量%〔但し、(B1)+(A1)=100質量%とする。〕とをドライブレンドして得た熱可塑性樹脂組成物を用意した後、株式会社伸晃のシート成形機を用いて、樹脂温度260℃で溶融押出してシート状樹脂組成物2aとし、このシート状樹脂組成物2aを、第一冷却ロールと、第二冷却ロール22(設定温度40℃)との間に挟んで冷却し、1.5m/分の速度で、シート厚み0.6mmのシートを得た。
次いで、得られたシートの物性を上記記載の方法で測定した。結果を表1に示す。
〔実施例2〕
実施例1で用いたエチレン系重合体(A1)に替えて、エチレン系重合体(A2)を用いる以外は実施例1と同様に行いシートを得た。得られたシートの評価結果を表1に示す。
〔実施例3〕
実施例1で用いたエチレン系重合体(A1)に替えて、エチレン系重合体(A3)を用いる以外は実施例1と同様に行いシートを得た。得られたシートの評価結果を表1に示す。
〔実施例4〕
実施例1で用いたエチレン系重合体(A1)に替えて、エチレン系重合体(A4)を用いる以外は実施例1と同様に行いシートを得た。得られたシートの評価結果を表1に示す。
〔比較例1〕
実施例1で用いた熱可塑性樹脂組成物に替えて、プロピレン単独重合体(B1)を単独で用いる以外は実施例1と同様に行いシートを得た。得られたシートの評価結果を表1に示す。
〔比較例2〕
実施例1で用いたエチレン系重合体(A1)に替えて、高圧法低密度ポリエチレン(E1)を用いる以外は実施例1と同様に行いシートを得た。得られたシートの評価結果を表1に示す。
〔比較例3〕
実施例1で用いたエチレン系重合体(A1)に替えて、高密度ポリエチレン(E2)を用いる以外は実施例1と同様に行いシートを得た。得られたシートの評価結果を表1に示す。
〔比較例4〕
実施例1で用いたエチレン系重合体(A1)に替えて、エチレン系重合体(E3)を用いる以外は実施例1と同様に行いシートを得た。得られたシートの評価結果を表1に示す。
〔比較例5〕
実施例1で用いたエチレン系重合体(A1)に替えて、エチレン系重合体(E4)を用いる以外は実施例1と同様に行いシートを得た。得られたシートの評価結果を表1に示す。
Figure 2015124362

Claims (6)

  1. 下記要件を満たすエチレン系重合体成分(A)と、下記要件を満たすプロピレン系重合体成分(B)とを含み、且つ、前記エチレン系重合体成分(A)の質量分率〔WA〕が0.05以上0.50以下、前記プロピレン系重合体成分(B)の質量分率〔WB〕が0.50以上0.95以下(WAとWBの合計を1.0とする)である熱可塑性樹脂組成物(C)から得られることを特徴とするシート。
    エチレン系重合体成分(A)
    (i)メルトフローレート〔MFR(190℃)〕:0.3〜5.0g/10分、
    (ii)メルトテンション(MT):1〜13g、
    (iii)密度:903〜930kg/cm3
    (iv)融点:112℃以上。
    プロピレン系重合体成分(B)
    (i)メルトフローレート〔MFR(230℃)〕:0.1〜5.0g/10分、
    (ii)アイソタクチックペンタッド分率が88〜99%。
  2. 前記エチレン系重合体成分(A)が、デカン可溶分が0.7重量%以下であることを特徴とする請求項1に記載のシート。
  3. 前記エチレン系重合体成分(A)が、融点が118℃以上、密度が920〜930kg/cm3、およびMTが7〜13gの範囲であることを特徴とする請求項1に記載のシート。
  4. 前記エチレン系重合体成分(A)が、結晶化温度が112℃以上、およびMTが11〜13gの範囲であることを特徴とする請求項1に記載のシート。
  5. 前記熱可塑性樹脂組成物(C)が、造核剤を含んでいないことを特徴とする請求項1または2に記載のシート。
  6. 前記熱可塑性樹脂組成物(C)が、造核剤を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のシート。
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